JPH069661Y2 - 補助膀胱装置 - Google Patents

補助膀胱装置

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JPH069661Y2
JPH069661Y2 JP3541689U JP3541689U JPH069661Y2 JP H069661 Y2 JPH069661 Y2 JP H069661Y2 JP 3541689 U JP3541689 U JP 3541689U JP 3541689 U JP3541689 U JP 3541689U JP H069661 Y2 JPH069661 Y2 JP H069661Y2
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JP
Japan
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urine
bladder device
auxiliary bladder
auxiliary
bladder
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JP3541689U
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JPH02126650U (ja
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吉弘 梅村
誠一朗 村西
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,補助膀胱装置に関するものである。
(従来の技術) 脊髄損傷,脳出血及び脳軟化症などの患者,手術後の患
者あるいは寝たきり老人などにおいては,排尿が困難で
あったり,また尿失禁などの症状を伴うことが多い。こ
のような場合,主に留置導尿カテーテルを用いた持続導
尿法により尿路管理が行われていた。この方法は,種々
の問題点を有していることが明らかになり,これらの問
題点を解消するものとして補助膀胱装置が提案された
(特開昭60-171047号公報,特開昭60-176661号公報)。
これらの補助膀胱装置は,サイホンの原理を利用するこ
とにより,膀胱に貯まった尿を間歇的に排尿できる機能
を有するものである。しかも,排尿時には,膀胱内の尿
を残さず排尿するために,通気抵抗性フィルターを保持
した圧力調整室を設けている。
このような補助膀胱装置を用いることにより,膀胱は一
定の周期で,尿による充満,排尿を繰り返すことにな
り,生体本来の排尿機能を維持することが可能となっ
た。また,自浄作用や感染防御機能も発現するため,細
菌による尿路感染の発生も減少させることが可能となっ
た。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら,上記した補助膀胱装置においては,尿性
状の変化などを観察するために患者尿を採取しようとし
た場合,補助膀胱装置からの排尿時を待つか,あるいは
導尿カテーテルの吐出端と排尿チューブを脱着して採取
しなければならなかった。そのため,このような採取の
機会が増せば,当然のことながら尿路への外界の細菌の
侵入機会が増すことになり,尿路感染の原因ともなりか
ねない状況にあった。
本考案は,このような問題を解決し,補助膀胱装置から
簡便に,しかも衛生的な環境下で尿の採取を可能とする
補助膀胱装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案者らは,上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ね
た結果,前記した補助膀胱装置において,圧力調整室の
下方に尿をサンプリングするための採取口を取り付ける
ことにより,尿路に細菌の侵入を許さず,かつ簡便な操
作で目的が達成されることを見い出し本考案に到達した
ものである。
すなわち,本考案は,サイホン管によって尿を間歇的に
排出する補助膀胱装置において,サイホン作動時間を調
整するための圧力調整室に,圧力調整室内の尿を採取す
るための採取口を設けてなることを特徴とする補助膀胱
装置を要旨とするものである。
以下,本考案を詳細に説明する。
サイホン管の作用により尿を間歇的に排出する補助膀胱
装置は,サイホンの原理を応用することで,膀胱の蓄尿
・排尿に際して機械的あるいは電気的な駆動及び制御装
置を必要とせずに,任意の間隔をおいて排尿が可能な装
置であればよく,特に限定されない。例えば,膀胱内に
留置した導尿カテーテルに,排尿チューブを介して設置
された補助膀胱装置及びその下方に蓄尿器を連結してな
る装置があげられ,この補助膀胱装置内のサイホン管は
逆U字型,同心軸型サイホン管などがあげられる。逆U
字型を使用した例としては,特開昭60-171047号公報に
記載された装置,また同心軸型サイホン管を利用したも
のとしては特開昭60-176661号公報に記載された装置が
あげられる。
このような補助膀胱装置の圧力調整室の下方に,尿を採
取するための採取口を設ければよい。
採取口は,圧力調整室の内圧変動に影響を与えなけれ
ば,用いる材料に制限はない。好ましい例としては,天
然ゴムあるいはシリコンゴムなどに代表されるゴム状物
質があげられる。この採取口は,圧力調整室内の尿が少
量の場合でも採取できるように,圧力調整室の下方に設
置されることが望ましい。
このような採取口から,滅菌されたシリンジなどを用い
て,尿を採取することができる。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図によって具体的に示す。
膀胱1内に留置された導尿カテーテル2は,連結チュー
ブ4により補助膀胱装置の圧力調整室3とその下部で連
結されている。さらに補助膀胱装置は,同心軸型サイホ
ン管の内管11で下方に設けられた蓄尿室5と細菌遡行
阻止装置13を介して接続されている。補助膀胱装置に
は,外管12と内管11とからなる同心軸型サイホン管
10が内蔵されており,上部の通気口14は,通気抵抗
性フィルター15で封緘されており,また圧力調整室3
の下部に,採尿するための採取口16が設けられてい
る。蓄尿室5には,除菌フィルター7を有する通気口6
及びストッパー9を有する排出口8を備えている。前記
の採取口16は,シリコンゴムで構成されており,シリ
ンジを穿刺することにより,内部の尿を容易にしかも繰
り返し採取することが可能であった。
(考案の効果) 本考案の装置を用いれば,サイホン作動時のみならず,
膀胱への尿の貯留時などいつの状態でも患者の尿を採取
することができる。また,衛生的な状態で,尿路に細菌
の侵入の機会を与えず採取することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本考案の補助膀胱装置の使用状態を示す説明
図である。 1は膀胱,2は導尿カテーテル,3は圧力調整室,4は
連結チューブ,5は蓄尿室,6は通気口,7は除菌フィ
ルター,8は排出口,9はそのストッパー,10は同心
軸型サイホン管,11は同心軸型サイホン管の内管,1
2は同心軸型サイホン管の外管,13は細菌遡行阻止装
置,14は通気口,15は通気抵抗性フィルター,16
は尿を採取するための採取口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイホン管によって尿を間歇的に排出する
    補助膀胱装置において,サイホン作動時間を調整するた
    めの圧力調整室に,圧力調整室内の尿を採取するための
    採取口を設けてなることを特徴とする補助膀胱装置。
JP3541689U 1989-03-27 1989-03-27 補助膀胱装置 Expired - Lifetime JPH069661Y2 (ja)

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JP3541689U JPH069661Y2 (ja) 1989-03-27 1989-03-27 補助膀胱装置

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JP3541689U JPH069661Y2 (ja) 1989-03-27 1989-03-27 補助膀胱装置

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Publication Number Publication Date
JPH02126650U JPH02126650U (ja) 1990-10-18
JPH069661Y2 true JPH069661Y2 (ja) 1994-03-16

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ID=31540757

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