JPH0683631U

JPH0683631U - 仕分装置

Info

Publication number: JPH0683631U
Application number: JP2667893U
Authority: JP
Inventors: 時雄新見; 俊臣星; 尚小松
Original assignee: トーヨーカネツ株式会社
Priority date: 1993-05-21
Filing date: 1993-05-21
Publication date: 1994-11-29

Abstract

(57)【要約】【目的】装置の長さを短縮し、払い出し機等を必要と
せず、設置面積の大幅な削減と部品数の削減を図った仕
分装置を提供する。【構成】物品の搬送方向に敷設した複数条の搬送ベル
ト２の間に沿って仕分けローラ３が設けられ、搬送ベル
ト２は下側からアクチュエータ７によって上下動自在の
支持ローラ４により支持されて、物品を仕分けローラ３
に停止保持可能に構成され、各仕分けローラ３は各伝達
ベルト１０を介して伝達ローラ８によって駆動自在に構
成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、工場や配送等の物流過程において各種物品の搬送に多用されている仕分装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の仕分装置には、物品の搬送部分がローラやスラット棒やベルトというように種々のタイプのものがある。また、仕分装置の上流側の搬送系には、例えばこの仕分装置に物品を送り込むタイミング等をコントロールするためのアキュームコンベヤ等が設けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般に仕分装置に言えることは、例えば移送物品の仕分けの方向に対して直角方向に払い出すようにしても、払い出し動作中において物品は搬送方向へ移動を続けるので、仕分け領域は例えば複数の仕分け位置があるときにその間隔が大きくなり、仕分装置を大型にする大きな要因であり、仕分けのためのシュート間隔のスペースが大きくなる問題があった。特に、搬送速度が大きくなるのに伴ってこの問題は大きな問題であった。さらに又、一般に、仕分装置の上流側には該仕分装置の仕分け動作を円滑に行えるようにするために、アキュームコンベヤのように仕分装置への物品の送り出しのタイミングをコントロールする手段が必要となるために、設備全体としてかなり大がかりになっていた。

【０００４】一方、仕分装置には、実開昭６３−９３３２６号公報に開示されいるような仕分装置もある。この仕分装置は複数条の搬送ベルトの間に分岐ローラを配置してこの分岐ローラを回転させておくと共に該分岐ローラを搬送ベルトよりも高い位置となるように持ち上げることによって物品を搬送方向に対して比較的鋭角な仕分け方向に仕分ける装置である。この種の仕分装置であると、物品の移動向きが鋭角な方向に移動することができ、例えば仕分け用のシュート等の幅も比較的小さくすることができる。しかしながら、この仕分装置においても、該仕分装置の上流側における物品の送り出しタイミングをコントロールする必要があり、仕分装置の上流側のアキュームコンベヤ等は必要であるために、仕分装置およびその周辺設備が大型化することを防止できなかった。

【０００５】また、この種の仕分装置は物品を下方より突き上げるように動作するので、仕分け時の物品は搬送面から上方に向かった力を受けることになり、仕分け時において搬送面と物品との摩擦力が低下する結果、その挙動が不安定になる傾向があった。この挙動の不安定化は仕分けの物品の方向転換に必要な移動距離に影響を及ぼすものであり、特に搬送速度が高速化すると、この挙動不安定化による仕分け位置の下流側へのずれ込みの問題がクローズアップされてきた。

【０００６】本考案の目的は、搬送方向に対する鋭角な方向の仕分けができ、しかも仕分け時の物品の挙動の不安定化を防止して、仕分け位置のずれ込みを防止して隣合う仕分け位置の間隔を小さくできて仕分装置の小型化が図れる仕分装置を提供することである。また、本考案の他の目的は、仕分装置の上流側のアキュームコンベヤを小さく或は無くすことができ、仕分けのための設備の小型化ができる仕分装置を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記の目的は、物品を搬送するべく該物品の搬送方向に敷設した複数条の搬送ベルトの間に物品移動方向に沿った回転軸心を有する仕分けローラが設けられ、前記搬送ベルトは該搬送ベルトの下側に配置されたアクチュエータによって上下動自在の支持ローラにより支持され、該支持ローラの上下動によりその搬送面が前記仕分けローラの上端に対して上側及び下側に移動し、かつ前記仕分けローラが駆動系により回転可能にされており、前記搬送ベルトが前記搬送面よりも下側に位置したときに前記物品を前記仕分けローラ上に静止保持可能に構成されたことを特徴とする仕分装置により達成することができる。

【０００８】また、前記仕分装置において、前記駆動系は前記仕分けローラの下側にて該仕分けローラの回転軸心とは直交しかつ水平方向に沿った回転軸心を有する伝達ローラと該両ローラ間にかけわたしたベルトにより構成されており、前記伝達ローラはその回転軸心がその両端にて上下又は横移動可能に設けられ、該回転軸心と仕分け装置本体のフレームとの間に設けたアクチュエータにより、上下動又は横移動可能に取付けられており、該伝達ローラが下方または横方向へ移動したときに、前記搬送ベルトのリターン側に接触して前記仕分けローラを回転させる構成、又、前記駆動系は前記仕分けローラの下側にて該仕分けローラの回転軸心とは直交しかつ水平方向に沿った回転軸心を有する伝達ローラと該両ローラ間にかけわたしたベルトとを備えており、搬送ベルトのリターン側の部分で前記伝達ローラに接近した個所がガイドローラにより上下方向に立ち上げられ、前記ガイドローラの少なくとも一方が仕分け装置本体のフレームに設けたアクチュエータにより、横移動可能に取付けられており、前記アクチュエータの動作により前記搬送ベルトのリターン側が前記伝達ローラ側へ横移動することにより、前記搬送ベルトと前記伝達ローラとが接触して前記仕分けローラを回転させる構成、さらに、前記駆動系は前記仕分けローラの下側にて該仕分けローラの回転軸心とは直交する方向で、かつ水平方向に沿った回転軸心を有する伝達ローラと該両ローラ間に掛け渡したベルトとにより構成されており、前記伝達ローラが前記搬送ベルトを保持した支持ローラと一体的に上下動するように保持されており、前記伝達ローラが下方へ移動したときに前記搬送ベルトのリターン側の内面に接触するとともに、該リターン側の外面が該伝達ローラ下側に設けられた押付けローラにより伝達ローラ側へ押圧されて前記仕分けローラの駆動力が伝達される構成により本考案の上記目的を達成することができる。

【０００９】

【作用】

前記構成の仕分装置によれば、物品は搬送ベルトにより移送され、アクチュエータの降下によって搬送ベルトが降下して該物品は該ベルトから仕分けローラ上に移載される。このときの物品の移動は上下方向の位置が固定された仕分けローラに向かって斜め方向から移載されるので、物品は仕分けローラ上に不安定な挙動をすることなく一時的に静止保持される。そして、物品は仕分けローラ上に静止状態で載置されることで、その仕分け方向の前の移動力が効果的に制動され、また、物品が載置された仕分けローラは仕分け方向に物品を送るように回転されるので、その回転方向に確実に払い出され、仕分けのための物品の方向転換経路を鋭角にすることができる。この仕分装置は上記のように仕分けローラにより物品の停止保持が可能であり、この保持時間をコントロールすることでアキュームレーション機能を持たせることができる。また、仕分けローラを駆動させるために仕分けローラの下側に設けて適宜ベルトなどによりこの仕分けローラと連結された伝達ローラを上下動又は横移動させることにより、搬送ベルトのリターン側に適宜接触させることにより駆動力を得るようにした場合には、この搬送ベルトの駆動力を利用することができ、仕分けのための特別の駆動源を設ける必要がない。又、搬送ベルトのリターン側の部分を立ち上がらせて、この立ち上がった搬送ベルトの部分を横方向に移動させるようにする場合においても、仕分けのための特別の駆動源を設ける必要がない。

【００１０】

【実施例】

以下、図１及び図２を参照して本考案を適用した仕分装置の第１実施例を説明する。図１は本実施例における概略構造であり、図２のＡ−Ａ線に沿った部分の要部横断面図であって、中央線Ｃを境に左側が非仕分け時であり、右側が仕分け時を示す状態の図である。図２は搬送ベルトを除去した状態の平面図である。図１及び図２に示した仕分装置１はコンベヤフレーム１１の適所に固設されたアクチュエータ７は支持フレーム６を昇降可能に支え、該支持フレーム６に軸支された支持ローラ４は搬送ベルト２をガイドする。該搬送ベルト２は図示しない駆動源によって伝達ローラ８が回転されて伝達ベルト１０を介して駆動されるものでエンドレスに走行する。一方、仕分けローラ３はコンベヤフレーム１１につながった支持部１１ａに固定された受部１１ｂに軸支され、かつ搬送ベルト２の間にその回転軸心３ａが搬送ベルト移動方向に沿うように設けられている。そして、アクチュエータ７が上昇したとき搬送ベルト２の上面は仕分けローラ３の上面より上方にあり、アクチュエータ７が降下したとき搬送ベルト２の上面は仕分けローラ３の上面より下方にあるように構成されている。なお、支持フレーム６は図２に示すように支持部１１ａに突設されたガイド２９に上下動自在に嵌合しており、このガイド２９により上下移動が案内されている。

【００１１】また、前記仕分けローラ３の下方側に位置した伝達ローラ８は例えばコンベヤフレーム１１に回転可能に軸支され、図示しない適宜駆動源に連結されて所望の方向に回転可能になっている。この伝達ローラ８と仕分けローラ３との間には、伝達ベルト１０がたすき掛け状に張設されている。又、伝達ローラ８は図２に示すように例えば２つ設けることができ、４本の仕分けローラ３のうち左右２本ずつにグループに分けて、伝達ローラ８にそれぞれグループ別に伝達ベルト１０を掛けわたすと共に、例えば伝達ローラ８の回転を変えることにより各グループ毎の仕分けローラ３が別方向の仕分けを行うべく作用させることもできる。

【００１２】次に、物品の仕分け動作を説明する。物品はコンベヤ上を移送される間に、例えばその表面に貼付された識別ラベルによって仕分けの方向が識別されて仕分装置１に搬送されてくる。初め、アクチュエータ７は上昇位置（図１の左半分に示した状態）にあっては、物品ｅは搬送ベルト２によって該ベルト２の移動方向へ移送される。しかし、搬送ベルト２がアクチュエータ７の作動により降下することにより、物品ｅは搬送ベルト２から離れて仕分けローラ３に移載される（図１の右半分に示した状態）。このように、物品ｅが仕分けローラ３上に移載された瞬間において、物品ｅのそれまでの移動速度は仕分けローラ３と物品との摩擦により急激に減速されて、物品ｅの搬送方向の移動は停止状態になる。一方、この物品ｅの停止状態を継続すれば、アキューム機能を持たせることができ、また、適宜タイミングで伝達ローラ８を予め識別された仕分け方向に応じて駆動することにより所定の方向に仕分けることができる。この仕分けローラ３が伝達ベルト１０を介して伝達ローラ８により回転駆動されたとき、物品ｅは直ちに所望（Ｘ方向又はＹ方向）の方向に送り出されることになる。なお、各仕分けローラ３あるいは仕分けローラのグループ毎に駆動系を設け、その回転方向を物品の仕分け方向に応じて制御するように構成することもできる。

【００１３】図３を参照して本考案を適用した仕分装置の第２実施例を説明する。なお、実施例１と同じ部分については同符号を付してその説明は省略する。図３は本実施例の要部断面図である。図３に示すように、伝達ローラ８は、その両端において伝達ローラ支持板１４によって回転自在に支持され、該伝達ローラ支持板１４とコンベヤフレーム１１と一体構成の横架フレーム２８との間に設けたアクチュエータ２７により上下動可能に取付けられており、また伝達ローラ８は、搬送ベルト２の突条部２ａを受容して該ベルト２を案内する凹状のベルトガイド１５が設けられている。なお、コンベヤフレーム１１の伝達ローラ８を支持する部分の開孔は、アクチュエータ２７の伸縮に従って伝達ローラ８が下降、上昇するのでその上下動を許容できる上下方向に長い長孔１３となっている。

【００１４】次に、物品ｅの仕分け動作において、上記の第１実施例と異なる部分を説明する。物品ｅはアクチュエータ７の動作によって搬送ベルト２から仕分けローラ３に移載される一方、アクチュエータ２７が伸張（図３の右半分に示した状態）すると伝達ローラ支持板１４によって伝達ローラ８は押し下げられ、搬送ベルト２のリターン側において、この搬送ベルト２の突条部２ａがベルトガイド１５にガイドされ、搬送ベルト２の駆動力が伝達ローラ８に伝えられ、伝達ベルト１０を介して仕分けローラ３が所定の方向に回転するので、物品ｅは所望の方向に払い出される。したがって、このアクチュエータ２７の作動により本仕分装置の仕分装置としての機能とアキュムレーション機能を適宜使い分けることができる。なお、伝達ベルト１０は伸縮性に富む材料より形成されているので、伝達ローラ８の上下動によって仕分けローラ３、伝達ローラ８のベルト案内溝９から脱れないようになっている。又、仕分け方向の設定は、例えば前記伝達ベルト１０の掛け方により適宜設定することができる。図３に示した構成においては伝達ローラ８が上下に動く場合について述べたが、例えば図5 に示すように伝達ローラ８が横方向に動く構成でもよい。図5 の構成においては、搬送ベルト２の走行経路を伝達ローラ８の近傍でガイドローラ６１、６２により上下方向に走行するようにし、ガイドローラ６１をアクチュエータ２７により横方向（この場合水平方向）に移動可能にした構造である。この構造により、アクチュエータ２７が伸張するとガイドローラ支持板６３によってガイドローラ６１は押されて、リターン側の搬送ベルト２に接触して該搬送ベルト２の駆動力が伝達ローラ８に伝えられ、伝達ベルト１０を介して仕分けローラ３が回転する。なお、図５に示した構成においては、伝達ローラ８が搬送ベルト２の内側に接触するようにしたが、伝達ローラ８と搬送ベルト２との位置を上下反対にした場合には、伝達ローラ８が搬送ベルト２の外面に接触するような構成となる。又、図５に示した構成においては、ガイドローラ６１を水平移動させる構造としたが、本考案においては、伝達ローラ８をアクチュエータを介して適宜支持された構成とし、該伝達ローラ８を水平移動させて搬送ベルト２と接触させる構造とすることもできる。

【００１５】図４を参照して本考案を適用した仕分装置の第３実施例を説明する。なお、第１実施例と同じ部分については同符号を付してその説明は省略する。図４は本実施例の要部断面図である。図４に示すように、伝達ローラ８には第２実施例の場合と同様に搬送ベルト２を案内するベルトガイド１５を設け、搬送ベルト２のリターン側の下方側にはコンベヤフレーム１１と一体構成の横架フレーム２８に固定した軸受部３１に軸支された押付けローラ３０によって搬送ベルト２を伝達ローラ８側に押付け、搬送ベルト２の駆動力を伝達ローラ８に伝達できるように構成されている。伝達ローラ８は支持フレーム６に固定された支持フレーム延長部３６により回転自在に保持されている。又、伝達ローラ８はその回転軸心である支軸１２がコンベヤフレーム１１の長孔１３に受容されて上下動可能となっている。

【００１６】次に、本実施例における物品の仕分け動作について説明するが、上記実施例と異なる部分についてのみ説明する。本実施例の構造によれば、物品ｅが搬送ベルト２から仕分けローラ３に移載されるように、アクチュエータ７が動作するこにより、搬送面Ｂが降下するだけでなく、伝達ローラ８も降下する。この伝達ローラ８の降下によって搬送ベルト２のリターン側の部分が押付けローラ３０により下方から保持されかつ上方からは伝達ローラ８が搬送ベルト２を押すように接触するので、搬送ベルト２は伝達ローラ８を駆動し、伝達ベルト１０を介して仕分けローラ３が回転され、物品ｅは仕分け用の駆動源がなくても所望の方向に払い出される。なお、本実施例において、押付けローラ３０と伝達ローラ８とは上下方向において並ぶように対向していなくてもよく、その対向位置が前後にずれるように配置された構造の場合には、搬送ベルト２と伝達ローラ８とが接触するときに、該搬送ベルト２が伝達ローラ８の外周に所定の角度をもって巻きつくような接触状態とすることができ、搬送ベルト２の動力の伝達をより確実にすることができる。また、例えば物品ｅが仕分けローラ３上に移載されるタイミングに比べて、伝達ローラ８と搬送ベルト２とが接触するタイミングを遅くするように（搬送ベルトの弛み具合や押付けローラ３０の位置により調節できる）することで、物品の一時保持機能を持たせることができる。さらに、本実施例の装置はアクチュエータ７のコントロールにより、伝達ローラ８と搬送ベルト２とが接触しない状態でかつ仕分けローラ３上に物品ｅが移載された状態とすることで、アキュムレーション機能を持たせることができる。

【００１７】

【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る仕分装置は、物品を仕分けるときに、仕分けローラ上にて物品の移動方向を一時的にも停止させることができるので、物品の仕分け時の挙動が安定し、仕分け方向への移動が容易となる。また、物品搬送方向の動きに対して安定したブレーキをかけながらその搬送方向とは略直角方向の仕分け方向へ送り出すことができるので、物品の仕分けを行なうときに移動方向へのズレ込みがなく、仕分け位置の間隔を小さくすることができ、仕分装置の設置大きさを大幅に縮小することができ、仕分け用のスペースを著しく小さくできる。また、本考案の仕分装置は仕分けローラ上に物品を保持することができ、アキュムレーション機能を備えているので、仕分装置の上流側のアキュームコンベヤ部分の装置を小さくしたり、場合によっては無くすことができ、仕分け設備全体の小型化をすることができる。又、本考案の仕分装置はベルト搬送による比較的摩擦力の大きい手段にて物品を移動させることに加えて、物品に仕分け方向の力を付与するタイミングは、もとの搬送方向の力が加わっている状態において加わえるのでなく、一時的にも停止した物品の挙動が安定した状態にて仕分け方向の力を加えることができるので、仕分装置が上り坂や下り坂の状態に設置されていても、仕分け時における物品の挙動の不安定化に起因するずれ落ち等を防止して確実な仕分けを行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す仕分装置の要部断面
図である。

【図２】図１に示した仕分装置の概略平面図である。

【図３】本考案の第２実施例を示す仕分装置の要部断面
図である。

【図４】本考案の第３実施例を示す仕分装置の要部断面
図である。

【図５】本考案の仕分装置の変形例を示す要部断面図で
ある。

【符号の説明】

１仕分装置２搬送ベルト３仕分けローラ３ａ回転軸心４支持ローラ６支持フレーム７支持ローラ上下動用のアクチュエータ８伝達ローラ９ベルト案内溝１０ベルト１１フレーム１２伝達ローラの支軸１３長孔１４伝達ローラ支持板１５ベルト対応溝２７伝達ローラ上下動用のアクチュエータ３０押付けローラ３１ブラケット３６連結フレームＢ搬送面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】物品(e) を搬送するべく該物品(e) の搬
送方向に敷設した複数条の搬送ベルト(2) の間に物品移
動方向に沿った回転軸心(3a)を有する仕分けローラ(3)
が設けられ、前記搬送ベルト(2) は該搬送ベルトの下側
に配置されたアクチュエータ(7) によって上下動自在の
支持ローラ(4) により支持され、該支持ローラ(4) の上
下動によりその搬送面(B) が前記仕分けローラ(3) の上
端に対して上側及び下側に移動し、かつ前記仕分けロー
ラ(3) が駆動系により回転可能にされており、前記搬送
ベルト(2) が前記搬送面(B) よりも下側に位置したとき
に前記物品(e) を前記仕分けローラ(3) 上に静止保持可
能に構成されたことを特徴とする仕分装置(1) 。
【請求項２】前記駆動系は前記仕分けローラ(3) の下側
にて該仕分けローラの回転軸心(3a)とは直交しかつ水平
方向に沿った回転軸心(12)を有する伝達ローラ(8) と該
両ローラ間にかけわたしたベルト(10)により構成されて
おり、前記伝達ローラ(8) はその回転軸心(12)がその両
端にて上下又は横移動可能に設けられ、該回転軸心(12)
と仕分け装置本体のフレーム(11)との間に設けたアクチ
ュエータ(27)により、上下動又は横移動可能に取付けら
れており、該伝達ローラ(8) が下方または横方向へ移動
したときに、前記搬送ベルト(2) のリターン側に接触し
て前記仕分けローラ(3) を回転させるように構成された
ことを特徴とする請求項1 に記載の仕分装置。
【請求項３】前記駆動系は前記仕分けローラ(3) の下側
にて該仕分けローラの回転軸心(3a)とは直交しかつ水平
方向に沿った回転軸心(12)を有する伝達ローラ(8) と該
両ローラ間にかけわたしたベルト(10)とを備えており、
搬送ベルト(2) のリターン側の部分で前記伝達ローラ
(8) に接近した個所がガイドローラ(61、61) により上
下方向に立ち上げられ、前記ガイドローラの少なくとも
一方が仕分け装置本体のフレームに設けたアクチュエー
タ(27)により、横移動可能に取付けられており、前記ア
クチュエータ(27)の動作により前記搬送ベルト(2) のリ
ターン側が前記伝達ローラ(8) 側へ横移動することによ
り、前記搬送ベルト(2) と前記伝達ローラ(8) とが接触
して前記仕分けローラ(3) を回転させるように構成され
たことを特徴とする請求項1 に記載の仕分装置。
【請求項４】前記駆動系は前記仕分けローラ(3) の下
側にて該仕分けローラの回転軸心(3a)とは直交する方向
で、かつ水平方向に沿った回転軸心(12)を有する伝達ロ
ーラ(8) と該両ローラ間に掛け渡したベルト(10)とによ
り構成されており、前記伝達ローラ(8) が前記搬送ベル
ト(2) を保持した支持ローラ(4) と一体的に上下動する
ように保持されており、前記伝達ローラ(8) が下方へ移
動したときに前記搬送ベルト(2) のリターン側の内面に
接触するとともに、該リターン側の外面が該伝達ローラ
下側に設けられた押付けローラ(30)により伝達ローラ側
へ押圧されて前記仕分けローラ(8) の駆動力が伝達され
ることを特徴とする請求項１に記載の仕分装置。