JPH0693005B2 - 蓄電池の残存容量測定器 - Google Patents
蓄電池の残存容量測定器Info
- Publication number
- JPH0693005B2 JPH0693005B2 JP63003976A JP397688A JPH0693005B2 JP H0693005 B2 JPH0693005 B2 JP H0693005B2 JP 63003976 A JP63003976 A JP 63003976A JP 397688 A JP397688 A JP 397688A JP H0693005 B2 JPH0693005 B2 JP H0693005B2
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- Japan
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- storage battery
- current
- voltage
- circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蓄電池の残存容量測定器に関するものである。
従来の技術 従来、蓄電池の残存容量を測定する方法として（イ）実
際に放電した電気量を積算電気量計で測定する方法、
（ロ）放電時の電圧降下を測定することにより残存容量
を測定する方法、（ハ）電解液の比重を測定することに
より残存容量を測定する方法、（ニ）蓄電池を負荷より
開放し、開回路状態における端子電圧を測定する方法等
が知られている。
際に放電した電気量を積算電気量計で測定する方法、
（ロ）放電時の電圧降下を測定することにより残存容量
を測定する方法、（ハ）電解液の比重を測定することに
より残存容量を測定する方法、（ニ）蓄電池を負荷より
開放し、開回路状態における端子電圧を測定する方法等
が知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、（イ）の方法は放電率、温度、蓄電池の
劣化等による容量の変化並びに絶えず充放電が繰り返さ
れるような使用条件にあっては測定が不正確である。
（ロ）の方法は負荷変動の影響を受けやすく、また放電
率の差異および蓄電池の容量によりそれぞれ補正した
り、測定位置を変えたりしなければならない。（ハ）の
方法は蓄電池が劣化した場合には正確に残存容量を測定
できず、また使用中の保守状態による電解液の温度変化
の影響を受けやすい。（ニ）の方法はシステムから蓄電
池を切り離して測定しなければならないため、非常用電
源設備等の場合にはシステムそのものの信頼性を欠き実
用に耐えない。従来装置には以上のような種々の欠点が
あった。
劣化等による容量の変化並びに絶えず充放電が繰り返さ
れるような使用条件にあっては測定が不正確である。
（ロ）の方法は負荷変動の影響を受けやすく、また放電
率の差異および蓄電池の容量によりそれぞれ補正した
り、測定位置を変えたりしなければならない。（ハ）の
方法は蓄電池が劣化した場合には正確に残存容量を測定
できず、また使用中の保守状態による電解液の温度変化
の影響を受けやすい。（ニ）の方法はシステムから蓄電
池を切り離して測定しなければならないため、非常用電
源設備等の場合にはシステムそのものの信頼性を欠き実
用に耐えない。従来装置には以上のような種々の欠点が
あった。
問題点を解決するための手段 本発明はこれら従来の欠点を解消し、蓄電池をシステム
から切り離さなくても常に正確に蓄電池の残存容量を測
定し得る残存容量測定器を提供するものである。
から切り離さなくても常に正確に蓄電池の残存容量を測
定し得る残存容量測定器を提供するものである。
蓄電池は放電する時の放電率によって電圧が様々に変動
するが、負荷を開放状態とすると、蓄電池はその放電状
態での一定の起電力に回復するという事実がある。本発
明はこの事実に基づきなされたもので、蓄電池電流と絶
対値の等しい電流を流入もしくは流出し被測定蓄電池の
電流をおおむね零とすることによって、蓄電池の負荷を
実際に開放することなく、開放と同じ状態とし、等価的
に電池の開回路電圧を測定することにより残存容量を測
定することを特徴とするものである。
するが、負荷を開放状態とすると、蓄電池はその放電状
態での一定の起電力に回復するという事実がある。本発
明はこの事実に基づきなされたもので、蓄電池電流と絶
対値の等しい電流を流入もしくは流出し被測定蓄電池の
電流をおおむね零とすることによって、蓄電池の負荷を
実際に開放することなく、開放と同じ状態とし、等価的
に電池の開回路電圧を測定することにより残存容量を測
定することを特徴とするものである。
実施例 以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。第１図は、本発明に係る測定器の構成を示すもので
ある。図において、充電器３と、負荷２と、蓄電池１と
によって一般的な蓄電池を有する電源装置を示す。前記
蓄電池１の構成は単セルまたは何個か直列に接続したブ
ロック体いずれでも可でありその方式は問わない。４は
本発明に係る蓄電池の残存容量測定器の全体の構成を示
す。前記電源装置において、被測定対象物となる蓄電池
10に直列に電流検出器40を接続する。この電流検出器40
は電流変流器もしくはホール素子等を用いたクランプ式
変流器いずれでも可である。41は蓄電池電流検出回路で
あって、電流検出器40によって変換された前記蓄電池１
の電流を検出し、電圧信号に変換し、比較制御回路46に
送出する。44は電流バイパス回路であって、蓄電池に流
入流出する電流、すなわち蓄電池電流を被測定蓄電池10
を通さず、バイパスさせることによって、被測定蓄電池
10の蓄電池電流をおおむね零とし、等価的に蓄電池を開
放状態とする。この電流バイパス回路によってバイパス
する電流値をバイパス電流検出回路42によって検出し、
電圧信号に変換し、前記比較制御回路46に送出する。比
較制御回路46ではバイパス電流検出回路42により送出さ
れる電圧信号および前述した蓄電池電流検出回路41より
送出される電圧信号を受け、両者の位相、平均値を比較
し、電流バイパス回路44のバイパス電流を被測定蓄電池
10以外を流れる電流すなわち電流検出器40により検出さ
れる電流値と同じとなるように制御を行い、被測定蓄電
池10の等価的な開放状態を保つ。さらにこの比較制御回
路46は上記開放状態となった時点において、電圧対容量
換算回路47に対し、電圧検出回路43より検出する蓄電池
電圧をその容量比率に換算するむねの指令信号を送出す
る。電圧対容量換算回路47では、前記比較制御回路46よ
りの指令信号を受けることによりあらかじめ設定する既
知の開回路電圧対容量の関係に従って電圧検出回路43よ
り検出された蓄電池電圧を容量比率（百分率）に換算
し、表示出力回路48により表示する。この表示出力回路
48ではデジタル表示による％表示ならびにLED式バーグ
ラフにより容量のレベル表示を行う。
る。第１図は、本発明に係る測定器の構成を示すもので
ある。図において、充電器３と、負荷２と、蓄電池１と
によって一般的な蓄電池を有する電源装置を示す。前記
蓄電池１の構成は単セルまたは何個か直列に接続したブ
ロック体いずれでも可でありその方式は問わない。４は
本発明に係る蓄電池の残存容量測定器の全体の構成を示
す。前記電源装置において、被測定対象物となる蓄電池
10に直列に電流検出器40を接続する。この電流検出器40
は電流変流器もしくはホール素子等を用いたクランプ式
変流器いずれでも可である。41は蓄電池電流検出回路で
あって、電流検出器40によって変換された前記蓄電池１
の電流を検出し、電圧信号に変換し、比較制御回路46に
送出する。44は電流バイパス回路であって、蓄電池に流
入流出する電流、すなわち蓄電池電流を被測定蓄電池10
を通さず、バイパスさせることによって、被測定蓄電池
10の蓄電池電流をおおむね零とし、等価的に蓄電池を開
放状態とする。この電流バイパス回路によってバイパス
する電流値をバイパス電流検出回路42によって検出し、
電圧信号に変換し、前記比較制御回路46に送出する。比
較制御回路46ではバイパス電流検出回路42により送出さ
れる電圧信号および前述した蓄電池電流検出回路41より
送出される電圧信号を受け、両者の位相、平均値を比較
し、電流バイパス回路44のバイパス電流を被測定蓄電池
10以外を流れる電流すなわち電流検出器40により検出さ
れる電流値と同じとなるように制御を行い、被測定蓄電
池10の等価的な開放状態を保つ。さらにこの比較制御回
路46は上記開放状態となった時点において、電圧対容量
換算回路47に対し、電圧検出回路43より検出する蓄電池
電圧をその容量比率に換算するむねの指令信号を送出す
る。電圧対容量換算回路47では、前記比較制御回路46よ
りの指令信号を受けることによりあらかじめ設定する既
知の開回路電圧対容量の関係に従って電圧検出回路43よ
り検出された蓄電池電圧を容量比率（百分率）に換算
し、表示出力回路48により表示する。この表示出力回路
48ではデジタル表示による％表示ならびにLED式バーグ
ラフにより容量のレベル表示を行う。
第２図は密閉形鉛蓄電池の場合における開回路電圧と容
量の関係を示すグラフ例であるが、他の蓄電池でも同様
に相関関係を有している。
量の関係を示すグラフ例であるが、他の蓄電池でも同様
に相関関係を有している。
発明の効果 以上のように本発明は、被測定対象となる蓄電池をシス
テムを構成する回路から実際に開放することなく等価的
に開放状態とならしめ、しかも蓄電池の充放電状態の如
何にかかわらず、簡単、迅速に残存容量を正確に測定す
ることを可能とする。
テムを構成する回路から実際に開放することなく等価的
に開放状態とならしめ、しかも蓄電池の充放電状態の如
何にかかわらず、簡単、迅速に残存容量を正確に測定す
ることを可能とする。
第１図は本発明の一実施例の構成を示す図、第２図は本
発明に係る蓄電池の開回路電圧と容量との関係を示す図
である。 １……蓄電池、２……負荷、３……充電器、４……残存
容量測定器、10……被測定蓄電池、41……蓄電池電流検
出回路、42……バイパス電流検出回路、43……電圧検出
回路、44……電流バイパス回路、46……比較制御回路、
47……電圧対容量換算回路、48……表示回路
発明に係る蓄電池の開回路電圧と容量との関係を示す図
である。 １……蓄電池、２……負荷、３……充電器、４……残存
容量測定器、10……被測定蓄電池、41……蓄電池電流検
出回路、42……バイパス電流検出回路、43……電圧検出
回路、44……電流バイパス回路、46……比較制御回路、
47……電圧対容量換算回路、48……表示回路
Claims (1)
- 【請求項１】被測定蓄電池の端子電圧を検出する電圧検
出回路と、被測定蓄電池に直列に接続する蓄電池電流検
出回路と、該蓄電池電流検出回路の検出する蓄電池電流
と絶対値の等しい電流を流入もしくは流出し被測定蓄電
池の電流をおおむね零とすることによって等価的に被測
定蓄電池を開放状態とならしめる電流バイパス回路と、
前記電圧検出回路により検出される電圧値を蓄電池容量
に換算する電圧対容量換算回路と、該電圧対容量換算回
路の換算値を出力表示する表示回路とを具備することを
特徴とする蓄電池の残存容量測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63003976A JPH0693005B2 (ja) | 1988-01-12 | 1988-01-12 | 蓄電池の残存容量測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63003976A JPH0693005B2 (ja) | 1988-01-12 | 1988-01-12 | 蓄電池の残存容量測定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01295187A JPH01295187A (ja) | 1989-11-28 |
| JPH0693005B2 true JPH0693005B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=11572086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63003976A Expired - Lifetime JPH0693005B2 (ja) | 1988-01-12 | 1988-01-12 | 蓄電池の残存容量測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0693005B2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-12 JP JP63003976A patent/JPH0693005B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01295187A (ja) | 1989-11-28 |
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