JPH0677637B2 - 自動縫着方法 - Google Patents
自動縫着方法Info
- Publication number
- JPH0677637B2 JPH0677637B2 JP20115185A JP20115185A JPH0677637B2 JP H0677637 B2 JPH0677637 B2 JP H0677637B2 JP 20115185 A JP20115185 A JP 20115185A JP 20115185 A JP20115185 A JP 20115185A JP H0677637 B2 JPH0677637 B2 JP H0677637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing
- sewing machine
- sewn
- body material
- tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テープ生地を身生地の端部に自動縫着する方
法に関する。
法に関する。
従来の技術 周知のように、婦人用下着等の被服類やテーブル掛け等
の装飾用布製品では身生地の端部に刺繍等の装飾模様を
施したテープ生地を縫着し、身生地のほつれを防止する
と同時に商品価値を高めているものが多い。
の装飾用布製品では身生地の端部に刺繍等の装飾模様を
施したテープ生地を縫着し、身生地のほつれを防止する
と同時に商品価値を高めているものが多い。
このような被服類や装飾用布製品において、身生地の端
部にテープ生地をただ単に重ね合わせて縫着しただけで
は、身生地やテープ生地の裁断された端部が洗濯等によ
って容易にほつれ、ひどい場合には身生地とテープ生地
とが離脱してしまう。そこで、身生地とテープ生地とを
重ね合わせて縫着し、さらにテープ生地を、その縫着部
分を境として折り返し、この折返し部を上記縫着部分に
縫着するといった所謂二回縫いが行われている。このよ
うに二回縫いを行っておくと、身生地やテープ生地の端
部がほつれにくくなる。
部にテープ生地をただ単に重ね合わせて縫着しただけで
は、身生地やテープ生地の裁断された端部が洗濯等によ
って容易にほつれ、ひどい場合には身生地とテープ生地
とが離脱してしまう。そこで、身生地とテープ生地とを
重ね合わせて縫着し、さらにテープ生地を、その縫着部
分を境として折り返し、この折返し部を上記縫着部分に
縫着するといった所謂二回縫いが行われている。このよ
うに二回縫いを行っておくと、身生地やテープ生地の端
部がほつれにくくなる。
従来、上記した二回縫いは、ミシンによって身生地とテ
ープ生地との重なり部を縫着した後、テープ生地を折り
返し、別のミシンによってテープ生地の折返し部を上記
縫着部に縫着していた。また、上記した二台のミシンの
生地送り速度は縫製に先立って同一に調節していた。
ープ生地との重なり部を縫着した後、テープ生地を折り
返し、別のミシンによってテープ生地の折返し部を上記
縫着部に縫着していた。また、上記した二台のミシンの
生地送り速度は縫製に先立って同一に調節していた。
しかし、このような従来方法には次の問題点が指摘され
ていた。
ていた。
発明が解決しようとする問題点 即ち、従来方法では、二回目の縫着部分が皺になった
り、テープ生地の折り返しが不十分なまま袋状に縫着さ
れてしまうといった問題点があった。また、上記のよう
に、一台目のミシンによる生地送り速度と二台目のミシ
ンによる生地送り速度とが縫製に先立って同一に調節さ
れているとしても、縫製作業中に両ミシンの生地送り速
度に何等かの原因による差異が生じることがあり、その
ようになると、各ミシンによる縫着時の身生地及びテー
プ生地のテンションが常時均一にならず、各部の縫着状
態にむらを生じて商品価値が低下したり見栄えが悪くな
るといった問題点があった。
り、テープ生地の折り返しが不十分なまま袋状に縫着さ
れてしまうといった問題点があった。また、上記のよう
に、一台目のミシンによる生地送り速度と二台目のミシ
ンによる生地送り速度とが縫製に先立って同一に調節さ
れているとしても、縫製作業中に両ミシンの生地送り速
度に何等かの原因による差異が生じることがあり、その
ようになると、各ミシンによる縫着時の身生地及びテー
プ生地のテンションが常時均一にならず、各部の縫着状
態にむらを生じて商品価値が低下したり見栄えが悪くな
るといった問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、二回目の
縫着部分が皺になったり袋状に縫着されることがなく、
しかも、縫着状態にむらを生じることのない自動縫着方
法を提供することを目的とする。
縫着部分が皺になったり袋状に縫着されることがなく、
しかも、縫着状態にむらを生じることのない自動縫着方
法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題的を解決するため、本発明の自動縫着方法は、
身生地の上にテープ生地を重ね合わせると共に両生地の
端縁同士を揃え、前後に配備された二台のミシンのうち
の前段ミシンによって両生地の重なり部を縫着し、次
に、テープ生地を反転させることによって前段ミシンに
よる縫着部分を身生地の下に重ね合わせ、この状態か
ら、縫着部分の送り方向を規制すること及びその縫着部
分から遠ざかる方向へ身生地を引っ張ることを併行させ
ながら上記縫着部分を後段ミシンに連続送給し、この後
段ミシンによって上記縫着部分と身生地とを縫着する一
方、 前段ミシンと後段ミシンとの相互間において前段ミシン
による縫着部分を複数のローラに巻回し、これらのロー
ラ間を送られる縫着部分に上下変位可能な重錘を乗せて
縫着部分にテンションを加えると共に、重錘の上下変位
からミシンと後段ミシンとの生地送り速度の差を検出
し、その検出結果から、両ミシンの生地送り速度を一致
するよう制御することを特徴ととしている。
身生地の上にテープ生地を重ね合わせると共に両生地の
端縁同士を揃え、前後に配備された二台のミシンのうち
の前段ミシンによって両生地の重なり部を縫着し、次
に、テープ生地を反転させることによって前段ミシンに
よる縫着部分を身生地の下に重ね合わせ、この状態か
ら、縫着部分の送り方向を規制すること及びその縫着部
分から遠ざかる方向へ身生地を引っ張ることを併行させ
ながら上記縫着部分を後段ミシンに連続送給し、この後
段ミシンによって上記縫着部分と身生地とを縫着する一
方、 前段ミシンと後段ミシンとの相互間において前段ミシン
による縫着部分を複数のローラに巻回し、これらのロー
ラ間を送られる縫着部分に上下変位可能な重錘を乗せて
縫着部分にテンションを加えると共に、重錘の上下変位
からミシンと後段ミシンとの生地送り速度の差を検出
し、その検出結果から、両ミシンの生地送り速度を一致
するよう制御することを特徴ととしている。
作 用 上記手段によると、身生地の折返し部が前段ミシンによ
る縫着部分の上に配置され、しかも、縫着部分の送り方
向を規制しつつ前段ミシンによる縫着部分から遠ざかる
方向へ身生地を引っ張った状態で後段ミシンによって上
記縫着部分と身生地との縫着を行うので、二回目の縫着
部分が皺になったり袋状に縫着されることがなくなる。
る縫着部分の上に配置され、しかも、縫着部分の送り方
向を規制しつつ前段ミシンによる縫着部分から遠ざかる
方向へ身生地を引っ張った状態で後段ミシンによって上
記縫着部分と身生地との縫着を行うので、二回目の縫着
部分が皺になったり袋状に縫着されることがなくなる。
加えて、両ミシンの中間において、重錘によって縫着部
分にテンションが加えられると共に、この重錘の上下変
位幅を指標として両ミシンの生地送り速度が制御される
ので、各ミシンによる縫着時の身生地及びテープ生地の
テンションが常時均一になり、縫着状態のむらが無くな
り均一な仕上がり状態が得られる。
分にテンションが加えられると共に、この重錘の上下変
位幅を指標として両ミシンの生地送り速度が制御される
ので、各ミシンによる縫着時の身生地及びテープ生地の
テンションが常時均一になり、縫着状態のむらが無くな
り均一な仕上がり状態が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、1は身生地、2はテープ生地を示して
いる。身生地1には、例えば婦人物下着に使用される滑
性に富む軟質布が採用される。テープ生地2には、例え
ば刺繍模様を施したものが採用される。また、テープ生
地2はゆとり部分3を有する。
いる。身生地1には、例えば婦人物下着に使用される滑
性に富む軟質布が採用される。テープ生地2には、例え
ば刺繍模様を施したものが採用される。また、テープ生
地2はゆとり部分3を有する。
テープ生地2は、同図のようにゆとり部分3が身生地1
の端縁からはみ出した状態で該身生地1の上に重ね合わ
され、この状態で縫着工程に送給される。縫着工程では
前後に配備された二台のミシン10,20が使用される。同
図では、これら二台のミシン10,20を生地押え金とミシ
ン針とによって示した。縫着工程では、前段ミシン10の
針落近傍に配置した公知のカッターナイフ11によってテ
ープ生地及び身生地の夫々の端をカットし、切り揃えて
ミシン針側へ供給する(公知ないしは周知の手段)。こ
のようにテープ生地及び身生地のはみ出し部分3を裁断
除去することによって、第6図(A)のように、テープ
生地2の端縁2aが身生地1の端縁1aと揃えられる。はみ
出し部分3が裁断除去された直後若しくは直前におい
て、身生地1とテープ生地2との重なり部イが前段ミシ
ン10によって縫着される。これが第一回目の縫着であ
る。第一回目の縫着は、第6図(B)のように、身生地
1の端縁1a及びテープ生地2の端縁2aを含む所定幅に亘
って行われる。同図においてDは前段ミシンによる縫着
部分を示している。
の端縁からはみ出した状態で該身生地1の上に重ね合わ
され、この状態で縫着工程に送給される。縫着工程では
前後に配備された二台のミシン10,20が使用される。同
図では、これら二台のミシン10,20を生地押え金とミシ
ン針とによって示した。縫着工程では、前段ミシン10の
針落近傍に配置した公知のカッターナイフ11によってテ
ープ生地及び身生地の夫々の端をカットし、切り揃えて
ミシン針側へ供給する(公知ないしは周知の手段)。こ
のようにテープ生地及び身生地のはみ出し部分3を裁断
除去することによって、第6図(A)のように、テープ
生地2の端縁2aが身生地1の端縁1aと揃えられる。はみ
出し部分3が裁断除去された直後若しくは直前におい
て、身生地1とテープ生地2との重なり部イが前段ミシ
ン10によって縫着される。これが第一回目の縫着であ
る。第一回目の縫着は、第6図(B)のように、身生地
1の端縁1a及びテープ生地2の端縁2aを含む所定幅に亘
って行われる。同図においてDは前段ミシンによる縫着
部分を示している。
前段ミシン10による縫着部分は、次に、テープ生地2を
反転させることによって身生地1の下に重ね合わされ
る。テープ生地2の反転は前段ミシンの針落ちからバー
15の間で一回捻った状態で後記する重錘Wによってテン
ションをかけることにより行われる。テープ生地の反転
を行いやすくするために生地台12のテープ生地に沿った
端部には第6図(C)に示すように縫着部分受入れ溝13
が形成されている。従って、縫着部分Dは針落ちからバ
ー15までの間で捻られた状態で重錘によるテンションが
かけられていることによって受入れ溝13内へ侵入付勢さ
れ、スムーズに反転される。かくして縫着部分Dが第6
図(D)のように身生地1の下に重ね合わされる。な
お、バー15に隣接するローラ16aは先端程大径となった
テーパ状に形成されている。こうすることよって2台の
ミシン間で縫着部分が搬送経路から外れるのが防止され
る。
反転させることによって身生地1の下に重ね合わされ
る。テープ生地2の反転は前段ミシンの針落ちからバー
15の間で一回捻った状態で後記する重錘Wによってテン
ションをかけることにより行われる。テープ生地の反転
を行いやすくするために生地台12のテープ生地に沿った
端部には第6図(C)に示すように縫着部分受入れ溝13
が形成されている。従って、縫着部分Dは針落ちからバ
ー15までの間で捻られた状態で重錘によるテンションが
かけられていることによって受入れ溝13内へ侵入付勢さ
れ、スムーズに反転される。かくして縫着部分Dが第6
図(D)のように身生地1の下に重ね合わされる。な
お、バー15に隣接するローラ16aは先端程大径となった
テーパ状に形成されている。こうすることよって2台の
ミシン間で縫着部分が搬送経路から外れるのが防止され
る。
上記縫着部分Dは、第1図及び第3図に明示のように、
前段ミシン10と後段ミシン20との相互間に千鳥状に配備
された複数のローラ16…に蛇行状に巻回され、その後、
後段ミシン20に連続的に送給され、第6図(E)のよう
に縫着部分Dと身生地1とが縫着される。後段ミシン20
で縫着するときには、第5図に示すように後段ミシン20
の生地台21に設けられたガイド22によって縫着部分Dの
送り方向aを規制し、同時に身生地1を引っ張り機構23
によって上記縫着部分Dから遠ざかる方向bに引っ張ら
せる。このようにすると、後段ミシン20による縫着中
は、縫着部分Dに対して身生地1が確実かつ十分に折り
返された状態が維持されるので、後段ミシン20による縫
着部分Dと身生地1との縫着が確実になされ、身生地1
の折返し部分が袋状に縫着されてしまうといったおそれ
はない。なお、上記のガイド22は、第4図に例示したよ
うに、幅方向の両端部に内向きの折返し部22a,22aを設
けてなり、この折返し部22a,22a間をテープ生地及び縫
着部分Dが通過することによって縫着部分Dの送り方向
が規制される。また、上記の引っ張り機構23は、一対の
ローラ間に無端ベルトを巻回してなる。第5図明示のよ
うに、この引っ張り機構23による身生地1の引っ張り方
向bは、縫着部分Dの送り方向aと鋭角的な角度をもっ
た方向に定めてある。第5図において、S1は縫着部分D
の縫糸、S2は縫着部分Dと身生地1との縫着した縫糸を
示す。
前段ミシン10と後段ミシン20との相互間に千鳥状に配備
された複数のローラ16…に蛇行状に巻回され、その後、
後段ミシン20に連続的に送給され、第6図(E)のよう
に縫着部分Dと身生地1とが縫着される。後段ミシン20
で縫着するときには、第5図に示すように後段ミシン20
の生地台21に設けられたガイド22によって縫着部分Dの
送り方向aを規制し、同時に身生地1を引っ張り機構23
によって上記縫着部分Dから遠ざかる方向bに引っ張ら
せる。このようにすると、後段ミシン20による縫着中
は、縫着部分Dに対して身生地1が確実かつ十分に折り
返された状態が維持されるので、後段ミシン20による縫
着部分Dと身生地1との縫着が確実になされ、身生地1
の折返し部分が袋状に縫着されてしまうといったおそれ
はない。なお、上記のガイド22は、第4図に例示したよ
うに、幅方向の両端部に内向きの折返し部22a,22aを設
けてなり、この折返し部22a,22a間をテープ生地及び縫
着部分Dが通過することによって縫着部分Dの送り方向
が規制される。また、上記の引っ張り機構23は、一対の
ローラ間に無端ベルトを巻回してなる。第5図明示のよ
うに、この引っ張り機構23による身生地1の引っ張り方
向bは、縫着部分Dの送り方向aと鋭角的な角度をもっ
た方向に定めてある。第5図において、S1は縫着部分D
の縫糸、S2は縫着部分Dと身生地1との縫着した縫糸を
示す。
次に、前段ミシン10と後段ミシン20との相互間において
複数のローラ16…に巻回された縫着部分Dは、第1図の
ように、特定の一対の隣接するローラ16,16間で上下変
位可能な重錘Wの荷重がかけてある。このため、前段ミ
シン10の縫製箇所及び後段ミシン20の縫製箇所にかかる
テンションが生地送り速度の変動等の要因に関係なく常
時一定になり、縫着状態のむらが生じない。図示例にお
いて、重りWは上記縫着部分Dに乗せられた逆T字形の
支持部材3に設けられている。このようにしておくと、
前段ミシン10による生地送り速度と後段ミシン20による
生地送り速度との間に差異が生じたとき、その差異に応
じて縫着部分Dの垂下幅が増減変動し、それに伴って重
錘Wが上下に変位する。このときの重錘Wの変位幅は、
前段ミシン10による生地送り速度又は後段ミシン20によ
る生地送り速度を制御するときの指標とされる。例え
ば、重錘Wが上方へ変位したときは、前段ミシン10によ
る生地送り速度よりも後段ミシン20による生地送り速度
が速くなっているときであるから、双方のミシン10,20
の生地送り速度を同一に調節する。逆に、重錘Wが下方
へ変位したときは、前段ミシン10による生地送り速度よ
りも後段ミシン20による生地送り速度が遅くなっている
ときであるから、このときも双方のミシン10,20の生地
送り速度を同一に調節する。このように双方のミシン1
0,20の生地送り速度を同一に調節する方法としては、前
段ミシン10又は後段ミシン20のいずれか一方若しくは双
方の駆動モータの回転速度を増減制御する公知の方法が
ある。また、重錘Wの変位幅を検出するには、第1図及
び第3図に示したように上下方向所定ピッチおきに光セ
ンサ等の位置検出センサ31,32,33を配置し、これらのセ
ンサ31,32,33による重錘の検出信号を利用するようにす
ればよい。
複数のローラ16…に巻回された縫着部分Dは、第1図の
ように、特定の一対の隣接するローラ16,16間で上下変
位可能な重錘Wの荷重がかけてある。このため、前段ミ
シン10の縫製箇所及び後段ミシン20の縫製箇所にかかる
テンションが生地送り速度の変動等の要因に関係なく常
時一定になり、縫着状態のむらが生じない。図示例にお
いて、重りWは上記縫着部分Dに乗せられた逆T字形の
支持部材3に設けられている。このようにしておくと、
前段ミシン10による生地送り速度と後段ミシン20による
生地送り速度との間に差異が生じたとき、その差異に応
じて縫着部分Dの垂下幅が増減変動し、それに伴って重
錘Wが上下に変位する。このときの重錘Wの変位幅は、
前段ミシン10による生地送り速度又は後段ミシン20によ
る生地送り速度を制御するときの指標とされる。例え
ば、重錘Wが上方へ変位したときは、前段ミシン10によ
る生地送り速度よりも後段ミシン20による生地送り速度
が速くなっているときであるから、双方のミシン10,20
の生地送り速度を同一に調節する。逆に、重錘Wが下方
へ変位したときは、前段ミシン10による生地送り速度よ
りも後段ミシン20による生地送り速度が遅くなっている
ときであるから、このときも双方のミシン10,20の生地
送り速度を同一に調節する。このように双方のミシン1
0,20の生地送り速度を同一に調節する方法としては、前
段ミシン10又は後段ミシン20のいずれか一方若しくは双
方の駆動モータの回転速度を増減制御する公知の方法が
ある。また、重錘Wの変位幅を検出するには、第1図及
び第3図に示したように上下方向所定ピッチおきに光セ
ンサ等の位置検出センサ31,32,33を配置し、これらのセ
ンサ31,32,33による重錘の検出信号を利用するようにす
ればよい。
第7図は上記した自動縫着方法による布製品を示してい
る。同図において、Xはテープ生地2に施された刺繍模
様を示している。
る。同図において、Xはテープ生地2に施された刺繍模
様を示している。
発明の効果 上記のように実施できる本発明の自動縫着方法は、身生
地とテープ生地が、前段ミシンにて縫着された後、後段
ミシンにて縫着される際、送り方向を規制しつつ縫着部
分から遠ざかる方法に引っ張られた状態で縫着されるの
で、確実かつ十分に折り返された身生地が一回目の縫着
部分と一体的に縫着されることになる。従って、二回目
の縫着部分が皺になったり袋状に縫着されることがなく
なる。
地とテープ生地が、前段ミシンにて縫着された後、後段
ミシンにて縫着される際、送り方向を規制しつつ縫着部
分から遠ざかる方法に引っ張られた状態で縫着されるの
で、確実かつ十分に折り返された身生地が一回目の縫着
部分と一体的に縫着されることになる。従って、二回目
の縫着部分が皺になったり袋状に縫着されることがなく
なる。
加えて、二台のミシン間において縫着部分に重錘が乗せ
られ、この重錘によって生地にテンションがかけられる
と共に、この重錘の上下方向への変位幅を指標として両
ミシンに生地送り速度が同一となるよう制御されるの
で、各ミシンによる縫着時の身生地及びテープ生地のテ
ンションが常時均一になり、縫着状態にむらが無くなり
冒頭に述べたように均一な縫着状態が得られる。
られ、この重錘によって生地にテンションがかけられる
と共に、この重錘の上下方向への変位幅を指標として両
ミシンに生地送り速度が同一となるよう制御されるの
で、各ミシンによる縫着時の身生地及びテープ生地のテ
ンションが常時均一になり、縫着状態にむらが無くなり
冒頭に述べたように均一な縫着状態が得られる。
従って本発明によると、従来方法に比べて見栄えが良く
商品価値の高いものを自動的かつ高能率で縫製すること
が可能になる。
商品価値の高いものを自動的かつ高能率で縫製すること
が可能になる。
第1図は本発明実施例による自動縫着方法を実施するた
めの装置の使用状態を示す概略斜視図、第2図はテープ
生地を反転させる機構の要部を示す斜視図、第3図は重
りの設置状態を示す側面図、第4図はガイドの作用を説
明するための正面図、第5図は二回目の縫着を説明する
ための平面図、第6図(A)〜(E)は上記実施例の手
順説明図、第7図は上記自動縫着方法による布製品の要
部を示す平面図である。 1……身生地、1a……身生地の端縁 2……テープ生地、2a……テープ生地の端縁 10……前段ミシン、16……ローラ 20……後段ミシン、22……ガイド 23……引っ張り機構、D……縫着部分 W……重錘
めの装置の使用状態を示す概略斜視図、第2図はテープ
生地を反転させる機構の要部を示す斜視図、第3図は重
りの設置状態を示す側面図、第4図はガイドの作用を説
明するための正面図、第5図は二回目の縫着を説明する
ための平面図、第6図(A)〜(E)は上記実施例の手
順説明図、第7図は上記自動縫着方法による布製品の要
部を示す平面図である。 1……身生地、1a……身生地の端縁 2……テープ生地、2a……テープ生地の端縁 10……前段ミシン、16……ローラ 20……後段ミシン、22……ガイド 23……引っ張り機構、D……縫着部分 W……重錘
Claims (1)
- 【請求項1】テープ生地を身生地の端部に自動縫着する
方法において、 身生地の上にテープ生地を重ね合わせると共に両生地の
端縁同士を揃え、前後に配備された二台のミシンのうち
の前段ミシンによって両生地の重なり部を縫着し、次
に、テープ生地を反転させることによって前段ミシンに
よる縫着部分を身生地の下に重ね合わせ、この状態か
ら、縫着部分の送り方向を規制すること及びその縫着部
分から遠ざかる方向へ身生地を引っ張ることを併行させ
ながら上記縫着部分を後段ミシンに連続送給し、この後
段ミシンによって上記縫着部分と身生地とを縫着する一
方、 前段ミシンと後段ミシンとの相互間において前段ミシン
による縫着部分を複数のローラに巻回し、これらのロー
ラ間を送られる縫着部分に上下変位可能な重錘を乗せて
縫着部分にテンションを加えると共に、重錘の上下変位
からミシンと後段ミシンとの生地送り速度の差を検出
し、その検出結果から、両ミシンの生地送り速度を一致
するよう制御することを特徴とする自動縫着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20115185A JPH0677637B2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 自動縫着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20115185A JPH0677637B2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 自動縫着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6260590A JPS6260590A (ja) | 1987-03-17 |
JPH0677637B2 true JPH0677637B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=16436230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20115185A Expired - Lifetime JPH0677637B2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 自動縫着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677637B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4537947B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2010-09-08 | 株式会社ワールド | 布地の縫製方法 |
-
1985
- 1985-09-11 JP JP20115185A patent/JPH0677637B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6260590A (ja) | 1987-03-17 |
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