JPH06793Y2 - 印刷機の光学検知装置 - Google Patents

印刷機の光学検知装置

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JPH06793Y2
JPH06793Y2 JP1985144324U JP14432485U JPH06793Y2 JP H06793 Y2 JPH06793 Y2 JP H06793Y2 JP 1985144324 U JP1985144324 U JP 1985144324U JP 14432485 U JP14432485 U JP 14432485U JP H06793 Y2 JPH06793 Y2 JP H06793Y2
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optical detection
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hole
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JP1985144324U
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JPS6253381U (ja
Inventor
杉山  修
Original Assignee
株式会社篠原鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、印刷機に関し、特に、対を成す投光器及び受
光器によって用紙を検出する光学検知装置に関する。
(従来の技術) 枚葉式印刷機においては、用紙の搬送不良の検知(用
紙が各胴間で正しく受け渡されて搬送されない場合の検
知)、2枚検知(用紙が一度に2枚重ねて送られた場
合の検知)、見当検知(所定の位置に用紙が存在する
か否かを確認)、行過検知(所定の位相で用紙が給送
されたか否かを確認)といった様々の目的で、光学検知
装置が用いられる。
このような光学検知装置には、第4図に示すように、対
を成す投光器1及び受光器2によって用紙の透過光量を
検出する透過式のものや、第5図に示すように、一体と
された投光器3及び受光器4によって反射光量を検出す
る反射式のものがあり、それらの具体的構造や作動のた
めの電気回路も既に十分に公知である。
ところが、これらの光学検知装置自体の性能が如何に優
れたものであっても、実際に配設される印刷機の部位
(例えば、搬送胴やブランケット胴の近辺)における雰
囲気を十分に考慮したものでない限り、本来の性能を発
揮して前記した各種の検知を遂行することはできない。
すなわち、光学検知装置が取り付けられる印刷機本体に
は、用紙の紙粉、用紙の乾燥のために使用されるパ
ウダー、固化したインキ粒子といった多様なものが浮
遊、堆積しているのであり、これらの紙粉等が投光器や
受光器といった光学素子を覆って、感度不良ひいては作
動不良といった不都合を引き起こし易いのである。この
ような事態は、印刷機の高速化につれて増々はなはだし
いのであり、紙粉は大量に発生し、乾燥用のパウダーも
多用され、しかもインキ粒子も著しく浮遊し易い条件に
なっている。このため、作業マニュアルにおいても、始
業点検及び業中点検の際に光学検知装置に付着した紙粉
等を頻繁に除去、清掃するように強調されているのが現
状である。
従来においては、上記した光学検知装置の感度不良等を
防止するため、オペレータが圧縮空気を装置に吹き付け
て紙粉等を除去したり、また、印刷機の当該個所に専用
のファンを設けて堆積した微塵を除去することが行われ
てきた。
しかしながら、圧縮空気中にはコンプレッサの油塵が存
在するため、かえって、光学検知装置に紙粉等をこびり
付かせる結果になりがちであり、また、専用のファンを
用いても、スペースを占有するばかりで、除去のために
は力不足がいなめないものである。
(考案が解決しようとする問題点) 従って、本考案の主要な目的は、雰囲気に起因する感度
不良、作動不良を防止するために改良された印刷機の光
学検知装置を得ることにある。
本考案の他の目的は、堆積する紙粉等を完全に除去する
ことのできる光学検知装置を得ることにある。
本考案のまた他の目的は、紙粉等の除去、清掃作業を自
動化するのに最適の光学検知装置を得ることにある。
本考案の更に他の目的は、簡易な構成によって除去作業
を完全に行うことのできる光学検知装置を得ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するため、本考案に係る光学検知装
置は、投光器及び受光器の少なくとも一方の前面が透光
体11によって密閉され、投光器叉は受光器の中心と一
致した透孔17を有する上部ガイド部材16と透光体1
1との間で、透光14を有するスライドベース15と一
体とされたワイパー部材13が、スライドベース15の
一端に設けられたスプリング19及び他端に設けられた
ソレノイド21により摺動され、印刷機の非運転時には
スライドベース15が上部ガイド部材16の透孔17を
閉止し、運転時にはスライドベース15の透孔14が上
部ガイド部材16の透孔17と一致するようにしたこと
を特徴とする。
(作用) これらの構成により、光学素子を密閉、保護する透光体
の表面が機械的に清掃されるため、付着力の強い紙粉等
であっても強制的、かつ、完全に除去し得る。また、ワ
イパー部材を摺動させる構造は、スペースをとらず、か
もソレノイド等の電気的手段によって自動化するのに適
している。
(実施例) 以下、図面を参照して、本考案の実施例につき詳細に説
明する。
第1図は本考案に係る印刷機の光学検知装置の一実施例
を示す断面図、第2図は第1図の一部破断平面図、第3
図は第1図に示した装置のワイパー部材が図面の左側に
移動した状態を示す断面図である。
図面において、印刷機の任意の個所に取り付けられるス
テー5には、検知装置の基体6がボルト7によって固定
されている。検知装置の光学素子8は、投光器の場合に
は、例えば発光ダイオード、受光器の場合には受光素子
であり得る。光学素子8には、電気的接続を確保するた
めのリード線9が結合され、また、前方には適宜のレン
ズ系10が設けられている。
検知装置の光学素子8等を紙粉から保護するため、光学
素子8の前面の基体6にはガラス叉は透明プラスチック
製の透光体11が配設され、外周がOリング12によっ
て密閉されている。
従って、紙粉は、透光体11の表面までで遮られてしま
う訳であり、この表面に堆積する紙粉(印刷機の使用条
件によっては、数時間に一度の除去作業を必要とする
程、大量に発生、堆積する。)を除去しなければならな
い。
好ましくはポリウレタン等の弾性体から成るワイパー部
材13は、その一側が透光体11に密着、摺動するよう
に舌状体とされているが、勿論、このような形状は任意
である。そして、ワイパー部材13は、ほぼ中心に光を
通すための透孔14を有するスライドベース15に接
着、焼付等の手段によって一体に結合されている。
ワイパー部材13を有するスライドベース15は、基体
6に結合されて摺動運動のガイドとなる上部ガイド部材
16と透光体11との間で摺動される。勿論、この上部
ガイド部材16には、光学素子8の中心にほぼ一致し
て、やや大径の透孔17が穿設されている。
ワイパー部材13と一体のスライドベース15を図面の
左右方向に駆動して、透光体11表面の堆積物を除去す
るため、スライドベース15の一端には、支柱18を介
してスプリング19が係設されており、このスプリング
19の他端は、ステー5から立設された他の支柱20に
係設されている。また、スライドベース15の他端に
は、好ましくはソレノイドから成る駆動手段21が結合
されており、22は駆動手段21を支えるブランケット
を示す。なお、23はスライドベース15の摺動限界を
規定するストッパを示す。
本案装置の作動は明白である。すなわち、印刷機の非運
転時にはスライドベース15はスプリング19の弾性力
によっって第3図の状態にあり、従って、上部ガイド部
材16の透孔17がスライドベース15によって事実上
閉止されている。
始業時に駆動手段21に通電すると、スプリング19の
力に抗してスライドベース15がワイパー部材13とと
もに第1図の状態に移動する。この時、ワイパー部材1
3が透光体11の表面をクリーニングする。好ましく
は、始業時に上記の移動が3、4回繰り返されるように
するとよい。このような繰り返しの移動は、駆動手段2
1の電気回路を設計する際に、極めて容易に実現でき
る。
始業時における上記の如き移動が透光体11をクリーニ
ングすることとなるのは言うまでもなく、印刷運転中に
は、スライドベース15は第1図の状態となって、透孔
14、17は光を遮ることはない。
例えば印刷時間の2時間毎に、スライドベース15をワ
イパー部材13とともに駆動手段21によって数回繰り
返して移動させることとすることにより、透光体11上
の堆積物は完全に除去される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る印刷機の光学検知装置の一実施
例を示す断面図である。 第2図は、第1図の一部破断平面図である。 第3図は、第1図に示した装置のワイパー部材が図面の
左側に移動した状態を示す断面図である。 第4図及び第5図は、それぞれ透過式及び反射式の光学
検知装置を概略的に示す説明図である。 (符号の説明) 1, 3 投光器 2, 4 受光器 6 基体 8 光学素子 11 透光体 12 Oリング 13 ワイパー部材 14 透孔 15 スライドベース 16 上部ガイド部材 17 透孔 19 スプリング 21 駆動手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対を成す投光器及び受光器によって用紙を
    検出する印刷機の光学検知装置において、 前記投光器及び受光器の少なくとも一方の前面が透光体
    11によって密閉され、 投光器叉は受光器の中心と一致した透孔17を有する上
    部ガイド部材16と前記透光体11との間で、 透孔14を有するスライドベース15と一体とされたワ
    イパー部材13が、 スライドベース15の一端に設けられたスプリング19
    及び他端に設けられたソレノイド21により摺動され、 印刷機の非運転時にはスライドベース15が上部ガイド
    部材16の透孔17を閉止し、運転時にはスライドベー
    ス15の透孔14が上部ガイド部材16の透孔17と一
    致するようにしたことを特徴とする印刷機の光学検知装
    置。
JP1985144324U 1985-09-24 1985-09-24 印刷機の光学検知装置 Expired - Lifetime JPH06793Y2 (ja)

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JP1985144324U JPH06793Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24 印刷機の光学検知装置

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JPS6253381U JPS6253381U (ja) 1987-04-02
JPH06793Y2 true JPH06793Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31054814

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985144324U Expired - Lifetime JPH06793Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24 印刷機の光学検知装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642634Y2 (ja) * 1975-11-17 1981-10-05
JPS5726051U (ja) * 1980-07-19 1982-02-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6253381U (ja) 1987-04-02

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