JPH0697585B2 - 照光式カバーシート及びその製造方法 - Google Patents

照光式カバーシート及びその製造方法

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JPH0697585B2
JPH0697585B2 JP30805992A JP30805992A JPH0697585B2 JP H0697585 B2 JPH0697585 B2 JP H0697585B2 JP 30805992 A JP30805992 A JP 30805992A JP 30805992 A JP30805992 A JP 30805992A JP H0697585 B2 JPH0697585 B2 JP H0697585B2
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sheet
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JP30805992A
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Inventor
芳朗 舟越
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株式会社舟越製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照光式カバーシートに関
し、更に詳しくはコスト高なレーザートリミング法を使
用しない簡便な方法で形成される照光式カバーシート及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電気・電子機器等のキーボー
ド部に、ゴム製のカバーシートを用いることが提案され
たが、近年、このカバーシートは外装に優れ、又、多数
のキー対応部が一体成形されることから、各種電気・電
子機器等に幅広く使用される様になっている。これらの
カバーシート部材は、該カバーシートを通してキーが確
実に押されたことを確認する為、又、暗い場所でも容易
に操作可能である様に、その一部に文字や記号に対応し
た透光部を設けて、その背面の光源からの照明光によっ
て文字や記号等を認識することが出来る様にした照光式
カバーシートが各種提案及び使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】上記従来の照光
式カバーシートは、キー部を含む全面に、例えば、黒色
の遮光層を印刷や積層により形成し、この遮光層にレー
ザー光を照射して、黒色部を消滅させ、所望の文字や記
号等を形成している。しかしながら、この様なレーザー
光を用いる所謂レーザートリミング方法では、装置自体
が高価である外に、レーザー光のエネルギーのばらつ
き、遮光層の厚みのバラツキ等の点で奇麗なトリミング
が出来ず、一部黒色部が残ったり、逆に透光部にも損傷
を与える等の問題があり、製造条件の管理が煩雑で且つ
良品率が低いと云う問題がある。従って本発明の目的
は、レーザートリミング方法を使用することなく、良品
率の高い照光式カバーシートを提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、電気・電子機器
等のキーボードの照光式ゴム製カバーシートであって、
該シートは遮光性であり、シート面には上記キーボード
のキーに対応する数の壁付開孔が形成され、該開孔には
透光性材料が充填され、その上面が前記壁部と略同一の
高さあり、透光性材料の下面には、キーを押す凸部が設
けられており、上記開孔内の透光性材料の表面には透光
性ベタ印刷層と遮光性インキによる抜き文字印刷層が順
次積層されていることを特徴とする照光式カバーシート
及びその製造方法である。
【0005】
【作用】照光式カバーシートの文字や記号等を抜き印刷
により形成することで、レーザートリミングは不要であ
る。又、印刷方式で文字や記号等が形成されるので不良
品の発生する可能性は殆どない。又、カバーシートの文
字や記号等の表示部以外のいずれの面にも任意の着色印
刷が可能であり、カラフルなカバーシートとすることが
出来、更にキートップ部にRを付与しても良好な文字や
記号が自在に形成される。
【0006】
【実施例】次に好ましい実施例を挙げて本発明を更に詳
細に説明する。本発明の照光式カバーシートの一実施例
は、図1及び図2に示す様に、電気・電子機器等のキー
ボードを被覆する照光式ゴム製カバーシートである。上
記実施例の照光式カバーシートを構成するゴムシート1
は遮光性である。この遮光性シート1は、例えば、黒色
等に予め着色されたゴムシートであってもよいし、ゴム
シートの面を、例えば、黒色に着色塗装したものであっ
てもよい。上記遮光性シート1の面には不図示のキーボ
ードのキーに対応する数の壁付開孔2(図2a参照)が
形成されている。
【0007】この様な遮光性ゴムシートは、図2に示す
様に、電気・電子機器等のキーボードの形状と相似形の
上型11と、該上型11に対向する下型(不図示)との
間に遮光性ゴムシート1を載置して該ゴムシートをプレ
ス成形することによって、電気・電子機器のキーボード
の形状に対応した形状で得られる。この際孔部2の上方
は開孔する様に成形される。又、この遮光性ゴムシート
1は、照光式カバーシートの製造に一般的に使用されて
いるシリコーンゴムが好ましいが、十分な弾力性と強度
を有する限り他のゴム材料であってもよいし、又、遮光
性は黒色着色に限定されず、証明光を有効に遮断できる
限り、他の方法、例えば、ゴムシートの少なくとも一方
の面に金属蒸着等による反射層等であってもい。
【0008】上記シートの開孔2には透光性材料3が充
填される。この透光性材料3の充填は、図2aに示す様
に、前工程でキーボードに対応した形状に成形された遮
光性ゴムシート1を上型11に嵌込み、下型12との間
に透光性材料のシート3を載置し、上型11と下型12
の間でプレス成形して行う。この工程により図1bに示
す様に、充填された透光性材料3の上面が前記ゴムシー
ト1の壁部4と略同一の高さとなる。この際、上型11
の形状を変えることにより、透光性材料3の上面にR等
の他の形状を付与することも出来る。ここで使用する透
光性材料3は、照光式カバーシート1の製造に一般的に
使用されている透明乃至乳白色のシリコーンゴムが好ま
しいが、十分な弾力性と強度と透光性を有する限り他の
ゴム材料であってもよいし、又、乳白色ではなく透光性
に着色された材料であってもよい。上記透光性材料3の
充填に際しては、図1bに示す様に透光性材料3の下面
には、不図示のキーボードのキーを押す凸部5を同時に
成形する。
【0009】上記開孔2内の透光性材料3の表面には、
先ず透光性ベタ印刷層6を設ける。この透光性ベタ印刷
層6は、無着色でもよいが、透光性を失わない程度に顔
料や染料で白色或は他の色相に着色されたインキを用い
てシルクスクリーン印刷で形成することが好ましいが、
他の印刷又は塗布方法であってもかまわない。該透光性
ベタ印刷層6の厚みは約10〜50μm程度が一般的で
ある。この透光性ベタ印刷層6は、透明又は一色に限定
されず、例えば、図1aの場合には、キートップの文字
の内、上から4段目までは白色であり、下から2段目の
列は赤色であり、最下段の列は緑色となっている。尚、
この透光性ベタ印刷層6は図1bに示す様に透光性材料
3の全面と壁部の平面の一部を被覆して癖部の端部はそ
のまま残す様に形成することが好ましく、この様にする
ことによって照明光の漏れを防止することが出来る。次
に該透光性ベタ印刷層6の面(及び透光性ベタ印刷層が
形成されていない壁部の端縁の面)に、例えば、黒色顔
料等で着色された遮光性インキを用いて、所望の文字又
は記号等8を抜き印刷する。この抜き印刷層7はシルク
スクリーン印刷で形成することが好ましいが、他の印刷
方法であってもかまわない。該抜き印刷層7の厚みは約
10〜50μm程度が一般的である。この抜き印刷によ
って下地である透光性ベタ印刷層6の色である上記の如
き白色、赤色及び緑色等の文字や記号が表れる。
【0010】以上の如くして本発明の照光式カバーシー
トの基本形が構成されるが、上記の状態では、抜き印刷
層7には文字や記号部分8が凹所となって残っており、
表面の平滑性と云う点では望ましくない場合がある。こ
の点は更に抜き印刷層7の表面にクリヤー塗料又はクリ
ヤーインキをシルクスクリーン印刷又は他の方法で印刷
又は塗工してクリヤー層9を設けることによって、上記
凹所を埋めて表面を平坦化することが出来る。又、この
状態ではクリヤー層9の表面に光沢があり、この光沢は
望ましい場合もあるが、艶消し状態が望ましい場合に
は、上記クリヤー層9を艶消し処理することが好まし
い。艶消し処理は艶消し塗料の塗布でもよいし、クリヤ
ー層9の表面の粗面化でもよいし、更にクリヤー層9を
形成する代わりに艶消し塗料を用いて抜き印刷層7の凹
所8の平坦化と艶消し処理を同時に行ってもよい。
【0011】以上の如く形成された本発明の照光式カバ
ーシートにおいては、図2bに示す様に、照光式カバー
シートの背面に設けられた照明光源(不図示)からの照
明光10は、透光性材料層3を通過するが、文字又は記
号部分8のみが照明光10を外部に放射し、暗所におい
てもキーボードの操作及び確認が容易である。
【0012】
【効果】以上の如き本発明によれば、照光式カバーシー
トの文字や記号等を抜き印刷により形成することで、レ
ーザートリミングは不要である。又、印刷方式で文字や
記号等が形成されるので不良品の発生する可能性は殆ど
ない。又、カバーシートの文字や記号等の表示部以外の
いずれの面にも任意の着色印刷が可能であり、カラフル
なカバーシートとすることが出来、更にキートップ部に
Rを付与しても良好な文字や記号が自在に形成される。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照光式カバーシートの正面とそのA−
A’断面図を説明する図。
【図2】本発明の照光式カバーシートの製造方法と効果
を説明する図。
【符号の説明】
1:ゴムシート 2:開孔部 3:透光性材料 4:壁部 5:凸部 6:透光性ベタ印刷層 7:遮光性抜き印刷層 8:文字、記号部 9:クリヤー層又は艶消し層 10:照明光 11:上型 12:下型

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気・電子機器等のキーボードの照光式
    ゴム製カバーシートであって、該シートは遮光性であ
    り、シート面には上記キーボードのキーに対応する数の
    壁付開孔が形成され、該開孔には透光性材料が充填さ
    れ、その上面が前記壁部と略同一の高さあり、透光性材
    料の下面には、キーを押す凸部が設けられており、上記
    開孔内の透光性材料の表面には透光性ベタ印刷層と遮光
    性インキによる抜き文字印刷層が順次積層されているこ
    とを特徴とする照光式カバーシート。
  2. 【請求項2】 抜き文字印刷層の表面全面にクリヤ−層
    が形成されている請求項1に記載の照光式カバーシー
    ト。
  3. 【請求項3】 抜き文字印刷層の全面又はクリヤー層全
    面に艶消し処理が施されている請求項1又は2に記載の
    照光式カバーシート。
  4. 【請求項4】 電気機器のキーボードの形状と相似形の
    上型と、該上型に対向する下型との間に遮光性ゴムシー
    トを載置して該ゴムシートをプレス成形する工程と、該
    プレス工程で形成されたシートの開孔部に透光性材料を
    充填する工程と、後該シートを脱型する工程と、前記成
    形シートの開孔部に充填された透光性材料の面に透光性
    インキをベタ印刷する工程と、該透光性インキ層の表面
    に遮光性インキにより抜き文字印刷層を形成する工程と
    からなることを特徴とする請求項1に記載の照光式カバ
    ーシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 抜き文字印刷層の表面全面にクリヤー層
    を形成する工程を含む請求項4に記載の照光式カバーシ
    ートの製造方法。
  6. 【請求項6】 更に抜き文字印刷層の表面全面又はクリ
    ヤー層全面に艶消し処理を施す工程を含む請求項4又は
    5に記載の照光式カバーシートの製造方法。
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