JPH0691558A - 空気式結合具打ち込み装置 - Google Patents
空気式結合具打ち込み装置Info
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- JPH0691558A JPH0691558A JP24503692A JP24503692A JPH0691558A JP H0691558 A JPH0691558 A JP H0691558A JP 24503692 A JP24503692 A JP 24503692A JP 24503692 A JP24503692 A JP 24503692A JP H0691558 A JPH0691558 A JP H0691558A
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- cylinder
- flexible member
- valve
- compressed air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、空気式結合具打ち込み装置
のシリンダ上に配置された弁を最小の要素で構成するよ
うに改良すると共に、該弁手段を使用して結合具打ち込
み装置を改良することにある。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明による
空気式に結合具を打ち込む装置は、圧縮空気室と空洞を
有するハウジングと、前記空洞を前記圧縮空気室に選択
的に接続するトリガ弁と、前記ハウジング内に配置され
たシリンダと、前記シリンダ内に往復動作可能に配置さ
れたピストンと、閉鎖位置と開放位置との間で動作可能
な主弁と、前記ハウジングと前記主弁との間に延設さ
れ、前記空洞を前記圧縮空気室から密封する可撓性部材
とを具備する構成とした。
のシリンダ上に配置された弁を最小の要素で構成するよ
うに改良すると共に、該弁手段を使用して結合具打ち込
み装置を改良することにある。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明による
空気式に結合具を打ち込む装置は、圧縮空気室と空洞を
有するハウジングと、前記空洞を前記圧縮空気室に選択
的に接続するトリガ弁と、前記ハウジング内に配置され
たシリンダと、前記シリンダ内に往復動作可能に配置さ
れたピストンと、閉鎖位置と開放位置との間で動作可能
な主弁と、前記ハウジングと前記主弁との間に延設さ
れ、前記空洞を前記圧縮空気室から密封する可撓性部材
とを具備する構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気式に作動する結合
具打ち込み装置に関し、特にこうした工具に使用される
弁手段の改良に関する。
具打ち込み装置に関し、特にこうした工具に使用される
弁手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】釘、スタンプル、貝折れ釘等の結合具を
打ち込むための空気式の工具は、作業現場において一般
的に使用されている。この種の装置は典型的に、圧縮空
気を蓄えるハウジングと、ピストンおよびそれと組み合
わされる結合具打ち込み手段が内部で往復動作するシリ
ンダと、ピストンに圧縮空気を供給するための弁手段
と、各打ち込みストロークに先立って結合具打ち込み手
段の下側に結合具を送給するための結合具送給手段とを
具備している。こうした工具の操作の間に、該工具はワ
ークに接触して配置され、そしてトリガが手操作により
引き込まれ、それにより弁手段が動作し圧縮空気がピス
トンの頂部に隣接するシリンダ内部に供給される。工具
を固定式の装置として使用する場合には、トリガは遠隔
アクチュエータにより置換される。
打ち込むための空気式の工具は、作業現場において一般
的に使用されている。この種の装置は典型的に、圧縮空
気を蓄えるハウジングと、ピストンおよびそれと組み合
わされる結合具打ち込み手段が内部で往復動作するシリ
ンダと、ピストンに圧縮空気を供給するための弁手段
と、各打ち込みストロークに先立って結合具打ち込み手
段の下側に結合具を送給するための結合具送給手段とを
具備している。こうした工具の操作の間に、該工具はワ
ークに接触して配置され、そしてトリガが手操作により
引き込まれ、それにより弁手段が動作し圧縮空気がピス
トンの頂部に隣接するシリンダ内部に供給される。工具
を固定式の装置として使用する場合には、トリガは遠隔
アクチュエータにより置換される。
【0003】ピストンが打ち込みストロークの終端に達
すると、戻り空気室が加圧され、ピストンと結合具打ち
込み手段を復帰させるための空気圧が提供される。トリ
ガを解除した後、弁手段は閉鎖されシリンダの頂部内へ
供給される空気は遮断され、次いで、ピストン頂部内の
圧縮空気を外部に排気するための排気ポートが開放され
る。戻り空気室内の空気はピストンの下側に作用し、ピ
ストンをシリンダの最上部の休止位置に復帰させる。結
合具を打ち込むために充分な力を得るために、圧縮空気
をピストンの上方のシリンダ内に急速に流入させる。こ
れを達成するために、弁手段は通常2つの機能に分割さ
れる。第1の弁は、シリンダの頂部に直接配置され、そ
して空気圧により閉鎖位置から開放位置に移動する。空
気圧を利用することにより、弁は緊密に閉鎖され、次い
で、弁の所定位置に作用する圧力が減少すると急速作動
して開放する。第1の弁に作用する空気圧を変化させる
ために、トリガレバー引き込むことにより第2の小型の
弁が操作される。レバーによりプランジャーが動作し、
主弁の動作が制御される。この種の弁手段は、主弁を直
接トリガにより操作することと比較して、操作に必要な
力が小さくて済み好ましい。
すると、戻り空気室が加圧され、ピストンと結合具打ち
込み手段を復帰させるための空気圧が提供される。トリ
ガを解除した後、弁手段は閉鎖されシリンダの頂部内へ
供給される空気は遮断され、次いで、ピストン頂部内の
圧縮空気を外部に排気するための排気ポートが開放され
る。戻り空気室内の空気はピストンの下側に作用し、ピ
ストンをシリンダの最上部の休止位置に復帰させる。結
合具を打ち込むために充分な力を得るために、圧縮空気
をピストンの上方のシリンダ内に急速に流入させる。こ
れを達成するために、弁手段は通常2つの機能に分割さ
れる。第1の弁は、シリンダの頂部に直接配置され、そ
して空気圧により閉鎖位置から開放位置に移動する。空
気圧を利用することにより、弁は緊密に閉鎖され、次い
で、弁の所定位置に作用する圧力が減少すると急速作動
して開放する。第1の弁に作用する空気圧を変化させる
ために、トリガレバー引き込むことにより第2の小型の
弁が操作される。レバーによりプランジャーが動作し、
主弁の動作が制御される。この種の弁手段は、主弁を直
接トリガにより操作することと比較して、操作に必要な
力が小さくて済み好ましい。
【0004】結合に使用される殆どの工具は手動により
操作され、そして工具の構成要素を劣化させる埃やその
他の汚染物質が存在する環境で使用される。最も劣化す
る構成要素は弁手段である。使用説明書には清浄な状態
で使用し定期的に注油すべき旨は記載されているが、そ
のことにより工具の構成要素が損傷せず、または損傷す
ることを正しく記載されていない。この種の工具におい
て、可動部と気密手段を最小限に抑えることには利点が
ある。殆どの工具は、気密手段としてOリングを使用し
ているが、長期間を使用するためには適切な注油が必要
となる。米国特許第4747338号に開示されたよう
な他の装置が試みられているが、然しながら、この装置
は多数の付加的な要素を必要とする。また、この工具で
は密封手段に大きな圧力差が作用すると、密封手段を支
持する構成となっていないために密封手段が伸長してし
まう。米国特許第4747338号に開示された工具は
Oリングを改良しているが、要素の耐久期間は更に改良
可能であり、その結果補修はより少なくて済む。
操作され、そして工具の構成要素を劣化させる埃やその
他の汚染物質が存在する環境で使用される。最も劣化す
る構成要素は弁手段である。使用説明書には清浄な状態
で使用し定期的に注油すべき旨は記載されているが、そ
のことにより工具の構成要素が損傷せず、または損傷す
ることを正しく記載されていない。この種の工具におい
て、可動部と気密手段を最小限に抑えることには利点が
ある。殆どの工具は、気密手段としてOリングを使用し
ているが、長期間を使用するためには適切な注油が必要
となる。米国特許第4747338号に開示されたよう
な他の装置が試みられているが、然しながら、この装置
は多数の付加的な要素を必要とする。また、この工具で
は密封手段に大きな圧力差が作用すると、密封手段を支
持する構成となっていないために密封手段が伸長してし
まう。米国特許第4747338号に開示された工具は
Oリングを改良しているが、要素の耐久期間は更に改良
可能であり、その結果補修はより少なくて済む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点に鑑み本
発明の目的は、第1に、本発明により改良された弁手段
を使用して結合具打ち込み装置を改良することにある。
第2の目的は、空気式結合具打ち込み装置のシリンダ上
に配置された弁を、最小の要素で構成するように改良す
ることである。
発明の目的は、第1に、本発明により改良された弁手段
を使用して結合具打ち込み装置を改良することにある。
第2の目的は、空気式結合具打ち込み装置のシリンダ上
に配置された弁を、最小の要素で構成するように改良す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では空気式に結合具を打ち込む装置であっ
て、圧縮空気室と空洞とを備えたハウジングと、前記ハ
ウジング内に配置され選択的に前記圧縮空気室と流体的
に連通するシリンダと、前記シリンダ内に滑動自在に配
置され同シリンダ内で往復動作し同シリンダを第1のシ
リンダ部分と第2のシリンダ部分とに分割するピストン
と、前記ピストンと協働する結合具打ち込み手段と、前
記第1のシリンダ部分の近傍に配置され、閉鎖位置にお
いて、前記圧縮空気室と前記第1のシリンダ部分との間
の連通を遮断し、開放位置において、前記第1のシリン
ダ部分を前記圧縮空気室に連結する主弁とを具備してお
り、前記主弁は、前記ハウジングの空洞と可撓性部材と
の間に配置された可動部を具備しており、前記可撓性部
材は、前記ハウジングと前記主弁との間に延設されてお
り、前記圧縮空気室を前記ハウジングの空洞から密封
し、動作する間、前記主弁とハウジングの表面によりほ
ぼ支持されて該装置を操作する間伸長することが防止さ
れ、そして、前記結合具打ち込み装置は、更に、前記ハ
ウジングの空洞を加圧、排気して前記主弁を制御するた
めの、選択的に前記圧縮空気室と流体的に連通するトリ
ガ弁を具備して構成され、前記トリガ弁を操作すること
により、圧縮空気が前記ハウジングの空洞から排気され
て主弁が開放し、そして前記シリンダの第1の位置に圧
縮空気室が連結して、前記ピストンと結合具打ち込み手
段が動作し、そして該トリガ弁を解除することにより、
前記ハウジングの空洞が前記圧縮空気室と連結して前記
主弁が閉鎖し、前記圧縮空気室が前記第1のシリンダ部
分から密封される結合具打ち込み装置が提供される。
めに、本発明では空気式に結合具を打ち込む装置であっ
て、圧縮空気室と空洞とを備えたハウジングと、前記ハ
ウジング内に配置され選択的に前記圧縮空気室と流体的
に連通するシリンダと、前記シリンダ内に滑動自在に配
置され同シリンダ内で往復動作し同シリンダを第1のシ
リンダ部分と第2のシリンダ部分とに分割するピストン
と、前記ピストンと協働する結合具打ち込み手段と、前
記第1のシリンダ部分の近傍に配置され、閉鎖位置にお
いて、前記圧縮空気室と前記第1のシリンダ部分との間
の連通を遮断し、開放位置において、前記第1のシリン
ダ部分を前記圧縮空気室に連結する主弁とを具備してお
り、前記主弁は、前記ハウジングの空洞と可撓性部材と
の間に配置された可動部を具備しており、前記可撓性部
材は、前記ハウジングと前記主弁との間に延設されてお
り、前記圧縮空気室を前記ハウジングの空洞から密封
し、動作する間、前記主弁とハウジングの表面によりほ
ぼ支持されて該装置を操作する間伸長することが防止さ
れ、そして、前記結合具打ち込み装置は、更に、前記ハ
ウジングの空洞を加圧、排気して前記主弁を制御するた
めの、選択的に前記圧縮空気室と流体的に連通するトリ
ガ弁を具備して構成され、前記トリガ弁を操作すること
により、圧縮空気が前記ハウジングの空洞から排気され
て主弁が開放し、そして前記シリンダの第1の位置に圧
縮空気室が連結して、前記ピストンと結合具打ち込み手
段が動作し、そして該トリガ弁を解除することにより、
前記ハウジングの空洞が前記圧縮空気室と連結して前記
主弁が閉鎖し、前記圧縮空気室が前記第1のシリンダ部
分から密封される結合具打ち込み装置が提供される。
【0007】本発明は、空気式の結合具打ち込み装置の
シリンダの上側に配置された主弁の改良と工具それ自体
の改良に関する。本発明による主弁は、あらゆる型のト
リガ弁手段と協働し機能することが可能である。主弁の
一方の側の空気圧を工具ハウジング内のある圧力よりも
低下させることがトリガ弁に要求される。本発明は主弁
のデザインと構造についてのみ取り扱い、そして該主弁
は、種々のハウジング、シリンダ、ピストン、結合具、
トリガ弁手段等と共に機能し動作する。そして本発明の
目的や記載は主弁に関する領域に集中する。然しなが
ら、本発明による主弁を組み込んだあらゆる工具は、本
発明の請求の範囲内にあることは言うまでもない。
シリンダの上側に配置された主弁の改良と工具それ自体
の改良に関する。本発明による主弁は、あらゆる型のト
リガ弁手段と協働し機能することが可能である。主弁の
一方の側の空気圧を工具ハウジング内のある圧力よりも
低下させることがトリガ弁に要求される。本発明は主弁
のデザインと構造についてのみ取り扱い、そして該主弁
は、種々のハウジング、シリンダ、ピストン、結合具、
トリガ弁手段等と共に機能し動作する。そして本発明の
目的や記載は主弁に関する領域に集中する。然しなが
ら、本発明による主弁を組み込んだあらゆる工具は、本
発明の請求の範囲内にあることは言うまでもない。
【0008】
【実施例】添付した図面の実施例に基づいて本発明を更
に詳細に説明する。図1を参照すると本発明による工具
は、本体部分12と、ハンドル13と、蓋14とをを有
するハウジング11を具備している。これられの要素の
寸法や形状は、結合具のや適用例の型により大きく変化
するが、圧縮空気室15として使用される空洞を有して
いる点において共通している。圧縮空気室15は、ハン
ドル13に取着された空気入口取付具(図示せず)を介
して空気供給経路から圧縮空気の供給を受ける。本実施
例において、蓋14は本体部分12にネジ手段(図示せ
ず)を用いて取着されており、そして該蓋14の一部を
利用して圧縮空気室15の容積を拡大している。本体部
分12と蓋14との間は、密封手段16により圧縮空気
の外気への漏洩防止が図られている。本体部分12の空
洞は2つの部分に分割されている。第1の部分は前記圧
縮空気室15であり、そして第2の部分は戻り空気室1
7である。戻り空気室17はピストン18がその行程の
終端近傍にあるとき加圧される。該戻り空気室17の加
圧行程に付いては以下に詳細に説明する。
に詳細に説明する。図1を参照すると本発明による工具
は、本体部分12と、ハンドル13と、蓋14とをを有
するハウジング11を具備している。これられの要素の
寸法や形状は、結合具のや適用例の型により大きく変化
するが、圧縮空気室15として使用される空洞を有して
いる点において共通している。圧縮空気室15は、ハン
ドル13に取着された空気入口取付具(図示せず)を介
して空気供給経路から圧縮空気の供給を受ける。本実施
例において、蓋14は本体部分12にネジ手段(図示せ
ず)を用いて取着されており、そして該蓋14の一部を
利用して圧縮空気室15の容積を拡大している。本体部
分12と蓋14との間は、密封手段16により圧縮空気
の外気への漏洩防止が図られている。本体部分12の空
洞は2つの部分に分割されている。第1の部分は前記圧
縮空気室15であり、そして第2の部分は戻り空気室1
7である。戻り空気室17はピストン18がその行程の
終端近傍にあるとき加圧される。該戻り空気室17の加
圧行程に付いては以下に詳細に説明する。
【0009】ハウジング11の下側は、結合具を保持す
るレール19に固定されている。該レール19の前縁に
はノーズ部20が設けられており、該ノーズ部20には
結合具22の形状と整合する案内孔21が形成されてい
る。結合具22は押込み手段(図示せず)により、結合
具打ち込み手段23の直下に配置された案内孔20内に
送給される。結合具打ち込み手段23はピストン18に
固定されており一体として動作する。シリンダ24がハ
ウジング11内に設けられており、該シリンダ24内を
ピストン18が往復動作する。該ピストン18によりシ
リンダ24は、第1のシリンダ部分と第2のシリンダ部
分とに分割される。ピストン18の動作を制御するため
に弁手段が用いられ、該弁手段は、ハンドル13の近傍
に配置されたトリガ弁25と、本発明による主弁26と
を具備している。トリガ弁25は、図1に示すように、
手動レバー27により制御される。該手動レバー27を
引き込むと、トリガ弁25により経路28、28aは排
気され、手動レバー27を解除すると経路28、28a
は加圧される。図1に図示する工具の実施例は手動工具
であるが、固定式の工具の一部として使用する場合に
は、トリガ弁手段を離隔配置して、手動レバー27以外
の手段により操作することが可能である。前記経路2
8、28aと同様の経路、或いは主弁26の上部に配置
された空洞29に圧縮空気を供給し、該空洞29から排
気するための等価手段だけが本発明に要求される。
るレール19に固定されている。該レール19の前縁に
はノーズ部20が設けられており、該ノーズ部20には
結合具22の形状と整合する案内孔21が形成されてい
る。結合具22は押込み手段(図示せず)により、結合
具打ち込み手段23の直下に配置された案内孔20内に
送給される。結合具打ち込み手段23はピストン18に
固定されており一体として動作する。シリンダ24がハ
ウジング11内に設けられており、該シリンダ24内を
ピストン18が往復動作する。該ピストン18によりシ
リンダ24は、第1のシリンダ部分と第2のシリンダ部
分とに分割される。ピストン18の動作を制御するため
に弁手段が用いられ、該弁手段は、ハンドル13の近傍
に配置されたトリガ弁25と、本発明による主弁26と
を具備している。トリガ弁25は、図1に示すように、
手動レバー27により制御される。該手動レバー27を
引き込むと、トリガ弁25により経路28、28aは排
気され、手動レバー27を解除すると経路28、28a
は加圧される。図1に図示する工具の実施例は手動工具
であるが、固定式の工具の一部として使用する場合に
は、トリガ弁手段を離隔配置して、手動レバー27以外
の手段により操作することが可能である。前記経路2
8、28aと同様の経路、或いは主弁26の上部に配置
された空洞29に圧縮空気を供給し、該空洞29から排
気するための等価手段だけが本発明に要求される。
【0010】次に、上述した結合具打ち込み工具の逐次
操作を説明する。工具に圧縮空気が供給されるとリザー
バー15と、経路28、28aと、空洞29とが加圧さ
れ、それに対して戻り空気室17と、排気経路30と、
シリンダ24のピストンの下側の容積は加圧されていな
い。工具の前回サイクルに次いで、結合具22は結合具
打ち込み手段23の下側のノーズ部20内に配置され作
動状態にある。工具をワーク上に配置し、手動レバー2
7を上方に引き込む。トリガ弁25が作動し、経路2
8、28aと、空洞29内の空気が排気される。圧縮空
気室15内の圧縮空気が主弁26の下側に作用し、閉鎖
していた主弁26が開放位置に動作する。主弁26が動
作することにより、圧縮空気がシリンダ24のピストン
18の上側部分または第1のシリンダ部分に流入し、経
路30を介してのシリンダ24の外気との連通が遮断さ
れる。ピストン18と結合具打ち込み手段23が、急速
に下方に押し込まれる。結合具打ち込み手段23は、結
合具22がワーク(図示せず)内に進入するために充分
な作用力を以て結合具22を押し出す。押し込み行程の
終端付近において、シリンダ24には一連の小孔31が
形成されており、該小孔31を通じて圧縮空気がシリン
ダ24内に流入し、同シリンダ24内を加圧する。押し
込み行程の終端においてピストン18の下側が衝撃緩衝
手段32と係合する。該衝撃緩衝手段32は、また、圧
縮空気が戻り空気室17から漏洩する密封手段として作
用する。
操作を説明する。工具に圧縮空気が供給されるとリザー
バー15と、経路28、28aと、空洞29とが加圧さ
れ、それに対して戻り空気室17と、排気経路30と、
シリンダ24のピストンの下側の容積は加圧されていな
い。工具の前回サイクルに次いで、結合具22は結合具
打ち込み手段23の下側のノーズ部20内に配置され作
動状態にある。工具をワーク上に配置し、手動レバー2
7を上方に引き込む。トリガ弁25が作動し、経路2
8、28aと、空洞29内の空気が排気される。圧縮空
気室15内の圧縮空気が主弁26の下側に作用し、閉鎖
していた主弁26が開放位置に動作する。主弁26が動
作することにより、圧縮空気がシリンダ24のピストン
18の上側部分または第1のシリンダ部分に流入し、経
路30を介してのシリンダ24の外気との連通が遮断さ
れる。ピストン18と結合具打ち込み手段23が、急速
に下方に押し込まれる。結合具打ち込み手段23は、結
合具22がワーク(図示せず)内に進入するために充分
な作用力を以て結合具22を押し出す。押し込み行程の
終端付近において、シリンダ24には一連の小孔31が
形成されており、該小孔31を通じて圧縮空気がシリン
ダ24内に流入し、同シリンダ24内を加圧する。押し
込み行程の終端においてピストン18の下側が衝撃緩衝
手段32と係合する。該衝撃緩衝手段32は、また、圧
縮空気が戻り空気室17から漏洩する密封手段として作
用する。
【0011】次いで、手動レバー27を解除し、トリガ
弁25により再び経路28、28aと、空洞29を加圧
する。空気により主弁26は閉鎖位置の方向で均衡し、
その位置において上側と下側に作用する空気圧は等しく
なっている。従って、空洞29がトリガ弁25により加
圧されると主弁26が遮断し、そして圧縮空気室15
と、シリンダ24の上部との連通は遮断される。主弁2
6を遮断位置に動作させることにより、ピストン18の
上側の空間は、再び外気と連通し、ピストン18の上側
の圧縮空気は、排気経路30と排気ポート33を通じて
排気される。ピストン18の上側の空気圧がピストン1
8の下側の空気圧よりも低下すると、戻り空気室17内
の空気は、小孔34を通じてシリンダ24のピストン1
8の下側部分に流入し、ピストン18および結合具打ち
込み手段23を上方に動作させる。戻り空気室17は固
定された所定の容積を有しているために、従って、ピス
トン18が上動すると戻り空気室17内の圧力は低下す
る。工具の前回サイクルに先立って、戻り空気室17は
外気圧にほぼ等しい最低圧力において、ピストン18を
完全に復帰させるのに充分な容積を有している。結合具
打ち込み手段23がレール19の上方に引き上げられる
と、後続の結合具22が案内孔21内に配置され、工具
の次のサイクルにより打ち込まれる準備が完了する。こ
れまで図面で示すと共に本明細書中で記述してきた、ピ
ストンを復帰させ、行程を停止させ、結合具を打ち込む
位置に配置させる等の各手段は、代替的手段により置換
可能である。更に、上述した工具の逐次サイクルは特定
の工具に対しては好ましいが、請求の範囲により規定さ
れる本発明を拘束し、制限するものではない。
弁25により再び経路28、28aと、空洞29を加圧
する。空気により主弁26は閉鎖位置の方向で均衡し、
その位置において上側と下側に作用する空気圧は等しく
なっている。従って、空洞29がトリガ弁25により加
圧されると主弁26が遮断し、そして圧縮空気室15
と、シリンダ24の上部との連通は遮断される。主弁2
6を遮断位置に動作させることにより、ピストン18の
上側の空間は、再び外気と連通し、ピストン18の上側
の圧縮空気は、排気経路30と排気ポート33を通じて
排気される。ピストン18の上側の空気圧がピストン1
8の下側の空気圧よりも低下すると、戻り空気室17内
の空気は、小孔34を通じてシリンダ24のピストン1
8の下側部分に流入し、ピストン18および結合具打ち
込み手段23を上方に動作させる。戻り空気室17は固
定された所定の容積を有しているために、従って、ピス
トン18が上動すると戻り空気室17内の圧力は低下す
る。工具の前回サイクルに先立って、戻り空気室17は
外気圧にほぼ等しい最低圧力において、ピストン18を
完全に復帰させるのに充分な容積を有している。結合具
打ち込み手段23がレール19の上方に引き上げられる
と、後続の結合具22が案内孔21内に配置され、工具
の次のサイクルにより打ち込まれる準備が完了する。こ
れまで図面で示すと共に本明細書中で記述してきた、ピ
ストンを復帰させ、行程を停止させ、結合具を打ち込む
位置に配置させる等の各手段は、代替的手段により置換
可能である。更に、上述した工具の逐次サイクルは特定
の工具に対しては好ましいが、請求の範囲により規定さ
れる本発明を拘束し、制限するものではない。
【0012】次に、部分的に断面にして示す拡大側面図
である図2を参照して、主弁26を詳細に説明する。蓋
14と密封手段16は、機械加工および組み立てを容易
にするために本体部分12に取着された独立の要素であ
るが、然しながら、組み立てられた後にはハウジング1
1を構成する一体物として機能する。停止手段35が蓋
14の中心に形成、配置されており、組み立てられてハ
ウジング11の固定部分となる。該停止手段35は弁座
35a、35bを具備している。停止手段35は主弁2
6の可動部材36と協働し、該可動部材36は、以下に
説明するように排気経路30を開放、遮断する。停止手
段35は金属により製作、構成されているが、然しなが
ら、ピストン18の復帰による衝撃の吸収を補助するた
めに金属以外の材料により構成しても良い。図2におい
て、停止手段35は蓋14に形成された貫通孔に締まり
嵌めにより取着されているが、然しながら、ネジ手段等
の他の手段によっても取着可能である。
である図2を参照して、主弁26を詳細に説明する。蓋
14と密封手段16は、機械加工および組み立てを容易
にするために本体部分12に取着された独立の要素であ
るが、然しながら、組み立てられた後にはハウジング1
1を構成する一体物として機能する。停止手段35が蓋
14の中心に形成、配置されており、組み立てられてハ
ウジング11の固定部分となる。該停止手段35は弁座
35a、35bを具備している。停止手段35は主弁2
6の可動部材36と協働し、該可動部材36は、以下に
説明するように排気経路30を開放、遮断する。停止手
段35は金属により製作、構成されているが、然しなが
ら、ピストン18の復帰による衝撃の吸収を補助するた
めに金属以外の材料により構成しても良い。図2におい
て、停止手段35は蓋14に形成された貫通孔に締まり
嵌めにより取着されているが、然しながら、ネジ手段等
の他の手段によっても取着可能である。
【0013】主弁26は、好ましくは、空洞29内に配
置された可動部材36と可撓性部材37とを具備して構
成されている。図示する実施例において、上記可動部材
36は、空洞29内に滑動可能に配置されたピストンと
して構成されており、前記空洞29はシリンダとして構
成されている。更に、可動部材36は排気経路30と連
通するように構成された環型形状をしている。可動部材
36は延長部(つまりピストン部)38を具備して構成
されており、該延長部38は空洞(つまりシリンダ)3
8a内に滑動自在に配置されて、空洞29を密封すると
共に、主弁26の可動部材36の案内として作用する。
延長部38は、空洞38a内の位置により、排気ポート
を開放または遮断する。該可動部材36と、蓋14の内
面と、Oリング48とにより駆動29は画定されてい
る。可動部材36の内面39により排気経路30の一部
が構成される。該内面39には弁座39aが備えられて
おり、停止手段35の弁座35aと協働する。可動部材
36の下面40は可撓性部材37と連結している。可撓
性部材37は主弁26の可動部材36とハウジング11
または蓋14の環状リム41との間に延設されている。
可撓性部材37の内面42aは、環状リム41の外周面
41aと係合する。
置された可動部材36と可撓性部材37とを具備して構
成されている。図示する実施例において、上記可動部材
36は、空洞29内に滑動可能に配置されたピストンと
して構成されており、前記空洞29はシリンダとして構
成されている。更に、可動部材36は排気経路30と連
通するように構成された環型形状をしている。可動部材
36は延長部(つまりピストン部)38を具備して構成
されており、該延長部38は空洞(つまりシリンダ)3
8a内に滑動自在に配置されて、空洞29を密封すると
共に、主弁26の可動部材36の案内として作用する。
延長部38は、空洞38a内の位置により、排気ポート
を開放または遮断する。該可動部材36と、蓋14の内
面と、Oリング48とにより駆動29は画定されてい
る。可動部材36の内面39により排気経路30の一部
が構成される。該内面39には弁座39aが備えられて
おり、停止手段35の弁座35aと協働する。可動部材
36の下面40は可撓性部材37と連結している。可撓
性部材37は主弁26の可動部材36とハウジング11
または蓋14の環状リム41との間に延設されている。
可撓性部材37の内面42aは、環状リム41の外周面
41aと係合する。
【0014】結合具のための工具では、該工具に空気供
給手段を最初に連結したときに、予期せずに結合具が打
ち出されることのないように構成する点に最も注意が注
がれる。全ての工具は、空気供給手段と連結する際弁が
閉鎖した状態で保持されるように設計されているが、空
気供給手段と連結してない間には弁の構成要素は通常の
位置から外れて、弁が緊密に閉鎖しないように構成可能
である。工具に空気供給手段が連結され空気が内に流入
すると、ピストンは下動して結合具を工具の外方に押し
出す。これにより重大な傷害、或いは場合によっては死
に至る傷害が生じる。殆どの工具は、工具内に空気圧が
生じて該空気圧により弁が閉鎖可能となるまで、弁を閉
鎖するために充分な強度を有するバネを備えている。こ
の方法は機能するが、然しながら多くの構成要素を必要
とし、従って、故障が発生する危惧が高くなるという欠
点を有している。バネを使用しない構成で上述の安全機
能を達成できれば好ましい。そこで、本発明では中心に
比較的大きな穴部を有する皿形の環状形の可撓性部材3
7を備えている。可撓性部材の厚さは一様ではなく、殆
ど動作しない部分または全く動作しない部分の高度が高
くなるように構成されている。
給手段を最初に連結したときに、予期せずに結合具が打
ち出されることのないように構成する点に最も注意が注
がれる。全ての工具は、空気供給手段と連結する際弁が
閉鎖した状態で保持されるように設計されているが、空
気供給手段と連結してない間には弁の構成要素は通常の
位置から外れて、弁が緊密に閉鎖しないように構成可能
である。工具に空気供給手段が連結され空気が内に流入
すると、ピストンは下動して結合具を工具の外方に押し
出す。これにより重大な傷害、或いは場合によっては死
に至る傷害が生じる。殆どの工具は、工具内に空気圧が
生じて該空気圧により弁が閉鎖可能となるまで、弁を閉
鎖するために充分な強度を有するバネを備えている。こ
の方法は機能するが、然しながら多くの構成要素を必要
とし、従って、故障が発生する危惧が高くなるという欠
点を有している。バネを使用しない構成で上述の安全機
能を達成できれば好ましい。そこで、本発明では中心に
比較的大きな穴部を有する皿形の環状形の可撓性部材3
7を備えている。可撓性部材の厚さは一様ではなく、殆
ど動作しない部分または全く動作しない部分の高度が高
くなるように構成されている。
【0015】工具を組み立てるとき、可撓性部材37の
内周面部分42aをハウジング11の環状リム41に係
合させ可撓性部材37の下部42をシリンダ24の頂部
に載置する。このように構成することにより、可撓性部
材37が圧縮空気室15を空洞30から密封する。可撓
性部材37の両面が外気に晒され、或いは両面が同じ圧
力の作用を受ける間は、可撓性部材37を構成する材料
の弾性により、環状の内周面42aはハウジング11の
環状リム41と接触し、そしてシリンダ24に対して下
部42が接触する。このことが、Oリングを密封手段と
して使用する弁において大きな利点と成っている。と言
うのは、バネ等の付加的な要素を必要としないで、工具
が空気供給手段と連結していない間に弁が閉鎖すること
を保証するからである。可撓性部材37の両面が同じ圧
力の作用を受ける間は、該可撓性部材はシリンダ24に
対して保持される。工具を作動させるためには、圧縮空
気室15の反対側に配置された可撓性部材37の上面の
圧力を低下させる。この圧力低下は、トリガ弁25によ
り経路28、28aを介して空洞29から排気すること
により達成される。このとき、可撓性部材の両面は異な
る圧力の作用を受け、該可撓性部材37は圧縮空気室1
5内の圧力により上方に付勢されて変形する。この状態
を図3に示す。
内周面部分42aをハウジング11の環状リム41に係
合させ可撓性部材37の下部42をシリンダ24の頂部
に載置する。このように構成することにより、可撓性部
材37が圧縮空気室15を空洞30から密封する。可撓
性部材37の両面が外気に晒され、或いは両面が同じ圧
力の作用を受ける間は、可撓性部材37を構成する材料
の弾性により、環状の内周面42aはハウジング11の
環状リム41と接触し、そしてシリンダ24に対して下
部42が接触する。このことが、Oリングを密封手段と
して使用する弁において大きな利点と成っている。と言
うのは、バネ等の付加的な要素を必要としないで、工具
が空気供給手段と連結していない間に弁が閉鎖すること
を保証するからである。可撓性部材37の両面が同じ圧
力の作用を受ける間は、該可撓性部材はシリンダ24に
対して保持される。工具を作動させるためには、圧縮空
気室15の反対側に配置された可撓性部材37の上面の
圧力を低下させる。この圧力低下は、トリガ弁25によ
り経路28、28aを介して空洞29から排気すること
により達成される。このとき、可撓性部材の両面は異な
る圧力の作用を受け、該可撓性部材37は圧縮空気室1
5内の圧力により上方に付勢されて変形する。この状態
を図3に示す。
【0016】図3を参照すると、空洞29は外気圧にあ
り、従って圧縮空気室15の空気圧により可撓性部材3
7はシリンダ24の頂部から離隔する。可撓性部材37
の動作により可動部36は蓋14の上側の内面と接触す
るまで、上方に付勢される。該可動部36と空洞38a
の寸法関係により、可動部36の空洞38a内の動作は
可撓性部材37が伸長しすぎないように拘束されてい
る。シリンダ24からの可撓性部材の離隔動作により、
圧縮空気が流入し、そしてピストン18は可動する。ピ
ストン18の周囲から空気が漏洩することを防止するた
めに密封手段44が使用される。上述のように、ピスト
ン18がシリンダ24の最上部に復帰するサイクルにお
いて、ピストン18の上方の空気は外気に排気されなけ
ればならない。従来技術では、打ち込みストロークの
間、排気手段を閉鎖する弁の可動部と共に、第2の弁手
段または少なくとも第2の密封手段を使用している。こ
うした構成は米国特許第3568909号に開示されて
いる。本発明は、また、蓋14の平坦な内面45に対し
て配置された密封手段を使用でき、或いは可動部36が
高位置にある間、停止手段35と可動部36の42に指
示される領域との間に締まり嵌めを設けることができ
る。この両方の構成と他の構成が本発明では使用され
る。
り、従って圧縮空気室15の空気圧により可撓性部材3
7はシリンダ24の頂部から離隔する。可撓性部材37
の動作により可動部36は蓋14の上側の内面と接触す
るまで、上方に付勢される。該可動部36と空洞38a
の寸法関係により、可動部36の空洞38a内の動作は
可撓性部材37が伸長しすぎないように拘束されてい
る。シリンダ24からの可撓性部材の離隔動作により、
圧縮空気が流入し、そしてピストン18は可動する。ピ
ストン18の周囲から空気が漏洩することを防止するた
めに密封手段44が使用される。上述のように、ピスト
ン18がシリンダ24の最上部に復帰するサイクルにお
いて、ピストン18の上方の空気は外気に排気されなけ
ればならない。従来技術では、打ち込みストロークの
間、排気手段を閉鎖する弁の可動部と共に、第2の弁手
段または少なくとも第2の密封手段を使用している。こ
うした構成は米国特許第3568909号に開示されて
いる。本発明は、また、蓋14の平坦な内面45に対し
て配置された密封手段を使用でき、或いは可動部36が
高位置にある間、停止手段35と可動部36の42に指
示される領域との間に締まり嵌めを設けることができ
る。この両方の構成と他の構成が本発明では使用され
る。
【0017】打ち込みストロークの間、空気の排気を遮
断する好ましい方法は、可撓性部材37の内周リム47
を内側に可動部36よりも大きく延設して重ね合わせ、
停止手段35の密封面35bに対して密封状態で接触さ
せる。圧縮空気室15からの空気圧は、停止手段35の
密封面35bに対して緊密に接触する内周リム47によ
り保持される。従って、空気の漏洩が防止される。停止
手段35と可動部36の更に他の利点は、正確な寸法、
配置を必要としない点である。と言うのは、可撓性部材
37の弾性により変動を補償するからである。可撓性材
料から構成される要素は、力が作用すると変形すること
が周知となっている。本発明の可撓性部材37は比較的
薄く構成されており、その両側に作用する圧力が同一で
ないと、低圧側が堅固な材料により支持されるまで容易
に変形する。図3から理解されるように、可撓性部材3
7は外気に連通する側がハウジング11(蓋14)の内
面と、停止手段35の面と、可動部36の面とにより完
全に支持されて、可撓性部材37が支持されない領域に
伸長しないように構成されている。主弁26が閉鎖位置
にある間、可撓性部材の上面43には同じ圧力が作用
し、従って、伸長は生じない。この特徴により、ダイヤ
フラム型の密封手段が頻繁に劣化することが防止され
る。
断する好ましい方法は、可撓性部材37の内周リム47
を内側に可動部36よりも大きく延設して重ね合わせ、
停止手段35の密封面35bに対して密封状態で接触さ
せる。圧縮空気室15からの空気圧は、停止手段35の
密封面35bに対して緊密に接触する内周リム47によ
り保持される。従って、空気の漏洩が防止される。停止
手段35と可動部36の更に他の利点は、正確な寸法、
配置を必要としない点である。と言うのは、可撓性部材
37の弾性により変動を補償するからである。可撓性材
料から構成される要素は、力が作用すると変形すること
が周知となっている。本発明の可撓性部材37は比較的
薄く構成されており、その両側に作用する圧力が同一で
ないと、低圧側が堅固な材料により支持されるまで容易
に変形する。図3から理解されるように、可撓性部材3
7は外気に連通する側がハウジング11(蓋14)の内
面と、停止手段35の面と、可動部36の面とにより完
全に支持されて、可撓性部材37が支持されない領域に
伸長しないように構成されている。主弁26が閉鎖位置
にある間、可撓性部材の上面43には同じ圧力が作用
し、従って、伸長は生じない。この特徴により、ダイヤ
フラム型の密封手段が頻繁に劣化することが防止され
る。
【0018】工具の打ち込みストロークを終了すると、
経路28、28aを介して空洞29内が加圧され、図2
に図示すように、主弁26は閉鎖位置に移動する。Oリ
ングより成る密封手段48は、ハウジング11(蓋1
4)と可動部36との間を通じて空洞29から空気が漏
洩することを防止するために使用される。便宜的にOリ
ングから成る密封手段48を示したが、然しながら、該
密封手段は一般的に入手可能な型の1つにより構成可能
である。可動部36が可撓性部材37を停止手段35か
ら離隔するように付勢するとき、該可撓性部材37は再
びシリンダ24の頂部を密封し、圧縮空気室15から空
気の漏洩を防止する。ピストン18を下方に動作させる
ために使用される圧縮空気は、停止手段35の外面と可
動部36の内面との間を通じ、経路30を解して排気ポ
ート33から外気に排気される。図3に示すように、工
具に空気供給が遮断され、主弁26が開放位置にあると
き、可撓性部材37は、図2に示すようにシリンダ24
の頂部に閉鎖位置に復帰する。可動部36が「休止」位
置に復帰することを保証するために、可撓性部材37が
復帰する際、可動部36を引き下げなければならない。
接着剤を使用する等、他の方法によっても可撓性部材3
7を可動部36に取着可能であるが、本発明の好ましい
方法は、可動部36の外面に凹部49を形成し、そして
可撓性部材37に同様の形状部分50を形成して前記凹
部49内に着座させる。可撓性部材37は補修のために
容易に取り外し可能であるが、該可撓性部材37と可動
部36との間の作用力は、可動部36とOリング48と
の間に作用する摩擦力よりも大きくなっている。
経路28、28aを介して空洞29内が加圧され、図2
に図示すように、主弁26は閉鎖位置に移動する。Oリ
ングより成る密封手段48は、ハウジング11(蓋1
4)と可動部36との間を通じて空洞29から空気が漏
洩することを防止するために使用される。便宜的にOリ
ングから成る密封手段48を示したが、然しながら、該
密封手段は一般的に入手可能な型の1つにより構成可能
である。可動部36が可撓性部材37を停止手段35か
ら離隔するように付勢するとき、該可撓性部材37は再
びシリンダ24の頂部を密封し、圧縮空気室15から空
気の漏洩を防止する。ピストン18を下方に動作させる
ために使用される圧縮空気は、停止手段35の外面と可
動部36の内面との間を通じ、経路30を解して排気ポ
ート33から外気に排気される。図3に示すように、工
具に空気供給が遮断され、主弁26が開放位置にあると
き、可撓性部材37は、図2に示すようにシリンダ24
の頂部に閉鎖位置に復帰する。可動部36が「休止」位
置に復帰することを保証するために、可撓性部材37が
復帰する際、可動部36を引き下げなければならない。
接着剤を使用する等、他の方法によっても可撓性部材3
7を可動部36に取着可能であるが、本発明の好ましい
方法は、可動部36の外面に凹部49を形成し、そして
可撓性部材37に同様の形状部分50を形成して前記凹
部49内に着座させる。可撓性部材37は補修のために
容易に取り外し可能であるが、該可撓性部材37と可動
部36との間の作用力は、可動部36とOリング48と
の間に作用する摩擦力よりも大きくなっている。
【0019】図4、5を参照して可撓性部材37の詳細
な構造を説明する。ここで、「可撓性」または「可撓性
材料」の用語は曲げの程度において「強固」と区別され
る。可撓性部材37の主要部に使用される可撓性材料
は、ゴムまたはゴムと類似する特性を有するプラスチッ
クハイトレル(hytrel)である。主弁26の可動部36
は、優れた耐久性を有するナイロン等の材料より構成さ
れているが、湾曲したり撓んだりすることはない。上部
環状リム42と可撓性部材37の下部42は、厚い部分
として成形される。と言うのは、これらは非常に微小な
湾曲を受けるからである。然しながら、中間部51は疲
労による損耗を低減するためにより薄く成形される。結
合具打ち込み工具の動作において、主弁26のサイクル
は10〜15サイクル毎秒である。こうした工具は、補
修することなく500000サイクルの使用可能でなけ
ればならないことは言うまでもない。サイクルが実行さ
れる間に可撓性部材37の上部環状リム42は、ハウジ
ング11(蓋14)の環状リム41へ接触し続ける。こ
れを達成するために多くの方法が存在するが、本発明の
好ましい実施例では、可撓性部材37の上部環状リム4
2の内周を、ハウジング11(蓋14)の環状リム41
の係合面41aよりも小さくする。これにより、工具に
圧縮空気の供給手段が連結され、或いはされていないと
きに、両者間の強固で密封された接触が達成される。
な構造を説明する。ここで、「可撓性」または「可撓性
材料」の用語は曲げの程度において「強固」と区別され
る。可撓性部材37の主要部に使用される可撓性材料
は、ゴムまたはゴムと類似する特性を有するプラスチッ
クハイトレル(hytrel)である。主弁26の可動部36
は、優れた耐久性を有するナイロン等の材料より構成さ
れているが、湾曲したり撓んだりすることはない。上部
環状リム42と可撓性部材37の下部42は、厚い部分
として成形される。と言うのは、これらは非常に微小な
湾曲を受けるからである。然しながら、中間部51は疲
労による損耗を低減するためにより薄く成形される。結
合具打ち込み工具の動作において、主弁26のサイクル
は10〜15サイクル毎秒である。こうした工具は、補
修することなく500000サイクルの使用可能でなけ
ればならないことは言うまでもない。サイクルが実行さ
れる間に可撓性部材37の上部環状リム42は、ハウジ
ング11(蓋14)の環状リム41へ接触し続ける。こ
れを達成するために多くの方法が存在するが、本発明の
好ましい実施例では、可撓性部材37の上部環状リム4
2の内周を、ハウジング11(蓋14)の環状リム41
の係合面41aよりも小さくする。これにより、工具に
圧縮空気の供給手段が連結され、或いはされていないと
きに、両者間の強固で密封された接触が達成される。
【0020】上述したように、可撓性部材37は数十万
サイクルの耐久性が要求される。可撓性部材37は劣化
が低減されるように区分設計され、そして材料が選定さ
れるが、上部環状リム42が当初の形状、寸法を維持し
ようとする能力は、長期間の使用により失われていく。
上部環状リム42の膨張防止を図るために、その外周に
沿って保持リング52を使用しても良い。保持リング5
2はナイロン等の強固な材料から成形されており、ハウ
ジング11の環状リム41と重なり合う部分を有してい
る。保持リング52は独立した要素であるが、最良の実
施形態として工具を使用中一体的に保持される。好まし
い実施例において保持リング52は、内側に延設された
突出部54を有する略T字形の断面を有しており、該突
出部54には複数の小スロット53が形成されている。
可撓性部材37を製作する際、保持リング52を鋳型内
に配置する。鋳型内に可撓性部材37を構成する材料を
導入すると、同材料は前記小スロット53内に流入す
る。保持リング52は可撓性部材37に固定され上部環
状リム42の一部となる。可撓性部材37は容易に設置
され、その形状、弾性を維持する。本明細書中において
「上部」「下部」「上方」「下方」の各用語は、説明を
明確にするために便宜的に使用されているものであり、
図面のそれに対応している。本発明の好ましい実施例を
説明してきたが、請求の範囲により規定される本発明の
精神から逸脱することなく、多数の変更と変形を実施可
能であることは当業者の当然とするところである。
サイクルの耐久性が要求される。可撓性部材37は劣化
が低減されるように区分設計され、そして材料が選定さ
れるが、上部環状リム42が当初の形状、寸法を維持し
ようとする能力は、長期間の使用により失われていく。
上部環状リム42の膨張防止を図るために、その外周に
沿って保持リング52を使用しても良い。保持リング5
2はナイロン等の強固な材料から成形されており、ハウ
ジング11の環状リム41と重なり合う部分を有してい
る。保持リング52は独立した要素であるが、最良の実
施形態として工具を使用中一体的に保持される。好まし
い実施例において保持リング52は、内側に延設された
突出部54を有する略T字形の断面を有しており、該突
出部54には複数の小スロット53が形成されている。
可撓性部材37を製作する際、保持リング52を鋳型内
に配置する。鋳型内に可撓性部材37を構成する材料を
導入すると、同材料は前記小スロット53内に流入す
る。保持リング52は可撓性部材37に固定され上部環
状リム42の一部となる。可撓性部材37は容易に設置
され、その形状、弾性を維持する。本明細書中において
「上部」「下部」「上方」「下方」の各用語は、説明を
明確にするために便宜的に使用されているものであり、
図面のそれに対応している。本発明の好ましい実施例を
説明してきたが、請求の範囲により規定される本発明の
精神から逸脱することなく、多数の変更と変形を実施可
能であることは当業者の当然とするところである。
【図1】本発明による空気式結合具打ち込み装置を部分
的に断面にして示した側面図である。
的に断面にして示した側面図である。
【図2】本発明による空気式結合具打ち込み装置の主弁
に関連する領域を拡大した部分断面図であり、主弁が閉
鎖している状態を示している。
に関連する領域を拡大した部分断面図であり、主弁が閉
鎖している状態を示している。
【図3】図2と同様の図であり、主弁が解放してい状態
を示している。
を示している。
【図4】可撓性部材を部分的に断面にした側面図であ
り、上部の構造を拡大して示してある。
り、上部の構造を拡大して示してある。
【図5】図4のA−A線に沿う部分断面図である。
11…ハウジング 14…蓋 15…圧縮空気室 18…ピストン 22…結合具 23…結合具打ち込み手段 24…シリンダ 25…トリガ弁 26…主弁 35…停止手段 37…可撓性部材
Claims (22)
- 【請求項1】 空気式に結合具を打ち込む装置におい
て、 圧縮空気室と空洞を有するハウジングと、 前記空洞を前記圧縮空気室に選択的に接続するトリガ弁
と、 前記ハウジング内に配置されたシリンダと、 前記シリンダ内に配置され、同シリンダを第1のシリン
ダ部分と第2のシリンダ部分とに分割し、同シリンダ内
において第1の位置(ホームポジション)と、そこから
離隔した第2の位置との間で動作可能なピストンと、 前記第1のシリンダ部分の近傍に配置され、第3の閉鎖
位置と第4の開放位置との間で動作可能な主弁であっ
て、前記第3の閉鎖位置において、前記圧縮空気室と前
記第1のシリンダ部分との間の連通を遮断し、そして前
記第1のシリンダ部分を外気圧と連通し、前記第4の開
放位置において、前記第1のシリンダ部分を前記圧縮空
気室に連結し、そして前記第1のシリンダ部分と外気圧
との連通を遮断する主弁と、 前記ハウジングと前記主弁との間に延設され、前記空洞
を前記圧縮空気室から密封する可撓性部材であって、該
可撓性部材は外周部分を有しており、該外周部分は前記
主弁の動作に追随可能に前記ハウジングに保持された可
撓性部材とを具備して構成され、 前記トリガ弁を操作することにより、前記空洞からの圧
縮空気の流れにより前記主弁内が第4の開放位置に動作
し、それにより前記圧縮空気が前記第1のシリンダ部分
と連通して前記ピストンは前記第2の離隔位置に向かっ
て動作し、また前記主弁は前記可撓性部材を支持して、
該可撓性部材に作用する劣化応力を緩和する結合具打ち
込み装置。 - 【請求項2】 前記トリガ弁は、前記空洞と前記圧縮空
気室との連通を遮断して前記主弁を前記第3の閉鎖位置
に動作させ、そして前記圧縮空気室を前記第1のシリン
ダ部分から密封する請求項1に記載の結合具打ち込み装
置。 - 【請求項3】 前記圧縮空気室の圧力が外気圧よりも高
い場合に、前記主弁が、前記可撓性部材の弾性特性によ
り前記第3の閉鎖位置に保持される請求項1に記載の結
合具打ち込み装置。 - 【請求項4】 前記主弁と前記可撓性部材は接触状態で
保持される請求項2に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項5】 前記可撓性部材は、前記主弁が前記第3
の閉鎖位置にある場合に、前記主弁と前記第1のシリン
ダ部分との間に配置され、両者間を気密に密封する請求
項1に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項6】 前記可撓性部材は、前記主弁が前記第4
の開放位置にある場合に、前記第1のシリンダ部分から
の排気を遮断する請求項5に記載の結合具打ち込み装
置。 - 【請求項7】 前記可撓性部材の外周部分は、強固なリ
ングにより前記ハウジングに保持される請求項1に記載
の結合具打ち込み装置。 - 【請求項8】 前記強固なリングは、前記可撓性部材の
外周部分に確実に固定されている請求項7に記載の結合
具打ち込み装置。 - 【請求項9】 前記主弁と前記可撓性部材は環形状をし
ており、前記ハウジングは停止手段を具備しており、前
記主弁は該停止手段と協働して環状の排気経路を形成
し、該排気経路は前記環状の可撓性部材を介して前記第
1のシリンダ部分から外気に連通しており、前記主弁
は、また、弁座を有しており、該主弁が前記排気経路を
遮断するために前記第4の開放位置にある間、前記弁座
は前記停止手段の弁座と協働し、 前記主弁が第3の閉鎖位置にあり、前記トリガ弁が操作
されていない間、前記排気経路は開放されており、そし
て前記トリガ弁が操作され、前記主弁が第4の開放位置
にある間、前記排気経路が遮断される請求項1に記載の
結合具打ち込み装置。 - 【請求項10】 空気式に結合具を打ち込む装置におい
て、 圧縮空気室を備えたハウジングと、 前記ハウジング内に配置され、そして前記圧縮空気室と
流体的に連通するシリンダと、 前記シリンダ内に滑動自在に配置され、同シリンダ内で
往復動作し、そして同シリンダを第1のシリンダ部分と
第2のシリンダ部分に分割するピストンと、 前記ピストンと連結された結合具打ち込み手段と、 前記第1のシリンダ部分の近傍に配置され、前記圧縮空
気室と前記第1のシリンダ部分との間の連通を遮断する
第3の閉鎖位置と、第4の開放位置との間で動作可能な
主弁と、 前記ハウジングと前記主弁との間に延設された可撓性部
材であって、該可撓性部材は、動作する間前記主弁とハ
ウジングの表面によりほぼ支持され、該装置を操作する
間伸長することが防止される可撓性部材と、 前記圧縮空気室と流体的に連結する、前記主弁を制御す
るためのトリガ弁と、 を具備して構成され、 前記トリガ弁を操作することにより圧縮空気が前記主弁
から解放され、前記主弁は開放位置に動作し、そして前
記シリンダの第1の位置に圧縮空気が供給されて、前記
ピストンと結合具打ち込み手段が動作する結合具打ち込
み装置。 - 【請求項11】 前記可撓性部材は、前記主弁と前記第
1のシリンダ部分との間に連結されており、密封手段を
画定する請求項10に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項12】 前記ハウジングは排気経路を有してお
り、前記主弁が閉鎖位置に復帰するとき、該主弁は前記
排気経路と協働して前記第1のシリンダ部分の排気を制
御する請求項11に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項13】 前記ハウジングは1組の弁座を有して
おり、そして該弁座は、前記主弁内の1組の弁座と協働
して前記第1のシリンダ部分を外気に開放させ、また、
同第1のシリンダ部分を外気から閉鎖する請求項12に
記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項14】 前記主弁は、前記ハウジング内の第2
のシリンダ内に滑動自在に配置された第2のピストンを
具備している請求項10に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項15】 前記第2のピストンは充分な厚さを有
しており、前記第2のシリンダの長さにより規定される
行程に拘束され、前記可撓性部材が動作する間、同可撓
性部材が伸長することを防止する請求項14に記載の結
合具打ち込み装置。 - 【請求項16】 前記可撓性部材は、前記ハウジングの
環状リムに連結しており、該環状リムは前記可撓性部材
が伸長することを防止するために、同可撓性部材のため
の支持面を具備している請求項15に記載の結合具打ち
込み装置。 - 【請求項17】 空気式に結合具を打ち込む装置におい
て、 ハウジングと、 前記ハウジング内に配置されたシリンダと、 前記シリンダ内に滑動自在に配置され、同シリンダ内で
第1の位置(ホームポジション)と第1の位置から離隔
した第2の位置で往復動作し、そして同シリンダを第1
のシリンダ部分と第2のシリンダ部分とに分割するピス
トンと、 前記ハウジング内に配置され、前記第1のシリンダ部分
の近傍に配置された主弁と、 トリガ弁を介して前記主弁と連通する第1の圧縮空気室
と、を具備し、 前記ハウジングは、前記第1の圧縮空気室と前記第1の
シリンダ部分との間に延設された第1の流体経路と、前
記第1のシリンダ部分に対して前記主弁の反対側に配置
された第2の空洞と、前記前記トリガ弁を通じて第1の
圧縮空気室と前記第2の空洞との間に延設された第2の
流体経路と、前記第1のシリンダ部分と外気圧との間に
延設された第3の流体経路と、を具備しており、前記主
弁は、前記第3の流体経路が開放する第3の位置(ホー
ムポジション)と、前記第3流体経路が遮断され、そし
て前記第1の流体経路が開放される第4の位置との間で
動作可能に構成されており、 そして、更に前記結合具打ち込み装置は、 前記ハウジングと前記主弁との間に延設された可撓性部
材であって、前記主弁が前記第3の位置と第4の位置の
間を動作する間、前記主弁の支持面により支持される可
撓性部材と、 前記ピストンを前記第3の位置(ホームポジション)に
復帰させるための復帰手段と、 前記ピストンから延設された結合具打ち込み要素と、を
具備して構成され、 前記トリガ弁は、第5の休止位置から第6の位置に操作
され、該第5の休止位置において、前記第2の流体経路
が開放され圧縮空気が前記第2の空洞から流出し、前記
主弁が第4の位置に配置され、該第4の位置において第
1の流体経路は開放され前記第1のシリンダ部分に圧縮
空気が流入し、前記ピストンと前記結合具打ち込み要素
が前記第2の離隔位置に動作し、前記第6の位置におい
て、前記第2の流体経路が開放されて前記第2の空洞内
に圧縮空気が流入し、前記第1の流体経路が遮断される
と共に第3の流体経路開放されて、前記第1のシリンダ
部分内の圧縮空気が外気に排気され、前記主弁が前記第
3の位置(ホームポジション)にある間、前記シリンダ
および前記主弁と協働する前記可撓性部材は、前記第1
のシリンダ部分を密封し、そして前記主弁が前記第4の
位置にある間、前記第3の流体経路は遮断されて、該経
路を通じて圧縮空気が流出することを防止する結合具打
ち込み装置。 - 【請求項18】 前記主弁は、前記第2のシリンダを具
備する前記第2の空洞内において往復動作するように滑
動自在に配置されている請求項17に記載の結合具打ち
込み装置。 - 【請求項19】 前記第2のピストンは延長部分を具備
しており、前記主弁が前記第3と第4の位置にあると
き、該延長部分により前記第3の流体経路が開放され、
遮断される請求項18に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項20】 前記第2のピストンと第2のシリンダ
寸法により、該第2のシリンダ内の第2のピストンは動
作が拘束され、前記主弁が動作する間、前記可撓性部材
が過剰な応力を受けないように成っている請求項18に
記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項21】 前記可撓性部材と前記主弁は環形状を
しており、前記ハウジングは、前記主弁内に配置された
停止手段を具備しており、前記可撓性部材は内側リムを
有しており、前記主弁が前記第4の位置に配置されてい
る間、該内側リムは、前記主弁の支持面よりも内側に、
前記停止手段と係合する位置まで延設される請求項17
に記載の結合具打ち込み装置。 - 【請求項22】 前記可撓性部材は皿状の環形状で、前
記主弁に取着された内側部分を有しており、該可撓性部
材は厚さと形状が変化しており、該可撓性部材の両側に
圧力差が生じていない間、同可撓性部材と前記主弁とを
共に弾性的に付勢して、前記シリンダに対して密封する
請求項21に記載の結合具打ち込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24503692A JP2634128B2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 空気式結合具打ち込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24503692A JP2634128B2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 空気式結合具打ち込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0691558A true JPH0691558A (ja) | 1994-04-05 |
JP2634128B2 JP2634128B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=17127633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24503692A Expired - Fee Related JP2634128B2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 空気式結合具打ち込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634128B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103309A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Makita Corp | 打ち込み工具 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP24503692A patent/JP2634128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013103309A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Makita Corp | 打ち込み工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2634128B2 (ja) | 1997-07-23 |
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