JPH0677713U - 蓄尿袋 - Google Patents

蓄尿袋

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JPH0677713U
JPH0677713U JP2693393U JP2693393U JPH0677713U JP H0677713 U JPH0677713 U JP H0677713U JP 2693393 U JP2693393 U JP 2693393U JP 2693393 U JP2693393 U JP 2693393U JP H0677713 U JPH0677713 U JP H0677713U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urine
storage bag
urine storage
check valve
bag body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2693393U
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English (en)
Inventor
和弘 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcare Co Ltd
Original Assignee
Alcare Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排尿の流れを確実にすると共に逆流を完全に
防止する。 【構成】 柔軟なシート2、3で囲まれた尿収容部5を
有する蓄尿袋本体1と、蓄尿袋本体1の上部に連結した
導尿管6と、蓄尿袋6の蓄尿袋本体内先端9に取り付け
た逆止め弁10とを備え、逆止め弁10は熱可塑性の柔
軟なシート11、12を重ね側方13、14を閉じるよ
うに形成し、逆止め弁10の少なくとも一方のシート1
2を蓄尿袋本体1のシート3と部分的に結合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、泌尿器に障害のある患者等が尿を一時的に貯留するために使用する 蓄尿袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
蓄尿袋は、泌尿器系に障害のある患者、例えば尿失禁者、尿管皮膚瘻、人工膀 胱等を持つ人、その他の要因で体を動かすことのできない人の排尿処理に用いら れる。この蓄尿袋には大別して二種類あり、一つは体の一部に直接装着して用い る装着型の蓄尿袋であり、もう一つは体には直接装着せずベッドサイド等に取り 付けて使用する分離型の蓄尿袋である。
【0003】 これらの蓄尿袋には、排泄された尿を一時的に貯留すること、一旦蓄尿袋に収 納された尿が逆流しないこと、蓄尿袋中に存在する雑菌が人体側へ侵入しないこ と等の機能が要求される。従来、これらの機能の内蓄尿袋中に収納された尿の逆 流防止が最も重要な点として、そのための種々の構造が提案されている。例えば 導尿管と蓄尿袋との連結部に硬質プラスチックで小室を作り、この小室中で導尿 管の末端と蓄尿袋とを分離する方法(実開昭47−11991号公報、特開昭5 7−166146号公報、特開昭62−281955号公報)は、前述の分離型 の蓄尿袋には排尿の有無が確認できるという点から利用されているが、装着型の 蓄尿袋としては嵩張り過ぎ、逆流防止が不十分であるため全く使用されていない 。
【0004】 又導尿管の先端を蓄尿袋内部まで導き、その末端に柔軟なフィルムを2枚合わ せにして両側方をシールした弁を取り付ける方法がある(特開昭53−1829 5号公報、実開平2−51532号公報)。この弁は薄いゴム膜や柔軟なプラス チックフィルムを2枚重ね合わせて形成し、排尿により導尿管側より圧力が加わ ったときフィルム間に隙間ができ尿は蓄尿袋中へ流れ込み、排尿がないときは蓄 尿袋側に圧力が加わり弁の先端が密着状態となるため蓄尿袋から導尿管への向き の逆流は阻止することができる。しかしながら、この弁は一端が導尿管の先端に 固定され、その他の部分は自由になっており、かつ柔軟な素材で形成されている ため、折れたり、曲がったり、捩じれたりしやすく、排尿の流れが悪くなるとい う欠点を持っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、泌尿器系に障害のある患者が使用する蓄尿袋において、導尿 管から蓄尿袋への排尿の流れを確実にし、しかも蓄尿袋からの逆流を完全に防止 することにある。
【0006】
【考案を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案においては、柔軟なシートで囲まれた尿収 容部を有する蓄尿袋本体と、蓄尿袋本体の上部に連結した導尿管と、導尿管の蓄 尿袋本体内先端に取り付けた逆止め弁とを備え、逆止め弁は熱可塑性の柔軟なシ ートを重ね側方を閉じるように形成され、逆止め弁の少なくとも一方のシートを 蓄尿袋本体のシートと部分的に結合する。
【0007】 蓄尿袋本体を形成する柔軟なシートとしては、ポリエチレン、塩素化ポリエチ レン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性フィ ルム、また熱可塑性素材を表面に用いた複合ラミネートフィルム例えばPE/P VDC/PE、PE/PMEA/PP等を使用することができる。その内ポリ塩 化ビニル、塩素化ポリエチレン、ポリエチレンに酢酸ビニルをブレンドしたフィ ルムが好ましく、その厚さは0.1〜1mm程度が好ましく、又表面をエンボス 加工したものは肌ざわりがよく、又不透明となって蓄尿袋内部の尿が目立ちにく くなって好適である。
【0008】 導尿管には蓄尿袋本体と同一素材を用いることができ、一般に0.5〜2mm 厚のチューブ状に形成されるが、その他の硬質の素材を用いることもできる。導 尿管は蓄尿袋の上部に位置し、蓄尿袋の外側に10mm程度以上突出し、患者の 排泄孔を受ける受尿部から延びるチューブと結合できる長さを有し、かつ蓄尿袋 内の尿収容部に致っている。
【0009】 逆止め弁も蓄尿袋本体と同一素材を使用することができ、厚さは0.05〜0 .5mmで柔軟性の高いものが好ましく、幅は導尿管の末端に嵌め込み得るだけ の大きさを有し、長さは一端を導尿管に取り付けたとき他端が自然に密着するに 十分な長さを有することが必要である。逆止め弁と蓄尿袋本体との結合は、逆止 め弁を形成する対向した2枚のシートのいずれか一方を蓄尿袋本体のシートと部 分的に例えば1点で溶着することによって行われる。又逆止め弁の2枚のシート を共に蓄尿袋のシートと部分的に結合してもよい。なお結合位置は、逆止め弁の 下端すなわち自由端に近い方が効果的である。
【0010】 蓄尿袋は下方に排出口を設けたり、周囲のシール辺外部にベルト通し用つばを 設けたりすることもできる。
【0011】
【作用】
本考案の逆止め弁は、それより強度の大きい蓄尿袋本体と部分的に結合されて いるため蓄尿袋本体による保持作用を受け、蓄尿袋本体内で折れ、曲がり、捩れ 等の変形を起こさず、排尿を円滑に流すと共に、排尿がないときには先端部分を 密着させ、逆流を阻止する。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面について説明する。
【0013】 図1a、bは本考案の一実施例のそれぞれ正面図、一部切欠側面図である。1 は蓄尿袋本体を示し、2枚の柔軟なシート2、3を重ね合わせ周辺部4をシール して閉じ、内部に尿収容部5を形成したものである。蓄尿袋本体1はその上部に おいてシート2、3で液密に囲むように導尿管6が連結され、下部には同様にシ ート2、3で液密に囲むように排出口7が設けられている。
【0014】 導尿管6は、蓄尿袋本体1の外部に突出する部分8と、蓄尿袋本体1の尿収容 部5内に突出する部分9とを有し、部分9には逆止め弁10が取り付けられてい る。逆止め弁10は2枚のシート11、12を重ね合わせ、その側方13、14 は閉じられており、上端15は導尿管6の部分9に嵌め込まれ、下端16は開口 した自由端をなして垂れ下がり無排尿時は互いに密着した状態にある。逆止め弁 10の一方のシート12は下端近傍の位置17において蓄尿袋本体1のシート3 と溶着により結合されている。
【0015】 図2a、bは図1の逆止め弁部分を拡大した縦断側面図で、排尿がないときは 図2aに示すように逆止め弁10の両シート11、12の下端16は密着して閉 じられている。排尿があって導尿管6を介して尿が流れ込むと図2bに示すよう にその圧力で両シート11、12の下端16は開き、尿は尿収容部5内に流れ込 む。排尿が終了すると再び両シート11、12の下端16は図2aに示すように 閉じ、尿収容部5から導尿管6への向きの逆流は阻止される。またシート11、 12は蓄尿袋本体のシート3で保持されるから、シート11、12が非常にな柔 軟なものであっても尿の流れを妨げたり逆流を通すような変形は生じない。
【0016】 図3aは本考案の別の実施例の要部の一部切欠正面図、図3b、cはそれぞれ 無排尿時、排尿時の縦断側面図で、図1、図2と同等部分には同符号を付してあ る。この例では逆止め弁10のシート11、12が共に下端16の近傍の位置1 8において蓄尿袋本体の一方のシート3と結合されており、逆止め弁10の両シ ートが蓄尿袋本体のシートで保持されることになる。この場合には排尿は図3a に示すように結合位置18で分流する。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、逆止め弁が非常に薄く柔軟なシートから形成されているにも 拘らず、少なくともその一方が蓄尿袋本体を構成する比較的厚手のシートに一部 分固定されているから、尿収容部内において折れ、曲がり、捩れ等の起こすこと がなく、したがって排尿は円滑に尿収容部内に流れ込み、一方尿収容部内に貯留 している尿が逆流するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のaは正面図、bは一部切欠
側面図である。
【図2】図1に示す実施例の要部の拡大縦断面側面図で
ある。
【図3】本考案の異なる実施例の要部のaは一部切欠正
面図、b、cは縦断側面図である。
【符号の説明】
1 蓄尿袋本体 2、3 蓄尿袋本体のシート 4 周辺部 5 尿収容部 6 導尿管 7 排出口 8、9 導尿管の部分 10 逆止め弁 11、12 逆止め弁のシート 13、14 逆止め弁の側方 15 逆止め弁の上端 16 逆止め弁の下端 17、18 結合位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟なシートで囲まれた尿収容部を有す
    る蓄尿袋本体と、蓄尿体本体の上部に連結した導尿管
    と、導尿管の蓄尿袋本体内先端に取り付けた逆止め弁と
    を備え、逆止め弁は熱可塑性の柔軟なシートを重ね側方
    を閉じるように形成され、逆止め弁の少なくとも一方の
    シートを蓄尿袋本体のシートと部分的に結合したことを
    特徴とする蓄尿袋。
JP2693393U 1993-04-23 1993-04-23 蓄尿袋 Pending JPH0677713U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2693393U JPH0677713U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 蓄尿袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2693393U JPH0677713U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 蓄尿袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0677713U true JPH0677713U (ja) 1994-11-01

Family

ID=12206964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2693393U Pending JPH0677713U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 蓄尿袋

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Country Link
JP (1) JPH0677713U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038909A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Tyco Healthcare Group Lp 尿収集システムのための逆流防止機構

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