JPH0688107A - 微粉炭を溶鉱炉のるつぼの中に噴射する方法および装置 - Google Patents

微粉炭を溶鉱炉のるつぼの中に噴射する方法および装置

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JPH0688107A
JPH0688107A JP5162608A JP16260893A JPH0688107A JP H0688107 A JPH0688107 A JP H0688107A JP 5162608 A JP5162608 A JP 5162608A JP 16260893 A JP16260893 A JP 16260893A JP H0688107 A JPH0688107 A JP H0688107A
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JP
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lance
annular
groove
extending
pulverized coal
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JP5162608A
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Inventor
Leon Ulveling
ウルベリング レオン
Yvon Kroemmer
クロエメル イボン
Charles Schmit
シュミット シャルル
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Paul Wurth SA
Original Assignee
Paul Wurth SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B5/00Making pig-iron in the blast furnace
    • C21B5/001Injecting additional fuel or reducing agents
    • C21B5/003Injection of pulverulent coal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B7/00Blast furnaces
    • C21B7/16Tuyéres

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先端部が熱風ブラスト用羽口内に延びるラン
スにより溶鉱炉のるつぼの中に微粉炭およびガス状酸化
体を組み合わせて噴射する新規の方法と、この方法を実
施するためのランスとを提供する。 【構成】 るつぼ(106)内の羽口(100)のノズ
ル端部(121)の領域において、微粉炭が熱風ブラス
ト導管(116)の中に中空の環状の噴流の形態で噴射
され、そしてガス状酸化体が中空の環状の噴流の内側に
噴射される。この方法を実施するためのランス(10)
は、共軸をなす内管(16)および外管(18)により
構成された二重の導管(20,22)からなるランス本
体(12)と、微粉炭送入用中央穴(52)を備えた分
配装置(34)を備えている。分配装置(34)は二つ
の半部分ユニット(36,38)からなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱風ブラスト用羽口中
に延びるランスにより、溶鉱炉のるつぼの中に微粉炭お
よびガス状酸化体を組み合わせて噴射する方法に関す
る。また、本発明は、前記方法を実施するために有利に
使用できるランスおよび羽口をも提供するものである。
【0002】
【従来の技術】熱風ブラスト用羽口を通して溶鉱炉のる
つぼの上部中に吹き込まれる熱風ブラスト中に微粉炭を
噴射することにより多数の利点が得られることはよく知
られている。特に、上記の微粉炭の噴射により、溶鉱炉
の生産能力が高められ、そしてかなりの量のコークスを
より安価な石炭と取り替えることが可能になる。
【0003】微粉炭の噴射は、るつぼ内の羽口のノズル
端部から上流側にある距離を隔てた位置において熱風ブ
ラスト中に挿入される噴射用ランスにより便利に行われ
る。この微粉炭は不活性ガス中に浮遊している。酸化体
は酸素を多量に含んでいてもよいしまたは含んでいなく
てもよい熱風ブラストにより構成するか、またはランス
のノズル端部に近い別個の管を通して送入される純粋の
酸素により構成される。後者の場合には、純粋の酸素は
ランスの出口において微粉炭との一次燃料混合物を形成
するために使用され、そして熱風ブラストは二次燃焼用
空気を構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】西独特許第4,00
8,963号明細書から、一端部が熱風ブラスト用羽口
中に延びるランスにより溶鉱炉のるつぼの中に微粉炭お
よび酸素を組み合わせて噴射する方法が知られている。
このランス本体は、微粉炭用の内管と、前記内管と共に
酸素用の環状導管を構成する外管とを備えている。上記
西独特許明細書に開示された方法によれば、微粉炭の噴
流は、その周囲が環状の酸素の噴流により包囲されてい
る。この方法は低い流量においては十分であるが、多量
の微粉炭がるつぼの中に導入されるときには、問題が発
生する。
【0005】これは、微粉炭を溶鉱炉中に噴射する間に
溶鉱炉を効率的に稼働させるために、るつぼ内の羽口の
ノズル端部に近い乱流領域において微粉炭をできる限り
完全燃焼させることが必要であるからである。特に羽口
内に高い流量の微粉炭を送入して稼働させる場合に、も
しもこの燃焼がこの領域の前部または内部で好適に行わ
れなければ、多量の粉末状の燃焼残留物が溶鉱炉および
そのフィルタ内に蓄積して、熱風の流れに対する抵抗が
かなり増大する。
【0006】前記乱流領域内で完全燃焼を行うことが困
難であることは、一方において、利用できる距離が短い
ことに起因しており、そして他方において羽口内の熱風
ブラストの速度が高いことに起因している。ランスの出
口において炭素粒子を燃焼させるために利用しうる極め
て短い時間の間、中性のガス中に浮遊している微粉炭の
コンパクトな噴流を分割しなければならず、そして熱分
解ガスの放出が起こるまで隔離された石炭粒子を再熱し
なければならず、熱分解ガスを燃料と混合させなければ
ならず、このガス状混合物の着火が起こらなければなら
ず、そして熱分解の固体残留物を異種の酸化反応におい
て酸化体と反応させなければならない。それ故に、るつ
ぼ中への微粉炭の噴射に関する大きい問題の一つは、上
記に非常に簡単に説明したこれらの燃焼機構を達成する
ための動力学(kinetics)を高めることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特に微
粉炭を高い流量で溶鉱炉に送入して稼動しているときに
燃焼の歩留りを有意に改良可能にする熱風ブラスト用羽
口中に延びるランスにより溶鉱炉のるつぼの中に微粉炭
およびガス状酸化体を組み合わせて噴射する新規の方法
を提供することにある。
【0008】この目的は、るつぼ内の羽口のノズル端部
の領域において、微粉炭が熱風ブラスト中に中空の環状
の噴流の形態で噴射され、そしてガス状酸化体が前記の
中空の環状の噴流の内側に噴射されることを特徴とする
方法により達成される。
【0009】それ故に、本発明によれば、微粉炭はもは
や中実のコンパクトな噴流の形態で噴射されず、むしろ
中空の環状の噴流の形態で噴射される。この方法によ
り、噴流が微粉炭を同じ流量で輸送する中実のコンパク
トな噴流よりも隔離された粒子にさらに容易に分割され
るという直接の利点が得られる。そのうえ、噴流の外面
が増大すると共に、噴流の厚さが減少し、それにより隔
離された微粉炭粒子がさらに直接に放射にさらされる。
【0010】例えば、酸素であるガス状酸化体は、もは
や微粉炭の噴流のまわりに噴射されないで、微粉炭の環
状の噴流の中空部分中に直接に導入される。この方法に
より、多数の利点が得られる。第一に、酸化体はもはや
熱風ブラストと微粉炭の噴流との間に低温のスクリーン
を構成しない。第二に、微粉炭の環状の噴流の外面が熱
風ブラストにさらされ、そしてその内面がガス状酸化体
にさらされることに留意すべきである。従って、環状の
噴流内の微粉炭の粒子は二つの酸化体の流れの間にはさ
まれた薄い層内に含まれ、それにより可燃性混合物の迅
速な形成に対して確実な作用をおよぼす。最終的に、る
つぼ内に卓越している高温度に起因する大きい熱の流入
により、微粉炭の噴流の中空部中に導入された酸化体ガ
スが極めて迅速に膨脹し、それにより微粉炭の前記の中
空の環状の噴流を文字どおり内側から爆発させる。この
爆発は、酸化体、熱風ブラストおよび燃料を放出し、そ
して分散させて、自然燃焼が発生する羽口に近いるつぼ
の領域内に理想的な乱流混合物が形成される。
【0011】これらの現象のすべては、微粉炭を熱風ブ
ラスト用羽口を通して溶鉱炉のるつぼの中に導入すると
きに燃焼の歩留りを劇的にそして突然に高めるために相
互に持続される。さて、燃焼の歩留りが著しく高められ
れば、微粉炭をはるかに高い流量で送入して溶鉱炉を稼
働させることが可能であり、それにより溶鉱炉の熱風回
路のフィルタを詰まらせるおそれがなくなる。従って、
多量のコークスをより安価な石炭と取り替えることがで
きる。
【0012】本発明の付加的な特徴によれば、微粉炭お
よびガス状酸化体の噴射はるつぼ内の羽口のノズル端部
の領域において行われる。すべての実用上の目的のため
に、燃焼機構を確立するために利用可能な通路を増大さ
せるために、従来、微粉炭の噴射を前記ノズル端部から
上流側にある距離を隔てた位置で行わなければならなか
ったことを思い出すべきである。さて、本発明によれ
ば、微粉炭の噴流の分割は、羽口の出口において事実上
直ちに発生する。燃焼機構を確立するために必要な通路
が極めて短くなり、しかも燃焼の歩留りを低下させるこ
となく、噴射用ランスを事実上るつぼの中に挿入するこ
とができることになる。
【0013】この特徴の直接の利点は、羽口の熱風ブラ
スト導管が熱の観点から受ける応力が小さくなる。その
うえ、高温の灰が羽口の低温の壁体に粘着することが事
実上なくなり、その結果、羽口の寿命に対して良い影響
が得られるのみでなく、また灰による熱風ブラスト管の
閉塞が阻止される。従って、るつぼ内の羽口のノズル端
部の領域内に微粉炭および酸化体を噴射することによ
り、燃焼の歩留りを低下させることなく、微粉炭の噴射
により稼働する羽口の寿命を延長することが可能にな
る。
【0014】また、本発明はこの方法を実施するための
ランスを提供する。このランスは、ランス本体内に、微
粉炭およびガス状酸化体のための別個の導管を備えてお
り、そして前記ランス本体が熱風ブラスト用羽口内に延
びるその端部において微粉炭噴射ノズルを有し、該ノズ
ルが酸化体ガス噴射ノズルのまわりに環状に配置されて
いることを特徴としている。
【0015】前記ランス本体は、ガス状酸化体のための
内側導管を形成する内管と、該内管と共に微粉炭のため
の環状導管を形成するように該内管を包囲する外管とを
備えていると有利である。
【0016】ランスのこの実施例により、ガス状酸化体
噴射ノズルを包囲する微粉炭を噴射する環状ノズルを特
に簡単に製造することが可能になる。ランス本体内の微
粉炭の流れはなんら大きい偏向を受けない直線状の流れ
であることは理解されよう。これに関連して、微粉炭が
かなり大きい摩耗力を有し、しかも流路の偏向をひき起
こすいかなる壁部もかなり摩耗することを事実上指摘す
べきである。さて、ランス本体の壁部の領域におけるこ
のような摩耗は、おそらくは、この壁部の突然の破裂を
生じ、ランスおよび熱風ブラスト導管の完全な破壊をひ
き起こす切迫したおそれがある。
【0017】ランス本体を不活性ガス内に浮遊した微粉
炭を供給する回路およびガス状酸化体、例えば、酸素を
供給する回路と連結する装置は、好ましくは、熱風ブラ
スト導管の外側に配置される。その場合、この装置は、
羽口中に延びる端部と反対側のランス本体の端部に取り
付けられ、それによりランス本体を熱風ブラスト導管に
挿入されたスリーブ中に容易に導入することができる。
【0018】カップリング装置の好ましい一実施例の望
ましい目的は微粉炭の摩耗をひき起こす流れによるいか
なる摩耗をも阻止することにある。
【0019】この目的は、このカップリング装置におい
ては、微粉炭の流れを前記環状導管と接続された複数個
の微粉炭用溝に分割し、そして前記内側導管と接続され
かつ微粉炭用溝の間に配置された溝を通してガス状酸化
体を送入することにより達成される。それ故に、このカ
ップリング装置は、第1カップリングスリーブを前記環
状導管と接続する第1溝と、第2カップリングスリーブ
を前記内側導管と接続するために前記第1溝の間に配置
された第2溝とを含む。このようにして、ガス状酸化体
用溝は微粉炭の流れを通過させる必要がなく、従って、
この摩耗性の高い流れによる摩耗が生じない。
【0020】このカップリング装置は、有利には、二つ
の向き合った面を有する分配ユニットを備え、前記ラン
ス本体が前記面のうちの一方の面を通して延び、そして
前記第1カップリングスリーブが前記ランス本体の軸線
方向延長部の方向に反対側の面を通して分配ユニット中
に延び、分配ユニットが前記内側導管を軸線方向に延長
する中央盲穴と、前記環状導管を軸線方向に延長する環
状の空洞部と、前記中央盲穴のまわりに対称に配置さ
れ、そして一方の側において前記環状空洞部中に延び、
そして他方の側において第1カップリングスリーブ内に
延びる少なくとも二つの第1溝と、前記第1溝の間に配
置され、そして前記中央盲穴を前記第2のカップリング
スリーブと接続する少なくとも一つの第2溝とを備えて
いる。前記カップリングスリーブのこの実施例が特にコ
ンパクトであると共に、微粉炭の摩耗をひき起こす流れ
によるいかなる摩耗をも有利に阻止する設計を依然とし
て有することは理解されよう。
【0021】これは、微粉炭が回転対称を有する流れと
して、その流れに大きい方向転換を与えることなく、ラ
ンスの前記環状導管中に実質上軸線方向に導入されるか
らである。
【0022】前記環状導管への供給の均一性をさらに改
良するために、分配ユニット内の前記環状導管を軸線方
向に延長する環状空洞部は、有利には、前記第1溝のノ
ズル端部から前記第1溝のノズル端部の方向に定常的に
減少する横断面を有している。また、この実施例が分配
ユニットの内壁部のいかなる不連続性をも阻止すること
に気付かれよう。
【0023】前記中央穴のまわりに分布した複数個の前
記第2溝が延びる環状の周囲の室を備えたガス状酸化体
供給装置の好ましい一実施例は、カップリング装置の領
域内のガス状酸化体の流れの水頭損失を減少させる利点
を有している。
【0024】前記カップリング装置は、ねじにより軸線
方向に連結された二つの半部分ユニットからなると有利
である。従って、内管は第1半部分ユニットに固定さ
れ、そして外管は第2半部分ユニットに固定されてい
る。この実施例は、容易に製造可能な部品からなり、そ
して前記内側導管をカップリング装置内に容易に取り付
けかつ取り外すことができるという利点を有している。
【0025】前記外管はねじにより前記第2半部分ユニ
ットに固定されるフランジを備えていると有利である。
【0026】提案したランスの有利な別の実施例は、一
端部が高炉、特に溶鉱炉のるつぼの熱風ブラスト用羽口
内に延びるランス本体を備え、前記ランス本体はガス状
酸化体のための内側導管を形成する内管と、該内管と共
に微粉炭のための環状導管を形成する該内管を包囲する
外管とを含み、さらに、内管をガス状酸化体供給回路と
接続しかつ前記環状導管を微粉炭供給回路と接続する分
配装置と、前記内管を前記外管から電気絶縁する装置
と、外管と内管との間に電位差を印加して前記環状溝内
に電界を発生させる装置とを備えている。
【0027】この別の実施例の主な利点は、微粉炭の流
れが電界の作用を簡単に、そして効果的に受けることが
できることである。これはランスの出口における燃焼の
動力学に対して、特に不活性ガス中に浮遊する石炭の粒
子と酸化体ガスとの反応性混合物の形成に好ましい影響
をおよぼす。電界の長さはランス本体の長さと等しくす
ることができることに気付かれよう。
【0028】この別の実施例の前記分配装置は、硬質の
誘電体又は絶縁体、すなわち、微粉炭による摩耗に対す
る抵抗が大きい材料で製造された分配ユニットを備えて
いると有利である。この材料は、例えば、セラミック材
料であり、特に酸化アルミニウムをベースとしたセラミ
ック材料である。誘電体で製造されたこの分配ユニット
により、ランス本体の外管と内管との間の電気絶縁の問
題を簡単にかつ効果的に解決することができる。
【0029】この分配ユニットは第1基部および第2基
部と、複数個の側面とを有する角柱状ユニットであると
有利であり、この角柱状ユニットは、前記内管の一端部
を受け入れるために前記第1基部中に延びる中央の盲穴
と、前記第2基部内に延びる空洞部と、前記第1基部内
に延びるために前記中央盲穴を包囲し、そして前記空洞
部を延長する溝と、第1側面内にノズル端部を形成し、
そして前記中央盲穴内に延びるように前記溝の間に配置
された第1の横方向の穴と、第2側面内にノズル端部を
形成し、そして前記中央盲穴内に延びるように前記溝の
間に配置された第2の横方向の穴とを備えている。
【0030】これは微粉炭の流れによる酸化体ガス用管
の浸食を起こすおそれがなく、また電気的短絡を起こす
おそれがなく、酸化体ガスを内管中に送入し、そして微
粉炭を外管中に送入することができる特に簡単な実施例
である。
【0031】前記誘電体製の角柱状ユニットとの種々の
連結部を簡単にそして効果的に構成するために、前記分
配装置は、前記角柱状ユニットの前記第2基部を押圧
し、そして前記空洞部の延長部において微粉炭用カップ
リングスリーブを支持する第1前板と、前記外管を支持
し、そして前記角柱状ユニットの前記第1基部を押圧す
る前側半部分ユニットと、前記角柱状ユニットの前記第
1側面を押圧し、そして前記の第1の横方向の穴の延長
部においてガス状酸化体用カップリングスリーブを支持
する第1側板と、前記角柱状ユニットの前記第2側面を
押圧し、そして前記の第2の横方向の穴の延長部におい
て該第2の横方向の穴を通して前記中央穴の中に挿入さ
れた電極を支持する第2側板とを備えていると有利であ
る。
【0032】前記角柱状ユニットと、前記外管を支持す
る前記の前側半部分ユニットとを連結するために、前記
分配ユニットは、前記の前側半部分ユニットを前記第1
前板と連結するボルトを備えていると有利である。
【0033】内管は、前記分配ユニットと前記の前側半
部分ユニットとの間に軸線方向に収容され、そして分配
ユニットと前側半部分ユニットとを軸線方向に連結する
ことによりロックされるフランジを備えていると有利で
ある。このフランジは、内管をカップリング装置に固定
するための簡単なかつ効果的な解決法を提供すると共
に、前記中央盲穴を内管のまわりにシールすることを可
能にする。
【0034】前側の半部分ユニットは、外管のノズル端
部から分配ユニットに向かう方向に広がった凹部を備え
ていると有利である。前記凹部の範囲を限定する表面
は、好ましくは、円錐形部分により規制されかつ外管の
内面に対して接線をなす曲線である。従って、内管は、
分配ユニット内のそのノズル端部の領域において、実質
的にびんの首部の形状を有するスリーブを備えていると
有利である。このスリーブは、ランスの連結後に、前側
の半部分ユニットの前記凹部内に配置され、それにより
ランス本体の前記環状導管に対して実質的に接線方向に
延びる環状の溝を形成する。これは、ランス本体の前記
環状の溝の中に延びる誘電体製ユニットの通路の領域に
おける微粉炭による浸食を実質的に減少させることがで
きる実施例である。そのうえ、この実施例は、ランス本
体の前記の環状の溝内の微粉炭の流れの良好な分布を保
証することができる。
【0035】ランスのすべての実施例において、内管が
その出口ノズルの領域においてランスの出口におけるガ
ス状酸化体の噴流の迅速な爆発を促進するように設計さ
れたそらせ板を備えていると有利であることに気付かれ
よう。このそらせ板は、例えば、内管により構成された
噴射ノズル内に一体に構成されたらせん形の要素を備え
ている。
【0036】また、本発明の一つの目的は、噴射用ラン
スをるつぼ内の羽口のノズル端部の領域における熱風ブ
ラスト導管中に簡単にそして完全に安全な状態で導入す
ることを可能にする一つの好ましい解決法を提供するこ
とにある。
【0037】これに関連して、従来、ランスの導入が羽
口の上流側に配置された導管を通して行われてきたこと
を思い出すべきである。送風管と呼ばれているこの導管
は、熱風ブラスト導管装置に熱応力が作用した結果、羽
口と送風管との間の相対角運動を許容するように、その
筒口と共に羽口上に玉継手を構成している。さて、もし
もランスの頭部を羽口のノズル端部の領域の送風管に通
すことが所望されれば、ランスの軸線と送風管の軸線と
の間に非常に小さい角度を選択することが必要である。
その結果、熱風ブラスト導管内のランスの突出長が長く
なり、そして羽口内のランスの頭部の心出しが困難にな
り、不確実かつ不安定になり、この傾向は羽口と送風管
との間に相対角移動が起こる可能性があるときに、さら
に強くなる。さて、羽口内のランスの端部の心狂いがあ
る場合には、微粉炭の噴流が熱風ブラスト導管を規制す
る壁体と正面衝突するときに不可避的に羽口を破壊す
る。それ故に、本発明の範囲内でこれらの不利点のない
解決法が提供されることは理解されよう。
【0038】この解決法は、ランスを羽口の熱風ブラス
ト導管を形成する二重壁に構成された溝に通して導入す
ることにある。ランスのこの構成により、溶鉱炉のるつ
ぼ内の羽口のノズル端部の領域における熱風ブラスト導
管内のランスの頭部の正確な調節を確実に行うことが可
能になる。
【0039】
【実施例】本発明のその他の特徴および利点は、添付図
面に例示した有利な実施例に関する以下の詳細な説明か
ら明らかになろう。
【0040】本発明による方法を実施するために使用さ
れる第1ランス10を図1ないし図4について説明す
る。ランス10は、主として、一端部がカップリング装
置14と固定された横長のランス本体12からなってい
る。カップリング装置14は、ランス10を不活性ガス
内に浮遊する微粉炭を供給する回路およびガス状の酸化
体を供給する回路と連結する役目をする。
【0041】ランス本体は、内管16および外管18に
より構成された二重の導管20,22からなっている。
管18よりも小さい横断面を有する管16が管18の中
に軸線方向に導入され、二つの管16および18の間に
環状の導管20が形成される。この環状導管20は微粉
炭を通過させるようになっており、一方第1の管16自
体はガス状の酸化体を通過させるようになった円筒形の
導管22を形成している。
【0042】図1(B)は図1(A)の矢印24の方向
に見たランス本体12の正面図を示す。ランス本体12
がその自由端部26において二重のノズル端部を形成し
ていることは理解できよう。この二重のノズル端部は、
前記環状導管20が終端する環状の噴射ノズル20′
と、前記円筒形導管22が終端する円形の噴射ノズル2
2′とを備えている。微粉炭用噴射ノズル20′は、特
に、ガス状酸化体(オキシダント)用噴射ノズル22′
のまわりに環状に配置されている。このランス10を使
用することにより、本発明による方法に完全に従って、
微粉炭の中空の環状の噴流を発生させ、そして中空の環
状の噴流の内側にガス状の酸化体を導入することができ
る。
【0043】図2は、内管16が内管16に対する外管
18の半径方向の間隔を保証するスペーサ片28を備え
ている状態を示す。これらのスペーサ片28は、微粉炭
の流れにさらされるので、摩耗に事実上鈍感な硬い材料
で製造されることが好ましい。
【0044】カップリング装置14は、微粉炭用の第1
カップリングスリーブ30と、ガス状酸化体用の第2コ
ネクタ32とを備えている。これらの二つのコネクタ3
0および32は、ランス本体12と同様に、分配ユニッ
ト34に有利に取り付けられる。分配ユニット34は、
好ましくは、ランス本体12の軸線の延長線の方向にね
じにより連結される二つの半部分ユニット36および3
8からなっている。図3(A)は半部分ユニット36か
ら半部分ユニット38の中に延びるこれらのねじを受け
入れるようになって2個の穴39を示している。
【0045】半部分ユニット36は周囲の環状室40に
より包囲された中実の円筒形本体37を備えている。環
状室40内には、ガス状酸化体のための第2カップリン
グスリーブ32が終端している。第1カップリングスリ
ーブ30は、基部42を通して前記円筒形本体37の空
洞部43内に終端している。前記の円筒形本体37は、
反対側の基部44が配置された側において、中実の円筒
形本体37よりも実質的に小さい直径を有する円筒形の
軸線方向延長部46を有している。延長部46は切頭円
錐形部分48において終端している。軸線方向延長部4
6は、その基部において、端末片50により包囲され、
従って、前記の円筒形本体37の基部44が端末片50
を包囲する平面環状リング44まで減少している。
【0046】中央の盲穴52が前記の切頭円錐形部分4
8の端部から前記の中実の円筒形本体37の中に軸線方
向に延びている。この中央の盲穴52は、内管16と実
質的に同じ内径を有している。中実の円筒形本体37内
のこの中央盲穴52のまわりには、第1溝54が延びて
いる。第1溝54は、前記軸線方向延長部46のまわり
の端末片50により形成された環状面内に延びている。
円筒形本体の基部42が配置された側においては、これ
らの溝54は前記軸線方向空洞部43中に延びている。
空洞部43内には、スリーブ30が終端している。溝5
4は、好ましくは、中央盲穴52のまわりに対称的に配
置されている。これらの図に示した実施例においては、
全部で4個の溝54が設けられ、各々の溝は90°の角
度に隔置されている。
【0047】図3(B)は、本体37内のカップリング
スリーブ30のノズル端部の別の実施例を示す。空洞部
43′の容積は、空洞部43の容積と対比してかなり増
大せしめられている。本体37は、この空洞部43′内
のカップリングスリーブ30のノズル端部に面するそら
せ面45を備えている。そらせ面45は、微粉炭による
浸食に対して高い抵抗性を有する材料で構成されてい
る。このそらせ面45は、付属部品の一部分を構成し、
または付加された材料からなり、または好適な表面処面
により得ることができる。そらせ面45は、微粉炭中に
含まれた繊維状物質を捕捉することを阻止するために、
丸味をつけることが好ましい。
【0048】図3(A)は、4個の溝54のうちの2個
の溝を通る平面で裁った前記カップリング装置14を通
しての長手方向横断面を示す。それと対照的に、図4
は、図3の裁断平面に対して45°の角度をなす平面内
の長手方向横断面を示す。図4において、中実の円筒形
本体37がこの平面内で中央の穴52から周囲の環状室
40に向かって延びる2個の第2溝56を備えているこ
とが理解できよう。これらの第2溝56のさらに2個の
第2溝が図4の裁断平面と90°の角度をなす平面内に
配置されている。
【0049】半部分ユニット38は、環状基部60によ
り前記半部分ユニット36の環状基部44を押圧する円
筒形スリーブを構成している。外管18の外径と等しい
内径を有する円筒形の穴62が前記スリーブの反対側の
基部61において軸線方向に終端している。この穴62
は、フランジ66に固定される管18の端部64におけ
る座としての役目をする。管18に例えば溶接されたフ
ランジ66は、基部61の側において、スリーブ38に
ねじにより固定することができる。図3(A)はこれら
のねじのために設けられた穴68のうちの2個の穴を示
している。従って、カップリング装置14または内管1
6を取り外すことなく、外管18を非常に容易に取り替
えることができることは理解されよう。
【0050】外管18は切頭円錐形穴70中に延びてい
る。穴70は環状基部60の中央で終端するために前記
半部分ユニット38を通して外方に広がるように軸線方
向に延びている。この切頭円錐形の穴70の小さい基部
は管18の通路横断面と合致しており、一方その大きい
基部は端末片50が配置された側において溝54のすべ
てのノズル端部が内接する円周の直径と等しい直径を有
している。
【0051】半部分ユニット36および38を連結する
ことにより、半部分ユニット38の前記切頭円錐形の穴
70は、環状空洞部72を形成するために、半部分ユニ
ット36の前記の共軸延長部46,48と協働する。そ
の結果、環状空洞部72は、前記環状導管20を溝54
の前記ノズル端部の方向に軸線方向に延長するために、
中央穴52の一部分にわたって中央穴52を包囲してい
る。環状空洞部72の環状の横方向の横断面の自由表面
積が空洞部72が前記環状導管20の中に延びる直前の
位置で首部74を形成するために、前記環状導管20の
ノズル端部の方向に定常的に減少することに気付かれよ
う。このようにして、環状導管20内の微粉炭の分布が
均一になり、従って有利になる。
【0052】内管16は、その端部80が半部分ユニッ
ト36の切頭円錐形部分48中に軸線方向に延びるよう
に取り付けられる。内管16のこの取付けは、二つの半
部分ユニット36および38を連結する前に、例えば、
ろう付けにより行われる。
【0053】スリーブ76が首部74の領域内に、すな
わち、微粉炭の流れが内管16と接触する箇所に設けら
れていることに気付かれよう。このスリーブ76はろう
付けにより切頭円錐形部分48に固定することができ
る。スリーブ76は耐摩耗性がより高い材料で製造され
ているので、環状空洞部72と環状導管20との間の接
続部における環状の流れの僅かな偏向に起因する摩擦に
よる摩耗から内管16を効果的に保護する。
【0054】図7および図8は本発明による方法を実施
するために使用されるランスの第2実施例を示す。この
ランス210は、一方の端部がカップリング装置214
に固定されたランス本体212を備えている。ランス本
体210は、内管216および外管218により構成さ
れた二重の導管220,222からなっている。外管2
18よりも小さい横断面積を有する内管216は、二つ
の管216および218の間に環状導管220を形成す
るように外管218の中に軸線方向に導入されている。
この環状導管220は微粉炭を通過させるようになって
おり、一方第1の管216それ自体はガス状酸化体を通
過させるようになった円筒形導管222を形成してい
る。
【0055】図7および図8に示したランス210の特
徴は、二つの管216および218の間に電位差を印加
するように設計されていることである。換言すると、ラ
ンス210は、環状導管220内に、該導管を通して不
活性ガス中に浮遊して送出される微粉炭粒子を帯電可能
にする電界を発生させるように設計されている。それ故
に、二つの管216および218は、電気の良導体であ
る材料から製造され、そして絶縁体又は誘電体、例え
ば、酸化アルミニウムをベースとしたセラミック材料で
製造されたスペーサ部分228により隔置されている。
内管216の外面もまた、誘電性又は絶縁性コーティン
グ、例えば、微粉炭による摩耗に対して高い抵抗性を有
する酸化アルミニウムをベースとしたセラミックコーテ
ィングを有利に施すことができる。
【0056】カップリング装置214は、その三つの役
割をはたすように特殊に設計されている。すなわち、 1) 環状導管220を微粉炭用のカップリングスリー
ブ230と連結すること。 2) 内側導管222を酸化体ガス用のカップリングス
リーブ232と連結すること。 3) 外管218と内管216との間に電位差を印加す
ること。
【0057】この目的のために、カップリング装置21
4は、内部に二つのカップリングスリーブ230および
232が延びる分配ユニット236と、ランス本体21
2が挿入された前側半部分ユニット238とを備えてい
る。二つの部分236および238は、2個の前板24
6および248の間に軸線方向に連結されている。前板
246および248はボルト280により連結され、そ
して軸線方向に向き合った面および二つの部分236お
よび238を押圧している。
【0058】外管218は、好ましくは導電性金属で製
造された半部分ユニット238に固定されている。外管
218の半部分ユニット238との連結は、ろう付けに
より、またはフランジ(図示せず)により行うことがで
きる。半部分ユニット238は、分配ユニット236に
面するノズル端部を形成するために、分配ユニット23
6の方向に外管218のノズル端部から外方に広がる凹
部270を備えている。凹部270を規制する表面が外
管218の内面に対して接線をなす旋回面であることが
好ましいことに気付かれよう。
【0059】内管216は、分配ユニット236内のそ
の端末ノズルの領域において、僅かテーパがつけられた
端部282を有している。このテーパ端部282上にス
リーブ264が嵌合されている。微粉炭による浸食に対
して高い抵抗を有する硬質材料から製造されたこのスリ
ーブ264は、実質的にびんの首の形状に形成されてい
る。スリーブ264は、ランス本体212の前記環状導
管220中に実質上接線をなして延びる環状の溝272
を形成するように凹部270内に配置されている。凹部
270およびスリーブ264を規制する表面の協同によ
り、環状の溝272が微粉炭の流れの方向に定常的に減
少する通路横断面を形成することに気付かれよう。
【0060】この実施例においては、分配ユニット23
6は高い硬度を有する誘電体又は絶縁体で製造されてい
る。分配ユニット236は、例えば、セラミック物質、
例えば、酸化アルミニウムをベースとしたセラミック材
料から製造された角柱状装置である。分配ユニット23
6は、シール286を介して後側前板246を押す後面
242を有している。この後面242は、スリーブ23
0が前記前板246を貫通して延びる箇所において、分
配ユニット236中に延びる空洞部243を備えてい
る。角柱状ユニット236の前面244は、シール28
8により凹部270のノズル端部のまわりの半部分ユニ
ット238を押圧している。内管216の軸線方向に
は、中央盲穴252が角柱状ユニット236の前面24
4を通して延びている。この中央盲穴252の直径は内
管216の端部282の直径よりも僅か大きく形成され
ている。この中央穴252は横方向の穴256に達する
まで角柱状ユニット236を通して軸線方向に延びてい
る。横方向の穴256は前記角柱状ユニット236の側
面255内に延びている。中央穴252のまわりには、
二つの溝254が構成されている。溝254は、一方に
おいて前側空洞部243内に終端し、そして他方におい
て、半部分ユニット238内に形成された前記環状溝2
72内に終端している。溝254は角柱状ユニット23
6の中心軸線に関して対称に形成されることが好まし
い。
【0061】内管216の端部282は前記中央穴25
2内に延びている。内管216のこの端部282に固定
されたフランジ290は、シール292を介して、中央
穴252を包囲する角柱状ユニット236の端末片29
4を押圧している。従って、フランジ290は、内管2
90のまわりの中央穴252のシールされた閉鎖を保証
している。そのうえ、このフランジ290は、内管21
6をカップリング装置214内に固定し、そして心出し
することを可能にする。この目的のために、フランジ2
90が正方形の形状を有し、そして半部分ユニット23
8の対応した空洞部内に収納されることが好ましい。も
しも部分236および238が、例えば、ボルト280
を締め付けることにより軸線方向に連結されれば、内管
216はフランジ290によりこれらの半部分ユニット
236および238の間にロックされる。フランジ29
0は、二つの溝254の端末ノズルの領域において、こ
れらの溝254を前記環状溝272と連絡する通路オリ
フィスを備えている。フランジ290と半部分ユニット
238との間には、フランジ290に固定された内管2
16と半部分ユニット238に固定された外管218と
の間の電気的な短絡を阻止するように誘電体又は絶縁体
が配置されていることに気付かれよう。
【0062】角柱状ユニット236は二つの側板298
および300の間に配置されている。側板298は前記
第2溝256が延びる側面255を押圧し、一方側板3
00は角柱状ユニット236の対向した側面を押圧して
いる。ガス状酸化体用のコネクタ232が側板298中
に嵌合している。側板298と角柱状ユニット236と
の間のシール302は、コネクタ232と前記第2溝2
56との間を密封している。反対側の側板300は、電
位差を内管216に印加可能にする電気コネクタ304
を支持している。この電気コネクタ304は、例えば、
側板300内に密封された態様で取り付けられた絶縁ス
リーブ306と、角柱状ユニット236の溝310を通
して前記中央穴252内に挿入されるために絶縁スリー
ブ306に好ましくは密封された態様で通された電極3
08とを備えている。電極308の前端部は、中央穴2
52内では、内管216を押圧している。シール312
が側板300と角柱状ユニット236との間を密封して
いる。電極308の先端部と内管216の後端部282
との間に弾性的な接触を維持するように、電極308と
スリーブ306にねじ込まれたキャップ316との間に
ばね314が配置されている。電極308は、好ましく
は、直流電源の正の端子と接続され、一方ランス210
(特に、外管218、前側の半部分装置238、側板2
98,300等)はこの電源の負の端子と接続されてい
る。
【0063】このようにして、内管216と外管218
との間の環状空間220内に電界を発生させることがで
きる。この電界は、大抵の場合には窒素である不活性ガ
ス中に浮遊して環状空間220を通過する微粉炭粒子の
反応性に決定的な影響をおよぼす。微粉炭粒子の反応性
のこの増大は、電界が浮遊ガスの分子が微粉炭粒子に粘
着してランス210の出口において酸化体ガスとこれら
の微粉炭粒子との反応を阻害することを阻止するという
事実により説明することができる。しかしながら、本発
明の価値が前記の科学的な説明の精度に決して左右され
るものではないことは、云わず語らずのことである。
【0064】また、そらせ板320が内管216の前端
部に一体に構成されていることに気付かれよう。好まし
くは、らせん形の形状を有するそらせ板320は内管2
16の出口における酸化体ガスの噴流の迅速な爆発を促
進する目的を有している。
【0065】図5は、チンペ(tympe)102の助
けにより、それ自体知られている態様で溶鉱炉の壁部1
04中に嵌合される熱風ブラスト用羽口100を示す。
この羽口100は溶鉱炉のるつぼ106の上側部分に取
り付けられている。羽口100は、熱風ブラストをるつ
ぼ106の中に吹き込むために、溶鉱炉のまわりに構成
された導管系の最終の導管を構成している。送風管と呼
ばれている導管108は羽口100により支えられてい
る。送風管と羽口との間の支持面は、熱から生ずる相対
的な角度の変形を許容するために、二つの導管100お
よび108の相対角移動を可能にする玉継手110を構
成している。
【0066】符号112は前記の型式のランスを取り付
けるための装置全体を示す。この装置112は、本発明
による方法に完全に従って、微粉炭噴射ノズル20′お
よびガス状酸化体(オキシダント)噴射ノズル22′が
るつぼ106内の羽口100のノズル端部の領域内に配
置されるようにこのランス10の端部26を羽口100
の中に導入することを可能にするものである。
【0067】図5はランスが取付け装置112に取り付
けられたときのランスの輪郭を破線で図解的に示してい
る。この取付け装置112はランス本体12をるつぼ1
06内の羽口100のノズル端部までチンペ102と送
風管108との間に羽口100の壁部114を直接に通
して導入することを可能にする。羽口100が図6につ
いて説明する新規の設計の羽口であることに気付かれよ
う。
【0068】羽口100は、それ自体知られている態様
で、円筒形の熱風ブラスト導管116を軸線方向に形成
する切頭円錐形本体を構成する二重の壁体114からな
っている。前記切頭円錐形本体の大きい基部の領域にお
いて、壁体114は環状面118を構成している。環状
面118は、導管116のノズル端部のまわりに、送風
管108の支持面の役目をする環状の凹部により規制さ
れている。前記切頭円錐形本体の小さい基部の領域にお
いては、壁体114は熱風ブラストをるつぼ106中に
噴射するための導管116のノズル端部121を形成し
ている。二重壁体114は冷却回路と接続された内側空
洞部122を形成している。符号124は冷却流体の入
口のコネクタを示す。
【0069】羽口100は、先行技術による羽口とは、
まっすぐな溝126が羽口の前記の二重壁体114と一
体に構成され、そして羽口100のノズル端部121の
方向の溝126の軸線の延長線が羽口100の壁体11
4と交わらないように、一方の側では、羽口の上流側端
部の表面118内に延び、他方の側では、熱風ブラスト
導管116内に延びている点で異なっている。
【0070】この溝126はランス本体12の上流側端
部を羽口100の中に導入するシースの役目をする。従
って、溝126はランス本体12の前端部の横断面より
も僅か大きい通路横断面を有している。
【0071】この溝126は、環状面118の側におい
て、円筒形シース130により有利に延長されている。
シース130はチンペ102と送風管108との間の環
状の自由空間132の中に延びている。シース130
は、その一端部が前記環状面118のノズル端部の側に
おいてねじ134を備えた前記溝126内にねじ込まれ
ることが好ましい。このシース130は、他端部におい
ては、逆止弁136、玉弁138およびパッキン箱コネ
クタ140により軸線方向に延長されている。
【0072】ランスを取り付けるためには、玉弁138
を開いて、ランス本体をパッキン箱コネクタ140およ
び玉弁138を通して挿入すればよい。弁138が開い
ているときに高温のガスが流出することを阻止する逆止
弁136は、ランスがシース130の方向に前進せしめ
られる間にランスの端部26により持ち上げられる。ラ
ンス10のカップリング装置が前記取付け装置112の
パッキン箱コネクタ140と接合されるときに、噴射ノ
ズル20′および22′がそれらの意図された位置にお
ける熱風ブラスト導管116中に、すなわち、るつぼ1
06の羽口100のノズル端部121の領域内に正確に
取り付けられることは確実である。
【0073】熱風ブラストの流れを受けるランス本体の
突出長が最小限まで減少され、しかも熱風ブラスト導管
116内のランス10の端部26の位置がもはや送風管
108と羽口100との間の相対運動により影響を受け
ないことは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)部は、本発明による噴射ランスの有利な
一実施例の斜視図であり、(B)部は(A)に示したラ
ンスの噴射ノズルの正面図。
【図2】図1(A)によるランスの分解図。
【図3】(A)部は、図1(A)によるランスの長手方
向横断面図であり、(B)部は、図3(A)に示した細
部の別の実施例の横断面図。
【図4】図3の裁断平面と45°の角度をなす裁断平面
で断面にした図1によるランスの長手方向横断面図。
【図5】本発明によるランスをこの目的のために特殊に
設計された熱風ブラスト用羽口中に取り付けるための装
置の図解用横断面図。
【図6】本発明によるランスを取り付けるために特殊に
設計された羽口の横断面図。
【図7】ランス内の微粉炭に電界を印加することを可能
にする本発明による噴射ランスの長手方向横断面図。
【図8】図7の裁断平面と90°の角度をなす裁断平面
で断面にした図7による噴射ランスの横方向横断面図。
【符号の説明】
10 ランス 12 ランス本体 14 カップリング装置 16 内管 18 外管 20 環状導管 20′ 環状噴射ノズル 22 内側導管 22′ 円形噴射ノズル 30 第1カップリングスリーブ 32 第2カップリングスリーブ 34 分配装置 36 半部分ユニット 38 半部分ユニット 40 環状の室 42 基部 43 空洞部 43′ 空洞部 44 基部 46 軸線方向延長部 48 切頭円錐形部分 52 中央盲穴 54 第1溝 56 第2溝 61 基部 62 穴 70 凹部 72 空洞部 100 羽口 106 るつぼ 114 二重壁体 116 熱風ブラスト導管 118 環状面 121 ノズル端部 126 溝 210 ランス 212 ランス本体 214 カップリング装置 216 内管 218 外管 220 環状導管 220′ 第2噴射ノズル 222 内側導管 222′ 第1噴射ノズル 230 第1カップリングスリーブ 232 第2カップリングスリーブ 236 分配ユニット 238 前側半部分ユニット 242 後面 243 空洞部 244 前面 246 前板 252 中央盲穴 254 溝 255 第1側面 256 横方向の穴 264 スリーブ 270 凹部 272 空洞部 282 一端部 300 側板 304 電気コネクタ 308 電極 310 第2の横方向の穴
フロントページの続き (72)発明者 シャルル シュミット ルクセンブルグ国アスペルト,リュ デ シャンプ,14

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風ブラスト用羽口を通して高炉特に溶
    鉱炉のるつぼの中に微粉炭およびガス状の酸化体を組み
    合わせて噴射する方法において、るつぼ内の羽口のノズ
    ル端部の領域において、微粉炭が熱風ブラストの中に中
    空の環状の噴流の形態で噴射され、そしてガス状の酸化
    体が前記の中空の環状の噴流の内側に噴射されることを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、酸化体
    ガスが酸素であることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法を実施す
    るためのランスであって、 ランス本体(12,212)と、 前記ランス本体(12,212)の自由端部に配置され
    た第1噴射ノズル(22′,222′)と、 前記第1噴射ノズル(22′,222′)のまわりに環
    状に配置された第2噴射ノズル(20′,220′)と
    を備えたランスにおいて、 前記第1噴射ノズル(22′,222′)をガス状酸化
    体を供給する回路と連結しかつ前記第2噴射ノズル(2
    0′,220′)を微粉炭を供給する回路と連結する装
    置を特徴とするランス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のランスにおいて、前記
    ランス本体(12,212)がガス状酸化体のための内
    側導管(22,222)を構成する内管(16,21
    6)と、内管(16,216)と共に微粉炭のための環
    状導管(20,220)を形成するように内管(16,
    216)を包囲する外管(18,218)とを備えてい
    ることを特徴とするランス。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のランスにおいて、前記
    噴射ノズル(20′,22′,220′,222′)と
    反対側の前記ランス本体(12,212)の端部に取り
    付けられた微粉炭およびガス状の酸化体を分配する装置
    (14,214)を特徴とするランス。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のランスにおいて、分配
    装置が不活性ガス中に浮遊した微粉炭を供給する回路と
    連結することができる第1カップリングスリーブ(3
    0,230)と、 ガス状酸化体を供給する回路と連結することができる第
    2カップリングスリーブ(32,232)と、 第1カップリングスリーブ(30,230)を前記環状
    導管(20,220)と連結する第1溝(54,25
    4)と、 第2カップリングスリーブ(32,232)を前記内側
    導管(22,222)と連結するために前記第1溝(5
    4,254)の間に配置された少なくとも一つの第2溝
    (56,256)とを備えていることを特徴とするラン
    ス。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のランスにおいて、前記
    分配装置(14,214)が二つの軸線方向に向き合っ
    た面(42,242,61,261)を備え、前記ラン
    ス本体(12,212)は前記面の一方(61,26
    1)を通して延び、そして前記第1カップリングスリー
    ブ(30,230)が反対側の面(42,242)を通
    して前記分配装置(14,214)の中に前記ランス本
    体(12,212)の軸線の延長線の方向に延びてお
    り、さらに、 前記内側導管(22,222)を前記分配装置(14,
    214)内に軸線方向に延長する中央盲穴(52,25
    2)と、 前記環状導管(20,220)を前記分配装置(14,
    214)内に軸線方向に延長する環状空洞部(72,2
    72)と、 前記中央盲穴(52,252)のまわりに対称に配置さ
    れ、そして一方の側で前記環状空洞部(72,272)
    中に延び、そして他方の側で前記第1カップリングスリ
    ーブ(30,230)中に延びる少なくとも2個の第1
    溝(54,254)と、 前記第1溝(54,254)の間に配置され、そして前
    記中央盲穴(52,252)を前記第2カップリングス
    リーブ(32,232)と連結する少なくとも1個の第
    2溝(56,256)とを備えていることを特徴とする
    ランス。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のランスにおいて、前記
    環状空洞部(72,272)の環状横断面の自由表面積
    が前記第1溝(54,254)のノズル端部から前記環
    状導管(20,220)のノズル端部の方向に定常的に
    減少することを特徴とするランス。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のランスにおい
    て、前記外管(18)が分配装置(34)の表面(6
    1)に固定されるフランジ(66)を備え、前記外管
    (18)がフランジ(66)を通してこの分配装置内に
    延びていることを特徴とするランス。
  10. 【請求項10】 請求項7,8または9のいずれか一項
    に記載のランスにおいて、前記分配装置(34)が前記
    中央穴(52)のまわりに分布し、そして前記分配装置
    (34)をその長さの一部分にわたって包囲した環状の
    周囲の室(40)内に延びた複数個の第2溝(56)を
    備え、そして前記第2カップリングスリーブ(32)が
    この環状の周囲の室(40)内に延びていることを特徴
    とするランス。
  11. 【請求項11】 請求項7から10までのいずれか一項
    に記載のランスにおいて、前記第1カップリングスリー
    ブ(30)が丸味がつけられたそらせ面(45)に面す
    る分配装置(14)の空洞部(43′)内に延びている
    ことを特徴とするランス。
  12. 【請求項12】 請求項7から11までのいずれか一項
    に記載のランスにおいて、 前記分配装置(14)がランス本体の軸線に沿って連結
    された二つの半部分装置(36,38)からなり、 第1半部分装置(36)が前記カップリングスリーブ
    (30,32)と、前記第1溝(54)および第2溝
    (56)と、第1カップリングスリーブ(30)の反対
    側に配置された軸線方向延長部(46,48)とを含
    み、前記内管(16)が前記軸線方向延長部(46,4
    8)の自由端部(48)と接続され、そして前記軸線方
    向延長部は前記中央穴(52)を備え、そしてその基部
    において前記第1溝(54)が延びる表面(50)によ
    り包囲されており、 前記第2半部分装置(38)が前記外管(18)用の座
    の役目をする軸線方向の穴(62)と、軸線方向に延び
    た外方に広がった凹部(70)と、外管(18)により
    構成された導管とを含み、そして前記凹部(70)が二
    つの半部分装置(36,38)を連結する間に前記環状
    空洞部(72)を形成するために前記軸線方向延長部
    (46,48)と協働することを特徴とするランス。
  13. 【請求項13】 請求項4から11までのいずれか一項
    に記載のランスにおいて、 前記内管(216)を前記外管(218)から電気絶縁
    する装置と、 外管(218)と内管(216)との間に電位差を印加
    して前記環状溝(220)内に電界を生成する装置(3
    04)とを備えていることを特徴とするランス。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のランスにおいて、
    硬質の誘電体又は絶縁体からなる分配ユニット(23
    6)を備えている微粉炭およびガス状の酸化体を分配す
    る装置(214)を含むことを特徴とするランス。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のランスにおいて、
    前記分配ユニット(236)が第1基部(244)およ
    び第2基部(242)と、複数個の側面とを有する角柱
    状ユニットであり、前記分配ユニットが前記内管(21
    6)の一端部(282)を受け入れるために前記第1基
    部(244)内に延びる中央盲穴(252)と、 前記第2基部(242)内に延びる空洞部(243)
    と、 前記第1基部(244)内に延びるために前記中央穴
    (252)を包囲しかつ前記空洞部(243)を延長す
    る溝(254)と、 第1側面(255)内にノズル端部を形成し、そして前
    記中央穴(252)内に延びるように前記溝(254)
    の間に配置された第1の横方向の穴(256)と、 第2側面内にノズル端部を形成し、そして前記中央穴
    (252)内に延びるように前記溝(254)の間に配
    置された第2の横方向の穴(310)とを備えているこ
    とを特徴とするランス。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のランスにおいて、
    前記分配装置(214)が前記角柱状ユニット(23
    6)の前記第2基部(242)を押圧し、そして前記空
    洞部(243)の延長部において微粉炭用のカップリン
    グスリーブ(230)を支持する第1前板(246)
    と、 前記外管(218)を支持し、そして前記角柱状ユニッ
    ト(236)の前記第1基部(244)を押圧する前側
    半部分ユニット(238)と、 前記角柱状ユニット(236)の前記第1側面(25
    5)を押圧し、そして前記第1の横方向の穴(256)
    の延長部においてガス状酸化体用のカップリングスリー
    ブ(232)を支持する第1側板(298)と、 前記角柱状ユニット(236)の前記第2側面を押圧
    し、そして前記第2の横方向の穴(310)の延長部に
    おいて穴(310)を通して前記中央穴(252)の中
    に挿入された電極(308)を支持する第2側板(30
    0)とを備えていることを特徴とするランス。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のランスにおいて、
    前記分配装置(214)が前記前側半部分ユニット(2
    38)を前記第1前板(246)と連結するボルト(2
    80)を備えていることを特徴とするランス。
  18. 【請求項18】 請求項16または17に記載のランス
    において、内管(216)がフランジ(290)を備
    え、フランジ(290)が前記分配ユニット(236)
    と前記前側半部分ユニット(238)との間に軸線方向
    に収容され、そして分配ユニット(236)を前側半部
    分ユニット(238)と軸線方向に連結することにより
    ロックされることを特徴とするランス。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のランスにおいて、
    内管(216)が分配ユニット(236)内のノズル端
    部(282)の領域において実質的にびんの首部の形状
    を有するスリーブ(264)を備え、スリーブ(26
    4)がランス(210)の連結後に、前側半部分ユニッ
    ト(238)の前記凹部(270)内に配置されて、そ
    れによりランス本体(212)の前記環状導管(22
    0)に対して実質的に接線をなして延びる環状溝(27
    2)を形成していることを特徴とするランス。
  20. 【請求項20】 請求項3から19までのいずれか一項
    に記載のランスにおいて、前記第1噴射ノズル(2
    2′,222′)がらせん形のそらせ板を備えているこ
    とを特徴とするランス。
  21. 【請求項21】 請求項3から19までのいずれか一項
    に記載のランスを取り付けるための羽口であって、上流
    側の入口オリフィスと下流側のるつぼ(106)内のノ
    ズル端部(121)との間に熱風ブラスト導管(11
    6)を形成する二重の壁体(114)を備えた羽口にお
    いて、前記ランス本体(12)の通路シースの役目をす
    る溝(126)を備え、前記溝(126)が羽口(10
    0)の前記の二重の壁体(114)と一体に構成され、
    そして羽口(100)のノズル端部(121)の方向に
    延びる前記溝(126)の軸線の延長線が羽口(10
    0)の壁体(114)と交わらないように一方の側にお
    いて前記熱風ブラスト導管(116)の入口オリフィス
    を包囲する環状面(118)内に延び、そして他方の側
    において前記熱風ブラスト導管(116)内に延びてい
    ることを特徴とするランス。
  22. 【請求項22】 溶鉱炉のるつぼ(116)の中に微粉
    炭およびガス状酸化体を噴射する装置において、その微
    粉炭噴射ノズル(20′,220′)およびガス状酸化
    体噴射ノズル(22′,222′)が溶鉱炉のるつぼ
    (106)内の羽口(100)のノズル端部(121)
    の付近に配置されるように請求項11に記載の羽口(1
    00)内に取り付けられた請求項3から19までのいず
    れか一項に記載のランス(10)を備えていることを特
    徴とする装置。
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