JPH0693871B2 - 便座用敷紙製造装置における便排出口形成装置 - Google Patents
便座用敷紙製造装置における便排出口形成装置Info
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- JPH0693871B2 JPH0693871B2 JP603390A JP603390A JPH0693871B2 JP H0693871 B2 JPH0693871 B2 JP H0693871B2 JP 603390 A JP603390 A JP 603390A JP 603390 A JP603390 A JP 603390A JP H0693871 B2 JPH0693871 B2 JP H0693871B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、便座用敷紙の製造装置に関し、特に製造コス
トの大幅な低減化を図れる便排出口形成装置に係るもの
である。
トの大幅な低減化を図れる便排出口形成装置に係るもの
である。
[従来の技術] 便座用敷紙としては第9図(イ)に示したもの、あるい
は本件出願人が既に実開平1-161694号として提案した第
9図(ロ)に示したものが公知である。これらの便座用
敷紙は、敷紙1のほぼ中央部に便排出口2となる舌片部
3を形成するための切目線4…を接続部5,3bを介して施
したものである。使用に際しては、第9図(イ)に示し
た敷紙1は、接続部5,3bを切目線4に沿って手で破い
て、また第9図(ロ)に示した敷紙1にあっては、接続
部5を切目線4に沿って、接続部3bを紙繊維を破きやす
い一点鎖線3cに沿って手で破くことにより、切目線4に
沿う舌片部3を敷紙本体から基端部3aを除いて取外し、
取外された舌片部分を便排出口2とするものである。
は本件出願人が既に実開平1-161694号として提案した第
9図(ロ)に示したものが公知である。これらの便座用
敷紙は、敷紙1のほぼ中央部に便排出口2となる舌片部
3を形成するための切目線4…を接続部5,3bを介して施
したものである。使用に際しては、第9図(イ)に示し
た敷紙1は、接続部5,3bを切目線4に沿って手で破い
て、また第9図(ロ)に示した敷紙1にあっては、接続
部5を切目線4に沿って、接続部3bを紙繊維を破きやす
い一点鎖線3cに沿って手で破くことにより、切目線4に
沿う舌片部3を敷紙本体から基端部3aを除いて取外し、
取外された舌片部分を便排出口2とするものである。
このような便排出口2を形成するための切目線4を原反
から繰り出される水溶性の帯状紙材Aに連続的に形成す
る装置としては、例えば実公昭62-25199号公報に開示さ
れた便座カバー製造装置のように切刃付きロールを備え
たものが知られている。このような切刃付きロールを備
えた従来の製造装置には、原反から繰り出された帯状紙
材を、切目線に対応した切刃を設けた切刃付きロールと
この切刃付きロールに対接して設けられた受けロールと
の間を通過させ、この通過過程で切刃付きロールの切刃
を他方の鋼製受けロールに当てて切刃に沿った切目線を
帯状紙材に切り込み形成するようにしたものや、受けロ
ールを紙やゴムで形成し前記した切刃付きロールの切刃
をこの受けロールに食い込ませて切刃に添った切目線を
帯状紙材に切り込み形成するようにしたものがある。
から繰り出される水溶性の帯状紙材Aに連続的に形成す
る装置としては、例えば実公昭62-25199号公報に開示さ
れた便座カバー製造装置のように切刃付きロールを備え
たものが知られている。このような切刃付きロールを備
えた従来の製造装置には、原反から繰り出された帯状紙
材を、切目線に対応した切刃を設けた切刃付きロールと
この切刃付きロールに対接して設けられた受けロールと
の間を通過させ、この通過過程で切刃付きロールの切刃
を他方の鋼製受けロールに当てて切刃に沿った切目線を
帯状紙材に切り込み形成するようにしたものや、受けロ
ールを紙やゴムで形成し前記した切刃付きロールの切刃
をこの受けロールに食い込ませて切刃に添った切目線を
帯状紙材に切り込み形成するようにしたものがある。
[発明が解決しようとする課題] 切刃付きロールを備えた従来の製造装置のうち、切刃付
きロールの切刃を他方の鋼製受けロールに当てて切刃に
沿った切目線を帯状紙材に切り込み形成する手段にあっ
ては、高い精度が要求され価格も高く、しかも軟らかく
薄い帯状紙材を切るので切刃の摩耗が激しく寿命が著し
く短いことから、便座用敷紙の製造コストを高くしてし
まう問題点があった。また受けロールを紙やゴムなど軟
らかい素材で形成しこれに切刃付きロールの切刃を食い
込ませて切刃に沿った切目線を帯状紙材に切り込み形成
している後者の手段にあっては、切刃を軟らかい受けロ
ールに食い込ませて帯状紙材を破くようにして切り込み
を入れるものであるため帯状紙材の紙繊維が受けロール
の溝に溜り溝の周辺が紙繊維で盛り上がってしまうため
常時調整補修を行わなければ正常な切目線形成が行なえ
ず、このような保守負担が便座用敷紙の製造コストを高
くしてしまうという問題点があった。
きロールの切刃を他方の鋼製受けロールに当てて切刃に
沿った切目線を帯状紙材に切り込み形成する手段にあっ
ては、高い精度が要求され価格も高く、しかも軟らかく
薄い帯状紙材を切るので切刃の摩耗が激しく寿命が著し
く短いことから、便座用敷紙の製造コストを高くしてし
まう問題点があった。また受けロールを紙やゴムなど軟
らかい素材で形成しこれに切刃付きロールの切刃を食い
込ませて切刃に沿った切目線を帯状紙材に切り込み形成
している後者の手段にあっては、切刃を軟らかい受けロ
ールに食い込ませて帯状紙材を破くようにして切り込み
を入れるものであるため帯状紙材の紙繊維が受けロール
の溝に溜り溝の周辺が紙繊維で盛り上がってしまうため
常時調整補修を行わなければ正常な切目線形成が行なえ
ず、このような保守負担が便座用敷紙の製造コストを高
くしてしまうという問題点があった。
本発明は、原反から繰り出される水溶性の帯状紙材に便
排出口を形成するための切目線を形成するに際し、従来
装置のようなコスト高で保守が面倒な切刃付きロールを
用いずに、製造コストを大幅に低減できる便座用敷紙製
造装置における便排出口形成装置を提供することを目的
としている。
排出口を形成するための切目線を形成するに際し、従来
装置のようなコスト高で保守が面倒な切刃付きロールを
用いずに、製造コストを大幅に低減できる便座用敷紙製
造装置における便排出口形成装置を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の便座用敷紙製造装
置においては、原反から繰り出される水溶性の帯状紙材
Aの敷紙単位となる各対応部に便排出口2を形成するた
めの切目線4を施す便排出口形成装置を、便排出口2を
形成するための前記切目線4に沿う液体線12を付着しえ
る液体線付着手段10と、この液体線付着手段で付着され
た前記液体線12に沿ったこの液体線12を引き離す方向に
引張力を加圧しえる液体線引き離し手段30とで構成した
ものである。
置においては、原反から繰り出される水溶性の帯状紙材
Aの敷紙単位となる各対応部に便排出口2を形成するた
めの切目線4を施す便排出口形成装置を、便排出口2を
形成するための前記切目線4に沿う液体線12を付着しえ
る液体線付着手段10と、この液体線付着手段で付着され
た前記液体線12に沿ったこの液体線12を引き離す方向に
引張力を加圧しえる液体線引き離し手段30とで構成した
ものである。
[作用] 上記ように構成された便座用敷紙製造装置の便排出口形
成装置によれば、原反から繰り出される水溶性の帯状紙
材Aを、まず液体線付着手段10で便排出口2を形成する
ための前記切目線4に沿う液体線12を付着する。液体を
付着された便座用敷紙の素材となる帯状紙材Aは、用済
み後には便器内に水で流し込むものであることから水溶
性の薄紙を採用している。したがって、液体線12を付着
された個所は他の部分に比べ紙繊維の機能が弱くなり、
この液体線12に沿って比較的弱い引張力を加えるだけで
引張力を加えられた液体線12に沿って確実且つ容易に切
り離され切目を入れられる状態におかれる。次に、液体
線引き離し手段30で液体線12付着部に沿ってこの液体線
12を引き離す方向に引張力を加圧すると引張力を加圧さ
れた液体線12付着部はこの液体線12付着部に沿って確実
且つ容易に引き離され所定の切目線4が形成される。
成装置によれば、原反から繰り出される水溶性の帯状紙
材Aを、まず液体線付着手段10で便排出口2を形成する
ための前記切目線4に沿う液体線12を付着する。液体を
付着された便座用敷紙の素材となる帯状紙材Aは、用済
み後には便器内に水で流し込むものであることから水溶
性の薄紙を採用している。したがって、液体線12を付着
された個所は他の部分に比べ紙繊維の機能が弱くなり、
この液体線12に沿って比較的弱い引張力を加えるだけで
引張力を加えられた液体線12に沿って確実且つ容易に切
り離され切目を入れられる状態におかれる。次に、液体
線引き離し手段30で液体線12付着部に沿ってこの液体線
12を引き離す方向に引張力を加圧すると引張力を加圧さ
れた液体線12付着部はこの液体線12付着部に沿って確実
且つ容易に引き離され所定の切目線4が形成される。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
10は、原反から繰り出される水溶性の帯状紙材Aに便排
出口2を形成するための切目線4に沿う液体線12を付着
する液体線付着手段である。この液体線付着手段10は、
敷紙の各単位体となる流れ方向長さと同じ円周に形成さ
れた水付けロール14とこの水付けロール14に圧接された
受けロール15から成り、この水付けロール14の周面には
便排出口を形成する切目線4に沿った線状の水付け凹部
16を形成している。前記水付けロール14は、水などの液
体17を溜めた液体槽18内に部分的に浸漬してあり、この
液体槽18内を水付けロール14が通過することによりこの
水付けロール14の周面に形成された水付け凹部16内に液
体槽18内の液体17が付着される。19は水付けロール14の
周面に摺接されたドクターであり、このドクター19によ
り水付け凹部16以外のロール周面に付着された水などの
液体17を取り除いている。
出口2を形成するための切目線4に沿う液体線12を付着
する液体線付着手段である。この液体線付着手段10は、
敷紙の各単位体となる流れ方向長さと同じ円周に形成さ
れた水付けロール14とこの水付けロール14に圧接された
受けロール15から成り、この水付けロール14の周面には
便排出口を形成する切目線4に沿った線状の水付け凹部
16を形成している。前記水付けロール14は、水などの液
体17を溜めた液体槽18内に部分的に浸漬してあり、この
液体槽18内を水付けロール14が通過することによりこの
水付けロール14の周面に形成された水付け凹部16内に液
体槽18内の液体17が付着される。19は水付けロール14の
周面に摺接されたドクターであり、このドクター19によ
り水付け凹部16以外のロール周面に付着された水などの
液体17を取り除いている。
原反から繰り出される水溶性の帯状紙材Aは、水付けロ
ール14を受けロール15間を通過することにより、切目線
4に沿った線状の水付け凹部16内に液体槽18内の液体17
が付着され、この水付け凹部16内に付着された液体が帯
状紙材Aの所定位置に転移し付着され、よって第8図に
示すように帯状紙材Aの所定位置に便排出口2を形成す
るための切目線4に沿う液体線12が連続的に付着され
る。
ール14を受けロール15間を通過することにより、切目線
4に沿った線状の水付け凹部16内に液体槽18内の液体17
が付着され、この水付け凹部16内に付着された液体が帯
状紙材Aの所定位置に転移し付着され、よって第8図に
示すように帯状紙材Aの所定位置に便排出口2を形成す
るための切目線4に沿う液体線12が連続的に付着され
る。
なお、液体線12の液体17は、前記したように水に限定さ
れるものではなく、水溶性の印刷インキとしても良い。
そして、水溶性の印刷インキを採用した場合、水付けロ
ール14に液体線12を付着するための水付け凹部16以外の
図柄付け凹部を形成しておけば、液体線付着工程で液体
線12を付着するのと同時に各種の図柄を帯状紙材に印刷
できる。
れるものではなく、水溶性の印刷インキとしても良い。
そして、水溶性の印刷インキを採用した場合、水付けロ
ール14に液体線12を付着するための水付け凹部16以外の
図柄付け凹部を形成しておけば、液体線付着工程で液体
線12を付着するのと同時に各種の図柄を帯状紙材に印刷
できる。
30は、前記液体線付着手段10で付着された前記液体線12
に沿ってこの液体線12を引き離す方向に引張力を加圧し
える液体線引き離し手段である。この液体線引き離し手
段30は、敷紙の各単位体となる流れ方向長さと同じ円周
に形成された一対の引張加圧ロール31,31から成り、こ
の一対の引張加圧ロール31,31は、前工程で付着された
液体線12に沿って該液体線12の内側範囲よりわずかに狭
い凸面34を形成した凸部ロール33と、液体線12に沿って
この液体線12の外側範囲よりわずかに広い凹面36を形成
した凹部ロール35とで構成され、各ロール33,35の回転
中に第4図に示すように凸面34と凹面36とが互いにかみ
合うように構成している。この凸部ロール33と凹部ロー
ル35が回転して互いの凸面34と凹面36とがかみ合わされ
ると、互いにかみ合わされた凹凸面の凹凸段差によって
液体線12をこの液体線に沿って引き離す方向に引張力が
加えられ、この液体線12に沿った切目線4が第8図に示
すように形成される。
に沿ってこの液体線12を引き離す方向に引張力を加圧し
える液体線引き離し手段である。この液体線引き離し手
段30は、敷紙の各単位体となる流れ方向長さと同じ円周
に形成された一対の引張加圧ロール31,31から成り、こ
の一対の引張加圧ロール31,31は、前工程で付着された
液体線12に沿って該液体線12の内側範囲よりわずかに狭
い凸面34を形成した凸部ロール33と、液体線12に沿って
この液体線12の外側範囲よりわずかに広い凹面36を形成
した凹部ロール35とで構成され、各ロール33,35の回転
中に第4図に示すように凸面34と凹面36とが互いにかみ
合うように構成している。この凸部ロール33と凹部ロー
ル35が回転して互いの凸面34と凹面36とがかみ合わされ
ると、互いにかみ合わされた凹凸面の凹凸段差によって
液体線12をこの液体線に沿って引き離す方向に引張力が
加えられ、この液体線12に沿った切目線4が第8図に示
すように形成される。
液体線引き離し手段30について更に説明すれば、第3図
において、符号34a,34aは凸部ロール33の凸面34の両側
略中間部を部分的に切り欠いて形成された不引張圧切欠
き部であり、該不引張圧切欠き部34a,34aに対応した液
体線12付着部には該液体線12を引き離すための引張力を
加圧されないように構成している。この不引張圧切欠き
部34a,34aにより、第8図および第9図(イ)に示した
切目線4を不連続なものとする両側部の接続部5,5が形
成される。また、液体線12が付着されない部位、すなわ
ち、便排出口2となる舌片部3の基端部3aと先端部3b
は、切り離し不要部位であり、該切り離し不要部位に不
必要な引張力を加圧しないようにするため、凸面34と凹
面36との段差圧力がかからないように間隙幅を広く形成
している。
において、符号34a,34aは凸部ロール33の凸面34の両側
略中間部を部分的に切り欠いて形成された不引張圧切欠
き部であり、該不引張圧切欠き部34a,34aに対応した液
体線12付着部には該液体線12を引き離すための引張力を
加圧されないように構成している。この不引張圧切欠き
部34a,34aにより、第8図および第9図(イ)に示した
切目線4を不連続なものとする両側部の接続部5,5が形
成される。また、液体線12が付着されない部位、すなわ
ち、便排出口2となる舌片部3の基端部3aと先端部3b
は、切り離し不要部位であり、該切り離し不要部位に不
必要な引張力を加圧しないようにするため、凸面34と凹
面36との段差圧力がかからないように間隙幅を広く形成
している。
第5図、第6図及び第7図は、液体線引き離し手段30の
他の実施例を示したものであり、この実施例では、液体
線引き離し手段30を、敷紙の各単位体となる流れ方向長
さと同じ円周に形成された一対の引張加圧ロール31,31
より構成し、この一対の引張加圧ロール31,31を、前工
程で付着された液体線12に沿う線状の凸条部41を形成し
た凸部ロール40と、液体線12に沿ってこの液体線12より
わずかに広い幅を有する凹溝43を形成した凹部ロール42
とで構成され、各ロール40,42の回転中に第6図に示す
ように凸条部41と凹溝43とが互いにかみ合うように構成
している。この凸部ロール40と凹部ロール42が回転して
互いの凸条部41と凹溝43とがかみ合わされると、液体線
12に沿った凸条部41の押圧力によって液体線12をこの液
体線に沿って引き離す方向に引張力が加えられ、この液
体線12に沿った切目線4が形成される。なお、この実施
例の場合、第9図(イ),(ロ)に示した切目線4を不
連続なものとする両側部の接続部5,5、並びに液体線12
が付着されない切り離し不要部位、すなわち、便排出口
2となる舌片部3の基端部3aと先端部3bには、前記凸条
部41による不必要な押圧力を加圧しないようにするた
め、第5図及び第7図に示すよう該部分の凸条部は切り
欠いて形成してあることは勿論である。また、第9図
(ロ)の敷紙に対応した第7図の引張加圧ロールによる
液体線引き離し工程の前工程で付着される液体線は図示
してないが、第7図に一点鎖線で示した凹溝43に対応し
て付着されていることは勿論である。
他の実施例を示したものであり、この実施例では、液体
線引き離し手段30を、敷紙の各単位体となる流れ方向長
さと同じ円周に形成された一対の引張加圧ロール31,31
より構成し、この一対の引張加圧ロール31,31を、前工
程で付着された液体線12に沿う線状の凸条部41を形成し
た凸部ロール40と、液体線12に沿ってこの液体線12より
わずかに広い幅を有する凹溝43を形成した凹部ロール42
とで構成され、各ロール40,42の回転中に第6図に示す
ように凸条部41と凹溝43とが互いにかみ合うように構成
している。この凸部ロール40と凹部ロール42が回転して
互いの凸条部41と凹溝43とがかみ合わされると、液体線
12に沿った凸条部41の押圧力によって液体線12をこの液
体線に沿って引き離す方向に引張力が加えられ、この液
体線12に沿った切目線4が形成される。なお、この実施
例の場合、第9図(イ),(ロ)に示した切目線4を不
連続なものとする両側部の接続部5,5、並びに液体線12
が付着されない切り離し不要部位、すなわち、便排出口
2となる舌片部3の基端部3aと先端部3bには、前記凸条
部41による不必要な押圧力を加圧しないようにするた
め、第5図及び第7図に示すよう該部分の凸条部は切り
欠いて形成してあることは勿論である。また、第9図
(ロ)の敷紙に対応した第7図の引張加圧ロールによる
液体線引き離し工程の前工程で付着される液体線は図示
してないが、第7図に一点鎖線で示した凹溝43に対応し
て付着されていることは勿論である。
更に、液体線引き離し手段30において、第1図,第3図
および第4図に示した実施例の場合、互いにかみ合わさ
れる凹凸面34,36の凹凸段差を調整することにより、こ
の凹凸段差によって液体線を引き離す方向に加えられる
引張力の強弱を調節できる。また同様に、第5図,第6
図および第7図に示した実施例の場合お、互いにかみ合
わされる凸条部41と凹溝43との凹凸段差を調整すること
により、この凹凸段差によって液体線を引き離す方向に
加えられる引張力の強弱を調節できる。このように引張
力の強弱調節を可能にしたことにより、加えられる引張
力を強くして切目線4を完全に切り離した切目とするこ
とも出来るし、また加えられる引張力を弱くして使用時
に加えられる臀部や股部の圧力で切目線4が初めて完全
に切り離されるように細い紙繊維がわずかに絡まってい
る状態にした切目とすることも出来る。
および第4図に示した実施例の場合、互いにかみ合わさ
れる凹凸面34,36の凹凸段差を調整することにより、こ
の凹凸段差によって液体線を引き離す方向に加えられる
引張力の強弱を調節できる。また同様に、第5図,第6
図および第7図に示した実施例の場合お、互いにかみ合
わされる凸条部41と凹溝43との凹凸段差を調整すること
により、この凹凸段差によって液体線を引き離す方向に
加えられる引張力の強弱を調節できる。このように引張
力の強弱調節を可能にしたことにより、加えられる引張
力を強くして切目線4を完全に切り離した切目とするこ
とも出来るし、また加えられる引張力を弱くして使用時
に加えられる臀部や股部の圧力で切目線4が初めて完全
に切り離されるように細い紙繊維がわずかに絡まってい
る状態にした切目とすることも出来る。
なお、この実施例では、便排出口2を舌片部3付きのも
ので説明したが、これに限定されないことは勿論であ
り、例えば舌片部を備えない便排出口を形成した便座用
敷紙にも採用できるものである。
ので説明したが、これに限定されないことは勿論であ
り、例えば舌片部を備えない便排出口を形成した便座用
敷紙にも採用できるものである。
このようにして便排出口形成装置で原反から繰り出され
た水溶性の帯状紙材Aの敷紙単位となる各対応部に便排
出口2を形成するための切目線4を形成された帯状紙材
は、図示しない次工程の帯状紙材を供給方向の中心線に
沿って二ツ折り(第9図の二点鎖線6に沿う二ツ折り)
にする二ツ折り工程と、二ツ折りにされた帯状紙材を第
9図の二点鎖線7に沿って四ツ折りにすると共に帯状素
材を単位体の長さに切断する単位体長さ切断及び四ツ折
り工程へと送られる。なお、前記二ツ折り工程は、前記
液体線付着工程10の前に、あるいは該液体線付着工程10
と前記液体線引き離し工程30との間に設けてもかまわな
い。
た水溶性の帯状紙材Aの敷紙単位となる各対応部に便排
出口2を形成するための切目線4を形成された帯状紙材
は、図示しない次工程の帯状紙材を供給方向の中心線に
沿って二ツ折り(第9図の二点鎖線6に沿う二ツ折り)
にする二ツ折り工程と、二ツ折りにされた帯状紙材を第
9図の二点鎖線7に沿って四ツ折りにすると共に帯状素
材を単位体の長さに切断する単位体長さ切断及び四ツ折
り工程へと送られる。なお、前記二ツ折り工程は、前記
液体線付着工程10の前に、あるいは該液体線付着工程10
と前記液体線引き離し工程30との間に設けてもかまわな
い。
[発明の効果] 本発明の便座用敷紙製造装置における便排出口形成装置
は、以上説明したように構成されているので、原反から
繰り出される水溶性の帯状紙材に便排出口を形成するた
めの適格な切目線を形成するに際し、従来装置のような
コスト高で保守が面倒な切刃付きロールを用いずに、摩
耗等による装置の消耗負担がほとんど無く、しかも保守
の容易な液体線付着手段と液体線引き離し手段とで達成
したものであるため、便座用敷紙の製造コストを大幅に
低減できるという優れた効果を奏する。
は、以上説明したように構成されているので、原反から
繰り出される水溶性の帯状紙材に便排出口を形成するた
めの適格な切目線を形成するに際し、従来装置のような
コスト高で保守が面倒な切刃付きロールを用いずに、摩
耗等による装置の消耗負担がほとんど無く、しかも保守
の容易な液体線付着手段と液体線引き離し手段とで達成
したものであるため、便座用敷紙の製造コストを大幅に
低減できるという優れた効果を奏する。
第1図は本発明の便排出口形成装置を示す概略側面図、
第2図は第1図で示された水付けロールを展開して示す
概略平面図、第3図は第1図で示された引張加圧ロール
を展開して示す概略平面図、第4図は第1図および第3
図で示された引張加圧ロールの概略正面図、第5図は引
張加圧ロールの他の実施例を展開して示す概略平面図、
第6図は第5図で示した引張加圧ロールの概略正面図、
第7図は引張加圧ロールの他の実施例を展開して示す拡
大概略平面図、第8図は本装置で帯状紙材に切目線を施
す状態を説明的に示した概略平面図、第9図(イ),
(ロ)はそれぞれ便座用敷紙の展開状態を示す平面図。 A……水溶性の帯状紙材、2……便排出口、4……切目
線、10……液体線付着手段、12……液体線、30……液体
線引き離し手段、31……引張加圧ロール。
第2図は第1図で示された水付けロールを展開して示す
概略平面図、第3図は第1図で示された引張加圧ロール
を展開して示す概略平面図、第4図は第1図および第3
図で示された引張加圧ロールの概略正面図、第5図は引
張加圧ロールの他の実施例を展開して示す概略平面図、
第6図は第5図で示した引張加圧ロールの概略正面図、
第7図は引張加圧ロールの他の実施例を展開して示す拡
大概略平面図、第8図は本装置で帯状紙材に切目線を施
す状態を説明的に示した概略平面図、第9図(イ),
(ロ)はそれぞれ便座用敷紙の展開状態を示す平面図。 A……水溶性の帯状紙材、2……便排出口、4……切目
線、10……液体線付着手段、12……液体線、30……液体
線引き離し手段、31……引張加圧ロール。
Claims (1)
- 【請求項1】原反から繰り出される水溶性の帯状紙材
(A)の敷紙単位となる各対応部に便排出口(2)を形
成するための切目線(4)を施す便排出口形成装置であ
り、該便排出口形成装置を、便排出口(2)を形成する
ための前記切目線(4)に沿う液体線(12)を付着しえ
る液体線付着手段(10)と、この液体線付着手段で付着
された前記液体線(12)に沿ってこの液体線(12)を引
き離す方向に引張力を加圧しえる液体線引き離し手段
(30)とで構成してなる便座用敷紙製造装置における便
排出口形成装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP603390A JPH0693871B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 便座用敷紙製造装置における便排出口形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP603390A JPH0693871B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 便座用敷紙製造装置における便排出口形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03210224A JPH03210224A (ja) | 1991-09-13 |
JPH0693871B2 true JPH0693871B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=11627342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP603390A Expired - Lifetime JPH0693871B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 便座用敷紙製造装置における便排出口形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693871B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-12 JP JP603390A patent/JPH0693871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03210224A (ja) | 1991-09-13 |
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