JPH0695870A - ソフトウエア版権保護方法及び装置 - Google Patents

ソフトウエア版権保護方法及び装置

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JPH0695870A
JPH0695870A JP4245231A JP24523192A JPH0695870A JP H0695870 A JPH0695870 A JP H0695870A JP 4245231 A JP4245231 A JP 4245231A JP 24523192 A JP24523192 A JP 24523192A JP H0695870 A JPH0695870 A JP H0695870A
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JP4245231A
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English (en)
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Takeshi Kokado
健 古門
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウエアの供給にあたり、その版権の保
護が容易なシステムを提供する。 【構成】 外部の複合通信端末からの要求により、こ
の複合通信端末へソフトウエアを転送するソフトウエア
供給装置10に、供給するソフトウエアの版権保護キー
として、複合通信端末1との通信路の確立時に取得する
当該複合通信端末についての通信情報等を使用する。 供給するソフトウエアそのものに検証手段をプログラ
ム的に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソフトウエアの版権保護
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ソフトウエア(プログラム。な
お、本明細書では複合通信端末に供給する計算機が処理
する演算を一定形式で記載した文章という意味でのプロ
グラムに対し「ソフトウエア」という用語を使用する。
また「プログラム」という用語はその論理式の内容その
ものや実行、演算の内容、手順、論理面に使用する。)
の販売にあたり、その版権(若しくは著作権に対する複
製権、あるいは正当使用権)保護が重要な課題となって
いる。このソフトウエアの保護方式の一つとして、例え
ば特開昭62-236035 号公報にて開示されたものがある。
この方式は、ハードウエアに対応した固有のコードを生
成するソフトウエアよりハードウエアに対して固有のコ
ード設定するものである。そして、このソフトウエアを
破壊し、ソフトウエアのプログラム処理に際して処理す
るソフトウエア中に設定された固有コードと、ハードウ
エアに対して設定された固有コードとを比較照合し、両
コードが一致するとはじめて処理の実行を可能にするも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな保護方式では、ソフトウエアによりハードウエアに
対して固有のコードを設定するため、固有のコードを設
定するソフトウエア自身をコピーされると供給するソフ
トウエアの版権の保護ができなくなる。本発明は上記問
題点に鑑み、ソフトウエアのプログラム処理を実行する
複合端末の通信機能部が管理する通信情報をソフトウエ
アの認証に利用することにより、その版権の保護を全う
することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明においては、通信機能と情報処理
機能を備えた複合通信端末と、前記複合通信端末の通信
機能により交信し、前記複合通信端末からの要求により
あらかじめ自分が記憶している要求されたソフトウエア
を読み出した上でこのソフトウエアに版権保護のための
保護キーを組み込んで送信するソフトウエア供給装置
と、複合通信端末と一体的に作用するよう構成され、複
合通信端末でのソフトウエア供給装置から供給されたソ
フトウエアの実行にあたり、該ソフトウエア中に組み込
まれた保護キーと当該複合通信端末からの所定の情報に
より当該複合通信端末が当該ソフトウエアに対して正当
使用権を有しているか否かを検証する検証手段とで構成
されるソフトウエア供給システムにおいて、前記ソフト
ウエア供給装置から前記複合通信端末へ送信されるソフ
トウエアに組み込む保護キーとして、前記複合通信端末
が前記ソフトウエア供給装置と通信路を設定する際に用
いる通信情報を使用することを特徴とするソフトウエア
版権保護方法としている。
【0005】請求項2の発明においては、前記保護キー
を組み込む際に使用する通信情報として、前記複合通信
端末の回線番号、前記複合通信端末の使用者の個人番
号、前記複合通信端末の端末識別番号の少なくとも一つ
使用することを特徴とする請求項1記載のソフトウエア
版権保護方法としている。請求項3の発明においては、
前記保護キーを組み込む際に使用する通信情報として、
無線基地局の識別番号を使用することを特徴とする請求
項1記載のソフトウエア版権保護方法としている。
【0006】請求項4の発明においては、請求項1記載
のソフトウエア版権保護方法を採用するソフトウエア供
給システムにおいて、前記ソフトウエア供給手段との通
信路の設定に必要な通信情報を記憶、管理した上で前記
ソフトウエア供給手段と通信路を確立の上ソフトウエア
の供給を受ける通信手段と、前記通信手段からソフトウ
エアを受領した上で必要な情報処理を行うのみならず前
記ソフトウエアから組み込まれた保護キーを取り出す情
報処理手段と、前記通信手段から前記通信情報を受け取
り、前記情報処理手段から前記保護キーを受け取り、こ
の上で前記通信情報と前記保護キーとの検証を実行する
検証手段とを有することを特徴とする複合通信端末とし
ている。
【0007】請求項5の発明においては、請求項1記載
のソフトウエア版権保護方法を採用するソフトウエア供
給システムにおいて、前記複合通信端末からのソフトウ
エアの供給要求のための通信路の設定があった際に、こ
の要求信号から当該複合通信端末についての通信情報を
取り出すまたは、通信網に情報通知を要求し通信情報を
取得する通信情報取り出し手段と、該通信情報取り出し
手段から当該複合通信端末についての通信情報を得た上
でこれを使用した保護キーを所定の手順で作成した上で
該保護キーを当該複合通信端末に供給するソフトウエア
に組み込む保護キー組み込み手段とを有することを特徴
とするソフトウエア供給装置としている。
【0008】請求項6の発明においては、前記保護キー
として、前記複合通信端末の通信手段が管理する回線番
号、前記複合通信端末の使用者の個人番号、前記複合通
信端末の端末識別番号、前記複合通信端末と無線により
通信を行う無線基地局の識別番号の少なくとも一つを使
用することを特徴とする請求項4記載の複合通信端末装
置としている。
【0009】請求項7の発明においては、前記保護キー
として、前記複合通信端末の通信手段が管理する回線番
号、前記複合通信端末の使用者の個人番号、前記複合通
信端末の端末識別番号、前記複合通信端末と無線により
通信を行う無線基地局の識別番号の少なくとも一つ使用
することを特徴とする請求項5記載のソフトウエア供給
装置としている。
【0010】請求項8の発明においては、複合通信端末
の情報処理装置に読み出された上で、該複合通信端末の
通信手段から通信情報を読み出させ、これとソフトウエ
ア供給装置にてソフトウエアを供給する際に組み込まれ
た前記保護キーとを所定の手順で比較する検証手段が前
記複合通信手段に供給するソフトウエアに組み込まれて
いることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項
3記載のソフトウエア版権保護方法としている。
【0011】請求項9の発明においては、前記検証手段
はプログラム実行時に前記保護キーとの不整合を検出し
た場合には、ソフトウエア本体を破壊もしくは消去する
ようプログラムされていることを特徴とする請求項8記
載のソフトウエア版権保護方法としている。請求項10
の発明においては、請求項8又は請求項9記載の検証手
段を複合通信端末に供給するソフトウエアに組み込む検
証手段組み込み部を有していることを特徴とする請求項
5又は請求項7記載のソフトウエア供給装置としてい
る。
【0012】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
ソフトウエアの保護キーとして複合通信端末がソフトウ
エア供給装置との通信路を設定する際に用いる通信情報
がソフトウエア供給装置により読み出された上で、この
情報が供給するソフトウエアに組み込まれる保護キーに
使用される。
【0013】請求項2の発明においては、請求項1の発
明における通信情報として、複合端末の回線番号、同じ
く使用者の個人番号、同じく端末識別番号の少なくとも
一つが使用される。請求項3の発明においては、請求項
1の発明における通信情報として無線基地局の識別番号
が使用される。
【0014】請求項4の発明においては、請求項1記載
のソフトウエア版権保護方法を採用する複合通信端末に
おいて、検証手段が情報処理手段から供給されたソフト
ウエアに組み込まれた保護キーを、通信手段から通信情
報を受け取り、この上で保護キーの検証を実行する。請
求項5の発明においては、請求項1記載のソフトウエア
版権保護方法を採用するソフトウエア供給システムにお
いて、ソフトウエア供給装置が、複合通信端末に要求の
あったプログラムを供給するにあたり、自己の通信情報
取り出し手段が当該複合通信端末の通信情報を取り出し
または通信網に情報通知を要求して通信情報を取得し、
保護キー組み込み手段がこの取り出した通信情報を使用
した保護キーを供給するソフトウエアに組み込む。しか
る後、該ソフトウエアが複合通信端末に供給される。
【0015】請求項6の発明においては、請求項4の発
明における通信情報として、前記複合通信端末の通信手
段が管理する回線番号、前記複合通信端末の使用者の個
人番号、前記複合通信端末の端末識別番号、前記複合通
信端末と無線により通信を行う無線基地局の識別番号の
少なくとも一つが使用される。請求項7の発明において
は、請求項5記載の発明における通信情報として、前記
複合通信端末の通信手段が管理する回線番号、前記複合
通信端末の使用者の個人番号、前記複合通信端末の端末
識別番号、前記複合通信端末と無線により通信を行う無
線基地局の識別番号の少なくとも一つが使用される。
【0016】請求項8の発明においては、前記複合通信
端末に供給されるソフトウエア中に検証手段が組み込ま
れている。そして、前記複合通信端末の情報処理装置に
この検証手段が読み出され、前記情報処理装置に当該複
合通信端末の通信手段から通信情報を読み出させる。こ
の上で、同じくソフトウエアにソフトウエア供給装置か
ら供給する際組み込まれた保護キーと前記通信情報とを
所定の手順で比較する。
【0017】請求項9の発明においては、請求項8記載
の検証手段が、複合通信端末の情報処理装置でプログラ
ム実行時に保護キーと通信情報との不整合を検証した場
合には、ソフトウエア本体を破壊若しくは消去するよう
あらかじめプログラムされている。請求項10の発明に
おいては、請求項5又は請求項7記載のソフトウエア供
給装置内の検証手段組み込み部が、複合通信端末に要求
されたソフトウエアを供給する際に、検証手段を組み込
む。
【0018】
【実施例】
(第1実施例)以下本発明に係る端末識別番号をソフト
ウエアの認証に用いたソフトウエア供給システムの実施
例を図面を参照しながら説明する。図1は本実施例の構
成を示すものである。本図において、1は通信路を介し
てソフトウエアの供給を受ける複合通信端末であり、通
信部2、記録部3、情報処理部4を有する。通信部2は
無線で通信路を確立し、外部のソフトウエアを記録管理
するソフトウエア供給装置10とのアクセスを可能とす
る。記録部3は通信部2で得たソフトウエアの記録を行
い、またこの読み出しを可能とする。情報処理部4は通
信部2により得られたソフトウエアまたは記録部3に記
憶されているソフトウエアを読み出した上で処理を実行
する。通信情報通知部6は情報処理部4の要求により通
信部2が管理する情報を通知する。10は複合通信端末
に通信路を介してソフトウエアを供給するソフトウエア
供給装置であり、キー組み込み部11、通信部12、記
録部13、通信情報通知部16を有する。キー組み込み
部11は本ソフトウエア供給装置10から送信するソフ
トウエアに通信部12で管理する通信情報をもとに所定
の手順で作成した保護キーを組み込む。通信部12は複
合通信端末1とのアクセスを可能とし、また要求のあっ
たソフトウエアを供給する。通信情報通知部16はキー
組み込み部11の要求により通信部12が管理する通信
情報を通知する。記録部13はあらかじめ作成されたソ
フトウエアの記録と複合通信端末1から要求のあったソ
フトウエアの読み出しを可能とする。20は呼制御手順
がISDNに準拠した、そして移動体通信に対応した通
信網である。
【0019】図2は本発明の実施例における端末識別番
号をソフトウエアの認証に用いたソフトウエア供給シス
テムでのソフトウエア本体の構成を示すものである。本
図において、30はソフトウエア供給装置10から供給
されるソフトウエアであり、検証部31と保護キー32
とソフトウエア本体33とソフトウエア破壊部34とが
プログラム的に一体となって組み込まれている。ただ
し、本図に示すソフトウエア本体の構成はあくまでも概
念的なものであり、実際には版権保護等のため入り組ん
だ形(プログラミング言語で記載したとしたならば、検
証部31、保護キー32、ソフトウエア破壊部34は各
々幾つにも分割され、更に本来のソフトウエア本体33
が使用する各種命令文と一部共用の形式にされた上で、
ソフトウエア本体33中にいわばばらまかれているとな
っているのは勿論である。検証部31は本ソフトウエア
に組み込まれた次に説明する保護キー32と、複合通信
端末1の通信情報通知部6から得られた通信情報との検
証を所定の手順で行う。保護キー32はソフトウエア供
給装置10のキー組み込み部11で組み込まれたもので
ある。ソフトウエア本体33は、複合通信端末1がその
本来の計算処理等のために必要とするため、前述のソフ
トウエア供給装置10に供給を要求した、版権を有する
ソフトウエアそのものである。ソフトウエア破壊部34
はこのソフトウエア30を破壊するプログラムである。
【0020】以上の他、例えば複合通信端末1及びソフ
トウエア供給装置10には、通信網20と回線接続をな
すに必要なアンテナ、国際電信電話諮問委員会等の通信
規約を内蔵するROM、操作者が操作をなすに必要な表
示装置や操作端末等が、ソフトウエア30には検証部3
1、保護キー32等を作動させるための補助的論理プロ
グラムや各種サブルーチン等のみならず、複合通信端末
としての通信機能発揮に必要なソフトウエアや通信情報
が装備され若しくは組み込まれているのは勿論である。
ただし、これらは発明の要旨そのものには直結しない若
しくは自明のことであるため、その説明や図示は省略す
る。そして、これは後の第2実施例でも同じである。
【0021】以上のように構成されたソフトウエア供給
システムについて、その動作を図4、図5を参照しつつ
説明する。複合通信端末1は通信部2により、無線(移
動体)通信により通信網20を介して、ソフトウエア供
給装置10にアクセスする。そして、ソフトウエア供給
装置10の通信部12との間の通信路の形成を完了させ
ると、複合通信端末1はソフトウエア供給要求をソフト
ウエア供給装置10に送信する。ソフトウエア供給要求
を受信したソフトウエア供給装置10では、供給要求を
受けたソフトウエアが記録部13から取り出され、キー
組み込み部11に移される。なおここで、本実施例にお
いては、記録部13に記憶されているソフトウエアには
あらかじめ検証部31がプログラム的に組み込まれてい
る。さて、キー埋め込み部11は、通信情報通知部16
を通じて通信路形成時に受信した複合通信端末1の通信
部12が管理する端末識別番号を通信規約にのっとって
取得している。そして、この取得した端末識別番号を使
用して後に説明する所定の手順で保護キー32を作成
し、更にこれを供給するソフトウエアにプログラム的に
組み込む。次いで、この保護キー32と検証部31とが
組み込まれたソフトウエア30を通信部12を介して複
合通信端末1に送信する。まず、ソフトウエア供給装置
10側の動作を説明する。
【0022】次に図5を参照しつつ、主に複合通信端末
側の動作を説明する。自己の通信部2によりこれを受
信した複合通信端末1では、情報処理部4にそのソフト
ウエア30が転送された後、記憶される。さて、情報処
理部4では、ソフトウエア30を実行するにあたり、ま
ず検証部31での処理をなすこととなる。検証部31に
プログラム的に組み込まれた検証要求により、通信情報
通知部6に通信部2が管理する端末識別番号の通知を要
求し、これを取得する。しかる後、ソフトウエア30の
検証部31で、この取得した端末識別番号と次に組み込
まれている保護キー32の検証を所定の手順で行い、結
果が整合するならばソフトウエア本体33のプログラム
処理はそのまま実行される。もし不整合、すなわち、ソ
フトウエアがコピーされた上でその処理が他の複合通信
端末1で実行されているならばこのソフトウエアのプロ
グラム手順はソフトウエア本体33の方に進まず、ソフ
トウエア破壊部34へ移り、ここで情報処理部4へ現在
プログラム処理中のソフトウエアの破壊命令がなされ、
このソフトウエアは本体の記憶領域がクリアーもしくは
記憶領域にランダムデータが書きこまれることにより、
実行不可能な状態にされる。
【0023】次に、ソフトウエア供給装置10におけ
る、獲得した複合通信端末1の端末識別番号を使用して
の保護キーの作成手順について説明する。Pを20桁の
素数、gをその一の原始根、前記獲得した端末識別番号
をaとする。このとき、gのa乗のPを法とする剰余α
(α≡ga (mod P))が保護キーとなる。そし
て、このαが供給するソフトウエアの所定位置に格納さ
れる。ここで、かかるαを保護キーとしたのは、gとa
とPとからαを計算するのは容易かつプログラム的にも
簡単であるが、第三者にとっては、例えaを知ったとし
ても、より端的にはソフトウエアの供給を受けた複合通
信端末の正当使用権者からaを教えてもらったとして
も、αの計算式とgとPの具体的な値を知らない限りα
を求めることは計算機の発達した今日でも不可能である
ことによる。すなわちソフトウエア供給装置側が計算式
とgとPの少なくも一を秘密に保持している限り、個々
のソフトウエアに組み込まれた保護キーの値が秘密に保
持されることによる。より端的に言うならば、供給を受
けたソフトウエアから被供給者等がその内容を眼視的な
形にした上で計算式とgとPとを知得することは事実上
不可能、すなわち、非合法な手段で知得する労力よりも
新しくソフトウエアを購入した方が安価であることによ
る。
【0024】次に検証部31の内容について説明する。
検証部31には、端末識別番号の通知要求とgとPと上
記計算式、すなわち(β≡gb (mod P))がプロ
グラムとして格納されている。更に、前記計算式のbの
部分には、情報処理部4と通信情報通知部6とを介して
通信部2から通知された端末識別番号が格納される。そ
して、この端末識別番号を用いて計算を行いβを求め、
これを前記αと比較する。両者が一致するならば、正当
な複合端末での使用と判断されソフトウエア本体33へ
移行し、本来の処理がなされる。もし、不一致ならば、
第三者による本プログラムをコピーしての利用と判断
し、情報処理部4に本ソフトウエア30そのものの破壊
指令を発するべくソフトウエア破壊部34に移行する。 (第2実施例)次に、本発明の第2の実施例について図
3を参照しながら説明する。本図は保護キーの作成に無
線基地局の識別番号を用いたソフトウエア供給システム
の構成図である。1は複合通信端末、10はソフトウエ
ア供給装置、20は通信網、40は複合通信端末との無
線による通信を行う無線基地局である。
【0025】以上のように構成された無線基地局の識別
番号を用いたソフトウエア供給システムについて、図
1、図2、図3を用いて、その動作を説明する。複合通
信端末1は通信部2により、無線(移動体)通信によ
り、まず、無線基地局40との間に無線通信路を形成す
る。そして、通信網20を介して、ソフトウエア供給装
置10にアクセスする。ソフトウエア供給装置10の通
信部12との間の通信路形成が完了すると、複合通信端
末1はソフトウエア供給要求をソフトウエア供給装置1
0に送信する。該ソフトウエア供給要求を受信したソフ
トウエア供給装置10は、記録部13から、あらかじめ
設定された範囲の一つまたは複数の無線基地局の識別番
号情報を用いて所定の手順で作成した保護キー32と、
該保護キー32とソフトウエアのプログラムを実行する
複合通信端末の無線基地局の識別番号をもちいて所定の
手順で検証を行う検証部31を供給要求のあったソフト
ウエアに組み込んだ上で、このソフトウエアを通信部1
2を用いて複合通信端末1に送信する。この保護キー3
2が埋め込まれたソフトウエア30を通信部2により受
信した複合通信端末1は、情報処理部4にそのソフトウ
エア30を送る。このソフトウエアの処理にあたり、情
報処理部4は、ソフトウエア30の実行中にプログラム
的に組み込まれた検証部31からの検証要求により、通
信情報通知部6に通信部2が管理する、現在通信可能な
無線基地局40の識別番号の通知を要求し、これを取得
する。しかる後、ソフトウエア30の検証部31で、こ
の取得された識別番号と保護キー32の検証を所定の手
順で行い、結果が整合するならばソフトウエアの処理は
ソフトウエア本体33へ移りそのまま実行される。も
し、不整合であるならば、ソフトウエアは破壊プログラ
ム34へ移り、破壊または消去される。
【0026】以上、本発明を実施例に基づき説明した
が、本発明は何も上記実施例に限定されないのは勿論で
ある。すなわち、以下のものも本発明に包有される。 (1) 第1及び第2実施例においては、検証部はソフトウ
エアに埋め込まれているものとしたが、そうでなく、あ
らかじめのソフトウエアの供給者と被供給者の取り極め
により、複合通信端末に内蔵され、ソフトウエアには保
護キーのみを埋め込む構成としている。
【0027】(2) 第1実施例において、保護キーの採用
するユーザを特定する情報としては端末識別番号のみを
用いたが、これは、回線番号、個人番号若しくはこれら
の組合せとしている。更にまた、第2実施例における無
線基地局の識別番号をも併用している。 (3) 複合通信端末の通信手段を有線通信とし、保護キー
32の採用する複合通信端末を特定する情報としては、
回線番号、個人番号を採用する。
【0028】(4) 第1、第2実施例において、ソフトウ
エアの供給は通信手段を通じて行うものとしているが、
通信情報を利用した保護キーが埋め込まれたソフトウエ
アをフロッピーディスク等の記録媒体に記録し供給す
る。 (5) 第1、第2実施例において、供給するソフトウエア
に組み込まれる保護キーは1個としたが、複数個かつ複
数種である。すなわち、回線番号、個人番号等を種々組
み合せ、かつ保護キーを求める数式も回線番号等を使用
して乱数を発生させ、この乱数を比較照合する等他のも
のを採用している。また、同じく検証手段もソフトウエ
アの要部に複数個組み込まれている。
【0029】(6) 個人番号、回線番号、端末識別番号等
とは、単なる数値の羅列ではなく、ソフトウエア供給者
側が複合通信端末等、より究極的にはソフトウエアの被
供給者やその使用地域等を特定するものとして使用しえ
る番号、記号、名称、名前等という意味であり、アルフ
ァベットや漢字等をも構成要素としてもよい。なおこの
場合、これらを使用しての保護キーの作成は、これらそ
のものを直接使用したり、一旦数値コードに変換して後
数式で処理したりする。
【0030】(7) 呼制御手順は、ISDNやこれに準拠
したものでない。すなわち、供給者と被供給者との別途
の取り極めで非標準手順を採用する。 (8) 保護キーは複数個組み込まれ、検証手段にていずれ
か1の保護キーさえ整合していると判定されたならば、
ソフトウエアは使用可能とする。これにより、同一複合
通信端末で、購入したソフトウエアの別個の個人による
使用が可能となる。
【0031】(9) ソフトウエアの破壊、消去とは、ソフ
トウエアを実行しえなくするならよいという見地より、
同じルーチンを廻り続ける等プログラム処理が不能とな
るようされているものである。 (10)第2の実施例において、保護キーとする基地局の識
別番号はあらかじめ決められた番号を用いたが複合通信
端末または通信網(現状ではサービスされていない)か
ら通知された識別番号を用いる。これにより、端末現状
位置する地点のある範囲でのみソフトウエアを実行可能
とする。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、外部の複合通信
端末の要求により、通信路を通してソフトウエアを転送
する際に、転送するソフトウエアの版権保護のために保
護キー32として、要求先の複合通信端末との通信路の
確立時に取得する通信情報を使用する。これにより、ソ
フトウエアを保護するための固有コードを設定するハー
1ウエアやソフトウエアを特別に追加することなしに、
他の複合通信端末や他の無線基地局の所轄域でのソフト
ウエアそのものやそのコピーの使用を不可能となしえ、
ソフトウエアの版権のより一層の保護が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるソフトウエア供
給システムの構成図である。
【図2】同実施例における供給されるソフトウエアの構
成図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるソフトウエア供
給システムの構成図である。
【図4】供給装置の動作フロー図である。
【図5】複合通信端末の動作フロー図である。
【符号の説明】
1 複合通信端末 2 通信部(複合通信端末) 3 記録部(複合通信端末) 4 情報処理部 5 表示部 6 通信情報通知部(複合通信端末) 10 ソフトウエア供給装置 11 キー組み込み部 12 通信部(供給装置) 13 記録部(供給装置) 16 通信情報通知部(供給装置) 20 通信網 30 ソフトウエア 31 検証部 32 ソフトウエア保護キー 33 ソフトウエア本体 34 ソフトウエア破壊部 40 無線基地局

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能と情報処理機能を備えた複合通
    信端末と、前記複合通信端末の通信機能により交信し、
    前記複合通信端末からの要求によりあらかじめ自分が記
    憶している要求されたソフトウエアを読み出した上でこ
    のソフトウエアに版権保護のための保護キーを組み込ん
    で送信するソフトウエア供給装置と、複合通信端末と一
    体的に作用するよう構成され、複合通信端末でのソフト
    ウエア供給装置から供給されたソフトウエアの実行にあ
    たり、該ソフトウエア中に組み込まれた保護キーと当該
    複合通信端末からの所定の情報により当該複合通信端末
    が当該ソフトウエアに対して正当使用権を有しているか
    否かを検証する検証手段とで構成されるソフトウエア供
    給システムにおいて、 前記ソフトウエア供給装置から前記複合通信端末へ送信
    されるソフトウエアに組み込む保護キーとして、 前記複合通信端末が前記ソフトウエア供給装置と通信路
    を設定する際に用いる通信情報を使用することを特徴と
    するソフトウエア版権保護方法。
  2. 【請求項2】 前記保護キーを組み込む際に使用する通
    信情報として、 前記複合通信端末の回線番号、前記複合通信端末の使用
    者の個人番号、前記複合通信端末の端末識別番号の少な
    くとも一つ使用することを特徴とする請求項1記載のソ
    フトウエア版権保護方法。
  3. 【請求項3】 前記保護キーを組み込む際に使用する通
    信情報として、 無線基地局の識別番号を使用することを特徴とする請求
    項1記載のソフトウエア版権保護方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のソフトウエア版権保護方
    法を採用するソフトウエア供給システムにおいて、 前記ソフトウエア供給手段との通信路の設定に必要な通
    信情報を記憶、管理した上で前記ソフトウエア供給手段
    と通信路を確立の上ソフトウエアの供給を受ける通信手
    段と、 前記通信手段からソフトウエアを受領した上で必要な情
    報処理を行うのみならず前記ソフトウエアから組み込ま
    れた前記保護キーを取り出す情報処理手段と、 前記通信手段から前記通信情報を受け取り、前記情報処
    理手段から前記保護キーを受け取り、この上で前記通信
    情報と前記保護キーとの検証を実行する検証手段とを有
    することを特徴とする複合通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のソフトウエア版権保護方
    法を採用するソフトウエア供給システムにおいて、 前記複合通信端末からのソフトウエアの供給要求のため
    の通信路の設定があった際に、この要求信号から当該複
    合通信端末についての通信情報を取り出すまたは、通信
    網に情報通知を要求し通信情報を取得する通信情報取り
    出し手段と、 該通信情報取り出し手段から当該複合通信端末について
    の通信情報を得た上でこれを使用した保護キーを所定の
    手順で作成した上で該保護キーを当該複合通信端末に供
    給するソフトウエアに組み込む保護キー組み込み手段と
    を有することを特徴とするソフトウエア供給装置。
  6. 【請求項6】 前記保護キーとして、 前記複合通信端末の通信手段が管理する回線番号、前記
    複合通信端末の使用者の個人番号、前記複合通信端末の
    端末識別番号、前記複合通信端末と無線により通信を行
    う無線基地局の識別番号の少なくとも一つを使用するこ
    とを特徴とする請求項4記載の複合通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記保護キーとして、 前記複合通信端末の通信手段が管理する回線番号、前記
    複合通信端末の使用者の個人番号、前記複合通信端末の
    端末識別番号、前記複合通信端末と無線により通信を行
    う無線基地局の識別番号の少なくとも一つ使用すること
    を特徴とする請求項5記載のソフトウエア供給装置。
  8. 【請求項8】 複合通信端末の情報処理装置に読み出さ
    れた上で、該複合通信端末の通信手段から通信情報を読
    み出させ、これとソフトウエア供給装置にてソフトウエ
    アを供給する際に組み込まれた前記保護キーとを所定の
    手順で比較する検証手段が前記複合通信手段に供給する
    ソフトウエアに組み込まれていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2又は請求項3記載のソフトウエア版権
    保護方法。
  9. 【請求項9】 前記検証手段はプログラム実行時に前記
    保護キーとの不整合を検出した場合には、ソフトウエア
    本体を破壊もしくは消去するようプログラムされている
    ことを特徴とする請求項8記載のソフトウエア版権保護
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の検証手段
    を複合通信端末に供給するソフトウエアに組み込む検証
    手段組み込み部を有していることを特徴とする請求項5
    又は請求項7記載のソフトウエア供給装置。
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