JPH0679422U - ギャザー切換式ヨーク付肩止型カットクロス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、理、美容室で用いる従来型カット
クロスに関し、前身頃の生地が一枚の為生じる不都合、
また、身体後部中央合わせによる着用によって生じるカ
ット作業の不都合、あるいは首回りの防水性不備による
被着者の衣服の汚れ損傷を排除したカットクロス、提供
することにある。 【構成】 前記目的達成の為に本考案カットクロスは、
合成繊維を素材とし腰部にギャザー切換をした前身頃
と、被着者の後部で重なり合う大小の後身頃と、両袖と
からなり、前記重なり合う後身頃を襟元及び、襟元前端
部に取り付けた止着手段によって、係止させるようにし
たものであり、カット作業をスムースに行なうことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、美容室、理容室で用いるカットクロスに関し、使い勝手のよいギャ ザー切換式ヨーク付肩止型カットクロスに係わる。

【０００２】

【従来の技術】

美容室、理容室ではカットの際、カットした毛髪が衣服に付着しない様に、衣 服の上からカットクロスを着せている。このクロスは揆水加工、防水加工を施し た、ポリエステルやナイロンを素材とし、両袖及び襟を取り付けて、後合わせに 着用する様に仕立てられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで前記従来型のカットクロスは、前身頃が１枚の生地の為カットした毛 髪が前身頃表面上を滑り、足の甲の上に落ちるという問題点を有していた。

【０００４】 前記従来型のカットクロスは、後身体中央部に着用するようになっているため 、特に長髪の女性のカット作業のときに、ハサミ先端や櫛が合わせ目にひっかか り、作業に支障をきたすそして首回りは、通常のカットクロス用素材の揆水加工 では、水等が浸透してしまうことがある。

【０００５】 本考案は、前記従来の難点を排除するためになされたもので、その目的とする ところは、被着者が快適にカット作業をうけることの出来るカットクロスを、提 供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案のカットクロスは合成繊維を素材とし、胸 部、腹部の境にギャザーの入った前身頃、被着者の後部で重なり合う大小のヨー ク付後身頃と、両袖からなり前記重なり合う後身頃を けた止着手段によって係止させるようにしたものである。

【０００７】

【作用】

本考案のカットクロスは、重なり合う後身頃を襟元、襟元前端部に取り付けた 止着手段によって着用、固定される。

【０００８】

【実施例】

以下本考案を、図示の実施例に基づき具体的に説明する。図１は、本考案の一 実施例を示す平面図、図２は、同上背面図、図中符号Ａがカットクロスである

【０００９】 カットクロスＡは、揆水加工したナイロンタフタに、ウレタン樹脂で防水加工 を施したものを素材として扇型で中央部分がギャザーで区切られた前身頃１、左 右大小のヨーク付き後身頃２、３、及び両袖４、５を縫着したもので襟部６は、 丸襟に仕立てられている。

【００１０】 前身頃１は脚部全体が隠れる丈に、後身頃４、５は美容椅子に腰掛けた時、裾 が邪魔にならない程度の丈に仕立てられており本実施例では前身頃１を１２０ｃ ｍ、後身頃２、３を８０ｃｍとしている。また後身頃２、３はクロスを着用し、 これらを重ね止着するために後身頃はクロスを着用し、これらを重ね止着するた めに、後身頃２を裏面襟端部と後身頃３表面襟端部には、横方向に平面ファスナ ー７、８が縫着されている。さらに７、８平面ファスナー下段に沿って後身頃２ 固定のため平面ファスナー９，１０が横方向へとりつけられている。

【００１１】 前記構成のカットクロスの使用法について説明する。カットクロスは定法に従 い、合わせを後にして着用し、襟合わせのために取付けた平面ファスナー７、８ を貼り合わせて、襟６を固定し最後に後身頃３と左肩口部を平面ファスナー９， １０を用いて固定する。

【００１２】 前記構成のカットクロス１は、合わせ部分が肩口に来るので、背中部にはなん らの障害もないので、例えば女性の長髪をカットする場合においても、ハサミあ るいは櫛が合わせ部にひっかかることがなく、カット作業をスムースに行なうこ とができる。

【００１３】 なお前記実施例においては、止着手段として平面ファスナーを用いたが、これ に限定されるものでもなく、スライドファスナースナップ等を用いることも、も とより可能である。また素材として、ポリエステルなどを使用できることはいう までもない。さらに本考案の趣旨を変更しない限度において、種々の修正及び設 計変更が可能である。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は前記の構成としたので、カット作業中、切り落とした髪が足の上に落 ちたりすることがない。

【００１５】 またカット作業中、クロスの合わせ目にハサミ、櫛がひっかかることなく、カ ット作業をスムースに行なうことができる。

【００１６】 そして首部は強化防水なので、水、パーマ液等についても浸透することがなく カット作業をスムースに行なうことができるという特有の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す平面図である

【図２】同上、背面図である。

【図３】襟部の止着状態を示す一部省略した斜視図であ
る

【符号の説明】

Ａ カットクロス １ 前身頃 ２，３ 後身頃 ４，５ 袖 ６ 襟 ７，８，９，１０ 平面ファスナー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 合成繊維を素材とし、胸部と腰部をギャ
   ザーにより切換した前身頃と、被着者の後部で重なり合
   う大小のヨーク付後身頃ヨーク付両袖とからなり、前記
   重なり合う後身頃を襟元及び、襟元前端部に取り付けた
   止着手段によって、肩口に係止させるようにしたことを
   特徴とするギャザー切換式ヨーク付肩止型カットクロ
   ス。