JPH0694929B2 - 流動床炉の燃焼制御方法 - Google Patents

流動床炉の燃焼制御方法

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JPH0694929B2
JPH0694929B2 JP28810089A JP28810089A JPH0694929B2 JP H0694929 B2 JPH0694929 B2 JP H0694929B2 JP 28810089 A JP28810089 A JP 28810089A JP 28810089 A JP28810089 A JP 28810089A JP H0694929 B2 JPH0694929 B2 JP H0694929B2
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正博 綱井
達之 下川
栄一郎 南部
仁 小宮山
忠行 畑本
圭一 林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流動床炉において、炉内で処理物を完全燃焼
させ、O2不足による不完全燃焼を防止するための燃焼安
定制御方法に関するもので、特に処理物の組成、性状の
変動が激しい廃棄物等の燃焼システムに利用するのに適
している。
〔従来の技術〕 従来の流動床炉における燃焼制御方式は、炉出口での排
ガス温度又はO2濃度を測定し、この測定値により燃焼用
二次空気量を制御する方式であり、出力値を制御するま
でのタイムラグが大きいため、完全燃焼制御を効果的に
行えない欠点を有している。
また従来、特開昭60-194219号公報、特開平1-67523号公
報、特開平1-111124号公報には、ストーカにおけるごみ
の燃え切り点を画像処理により安定制御する方法が開示
されている。
また、特開昭61-36612号公報には、画像情報によりスト
ーカ上の高温燃焼域を検知する燃焼制御方法が開示され
ている。
さらに、特開昭59-52105号公報には、流動層からの赤外
線を受光し、流動層の温度分布を検知する運転方法が開
示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、従来の流動床炉における燃焼制御方式に
おいては、廃棄物の燃焼後の排ガス温度又はO2濃度を炉
出口以降で計測しており、しかも計測器における応答時
間が数分かかるため、二次空気量をコントロールするま
でのタイムラグが合計4〜7分にもなる。しかしなが
ら、流動床は廃棄物が炉内で瞬時燃焼をするため、4〜
7分後の制御では全く効果がなく、瞬時に過負荷になつ
た場合、O2不足による不安全燃焼(黒煙発生)をすると
いう不都合点がある。
本発明は上記の点を解決するためになされたもので、燃
焼瞬時の輝度(一定値以上の輝度)を感知し、二次空気
量を短時間に制御することにより、不完全燃焼を防止す
る方法を提供するとを目的とするものである。
前記の特開昭60-194219号公報、特開平1-67523号公報、
特開平1-111124号公報記載の方法は、いずれも同一輝度
になるように、ストーカ上のごみ燃焼位置を制御するも
のであり、「輝度が一定値以上になると、燃焼用二次空
気量を瞬時に増加させるように制御し、輝度が一定値未
満の場合は、排ガスの温度又は排ガス中の酸素量により
燃焼用二次空気量を制御する」という技術的思想は何ら
記載も示唆もされていない。
また、前記の特開昭61-36612号公報記載の方法は、異常
高温領域の面積が予め定めた値以上を有する領域の風箱
に供給される燃焼用空気の温度を、面積に応じて低下さ
せるものであり、特開昭59-52105号公報記載の方法は、
流動層内の温度分布を単に知るための方法に関するもの
であり、いずれの公報にも、「輝度が一定値以上になる
と、燃焼用二次空気量を瞬時に増加させるように制御
し、輝度が一定値未満の場合は、排ガスの温度又は排ガ
ス中の酸素量により燃焼用二次空気量を制御する」とい
う技術的思想は何ら記載も示唆もされていない。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記の目的を達成するために、本発明の流動床炉の燃焼
制御方法は、流動床炉で処理物を燃焼させるに際し、炉
内火炎の輝度を検知し、輝度が一定値以上になると、燃
焼用二次空気量を瞬時に増加させるように制御し、輝度
が一定値未満の場合は、排ガスの温度又は排ガス中の酸
素量により燃焼用二次空気量を制御することを特徴とし
ている。
第1図及び第2図に示すように、テレビカメラ11と画像
処理装置12とで、または、第3図及び第4図に示すよう
に、照度計18で、燃焼瞬時の輝度を検知し、この値によ
り二次空気量を上記のように制御して、不完全燃焼を防
止する。
なお、常時は、炉出口排ガス温度又は炉出口排ガス中の
O2濃度で二次空気量の自動制御を行うが、瞬時に一定値
以上の輝度を感知した場合に、この輝度による上記制御
を優先的に行うことで、完全燃焼を図ることができる。
〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説
明する。ただしこの実施例に載されている構成機器の形
状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がない限
りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のもの
ではなく、単なる説明例にすぎない。
実施例1 第1図において、1は流動床炉で、風箱2、流動床3、
フリーボード4を有している。そして、風箱2には一次
空気供給管5が接続され、フリーボー4には燃焼用二次
空気供給管6が接続されている。7は空気分散板、8は
廃棄物投入口、10は排ガス出口である。
流動床炉1の側部に炉内火炎の輝度を検知するための工
業用のテレビカメラ11が設置され、このテレビカメラ11
に画像処理装置12が接続されている。そして、この画像
処理装置12と燃焼用二次空気供給管6に設けられた、ダ
ンパー、弁、インバータ等の空気量調節装置13とが接続
されている。14は一次送風機、15は二次送風機、16は排
ガスラインに接続された温度計、17は排ガスラインに接
続されたO2計である。なお通常、排ガスラインにはガス
冷却室、ついで電気集塵機が設けられており、温度計16
はガス冷却室の上流側に、O2計17はガス冷却室と電気集
塵機との間に設けられる。
上記のように構成された流動床炉の燃焼制御装置におい
て、炉内火炎の輝度をテレビカメラ11で監視し、炉内が
過負荷になって瞬時燃焼を起こし、炉内火炎の輝度が一
定値以上になると、これを検知し、画像処理装置12から
の信号により、空気量調節装置13を開方向に動作させ
て、二次空気量を瞬時に増加させる。なお、テレビカメ
ラにより検知し、空気量調節装置を作動させるまでのタ
イムラグは数秒程度で、非常に短時間に制御が行える。
なお、常時の制御は前述のように、排ガスラインに接続
された温度計16又はO2計17により自動制御されるように
構成されており、瞬時に一定値以上の輝度を感知した場
合に、この輝度による上記制御を優先的に行うことで、
完全燃焼を図ることができる。
実施例2 本実施例は、テレビカメラを流動床炉の側部に設置する
代りに、第2図に示すように、テレビカメラ11を流動床
炉1の上部に設置したものである。他の構成、作用は実
施例1と同様である。
実施例3 本実施例は、テレビカメラと画像処理装置との代りに、
第3図に示すように、流動床炉1の側部に照度計18を設
けて、炉内火炎からの照度が一定値以上によると、照度
計18からの信号により、空気量調節装置13を開方向に動
作させて、二次空気量を瞬時に増加させるように構成し
たものである。他の構成、作用は実施例1と同様であ
る。
実施例4 本実施例は、照度計を流動床炉の側部に設置する代り
に、第4図に示すように、照度計18を流動床炉1の上部
に設置したものである。他の構成、作用は実施例3と同
様でである。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されているので、つぎのよう
な効果を奏する。
(1) 燃焼発生ポイントを監視し、瞬時燃焼のような
不具合現象を最短時間で検知し、二次空気量を最短時間
で制御することにより、不完全燃焼を防止することがで
きる。
(2) 流動床炉出口の排ガスを、未燃分を含まないク
リーンな排ガスに制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の流動床炉の燃焼制御方法を実施する装
置の一例を示す説明図、第2図〜第4図は本発明の方法
を実施する装置の他の例を示す説明図である。 1……流動床炉、2……風箱、3……流動床、4……フ
リーボード、5……一次空気供給管、6……燃焼用二次
空気供給管、7……空気分散板、8……廃棄物投入口、
10……排ガス出口、11……テレビカメラ、12……画像処
理装置、13……空気量調節装置、14……一次送風機、15
……二次送風機、16……温度計、17……O2計、18……照
度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下川 達之 大阪府大阪市北区天神橋2丁目5番25号 川崎重工業株式会社大阪設計事務所内 (72)発明者 南部 栄一郎 大阪府大阪市北区天神橋2丁目5番25号 川崎重工業株式会社大阪設計事務所内 (72)発明者 小宮山 仁 大阪府大阪市北区天神橋2丁目5番25号 川崎重工業株式会社大阪設計事務所内 (72)発明者 畑本 忠行 大阪府大阪市北区天神橋2丁目5番25号 川崎重工業株式会社大阪設計事務所内 (72)発明者 林 圭一 大阪府大阪市北区天神橋2丁目5番25号 川崎重工業株式会社大阪設計事務所内 (56)参考文献 特開 平3−75402(JP,A) 特開 平2−8609(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動床炉で処理物を燃焼させるに際し、炉
    内火炎の輝度を検知し、輝度が一定値以上になると、燃
    焼用二次空気量を瞬時に増加させるように制御し、輝度
    が一定値未満の場合は、排ガスの温度又は排ガス中の酸
    素量により燃焼用二次空気量を制御することを特徴とす
    る流動床炉の燃焼制御方法。
JP28810089A 1989-11-06 1989-11-06 流動床炉の燃焼制御方法 Expired - Fee Related JPH0694929B2 (ja)

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