JPH0678001A - ネットワークアダプタシステム - Google Patents

ネットワークアダプタシステム

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JPH0678001A
JPH0678001A JP5151429A JP15142993A JPH0678001A JP H0678001 A JPH0678001 A JP H0678001A JP 5151429 A JP5151429 A JP 5151429A JP 15142993 A JP15142993 A JP 15142993A JP H0678001 A JPH0678001 A JP H0678001A
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JP
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network
data
header
packet
checksum
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JP5151429A
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Michael I Thompson
マイケル・アイ・トンプソン
Paul T Congdon
ポール・ティー・コンドン
John L Burnett
ジョン・エル・バーネット
Frank Fiduccia
フランク・フィドゥシア
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/16Implementation or adaptation of Internet protocol [IP], of transmission control protocol [TCP] or of user datagram protocol [UDP]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L49/90Buffering arrangements
    • H04L49/9042Separate storage for different parts of the packet, e.g. header and payload
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements
    • H04L49/9047Buffering arrangements including multiple buffers, e.g. buffer pools
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    • H04L69/161Implementation details of TCP/IP or UDP/IP stack architecture; Specification of modified or new header fields
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L69/22Parsing or analysis of headers

Abstract

(57)【要約】 【目的】着信パケットのヘッダとデータを分離して別々
のメモリバッファに入れるネットワークアダプタを構成
することで、プロセッサからアプリケーションにデータ
を渡す時に、余分なデータの複写を回避できるネットワ
ークシステムを提供する。 【構成】ネットワークアダプタはヘッダ/データ分離位
置を判定し、DMAハードウエアをプログラムする。DMAハ
ードウエアはプログラムに従って分割位置に達するまで
ヘッダ101を記憶装置に転送し、最後にパッドデータ102
を加えることで、データ部分の始まり103が確実にメモ
リページ境界に来るようにする。プロセッサはアプリケ
ーションに、このデータのポインタを送ることでデータ
を渡すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はネットワークデータの
チェックサムの挿入を行うハードウエアシステムに関す
る。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】ほとんどの
複合ネットワークはそれぞれがネットワークの異なる層
で動作するいくつかのレベルのプロトコルを用いて動作
する。例えば、ISO OSI標準アーキテクチャで動作する
複合ネットワークは、物理層、リンク層、ネットワーク
層およびトランスポート層を備える。1983年8月のProce
edings of the IEEE、Vol. 71、No. 12を参照された
い。
【0003】プロトコルの各層には、一般にネットワー
クを介して送られるデータに備えられるべきさまざまな
ヘッダフィールドを必要とする。これらのヘッダフィー
ルドは行先アドレスや出所アドレスの提供、効率的なデ
ータフローの保証、およびデータ伝送におけるエラーの
検出と訂正といったさまざまな機能に用いられる。典型
的には、ヘッダフィールドの生成、ヘッダフィールド中
の情報の解読およびデータの複製にかなりのCPU時間が
費やされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の好適実施例で
は、計算機システムが提供される。この計算機システム
はネットワークに接続されている。この計算機システム
は主記憶装置とネットワークアダプタを備える。ネット
ワークアダプタはネットワークからネットワークパケッ
トを受け取る。ネットワークアダプタはこのネットワー
クパケットのヘッダとネットワークパケットに含まれた
データの間の分割位置を判定する。このネットワークア
ダプタはネットワークパケットのヘッダを主記憶装置の
第1のメモリバッファに入れ、主記憶装置の第2のメモリ
バッファの先頭にネットワークパケットによって含まれ
たデータを入れる。第1のメモリバッファのネットワー
クパケットのヘッダが入っていない部分にはパッドデー
タが入る。
【0005】この発明の好適実施例では、ネットワーク
アダプタは、ネットワークアダプタがネットワークパケ
ットから判定する分割オフセットカウントを用いてネッ
トワークパケット中のヘッダとデータの間の分割を判定
することができる。この分割オフセットカウントと第1
のメモリバッファの大きさを用いて、ネットワークアダ
プタは分割オフセットカウントに基づいた第1のカウン
トと第1のメモリバッファの大きさに基づいた第2のカウ
ントを開始することができる。ネットワークパケットか
ら第1のメモリバッファに送られるヘッダの各バイト毎
に、ネットワークアダプタは第1のカウントと第2のカウ
ントの両方をデクリメントする。第1のカウントがゼロ
になると、ネットワークアダプタは第1のメモリバッフ
ァにパッドデータを送り、ネットワークパケットから第
1のメモリバッファに送られるパケットデータのバイト
毎に第2のカウントをデクリメントし続ける。ネットワ
ークアダプタは第2のカウントがゼロになるまで第1のメ
モリバッファにパッドデータを送り続ける。
【0006】この好適実施例ではさらに、ホストプロセ
ッサが主記憶装置中にネットワークパケットヘッダを構
成した後、ホストプロセッサによってネットワークヘッ
ダの前にパッドバイトとこのパッドバイトのカウントが
追加される。その結果得られるパッドバイトとパッドバ
イトのカウントを含むネットワークパケットは、所定の
複数バイト境界から始まる。次に、主記憶装置からネッ
トワークアダプタへネットワークパケットのDMA転送が
行われる。ネットワークアダプタはネットワークパケッ
トをネットワーク上で転送する前にネットワークパケッ
トからカウントとパッドバイトを除去する。
【0007】この発明はシステムプロセッサによるネッ
トワークパケットの取扱を簡単にする。データを新しい
メモリバッファに置くことによって、システムプロセッ
サは、単にアプリケーションにデータへのポインタを送
るだけで、アプリケーションにデータを送ることができ
る。これによって、アプリケーションのメモリ空間への
時間のかかるデータの複写を不要にする。また、送出ネ
ットワークパケットにパッドバイトとカウントを加える
ことによって、主記憶装置からネットワークアダプタへ
のDMA転送を行うためのデータの複写を除去することが
できる。
【0008】
【実施例】図1はネットワーク30を介して計算機システ
ム20に接続された計算機システム10を示す簡略化したブ
ロック図である。計算機システム10はプロセッサ15、キ
ャッシュ14、主記憶装置11およびネットワークアダプタ
12を有する。メモリバス13はプロセッサ15(キャッシュ
14を介して)、記憶装置11およびネットワークアダプタ
12を接続する。ネットワークアダプタ12はネットワーク
30へのインターフェースとして機能する。計算機システ
ム20はプロセッサ25、キャッシュ24、記憶装置21および
ネットワークアダプタ22を備える。メモリバス23はプロ
セッサ25(キャッシュ24を介して)、記憶装置21および
ネットワークアダプタ22を接続する。ネットワークアダ
プタ22はネットワーク30へのインターフェースとして機
能する。この発明はネットワーク30を介して送られるデ
ータのヘッダフィールドの構成と解読を簡略化するため
のネットワークデータの性能に関する。
【0009】図2はネットワーク30を介して転送される
メッセージのデータフローを示す。データパス51とデー
タパス52はヘッダ或いはメッセージを形成するデータの
一部として用いられるキャッシュ14中の任意の情報のキ
ャッシュ14から記憶装置11へのフラッシング(或いはラ
イトスルー)を表わす。データパス54はネットワーク30
を介したデータフローを表す。データパス55はネットワ
ーク22から記憶装置21へのDMA転送を表す。データパス5
3は記憶装置11からネットワークアダプタ12へのDMA転送
動作を表わす。データパス56及びデータパス57は、ネッ
トワークアダプタ22から記憶装置21へのDMA転送によっ
て古くなったデータを有するキャッシュ24中の記憶場所
の無効化を表わす。
【0010】メッセージ用の簡略化されたデータパスを
達成するために、ネットワークアダプタ12とネットワー
クアダプタ22は通常はそれぞれプロセッサ15とプロセッ
サ25によって実行される三つの動作を実行する。以下の
説明はこれらの動作がネットワークアダプタ12によって
実行される態様に関する。しかしながら、ネットワーク
アダプタ12とネットワークアダプタ22は性能上同じであ
るため、以下の説明はネットワークアダプタ22の動作に
もあてはまる。
【0011】第1の動作はネットワークアダプタ12によ
るネットワークデータチェックサムの生成と挿入であ
る。ネットワークアダプタによってチェックサム計算を
実施することによって、プロセッサ15が負う追加のオー
バヘッドや時間をほとんど要することなくチェックサム
の生成と挿入を行うことができる。
【0012】外方向には、プロセッサ15は適正なチェッ
クサム方法とその結果を挿入する位置を示すネットワー
クアダプタ12チェックサム制御情報を提供する。この制
御情報はデータパス53に沿って伝わるDMAデータストリ
ーム中のパケットに付加される。データが記憶装置11か
ら転送されるとき、ネットワークアダプタ12はチェック
サムを計算する。転送が終わったとき、ネットワークア
ダプタ12はパケットをネットワーク30上に送出する前に
このチェックサムをパケット中の適当な位置に挿入す
る。
【0013】内方向には、ネットワークアダプタ12はパ
ケットヘッダをデコードし、チェックサム制御情報を内
部レジスタに直接プログラムする。ネットワークアダプ
タ12はパケットを記憶装置11に転送するときチェックサ
ムを計算する。ネットワークアダプタ12がチェックサム
の計算を終えると、ネットワークアダプタ12はその結果
を記憶装置11に転送されているデータストリームに付け
加える。プロセッサ15はこのチェックサム結果をパケッ
トチェックサムと比較してデータを確かめる。
【0014】ネットワークアダプタが実行する第2の動
作はネットワークアダプタ12から記憶装置11への着信パ
ケットの転送中のヘッダとデータの自動分離である。転
送中にヘッダとデータを分割することによって、データ
をホストメモリ中のページ調整された境界に置くことが
できる。メモリページは仮想ページ再マッピング(remap
ping)によって適当なアプリケーションに引き渡すこと
ができる。この処理は簡単な仮想ポインタ操作によって
行うことができ、パケットがネットワークアダプタ12に
よって記憶装置11に転送された後にデータを複写する必
要がなくなる。
【0015】ネットワークアダプタ12はヘッダ/データ
分割位置を判定し、この値を用いてDMAハードウエアを
プログラムする。このDMAハードウエアは分割位置に達
するまでヘッダのバイトをカウントダウンする。パッド
データを加えることによって、DMAハードウエアはパケ
ットのデータ部分の始まりが確実にメモリページ境界に
来るようにする。この処理は上述したチェックサム処理
と平行して実行される。
【0016】ネットワークアダプタ12が実行する第3の
動作は、ネットワークヘッダの位置合わせである。これ
は、ネットワークリンクヘッダ中に見つけ出される特定
の値に基づくパッドバイトの挿入によって行われる。多
くのプロセッサは対応する複数バイト境界に位置合わせ
されていない複数バイトフィールドにアクセスすること
ができない。プロセッサはデータにアクセスするために
このバイトを補助バッファに複写しなければならない。
ネットワークアダプタ12はこの複写を不要にする。
【0017】ネットワークアダプタ12はネットワークリ
ンクヘッダの行先サービスアクセスポイント(DSAP)フィ
ールド中の特定の値に対する着信バイトストリームを探
索する。ハードウエアはこのDSAPフィールド中の値に基
づいてDSAPフィールドと出所サービスアクセスポイント
(SSAP)フィールドの間に0から3個の数のパッドバイトを
挿入する。それに続くヘッダはこのデータストリーム中
で4バイトに調整される。
【0018】図3から図6はこの発明の好適実施例にした
がって送出されるメッセージのヘッダの例を示す。図3
はDSAPパッドバイトの挿入前のFDDIスナップへッダ110
を示す。媒体ヘッダ110は1バイトのフレーム制御(FC)フ
ィールド111を含む。6バイトの行先アドレスフィールド
112によってパケットを受信する局の媒体アドレスが与
えられる。6バイトの出所アドレスフィールド113によっ
てパケットを送信する局の媒体アドレスが与えられる。
【0019】1バイトのDSAPフィールド114が現在使用さ
れており、媒体ヘッダフォーマットにサービスの型を定
義する。DSAPがAA(16進値)に等しい場合、媒体ヘッダ
110はSNAPヘッダであり、3バイトのパッドがDSAPフィー
ルド114の後に挿入される。DSAPがFC(16進値)に等し
い場合、媒体ヘッダ110はHP拡張サービスアクセスポイ
ントであり、1個のパッドバイトがDSAPフィールド114の
後に挿入される。この発明では、他のすべてのDSAP値に
ついてはパッドバイトの挿入は発生しない。これは、例
えばFDDI 802.2ヘッダ等の他のヘッダは追加のパッドの
挿入を要しないためである。
【0020】1バイトのSSAPフィールド116は出所サービ
スアクセスポイントを含む。この好適実施例のLLC 802.
2タイプ1制御(CTRL)フィールド117は常に、番号の付い
ていない情報を示す3に設定される。3バイトの編成IDフ
ィールド118はこの好適実施例では処理されない。2バイ
トのSNAP型フィールド119はこの好適実施例では処理さ
れない。
【0021】リンクヘッダの上述のフィールドの後、IP
ヘッダ120の後にTCPヘッダ或いはUDPヘッダが続く。IP
ヘッダ120の長さは20バイト以上である。TCPヘッダの長
さは20バイト以上である。UDPヘッダの長さは8バイトで
ある。
【0022】ヘッダを位置合わせするために、この好適
実施例ではDSAPフィールド中の値に基づいてDSAPフィー
ルド114とSSAPフィールド116の間に0から3個のパッドバ
イトを挿入する。後続のヘッダはデータストリーム中で
4バイト調整される。媒体ヘッダ110において、DSAPはAA
(16進値)に等しく、これは媒体ヘッダ110がSNAPヘッ
ダであることを示す。したがって、3バイトのパッド115
が図4に示されるようにDSAPフィールド114の後に挿入さ
れる。
【0023】図5はDSAPパッドバイトの挿入前のFDDI HP
拡張ヘッダ130を示す。媒体ヘッダ130は1バイトフレー
ム制御(FC)フィールド131を含む。6バイト行先アドレス
フィールド132によってパケットを受信する局の媒体ア
ドレスが与えられる。6バイト出所アドレスフィールド1
33によってパケットを送信する局の媒体アドレスが与え
られる。
【0024】1バイトのDSAPフィールド134が使用されて
おり、媒体ヘッダのフォーマットに従ったサービスの型
を定義する。DSAPがFC(16進値)に等しい場合、媒体ヘ
ッダ130はHP拡張サービスアクセスポイントであり、1個
のパッドバイトがDSAPフィールド134の後に挿入され
る。1バイトのSSAPフィールド136は出所サービスアクセ
スポイントを含む。この好適実施例のLLC 802.2タイプ1
制御(CTRL)フィールド137は常に、番号の付いていない
情報を示す3に設定される。3バイトのHP拡張サービスア
クセスポイント(HPXSAP)スペーシングフィールド138が
確保される。2バイトの行先拡張サービスアクセスポイ
ント(DXSAP)フィールド139と2バイトの出所拡張サービ
スアクセスポイント(SXSAP)フィールド140は特定のプロ
トコルの一部として用いられる。
【0025】リンクヘッダの上述のフィールドの後、IP
ヘッダ141の後にTCPヘッダ或いはUDPヘッダが続く。
【0026】ヘッダを位置合わせするために、この好適
実施例ではDSAPフィールド中の値に基づいてDSAPフィー
ルド134とSSAPフィールド136の間にパッドバイトを挿入
する。後続のヘッダはデータストリーム中で4バイト調
整される。媒体ヘッダ130において、DSAPはFC(16進
値)に等しく、これは媒体ヘッダ130がHP拡張サービス
アクセスポイントヘッダであることを示す。したがっ
て、一個のパッドバイト135が図6に示されるようにDSAP
フィールド134の後に挿入される。
【0027】図7はこの好適実施例のネットワークアダ
プタ12の実施に用いられる論理の一部のブロック図であ
る。ネットワークアダプタ12はバックプレーンバス33を
介して計算機システム10のバックプレーンDMAコントロ
ーラ31に接続されている。バックプレーンDMAコントロ
ーラ31は記憶装置11とネットワークアダプタ12の間のDM
Aを実行する。
【0028】ネットワークアダプタ12はフロントプレー
ンコントローラ32を介してネットワーク30に接続されて
いる。例えば、この好適実施例では、ネットワーク30は
FDDIネットワークであり、フロントプレーンコントロー
ラ32はCalifornia 95051, Santa Clara, Semiconductor
Drive 2900のCalifornia州法人、National Semiconduc
tor Corporationの販売するLANコントローラDP83261の
ようなLANコントローラである。
【0029】フロントプレーン論理セルアレー(LCA)45
はフロントプレーンコントローラ32を介してネットワー
ク30との間でデータの送受信を行う。LANコントローラ3
2はネットワーク30との間のデータパケットの送出と受
信をつかさどる。
【0030】送出転送を行う場合、フロントプレーンLC
A 45はLANコントローラ32による転送を行うべく、DMAバ
ス49からの32ビットワードを8ビットバイトにアンパッ
クする。フロントプレーンLCA 45はまたプロセッサ15に
よって挿入されたFCパッドバイトのカウント値を備える
出力ストリームの第1のバイトを見て、このFCパッドバ
イトを取り除いて、パケットの残りをLANコントローラ3
2に送る。フロントプレーンLCA 45は外方向先入れ先出
し記憶装置(FIFO)に送出用のデータをロードする。フロ
ントプレーンLCA 45は次にパケットの送出を行うために
LANコントローラ32とのハンドシェークを制御する。
【0031】着信転送については、フロントプレーンLC
A 45はLANコントローラ32からの状態表示行を見て着信
パケットのフラッシングを発生させるエラー条件を監視
しながら、着信FIFOにデータをハンドシェークする。フ
ロントプレーンLCA 45はLANコントローラ32からのバイ
トストリームを取り、それをDMAバス49用の32ビットワ
ードストリームにパックする。フロントプレーンLCA 45
はデータをパックしながら、受信中のパケットの長さを
追跡し、この長さをパケットの最後にパケット状態の一
部として挿入する。フロントプレーンLCA 45はまたDSAP
フィールド用の入力ストリームを走査して、残りのヘッ
ダとデータを位置合わせするためにどのような種類のパ
ッドが必要であるかを判定する。DSAPフィールドを発見
すると、フロントプレーンLCA 45は0-3バイトのDSAPパ
ッドを挿入する。フロントプレーンLCA 45はEDRCVD行を
検知してパケットの終わりを検出すると、LANコントロ
ーラ32から検知されたパケットの状態とパケットの長さ
を挿入する。0-3バイトのパッドを挿入して、この状態
と長さが単一の32ビットワードに確実に納まるようにす
る。この長さフィールドは状態および長さのワード、す
なわちSLLW、或いはチェックサムLCA 42に加えられたチ
ェックサム結果を位置合わせするために詰め込まれたバ
イト数を含まない。
【0032】バックプレーン論理セルアレー(LCA)41
は、バックプレーンDMAコントローラ31を介してメモリ
バス13との間のデータの送受信を行う。
【0033】DMAバス49はラッチ46によってプロセッサ
バス38から分離されている。中央処理装置(CPU)37、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)36、不揮発性RAM(NOVRAM)3
5、読み出し専用記憶装置(ROM)34がプロセッサバス38に
接続されている。例えば、プロセッサバス38の幅は32ビ
ットであり、CPU 37はCalifronia, Milpitas, Ames Ave
nue 801のMotorola Communications and Electronics I
nc. から販売している25メガヘルツ(MHz)のプロセッサ
クロック速度を有する68020プロセッサである。CPU 37
は自己テスト機能、(例えば初期設定のための)フロン
トプレーンのチップセット制御、FDDIリンクの接続管
理、およびその他のさまざまな機能を提供するのに用い
られる。CPU 37用のコードはROM 34に備えられている。
スタートアップ時に、CPU 37はこのコードをRAM 36に複
写し、コードをそこから実行する。これによって、CPU
37は待ち状態命令サイクルなしで実行することができ
る。
【0034】チェックサム論理セルアレー(LCA)42、DMA
制御論理セルアレー(LCA)43およびスロットメモリ44がD
MAバス49に接続されている。
【0035】DMAバス49は、チェックサムLCA 42、DMA制
御LCA 43、バックプレーンLCA 41およびスロットメモリ
44とともにLANコントローラ32とバックプレーンDMAコン
トローラ31の間で高スループット、低待ち時間でデータ
を移動させるためのデータパイプとして機能する。この
データパイプはまた、チェックサムハードウエアを支援
し、データを操作してヘッダ、データおよびバッファの
不適切な位置合わせを修正する。また副次的な機能とし
ては、このデータパイプはCPU 37によるデータストリー
ムへの限定されたアクセスを提供し、そのさい転送性能
にほとんど影響を与えない。
【0036】スロットメモリ44は50メガバイト/秒の帯
域幅を提供するように設計された高速スタティックRAM
のブロックである。この帯域幅はLANコントローラ32、
バックプレーンDMAコントローラ31、およびCPU 37の間
で時分割多重によって共用される。スロットメモリ44へ
のアクセスはすべてDMAコントローラLCA 43によって制
御される。スロットメモリ44は論理的には(最大サイズ
のFDDIパケットに十分な)8Kバイトに分割され、これに
パケットが入る。このスロットの概念はメモリ管理の簡
単な方法を提供する。
【0037】DMAコントローラLCA 43の主たる機能は、
スロットメモリ44を管理することである。DMAコントロ
ーラLCA 43はスロットメモリ44との間のデータ転送要求
を受理し、適切なクライアントにデータを移動させるの
に必要なアドレスとデータストローブを生成する。他に
はスロットメモリ44に直接アクセスできる装置はない。
このメモリ管理法は、すべてのアクセスが短時間にす
み、装置間で相互に遅延を発生させないことを保証す
る。
【0038】DMAコントローラLCA 43は二つのDMAチャン
ネルを提供する。一つはバックプレーンDMAコントロー
ラ31との間の転送のためのチャンネルであり、もう一つ
はLANコントローラ32との間の転送のためのチャンネル
である。DMAコントローラLCA 43はまたCPU 37によるス
ロットメモリ44へのアクセスのための代理として機能す
る。DMAコントローラLCA 43はCPU 37がロードできるCPU
アドレスレジスタを有し、これはCPU 37がスロットメモ
リ44へのアクセスを要求するときに用いられる。CPU 37
がデータを要求するとき、DMAコントローラLCA 43はCPU
アドレスレジスタによって指示された場所からデータを
取り出し、それをラッチ46でラッチしてCPU 37が後でア
クセスできるようにする。DMAコントローラLCA 43はま
たもう一つのアドレスレジスタを有し、このアドレスレ
ジスタはチェックサムLCA 42が送出パケットにチェック
サムを挿入できるようにする。
【0039】チェックサムLCA 42はデータ転送中にデー
タバスを探索し、バックプレーンDMAコントローラ31と
スロットメモリ44の間でデータが移動されるときチェッ
クサムを計算する。チェックサム動作を実行するため
に、チェックサムのさまざまなパラメータはまずチェッ
クサムLCA 42にプログラムされなければならない。これ
はこの構成をデータストリームに挿入することによって
達成される。
【0040】チェックサムLCA 42はチェックサム型(無
し、TCP、UDP)、チェックサム開始オフセット、チェッ
クサム停止オフセットおよびチェックサム挿入オフセッ
ト(送出データパケットにのみ用いられる)で構成され
る。すべてのチェックサムオフセットパラメータは、パ
ケットのBYTEオフセットである。
【0041】この好適実施例では、チェックサムLCA 42
はARPAサービスだけを処理する。チェックサムLCA 42は
任意のバイトオフセットである開始および停止オフセッ
トを正しく処理する。これは、ARPAチェックサムの性質
が単純であるために行うことができるが、他のチェック
サム(すなわちOSI)については、これでは十分ではな
い。
【0042】チェックサム停止オフセット値はチェック
サムが停止する正確なオフセットでなければならない。
チェックサムがパケットの最後まで実行されねばならな
い場合にも正確なオフセットを有しなければならない。
チェックサムLCA 42はパケット終端(EOP)ビットに達し
た場合、チェックサムを停止するが、チェックサムLCA4
2はそのワードのすべてのバイトが有効であるかどうか
がわからず、有効であると仮定する。したがって、停止
オフセットが正確でないと不要バイトが含まれることが
ある。
【0043】図15はチェックサムLCA 42のブロック図を
示す。型および状態レジスタ186がチェックサムの型を
記憶する。開始オフセットレジスタ187が開始オフセッ
トを記憶する。停止オフセットレジスタ188が停止オフ
セットを記憶する。挿入オフセットレジスタ189が挿入
オフセットを記憶する。チェックサム累算器182がDMAバ
ス49上のデータストリームのチェックサムを計算する。
チェックサムはチェックサムレジスタ184に記憶され
る。マルチプレクサ183がチェックサムレジスタ184に入
れるべきチェックサム累算器182の結果或いはDMAバス49
上の値を選択する。ラッチ185はチェックサム184をDMA
バス49にラッチするのに用いられる。制御181はチェッ
クサムLCA 42の動作を制御する。図15のブロック図は一
つのチェックサム累算器だけを示すが、異なるチェック
サムアルゴリズムのための追加のチェックサム累算器を
設けることもできる。これらはチェックサムレジスタ18
4に多重化することができる。
【0044】バックプレーンLCA 41はバックプレーンDM
Aコントローラ31とデータをハンドシェークし、データ
をパックおよびアンパックし、またバックプレーンDMA
コントローラ31を介して転送されるデータの適正な位置
合わせを提供するのに用いられる。
【0045】以下にチェックサム挿入を含む送出転送を
説明する。この好適実施例において、ネットワークアダ
プタ12は常に読み出し保留状態にある。これによって、
着信パケットはプロセッサ15に迅速に達することができ
る。このため、プロセッサ15はまずネットワークアダプ
タ12に送出転送が来ていることを知らせて、ネットワー
クアダプタ12がそれを受ける準備ができるようにしなけ
ればならない。また、送出パケットはデータストリーム
にチェックサムが挿入されていなければならないため、
パケットはチェックサムが挿入されるまでは送出されて
はならない。このため送出パケットはチェックサム処理
が終わるまでスロットメモリ44に止められる。
【0046】以下にチェックサムを挿入し送出パケット
を送るために行われなければならないことを説明する。
送出パケットは記憶装置11に構成されねばならない。プ
ロセッサ15はパケットに適当なチェックサム制御ヘッダ
を付けねばならない。
【0047】例えば、図8は記憶装置11中に構成された
送出パケット60を示す。送出パケット60はチェックサム
制御ヘッダ61、リンクレベルヘッダ62、IPヘッダ63、ト
ランスポートヘッダ64およびユーザデータ65を含む。チ
ェックサム制御ヘッダは開始オフセットフィールド71、
停止オフセットフィールド75、アルゴフィールド72、方
向フィールド73、挿入フィールド74および挿入オフセッ
トフィールド76を含むものとして示されている。開始オ
フセットフィールド71は、チェックサムを開始すべきバ
イトを示す。停止オフセットフィールド75は停止オフセ
ット、すなわち、チェックサムを行うべきバイト数を示
す。またフィールド72は使用されるチェックサムアルゴ
リズム(TCP、UDPその他)を示す。方向フィールド73は
データフローの方向(送信或いは着信)を示す。挿入フ
ィールド74は送出パケットにチェックサムを挿入すべき
かどうかを示す。挿入オフセットフィールド76はチェッ
クサムを挿入すべき場所を示す。
【0048】図9はFCパッドバイト160を記憶装置11にい
かに挿入してヘッダを複数バイト境界、例えば16バイト
境界に沿って位置合わせするかを示す。図9において、
リンクレベルヘッダ62は1バイトのフレーム制御(FC)フ
ィールド161、6バイトの行先アドレスフィールド162、6
バイトの出所アドレスフィールド163、1バイトのDSAPフ
ィールド164、1バイトのSSAPフィールド166、制御(CTR
L)フィールド167、および他のフィールド(図示せず)
を含む。DMAのためのヘッダの位置合わせを可能にする
ために、FCフィールド161の前にFCパッドバイトが加え
られる。FCパッドカウントフィールド159は加えられるF
Cパッドバイトの数を示す。
【0049】FCパッドを用いると、プロセッサ15上で動
作するネットワーキングプロトコルソフトウエアは、リ
ンクヘッダを特別の複数バイト境界に強制することなく
主記憶装置11中にそのヘッダを構成することができる。
一般に、ヘッダは後ろから前へ構成される。したがっ
て、ヘッダの第1バイトは必ずしも特定のバイト境界に
位置合わせされない。従来の技術では、ヘッダが主記憶
装置11からのDMA用に適正に位置合わせされていないと
き、ネットワークアダプタ12へのDMAの前にこのヘッダ
を複写する必要があった。この好適実施例では、DMA転
送の第1のバイトはこのDMAが位置合わせされた(すなわ
ち、キャッシュ行境界)場所で開始されうるようにする
ためにヘッダの前のFCパッドバイトの数の信号を発する
FCカウントである。DMA転送が16バイト境界で始まるよ
うに追加のFCパッドバイトが加えられる。
【0050】記憶装置11中に送出パケットが構成される
と、バックプレーンDMAコントローラ31が記憶装置11か
らネットワークアダプタ12へのデータの移送を開始す
る。DMAコントローラLCA 43はバックプレーンLCA 41か
らスロットメモリ44に、チェックサムLCA 42とDMAコン
トローラLCA 43の構成データを含むチェックサム制御61
以外のデータを移送する。
【0051】DMAコントローラLCA 43はチェックサム制
御ヘッダ60の挿入フィールド74をチェックして、このパ
ケットにチェックサムを挿入すべきが否かを判定しなけ
ればならない。チェックサムを挿入すべき場合には、チ
ェックサムが挿入されるまで送出パケット60をスロット
メモリ44に格納しなければならない。これを図10に示
す。
【0052】DMAコントローラLCA 43がバックプレーンL
CA 41からスロットメモリ44にデータを移送するとき、
チェックサムLCA 42はDMAバス49上のデータを探索し、
そのデータが通過する際にそれをチェックサムする。こ
の好適実施例では、16ビット桁上げ加算が用いられる。
チェックサムは開始オフセットフィールド71によって指
定されるバイトから開始され、停止オフセットに達する
か、或いはパケット終端(EOP)が検出されるまで続けら
れる。チェックサムLCA 42はチェックサムの一部ではな
いバイトをマスクする。これによってチェックサムは任
意のバイト境界で開始および停止しうることになる。こ
れはARPAサービスでは良好に機能するが、他の種類のチ
ェックサムについてはアルゴリズムを多少変更する必要
がある。
【0053】図11はネットワークパケットに付加される
チェックサムを示す。データの最終ワードがバックプレ
ーンLCA 41によってラッチされると、バックプレーンDM
Aコントローラ31に示すように、バックプレーンLCA 41
がその旨の信号をチェックサムLCA 42に送る。この信号
を受け取ると、チェックサムLCA 42はデータバス49上に
チェックサム値77をアサート(assert)し、DMAコントロ
ーラLCA 43に挿入オフセットフィールド76に与えられた
オフセットでスロットメモリ44へのチェックサム値77の
書き込みを行うよう信号を出す。また、パケットの終端
を検出すると、バックプレーンDMAコントローラ31はプ
ロセッサ15に割り込みをかける。プロセッサ15が送出転
送を終えれば、プロセッサ15はネットワークアダプタ12
に読み出しを通知する。プロセッサ15が別の送出転送を
行いたい場合、プロセッサ15は次の送出転送に進む。
【0054】チェックサム値77がスロットメモリ44に書
き込まれると、DMAコントローラLCA43はネットワーク30
への転送のためにスロットメモリ44からLANコントロー
ラ32へのデータの移動を開始する。フロントプレーン制
御LCA 45が32ビットデータストリームを8ビットデータ
ストリームにアンパックする。このデータストリームは
フレーム制御バイトとその前のFCパッドバイトを含む。
フロントプレーン制御LCA 45はFCパッドバイトを取り除
き、残りのデータストリームをLANコントローラ32に送
る。
【0055】送出転送はまたチェックサムの挿入を行わ
ずに送ることもできる。この送出パケットにはチェック
サムを挿入する必要がないため、このパケットは送出の
ために直ちにLANコントローラ32に流すことができる。
チェックサムの挿入を行わないことは、このパケットに
ついてチェックサムを計算することができないという意
味ではない。例えば、IPフラグメント列を処理している
とき、初めのN個のパケットについてチェックサムが計
算され、N+1番目のパケットにはその総計が挿入され
る。初めのN個のパケットは直ちにLANコントローラ32に
流すことができる。
【0056】以下の処理は着信パケットを受信するため
に行われる。着信パケットがLANコントローラ32に到着
し初める。LANコントローラ32はフロントプレーン制御L
CA 45にデータの到着を知らせる信号を発する。フロン
トプレーン制御LCA 45はこのデータをフロントプレーン
制御LCA 45内のバッファにクロックする。受信されたバ
イトの数が一定のしきい値を超えると、DMAコントロー
ラLCA 43に信号が与えられて、スロットメモリ44へのデ
ータの移送が開始される。
【0057】図12はスロットメモリ44に移送される着信
パケット80を示す。データがスロットメモリ44に入ると
き、フロントプレーン制御LCA 45は着信パケット内のDS
APフィールドを探す。これが発見されると、フロントプ
レーン制御LCA 45はDSAPの値に基づいてパッドバイトを
挿入し、パケットのデータとヘッダ部分を位置合わせす
る。
【0058】パッドバイトが挿入された後、DMAコント
ローラLCA 43が残りのデータをスロットメモリ44に移動
する。パケットの終端に達すると、フロントプレーン制
御LCA 45がLANコントローラ32からの状態ビットとパケ
ット長をデータストリームの最後に付け加える。フロン
トプレーン制御LCA 45はまた、先行パッドを付けること
によって状態/長さワードを調整された長いワードにす
る。フロントプレーン制御LCA 45は状態/長さワードの
最終バイト上にEOPビットをアサートする。
【0059】DMAコントローラLCA 43はデータをスロッ
トメモリ44のスロットに移動する。移動されたバイトの
数が一定のしきい値を超えると(例えば32バイト)、CP
U 37に割り込みが発生し、スロットメモリ44からのヘッ
ダの読み出しを開始できる旨の信号が発せられる。CPU
37はこのヘッダを分析してチェックサムの型、開始オフ
セットおよび停止オフセットを判定する。CPUはまた、
ヘッダをどこでデータから分離するかを判定する。
【0060】DMAコントローラLCA 43はCPU 37による分
析を待つ処理待ちパケットの数を追跡するカウンタを有
する。
【0061】CPU 37はヘッダを分析し、ヘッダ/データ
分割情報とチェックサム情報を、DMAコントローラLCA 4
3内のCPUアドレスレジスタを用いてスロットメモリ44に
書き込む。チェックサム型が無しである場合、開始フィ
ールドと停止フィールドは無視され、書き込みの必要は
ない。
【0062】転送の最初の3ワードはバックプレーンLCA
41には与えられないが、現在の着信パケットのチェッ
クサム構成をロードするためにチェックサムLCA 42によ
ってラッチされる。
【0063】次のワードはプロセッサ15へのデータとし
て渡されるのと同様に、バックプレーンLCA 41によって
バックプレーンLCA 41内の内部分割オフセットカウンタ
にロードされる。内部分割オフセットカウントはヘッダ
バッファ長に基づき、ヘッダがいつプロセッサ15に送ら
れたか、またいつデータバイトのパッドを開始してその
データ連鎖の最初のバッファを満たすべきかを判定する
のに用いられる。
【0064】バックプレーンLCA 41は32ビットデータス
トリームをミッドプレーンバス49からバックプレーンDM
Aコントローラ31に転送するための16ビットデータスト
リームにアンパックする。これはDMA転送を終了させる
パケット終端(EOP)が検出されるまで続けられる。
【0065】DSAPパッドはヘッダ/データ分割が4バイ
ト境界上であることを確実にし、したがって奇数バイト
の位置合わせを行う必要がなくなる。CPU 37がヘッダ/
データ分割が偶数バイト境界上でないと判定する場合、
着信パケットはいずれにしても記憶装置に転送されなけ
ればならず、位置合わせはプロセッサ15によって修正さ
れねばならない。バックプレーンLCA 41は奇数分割オフ
セットを検出すると、プロセッサ15によってアクセス可
能な状態レジスタにエラー表示をセットする。
【0066】データが記憶装置11に送られると、バック
プレーンLCA 41は分割オフセットカウントとヘッダバッ
ファ長カウントをデクリメントする。ヘッダバッファ長
カウントはメモリバッファ中のバイト数に初期設定され
る。分割オフセットカウントがゼロになると、バックプ
レーンLCA 41はパッドデータの送出を開始し、またヘッ
ダバッファ長カウントがゼロになるまでそのデクリメン
トを開始する。これによってヘッダだけが入るように設
計された最初のバッファがいっぱいになる。このとき、
バックプレーンLCA 41はスロットメモリ44からのデータ
の送出を再開する。これがページ調整されて終了するデ
ータペイロードとなる。代替好適実施例において、分割
オフセットカウントがゼロになるとき、バックプレーン
LCA 41はパッドデータを送ることなく次のメモリバッフ
ァへのデータの送出を開始する。この代替好適実施例で
は、より効率的な転送が可能であり、バックプレーンDM
Aコントローラがこれを実施できることが望ましい。
【0067】図13はその結果得られる記憶装置11中の位
置合わせを示す。記憶装置11には、ヘッダバッファ91、
データバッファ92およびデータバッファ93を示す。ヘッ
ダバッファは記憶装置の小部分である。データバッファ
92および93はそれぞれ記憶装置11の一つのページを表わ
す。例えば、記憶装置の各ページは2048バイトのデータ
を含む。データのページ調整を確実に行うために、パケ
ットヘッダ101の後にパッドデータ102が加えられて、ヘ
ッダバッファ91が満たされる。これによってパケットデ
ータ103はデータバッファ92の始めに置かれる。必要で
あれば、次のデータバッファ93に追加のパケットデータ
104を入れることもできる。
【0068】データの最終ワードがバックプレーンLCA
41にラッチされるとき、EOPビットがセットされる。こ
のワードは状態長ロングワード(Status Length Long Wo
rd (SLLW))である。バックプレーンLCA 41はこの最後の
32ビットのデータが記憶装置11中の8バイト境界上に来
るかどうかを見る。そうでない場合、パッドバイトを送
ってこの位置合わせをさせる。これは、プロセッサ15が
状態情報およびチェックサム情報を迅速に発見する上で
助けになる。次に、SLLWが送られる。
【0069】図14にネットワークアダプタによりホスト
システムに送られるネットワークパケットを示す。バッ
クプレーンLCA 41はSLLWを送った後、チェックサム結果
87の入ったパイプラインデータバスからのさらにもう一
つのワードを読み込む。チェックサム結果87はDMA転送
終了の信号とともにバックプレーンDMAコントローラ31
に転送される。これでDMA転送が終わり、バックプレー
ンDMAコントローラ31がプロセッサ15に対する割り込み
を発生してDMA転送終了を知らせる。プロセッサ15はこ
の割り込みがあると、着信転送の長さを(ワードで)示
すバックプレーンLCA 41内の状態レジスタを読み出す。
この状態レジスタはまたネットワークアダプタ12上でエ
ラーが発生したかどうか、及び、それ以上の着信或いは
送出処理を行うバッファがネットワークアダプタ12上に
存在するかどうかを示す。
【0070】以上の説明はこの発明の方法の例と実施例
を開示し説明するものにすぎない。当業者には理解され
るように、この発明はその精神或いは基本的特性から離
れることなく他の形態で実施することができる。したが
って、この発明の開示は例として行うものであり、本発
明の特許請求の範囲を限定するものではない。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いるとシステ
ムプロセッサによるネットワークパケットの取扱を簡単
にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークで接続された2つの計算機システ
ムを示すブロック図。
【図2】本発明の好適実施例に従ったネットワークを介
したデータフロー図。
【図3】本発明の好適実施例に従って送られるメッセー
ジのためのヘッダの例を示す図。
【図4】本発明の好適実施例に従って送られるメッセー
ジのためのヘッダの例を示す図。
【図5】本発明の好適実施例に従って送られるメッセー
ジのためのヘッダの例を示す図。
【図6】本発明の好適実施例に従って送られるメッセー
ジのためのヘッダの例を示す図。
【図7】本発明の好適実施例に従ったネットワークアダ
プタのブロック図。
【図8】本発明の好適実施例に従ってネットワークアダ
プタに送られるネットワークパケットのヘッダを示す
図。
【図9】本発明の好適実施例に従って記憶装置上に構築
されるパケットに付加されたパッドを示す図。
【図10a】本発明の好適実施例に従ってホストシステ
ムからネットワークパケットを受信したネットワークア
ダプタを示す図。
【図10b】本発明の好適実施例に従ってホストシステ
ムからネットワークパケットを受信したネットワークア
ダプタを示す図。
【図10c】本発明の好適実施例に従ってホストシステ
ムからネットワークパケットを受信したネットワークア
ダプタを示す図。
【図11a】本発明の好適実施例に従ってネットワーク
パケットに付加されたチェックサムを示すブロック図。
【図11b】本発明の好適実施例に従ってネットワーク
パケットに付加されたチェックサムを示すブロック図。
【図11c】本発明の好適実施例に従ってネットワーク
パケットに付加されたチェックサムを示すブロック図。
【図12a】本発明の好適実施例に従ってネットワーク
からネットワークアダプタにより受信されたネットワー
クパケットを示すブロック図。
【図12b】本発明の好適実施例に従ってネットワーク
からネットワークアダプタにより受信されたネットワー
クパケットを示すブロック図。
【図12c】本発明の好適実施例に従ってネットワーク
からネットワークアダプタにより受信されたネットワー
クパケットを示すブロック図。
【図13】本発明の好適実施例に従って主記憶装置に記
憶されたネットワークパケットを示す図。
【図14a】本発明の好適実施例に従ってホストシステ
ムへネットワークアダプタより送られたネットワークパ
ケットを示すブロック図。
【図14b】本発明の好適実施例に従ってホストシステ
ムへネットワークアダプタより送られたネットワークパ
ケットを示すブロック図。
【図14c】本発明の好適実施例に従ってホストシステ
ムへネットワークアダプタより送られたネットワークパ
ケットを示すブロック図。
【図15】本発明の好適実施例に従ったチェックサムロ
ジックセルアレイのブロック図。
【符号の説明】
11:記憶装置 91:ヘッダバッファ 92、93:データバッファ 101:パケットヘッダ 102:パッド 103、104:パケットデータ
フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エル・バーネット アメリカ合衆国カリフォルニア州クパチー ノ、バレー・グリーン・ドライブ 20990 アパートメント・ナンバー667 (72)発明者 フランク・フィドゥシア アメリカ合衆国カリフォルニア州クパチー ノ、テラス・ドライブ 21711

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続され、主記憶装置とネ
    ットワークアダプタを有する計算機システムにおいて、
    次の(a)及び(b)のステップを備え、前記ネットワークア
    ダプタによってネットワークから受信されたネットワー
    クパケットを前記主記憶装置に送る方法: (a)前記ネットワークアダプタにより前記ネットワーク
    パケットのヘッダを前記主記憶装置中の第1のメモリバ
    ッファに置くステップ; (b)前記ネットワークアダプタにより前記ネットワーク
    パケットに含まれるデータを前記主記憶装置中の第2の
    メモリバッファの最初に置くステップ。
  2. 【請求項2】ネットワークに接続され、主記憶装置とネ
    ットワークアダプタを有する計算機システムにおいて、
    次の(a)ないし(d)のステップを備え、前記ネットワーク
    アダプタによって前記ネットワークから受信されたネッ
    トワークパケットを前記主記憶装置に送る方法: (a)前記ネットワークアダプタにより前記ネットワーク
    から前記ネットワークパケットを受信する; (b)前記ネットワークアダプタにより前記ネットワーク
    パケットのヘッダと前記ネットワークパケットに含まれ
    るデータの間の分割位置を判定する; (c)前記ネットワークアダプタにより前記ネットワーク
    パケットの前記ヘッダを前記主記憶装置中の第1のメモ
    リバッファに置く; (d)前記ネットワークアダプタにより前記ネットワーク
    パケットに含まれる前記データを前記主記憶装置中の第
    2のメモリバッファの最初に置く。
  3. 【請求項3】ネットワークに接続され、プロセッサ、主
    記憶装置及び次の(a)ないし(c)を備えたネットワークア
    ダプタを有することを特徴とする計算機システム: (a)ネットワークからネットワークパケットを受信する
    手段; (b)前記受信手段につながれ、前記ネットワークパケッ
    トのヘッダと前記ネットワークパケットに含まれるデー
    タの間の分割位置を判定する手段; (c)前記判定手段につながれ、前記ネットワークパケッ
    トを前記主記憶装置に転送する手段:前記転送手段は、
    次の(1)及び(2)を有する: (1)前記ネットワークパケットのヘッダを前記主記憶装
    置の第1のメモリバッファに置く手段; (2)前記ネットワークパケットに含まれるデータを前記
    主記憶装置の第2のメモリバッファの最初に置く手段。
  4. 【請求項4】次の(a)ないし(c)のステップを有し、ネッ
    トワーク上での転送のためにネットワークアダプタへネ
    ットワークパケットを転送する方法: (a)ホストプロセッサにより主記憶装置にネットワーク
    パケットヘッダを組み立てるステップ; (b)前記ホストプロセッサにより、前記ネットワークパ
    ケットヘッダの先頭にパッドバイトと前記パッドバイト
    のカウントを追加し、前記パッドバイトと前記パッドバ
    イトのカウントを含んだ前記ネットワークパケットが所
    定の複数バイト境界から開始するようにするステップ; (c)前記主記憶装置から前記ネットワークアダプタへ前
    記ネットワークパケットのDMA転送を行うステップ。
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