JPH0678799U - 加熱炉ヒータ - Google Patents
加熱炉ヒータInfo
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- JPH0678799U JPH0678799U JP1965993U JP1965993U JPH0678799U JP H0678799 U JPH0678799 U JP H0678799U JP 1965993 U JP1965993 U JP 1965993U JP 1965993 U JP1965993 U JP 1965993U JP H0678799 U JPH0678799 U JP H0678799U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱炉の温度分布を均一にする。
【構成】 加熱炉1の長さ方向にヒータ5を設け、この
ヒータ5の長さ方向の断面積を加熱炉1の長さ方向の熱
の逃げ量の分布に対応して定める。
ヒータ5の長さ方向の断面積を加熱炉1の長さ方向の熱
の逃げ量の分布に対応して定める。
Description
【0001】
本考案は、加熱炉に設けられる電気抵抗ヒータに関する。
【0002】
加熱炉の加熱源として電気抵抗ヒータが用いられている。加熱炉内は均一な温 度となるようにする必要があるが、炉の構造には入出用開口等があり、熱の逃げ の大きい場所や小さい場所があるため、実際上はある程度不均一な温度分布とな っている。
【0003】 この不均一な温度分布を少なくするため、これまで、断熱材を多層化し熱の逃 げの大きい所には厚く配置したり、熱の逃げの大きい所にサブヒータを追加する 等の処置をとってきた。
【0004】
しかし、上述のように断熱材を厚くしたり、サブヒータを追加することは炉装 置を大きくするか、炉の大きさを一定にすれば、炉内の有効容積を減少させるこ とになる。また、炉装置を大きくすれば、コストも増加する。 本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので、炉装置の規模を大きくしたり 、内容積を減少することなく炉内温度の均一化を図ることの出来る加熱炉ヒータ を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案は加熱炉の長さ方向に電気抵抗ヒータを設け 、この電気抵抗ヒータの断面積を前記加熱炉の長さ方向の放熱分布に対応して定 めるようにしたものである。
【0006】
【作用】 電気抵抗ヒータの発熱量は電流一定のとき、ヒータの電気抵抗に比例し、ヒー タの電気抵抗はヒータの断面積に反比例する。そこで加熱炉の長さ方向に電気抵 抗ヒータを設け、加熱炉の長さ方向の放熱分布に従ってヒータの断面積を変化さ せ、熱の逃げの大きい所では、ヒータの断面積を小さくして電気抵抗を大きくし 、熱の逃げの少ない所では、ヒータの断面積を大きくして電気抵抗を小さくする ことにより、熱の逃げの大きい所は発熱量が大きくなり、熱の逃げの小さい所は 発熱量が少なくなるので、炉内温度をほぼ均一にすることがでいる。
【0007】
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照して説明する。 図1は本実施例の構成を示す縦断面図である。加熱炉1は円筒形で円筒内面お よび両端面には斜線で示す範囲に断熱材3を設け、図において右側の端面には入 出用の開口2が設けられている。絶縁材3の内側にはヒータ支持リング6が2個 設けられ碍子7を介して電気抵抗ヒータ5を等間隔に支持する。本実施例では2 2.5度おきに16本の電気抵抗ヒータ5を設けている。断熱材3やヒータ支持リ ング6はボルト4によって固定する。電気抵抗ヒータ5は直列に接続され給電端 子8より給電される。なお電気抵抗ヒータ5を並列に接続してもよい。加熱炉1 内の温度を検出し電気抵抗ヒータ5への電流を制御するためヒータ制御用熱電対 9を数個設ける。
【0008】 加熱炉1の開口2側は開口2があることおよび開口端面の断熱材3の厚みが薄 い等のため熱の逃げが大きい。このため電気抵抗ヒータ5の発熱分布を開口2側 で大きくする。 図2は電気抵抗ヒータ5の形状を示すもので、電気抵抗ヒータ5の断面は(b) のX−X断面図に示すように「コ」の字型をしており、長さ方向で開口2側から 1/3の範囲の面積を減少させている。
【0009】 図3は図1に示す加熱炉1における電気抵抗ヒータ5の長さ方向の断面積分布 と温度分布の1例を示す図である。 (a)は電気抵抗ヒータ5の長さ方向に断面積一定の場合である。Tは炉内の基 準温度で、本実施例の場合1600度Cとかなり高温としている。温度分布は開 口2側が内部より4度C低くなっている。 (b)は電気抵抗ヒータ5の長さ方向開口2より1/3の断面積を他の70%に した場合の温度分布で、開口2側と内部との温度差は1.7度Cとなりかなり均一 な分布となっている。 このように電気抵抗ヒータ5の長さ方向の断面積の分布を炉内の熱の逃げる量の 分布に対応させることにより炉内温度を均一にすることが出来る。
【0010】
以上の説明より明らかなように、本考案は、電気抵抗ヒータの長さ方向の炉内 の熱の逃げる量の分布に対応して電気抵抗ヒータの長さ方向の断面積を定めるよ うにしたので、炉内の温度分布をほぼ均一にすることが出来る。
【図 1】本考案の電気抵抗ヒータとこの電気抵抗ヒー
タの性能をテストする加熱炉の構成を示す図である。
タの性能をテストする加熱炉の構成を示す図である。
【図 2】実施例の電気抵抗ヒータの形状を示す図であ
る。
る。
【図 3】図1に示す加熱炉1における電気抵抗ヒータ
5の断面積分布と温度分布の1例を示す図である。
5の断面積分布と温度分布の1例を示す図である。
1 加熱炉 2 開口 3 断熱材 4 ボルト 5 電気抵抗ヒータ 6 ヒータ支持リング 7 碍子 8 給電端子 9 ヒータ制御用熱電対
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱炉の長さ方向に電気抵抗ヒータを設
け、この電気抵抗ヒータの長さ方向の断面積分布を前記
加熱炉の長さ方向の放熱分布に対応して定めるようにし
たことを特徴とする加熱炉ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019659U JP2589929Y2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 加熱炉ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019659U JP2589929Y2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 加熱炉ヒータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678799U true JPH0678799U (ja) | 1994-11-04 |
JP2589929Y2 JP2589929Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12005381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993019659U Expired - Fee Related JP2589929Y2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 加熱炉ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589929Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013098227A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Toshiba Corp | 超伝導コイルの加熱処理装置及び加熱処理方法 |
CN110068140A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-07-30 | 南京航空航天大学 | 一种近似等温壁管内加热高温空气加热器 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP1993019659U patent/JP2589929Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013098227A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Toshiba Corp | 超伝導コイルの加熱処理装置及び加熱処理方法 |
CN110068140A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-07-30 | 南京航空航天大学 | 一种近似等温壁管内加热高温空气加热器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589929Y2 (ja) | 1999-02-03 |
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Legal Events
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