JPH0694584A - シリンジ - Google Patents

シリンジ

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Publication number
JPH0694584A
JPH0694584A JP24462492A JP24462492A JPH0694584A JP H0694584 A JPH0694584 A JP H0694584A JP 24462492 A JP24462492 A JP 24462492A JP 24462492 A JP24462492 A JP 24462492A JP H0694584 A JPH0694584 A JP H0694584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
stem
syringe
liquid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24462492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Sakamoto
寛己 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP24462492A priority Critical patent/JPH0694584A/ja
Publication of JPH0694584A publication Critical patent/JPH0694584A/ja
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用しないときはコンパクト化することがで
きることを目的とする。 【構成】 シリンダが外シリンダと内シリンダとにより
伸縮可能な二重筒状をなすとともに外ピストンが外シリ
ンダ内を移動し内ピストンが内シリンダ内を移動して液
体の吸引排出を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙空間における実験
などに適用されるシリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宇宙空間において液体を扱う実験
などにシリンジが使用されており、例えばスペースシャ
トルに搭載の宇宙実験室スペースラブを利用して行われ
ている第1次材料実験(FMPT)のライフサイエンス
実験系においては、哺乳類細胞の超微細構造と機能に及
ぼす無重力に関する研究において細胞培養容器に対する
培地の注入、注出、グルタルアンデヒドの注入などにシ
リンジが用いられる。これらのシリンジは1本づつ安全
保護袋に入れられ、さらに数本づつ纏めてケースにいれ
られたうえでスペースシャトル内の収納庫へ収納され
る。
【0003】また、第2次国際微少重力実験室計画(I
ML−2)においても類似の実験が予定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
リンジにおいて、宇宙空間における実験は稀な機会であ
るために多くの実験が集中するが、宇宙実験室では収納
スペースの確保に莫大なコストを要する。このため、実
験用機材のコンパクト化は最優先のニーズで、シリンジ
に関してもコンパクト化は重要な課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシリンジは
上記課題の解決を目的にしており、外シリンダと内シリ
ンダとにより二重筒状をなし伸縮可能なシリンダと、上
記外シリンダ内を移動して液体の吸引排出を行う外ピス
トンと、上記内シリンダ内を移動して液体の吸引排出を
行う内ピストンとを備えた構成を特徴とする。
【0006】
【作用】即ち、本発明に係るシリンジにおいては、シリ
ンダが外シリンダと内シリンダとにより伸縮可能な二重
筒状をなすとともに外ピストンが外シリンダ内を移動し
内ピストンが内シリンダ内を移動して液体の吸引排出を
行うようになっており、本シリンジを使用するときはシ
リンダを伸ばして内外ピストンを移動させることにより
所要の液体を吸引排出することができ、本シリンジを使
用しないときはシリンダを縮めて内外シリンダを重ねる
ことによりコンパクト化することができる。
【0007】
【実施例】図1乃至図4は本発明の一実施例に係るシリ
ンジの説明図である。図において、本実施例に係るシリ
ンジは宇宙空間において液体を扱う実験などに使用され
るもので、例えばスペースシャトルに搭載の宇宙実験室
スペースラブを利用して行われている第1次材料実験
(FMPT)のライフサイエンス実験系においては、哺
乳類細胞の超微細構造と機能に及ぼす無重力に関する研
究において細胞培養容器に対する培地の注入、抽出、グ
ルタルアンデヒドの注入などにシリンジが用いられる。
これらのシリンジは1本づつ安全保護袋に入れられ、さ
らに数本づつ纏めてケースにいれられたうえでスペース
シャトル内の収納庫へ収納される。また、第2次国際微
少重力実験室計画(IML−2)においても類似の実験
が予定されている。
【0008】宇宙空間における実験は稀な機会であるた
めに多くの実験が集中するが、宇宙実験室では収納スペ
ースの確保に莫大なコストを要する。このため、実験用
機材のコンパクト化は最優先のニーズで、シリンジに関
してもコンパクト化は重要な課題である。本シリンジに
おいては、収納スペースの有効利用を計って図に示すよ
うにシリンダを2分割型としてシリンダが伸縮できるよ
うにし、このシリンダの分割部をOリングでシールする
とともに、内外のシリンダが互いにストッパで固定され
るようになっている。また、ピストンも内、外のシリン
ダにフィットするように2分割型とし、この分割部をO
リングでシールしている。また、液体の吸引時にピスト
ンの合体を助けるため、ピストン押えを外側のシリンダ
に備えている。即ち、図1における符号1は本シリンジ
の外シリンダ、2は内シリンダ、3は外ピストン、4は
内ピストン、5はストッパ、6はピストン押え、7はニ
ードル部、8はステム、9はつばで本シリンジはこれら
の部財などにより構成されている。
【0009】ストッパ5はばね式で、このストッパ5に
対応して内シリンダ2の外周端部に切欠きが設けられて
おり、内シリンダ2を伸ばす際に規定の長さに止める働
きをする。また、注入、排出を終えてシリンダを縮める
際にストッパ5を敢えて外さなくてもシリンダを縮め得
るように、内シリンダ2の外周端部の切欠きは先端に向
けて浅いテーパ状をなしている。また、ステム8のつば
9は長方形の角部を丸めた形状をなしている。また、外
ピストン3にはつば9と同一形状でつば9よりも僅かに
大きい穴が穿設され、また内ピストン4は軸心にステム
8先端の突起ねじ部と螺合可能なねじ孔をを有してお
り、ステム8により外ピストン3と内ピストン4とを合
体させた状態で押したり、90°回転させて上述の穴内
につば9を嵌入させることにより内ピストン4のみを押
したり引いたりすることができるようになっている。ま
た、内シリンダ2、外ピストン3、内ピストン4、ピス
トン押え6にはOリング2aが取付けられており、液体
のリークを生じない構造になっている。ピストン押え6
は内ピストン4を外ピストン3に合体させる際に外ピス
トン3を固定しておくために設けられており、外シリン
ダ1内側方向へ移動させた後ロック機構によりロックが
可能な構造になっている。
【0010】図2において、同図(a)〜(f)は本シ
リンジ使用時の準備手順を示しており、先ずニードル部
7のキャップを外してストッパ5により固定されるまで
内シリンダ2を伸ばした後、ステム8先端のねじ部を内
ピストン4のねじ孔に螺合して接続する。その際、つば
9が外ピストン3を押すことができるようにステム8を
回転させ、つば9を外ピストン3の外側に位置させる。
次に、ステム8を押して外ピストン3を内シリンダ2端
部に接触させ、ピストン押え6を外シリンダ1内側方向
へ動かして突出させた後ロック機構によりロックする。
そして、ステム8を回転させてつば9が外ピストン3の
外側から外れて内側へ入る位置に合わせてステム8を押
し、内ピストン4を内シリンダ2奥の端部に接触させ
る。
【0011】図3において、同図(a)〜(c)は液体
の吸引手順を示しており、先ずニードル部7を液体中に
浸してステム8を内ピストン4が外ピストン3と合体す
るまで引く。次に、ピストン押え6のロックを解いてピ
ストン押え6を外シリンダ1外側方向へ動かして引っ込
め、外ピストン3の固定を解除する。そして、ステム8
を外ピストン3が外シリンダ1内の端部に接触するまで
引く。
【0012】図4において、同図(a)〜(d)は液体
の排出手順を示しており、先ずつば9が外ピストン3を
押すことができるようにステム8を回転させてつば9を
外ピストン3の外側に位置させる。次に、ステム8を押
して外ピストン3を内シリンダ2端部に接触させ、ピス
トン押え6を外シリンダ1内側方向へ動かして突出させ
た後ロック機構によりロックする。そして、ステム8を
回転させてつば9が外ピストン3の外側から外れて内側
へ入る位置に合わせ、ステム8を押して内ピストン4を
内シリンダ2奥の端部に接触させる。
【0013】このように本シリンジはシリンダが伸縮可
能になっており、本シリンジの使用時はシリンダを伸ば
すことにより内外シリンダ1,2間がストッパ5で自動
的に固定され、内外ピストン3,4により液体を吸引、
排出することができる。また、本シリンジを使用しない
ときはシリンダを縮めて内外シリンダ1,2を重ねると
ともに内外ピストン3,4を合体させることにより、シ
リンジ全長が約30%削減されて占有空間を少なくする
ことができる。これにより、収納スペースに制限のある
宇宙空間における実験に対して非常に有用であると考え
られる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るシリンジは前記のように構
成されており、本シリンジを使用しないときはシリンダ
を縮めてコンパクト化することができるので、収納スペ
ースに制限のある場所などにおいて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るシリンジ
の断面図、同図(b)は同図(a)におけるbーb矢視
図、同図(c)はそのステムの正面図、同図(d)は同
図(c)におけるdーd矢視図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3もその作用説明図である。
【図4】図4もその作用説明図である。
【符号の説明】
1 外シリンダ 2 内シリンダ 2a Oリング 3 外ピストン 4 内ピストン 5 ストッパ 5a 切欠き 6 ピストン押え 7 ニードル部 8 ステム 9 つば

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外シリンダと内シリンダとにより二重筒
    状をなし伸縮可能なシリンダと、上記外シリンダ内を移
    動して液体の吸引排出を行う外ピストンと、上記内シリ
    ンダ内を移動して液体の吸引排出を行う内ピストンとを
    備えたことを特徴とするシリンジ。
JP24462492A 1992-09-14 1992-09-14 シリンジ Withdrawn JPH0694584A (ja)

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JP24462492A JPH0694584A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 シリンジ

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JPH0694584A true JPH0694584A (ja) 1994-04-05

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130