JPH0699184A - 回転円板式汚水処理装置 - Google Patents
回転円板式汚水処理装置Info
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- JPH0699184A JPH0699184A JP4252396A JP25239692A JPH0699184A JP H0699184 A JPH0699184 A JP H0699184A JP 4252396 A JP4252396 A JP 4252396A JP 25239692 A JP25239692 A JP 25239692A JP H0699184 A JPH0699184 A JP H0699184A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型の装置で汚水の処理能力を向上させる
ことができ、かつ、組立及び据付の容易な回転円板式汚
水処理装置を提供する。 【構成】 複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸に
取付けられ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に浸
漬して回転するようになされ、仕切板により処理槽内が
複数室に区切られている回転円板式汚水処理装置におい
て、仕切板５、６が回転円板２の外周縁の外方に配設さ
れ、仕切板５、６の上縁７と回転円板２の外周縁との間
には汚水流通用間隙Ｓが設けられている。
ことができ、かつ、組立及び据付の容易な回転円板式汚
水処理装置を提供する。 【構成】 複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸に
取付けられ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に浸
漬して回転するようになされ、仕切板により処理槽内が
複数室に区切られている回転円板式汚水処理装置におい
て、仕切板５、６が回転円板２の外周縁の外方に配設さ
れ、仕切板５、６の上縁７と回転円板２の外周縁との間
には汚水流通用間隙Ｓが設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水の生物学的処理に
使用される回転円板式汚水処理装置に関する。
使用される回転円板式汚水処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】生物学的処理により汚水を処理する回転
円板式汚水処理装置においては、従来、処理効果を上げ
るために複数枚の回転円板を仕切板により複数室に区切
り、各室でそれぞれ汚水処理した後、仕切板に設けられ
た開口部より汚水を順次後室へ送ることにより汚水処理
していた。以下、従来装置を更に詳細に説明する。図５
は従来の回転円板式汚水処理装置を処理槽部分を中央断
面で示す正面図、図６は図５の回転円板式汚水処理装置
のVI−VI線断面図である。この従来の回転円板式汚水処
理装置は、実開昭５６−８７１９４号の明細書及び図面
（第１図）に示されているものであって、図５、図６に
示すように、軸受５０，５０に支持された回転軸５１に
間隔をおいて複数枚の回転円板５２がブロック毎にまと
められて回転円板ブロック５３、５４、５５として取付
けられ、各回転円板ブロック５３、５４、５５が処理槽
５６内の汚水５７中に部分的に浸漬して回転するように
なされていた。５８は回転円板ブロック５３、５４、５
５をブロック毎に区切る仕切板であり、仕切板５８の下
部中央には開口部５９、上部中央には開口部６０が設け
られ、この仕切板５８により処理槽５６内が複数室に区
切られ、開口部５９、６０を通して汚水５７が順次後室
に送られ、汚水５７が複数室で処理されていた。尚、６
１は汚水５７の水面である。
円板式汚水処理装置においては、従来、処理効果を上げ
るために複数枚の回転円板を仕切板により複数室に区切
り、各室でそれぞれ汚水処理した後、仕切板に設けられ
た開口部より汚水を順次後室へ送ることにより汚水処理
していた。以下、従来装置を更に詳細に説明する。図５
は従来の回転円板式汚水処理装置を処理槽部分を中央断
面で示す正面図、図６は図５の回転円板式汚水処理装置
のVI−VI線断面図である。この従来の回転円板式汚水処
理装置は、実開昭５６−８７１９４号の明細書及び図面
（第１図）に示されているものであって、図５、図６に
示すように、軸受５０，５０に支持された回転軸５１に
間隔をおいて複数枚の回転円板５２がブロック毎にまと
められて回転円板ブロック５３、５４、５５として取付
けられ、各回転円板ブロック５３、５４、５５が処理槽
５６内の汚水５７中に部分的に浸漬して回転するように
なされていた。５８は回転円板ブロック５３、５４、５
５をブロック毎に区切る仕切板であり、仕切板５８の下
部中央には開口部５９、上部中央には開口部６０が設け
られ、この仕切板５８により処理槽５６内が複数室に区
切られ、開口部５９、６０を通して汚水５７が順次後室
に送られ、汚水５７が複数室で処理されていた。尚、６
１は汚水５７の水面である。
【０００３】又、上記のような仕切板５８を無くしたも
のとしては、図７に示すように、上記の実開昭５６−８
７１９４号の明細書及び図面（第２図）に示されている
全体に回転円板６４を設けて回転円板６４の下方の処理
槽６５内を汚水６６が流れるようにした一段型回転円板
式汚水処理装置が知られている。
のとしては、図７に示すように、上記の実開昭５６−８
７１９４号の明細書及び図面（第２図）に示されている
全体に回転円板６４を設けて回転円板６４の下方の処理
槽６５内を汚水６６が流れるようにした一段型回転円板
式汚水処理装置が知られている。
【０００４】又、図８に示すように、一端を支持板７１
で支持された複数枚のドーナツ状の回転円板７２、７
２、・・・を１ブロックとし、次室の回転円板ブロック
の支持板７１との間に循環水路７３が形成されるように
間隔をあけて、複数の回転円板ブロックを処理水槽７４
に回転軸７５により回転自在に設け、回転円板７２の内
側から外側に向けて流れる水路と前記循環水路７３とに
より汚水７８を循環処理させる回転円板式水処理装置
が、実開昭５６−８７１９４号明細書及び図面（第３
図）に開示されている。尚、図８において７６は軸５４
を支持する軸受、７７は軸７４を回転させるモータ、７
９は汚水７８の水面である。
で支持された複数枚のドーナツ状の回転円板７２、７
２、・・・を１ブロックとし、次室の回転円板ブロック
の支持板７１との間に循環水路７３が形成されるように
間隔をあけて、複数の回転円板ブロックを処理水槽７４
に回転軸７５により回転自在に設け、回転円板７２の内
側から外側に向けて流れる水路と前記循環水路７３とに
より汚水７８を循環処理させる回転円板式水処理装置
が、実開昭５６−８７１９４号明細書及び図面（第３
図）に開示されている。尚、図８において７６は軸５４
を支持する軸受、７７は軸７４を回転させるモータ、７
９は汚水７８の水面である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の上記のよ
うな仕切板５８を設けた回転円板式汚水処理装置では、
回転円板ブロック５３、５４、５５の間に仕切板５８が
設けられ、回転円板ブロック５３、５４、５５がブロッ
ク毎に分離されているので、仕切板５８が設けられた区
域Ｍには回転円板５２が存在せず、このため汚水５７が
回転円板５２と接触する面積が少なくなり、処理能力を
大きくするためには処理槽５６を大きくしなければなら
なかった。又、部品の数が多く、組立にも手間を要し、
コストアップになるとともに、仕切板の取付精度が要求
されるので、装置の組立、据付が難しいという問題があ
った。
うな仕切板５８を設けた回転円板式汚水処理装置では、
回転円板ブロック５３、５４、５５の間に仕切板５８が
設けられ、回転円板ブロック５３、５４、５５がブロッ
ク毎に分離されているので、仕切板５８が設けられた区
域Ｍには回転円板５２が存在せず、このため汚水５７が
回転円板５２と接触する面積が少なくなり、処理能力を
大きくするためには処理槽５６を大きくしなければなら
なかった。又、部品の数が多く、組立にも手間を要し、
コストアップになるとともに、仕切板の取付精度が要求
されるので、装置の組立、据付が難しいという問題があ
った。
【０００６】又、仕切板のない一段回転円板式水処理装
置においては、仕切板で堰止められないので、汚水６６
が回転円板６４の外周と処理槽６５間の隙間を流れ、汚
水６６が回転円板６４により処理されないまま処理槽６
５の下部６６内を流れてしまう恐れがあった。
置においては、仕切板で堰止められないので、汚水６６
が回転円板６４の外周と処理槽６５間の隙間を流れ、汚
水６６が回転円板６４により処理されないまま処理槽６
５の下部６６内を流れてしまう恐れがあった。
【０００７】又、図８に示す回転円板式水処理装置で
は、汚水７８が循環水路７３に流れずに支持板７１と処
理水槽７４間の隙間から流れ、汚水７８が前段の回転円
板７２で処理されないまま次段に流れるという恐れがあ
った。又、回転円板７２と次段の支持板７１との間に循
環水路７３を形成するために回転円板７２の存在しない
区域Ｎが処理水槽７４に形成されるため、前記した仕切
板５８を設けた回転円板汚水処理装置と同様に、汚水７
８が回転円板７２と接触する面積が少なくなり、処理能
力を大きくするためには処理槽７４を大きくしなければ
ならなかった。
は、汚水７８が循環水路７３に流れずに支持板７１と処
理水槽７４間の隙間から流れ、汚水７８が前段の回転円
板７２で処理されないまま次段に流れるという恐れがあ
った。又、回転円板７２と次段の支持板７１との間に循
環水路７３を形成するために回転円板７２の存在しない
区域Ｎが処理水槽７４に形成されるため、前記した仕切
板５８を設けた回転円板汚水処理装置と同様に、汚水７
８が回転円板７２と接触する面積が少なくなり、処理能
力を大きくするためには処理槽７４を大きくしなければ
ならなかった。
【０００８】本発明の回転円板汚水処理装置は、上記欠
点に鑑みなされたもので、上記問題点を解消し、小型の
装置で汚水の処理能力を向上させることができ、かつ、
組立及び据付の容易な回転円板式汚水処理装置を提供す
ることを目的とする。
点に鑑みなされたもので、上記問題点を解消し、小型の
装置で汚水の処理能力を向上させることができ、かつ、
組立及び据付の容易な回転円板式汚水処理装置を提供す
ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の回転円板式汚水
処理装置は、複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸に
取付けられ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に浸
漬して回転するようになされ、仕切板により処理槽内が
複数室に区切られている回転円板式汚水処理装置におい
て、仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕切
板の上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間隙
が設けられていることを特徴とするものである。
処理装置は、複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸に
取付けられ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に浸
漬して回転するようになされ、仕切板により処理槽内が
複数室に区切られている回転円板式汚水処理装置におい
て、仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕切
板の上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間隙
が設けられていることを特徴とするものである。
【００１０】本発明の回転円板式汚水処理装置におい
て、仕切板を回転軸に平行な方向に移動可能なように構
成すれば、汚水に適合した容積割合に汚水槽を分割し、
汚水をより適切に処理できるので望ましい。
て、仕切板を回転軸に平行な方向に移動可能なように構
成すれば、汚水に適合した容積割合に汚水槽を分割し、
汚水をより適切に処理できるので望ましい。
【００１１】
【作用】本発明の回転円板式汚水処理装置においては、
仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕切板の
上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間隙が設
けられているので、回転円板の存在しない部分を設ける
ことなく、処理槽が複数室に区切られる。又、仕切板に
より各室毎に汚水が堰止められるので、汚水が処理され
ないで次室に流れることがなくなり、処理された汚水は
仕切板の上縁と回転円板の外周縁との間に設けられた汚
水流通用間隙を通して順次後室に送られる。これにより
回転円板が処理槽全体にわたり存在した状態で、汚水が
複数室で処理され、処理槽の有効利用が図られる。
仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕切板の
上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間隙が設
けられているので、回転円板の存在しない部分を設ける
ことなく、処理槽が複数室に区切られる。又、仕切板に
より各室毎に汚水が堰止められるので、汚水が処理され
ないで次室に流れることがなくなり、処理された汚水は
仕切板の上縁と回転円板の外周縁との間に設けられた汚
水流通用間隙を通して順次後室に送られる。これにより
回転円板が処理槽全体にわたり存在した状態で、汚水が
複数室で処理され、処理槽の有効利用が図られる。
【００１２】又、仕切板を回転円板と回転円板との間で
なく、汚水流通用間隙をおいて回転円板の外周縁の外方
に配設するので、仕切板と回転円板とをそれぞれ別個に
取付けることができ、仕切板と回転円板との相互関係を
あまり考慮する必要がない。従って従来のような取付精
度を必要とせず、組立、据付が容易に行える。
なく、汚水流通用間隙をおいて回転円板の外周縁の外方
に配設するので、仕切板と回転円板とをそれぞれ別個に
取付けることができ、仕切板と回転円板との相互関係を
あまり考慮する必要がない。従って従来のような取付精
度を必要とせず、組立、据付が容易に行える。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の回転円板汚水処理装置の実施
例を図面を参照して説明する。図１は本発明の回転円板
汚水処理装置の一例を処理槽部分を中央断面で示す正面
図であり、図２は図１の回転円板汚水処理装置のII−II
線断面図である。１は複数個の回転円板２、２、・・・
が間隔をおいて取付けられて構成された回転円板ブロッ
クであり、回転円板ブロック１は軸受３に支持された回
転軸４に取付けられ、回転軸４と一体に回転される。
５、６は処理槽８内において回転軸４の下側、回転円板
２の外周縁の外方に配設された仕切板である。仕切板
５、６の上縁７は、回転円板２の外周縁形状に合わせて
半円形状とされている。Ｄは回転円板２の直径であり、
Ｓは回転円板２の外周縁と仕切板５、６との間に設けら
れた汚水流通用間隙である。回転円板２の直径Ｄは３６
５７ｍｍであり、汚水流通用間隙Ｓは７２ｍｍとされて
いる。この汚水流通用間隙Ｓは５０ｍｍ以上であれば現
場施工上特に問題になるようなことはない。尚、９は処
理槽８内の汚水、１０は汚水９の水面を示している。１
２，１３，１４はそれぞれ仕切板５，６により区切られ
た処理槽８の第１段処理室、第２段処理室、第３段処理
室である。
例を図面を参照して説明する。図１は本発明の回転円板
汚水処理装置の一例を処理槽部分を中央断面で示す正面
図であり、図２は図１の回転円板汚水処理装置のII−II
線断面図である。１は複数個の回転円板２、２、・・・
が間隔をおいて取付けられて構成された回転円板ブロッ
クであり、回転円板ブロック１は軸受３に支持された回
転軸４に取付けられ、回転軸４と一体に回転される。
５、６は処理槽８内において回転軸４の下側、回転円板
２の外周縁の外方に配設された仕切板である。仕切板
５、６の上縁７は、回転円板２の外周縁形状に合わせて
半円形状とされている。Ｄは回転円板２の直径であり、
Ｓは回転円板２の外周縁と仕切板５、６との間に設けら
れた汚水流通用間隙である。回転円板２の直径Ｄは３６
５７ｍｍであり、汚水流通用間隙Ｓは７２ｍｍとされて
いる。この汚水流通用間隙Ｓは５０ｍｍ以上であれば現
場施工上特に問題になるようなことはない。尚、９は処
理槽８内の汚水、１０は汚水９の水面を示している。１
２，１３，１４はそれぞれ仕切板５，６により区切られ
た処理槽８の第１段処理室、第２段処理室、第３段処理
室である。
【００１４】汚水９は矢印Ｅ方向から第１段処理室１２
内に注入され、第１段処理室１２で処理された後、回転
円板ブロック１の外周縁と仕切板５の上縁７との間に形
成された間隙Ｓから次室の第２段処理室１３へと送られ
て処理され、さらに回転円板ブロック１の外周縁と仕切
板６の上縁７との間に形成された間隙Ｓから次室の第３
段処理室１４へと送られ処理された後、第３段処理室１
４から矢印Ｆ方向に排出される。
内に注入され、第１段処理室１２で処理された後、回転
円板ブロック１の外周縁と仕切板５の上縁７との間に形
成された間隙Ｓから次室の第２段処理室１３へと送られ
て処理され、さらに回転円板ブロック１の外周縁と仕切
板６の上縁７との間に形成された間隙Ｓから次室の第３
段処理室１４へと送られ処理された後、第３段処理室１
４から矢印Ｆ方向に排出される。
【００１５】図３は本発明の回転円板式汚水処理装置の
他の例を処理槽部分を中央断面で示す正面図であり、仕
切板が処理槽内において軸と平行方向に移動可能とされ
た処理装置を示すものである。図４は図３に示す回転円
板式汚水処理装置のIV−IV線断面図である。２１は複数
個の回転円板２２、２２、・・・が間隔をおいて取付け
られて構成された回転円板ブロックであり、回転円板ブ
ロック２１は軸受２３に支持された回転軸２４に取付け
られ、回転軸２４と一体に回転される。２６、２７は処
理槽２５内において回転軸２４の下側、回転円板２２の
外周縁の外方に配設された仕切板である。仕切板２６、
２７の上縁２８は、回転円板２２の外周縁形状に合わせ
て半円形状とされている。回転円板２２の直径Ｄは３６
５７ｍｍで、回転円板２２の外周縁と仕切板２６、２７
間の汚水流通用間隙Ｓは、図１の例の場合と同様に７２
ｍｍとされている。２９，３０，３１はそれぞれ仕切板
２６、２７により区切られた処理槽２５のの第１段処理
室、第２段処理室、第３段処理室である。
他の例を処理槽部分を中央断面で示す正面図であり、仕
切板が処理槽内において軸と平行方向に移動可能とされ
た処理装置を示すものである。図４は図３に示す回転円
板式汚水処理装置のIV−IV線断面図である。２１は複数
個の回転円板２２、２２、・・・が間隔をおいて取付け
られて構成された回転円板ブロックであり、回転円板ブ
ロック２１は軸受２３に支持された回転軸２４に取付け
られ、回転軸２４と一体に回転される。２６、２７は処
理槽２５内において回転軸２４の下側、回転円板２２の
外周縁の外方に配設された仕切板である。仕切板２６、
２７の上縁２８は、回転円板２２の外周縁形状に合わせ
て半円形状とされている。回転円板２２の直径Ｄは３６
５７ｍｍで、回転円板２２の外周縁と仕切板２６、２７
間の汚水流通用間隙Ｓは、図１の例の場合と同様に７２
ｍｍとされている。２９，３０，３１はそれぞれ仕切板
２６、２７により区切られた処理槽２５のの第１段処理
室、第２段処理室、第３段処理室である。
【００１６】３２、３２’はネジ棒であり、仕切板２
６、２７にはそれぞれネジ棒３２、３２’が螺嵌される
ネジ孔３３、３３’が設けられている。又、ネジ棒３
２、３２’の両端は処理槽２５に取着されたブラケット
３４、３４にそれぞれ支持されるとともに軸方向に移動
しないようになされている。３５、３６、３７、３８は
スプロケット、３９、４０、４１、４２はそれぞれスプ
ロケット間をつなぐチェイン、４３、４４はハンドルで
ある。ハンドル４３を回転させることにより、チェイン
３９、４０、４１、４２を介してネジ棒３２が回転さ
れ、このネジ棒３２の回転により仕切板２７が回転軸２
４と平行な矢印Ｘ方向に処理槽２５内を移動する。又、
ハンドル４４を回転させることにより、チェイン３９、
４０、４１、４２を介してネジ棒３２’が回転され、こ
のネジ棒３２’の回転により仕切板２６が回転軸２４と
平行な矢印Ｙ方向に処理槽２５内を移動する。この仕切
板２６、２７の移動により、第１段処理室２９、第２段
処理室３０、第３段処理室３１の処理容積を任意に変更
することができる。このように仕切板２６、２７を移動
可能に構成しておけば、汚水に適合した容積割合に汚水
槽内を分割することができるので、汚水をより適切に処
理することができる。
６、２７にはそれぞれネジ棒３２、３２’が螺嵌される
ネジ孔３３、３３’が設けられている。又、ネジ棒３
２、３２’の両端は処理槽２５に取着されたブラケット
３４、３４にそれぞれ支持されるとともに軸方向に移動
しないようになされている。３５、３６、３７、３８は
スプロケット、３９、４０、４１、４２はそれぞれスプ
ロケット間をつなぐチェイン、４３、４４はハンドルで
ある。ハンドル４３を回転させることにより、チェイン
３９、４０、４１、４２を介してネジ棒３２が回転さ
れ、このネジ棒３２の回転により仕切板２７が回転軸２
４と平行な矢印Ｘ方向に処理槽２５内を移動する。又、
ハンドル４４を回転させることにより、チェイン３９、
４０、４１、４２を介してネジ棒３２’が回転され、こ
のネジ棒３２’の回転により仕切板２６が回転軸２４と
平行な矢印Ｙ方向に処理槽２５内を移動する。この仕切
板２６、２７の移動により、第１段処理室２９、第２段
処理室３０、第３段処理室３１の処理容積を任意に変更
することができる。このように仕切板２６、２７を移動
可能に構成しておけば、汚水に適合した容積割合に汚水
槽内を分割することができるので、汚水をより適切に処
理することができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明の回転円板式汚水処理装置におい
ては、仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕
切板の上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間
隙が設けられているので、従来の回転円板式汚水処理装
置のように、仕切板を設けるための回転円板の無い区域
が存在せず、回転円板を処理槽の全体にわたり存在させ
た状態で処理槽内を複数室に区切り汚水処理を行うこと
ができる。又、仕切板により各室毎に汚水が堰止められ
るので、汚水が処理されないで次室に流れることはなく
なる。これにより処理槽全体が有効に使え、小型の装置
で大きな処理能力を得ることができ、汚水の処理能力を
向上させることができる。
ては、仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕
切板の上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間
隙が設けられているので、従来の回転円板式汚水処理装
置のように、仕切板を設けるための回転円板の無い区域
が存在せず、回転円板を処理槽の全体にわたり存在させ
た状態で処理槽内を複数室に区切り汚水処理を行うこと
ができる。又、仕切板により各室毎に汚水が堰止められ
るので、汚水が処理されないで次室に流れることはなく
なる。これにより処理槽全体が有効に使え、小型の装置
で大きな処理能力を得ることができ、汚水の処理能力を
向上させることができる。
【００１８】又、従来の処理装置のように、ブロック毎
に分割された回転円板ブロックの間に仕切板を取付ける
必要がないので、取付精度の必要がなくなり、装置の組
立、据付を容易に行うことができる。
に分割された回転円板ブロックの間に仕切板を取付ける
必要がないので、取付精度の必要がなくなり、装置の組
立、据付を容易に行うことができる。
【００１９】又、仕切板が回転円板の外周縁の外方に配
設されているので、仕切板を回転円板に関係なく回転軸
と平行な方向に移動可能とすることができる。仕切板を
移動可能とすれば、複数室の各室の処理容積を汚水の状
態に応じて任意に変更することができ、汚水をより適切
に処理することができる。
設されているので、仕切板を回転円板に関係なく回転軸
と平行な方向に移動可能とすることができる。仕切板を
移動可能とすれば、複数室の各室の処理容積を汚水の状
態に応じて任意に変更することができ、汚水をより適切
に処理することができる。
【００２０】
【図１】本発明の回転円板式汚水処理装置の一例を処理
槽部分を中央断面で示す正面図である。
槽部分を中央断面で示す正面図である。
【図２】図１に示す回転円板式汚水処理装置のII−II線
断面図である。
断面図である。
【図３】本発明の回転円板式汚水処理装置の他の例を処
理槽部分を中央断面で示す正面図である。
理槽部分を中央断面で示す正面図である。
【図４】図３に示す回転円板式汚水処理装置のIV−IV線
断面図である。
断面図である。
【図５】従来の回転円板式汚水処理装置を処理槽部分を
中央断面で示す正面図である。
中央断面で示す正面図である。
【図６】図５に示す回転円板式汚水処理装置のVI−VI線
断面図である。
断面図である。
【図７】従来の回転円板式汚水処理装置の他の例を示す
正面図である。
正面図である。
【図８】従来の回転円板式汚水処理装置の他の例を示す
正面図である。
正面図である。
１、２１ 回転円板ブロック ２、２２ 回転円板 ５，６、２６、２７ 仕切板 ８、２８ 処理槽 ３２、３２’ネジ棒 ３３、３３’ネジ孔 ３４ ブラケット ３５、３６、３７、３８ スプロケット ３９、４０、４１、４２ チェイン ４３、４４ ハンドル Ｓ 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷澤 護 東京都保谷市新町１−３−７
Claims (1)
- 【請求項１】 複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸
に取付けられ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に
浸漬して回転するようになされ、仕切板により処理槽内
が複数室に区切られている回転円板式汚水処理装置にお
いて、仕切板が回転円板の外周縁の外方に配設され、仕
切板の上縁と回転円板の外周縁との間には汚水流通用間
隙が設けられていることを特徴とする回転円板式汚水処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25239692A JP3183727B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 回転円板式汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25239692A JP3183727B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 回転円板式汚水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699184A true JPH0699184A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3183727B2 JP3183727B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=17236751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25239692A Expired - Lifetime JP3183727B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 回転円板式汚水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3183727B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001066473A1 (fr) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Sekisui Environment Co., Ltd. | Dispositif de traitement des eaux usees du type a disques rotatifs |
| CN108163974A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-06-15 | 王俊峰 | 一种具有除絮功能的曝气装置 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP25239692A patent/JP3183727B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001066473A1 (fr) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Sekisui Environment Co., Ltd. | Dispositif de traitement des eaux usees du type a disques rotatifs |
| US6783669B1 (en) | 2000-03-10 | 2004-08-31 | Sekisui Aqua Systems Co., Ltd. | Rotating disk type sewage treatment device |
| CN108163974A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-06-15 | 王俊峰 | 一种具有除絮功能的曝气装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3183727B2 (ja) | 2001-07-09 |
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