JPH0682627A - レーザ光伝送用ファイバおよびその製造方法 - Google Patents
レーザ光伝送用ファイバおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0682627A JPH0682627A JP25355892A JP25355892A JPH0682627A JP H0682627 A JPH0682627 A JP H0682627A JP 25355892 A JP25355892 A JP 25355892A JP 25355892 A JP25355892 A JP 25355892A JP H0682627 A JPH0682627 A JP H0682627A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- fiber
- laser beam
- tip
- laser light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】先端の外周部からレーザ光を出射させることが
できる医療用レーザ光伝送用ファイバを提供する。 【構成】光ファイバとして、Geドープ石英コアー石英
クラッドで、屈折率プロファイルがGI型のものを用意
し、このファイバの先端部を細くテーパ状に引き伸ば
す。この引伸した部分の長さ、外径を調整することに
り、光ファイバに入射されたレーザ光は前記先端部の外
周から洩れて出射する。この光ファイバを、例えば管内
壁面の患部の治療に用いると、レーザ光が放射方向に出
射するので効果的である。
できる医療用レーザ光伝送用ファイバを提供する。 【構成】光ファイバとして、Geドープ石英コアー石英
クラッドで、屈折率プロファイルがGI型のものを用意
し、このファイバの先端部を細くテーパ状に引き伸ば
す。この引伸した部分の長さ、外径を調整することに
り、光ファイバに入射されたレーザ光は前記先端部の外
周から洩れて出射する。この光ファイバを、例えば管内
壁面の患部の治療に用いると、レーザ光が放射方向に出
射するので効果的である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療用に用いられる
レーザ光伝送用ファイバに関するもので、レーザ光をフ
ァイバ先端部の外周部から出射できる構造としたもので
ある。
レーザ光伝送用ファイバに関するもので、レーザ光をフ
ァイバ先端部の外周部から出射できる構造としたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ光伝送用の光ファイバと
しては、コア径の大きなものが使用される。これは、コ
ア径が大きいと入射が容易になり、大きなエネルギーが
得られるからである。そして、近年このレーザ光伝送用
の光ファイバを医療の目的で用いるようになってきてい
る。例えば、ArレーザやYAGレーザは光ファイバに
よる伝送が可能なため頻繁に使用される。従来、この種
の光ファイバの出射端は研磨されて直角になされてお
り、レーザ光による治療は光ファイバの先端部からの出
射光をそのまま患部に照射して焼いたり、蒸散させて行
なっていた。
しては、コア径の大きなものが使用される。これは、コ
ア径が大きいと入射が容易になり、大きなエネルギーが
得られるからである。そして、近年このレーザ光伝送用
の光ファイバを医療の目的で用いるようになってきてい
る。例えば、ArレーザやYAGレーザは光ファイバに
よる伝送が可能なため頻繁に使用される。従来、この種
の光ファイバの出射端は研磨されて直角になされてお
り、レーザ光による治療は光ファイバの先端部からの出
射光をそのまま患部に照射して焼いたり、蒸散させて行
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では人
体の深部に光ファイバを入れて治療するといったことが
行なわれるようになり、光ファイバの先端部からの出射
光のみでは対応しきれず、光ファイバ先端部の外周部か
らもレーザ光を放射状にさせて治療効果をあげたいとの
要望が高まってきた。
体の深部に光ファイバを入れて治療するといったことが
行なわれるようになり、光ファイバの先端部からの出射
光のみでは対応しきれず、光ファイバ先端部の外周部か
らもレーザ光を放射状にさせて治療効果をあげたいとの
要望が高まってきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の観点
にたってなされたもので、その特徴とする請求項1記載
の発明は、光ファイバの先端部がテーパ状に細くなされ
て、このテーパ状に細くなされた先端部の外周部からレ
ーザ光を出射させるようにしてなるレーザ光伝送用光フ
ァイバにある。また、その特徴とする請求項2記載の発
明は、光ファイバの一部分を溶融延伸してテーパ状に細
い部分を作成し、しかる後この溶融延伸されたテーパ状
に細い部分を切断して光ファイバ先端部とするレーザ光
伝送用ファイバの製造方法にある。
にたってなされたもので、その特徴とする請求項1記載
の発明は、光ファイバの先端部がテーパ状に細くなされ
て、このテーパ状に細くなされた先端部の外周部からレ
ーザ光を出射させるようにしてなるレーザ光伝送用光フ
ァイバにある。また、その特徴とする請求項2記載の発
明は、光ファイバの一部分を溶融延伸してテーパ状に細
い部分を作成し、しかる後この溶融延伸されたテーパ状
に細い部分を切断して光ファイバ先端部とするレーザ光
伝送用ファイバの製造方法にある。
【0005】
【作用】光ファイバの端部付近が先端に向かってテーパ
状に細くされているので、伝送されたレーザ光は先端外
周部から洩れて放射状に出射することとなり、管状の内
壁面が患部というときの治療に効果的である。
状に細くされているので、伝送されたレーザ光は先端外
周部から洩れて放射状に出射することとなり、管状の内
壁面が患部というときの治療に効果的である。
【0006】
【実施例】図1は、この発明のレーザ光伝送用ファイバ
の概略縦断面図である。図において、1はレーザ光伝送
用ファイバ全体、2はテーパ状先端部である。該先端部
2は先端に向かってテーパ状に細くされていて、伝送さ
れたレーザ光が先端部の外周部から洩れて放射状に出射
するようになっている。3はUV樹脂コーティング層で
ある。なお、この光ファイバの製造は、光ファイバカプ
ラーを製造する方法として知られている溶融延伸法を用
いれば比較的簡単である。すなわち、先ずUV樹脂コー
ティングされた光ファイバを用意する。この光ファイバ
の一部分のUV樹脂を除去してガラス部分を露出させ、
この露出されたガラス部分を加熱して溶融しつつ引伸し
てテーパ部を作る。ついでこのテーパ部を中央付近で切
断して光ファイバ先端部とする。或いは又、光ファイバ
端部のUV樹脂を除去した後、露出されたガラス部分を
溶融延伸してテーパ状にして光ファイバ先端部としても
よい。
の概略縦断面図である。図において、1はレーザ光伝送
用ファイバ全体、2はテーパ状先端部である。該先端部
2は先端に向かってテーパ状に細くされていて、伝送さ
れたレーザ光が先端部の外周部から洩れて放射状に出射
するようになっている。3はUV樹脂コーティング層で
ある。なお、この光ファイバの製造は、光ファイバカプ
ラーを製造する方法として知られている溶融延伸法を用
いれば比較的簡単である。すなわち、先ずUV樹脂コー
ティングされた光ファイバを用意する。この光ファイバ
の一部分のUV樹脂を除去してガラス部分を露出させ、
この露出されたガラス部分を加熱して溶融しつつ引伸し
てテーパ部を作る。ついでこのテーパ部を中央付近で切
断して光ファイバ先端部とする。或いは又、光ファイバ
端部のUV樹脂を除去した後、露出されたガラス部分を
溶融延伸してテーパ状にして光ファイバ先端部としても
よい。
【0007】(具体例1)光ファイバとして、コア径1
00μm、ファイバ径(クラッド径)125μmコアー
クラッドの比屈折率差が1%、屈折率プロファイルがG
I型の石英系のものを用意した。被覆はUV樹脂とし、
被覆外径は200μmとした。この光ファイバの端部の
被覆を除去してガラス部分を露出させ、この露出部分を
酸水素炎で加熱しながら引伸した。この引伸されてテー
パ状態になされた部分をほぼ中央付近で切断してテーパ
部分の長さが50mm,最先端部のファイバ外径が5μ
mの光ファイバ先端部を作った。この光ファイバにAr
レーザを伝送させたところ、光ファイバ先端部からの出
射は殆ど無く先端外周部から放射状に洩れ出た。
00μm、ファイバ径(クラッド径)125μmコアー
クラッドの比屈折率差が1%、屈折率プロファイルがG
I型の石英系のものを用意した。被覆はUV樹脂とし、
被覆外径は200μmとした。この光ファイバの端部の
被覆を除去してガラス部分を露出させ、この露出部分を
酸水素炎で加熱しながら引伸した。この引伸されてテー
パ状態になされた部分をほぼ中央付近で切断してテーパ
部分の長さが50mm,最先端部のファイバ外径が5μ
mの光ファイバ先端部を作った。この光ファイバにAr
レーザを伝送させたところ、光ファイバ先端部からの出
射は殆ど無く先端外周部から放射状に洩れ出た。
【0008】
【発明の効果】この発明のレーザ光伝送用ファイバは、
端部が先端に向かってテーパ状に細くなされて、レーザ
光が先端外周部から洩れて放射状に出射するので、例え
ば、患部が管状の内壁面のようなときに、光ファイバを
管内患部に至るまで挿入してレーザ光を光ファイバの一
端から入射させてやると、光ファイバ先端外周部から洩
れたレーザ光が管状の内壁面の患部に的確に照射される
ことになり、完全な治療が可能となる。
端部が先端に向かってテーパ状に細くなされて、レーザ
光が先端外周部から洩れて放射状に出射するので、例え
ば、患部が管状の内壁面のようなときに、光ファイバを
管内患部に至るまで挿入してレーザ光を光ファイバの一
端から入射させてやると、光ファイバ先端外周部から洩
れたレーザ光が管状の内壁面の患部に的確に照射される
ことになり、完全な治療が可能となる。
【図1】この発明の実施例を示すレーザ光伝送用ファイ
バの縦断面図
バの縦断面図
1 レーザ光伝送用ファイバ 2 テーパ状の先端部 3 UV樹脂コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妻沼 孝司 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ先端部がテーパ状に細くなさ
れて、このテーパ状に細くなされた先端部の外周部から
レーザ光を出射させるようにしてなることを特徴とする
レーザ光伝送用ファイバ。 - 【請求項2】 光ファイバの一部分を溶融延伸してテー
パ状に細い部分を作成し、しかる後この溶融延伸された
テーパ状の細い部分を切断して光ファイバ先端部とする
ことを特徴とするレーザ光伝送用ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25355892A JPH0682627A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | レーザ光伝送用ファイバおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25355892A JPH0682627A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | レーザ光伝送用ファイバおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682627A true JPH0682627A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17253042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25355892A Pending JPH0682627A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | レーザ光伝送用ファイバおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682627A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6287300B1 (en) | 1996-12-09 | 2001-09-11 | Tokyo Iken Co., Ltd. | Optical fiber unit for medical examination and treatment and arm device for the optical fiber |
US7568265B2 (en) | 2005-06-06 | 2009-08-04 | Takata Corporation | Buckle apparatus and seat belt apparatus |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP25355892A patent/JPH0682627A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6287300B1 (en) | 1996-12-09 | 2001-09-11 | Tokyo Iken Co., Ltd. | Optical fiber unit for medical examination and treatment and arm device for the optical fiber |
US7568265B2 (en) | 2005-06-06 | 2009-08-04 | Takata Corporation | Buckle apparatus and seat belt apparatus |
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