JPH0677702A - 移相回路 - Google Patents
移相回路Info
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- JPH0677702A JPH0677702A JP23043292A JP23043292A JPH0677702A JP H0677702 A JPH0677702 A JP H0677702A JP 23043292 A JP23043292 A JP 23043292A JP 23043292 A JP23043292 A JP 23043292A JP H0677702 A JPH0677702 A JP H0677702A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- equation
- lines
- phase
- adjustment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型に形成できる移相回路を提供すること。
【構成】 マクロストリップラインからなる伝送線路1
0の途中に、マイクロストリップラインからなり、所定
の長さ及び幅を有する3つの調整線路11〜13を当間
隔を開けて伝送線路10に対して直角に配置し、これら
調整線路11〜13の一端を伝送線路10に接続し、他
端を接地する。これにより、各調整線路11〜13によ
って同符号のリアクタンス素子が形成され、これらの値
を調整することにより、定在波比を1に保った状態で位
相調整を行うことができる。 【効果】 多くのスペースを必要とせず小型に形成する
ことができると共に、簡単な構成で任意の周波数に対応
することができる。
0の途中に、マイクロストリップラインからなり、所定
の長さ及び幅を有する3つの調整線路11〜13を当間
隔を開けて伝送線路10に対して直角に配置し、これら
調整線路11〜13の一端を伝送線路10に接続し、他
端を接地する。これにより、各調整線路11〜13によ
って同符号のリアクタンス素子が形成され、これらの値
を調整することにより、定在波比を1に保った状態で位
相調整を行うことができる。 【効果】 多くのスペースを必要とせず小型に形成する
ことができると共に、簡単な構成で任意の周波数に対応
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送線路を伝搬する信
号の位相を調整する移相回路に関するものである。
号の位相を調整する移相回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送線路を伝搬する信号の位相を
調整する移相回路としては、図2及び図3に示す回路が
知られている。図2において、1は伝送線路、2,3は
伝送経路切替用のスイッチ、4,5は位相調整用の伝送
線路で、それぞれ異なった線路長を有している。これに
より、スイッチ2,3を切り替えて伝送線路1を伝搬す
る信号の伝送経路を伝送線路4又は伝送線路5にするこ
とにより信号の位相を調整することができる。
調整する移相回路としては、図2及び図3に示す回路が
知られている。図2において、1は伝送線路、2,3は
伝送経路切替用のスイッチ、4,5は位相調整用の伝送
線路で、それぞれ異なった線路長を有している。これに
より、スイッチ2,3を切り替えて伝送線路1を伝搬す
る信号の伝送経路を伝送線路4又は伝送線路5にするこ
とにより信号の位相を調整することができる。
【0003】また、図3は同軸線路用のものであり、図
において、6,7は同軸線路で、それぞれの中心導体6
a,7a及び外部導体6b,7bは導通状態に接触され
且つ摺動可能に接続されている。これにより、同軸線路
6,7を摺動させてその接触部分の長さを変えることに
より伝送線路の長さが変化され、同軸線路6,7を伝搬
する信号の位相を調整することができる。
において、6,7は同軸線路で、それぞれの中心導体6
a,7a及び外部導体6b,7bは導通状態に接触され
且つ摺動可能に接続されている。これにより、同軸線路
6,7を摺動させてその接触部分の長さを変えることに
より伝送線路の長さが変化され、同軸線路6,7を伝搬
する信号の位相を調整することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の移相回路においては、前者の場合、位相の調整
範囲及び調整幅により多数の位相調整用伝送線路4,5
を設ける必要があり、位相調整後にはこれら多数の伝送
線路の内の1つ以外は全て不要となってしまうと共に、
形状が大きくなる。さらに、位相調整用の伝送線路4,
5を形成した後、新たに位相調整用の伝送線路を追加す
ることが困難である。また、後者の場合、機構がとても
複雑となり、小型化が難しいという問題点があった。
た従来の移相回路においては、前者の場合、位相の調整
範囲及び調整幅により多数の位相調整用伝送線路4,5
を設ける必要があり、位相調整後にはこれら多数の伝送
線路の内の1つ以外は全て不要となってしまうと共に、
形状が大きくなる。さらに、位相調整用の伝送線路4,
5を形成した後、新たに位相調整用の伝送線路を追加す
ることが困難である。また、後者の場合、機構がとても
複雑となり、小型化が難しいという問題点があった。
【0005】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、小型
に形成できる移相回路を提供することにある。
に形成できる移相回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、伝送線路を伝搬する信号の位相を調整す
る移相回路において、前記伝送線路上に同符号の3つの
リアクタンス素子を設けると共に、該リアクタンス素子
を当間隔を開けて前記伝送線路に接続した移相回路を提
案する。
成するために、伝送線路を伝搬する信号の位相を調整す
る移相回路において、前記伝送線路上に同符号の3つの
リアクタンス素子を設けると共に、該リアクタンス素子
を当間隔を開けて前記伝送線路に接続した移相回路を提
案する。
【0007】
【作用】本発明によれば、伝送線路上に同符号の3つの
リアクタンス素子が当間隔を開けて接続され、これら3
つのリアクタンス素子の値を調整することにより、前記
伝送線路を伝搬する信号の定在波比が低く保たれた状態
で位相が変化される。
リアクタンス素子が当間隔を開けて接続され、これら3
つのリアクタンス素子の値を調整することにより、前記
伝送線路を伝搬する信号の定在波比が低く保たれた状態
で位相が変化される。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は一実施例の移相回路を示す構成図、図4
はその等価回路を示す図である。図において、10はマ
イクロストリップラインからなる伝送線路で、その途中
には伝送線路10に対して直角方向に延びる調整線路1
1〜13が形成されている。これらの調整線路11〜1
3は伝送線路10と同様のマイクロストリップラインか
らなり、所定の長さと幅とを有しそれぞれの一端は当間
隔Lを開けて伝送線路10に接続され、他端は接地され
ている。これにより、各調整線路11〜13はインダク
タとして機能し、伝送線路10に当間隔を開けてインダ
クタが接続された移相調整回路が構成される。
明する。図1は一実施例の移相回路を示す構成図、図4
はその等価回路を示す図である。図において、10はマ
イクロストリップラインからなる伝送線路で、その途中
には伝送線路10に対して直角方向に延びる調整線路1
1〜13が形成されている。これらの調整線路11〜1
3は伝送線路10と同様のマイクロストリップラインか
らなり、所定の長さと幅とを有しそれぞれの一端は当間
隔Lを開けて伝送線路10に接続され、他端は接地され
ている。これにより、各調整線路11〜13はインダク
タとして機能し、伝送線路10に当間隔を開けてインダ
クタが接続された移相調整回路が構成される。
【0009】図4において、10a,10bのそれぞれ
は調整線路11,12及び調整線路12,13の間にお
けるインピーダンスで、特性インピーダンスZ0、電気
長θを有している。また、調整線路11〜13のそれぞ
れのリアクタンスはjX1,jX2,jX1であり、両側
の調整線路11,13のリアクタンスは等しいものに設
定されている。
は調整線路11,12及び調整線路12,13の間にお
けるインピーダンスで、特性インピーダンスZ0、電気
長θを有している。また、調整線路11〜13のそれぞ
れのリアクタンスはjX1,jX2,jX1であり、両側
の調整線路11,13のリアクタンスは等しいものに設
定されている。
【0010】次に、前述の構成よりなる本実施例の動作
を説明する。図4における各調整線路11〜13のサセ
プタンスjB1,jB2,jB1は、リアクタンスjX1,
jX2の逆数であり、式(1),(2)によって表される。
を説明する。図4における各調整線路11〜13のサセ
プタンスjB1,jB2,jB1は、リアクタンスjX1,
jX2の逆数であり、式(1),(2)によって表される。
【0011】 jB1=1/jX1 …(1) jB2=1/jX2 …(2) また、前述した移相調整回路のFパラメータは式(3)に
よって表される。
よって表される。
【数1】 即ち、移相調整回路のFパラメータは、インピーダンス
10a,10b及び調整線路11〜13のそれぞれのF
パラメータの行列積によって表される。また、各調整線
路11〜13のFパラメータは、電圧伝達比A及び電流
伝達比Dがそれぞれ1になり、伝達インピーダンスBが
0となる。さらに、伝達アドミッタンスCは前述したサ
セプタンスによって表される。また、インピーダンス1
0a,10bのそれぞれのFパラメータは、電圧伝達比
A及び電流伝達比Dがcosθに、伝達インピーダンスB
がjZ0sinθに、また伝達アドミッタンスCはj(sinθ
/Z0)になる。
10a,10b及び調整線路11〜13のそれぞれのF
パラメータの行列積によって表される。また、各調整線
路11〜13のFパラメータは、電圧伝達比A及び電流
伝達比Dがそれぞれ1になり、伝達インピーダンスBが
0となる。さらに、伝達アドミッタンスCは前述したサ
セプタンスによって表される。また、インピーダンス1
0a,10bのそれぞれのFパラメータは、電圧伝達比
A及び電流伝達比Dがcosθに、伝達インピーダンスB
がjZ0sinθに、また伝達アドミッタンスCはj(sinθ
/Z0)になる。
【0012】さらに、式(3)のFパラメータを伝送線路
10の特性インピーダンスZ0で規格化すると、規格化
したFパラメータF’は式(4)によって表される。
10の特性インピーダンスZ0で規格化すると、規格化
したFパラメータF’は式(4)によって表される。
【0013】
【数2】 ここで、 jb1=(jB1/Y0),jb2=(jB2/Y0)(但し、Y0=1/Z0) …(5) である。
【0014】前述した移相調整回路は対称回路網である
から、式(4)からも分かるとおり、その電圧伝達比A’
と電流伝達比D’は等しくなる。また、入力インピーダ
ンスZinは式(6)に示すように、規格化した電圧伝達比
A’と伝達インピーダンスB’の和を伝達アドミッタン
スC’と電流伝達比D’の和で除算した値となる。
から、式(4)からも分かるとおり、その電圧伝達比A’
と電流伝達比D’は等しくなる。また、入力インピーダ
ンスZinは式(6)に示すように、規格化した電圧伝達比
A’と伝達インピーダンスB’の和を伝達アドミッタン
スC’と電流伝達比D’の和で除算した値となる。
【0015】 Zin=(A’+B’)/(C’+D’) …(6) 伝送線路10を伝搬する信号の中心周波数において、入
力インピーダンスZinが伝送線路10の特性インピーダ
ンスZ0に等しくし、且つ定在波比を1とするために
は、入力インピーダンスZin=1とならなければならな
い。従って、伝達インピーダンスB’と伝達アドミッタ
ンスC’が等しくなければならず、式(7)を満足する必
要がある。式(7)の両辺に虚数単位jを掛けると式(8)が
得られ、式(8)を整理すると式(9)が得られる。
力インピーダンスZinが伝送線路10の特性インピーダ
ンスZ0に等しくし、且つ定在波比を1とするために
は、入力インピーダンスZin=1とならなければならな
い。従って、伝達インピーダンスB’と伝達アドミッタ
ンスC’が等しくなければならず、式(7)を満足する必
要がある。式(7)の両辺に虚数単位jを掛けると式(8)が
得られ、式(8)を整理すると式(9)が得られる。
【0016】 -jb2sin2θ+jsin2θ=j2b1cos2θ+jb2cos2θ+jb1 2b2sin2θ +jsin2θ−j(b1 2+b1b2)sin2θ …(7) 2b1cos2θ+b2+b1 2b2sin2θ−(b1 2+b1b2)・sin2θ=0 …(8) 2b1(b1+b2)・sin2θ+b1(b1b2−4)・cos2θ−b2(b1 2+2)=0 …(9) ここで、式(10)のようにKを設定して、これを式(9)に
代入すると、式(11)が得られ、これを電気角θに付いて
解くと式(12)が得られる。式(12)により、b1,b2が与
えられたとき、信号の中心周波数において定在波比が1
となる電気角θを求めることができる。
代入すると、式(11)が得られ、これを電気角θに付いて
解くと式(12)が得られる。式(12)により、b1,b2が与
えられたとき、信号の中心周波数において定在波比が1
となる電気角θを求めることができる。
【0017】
【数3】 Kb1sin(2θ+sin-1((b1b2−4)/K)−b2(b1 2+2)=0 …(11)
【数4】 一方、伝達位相定数Φは式(13)によって表される。
【数5】 ここで、前述したようにA’=D’、B’=C’である
から、伝達位相定数Φは式(14)によって表され、式(14)
においてcosΦ=Pとおいて、式(13)に代入すると式(1
5)が得られる。
から、伝達位相定数Φは式(14)によって表され、式(14)
においてcosΦ=Pとおいて、式(13)に代入すると式(1
5)が得られる。
【0018】 Φ=cos-1(A’) =cos-1(cos2θ+b1b2sin2θ−((2b1+b2)/2)・sin2θ) =cos-1(1/2){(2−b1b2)・cos2θ−(2b1+b2)・sin2θ+b1b2} …(14) (2−b1b2)・cos2θ−(2b1+b2)・sin2θ+b1b2=2P …(15) また、式(9)と式(15)から、b1 ,b2 を求めると、b1
,b2のそれぞれは式(16),(17)によって表される。
,b2のそれぞれは式(16),(17)によって表される。
【0019】
【数6】
【数7】 次に、式(12),(16),(17)が成立するための条件を求め
る。まず、式(12)が成立するためには、次の式(18),(1
9)が満足されなければならない。
る。まず、式(12)が成立するためには、次の式(18),(1
9)が満足されなければならない。
【0020】
【数8】
【数9】 ここで、式(18),(19)のそれぞれの両辺を2乗すると式
(20),(21)が得られ、式(20)をb2に付いて解くと式(22)
が得られる。
(20),(21)が得られ、式(20)をb2に付いて解くと式(22)
が得られる。
【0021】 b2 2(b1 2+2)2≦b1 2K2 …(20) (b1b2−4)2≦K2 …(21)
【数10】 また、式(21)から式(23)が導かれ、式(23)が成立するた
めには、b1とb2の積は0又は正にならなければならな
い。即ち、b1とb2は同符号でなければならない。
めには、b1とb2の積は0又は正にならなければならな
い。即ち、b1とb2は同符号でなければならない。
【0022】 b1 2+2b1b2+b2 2≧0 …(23) また、式(16)において右辺の分子の第2項は0又は正で
なければならず、(P−1)負であるから、式(24)を満
足しなければならない。 cos2θ ≦ 1 …(24) ここで、式(24)は常に成立しているので、式(22),(23)
が成立する必要十分条件となる。
なければならず、(P−1)負であるから、式(24)を満
足しなければならない。 cos2θ ≦ 1 …(24) ここで、式(24)は常に成立しているので、式(22),(23)
が成立する必要十分条件となる。
【0023】従って、必要な移相量(位相調整量)ΔΦ
に対しての伝達位相定数はΦ+ΔΦとなり、このときの
電気角θは固定であるから、b1及びb2のそれぞれを式
(9),(14)を満足するように定めれば、ΔΦだけ移相して
も中心周波数での定在波比は1を保持する。
に対しての伝達位相定数はΦ+ΔΦとなり、このときの
電気角θは固定であるから、b1及びb2のそれぞれを式
(9),(14)を満足するように定めれば、ΔΦだけ移相して
も中心周波数での定在波比は1を保持する。
【0024】前述したように本実施例によれば、同符号
のリアクタンス素子、即ちインダクタを構成する調整線
路11〜13を当間隔を開けて伝送線路10に接続して
移相回路を構成したので、定在波比をほとんど変動させ
ることなく伝搬信号の位相調整を行うことができる。さ
らに、従来例のように余分な多くのスペースを必要とし
ないので小型に形成することができると共に、ほぼ同一
の構成で任意の周波数に対応することができる。
のリアクタンス素子、即ちインダクタを構成する調整線
路11〜13を当間隔を開けて伝送線路10に接続して
移相回路を構成したので、定在波比をほとんど変動させ
ることなく伝搬信号の位相調整を行うことができる。さ
らに、従来例のように余分な多くのスペースを必要とし
ないので小型に形成することができると共に、ほぼ同一
の構成で任意の周波数に対応することができる。
【0025】尚、本実施例では伝送線路10をマイクロ
ストリップ線路によって形成したが、これに限定される
ことはなく、同軸線路、ストリップ線路、導波管、2線
式線路、サスペンデット線路、コプレーナガイド、スロ
ット線路等全ての伝送線路に対して適用可能である。
ストリップ線路によって形成したが、これに限定される
ことはなく、同軸線路、ストリップ線路、導波管、2線
式線路、サスペンデット線路、コプレーナガイド、スロ
ット線路等全ての伝送線路に対して適用可能である。
【0026】また、本実施例では調整線路11〜13の
他端を接地して、調整線路11〜13をインダクタンス
素子としたが、調整線路11〜13の他端を開放してキ
ャパシタンス素子としても同様の効果を得ることができ
る。
他端を接地して、調整線路11〜13をインダクタンス
素子としたが、調整線路11〜13の他端を開放してキ
ャパシタンス素子としても同様の効果を得ることができ
る。
【0027】さらに、本実施例では調整線路11〜13
によってリアクタンス素子を形成したが、これに限定さ
れることはなく、コンデンサ、コイル、可変容量ダイオ
ード、オープンスタブ、ショートスタブ、PINダイオ
ード等を単独で用いても、或いはこれらを組み合わせて
リアクタンス素子を構成しても同様の効果を得ることが
できる。
によってリアクタンス素子を形成したが、これに限定さ
れることはなく、コンデンサ、コイル、可変容量ダイオ
ード、オープンスタブ、ショートスタブ、PINダイオ
ード等を単独で用いても、或いはこれらを組み合わせて
リアクタンス素子を構成しても同様の効果を得ることが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送線路上に当間隔を開けて接続された同符号の3つのリ
アクタンス素子の値を調整することにより、前記伝送線
路を伝搬する信号の定在波比が低く保たれた状態で位相
が変化されるので、従来のように余分な多くのスペース
を必要とせず小型に形成することができると共に、簡単
な構成で任意の周波数に対応することができるという非
常に優れた効果を奏するものである。
送線路上に当間隔を開けて接続された同符号の3つのリ
アクタンス素子の値を調整することにより、前記伝送線
路を伝搬する信号の定在波比が低く保たれた状態で位相
が変化されるので、従来のように余分な多くのスペース
を必要とせず小型に形成することができると共に、簡単
な構成で任意の周波数に対応することができるという非
常に優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の一実施例の移相回路を示す構成図
【図2】従来例の移相回路を示す構成図
【図3】従来例の移相回路を示す構成図
【図4】本発明の一実施例の移相回路の等価回路を示す
図
図
10…伝送線路、11〜13…調整線路。
Claims (1)
- 【請求項1】 伝送線路を伝搬する信号の位相を調整す
る移相回路において、 前記伝送線路上に同符号の3つのリアクタンス素子を設
けると共に、該リアクタンス素子を当間隔を開けて前記
伝送線路に接続した、 ことを特徴とする移相回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23043292A JPH0677702A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 移相回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23043292A JPH0677702A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 移相回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677702A true JPH0677702A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16907811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23043292A Pending JPH0677702A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 移相回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005099039A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toto Ltd. | マイクロストリップアンテナ |
JP2016133385A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 三菱電機株式会社 | 特性インピーダンス測定装置、特性インピーダンス測定システム及び特性インピーダンス測定方法 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP23043292A patent/JPH0677702A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005099039A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toto Ltd. | マイクロストリップアンテナ |
US7952534B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-05-31 | Toto Ltd. | Microstrip antenna |
JP2016133385A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 三菱電機株式会社 | 特性インピーダンス測定装置、特性インピーダンス測定システム及び特性インピーダンス測定方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980922 |