JPH0698920A - 鍼灸精密測定器 - Google Patents
鍼灸精密測定器Info
- Publication number
- JPH0698920A JPH0698920A JP27819092A JP27819092A JPH0698920A JP H0698920 A JPH0698920 A JP H0698920A JP 27819092 A JP27819092 A JP 27819092A JP 27819092 A JP27819092 A JP 27819092A JP H0698920 A JPH0698920 A JP H0698920A
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- JP
- Japan
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- signal
- pass filter
- acupuncture
- needle
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 刺針により発生する筋電位と界面電位及び人
体組織の抵抗の変化を測定し、針感を定量化することの
できる鍼灸用精密測定器を提供する。 【構成】 人体に基準電極を貼付し、高周波交流を供給
し、人体に刺し込まれた刺針からの信号から、適切なフ
ィルタを用いて、界面電位信号、筋電位及び人体組織の
インピーダンスを求める。
体組織の抵抗の変化を測定し、針感を定量化することの
できる鍼灸用精密測定器を提供する。 【構成】 人体に基準電極を貼付し、高周波交流を供給
し、人体に刺し込まれた刺針からの信号から、適切なフ
ィルタを用いて、界面電位信号、筋電位及び人体組織の
インピーダンスを求める。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鍼灸時に於ける刺針の刺
激の強弱、即ち針感を測定するための測定器に関し、特
に針感を測定することにより良好な鍼灸効果を促す鍼灸
精密測定器に関する。
激の強弱、即ち針感を測定するための測定器に関し、特
に針感を測定することにより良好な鍼灸効果を促す鍼灸
精密測定器に関する。
【０００２】
【従来の技術】鍼灸の臨床報告によれば、疾病の治癒と
刺針の針感（刺激の強弱）とは密接な関係があるものと
されている。しかし、従来の鍼灸治療では針感を測定す
るための測定装置が存在しなかった。そこで、医師の経
験と判断によって治療を行ってきたが、客観的な要素が
欠けたり、確実性が不十分であるといった問題があっ
た。
刺針の針感（刺激の強弱）とは密接な関係があるものと
されている。しかし、従来の鍼灸治療では針感を測定す
るための測定装置が存在しなかった。そこで、医師の経
験と判断によって治療を行ってきたが、客観的な要素が
欠けたり、確実性が不十分であるといった問題があっ
た。
【０００３】また、人体の筋組織や神経の反応と感覚は
人によって異なるため、鍼灸治療の効果も患者の個体差
により或る程度異なることは避けられなかった。
人によって異なるため、鍼灸治療の効果も患者の個体差
により或る程度異なることは避けられなかった。
【０００４】鍼灸治療の際、刺針後発生する刺激の強弱
即ち針感に応じて、針の金属面を流れる界面電位の変化
と、刺激により発生する筋活動電位（筋電位）変化と、
針刺激による組織の抵抗インピーダンスの変化が発生す
ると考えられるが、従来はそのような極く微弱な電位を
測定することが極めて困難とされていた。
即ち針感に応じて、針の金属面を流れる界面電位の変化
と、刺激により発生する筋活動電位（筋電位）変化と、
針刺激による組織の抵抗インピーダンスの変化が発生す
ると考えられるが、従来はそのような極く微弱な電位を
測定することが極めて困難とされていた。
【０００５】然るに、発明者の知見によれば、経穴内の
血管と神経の分布は、非経穴の部位に比べて多いため、
針を刺し入れた後、針の先端の電極で鍼灸針の金属面を
溶液が流れて発生する界面電位と経穴内で発生する筋電
位及び筋組織周囲の抵抗インピーダンスが変化する。こ
れらの電位の変化は敏感に筋肉組織や針先の活動状況を
反映し、更にこの電位の変化を基にして鍼灸針刺し入れ
後の刺激の強度、頻度、持続時間及び深浅程度を判断す
ることができる。
血管と神経の分布は、非経穴の部位に比べて多いため、
針を刺し入れた後、針の先端の電極で鍼灸針の金属面を
溶液が流れて発生する界面電位と経穴内で発生する筋電
位及び筋組織周囲の抵抗インピーダンスが変化する。こ
れらの電位の変化は敏感に筋肉組織や針先の活動状況を
反映し、更にこの電位の変化を基にして鍼灸針刺し入れ
後の刺激の強度、頻度、持続時間及び深浅程度を判断す
ることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、刺針により発生す
る筋電位と界面電位及び抵抗の変化を測定し、針感を定
量化することのできる鍼灸用精密測定器を提供すること
にある。
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、刺針により発生す
る筋電位と界面電位及び抵抗の変化を測定し、針感を定
量化することのできる鍼灸用精密測定器を提供すること
にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような目的は本発明
によれば、人体に貼付されるべき基準電極に対して高周
波交流を供給するための交流発振器と、人体に刺し込ま
れるべき刺針からの信号を入力するための手段と、前記
入力手段により得られた信号から、低域通過フィルタを
用いて界面電位信号を得るための手段と、前記入力手段
により得られた信号から、帯域通過フィルタを用いて筋
電位を得るための手段と、前記入力手段により得られた
信号から、前記高周波交流を通過可能な高域通過フィル
タを用いて得た信号の振幅を、前記交流発振器の出力振
幅と比較することにより、人体組織のインピーダンスを
求める手段とを有することを特徴とする鍼灸精密測定器
を提供することにより達成される。
によれば、人体に貼付されるべき基準電極に対して高周
波交流を供給するための交流発振器と、人体に刺し込ま
れるべき刺針からの信号を入力するための手段と、前記
入力手段により得られた信号から、低域通過フィルタを
用いて界面電位信号を得るための手段と、前記入力手段
により得られた信号から、帯域通過フィルタを用いて筋
電位を得るための手段と、前記入力手段により得られた
信号から、前記高周波交流を通過可能な高域通過フィル
タを用いて得た信号の振幅を、前記交流発振器の出力振
幅と比較することにより、人体組織のインピーダンスを
求める手段とを有することを特徴とする鍼灸精密測定器
を提供することにより達成される。
【０００８】
【作用】このようにして、鍼灸治療に於ける刺針により
発生する筋活動電位、界面電位及び人体組織の抵抗（イ
ンピーダンス）の変化を測定することにより良好な鍼灸
効果をもたらすことができる。
発生する筋活動電位、界面電位及び人体組織の抵抗（イ
ンピーダンス）の変化を測定することにより良好な鍼灸
効果をもたらすことができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【００１０】図１に示されるように、本発明に基づく測
定器は、界面電位信号Ａ、筋電位信号Ｂ及びインピーダ
ンス信号Ｃの３種の信号を出力することができる。交流
発振器１０により発生した２０ＫＨｚの信号は、治療す
るべき人体の部位即ち径穴の近傍に貼付された基準電極
１１を介して、同部位に供給する。同部位に刺し入れら
れた、先端部の１mmを残して絶縁された鍼灸針２０から
得られた微弱な電流信号は、電流電圧変換器３０により
増幅され、高域通過フィルタ４０、帯域通過フィルタ５
０及び低域通過フィルタ６０により３つの信号に分解さ
れる。
定器は、界面電位信号Ａ、筋電位信号Ｂ及びインピーダ
ンス信号Ｃの３種の信号を出力することができる。交流
発振器１０により発生した２０ＫＨｚの信号は、治療す
るべき人体の部位即ち径穴の近傍に貼付された基準電極
１１を介して、同部位に供給する。同部位に刺し入れら
れた、先端部の１mmを残して絶縁された鍼灸針２０から
得られた微弱な電流信号は、電流電圧変換器３０により
増幅され、高域通過フィルタ４０、帯域通過フィルタ５
０及び低域通過フィルタ６０により３つの信号に分解さ
れる。
【００１１】低域通過フィルタ６０の出力は、積分型増
幅器６１により増幅され、界面電位（ｚｅｔａ ｐｏｔ
ｅｎｔｉａｌ）信号Ａを与える。１００Ｈｚ前後の信号
を取り出すことのできる帯域通過フィルタ５０の出力
は、そのまま全波整流器５１により整流され、積分型出
力増幅器５０により増幅され、筋電位（ＥＭＧ）Ｂを与
える。２０ｋＨｚ以下の信号を除去する高域通過フィル
タ４０の出力は、全波整流器４１により整流され、その
出力は、交流発振器１０の出力を整流する全波整流器１
２の出力と、積分型出力増幅器７０により比較され、そ
の差がインピーダンス信号Ｃを与える。このようにして
得られた３種の信号は、さらに適宜分析機器或いはコン
ピュータなどの分析装置に供給され、それにより図２に
示されるようなパワースペクトルが得られる。
幅器６１により増幅され、界面電位（ｚｅｔａ ｐｏｔ
ｅｎｔｉａｌ）信号Ａを与える。１００Ｈｚ前後の信号
を取り出すことのできる帯域通過フィルタ５０の出力
は、そのまま全波整流器５１により整流され、積分型出
力増幅器５０により増幅され、筋電位（ＥＭＧ）Ｂを与
える。２０ｋＨｚ以下の信号を除去する高域通過フィル
タ４０の出力は、全波整流器４１により整流され、その
出力は、交流発振器１０の出力を整流する全波整流器１
２の出力と、積分型出力増幅器７０により比較され、そ
の差がインピーダンス信号Ｃを与える。このようにして
得られた３種の信号は、さらに適宜分析機器或いはコン
ピュータなどの分析装置に供給され、それにより図２に
示されるようなパワースペクトルが得られる。
【００１２】図３は、このような回路構成の具体例を示
す回路図である。
す回路図である。
【００１３】図２のうち、破線は、各通過フィルタの周
波数特性を示すもので、刺針後の針感即ち刺激の強弱
は、界面電位Ａ、筋活動電位Ｂ及びインピーダンス信号
Ｃの変化と正比例することから、このパワースペクトル
により各部位の変化を測定し、客観的に刺針の刺激即ち
針感の強弱を定量化することができる。
波数特性を示すもので、刺針後の針感即ち刺激の強弱
は、界面電位Ａ、筋活動電位Ｂ及びインピーダンス信号
Ｃの変化と正比例することから、このパワースペクトル
により各部位の変化を測定し、客観的に刺針の刺激即ち
針感の強弱を定量化することができる。
【００１４】界面電位Ａは鍼灸の刺針の深浅程度を反映
するものであるので、刺針の深浅による針感の変化を測
定することにより鍼灸効果を一層高めることができる。
また、刺針後に鍼灸針を上下或いは左右に移動したとき
に、刺針刺激の強度、頻度及び持続時間などを、界面電
位Ａの変化により客観的に判断することができる。ま
た、筋電位Ｂの変化データにより、筋肉内の活動状況の
変化を測定することができる。またインピーダンスＣの
変化を測定することにより簡単に針感の強弱を判断する
ことができる。
するものであるので、刺針の深浅による針感の変化を測
定することにより鍼灸効果を一層高めることができる。
また、刺針後に鍼灸針を上下或いは左右に移動したとき
に、刺針刺激の強度、頻度及び持続時間などを、界面電
位Ａの変化により客観的に判断することができる。ま
た、筋電位Ｂの変化データにより、筋肉内の活動状況の
変化を測定することができる。またインピーダンスＣの
変化を測定することにより簡単に針感の強弱を判断する
ことができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明の測定器により、鍼灸治療に於け
る針感を客観的に測定することができる。それによっ
て、針感を定量化することができ、治療効果を高める補
助装置として鍼灸治療に大きく寄与することができる。
る針感を客観的に測定することができる。それによっ
て、針感を定量化することができ、治療効果を高める補
助装置として鍼灸治療に大きく寄与することができる。
【図１】本発明に基づく測定器のブロック図である。
【図２】図１の構成により得られた信号のパワースペク
トルを表すグラフである。
トルを表すグラフである。
【図３】図１に示された測定器の具体的な回路例を示す
回路図である。
回路図である。
１１ 基準電極 ２０ 鍼灸針 ３０ 電流電圧変換器 ４０ 高域通過フィルタ ４１ 全波整流器 ５０ 帯域通過フィルタ ５１ 全波整流器 ６０ 低域通過フィルタ ６１ 増幅器 ７０ 積分型出力増幅器
Claims (1)
- 【請求項１】 人体に貼付されるべき基準電極に対し
て高周波交流を供給するための交流発振器と、 人体に刺し込まれるべき刺針からの信号を入力するため
の手段と、 前記入力手段により得られた信号から、低域通過フィル
タを用いて界面電位信号を得るための手段と、 前記入力手段により得られた信号から、帯域通過フィル
タを用いて筋電位を得るための手段と、 前記入力手段により得られた信号から、前記高周波交流
を通過可能な高域通過フィルタを用いて得た信号の振幅
を、前記交流発振器の出力振幅と比較することにより、
人体組織のインピーダンスを求める手段とを有すること
を特徴とする鍼灸精密測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27819092A JPH0698920A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 鍼灸精密測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27819092A JPH0698920A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 鍼灸精密測定器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0698920A true JPH0698920A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17593850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27819092A Pending JPH0698920A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 鍼灸精密測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698920A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005507714A (ja) * | 2001-10-26 | 2005-03-24 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | インピーダンス・センサ |
| CN102274121A (zh) * | 2011-06-16 | 2011-12-14 | 西安交通大学 | 一种用于测量头皮针飞针直刺手法力学参数的微型传感针 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP27819092A patent/JPH0698920A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005507714A (ja) * | 2001-10-26 | 2005-03-24 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | インピーダンス・センサ |
| CN102274121A (zh) * | 2011-06-16 | 2011-12-14 | 西安交通大学 | 一种用于测量头皮针飞针直刺手法力学参数的微型传感针 |
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