JPH0683816U - Pc鋼線のシース材 - Google Patents

Pc鋼線のシース材

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JPH0683816U
JPH0683816U JP3010193U JP3010193U JPH0683816U JP H0683816 U JPH0683816 U JP H0683816U JP 3010193 U JP3010193 U JP 3010193U JP 3010193 U JP3010193 U JP 3010193U JP H0683816 U JPH0683816 U JP H0683816U
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JP
Japan
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sheath material
steel wire
peripheral surface
sheath
rust preventive
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Pending
Application number
JP3010193U
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English (en)
Inventor
誠 西尾
Original Assignee
グラウンドエンジニアリング株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シース材の内部状態を容易に確認できるPC
鋼線のシース材を提供する。 【構成】 PC鋼線2を被覆し、内部に防錆材3を注入
したアンボンドタイプのシース材1において、該シース
材1を透光性部材で形成したことを特徴とするPC鋼線
のシース材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、PC鋼線を被覆するシース材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シース材は、プラスチック製筒体で形成したものが知られている。 このシース材内に挿入したPC鋼線とシース材内周面との隙間には、防錆油が 充填される。 そして、この防錆油により、緊張時にPC鋼線外周面とシース材内周面とに作 用する摩擦を低減している。 従来、シース材の材質としては、着色むらを少なくするためにカーボンを添加 したものが使用されており、黒色のものが一般的である。 シース材を実際に使用するまでに、屋外で野晒しにしておくこともあり、カー ボン添加で黒色にすることで、耐光性を向上させ、紫外線によるシース材の劣化 を回避していた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
前記した従来のシース材にあっては、次のような問題点がある。 シース材を黒色のプラスチックなど有色な材質、即ち透光性のない材質で形成 しているので、シース材外部からシース材内部の防錆油の充填状態を確認するに は、シース材周面の適当な位置に切目を入れて行わなければならない。この確認 方法は、シース材の周面に全て切目を入れるわけではないので、防錆油の充填状 態を完全に確認することはできない。
【0004】
【本考案の目的】
本考案は以上の問題を解決するために成されたもので、その目的とするところ は、シース材の内部状態を容易に確認できるPC鋼線のシース材を提供すること にある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
即ち本考案は、PC鋼線を被覆し、内部に防錆材を注入したアンボンドタイプ のシース材において、該シース材を透光性部材で形成したことを特徴とするPC 鋼線のシース材である。
【0006】 また本考案は、PC鋼線を被覆するアンボンドタイプのシ−ス材において、P C鋼線の径よりも大きい内径を有する直管型のシ−ス材の内周面に、挿入したP C鋼線の周面とシ−ス材内周面との間に空隙部を形成する突起を設けると共に、 該シース材を透光性部材で形成したことを特徴とするPC鋼線のシ−ス材である 。
【0007】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の一実施例について説明する。 <イ>全体の構成 図1に本考案に係るシース材1を示す。 シース材1の内部にPC鋼線2が挿通され、シース材1の内周とPC鋼線2の 外周との隙間には防錆油3が充填されている。 以下各部について詳述する。
【0008】 <ロ>シース材 シース材1は、挿通予定のPC鋼線2の外径より大きい内径を有する管体であ る。 このシース材1は、透明又は半透明のような透光性を有する材質で形成されて いる。即ち、シース材1の材質は、内部に充填した防錆油3の充填状態を目視に より外部から確認できるものであれば良い。 具体的な材質としては、高密度ポリエチレン材などが採用できる。
【0009】 <ハ>防錆油 防錆油3は、例えばグリスなどの公知のものを採用できる。
【0010】
【作用】
次にシース材1の使用方法について説明する。 <イ>防錆油の注入 まず、シース材1の内部に防錆油3を注入する。 防錆油3の注入量は、PC鋼線2の外径、シース材1の内径及びシース材1の 長さをもとに算出して決定する。 防錆油3は、なるべく各部分が均一になるように注入していく。
【0011】 <ロ>PC鋼線の挿入 防錆油3を注入したシース材1の内部に、PC鋼線2を挿入する。 シース材1内にPC鋼線2を挿入し終えると、シース材1の内周面とPC鋼線 2の外周面との間に防錆油3が介在する状態になる。
【0012】 <ハ>防錆油の空隙検査 シース材1の内周面とPC鋼線2の外周面との間を防錆油3が完全に充填され ていれば理想的であるが、PC鋼線2の挿入時にPC鋼線2と共に空気がシース 材1内に入り込んだりして、シース材1の内周面とPC鋼線2の外周面との間に 空隙が生ずる場合がある。 シース材1内に防錆油3の空隙があると、PC鋼線2引抜時にPC鋼線2外周 面とシース材1内周面との間に作用する摩擦抵抗を低減できないので、PC鋼線 2の引抜が困難になるという事態が生ずる。 しかしながら、シース材1は内部が透けて見えるので、防錆油3の空隙を目視 により容易に発見することができる。 従って、前記したような事態の発生を事前に防止することができる。
【0013】
【実施例2】 本実施例のシース材10を図2及び図3に示す。 シース材10は、PC鋼線2の径よりも大きい内径を有する直管型の管体13 と、管体13の内周面に設けた突起11とにより構成すると共に、透光性を有す る部材で形成されている。 突起11は、管体13内に挿通したPC鋼線2の外周面と管体11の内周面と の間に空隙部12を形成させるためのものである。 この突起11でPC鋼線2を支承して、空隙部12を形成することにより、P C鋼線2引抜時などにPC鋼線2と管体13との間に作用する摩擦抵抗を突起1 1で受けることができ、シース材10内部に防錆油の注入が不要となる。 また、シ−ス材10は直管型で外周面に凹凸が無いため、ドリルパイプ内へシ ース材10をスム−ズに挿入及び引抜を行える。 シース材10は、透明又は半透明のような透光性を有する材質で形成されてい る。即ち、シース材10の材質は、内部の状態を目視により外部から確認できる ものであれば良い。 このように、シース材10を透光性を有する材質で形成すれば、製造不良など により突起11が所定の形状に形成されていない場合、シース材10の外部から 目視により容易に発見することができる。 上記構造のシ−ス10は、例えばプレオレフィン樹脂または塩化ビニ−ル材料 などを用い、突起11となる硬質樹脂を螺旋状に押し出し成形を行い、この周囲 に軟質樹脂を連続的に被覆押し出し成形して製造することができる。 そして、このようにして得られたシ−ス10内にPC鋼線2を挿入して、シ− ス材が出来上がる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
【0015】 <イ> シース材を透光性を有する部材で形成しているので、シース材の外部か らシース材内部を目視により容易に確認することができる。
【0016】 <ロ> シース材の内周に突起を設けて、PC鋼線とシース材内周面との摩擦抵 抗を減じる場合、シース材を透光性を有する部材で形成しているので、製造不良 などにより突起が所定の形状に形成されていない場合でも、シース材の外部から 目視により突起の不備を容易に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シース材の説明図
【図2】 実施例2の説明図
【図3】 実施例2の説明図

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PC鋼線を被覆し、内部に防錆材を注入
    したアンボンドタイプのシース材において、 該シース材を透光性部材で形成したことを特徴とする、 PC鋼線のシース材。
  2. 【請求項2】 PC鋼線を被覆するシ−ス材において、 PC鋼線の径よりも大きい内径を有する直管型のシ−ス
    材の内周面に、挿入したPC鋼線の周面とシ−ス材内周
    面との間に空隙部を形成する突起を設けると共に、 該シース材は透光性部材で形成したことを特徴とする、 PC鋼線のシ−ス材。
JP3010193U 1993-05-14 1993-05-14 Pc鋼線のシース材 Pending JPH0683816U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9557916B2 (en) 1999-05-27 2017-01-31 Nuance Communications, Inc. Keyboard system with automatic correction
KR20220163689A (ko) * 2021-06-03 2022-12-12 (주)한맥기술 비부착 강봉을 이용한 프리스트레스트 콘크리트 패널 제작 방법 및 이에 따른 프리스트레스트 콘크리트 패널

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JPS6049566A (ja) * 1983-08-29 1985-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 充電可能な電池
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