JPH0694514A - 機械装置等における振動監視方法 - Google Patents

機械装置等における振動監視方法

Info

Publication number
JPH0694514A
JPH0694514A JP27074192A JP27074192A JPH0694514A JP H0694514 A JPH0694514 A JP H0694514A JP 27074192 A JP27074192 A JP 27074192A JP 27074192 A JP27074192 A JP 27074192A JP H0694514 A JPH0694514 A JP H0694514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
vibration
management
data
sensors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27074192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Yamazaki
保 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP27074192A priority Critical patent/JPH0694514A/ja
Publication of JPH0694514A publication Critical patent/JPH0694514A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラント類あるいはスキーリフト等に検知用
センサーを固定設置し、常に同一の条件で測定でき、長
期にわたって連続記録が可能で、負荷や測定条件の影響
を排除して正確な管理を可能とする振動監視方法を提供
する。 【構成】 振動検知用センサーを機械装置等の軸受近傍
に複数個所設け、該検知用センサーによる検知信号を
定時間毎に1個のデータをとり、複数個のデータの平均
を記憶し、かつピークホールドを掛け最高値を記憶さ
せ、これら信号をA/D変換してディジタル信号に変換
し、所定の規定値を越えると警告を発するようにし、か
つ時間軸を拡縮操作してミクロ的に原因究明、マクロ的
には傾向管理を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】最近プラントに於ける装置や機械
の大型化・高度化が進み、生産能力は著しく向上した。
反面一度故障が発生すると経済的損失並びに安全管理上
大きな問題となる。また、スキ−リフト等では輸送能力
向上のため、3人乗り・4人乗りと大型化、ロ−プ速度
の高速化が主流となり、従来の保守管理では新技術に追
随出来なくなってきている。本発明はこのようなプラン
トやスキ−リフト等に於ける振動監視方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント類の異常振動等に起因す
る経済的損失、或いは安全管理上の問題に対処する為、 a)作業者が携帯型の振動計を所持し、これで測定して
いるが、この方法では検知用のプロ−ブの持ち方や、押
し付け力等の測定条件が一定せず、測定値にバラツキが
出てしまうこと、 b)測定の時期によって負荷条件が一定でない場合、得
られた測定値にバラツキが出てしまうこと、 c)測定間隔が長い(最短でも1日1回)ため、測定値
をグラフにしても突発的現象が掴めないこと、 d)さらには定形のグラフの為、一か月単位の表示しか
できない。この為、数ケ月や数年に渡っての連続性のあ
る傾向管理が出来ないこと、 e)あるいは異常発生時の前後の動向が掴めないこと、
等の諸問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の問題点に鑑
み、プラント類あるいはスキ−リフト等に検知用センサ
−を固定設置し、常に同一の条件で測定でき、長期にわ
たって連続記録が可能で、負荷や測定条件の影響を排除
して正確な管理を可能とする振動監視方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】振動検知用センサ−を機
械装置等の軸受近傍に複数個所設け、該検知用センサ−
による検知信号を1分に1個のデ−タをとり、1時間分
計60回の平均を記憶し、かつ一時間ピ−クホ−ドを掛
け最高値を記憶させ、これら信号をA/D変換してディ
ジタル信号に変換し、所定の規定値を越えると警告を発
生するようにした。又時間軸を拡縮操作してミクロ的に
原因究明、マクロ的には傾向管理を可能とした。
【0005】
【実施例】本発明の原理を図1に示す。即ち、多くのセ
ンサ−1・・・で振動状態を検知し、A/D変換器2に
よってディジタル量に変換したのち、デ−タロガ−3で
デ−タを集積しておき、該デ−タによりパソコン4で分
析するというものである。図2はたとえばスキ−リフト
等の駆動機構の管理に本発明の監視方法を採用した例を
示す。電動機aを駆動し、軸受箱b、Vベルトc、減速
機d、カップリングeを介して軸受fに支持された滑車
gを介してワイヤロ−プhを駆動する。軸受箱b,減速
機d、あるいは滑車gの各軸受近傍にスタッドボルト
(図示しない)で測定用の振動センサ−1〜15を固定す
る。振動センサ−(温度センサを含む)1〜15により検
知された信号は振動監視装置本体iに送られ、こゝでA
/D変換され蓄積される。そして定期点検、精密診断時
にはパソコン4によって傾向管理、顧客管理を行う。或
いは精密診断装置5に振動監視装置本体iに蓄積された
デ−タを送り、こゝで以下に示す精密診断を行う。
【0006】図2の振動監視装置を使って次の様なシス
テムで管理が行われる。 1)信号感知;一分に一個のデ−タを取り、1時間分計
60回の平均を記憶する。又一時間ピ−クホルドをかけ
最高値を記憶する。 2)A/D変換;パソコンで扱えるようにディジタル信
号に変換する。 3)良否判定;規定値を設け、それ以上になれば注意灯
(図2のランプボックス参照)を点灯させるか、または
警告音を発生する。注意灯と警告音とを同時に作動して
もよい。 4)管理グラフ;時間軸を操作して、ミクロ的には原因
究明、マクロ的には傾向管理する。
【0007】図3は本出願人が実際に収録したあるロ−
プウエ−での記録である。図3(a)は1992年5月2
日から1992年6月11日までの41日間の振動デ−
タである。そして図3(b)は図3(a)の符号Xの部分即
ち1992年5月2日から1992年5月6日までの5
日分を拡大したものである。さらに図3(c)は図3(b)
の符号Yの部分即ち1992年5月12日から1992
年5月13日の分を拡大したものである。
【0008】本監視装置においては、次のような管理分
析が可能である。 a)振動状態を一分に一回測定し、一時間分計60回を
平均した数値を記憶させる。この場合負荷の変動による
影響を排除するため平均値を求める。 b)ピ−クホ−ルドを掛け、一時間内の最大値を記憶さ
せ、負荷の変動の影響を見るため最大値を求める。 c)測定周期は一秒取り込み、一分表示も出来るように
し、これにより、突発現象が起きても的確に捉えられ
る。 d)図3の如くグラフの時間軸を可変長として、一日・
一ケ月・数年(全体像)表示も可能となり、任意のゾ−ン
(部分像)のみの表示も可能とした。マクロ的には長時
間の連続した傾向管理が出来、ミクロ的には突発現象の
原因追求も可能とした。
【0009】
【効果】振動検知用センサ−を機械装置等の軸受近傍に
複数個所固設し、該検知用センサ−による検知信号を1
分に1個のデ−タをとり、1時間分60回の平均を記憶
し、かつ一時間ピ−クホ−ドを掛けて最高値を記憶さ
せ、これら信号をA/D変換してディジタル信号に変換
し、所定の規定値を越えると警告を発生させるようにし
た。時間軸を拡縮操作してミクロ的に原因究明、マクロ
的には傾向管理を可能とした。このような方法により、
機械装置類の振動を監視できるようにしたので、 1)測定条件のソフトに組み込まれているので測定時の
設定は不要。 2)固定式のため、いつも同じ条件で測定値が得られ
る。 3)多点を同時測定するため変動の影響は一切受けな
い。 4)常時測定しているので、異常の初期段階で発見出来
る。 5)常時、同時測定しているので記録を連続して見られ
る。 6)時間軸の拡大・縮小により、任意の時間帯で最大一
年間の表示が出来る。 7)負荷や測定条件による影響を排除しているので、正
確な管理が出来る、等々の著効を奏し、特に大型リフト
等の監視装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理図。
【図2】監視装置の構成図。
【図3】実際に収録したデ−タの一例。
【符号の説明】
a 電動機 b 軸受箱 c Vベルト d 減速機 e カップリング f 軸受 g 滑車 h ワイヤロ−プ i 振動監視装置本体 1 センサ− 2 A/D変換器 3 デ−タロガン 4 パソコン 5 精密診断装置
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】振動検知用センサーを機
械装置等の軸受近傍に複数個所設け、該検知用センサー
による検知信号を所定時間毎に1個のデータをとり、
数個のデータの平均を記憶し、かつピークホールドを掛
け最高値を記憶させ、これら信号をA/D変換してディ
ジタル信号に変換し、所定の規定値を越えると警告を発
生するようにした。又時間軸を拡縮操作してミクロ的に
原因究明、マクロ的には傾向管理を可能とした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図2の振動監視装置を使って次の様なシス
テムで管理が行われる。 1)信号感知;一分に一個のデータを取り、1時間分計
60回の平均を記憶する。又一時間ピークホルドをか
け最高値を記憶する。 2)A/D変換;パソコンで扱えるようにディジタル信
号に変換する。 3)良否判定;規定値を設け、それ以上になれば注意灯
(図2のランプボックス参照)を点灯させるか、または
警告音を発生する。注意灯と警告音とを同時に作動して
もよい。 4)管理グラフ;時間軸を操作して、ミクロ的には原因
究明、マクロ的には傾向管理する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動検知用センサ−を機械装置等の軸受
    近傍に複数個所固設し、該検知用センサ−による検知信
    号を1分に1個のデ−タをとり、1時間分60回の平均
    を記憶し、かつ一時間ピ−クホ−ドを掛けて最高値を記
    憶させ、これら信号をA/D変換してディジタル信号に
    変換し、所定の規定値を越えると警告を発するようにし
    たことを特徴とする機械装置等における振動監視方法。
  2. 【請求項2】 時間軸を拡縮操作してミクロ的に原因究
    明、マクロ的には傾向管理を可能とした請求項1の機械
    装置等における振動監視方法。
JP27074192A 1992-09-16 1992-09-16 機械装置等における振動監視方法 Pending JPH0694514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27074192A JPH0694514A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 機械装置等における振動監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27074192A JPH0694514A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 機械装置等における振動監視方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0694514A true JPH0694514A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17490330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27074192A Pending JPH0694514A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 機械装置等における振動監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0694514A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6155121A (en) * 1997-12-11 2000-12-05 Nissan Motor Co., Ltd. V-belt noise tester and testing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6155121A (en) * 1997-12-11 2000-12-05 Nissan Motor Co., Ltd. V-belt noise tester and testing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6889553B2 (en) Method and apparatus for vibration sensing and analysis
EP0288979B1 (en) Method and apparatus for observing operating state of mechanical seal
US9267864B2 (en) Method for identifying damage on transmissions
WO2006030786A1 (ja) 異常診断装置及び異常診断方法
CA2434735A1 (en) Diagnostic method for predicting maintenance requirements in rotating equipment
JPH08338790A (ja) ナットランナ用減速機の性能評価方法
JP3871054B2 (ja) 機械設備の状態監視方法及び装置
JP4529602B2 (ja) 異常診断装置及び異常診断方法
JPH10197404A (ja) ディーゼル発電機異常監視装置
JP4031745B2 (ja) 歯車診断方法及び歯車診断装置
US20170131694A1 (en) Apparatus for checking a state of a machine part
JPH0344520A (ja) ベルトコンベア用回転ローラの異常検知方法及びその振動センサ
Lahdelma et al. Generalised lp norms in vibration analysis of process equipments
JP2755782B2 (ja) 圧延ラインの総合診断システム
JPH0694514A (ja) 機械装置等における振動監視方法
JP2695366B2 (ja) 低速回転機械の異常診断方法
KR20010098474A (ko) 초정밀전자장치의 거동과 환경을 감시하는 시스템
CN113227748A (zh) 用于监视已安装滚动轴承的使用寿命的方法
JPH01101418A (ja) 回転機械の診断装置
JPS6147325B2 (ja)
JPH01301131A (ja) 軸受監視装置
JPH054618B2 (ja)
JPS5925167B2 (ja) 軸受反力測定による回転軸系鑑視方法
JP2003065839A (ja) 振動監視方法及びその装置
JPS6330983Y2 (ja)