JPH068969Y2 - 交通安全用帽子 - Google Patents

交通安全用帽子

Info

Publication number
JPH068969Y2
JPH068969Y2 JP1987188375U JP18837587U JPH068969Y2 JP H068969 Y2 JPH068969 Y2 JP H068969Y2 JP 1987188375 U JP1987188375 U JP 1987188375U JP 18837587 U JP18837587 U JP 18837587U JP H068969 Y2 JPH068969 Y2 JP H068969Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crown
absorbing material
impact absorbing
shaped
hat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987188375U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0194426U (ja
Inventor
康三 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aubex Corp
Original Assignee
Aubex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aubex Corp filed Critical Aubex Corp
Priority to JP1987188375U priority Critical patent/JPH068969Y2/ja
Publication of JPH0194426U publication Critical patent/JPH0194426U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068969Y2 publication Critical patent/JPH068969Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、布帛製の帽子において、その形態を維持し
つゝ頭部にうける衝撃を大幅に緩和すると共に、夜間に
おける視認を確実となした交通安全に有用な帽子、特に
高齢者のための確実に着用しうる交通安全用帽子に関す
るものである。
〔従来の技術〕
外部からの衝撃による頭部損傷を防止する手段として、
帽子の外面や内面に分厚で偏平な弾性柔軟体を取付けた
保護帽子(実開昭50−118016号公報)や、通気
孔を透設した硬質椀状体の外面に、つばつき帽体を支持
させたゴルフ用帽子(実開昭52−51218号公報)
などが知られている。
また、交通安全を目的として、光に当ると反射又は発光
する布もしくはビニール製の帽子(実開昭51−352
27号公報)も知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記公知の衝撃吸収材を用いた帽子において、前者の保
護帽子は、頭部に対する外部からの衝撃を緩和するた
め、帽子の外面又は内面に単に弾性柔軟体を取付けてい
るので、頭部外傷を防止できるという効果は認められる
ものの、具体性がなく単にアイディア述べたにすぎず、
実用性に欠けるものである。
また、後者はゴルフ用帽子で、日常的に使用するには不
適当なものであり、光の反射を利用した帽子は、夜間に
おける視認性を有するものの、頭部を外部衝撃から保護
する機能はなく、いずれも日常生活において使用するに
は解決すべき多くの課題を有するものである。
この考案はかゝる現状に鑑みて、常時確実に着用するこ
とが可能で、しかも転倒時における頭部の損傷を効果的
に防止し、かつ夜間における視認性もよい交通安全用の
帽子を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案の交通安全用帽子
は、円板状のブリムに形成された頭部の挿通孔に沿って
帯状の汗取りを先端縁が上方に位置するよう取付けると
共に、該汗取りと所定の間隔を存して筒状のクラウンの
開口部をブリム上に装着して帽子本体を形成し、該帽子
本体のクラウン内面と汗取りの間に形成された隙間に厚
さ5〜15mmの軟質合成樹脂発泡シートからなる円筒状
の衝撃吸収材を着脱自在に装着すると共に、クラウンの
外周面の全周を囲繞して光反射テープを取付け、かつ帽
子本体に止め具によって締込むことができるあご紐を取
付けたことを特徴とするものである。
この考案において、帽子本体は布帛製で、所定の位置に
頭部の挿通部を形成した円板状のブリムと、該ブリムに
装着される筒状のクラウンとから構成されるものであっ
て、前記クラウンの内周面と汗取りとの間には、衝撃吸
収材を保持するための所定の幅の隙間が全周にわたって
形成されている。
前記隙間に装着される衝撃吸収材は、軟質合成樹脂発泡
体のシートを使用して形成するもので、具体的にはポリ
エチレン、ポリウタン、ポリスチレンやポリ塩化ビニル
等の合成樹脂の軟質発泡体からなるシートを使用する。
この衝撃吸収材を構成するシートは、比較的緻密な独立
気泡を有する発泡体であることが望ましく、シートの厚
さは5〜15mmの範囲であり、好ましく7mm以上で15
mm以内とするものであって、厚さが5mm未満の場合は、
衝撃を受けたときの保護が充分ではなく、15mmを超え
ると帽子の形状が大きくなって不恰好なものとなると共
に、これを超えて厚みを厚くしてもその割合には耐衝撃
性が向上するものでもない。
この衝撃吸収材は、基本的には、着用による頭の蒸れを
考慮して保護に最も必要な個所、具体的には転倒で受け
る頭部の衝撃は、頭頂部を除く頭部側部が最も多いた
め、クラウン内面の側部全周の部分に定着させるもので
あるが、クラウン内面の全部に衝撃吸収材を適用する場
合は、適宜の個所に通気孔を設けることが望ましい。
一方、クラウンの外面側部に取付ける光反射テープは、
光の反射がどの方向からも視認できるようにクラウンの
外周の全周を囲繞して縫着乃至は接着によって離脱不能
に固定するものである。
帽子本体に装着する止め具は、着用時に帽子本体が頭部
から離脱することがないようでき、かつ操作が容易なも
のであれば特にその構造にはなんらの限定もない。
〔作用〕
この考案の交通安全用帽子は、円板状のブリムと、該ブ
リム上に装着される筒状のクラウンとかなる布帛製のも
ので、日常的に使用することができるものである。
したがって、誰でもが気軽に着用して出掛けることがで
きるものであるが、特に夜間における外出の場合、帽子
本体のクラウン外周面に全周を囲繞して取付けた光反射
テープが、自動車等などのライトで反射して特定の色に
発光するため、運転者に対する視認性を高めて注意を喚
起し、事故を未然に防ぐことができる。
また、着用者が車などと衝突して転倒して頭を打ったよ
うな場合には、クラウン内部に装着させた厚みが5〜1
5mmの範囲にある衝撃吸収材が衝撃を吸収して頭部を確
実に保護すると共に、止め具を付したあご紐を設けるこ
とによって確実な着用と、容易な着脱を図り、転倒時に
おける頭部の保護を一層的確ならしめることができる。
考案者は、この考案における交通安全用帽子に使用する
軟質発泡ポリエチレンシート製の衝撃吸収材について以
下の衝撃試験を行い、きわめて良好な成績を得た。
すなわち、人間が転倒して道路に頭部を打ち付けた場合
を仮定し、人頭模型に頭皮を模した厚さ3mmのフェルト
を敷き、その上に厚さ8mmの前記発泡ポリエチレンシー
トを置いて衝撃試験機によりライナーの衝撃吸収効果を
試験し、ライナーを使用しないフェルトのみのブランク
テストの結果と比較した。
この試験はJIS−T−1831の安全帽の試験装置お
よび試験方法に準拠し、これに使用した鋼製ストライカ
の重量は5Kgとし、その落下高さを5cm,10cm,15
cm,20cm,25cm,30cmおよび35cmと種々変更し
て実施し、衝撃吸収材のない場合との衝撃強さの比較を
行った。
その結果を第1表に示す。
この第1表から前記軟質発泡ポリエチレンシート製の衝
撃吸収材の装着によって人頭模型が受ける衝撃は、衝撃
吸収材のない場合に比較して優に1/3を下回る値に緩
和され、衝撃吸収材が人体頭部の保護にきわめて有効な
働きをしているこが明らかである。
〔実施例〕
以下、この考案の交通安全用帽子の実施例を添付の図面
に基づいて詳細に説明する。
第1図〜第3図において1は帽子本体、2は例えばグレ
イの綿布地を裁断、縫製して形成した頂部が閉塞された
筒状のクラウン、3は同質の材料からなる円板状のブリ
ムで、所定の部位に頭部を挿通するための挿通部が形成
されている。
4はクラウン2の外周部に装着される装飾用のリボン、
7は前記ブリム3の挿通部に沿って装着される帯状の汗
取り、8,8は、帽子本体1に設けたあご紐、9はあご
紐8の止め具である。
かゝる帽子本体1において、帽子本体1を構成するクラ
ウン2の内部に、該クラウン2の頂部を除く側部内周に
沿って衝撃吸収材6を取付けたものである。
この衝撃吸収材6は、独立気泡を有するポリエチレンの
発泡体からなる厚さ約8mmの軟質シートを第3図に示す
ように、帽子本体1のクラウン2の形状に合わせて形成
したもので、ブリム3の頭部の挿通部に沿って先端縁が
上方に位置するよう取付けられた帯状の汗取り7と、該
汗取り7と所定の間隔を存してブリム3上にその開口部
が装着されたクラウン2の内周面との間に形成された隙
間に着脱自在に装着するものである。
このクラウン2の外側にはリボン4が縫着されると共
に、このリボン4の上縁に沿って全周に亘って光反射テ
ープ5が縫い付けによって取付けられている。
この光反射テープ5は、テープ幅15mmで照射された光
によってルビーレッド(赤色)に反射するものである。
あご紐8,8の止め具9は、第4図に示すように砲弾型
をなして内部上方で二股に分岐した紐通路を形成してな
る止め部材9aと、あご紐8,8を共通に挿通した状態
で止め部材9aを上方から被包するように外嵌しうる釣
鐘型の締込み部材9bとからなっている。
この止め具9の止め部材9aと、締込み部材9bのいず
れか一方若しくは両者を図の矢印の方向に移動させるこ
とによって紐の締め込みを簡単かつ確実に行うことがで
きる。
第5図は衝撃吸収材の他の実施例を示すものであって、
クラウン2の側部内周に沿ってその全周に接する円錐台
状の衝撃吸収材10と、クラウン2の内側頂部を覆う板
状の衝撃吸収材12とからなるもので、各衝撃吸収材1
0,12には、着用による蒸れを防止するため適宜の個
所に複数の通気孔11,13を設けたものである。
〔考案の効果〕
この考案の交通安全用帽子は、帽子本体が布帛製で老人
などが日常生活において常時使用することができるもの
であって、帽子本体におけるクラウンの外周部には全周
を囲繞して光反射テープが取付けられているため、夜間
あらゆる方向から投射される光であっても確実に受けた
光を反射するため、夜間における不測の事故を未然に帽
子することができる。
特に、この考案の交通安全用帽子は、クラウンの内周部
に厚さ5〜15mmの軟質合成樹脂発泡体シートからなる
衝撃吸収材を、ブリムに取付けられる汗取りと、該汗取
りと所定の間隔を存してその開口部をブリム上に取り付
けるクラウンの内周面との間に形成される隙間に着脱自
在に保持するよう構成されているため、衝撃吸収材の取
付けおよび取外しがきわめて簡単かつ容易で、帽子の製
造が容易で、汚れた場合にはいつでも洗濯ないし取替が
できるものである。
また、衝撃吸収材は、所定の厚みを有するものであるの
で、特に側頭部の保護に効果的で、止め具によって締め
込むことができるあご紐を帽子本体に設けているため、
転倒時においても帽子が頭部から離脱せず、前記衝撃吸
収材と相俟ってより確実に頭部を保護することができる
ため、老人にとってきわめて実用性の優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の交通安全用帽子の一例を示す斜視
図、第2図はその縦断面図、第3図は第2図に示した衝
撃吸収材の斜視図、第4図はあご紐の止め具の構造と作
用を示す縦断面図、第5図は衝撃吸収材の他の例を示す
斜視図である。 1……帽子本体、2……クラウン 3……ブリム、4……リボン 5……光反射テープ 6,10,12……衝撃吸収材 7……汗取り、8……あご紐 9……止め具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状のブリムに形成された頭部の挿通孔
    に沿って帯状の汗取りを先端縁が上方に位置するよう取
    付けると共に、該汗取りと所定の間隔を存して筒状のク
    ラウンの開口部をブリム上に装着して帽子本体を形成
    し、該帽子本体のクラウン内面と汗取りの間に形成され
    た隙間に厚さ5〜15mmの軟質合成樹脂発泡シートから
    なる円筒状の衝撃吸収材を着脱自在に装着すると共に、
    前記クラウンの外周面の全周を囲繞して光反射テープを
    取付け、かつ帽子本体に止め具によって締込むことがで
    きるあご紐を取付けたことを特徴とする交通安全用帽
    子。
  2. 【請求項2】前記衝撃吸収材は、前記クラウンの側部内
    周面にのみ沿って当接してなるものである実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の交通安全用帽子。
  3. 【請求項3】前記衝撃吸収材は、前記クラウンの側部内
    周面に沿う円錐台状の衝撃吸収材と、該円錐台状の衝撃
    吸収材の頂部を閉塞する板状の衝撃吸収材とから構成さ
    れるもので、各衝撃吸収材に適宜通気孔を設けてなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の交
    通安全用帽子。
JP1987188375U 1987-12-11 1987-12-11 交通安全用帽子 Expired - Lifetime JPH068969Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987188375U JPH068969Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11 交通安全用帽子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987188375U JPH068969Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11 交通安全用帽子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0194426U JPH0194426U (ja) 1989-06-21
JPH068969Y2 true JPH068969Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31479472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987188375U Expired - Lifetime JPH068969Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11 交通安全用帽子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068969Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50118016U (ja) * 1974-03-12 1975-09-26
JPS5135227U (ja) * 1974-09-05 1976-03-16
JPS5251218U (ja) * 1975-10-09 1977-04-12
JPS5599227U (ja) * 1978-12-28 1980-07-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0194426U (ja) 1989-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3577562A (en) Athletes{3 {0 protective helmet particularly football
US4279038A (en) Headprotector made of elastic material for athletes
US2969547A (en) Protective head covering
US5745923A (en) Impact absorbing protective apparatus for the frontal temporal and occipital basilar skull
US3167783A (en) Protective helmet
US4028743A (en) Protective head-wear
US4660230A (en) Baseball batting helmet
US5685021A (en) Protective headgear for wrestler
US3600713A (en) Athletic helmet
JP2904416B1 (ja) フルフェース型ヘルメット
US5619754A (en) Protective cap with reversible headband
JPH0466595B2 (ja)
JPS6055601B2 (ja) 防護ヘルメツト
US4754501A (en) Protective headware for wrestlers
US6418565B1 (en) Wrestling ear guard
US2790175A (en) Face guard
US3609763A (en) Retainer and neck guard for full coverage safety helmet
US2277994A (en) Athletic headgear
US1326875A (en) Ear and neck protector
US5974593A (en) Batting helmet with circumferential elastic head band
JPH068969Y2 (ja) 交通安全用帽子
US2458025A (en) Boxer's headgear
CN113038849A (zh) 头盔
WO1999056572A1 (en) Protective helmet
JPH0431225Y2 (ja)