JPH0692768A - 低溶融性ニトロ可塑剤組成物 - Google Patents

低溶融性ニトロ可塑剤組成物

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JPH0692768A
JPH0692768A JP1885791A JP1885791A JPH0692768A JP H0692768 A JPH0692768 A JP H0692768A JP 1885791 A JP1885791 A JP 1885791A JP 1885791 A JP1885791 A JP 1885791A JP H0692768 A JPH0692768 A JP H0692768A
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mixture
compounds
compound
formula
plasticizer composition
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JP1885791A
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Inventor
C Bernard James
シー.バーナード ジェームズ
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Aerojet General Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】特定の推進剤及び爆発剤配合物の必要条件を満
たすために調製され得る低い融点の高エネルギー可塑剤
組成物を提供する。 【構成】下記式 〔式中、R,RはCH3,C2H5,R,R,R
はH,CH3,R,RはH,CH3,C2H5〕で表わさ
れる少なくとも2種の異なった化合物の混合物を含んで
成り、そして前記化合物及び前記混合物におけるその割
合を、前記混合物が液体状態で完全に存在する最低温度
が最大約10℃であるように選択することを特徴とする可
塑剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、爆発性及び推進性組成
物のための高エネルギー可塑剤の分野に関する。
【0002】
【発明の背景】可塑剤は、加工を促進し、そして柔軟性
及び靱性を高め、さらに配合物の性質及び使用により変
化するであろう他の利点を提供するために固体推進剤及
び爆発剤に使用される。活力的な又は高エネルギーの可
塑剤は、それらの可塑剤特徴の他に追加のエネルギーを
提供するものであり、その結果、それらの包含は配合物
の性能以下にはならない。可塑剤の選択及び使用に含ま
れる考慮は、配合物中の他の成分、たとえば存在する主
要エネルギー化合物及びいづれかの結合剤との相溶性、
可塑剤の酸素バランス、エネルギー含有率、安全性(デ
トネーションに関しての安定性)及び融点を包含する。
それらの結晶化を容易に引き起こす範囲の融点を有する
可塑剤は制限された利用性のものである。なぜならば結
晶化は可塑剤の機能を劣化し、そして推進剤又は爆発剤
の機械的な性質に悪影響を及ぼすからである。
【0003】最っとも一般的な高エネルギー可塑剤は、
ニトレート及びニトロ基を含むものであり、そしてこれ
らのうち、最っとも安全な1つは、ビス(2,2−ジニ
トロプロピル)ホルマール(BDNPF)及びビス(2,2−
ジニトロプロピル)アセタール(BDNPA)の混合物であ
る。これらの化合物の構造は下記の通りである:
【化3】
【0004】その混合物は一般的にそれぞれの化合物50
重量%から成り、そして低バルネラビリティ武器(LOV
A)の鉄砲発射薬、煙の出ないロケット推進剤及びプラ
スチック結合された爆発剤(PBX) に使用される。混合物
としてのこれらの化合物の使用が要求される。なぜなら
ば、個々の化合物は、室温で固体(BDNPFについての融点
は33℃であり、そして BDNPAのそれは31℃である)であ
るが、しかしこれらの割合で組合される場合、15℃で溶
融する共融混合物を形成するからである。
【0005】しかし、その共融混合物の融点は、まだ高
過ぎ、そして問題を提供する。たとえば、それは、老化
後、特に配合物が高い温度及び低い温度の循環にゆだね
られる場合、その推進剤又は爆発剤配合物の機械的な性
質に悪影響を及ぼす。
【0006】
【発明の要約】本発明は、 BDNPF/BDNPA の有益な性
質、たとえば安全性及び高エネルギー含有率を有し、そ
してさらに、特定の推進剤及び爆発剤配合物の必要条件
を満たすために調整され得る低い融点を有する可塑剤組
成物を供給する。その可塑剤配合物は、少なくとも2種
の異なった化合物及び好ましくはBDNPF, BDNPA及びこれ
らの2種の化合物の類似物を包含する化合物の種類の混
合物である。前もって選択された融点を有する混合物の
獲得は、混合物が液体状態で完全に存在する最低温度が
所望するレベルで存在するであろうような態様で、混合
物に含まれるべき化合物のすべて及びそれらのモル分率
を選択することによって達成される。本発明の目的のた
めには、この所望する温度レベルは有意に15℃以下であ
るレベルである。次に、その得られた可塑剤組成物は、
爆発剤又は推進剤配合物において高いエネルギーの可塑
剤として使用され、ここでそれは配合物の性質及び意図
された使用に依存して、燃料、酸化剤、結合剤及び他の
成分と共に組合される。本発明の他の利点、目的、特徴
及び態様は、次の記載から明らかになるであろう。
【0007】
【発明の特定の記載】本発明の可塑剤組成物中の成分が
選択される化合物の種類は、下記化4:
【化4】 〔式中、R1 及びR5 はそれぞれ CH3又はC2H5のいづれ
かであり、そして同じであっても又は異なっていても良
く;R2,R4,R6 及びR8 はそれぞれH又は CH3のいづ
れかであり、そしてすべてHか又はすべて CH3のいづれ
かであり、又はH及び CH3のいづれかの組合せであり;
そしてR3 及びR7 はそれぞれH,CH3 又はC2H5のいづ
れかであり、そして同じであっても又は異なっていても
良い〕により示される。混合物に含まれる化4の異なっ
た化合物の数は、複数であり、好ましくは3又はそれ以
上であり、そして最っとも好ましくは4又はそれ以上で
あり、そして混合物に含まれる少なくとも1つの化合物
においては、R3 及びR7 が両者ともHである場合、R
1,R2,R4,R5,R6 及びR8 における炭素原子の合計数
は少なくとも3個であり、そしてR3 及びR7 の1つが
H以外である場合、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7 及び
8 における炭素原子の合計数は少なくとも4個である
ように選択される。
【0008】化4の範囲内で、混合物及び個々の化合物
の両者の点からあるサブクラスが好ましい。混合物のサ
ブクラスは、混合物に含まれる化合物の少なくとも1種
がR 3 及びR3 のために置換された基に無関係に、R1,
2,R3,R4,R5,R6,R7 及びR8 における少なくとも
4個の炭素原子の合計数を有するものである。好ましい
サブクラスの化合物は、R2,R4,R6 及びR8 のそれぞ
れがHである化合物により定義される。もう1つの好ま
しいサブクラスの化合物は、R3 及びR7 のそれぞれが
H又は CH3のいづれかである(同じであっても又は異な
っていても良い)化合物により定義される。3番目の好
ましいサブクラスの化合物は、次のような両者の限定、
すなわちR2,R4,R6 及びR8 がそれぞれHであり、そ
してR3及びR7 がそれぞれH又は CH3のいづれかであ
る(同じであっても又は異なっていても良い)化合物に
より定義される。
【0009】さらに好ましいサブクラスの化合物は、下
記化5:
【化5】 〔式中、R1 及びR5 はそれぞれ CH3又はC2H5のいづれ
かであり、そして同じであっても又は異なっていても良
く;そしてR7 がH又は CH3のいづれかである〕により
表わされる。化4におけるように、混合物に含まれる化
5の種々の化合物の数は、複数、好ましくは3又はそれ
以上及び最っとも好ましくは4又はそれ以上である。さ
らに、少なくとも1種の化合物においては、R1,R5
いづれか又は両者がC2H5である。化5の化合物において
は、特に好ましいサブクラスは、R1 及びR5 が両者と
もC2H5であるものである。化5の化合物により製造され
る好ましい組成物は、最大約35モル%の個々のBDNPF(R
1 及びR5 がそれぞれ CH3であり、そしてR7がHであ
る)及びBDNPA(R1,R5 及びR7 がそれぞれ CH3であ
る)、及びより好ましくは最大約25モル%の個々のそれ
らの化合物を含むものである。
【0010】化合物及びそれらの量は、所望する低温ま
で及ぶ温度で完全に液体のまま存続する(超冷却を除
く)混合物を得るために選択される。本発明の好ましい
態様においては、この低温(すなわち混合物が完全に液
体状態で存続する最低温度)は、約10℃又はそれ以下で
ある。さらに好ましい態様においては、この温度は約5
℃又はそれ以下であり、そしてさらに一層好ましい態様
においては、この温度は約0℃又はそれ以下である。
【0011】成分化合物の数及び割合で変化する多数の
混合物がこれらの基準を満たすために配合され得る。し
かしながら、選択におけるある一般的な指針が観察され
得る。たとえば、いづれか1つの配合物に含まれる種々
の化合物の数が増加しそして、そのモル割合がそれに従
って調整される場合、液体状態のための最低温度は一般
的に低下するであろう。しかしながら、配合物に含まれ
るいづれか単一の化合物における炭素原子の数が上昇す
る場合、その化合物のエネルギー含有率は、酸素バラン
スの低下により低下するであろう。最大のエネルギー含
有率が所望されるので、この種類内の好ましい化合物
は、より少ない炭素原子の化合物である。従って、最っ
とも有用な混合物は、これらの指針でもって配合され
る。
【0012】本発明に従って、混合物に含まれるべき化
合物及びそれらの化合物の個々の量を選択する1つの方
法は、まず個々の化合物のために、その化合物の液体及
び固体相が特定のモル分率で平衡状態で存在する温度T
(すなわちその融点)を予測することである。これは、
Gibbs-Duhem関係に基づかれる、下記に示される数2の
等式の使用により行なわれ得る:
【数2】
【0013】この等式において、Hf は前記化合物のカ
ロリーでのモル融解熱であり、Rは約1.987 に等しいガ
ス定数であり、To は 100%モル分率でケルビン(K)
での前記化合物の液相−固相平衡温度(融点)であり、
そしてXは前記化合物のモル分率である。
【0014】この計算は、混合物の個々の成分のために
種々の時に行なわれる。次に、個々の成分のためのモル
分率が、モル分率の全体が 100%を越えない限度で選択
される。本発明の1つの観点は、いづれか一定の組合せ
に関してこのようにして得られた最高の液相−固相平衡
温度が、混合物が完全に液体状態で存在する最低温度に
ほぼ等しい発見である。
【0015】他の成分も可塑剤組成物に含まれ得る。但
し、それらは可塑剤として組成物の利用性に実質的に影
響を及ぼさず、そして組成物のエネルギー含有率又は酸
素バランスを有意に低めるべきでない。典型的な追加成
分は、化合物を形成するために使用される反応の不純物
又は副生成物、たとえば他のホルマール、アセタール又
はケタールであり得る。これらの追加の成分は好ましく
は、最少量、たとえば可塑剤組成物の10重量%又はそれ
以下、及び好ましくは5重量%又はそれ以下に制限され
る。
【0016】化4の化合物は、当業者に既知の従来の技
法により調製され得る。典型的な反応スケムは下記に与
えられ、ここでR基は化4のために定義された通りであ
る。
【0017】下記化6のニトロアルカン:
【化6】 を苛性アルカリと共に反応せしめ、下記化7:
【化7】 で表わされるニトロネート塩を形成し、次にこれを塩素
ガスにより処理し、下記化8:
【化8】 で表わされる中間体を形成する。これを、ter Meer反応
において亜硝酸ナトリウム及び塩基により処理し、下記
化9:
【化9】 で表わされるジニトロネート塩を形成し、これを、 Hen
ry反応においてホルムアルデヒド、アセトアルデヒド又
はアセトンのいづれかと共に反応せしめ、下記化10:
【化10】 で表わされるジニトロアルコールを形成する。
【0018】類似するスケムが、R5 がR1 のために置
換され、そしてR4 及びR6 がそれぞれR2 及びR8
ために置換されているジニトロアルコールの調製のため
に使用される。
【0019】最終生成物を形成するためには、2モルの
ジニトロアルコールを、1モルのホルムアルデヒド、適
切なアルデヒド又は適切なケトンのいづれかと縮合せし
め、それぞれホルマール(化4中のR3 及びR7 が両者
ともHである)、アセタール(R3 がHであり、そして
7 がアルキルである)及びケタール(R3 及びR7
両者がアルキルである)の生成物を形成する。2モルの
ジニトロアルコールは単一の種類又は複数の種類のもの
あり、そして化4で表わされるその得られる生成物は単
一の対称種類、単一の非対称種類又は対称及び非対称種
類の混合物であろう。
【0020】生成物混合物からの個々の種類の単離は、
所望するモル分率を達成するために選択された割合で、
単離された種類の組合せを可能にする従来の手段により
達成され得る。
【0021】次の例は、例示目的のために提供され、そ
して本発明を限定するものではない。これらの例で生成
物として列挙される主要化合物は次の通りである: “BDNPF":ビス(2,2−ジニトロプロピル)ホルマー
ル一式は上記に示された、 “BDNPA":ビス(2,2−ジニトロプロピル)アセター
ル一式は上記に示された、 “DNBPF":2,2,8,8−テトラニトロ−4,6−ジ
オキサデカン
【化11】 “BDNPF":ビス(2,2−ジニトロブチル)ホルマール
【化12】 “DNBPA":5−メチル−2,2,8,8−テトラニトロ
−4,6−ジオキサデカン
【化13】 “BDNBA":ビス(2,2−ジニトロブチル)アセタール
【化14】
【0022】
【実施例】
例1 この例は、通常の反応容器において個々の段階のために
同時反応により本発明の範囲内でのホルマールの混合物
の調製を例示する。これらのホルマールは、R 2,R3,R
4,R6,R7 及びR8 がそれぞれHである化4の化合物で
ある。(R3 及びR7 位置におけるH原子はこれらの化
合物をホルマールとして定義する。)
【0023】A.ニトロエタン/ニトロプロパンの1−
クロロ−1−ニトロエタン/1−クロロ−1−ニトロプ
ロパンへの転換 横の出口、攪拌器、塩素スパージャー、pHプローブ、サ
ーモカップル、ナトリウムニトロネート添加容器及びメ
タノール/ドライアイス冷却システムを備えた1lのジ
ャケット付反応フラスコに、水(300g) を充填した。ナ
トリウムニトロネート溶液を、98%の水酸化ナトリウム
(333g、8.15モル) 及び水(1924g) から製造された苛
性アルカリにニトロエタン(450.4g、6.0モル)及びニ
トロプロパン(178.2g、2.0モル)を5〜15℃で(pH1
3.0) 添加することによって別々に調製した。
【0024】塩素ガス(593.3g、8.37モル) を、スパー
ジャーを通して反応フラスコ内の水に4.5時間にわたっ
て添加し、この間、ナトリウムニトロネート溶液をその
添加容器を通して添加され、そしてこの間、pHを3.5〜
4.5の範囲内に調節し、そして温度を8〜11℃の範囲内
に調節した。
【0025】添加の間、反応混合物は2種の液相を形成
し、そして上部相として水性相が存在した。反応混合物
の体積が上昇するにつれて、水性相は、反応フラスコの
横の出口にオーバーフローし、フラスコに非水性生成物
相が残存した。添加が完結した後、反応フラスコに残る
混合物及び横の出口から集められた水性相を、それぞれ
沈降せしめ、そして分離し、そして個々の低い相を組合
した。
【0026】水性相及び非水性生成物相を計量し(それ
ぞれ2867g及び 857.9g)、そして生成物相をガスクロ
マトグラフィー(gc)により分析した。収率は96.9%
であり、そしてgc分析は次の組成物を示した: 1−クロロ−1−ニトロエタン(CNE) 63.9% 1−クロロ−1−ニトロプロパン(CNP) 33.2 2−クロロ−2−ニトロプロパン 2.2 合計のジクロロニトロエタン 0.63 ニトロエタン 0.016
【0027】B.2,2−ジニトロプロパノール/2,
2−ジニトロ−1−ブタノールへの1−クロロ−1−ニ
トロエタン/1−クロロ−1−ニトロプロパンの転換 攪拌器、サーモカップル、pHプローブ及び2種の2リッ
トルの添加漏斗を備えた12lの5首反応フラスコを用い
た。その反応フラスコに水(8897g)を充填し、1つの
添加漏斗エチレジクロリド(583g) 中、この例の段階A
からの反応混合物の一部(CNE及びCNPの混合物 5
82.5g、5.0モル) を充填し、そして他方の添加漏斗
に、炭酸ナトリウム11.5%及び亜硝酸ナトリウム18.5%
を含む混合された塩(組合された塩4609g)の水溶液を
充填した。
【0028】CNE/CNP 混合物及び混合された塩溶液
を、18〜22℃で温度を維持しながら均等速度で15分間に
わたって、反応フラスコ中の水に添加した。添加の完結
により、pHは9.1に上昇したが、しかし続く30分間の攪
拌の間7.3に低下した。
【0029】次に、低い方のエチレンジクロリド相を沈
降せしめ、そして上方の水性相から分離した。分離され
た水性相をエチレンジクロリド(500ml部分)により2度
抽出した。次にその水性相に、37%ホルムアルデヒド(4
87g、6.0モル)を添加し、pHを9.4に高めた。次にそ
のpHを、29%硫酸(1332g)の添加により4.5に調整し
た。次にその得られた溶液をエチレンジクロリド(それ
ぞれ1400ml)により8度抽出し、水性廃棄物14,876gが
残った。集められた抽出物を、50〜60トルで回転蒸発機
を用いて濃縮した。
【0030】濃縮された生成物(1358g)を水酸化ナト
リウムによる滴定により分析し、それは3.29モルのアル
コール(65.7%の収率) を示した。核磁気共鳴(NMR) に
よる分析は、アルコール含有物が2,2−ジニトロプロ
パノール(DNPOH):2,2−ジニトロ−1−ブタノール(D
NBOH) を4:1のモル比で含むことを示した。
【0031】C.ホルマール混合物への2,2−ジニト
ロプロパノール/2,2−ジニトロ−1−ブタノールの
転換 攪拌器、1lの添加漏斗、温度計及び氷水冷却システム
を備えた、底部出口を有する2lのジャケット付反応フ
ラスコを用いた。この例の段階Bで形成されたDNPOH/D
NBOH 溶液の一部を、トリオキサン(43g、1.43モルの
ホルムアルデヒドと等量) と共に混合し、そして添加漏
斗をその得られた混合物により充填した。その反応フラ
スコを96%硫酸(225g) により充填した。
【0032】DNPOH/DNBOH 溶液を、反応フラスコの温
度を20〜25℃に維持しながら、反応フラスコ中の硫酸に
10分間にわたって添加した。添加の完結後、その反応混
合物を1時間攪拌し、その後、相を35分間分離した。次
に低い方の酸性相(301g) を除いた。残る生成物相を3
%の水酸化ナトリウム(それぞれ1l)により2度、続
いて水(それぞれ950ml)により3度洗浄し、最終pHを7.
9にした。その得られた生成物溶液を1トル及び60℃で
回転蒸発器上でストリッピングし、ビス(2,2−ジニ
トロプロピル)ホルマール(BDNPF) 及び2,2,8,8
−テトラニトロ−4,6−ジオキサデカン(DNBPF) の混
合物 407.5gを得、その収率は、アルコールに基づいて
86.3%であり、そしてトリオキサンに基づいては90.8%
であった。
【0033】濃縮された BDNPF/DNBPF 混合物の一部
(39.8g) を、2回の通過でワイプフィルム蒸留器上で
ストリッピングした。最初のパスは 100〜 200ミルトル
及び 105〜 115℃(外部の皮膚温度)で行なわれ、そし
て2回目のパスは10〜15ミルトル及び 105〜 120℃(外
部の皮膚温度)で行なわれた。蒸留物(11.1g)及び底
部物(365.4g)はそれぞれ充填物の2.8%及び91.4%で
あった。精製された生成物をフェニルβ−ナフチルアミ
ン(0.65g、0.18%) により安定化した。生成物を細管
ガスクロマトグラフィーにより分析し、次の結果を示し
た(%): ビス(2,2−ジニトロプロピル)ホルマール(BDNPF) 61.8% 2,2,8,8−テトラニトロ−4,6−ジオキサデカン(DNBPF) 27.5 ビス(2,2−ジニトロブチル)ホルマール(BDNBF) 3.05 2,2,10, 10−テトラニトロ−4,6,8−トリオキサウンデカン 1.75 2,2,10, 10−テトラニトロ−4,6,8−トリオキサドデカン 0.87 合計のクロロニトロプロピル−ジニトロプロピルホルマール 0.71
【0034】例2 この例は、アセタール形成段階のための通常の反応容器
において同時反応により本発明の範囲内のアセタールの
混合物の調製を例示する。これらのアセタールは、R2,
3,R4,R6 及びR8 がそれぞれHであり、そしてR7
が CH3である化4の化合物である。(R3 位置でのH原
子及びR7 位置での CH3基がアセタールとしてこれらの
化合物を定義する。)DNBOH調製のために使用される方
法は、例1で使用された方法の代用である。
【0035】A.2,2−ジニトロ−1−ブタノールへ
の1−クロロ−1−ニトロプロパンの転換 攪拌器、サーモカップル、冷却システム、pHプローブ及
び添加漏斗を備えた、底部出口を有する1lの4つ首ガ
ラス反応フラスコに、20%水性亜硝酸ナトリウム溶液
(亜硝酸ナトリウム 690g)を充填した。この溶液に、
エチレンジクロリド中、粗1,1−クロロニトロプロパ
ン(256g)の50%溶液をすべて一度に添加し、そして激
しく攪拌した。次にそのpHを20%水酸化ナトリウムによ
り10に調整し、そしてその値で維持し、その間、温度は
発熱反応により18℃から30℃に上昇した。30℃に温度を
限定するために冷却を行なった。
【0036】95分後、pHを10に維持するために苛性アル
カリの添加はもはや必要でなく(合計 240mlの苛性アル
カリが添加された)、そしてその混合物を分離した。低
い方の有機相を排出し、そして残る水性相をエチレンジ
クロリド(100ml) により洗浄した。次に、その水性相
に、37%ホルムアルデヒド(65g)及びエチレンジクロ
リド(100ml)を添加し、そしてその得られる混合物を、
温度を20〜24℃に維持しながら、30%硫酸によりpH5に
中和した。次に、低い方の有機層を排出し、そして水性
層をエチレンジクロリド(それぞれ 200ml)により3度
抽出した。
【0037】抽出物を集め(1017g)、そして真空下で
ストリッピングし、33.5%の2,2−ジニトロ−1−ブ
タノール(DNBOH) 溶液(371.9g)を生成し、それは滴定
により決定される場合、76.5%の収率を示した。
【0038】B.アセタール混合物への2,2−ジニト
ロプロパノール/2,2−ジニトロ−1−ブタノールの
転換 この例の段階Aからの33.5%の DNBOH生成物の混合物
を、類似する方法によりそれぞれ調製された31.8%の D
NPOH生成物の混合物と共に使用した。
【0039】攪拌器、サーモカップル、ドライアイス/
エタノール冷却システム、及び添加漏斗を備えた2lの
3つ首ガラスジャケット付反応フラスコ(底の出口を有
する)に、 DNBOH生成物の混合物(294g、0.60モル)、
DNPOH生成物の混合物(778g、1.65モル) 及びアセトア
ルデヒド(78.7g、1.79モル) を充填した。その混合物
を−25℃に冷却し、そして三弗化硼素エーテレート(292
ml) を5分間にわたって添加した。これは、初めの数ミ
リリットルの添加の間、強い発熱性を伴った。温度はさ
らに10分間、−24℃から−20℃の間に維持され、この
後、反応は1リッターの水により急冷された。
【0040】相を1時間沈降せしめ、そして次に分離し
た。有機相を3%水酸化ナトリウム(それぞれ1000ml)
により3度洗浄した。3トル及び70℃で溶媒をストリッ
ピングした後、混合されたアセタールの重量は 354.2g
であり、又は89.6%の収率であった。
【0041】その全粗アセタール混合物を、連続して2
つの蒸留器から成る高い真空のワイプドフィルム蒸留装
置上でストリッピングした。蒸留器のそれぞれのガラス
バレル上を 115℃から 118℃の温度及び第1蒸留器を1
トル及び第2蒸留器を60ミリトルに維持することによ
り、粗混合物を45分間ストリッピングした。第1及び第
2蒸留器の蒸留物受容器がそれぞれ蒸留物5.2g及び1
6.1gを集め、そして最終生成物の重量は 295g(83.3
%の回収率)であった。
【0042】高性能液体クロマトグラフィーによる生成
物の分析は、次の組成を示した: ビス(2,2−ジニトロプロピル)アセタール(BDNPA) 51.2% 5−メチル−2,2,8,8−テトラニトロ−4,6−ジオキ サデカン(DNBPA) 31.1 ビス(2,2−ジニトロブチル)アセタール(BDNBA) 6.4 NMRによる分析は、上記%とおよそ一致する、プロピ
ル:ブチルの比が3:2であることを示した。密度は22
℃で 1.352g/mlであり、そして屈折率は25℃で1.4605
であった。
【0043】例3 この例は、種々の割合で種々の化5の化合物を組合すこ
とによって製造された一連のニトロ可塑剤混合物を示
す。重量%での個々の混合物の組成物が下記表に与えら
れる。7種の混合物はすべての6種の化合物を含み(表
の混合物AからG)、そして1つの混合物(混合物H)
は4種の化合物のみを含んだ。
【0044】混合物を調製するために、個々の成分の量
を、液体形で1−ドラムバイアル中に計量し、個々混合
物のために合計1gを達成した。上記例1及び2で同定
された種々雑多のホルマール及びアセタール不純物が混
合物に含まれ、そしてそれぞれ表において、“Misc.For
mals”及び“Misc. Acetals"として同定される。バイア
ルの内容物を、同じ混合物の前もって凍結されたサンプ
ルからの材料により種入れした。次にバイアルにキャッ
プをし、そしてそれらの内容物を−25℃に冷却し、そし
てその温度で数日間維持し、完全な固化を確保した。固
化されたサンプルを−15℃のエタノール/水循環浴に懸
濁した。その温度を1日1℃上昇せしめ、そして個々の
混合物が透明な溶融物に完全に溶融する最低温度を記録
した。重量%をモル分率に転換した後、数2の等式IIに
従って得られた、個々の配合物が完全に液体である最低
温度の予測を、観察され、そして記録されたような実際
の温度と比較した。この予測で使用される重量%は、重
量分析法と共に組合されたガスクロマトグラフィーから
の%に基づく推定重量%であった。予測され、そして観
察された温度が表に示される。予測される融点は、ほと
んどの場合、観察された融点の良好な近似値であること
がこの表から注目される。
【0045】
【表1】
【0046】本発明の可塑剤組成物は、鉄砲及びロケッ
トの推進剤及び一般的な爆発剤において有用であり、そ
れらの有益な性質を広範囲の用途に提供する。それらの
例は、LOVA(低バルネラビリティ武器)の鉄砲発射薬、
煙の出ないロケット推進剤及びPBX爆発剤(プラスチ
ック結合された)を包含する。これらの推進剤及び爆発
剤の組成は広く異なり、そして一般的に当業者の間で知
られている。次のものは、これらの組成物の成分の例の
列挙である。これは、消耗的な列挙に向けられず、そし
てある種類が種々の組成物において種々の機能を行な
い、又は単一の組成物において多くの機能を実施し、そ
してある種の成分がある組成物において完全に欠乏して
いる理解を読み取ることに向けられる。
【0047】金属燃料:アルミニウム粉末 エネルギー化合物/ 酸化剤:硝酸アンモニウム 過塩素酸アンモニウム 過塩素酸カリウム トリメチレントリニトルアミン(RDX) テトラメチレンテトラニトルアミン(HMX) ニトロセルロース 爆発剤(上記列挙以外のもの): 雷酸水銀 アジ化鉛 アジ化銀 スチフニン酸鉛 ジアゾジニトロフェノール テトラゼン ニトログアニジン テトリル トリニトロトルエン ピクリン酸 ピクリン酸アンモニウム ジアミノトリニトロベンゼン トリアミノトリニトロベンゼン ヘキサニトロスチルベン ヘキサニトロアザベンゼン 結合剤プレポリマー: ポリブタジエン ポリブタジエン/アクリロニトリル ポリ(エチレンオキシド) ポリ(アシドメチルエチレンオキシド) ポリオキセタン ポリプロピレンオキシド ポリブチレンオキシド ポリテトラメチレンオキシド ポリエステル 安定剤: N−フェニルβ−ナフチルアミン N−メチルp−ニトロアニリン ジフェニルアミン
【0048】爆発剤又は推進剤組成物における本発明の
可塑剤混合物の量は、存在する他の成分の性質及び特
性、及び組成物のタイプ並びにその意図する使用に依存
して変化するであろう。その量は一般的に臨界ではない
が、しかしほとんどの用途においては、約1重量%から
約20重量%の範囲の量が最良の結果を付与するであろ
う。
【0049】前述の発明は例示の目的のために主に提供
される。当業者に明らかなように、種々の変法及び追加
の置換、並びに本明細書に記載される材料及び方法は、
特許請求の範囲内で修飾及び変更を行なうこと

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑剤組成物であって、下記化1: 【化1】 〔式中、R1 及びR5 は CH3及びC2H5から成る群から独
    立して選択され、 R2,R4,R6 及びR8 はH及び CH3から成る群から独立
    して選択され、 R3 及びR7 はH,CH3 及びC2H5から成る群から独立し
    て選択される〕で表わされる少なくとも2種の異なった
    化合物の混合物を含んで成り、 ここで少なくとも1種の前記化合物において、R3 及び
    7 の両者がHである場合、R1,R2,R4,R5,R6 及び
    8 における炭素原子の合計数は少なくとも3個であ
    り、そしてR3 及びR7 の1つがH以外である場合、R
    1,R2,R3,R4,R 5,R6,R7 及びR8 における炭素原子
    の合計数は少なくとも4個であり、そして前記化合物及
    び前記混合物におけるその割合を、前記混合物が液体状
    態で完全に存在する最低温度が最大約10℃であるように
    選択することを特徴とする可塑剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記化合物を、R2,R4,R6 及びR8
    それぞれHであり、そしてR3 及びR7 がH及び CH3
    ら成る群から独立して選択されるように選択する請求項
    1記載の可塑剤組成物。
  3. 【請求項3】 少なくとも4種の異なった前記化1の化
    合物の混合物を含んで成る請求項1記載の可塑剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 可塑剤組成物であって、下記化2: 【化2】 〔式中、R1 及びR5 は CH3及びC2H5から成る群から独
    立して選択され、そしてR7 がH及び CH3から成る群か
    ら選択されたメンバーである〕で表わされる少なくとも
    2種の異なった化合物の混合物を含んで成り、 ここで少なくとも1種の前記化合物において、R1 及び
    5 のうち少なくとも1つがC2H5であり、前記化合物及
    び前記混合物におけるその割合を、前記混合物が液体状
    態で完全に存在する最低温度が最大約10℃であるように
    選択することを特徴とする可塑剤組成物。
  5. 【請求項5】 少なくとも3種の異なった化2の化合物
    の混合物(ここで前記3種の異なった化合物のうち少な
    くとも1種が、R1 及びR5 がそれぞれC2H5である化合
    物である)を含んで成る請求項4記載の可塑剤組成物。
  6. 【請求項6】 少なくとも4種の異なった化2の化合物
    の混合物を含んで成り、ここで前記混合物が: (a) R1 及びR5 がそれぞれ CH3であり、そしてR7
    Hである化合物0〜約25モル%;及び(b) R1,R5 及び
    7 がそれぞれ CH3である化合物0〜約25モル%を含む
    ことを特徴とする請求項4記載の可塑剤組成物。
  7. 【請求項7】 少なくとも4種の異なった前記化2の化
    合物の混合物を含んで成り、ここで前記混合物の少なく
    とも約30%が、R1 及びR5 がそれぞれC2H5である1又
    は複数の化合物から成ることを特徴とする請求項4記載
    の可塑剤組成物。
  8. 【請求項8】 前記混合物における個々の前記化合物の
    モル分率が、下記数1: 【数1】 〔式中、Hf は前記化合物のカロリーでのモル融解熱で
    あり、 Rは約1.987 に等しいガス定数であり、 To は 100%モル分率でケルビン(K)での前記化合物
    の融点であり、そしてXは前記混合物における前記化合
    物のモル分率である〕に従って温度Tを定義し、そして
    前記化合物のモル分率を、最高のTが約 283K以下であ
    るように選択することを特徴とする請求項4記載の可塑
    剤組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも3種の異なった前記化2の化
    合物の混合物を含んで成り、そしてここで前記化合物の
    モル分率を、最高のTが約 278K以下であるように選択
    することを特徴とする請求項8記載の可塑剤組成物。
  10. 【請求項10】 少なくとも4種の異なった前記化2の化
    合物の混合物を含んで成り、そしてここで前記化合物の
    モル分率を、最高のTが約 273K以下であるように選択
    することを特徴とする請求項8記載の可塑剤組成物。
JP1885791A 1990-06-12 1991-02-12 低溶融性ニトロ可塑剤組成物 Pending JPH0692768A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2807427A1 (fr) * 2000-04-10 2001-10-12 Agency Defense Dev Plastifiant energetique comprenant un melange eutectique de bis (2,2-dinitropropyl) formal, de 2,2 dinitropropyl- 2,2-dinitrobutylformal et de bis (2,2-dinitrobutyl) formal, et son procede de preparation

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FR2807427A1 (fr) * 2000-04-10 2001-10-12 Agency Defense Dev Plastifiant energetique comprenant un melange eutectique de bis (2,2-dinitropropyl) formal, de 2,2 dinitropropyl- 2,2-dinitrobutylformal et de bis (2,2-dinitrobutyl) formal, et son procede de preparation

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