JPH0681605A - 膨張タービン - Google Patents

膨張タービン

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Publication number
JPH0681605A
JPH0681605A JP23086992A JP23086992A JPH0681605A JP H0681605 A JPH0681605 A JP H0681605A JP 23086992 A JP23086992 A JP 23086992A JP 23086992 A JP23086992 A JP 23086992A JP H0681605 A JPH0681605 A JP H0681605A
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JP
Japan
Prior art keywords
turbine
expansion turbine
main shaft
valve
process gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP23086992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Ueda
博信 上田
Susumu Harada
原田  進
Kazuo Okamoto
和夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、主として低温発生装置において、寒
冷発生のために使用される膨張タービンの制動方式に関
するもので、膨張タービンの取扱の簡素化を図り、ひい
ては製造コストが低減できる膨張タービンを提供するこ
とにある。 【構成】回生制動ユニット及び外部抵抗ユニットを具備
した周波数変換器8により作動される電動機ステータ7
の電気エネルギを,けい素鋼等の磁性体からなるロータ
6’に伝達し、機械エネルギに変換することでロータ
6’を取り付けた主軸6によりタービン羽根車1に回転
力を与える。さらに、プロセスガスによりタービン羽根
車1が受ける運動エネルギを回生制動ユニット及び外部
抵抗ユニットにより制動エネルギに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として低温発生装置
における寒冷発生のために使用される膨張タービンの構
造及びその起動方法、または膨張タービンを具備した装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の膨張タービンは、特公昭60−4
4483号公報に記載のように、プロセスガスをタービ
ン羽根車に導入し、該タービン羽根車を回転させる際の
回転部の機械エネルギをタービンの主軸に取り付けた永
久磁石と発電機ステータにて電気エネルギに変換し、外
部に取り付けた負荷部で、電気エネルギを熱エネルギと
して消費させる発電制動方式をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ター
ビンの主軸に永久磁石を取り付けるため、次のような問
題点があった。(1)永久磁石を主軸に取り付けタービン
を組み立てる際、主軸外の磁性体と永久磁石に吸引作用
が働き、タービンのバランスを取るのが難しい。(2)永
久磁石を主軸に取り付ける際、又は取付け後、永久磁石
及び磁化した主軸に鉄粉等が付着する恐れがあるため、
タービン運転時に発電機ステータと接触したり、鉄粉の
付着状態により回転体にアンバランスが生じる。(3)永
久磁石の経時的変化(劣化)及び強度上の制約による制動
特性の低下などが懸念される。
【0004】本発明の目的は、膨張タービンの取扱の簡
素化を図り、ひいては製造コストが低減できる膨張ター
ビンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、主軸にけい
素鋼等の磁性体を複数積層してなるロータを取り付け、
該ロータに相対する位置に回生制動ユニット及び外部抵
抗ユニットを具備した周波数変換器により作動される電
動機ステータを取り付けることにより達成される。
【0006】
【作用】回生制動ユニット及び外部抵抗ユニットを具備
した周波数変換器により作動される電動機ステータの電
気エネルギを,けい素鋼等の磁性体からなるロータに伝
達し、機械エネルギに変換することでロータを取り付け
た主軸によりタービン羽根車に回転力を与える。さら
に、プロセスガスによりタービン羽根車が受ける運動エ
ネルギを回生制動ユニット及び外部抵抗ユニットにより
制動エネルギに変換する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1は、けい素鋼等の磁性体を複数積層したロータ
6’を取り付けた主軸6の一端にタービン羽根車1を取
り付ける。タービン羽根車1の周囲にはノズル2が設置
されている。一方、主軸6とタービン羽根車1からなる
回転体は、2つのガス潤滑ジャーナル軸受3と、1つの
ガス潤滑スラスト軸受4により支持され、主軸6に取り
付けたロータ6’が回生制動ユニット及び外部抵抗ユニ
ットを具備した周波数変換器8により作動する電動機ス
テータ7の中央に位置している。これら回転体、各軸受
3、4、電動機ステータ7は本体5に格納されていて、
軸受室9と大気とは圧力的にシールされている。本体5
のタービン側と電動機側の間には、タービン室と軸受室
9とを隔てる隔壁が設けられている。この隔壁には、主
軸6が貫通する穴があけられている。この貫通部は、主
軸6の径よりも大きな穴となっており、空隙を有する。
【0008】以下、本実施例の動作を説明する。まず、
回生制動ユニット及び外部抵抗ユニットを具備した周波
数変換器8により所定の周波数を持つ電力が電動機ステ
ータ7に供給される。このことにより、けい素鋼等の磁
性体を複数積層したロータ6’に電動機ステータ7から
磁力が与えられ、所定方向に所定の回転数ほど主軸6を
軸としたタービン羽根車1が回転する。一方、ノズル2
により断熱噴流となったプロセスガスは、タービン羽根
車1に流入し、タービン羽根車1を回転させようとする
ため運動エネルギが発生する。この時、電動機ステータ
7に対しては制動エネルギが働くため、回生制動ユニッ
ト及び外部抵抗ユニットにより制動エネルギを吸収す
る。また、前記プロセスガスの一部は、タービン羽根車
1の背面を通って、更に、隔壁の主軸貫通部の空隙を通
って軸受室9内に侵入する。軸受室9内が本体5によっ
て密閉になっているため、侵入したプロセスガスはこの
中に保持され、やがてタービンのノズル出口圧力とバラ
ンスすることになる。軸受3及び4と主軸6との間は、
この侵入したプロセスガスによって潤滑状態が維持され
るので、回転体を浮上させて支持することになる。
【0009】本実施例によれば、発電制動方式に対し
て、永久磁石が不要であるため取扱が簡便であり、ひい
ては製造コストの低減が可能な膨張タービンが提供でき
る。
【0010】次に、図2に本発明の他の実施例であるタ
ービンラインフローを示す。図2において、膨張タービ
ン本体5へプロセスガスを供給するバルブ10と並列
で、かつ該バルブ10より上流から分岐するバイパスラ
イン11及びバイパス用バルブ12を有する。
【0011】以下、本実施例の起動方法を説明する。ま
ず、圧縮機(図示せず)より吐出されたプロセスガスを
バルブ12を全開にしてバイパスライン11に流す。次
に、本体5を所定の回転数により起動させると共に、バ
ルブ10を微開し、本体5の回生制動が可能な範囲でバ
ルブ10を徐々に開き、最終的に全開する。その後、上
記と同様に本体5の回生制動が可能な範囲にてバルブ1
2を徐閉し、バルブ12が全閉することにより定常運転
となる。
【0012】本実施例の起動方法を適用することで、タ
ービン本体5に異常な負荷を与えることなく運転が可能
となり、タービンの信頼性向上に効果がある。
【0013】次に、図3に本発明のその他の実施例であ
るタービンラインフローを示す。図3において、膨張タ
ービン本体5へプロセスガスを供給するバルブ10と直
列で、かつ該バルブ10と膨張タービン本体5の間に可
変ノズル2’を有する。以下、本実施例の起動方法を説
明する。まず、ノズル2’の開度を微開にし、本体5を
所定の回転数により起動させる。次に、圧縮機(図示せ
ず)より吐出されたプロセスガスをバルブ10を微開に
して本体5に供給し、本体5の回生制動が可能な範囲に
てバルブ10を徐々に開き、最終的に全開する。その
後、ノズル2’の開度を所定値に設定する。
【0014】本実施例の起動方法を適用することで、図
2と同様の効果が得られる。
【0015】次に、図4に本発明のその他の実施例であ
るタービンラインフローを示す。図4において、寒冷発
生量の大きい1段目の膨張タービン5から得られる制動
エネルギを回生制動ユニット及び外部抵抗ユニットを具
備した周波数変換器8で吸収せず、寒冷発生量の小さい
2段目の膨張タービン5’の回生制動ユニット及び外部
抵抗ユニットを具備した周波数変換器8’の入力として
用い、該膨張タービン5’の駆動及び制動エネルギの吸
収を行なう。
【0016】本実施例によれば、供給電力を効率良く活
用できるため、運転コストの低減に効果がある。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、発電制動方式に対し
て、永久磁石が不要であるため取扱が簡便であり、ひい
ては製造コストが低減できる。さらに、タービン本体の
信頼性の向上及び複数段の膨張タービンを運転する際の
運転コストの低減にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回生制動方式膨張ター
ビンの断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すタービンラインフロ
ー図である。
【図3】本発明のその他の実施例を示すタービンライン
フロー図である。
【図4】本発明のその他の実施例を示すタービンライン
フロー図である。
【符号の説明】
1…タービン羽根車、2…ノズル、2’…可変ノズル、
3…ガス潤滑ジャーナル軸受、4…ガス潤滑スラスト軸
受、5,5’…本体、6…主軸、6’…ロータ、7…電
動機ステータ、8,8’…周波数変換器、9…軸受室、
10…プロセスガス供給用バルブ、11…バイパスライ
ン、12…バイパス用バルブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温のプロセスガスが所定の回転数で回転
    しているタービン羽根車で断熱膨張し、低温のプロセス
    ガスを得る膨張タービンにおいて、回生制動ユニット及
    び外部抵抗ユニットを具備した周波数変換器により作動
    する電動機ステータと、該タービン羽根車と該電動機ス
    テータに相対する位置にあるロータとを直結する主軸を
    備え、該主軸のタービン羽根車と反対側の端部にスラス
    ト軸受及び該主軸の両端部にジャーナル軸受を設けて該
    主軸を支持し、該タービン羽根車、該主軸、該電動機ス
    テータ、該スラスト軸受及び該ジャーナル軸受を大気か
    ら密閉して同一の本体内に格納すると共に、該本体のタ
    ービン側とタービン側にある該ジャーナル軸受との間に
    隔壁が設けられ、該隔壁の該主軸の貫通部には、該プロ
    セスガスの侵入可能な空隙が設けられていることを特徴
    とする膨張タービン。
  2. 【請求項2】前記膨張タービンにプロセスガスを供給す
    るバルブと並列で、かつ該バルブより上流から分岐する
    バイパスライン及びバルブを具備したことを特徴とする
    請求項1記載の膨張タービン。
  3. 【請求項3】前記膨張タービンにプロセスガスを供給す
    るバルブと直列で、かつ該バルブと膨張タービンの間に
    可変ノズルを具備したことを特徴とする請求項1記載の
    膨張タービン。
  4. 【請求項4】前記膨張タービンは、寒冷発生量の大きい
    1段目の膨張タービンから得られる制動エネルギを寒冷
    発生量の小さい2段目の膨張タービンの電動機の入力と
    して用いることを特徴とする低温発生装置。
JP23086992A 1992-08-31 1992-08-31 膨張タービン Pending JPH0681605A (ja)

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JP23086992A JPH0681605A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 膨張タービン

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JP23086992A JPH0681605A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 膨張タービン

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JPH0681605A true JPH0681605A (ja) 1994-03-22

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ID=16914586

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JP23086992A Pending JPH0681605A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 膨張タービン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101101344B1 (ko) * 2009-09-17 2012-01-02 한국에너지기술연구원 작동유체 침투 방지용 유기랭킨사이클용 터보발전기

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KR101101344B1 (ko) * 2009-09-17 2012-01-02 한국에너지기술연구원 작동유체 침투 방지용 유기랭킨사이클용 터보발전기

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