JPH0684497B2 - エアゾ−ル組成物 - Google Patents

エアゾ−ル組成物

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JPH0684497B2
JPH0684497B2 JP61184508A JP18450886A JPH0684497B2 JP H0684497 B2 JPH0684497 B2 JP H0684497B2 JP 61184508 A JP61184508 A JP 61184508A JP 18450886 A JP18450886 A JP 18450886A JP H0684497 B2 JPH0684497 B2 JP H0684497B2
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修 茂呂
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエアゾール組成物に関するものである。更に詳
しくは、噴射剤を均一に可溶化してなる安定性、噴射性
に優れたエアゾール組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、洗浄用やヒゲそり用エアゾール組成物の起泡洗浄
剤としては主に高級脂肪酸のカリウム塩、トリエタノー
ルアミン塩等が用いられている。
しかしながらこれらの塩を用いて調製したエアゾール組
成物は噴射剤との相溶性が悪く、分離型三相系すなわち
原液(エアゾール容器に充填する前の洗浄剤相)相、液
化ガス相(以上の二相で液相を形成する)および気相ガ
ス相の三相状態を呈するか又は、見かけ上液化ガス相が
原液相と混合して二相状態を呈するが、いずれの場合も
噴射剤が完全に原液に溶解していない。その結果として
低温での噴射性や、噴射使用時に残量が約30%以下とな
った場合の噴射性が著しく悪化し泡状を呈さずに噴射口
から流れ出る等の現象が見られるようになる。又、噴射
剤と原液との相溶性が不完全な場合、使用初期における
泡質と使用末期における泡質が顕著に相異する。使用末
期においては原液過多のべっとりした泡となる。このこ
とは泡比重の測定からも明らかであり初期よりも大きい
泡比重を示すようになって使用感触上まことに好ましく
ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
原液と噴射剤との相溶性を改良する目的では、従来、非
イオン性界面活性剤の添加により乳化状態とし相溶性を
向上する等の手段が取られて来ているが、広い温度領域
において安定なものは得られず噴射剤が分離してしまい
好ましくない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は上記欠点を解消すべく鋭意研究の結果、高級
脂肪酸と特定の塩基製物質との塩基と、水及び噴射剤を
配合する事により、これらの欠点を一気に解消し得る事
を見出し、ここに本発明を完成した。
すなわち本発明は、高級脂肪酸と一般式(I)で表わさ
れる塩基性物質との塩、水および噴射剤を含有すること
を特徴とするエアゾール組成物である。
一般式(I): (Xは水素または水酸基を表す。) 本発明は、噴射剤を均一に可溶化し広い温度領域におい
て噴射剤が原液から分離することがなく、使用初期と使
用末期における泡質の変化がほとんどなく、さらに低温
での噴射性も極めて良好なエアゾール組成物を提供す
る。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明に用いられる高級脂肪酸は炭素数8〜20、好まし
くは12〜18の高級脂肪酸であり、飽和、不飽和、直鎖あ
るいは分枝のいずれでもよい。これら高級脂肪酸の一種
又は二種以上が任意に選ばれて用いられる。
配合量は原液全量中の1〜30重量%、好ましくは3〜25
重量%である。1重量%未満では噴射剤を均一可溶化す
るのに難があり、また30重量%を越えて添加した場合、
原液の粘度が上昇し低温での固化等の原因となり易く、
エアゾール原液としては好ましくない。
本発明で、用いられる一般式(I)の化合物は2−アミ
ノ−2−メチル1、3−プロパンジオール又は2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールであり、これらのう
ちから任意の一種又は二種以上が選ばれて用いられる。
配合量は高級脂肪酸に対し重量比で1/4〜1/2、好ましく
は1/3〜1/2である。1/4未満では、噴射剤を均一に可溶
化するのに難があり、又1/2を越えて添加した場合でも
効果に差は見られない。
高級脂肪酸及び一般式(I)で示される塩基性物質は塩
の形で添加しても、又別々に添加して原液あるいはエア
ゾール組成物を調製中に塩を形成してもよい。
本発明における水の配合量は原液全量中の30〜95重量%
である。
以上の必須成分を含有してなる原液60〜99重量部好まし
くは2〜30重量部を、1〜40重量部好ましくは2〜30重
量部(計100重量部)の噴射剤と共にエアゾール容器内
に充填する。
噴射剤としてはジクロロジフルオロメタン、トリクロロ
モノフルオロメタン、ジクロロジフルオロエタン等のフ
ロンガスあるいはプロパン、ブタン、イソブタン等の液
化石油ガス(以下、LPGという)あるいはジメチルエー
テル等を挙げる事が出来る。これらの噴射剤は単独で用
いる事も又二種以上を混合して用いる事も出来る。
噴射剤がエアゾール組成物全量中の1重量%未満では良
好な噴射性能が得がたく、40重量%を越えた場合は均一
可溶化に難があり噴射剤の分離を認める。
本発明の組成物は広い温度範囲にわたって噴射剤の分離
を起こす事なく安定であるが、より広い温度範囲での安
定性を求める場合は上記の必須成分に加えて、更に非イ
オン性界面活性剤を配合する事が好ましい。
望ましい非イオン性界面活性はHLBが12〜16のもので、
例示するならばポリオキシエチレン(以下、POEとい
う)硬化ヒマシ油誘導体(EO40〜120モル)、POE−2−
オクチルドデカノール、POEデビドロコレステロールが
特に好ましい非イオン界面活性剤として挙げられる。
配合量は上記原液全量中の0.3〜5重量%である。
本発明の組成物には、更に必要に応じて保湿剤、低級ア
ルコール、洗浄剤、油分、防腐剤、酸化防止剤、薬剤、
増粘剤、色素、香料等エアゾール組成物に汎用される成
分を添加することもできる。
〔発明の効果〕
次に試験例によって本発明を更に詳細に説明する。な
お、効果の測定は以下の評価法によった。
(噴射剤可溶化状態) 良く振とう後1日放置し観察した。
噴射剤が完全に透明可溶化しているもの ○ 噴射剤が見かけ上原液と混合しているもの△ 噴射剤が分離しているもの × (内圧−残量試験) 温度25℃にて各残量における内圧をブルドン管にて測定
した。
(泡比重) 容器10cm3のガラス容器に均一に泡を噴射し測定した。
結果を表−1および図−1に示す。図−1は試験例1、
2を噴射使用していった場合の残量に対応する内圧と泡
比重を示す図である。
試験例1は噴射剤可溶化状態が良好で、広い温度領域に
わたり均一透明であった。試験例2は見かけ上噴射剤が
原液と混合している状態であり、低温(5℃)において
はガスの分離が認められた。
又、試験例1は内圧、及び泡比重の残量に対する変化が
少なく、使用初期の泡質が最後まで変わらずに持続する
のに対し、試験例2は変化が大きく、使用初期と末期で
は泡質に著しい違いが見られた。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。本
発明にこれにより限定されるものではない。
実施例−1 下記に示す洗顔用エアゾール組成物を調整した。
精製水 53.8 重量% グリセリン 3 ジプロピレングリコール 3 ミリスチン酸 6 ラウリン酸 14 ラウリン酸ジエタノール アマイド 3 2−アミノ−2−メチル−1, 3−プロパンジオール 7 香料 0.2 テトラフロロジクロロエタン LPG混合ガス (7/3) 10 上記組成物は噴射剤を均一に可溶化し、使用末期まで泡
質の変化が少なく、低温での噴射状態もきわめて良好で
あった。
実施例−2 下記に示す洗浄用エアゾール組成物を調整した。
精製水 52 重量% 1,3−ブチレングリコール 5 イソステアリン酸 10 ミリスチン酸 5 オレイン酸 10 2−アミノ−2−メチル −1−プロパノール 10 ジクロロテトラフル オロエタン 3 ジクロロジフル オロメタン 3 LPG 2 上記組成物は噴射剤を均一に可溶化し、使用中最後まで
泡質の変化が少なく良好であった。
実施例−3 下記の全身用洗浄用エアゾール組成物を調整した。
精製水 62 重量% グリセリン 10 ソルビトール 5 ミリスチン酸 5 ラウリン酸 3 ヤシ脂肪酸ジエタノール アマイド 5 2−アミノ−2−メチル −プロパンジオール 2.5 トリエタノールアミン 1 アラントイン 0.1 ビタミンEアセテート 0.2 香料 0.2 POE硬化ヒマシ油 誘導体(EO60モル) 1 LPG 5 上記組成物は泡立ちが良好であり、且つすすぎ易く、全
身用洗浄料として良好であり、泡質も使用最後まで変化
が少なく良好であった。
実施例−4 下記のひげそり用エアゾール組成物を調整した。
精製水 61.098 重量% ジプロピレングリコール 10 ステアリン酸 5 ミリスチン酸 2 2−アミノ−2−メチル −1−プロパノール 3.5 POE−2−オクチルド デカノール(EO20モル) 1 色素 0.02 香料 0.3 グリチルリチン酸 モノアンモニウム 0.1 ジフロロジクロロメタン 12 上記組成物はガスを均一可溶化し、使用中最後まで泡質
変化が少なく、良好な使用性であった。
実施例−5 下記のひげそり用エアゾール組成物を調整した。
精製水 76.3 重量% グリセリン 5 ジプロピレングリコール 5 ステアリン酸2−アミノ−2 2 −メチル−1−プロパノ ール塩 4 ミリスチン酸2−アミノ−2 −メチル−1−プロパノ ール塩 4 スワワラン 0.2 ヤシ脂肪酸ジエタノール アマイド 2 アロエ抽出液 0.1 メントール 0.2 香料 0.2 LPG 5 上記組成物は噴射剤を均一に可溶化し、使用中最後まで
泡質の変化が少なく、良好であった。
【図面の簡単な説明】
図−1は、本発明に係るエアゾール組成物(試験例1)
および比較用(試験例2)のエアゾール組成物の、残量
と内圧および泡比重との関係を示す図面である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:20)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高級脂肪酸と一般式(I)で表わされる塩
    基性物質との塩、水および噴射剤を含有することを特徴
    とするエアゾール組成物。 一般式(I): (Xは水素または水酸基を表す。)
  2. 【請求項2】高級脂肪酸が炭素数8〜20の直鎖飽和高級
    脂肪酸である特許請求の範囲第1項記載のエアゾール組
    成物。
  3. 【請求項3】高級脂肪酸が炭素数8〜20の分枝高級脂肪
    酸である特許請求の範囲第1項記載のエアゾール組成
    物。
  4. 【請求項4】高級脂肪酸が炭素数8〜20の不飽和高級脂
    肪酸である特許請求の範囲第1項記載のエアゾール組成
    物。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載のエアゾール組成物に更に非イオン性界面活
    性剤を配合してなるエアゾール組成物。
JP61184508A 1986-08-06 1986-08-06 エアゾ−ル組成物 Expired - Lifetime JPH0684497B2 (ja)

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JP5334384B2 (ja) * 2007-07-06 2013-11-06 大日本除蟲菊株式会社 アフタードローを抑えたエアゾール用発泡性洗剤組成物
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