JPH0682969U - 腰痛予防座席カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】長時間運転や椅子に座っての作業をしていると
腰椎が曲がったり、筋肉が緊張してきて、腰に過度の負
担がかかり、腰痛を引き起こす。それを腰部空気枕で、
曲がった腰椎を椅子から正常曲がりにまで押し戻し、腰
痛を予防する。 【構成】クッション性座席カバーの腰部に空気枕用の袋
が縫いつけてあり、空気枕はその袋に自由に出し入れで
きる。空気枕には手動のポンプで空気が注入でき、その
枕の大きさもポンプとリリーズで使用者の体格に合わせ
自由に調節できる。座席カバー自体も固定用ベルトや紐
で、椅子に簡単に取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は、座席カバーに腰部空気枕を取り付け、自 動車運転、机上作業、学習等の継続による腰痛の予防を目的とした座席カバーに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】 単なる座布団やクッションを椅子にのせて、座りを柔らか くしていた

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 長時間にわたり着席を続けると、腰椎が 曲がってくる。また後背筋の緊張も激しくなってくる。腰痛の原因としてこれら が考えられ、もしこの状態が持続されると、慢性腰痛になる可能性がある。従っ て、腰椎の曲がりそのものを正して椎間板の挟みを予防し、かつ後背筋の過度の 緊張を予防して、結果として腰痛の予防をしようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 座席カバーの腰部に取り付けた袋に空気枕 に、使用者の体格に合わせて、手動式のポンプとリリーズで適度の空気を入れる と、空気枕が膨らんできて椅子と腰部の間に空間を作り、曲がった腰椎を椅子か ら正常曲がりにまで押し戻して、腰痛の原因を取り除いている。

【０００５】

【作用】 腰部空気枕の位置が腰部にくるように椅子に置いた後、固 定ベルトおよび固定紐で座席カバーは椅子に固定できる。空気枕に入れる空気量 は手動ポンプとリリーズで自由に調整できる。腰椎の曲がりおよび後背筋の過度 の緊張はリリーズで空気を抜かない限りかなり防止できる。

【０００６】

【実施例】 腰部空気枕１が腰のへこみ部分にくるように、使用者に合 わせて、座席カバーを固定用ベルト４と紐５で椅子に固定して、着席後、空気ポ ンプ２を手掌でもみ空気を空気枕が腰部に当たるまで入れる。入れすぎたらリリ ーズ３で抜く。これで着席時、つまり腰椎に過度の負担がきていない正常時の腰 椎曲がりが決められたことになる。リリーズで空気を抜けば単なる座席カバーと なる。

【０００７】

【考案の効果】 上述のように、本考案の腰痛予防座席カバーは、座席カバ ーとしては勿論、腰部空気枕を座席カバーに取り付けたので、腰の後背筋の過度 の緊張が減り、また腰椎の椎間板を挟むことも無くなり、腰痛の訴えを減らし、 運転や作業能率を上げることに役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】 背面図

【図２】 側面図

【符号の説明】

１ 空気枕 ２ 手動ポンプ ３ リリーズ ４ 固定ベルト ５、固定紐

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 座席カバーに縫いつけられた袋に、腰
   部空気枕は自由に出し入れでき、また座席カバー自体も
   固定紐とベルトで、背面のある椅子である限り椅子の形
   状にかかわらず、椅子に簡便に取り付けられる。
2. 【請求項２】 腰部空気枕は手動ポンプとリリーズ
   で、使用者の体格にかかわらず、自由に大きさを決めら
   れ、長時間着席による腰椎曲がりを正常曲がりにまで押
   し戻し、また後背筋の緊張もゆるめ、その状態を保持で
   きる。このような特徴を持つ腰痛予防座席カバーであ
   る。