JPH067743Y2

JPH067743Y2 - 自動麻雀卓

Info

Publication number: JPH067743Y2
Application number: JP13104985U
Authority: JP
Inventors: 雅彦小関
Original assignee: MTEX Matsumura Corp
Current assignee: MTEX Matsumura Corp
Priority date: 1985-08-28
Filing date: 1985-08-28
Publication date: 1994-03-02
Anticipated expiration: 2000-08-28
Also published as: JPS6239778U

Description

【考案の詳細な説明】天板を麻雀卓に形成した機枠内に、前記天板に設けた落
し口から落し込まれる麻雀牌を築牌状態に整列させる牌
整列装置を設けるとともに、整列させた牌を前記天板に
設けた窓孔を介してその天板上面にせり上げる昇降台を
装設し、前記落し口には手動のスイッチの操作で開作動
と閉作動を行なう開閉蓋を設けた自動麻雀卓の改良に関
する。

従来の自動麻雀卓で音声又はメロデーによりゲーム進行
上の取扱い作動順の動作を指示するものはなかった。

即ち、従来の自動麻雀卓においては、ゲーム進行上の取
扱い作動順の各動作に伴なう表示は、機枠内の牌整列装
置による麻雀牌の整列が完了していることを点灯により
表示するＬＥＤランプがあるに過ぎず、自動麻雀卓を使
用してゲームをする際に操作ミスをすることが多かっ
た。

本考案は、このような従来の問題点に鑑みてこれを解決
するためになされたもので、ゲーム進行上の取扱い作動
順の各動作の指示が自動的にスピーカーから流れて、ゲ
ームの進行がトラブルを生ぜしめずに行なうことのでき
る新規な自動麻雀卓を提起することを目的とする。

この目的を達成するために本考案の自動麻雀卓は、天板
を麻雀卓に形成した機枠内に、前記天板に設けた落し口
から落し込まれる麻雀牌を築牌状態に整列させる牌整列
装置を設けるとともに、整列させた牌を前記天板に設け
た窓孔を介してその天板上面にせり上げる昇降台を装設
し、前記落し口には手動のスイッチの操作で開作動と閉
作動を行なう開閉蓋を設けた自動麻雀卓において、ゲー
ム進行上の取扱い作動順の動作に信号を得て作動する複
数のスイッチと、これら各スイッチの作動に応答してゲ
ーム進行を指示する所定の音声信号を出すべく制御指令
するコントローラと、該コントローラの制御指令で所定
の音声信号を合成するＬＳＩと、該ＬＳＩで合成される
音声信号のデータを記憶させた記憶装置と、前記ＬＳＩ
で合成した音声信号に従い音声を出すスピーカーとを、
前記機枠に組込配設したことを特徴とする。

次に実施の一例を図面に従い詳述する。

第１図は本考案を実施せる自動麻雀卓Ａの全体の概要を
示す斜視図で、１は四角い平箱状に形成した機枠、２は
麻雀卓に形成してあるその機枠１の天板、２０はその天
板２の中央部位に開設して開閉蓋２１により閉塞してあ
る麻雀牌の落し口、２２は天板２の周辺部に設けた４つ
の昇降台３を出没させる窓孔を示しており、ＳＷ_０は電
源スイッチである。Ｓは前記開閉蓋２１の開閉作動機構
を作動させるタッチスイッチ、Ｌは機枠１内に装備され
た牌整列装置（後述する）による牌の整列作動が完了し
たことで点灯するセットランプである。また、２１ａは
前記開閉蓋２１の中央部位に組込んだ自動サイコロ振出
装置で、透明板で蓋された内部にサイコロが封入してあ
り、開閉蓋２１に設けたサイコロスイッチｓｓを押すこ
とで、振動機構が作動してサイコロを自動的に振出す。

機枠１の中に装備せる諸機構は、上記電源スイッチＳＷ
_０をオンにすることで全てが所定の作動を行なう状態に
自動的にセットされるようになっている。

該機枠１内には、第４図に示す如き基本動作回路が組込
配設される。

該基本動作回路は、ゲーム進行上の取扱い作動順に伴い
オン・オフの作動をする複数のスイッチＳＷ_１，ＳＷ_２
……ＳＷ_n-1，ＳＷ_ｎと、これら各スイッチＳＷ_１〜Ｓ
Ｗ_ｎの作動に応答してゲーム進行を指示する所定の音声
信号を出すべく制御指令するコントローラｃと、そのコ
ントローラｃの制御指令で所定の音声信号を合成する音
声合成回路ＬＳＩと、該ＬＳＩで合成されるべき音声信
号のデーターを記憶させた音声合成データー記憶回路Ｒ
ＯＭと、前記音声合成回路ＬＳＩで合成した音声信号に
従い音声を出すスピーカーＳＰとで構成されている。音
声は所定の動作指示を内容とする言葉又はメロデー等で
ある。

次に第２図は、前記機枠１内に装設せる麻雀牌整列装置
の平面図で、前述の天板２の落し口２０から落される牌
を受ける洗牌ホッパー及び該洗牌ホッパー内の麻雀牌を
一定の姿勢に揃えてコンベアにより整列部ａに順次送り
出す牌供給部ｂは鎖線により省略して示している。同図
において３…は、前述の天板２に開設した四つの窓孔２
２…に対し出没するよう設ける四つの昇降台、ａは、前
記牌供給部ｂから一定の姿勢に揃えられてコンベア４０
により搬出され、２段重ね装置４１により２段重ねに積
み重ねられた状態となって送込装置４２により送込まれ
てくる麻雀牌を、所定数の築牌状態に整列せしめる整列
部を示す。

前記四つの昇降台３…は、それらにより囲まれる四辺形
の各内隅となる部位に配設した平面においてＬ字形をな
す四つの連結ブロック３０…により各昇降台３の長手方
向の両端部が隣接する各昇降台３の長手方向の両端部に
連結して一体に連結する囲い枠に形成してある。そし
て、各連結ブロック３０…が、前述の各内隅となる部位
に配位して機枠１のベースプレート１０から立設せる支
柱３１…に夫々昇降自在に嵌合してあり、この連結ブロ
ック３０…が支柱３１…にガイドされて昇降すること
で、同調して昇降する。

前記整列部ａは、前記四つの昇降台３…の外周に、それ
ら昇降台３…を取り囲む囲い枠に装設した誘導路５と、
その誘導路５の下方に配設した搬送装置６と、前記誘導
路５の外側で前述の四つの昇降台３…と対称する位置に
夫々配設した四つの牌押出し部材７…とよりなる。

誘導路５は、下限に下降してきた前記昇降台３の台面３
ａに揃う高さ位置に床板５０が設けてあり、その床板５
０には巾方向の中間部に該誘導路５の長手方向（誘導方
向）に連続する開裂部５１が設けてある。そして、該誘
導路５の、前記昇降台３…と前述牌押出し部材７…との
間に位置する部位は、夫々、各昇降台３…に並列する直
線に形成されて、築牌状態に整列せしめた麻雀牌を待機
させる待機台部５ａ…に構成してある。

搬送装置６は、前記誘導路５の床板５０の下方に、平面
視において該誘導路５に沿いエンドレスに回動するよう
張架せる搬送チェン６０と、それに所定の間隔をおいて
取付けたキャリヤーピン６１とよりなり、そのキャリヤ
ーピン６１は、前述の誘導路５の床板５０に設けた開裂
部５１から誘導路５内に突出している。そして、前述の
送込装置４２により誘導路５の始端部の待機台部５ａに
押込まれる麻雀牌の数が、所定の数に達したときに作動
して、その待機台部５ａ上に整列している麻雀牌をキャ
リヤーピン６１により次位の待機台部５ａに移送するよ
う作用する。

前記牌押出し部材７…は、第３図に示す如く、機枠１に
設けたガイド板１１に機枠１の中心部に向け移動自在に
支持された主体部７０と、それの内端面に形成した盤状
の押出し部７１とよりなり、その押出し部７１は、第２
図にあるよう押出す麻雀牌を三つのブロックに分けるよ
う階段状に成形してある。そして、前記主体部７０は、
それの後端側が、前記第３図に示す如く、機枠１に位置
を固定して支架せる支軸１２中心に機枠１の中心部に向
け進退するよう回動する押出しアーム７２の回動路に連
繋している。

８０…は前記押出しアーム７２を作動させて牌押出し部
材７…を駆動するための駆動シャフトで、前述の四つの
待機台部５ａ…の各外側における前記牌押出し部材７…
の各下方位置に、昇降台３と平行する姿勢として夫々機
枠１に軸支せしめてあって、アングル状に突合わされる
軸端部にベベルギヤ８１ａ…を夫々設けて噛み合わせた
伝導機構８１により、同調して同速で回転するよう伝導
連繋せしめてある。そして、これら駆動シャフト８０…
の夫々に、前述の押出しアーム７２に連繋して該押出し
アーム７２を作動させるカムホイル８２（第２図）が装
着され、また、これら駆動シャフト８０…のうちの適宜
の駆動シャフト８０に、駆動用のモーターＭの出力軸ｍ
が伝導連繋せしめてある。この駆動用のモーターＭは、
図示する例においては、４本の駆動シャフト８０…のう
ちの一本おきの駆動シャフト８０に伝導せしめて都合２
個の駆動用のモーターＭ…を用いているが、トルクの小
さい小型のモーターを用いていることによるもので、充
分なトルクが得られる場合には、１個の駆動用のモータ
ーＭだけを適宜の駆動シャフト８０に伝導せしめるよう
にする。

また、各駆動シャフト８０…には、前記カムホイル８２
と別に、昇降台３…を昇降作動させるためのカムホイル
８３（第２図）が夫々装着される。そして、このカムホ
イル８３に連繋して支軸１３（第３図）中心に上下に回
動する昇降アーム３２を、各牌押出し部材７の下方で各
昇降台３の長手方向の一方の端部に寄る位置に夫々配設
し、それら昇降アーム３２…の回動端部を、前述の四つ
の連結ブロック３０…の夫々に連繋して、これにより、
駆動用のモーターＭの回転で駆動シャフト８０…が回転
すると、カムホイル８３，８２により昇降アーム３２と
押出しアーム７２とが作動するようにしてある。

また、開閉蓋２１を昇降作動させる機構は、別に設けら
れるモーターの作動により駆動される。そして、そのモ
ーターの作動は、前述のタッチスイッチＳの操作で行な
われるが、そのタッチスイッチＳを、一度押すことで閉
塞状態の開閉蓋２１を上昇させ、その上昇行程のストロ
ークエンドに達することでリミットスイッチの作動でオ
フとなり、さらにその状態からもう一度タッチスイッチ
Ｓを押すと該開閉蓋２１を下降作動させ、その下降行程
のストロークエンドにおいてリミットスイッチの作動で
オフとなるよう制御されている。そして、この開閉蓋２
１を下降（閉塞）させる作動の際に、前記モーターＭが
駆動して作動するようになっている。しかし、その連動
は機枠１内の整列装置による牌のセットが完了している
ときだけ行なわれ、セットが完了していないときには、
連動する回路が開いていて、開閉蓋２１を下降させる作
動だけが行なわれるようになっている。

そして、これにより、第１図にてタッチスイッチＳの操
作で、開閉蓋２１を下降させる作動に連動して駆動用の
モーターＭが作動すると、四本の駆動シャフト８０…が
同調して一回転し、前記各昇降アーム３２が、夫々支軸
１３中心に第３図にて鎖線に示す位置から実線に示す位
置に下降し、再び鎖線に示す位置に戻る一往復動の作動
を行ない、この作動で、該昇降アーム３２に連繋してい
る前述の連結ブロック３０…が下降と上昇を行なうこと
で、各昇降台３…が天板２に揃う上昇位置から待機台部
５ａに揃う下降位置に下降し次いで天板２に揃う上昇位
置に復元する作動を行ない、また、同時に押出しアーム
７２が同調して作動し、各昇降台３が下降位置に下降し
てきたときに、各牌押出し部材７が各待機台部５ａに整
列させて待機せしめてある麻雀牌を各昇降台３の台面３
ａ上に押出していく作動を行なう麻雀牌の押出し昇降装
置を構成している。

また、上述の如く作動する自動麻雀卓の各作動順に従っ
て出される音声には、例えば次のようなものが用意され
る。

(1)．機枠内に全く牌がなく空のときから一局目のゲー
ムの準備体制を整えるまでの（第５図乃至第１３図）の
指示．第５図に示すように電源スイッチＳＷ_０をオンにす
ると、機枠内の装置の状態が全て動くように自動的にセ
ットされる。

このとき、機枠内の牌供給部に牌が全く入っていないと
きだけ、例えば、スイッチＳＷ_１が作動し、この作動に
応答してコントローラの制御指令で「開閉蓋２１をあけ
て牌を入れ、入れ終ったらその開閉蓋を閉めなさい」と
いう音声が自動的に出る。

．この指示に従って、遊戯者が手動でタッチスイッチ
Ｓを押して開閉蓋２１をあけ、先ず、一組目の牌を入れ
る（第６図）。

その一組目の牌の投入が終り、タッチスイッチＳの操作
で第７図に示すように開閉蓋２１をしめる。

すると、機枠１内の牌整列装置が自動的に始動し、一定
時間経過後、その一組目の牌のセットが完了し、第８図
に示すセットランプＬが点灯する。

若し、そのセットが完了する前に、タッチスイッチＳを
押してその閉じている開閉蓋２１を開けたときは、ＳＷ
_２が作動し、これに応答したコントローラＣの制御指令
で、「一組目の牌のセットが完了するまで、二組目の牌
は入れないで下さい、蓋はすぐ閉じて下さい。」という
音声が自動的に出る。

また、その閉じている開閉蓋２１を開けずに、その一組
目の牌のセットが完了したときには、前記セットランプ
Ｌの点灯と共に、そのセットの完了の作動で、スイッチ
ＳＷ_３が作動しこれに応答したコントローラＣの制御指
令で、「セットが完了しました」という音声が自動的に
出る。

．次に、遊戯者の意思で手動により、タッチスイッチ
Ｓを押して開閉蓋２１を開ける（第９図）。

すると、スイッチＳＷ_４が作動してこれに応答したコン
トローラＣの制御指令で、「牌を入れて開閉蓋２１を閉
めて下さい」という音声が出る。

この指示に従って、二組目の牌を落し口２０から牌供給
部に入れ、次に、手動でタッチスイッチＳを押して開閉
蓋２１を閉める。

この開閉蓋２１を閉じるタッチスイッチＳのオン作動
で、モーターＭの回路が連動してオンとなり昇降台３が
下降し、整列を終えて待機していた牌を受け取り、再び
上昇してくる。かくして、第１０図に示すように、一組
目の牌Ｐが天板２（プレイグランド）上に供給され、一
局目のゲームの準備体制が整う。

そして、この牌Ｐの天板２への供給終了の作動で、スイ
ッチＳＷ_５が作動しこれに応答したコントローラＣの制
御指令で、「サイコロをどうぞ」という音声が出て、ゲ
ームが開始され得る状態となる。

しかしこの指示に従わず、即ち、サイコロスイッチｓｓ
を押さないで、天板２上にせり上がった昇降台３上に牌
Ｐが整列して供給されたまま、手動でタッチスイッチＳ
を押して開閉蓋２１を開けたとき、イ．機枠内に落し込まれた二組目の牌がセット完了して
いないときには、スイッチＳＷ_６が作動しこれに応答し
たコントローラＣの制御指令で、「すぐに、開閉蓋２１
を閉じて下さい」という音声が出る。

ロ．他方、機枠内に落し込まれた二組目の牌がセット完
了しているときには、スイッチＳＷ_７が作動してこれに
応答したコントローラＣの制御指令で、「一組目の牌
を、落し込んでから開閉蓋２１を閉めて下さい」という
音声が出る。

一方、前述の「サイコロをどうぞ」の指示に従うことに
より、一局目のゲームが開始される。

(2)．一局目のゲーム終了後二局目のゲームまでの進行
上（第１１図内乃至第１３図）の指示．一局目のゲーム終了後は、遊戯者は、遊戯者自身の
意思で手動でタッチスイッチＳを押し、開閉蓋２１をあ
ける（第１１図）。

すると、該開閉蓋２１のあく動作により、前記スイッチ
ＳＷ_８が作動してこれに応答したコントローラＣの制御
指令で、「牌を残さず入れて下さい。入れ終ったら開閉
蓋を閉めて下さい」という音声が出る。

この指示に従って、ゲームを終えた一組目の牌を落し口
２０から牌供給部ｂに入れ、その開閉蓋２１を手動でタ
ッチスイッチＳを押すことにより閉める。これにより機
枠１内でセットされていた牌Ｐが天板２上にせり上って
きて第１３図の状態となる。

このとき、機枠１内の牌はすでにセットが完了している
ことから、開閉蓋２１を閉じる作動に連動して、昇降台
３が作動するようになるので、昇降台３の上に牌が一つ
でも残っている状態だと、開閉蓋２１の閉作動に同調し
てその残っている牌を載せたまま一緒にその昇降台３を
下降させてしまい、待機していた牌の昇降台３への移動
が阻止され、トラブルとなる。

(3)．ゲーム中の指示ゲーム中には、機枠１内において先に落し口２０から落
し込んだ牌のセットが行なわれている。

そのセット作動が行なわれるている間、スイッチＳＷ_９
の作動により、所定の制御指令で、連続して、メロデー
が流れるか、一定時間経過してもセット完了にならない
ときに、警告の音声を出す。

セット完了とならないことは、一組の牌の全てが落し込
まれていないこと、即ち、投入ミスがあったことである
から、これを知らせる。

この警告（メロデーが停止しないか、音声の警告）によ
り、そのゲームを中断して、ミスした牌を探し、開閉蓋
２１をあけて投入する（このときの蓋２１の開閉作動は
［セット完］でないから、昇降台３を昇降させることな
く、開閉作動だけ行なわれる）。

一局面のゲーム終了後、機枠１に先に落し込んである牌
がセット完了されていることをセットランプＬの点灯に
より確認したときは、遊戯者が手動でタッチスイッチＳ
を押し開閉蓋２１をあける。

この動作による信号で、スイッチＳＷ_１０が作動し、前
述同様の制御指令で、「ゲームの終えた牌を入れて、開
閉蓋２１を閉めて下さい」という音声が出る。

この指示に従って、その牌を落し口２０から牌供給部ｂ
へ入れ、次に、手動でタッチスイッチＳを押してその開
閉蓋２１を閉める。

この開閉蓋２１の閉作動で、昇降台３が下降し、整列を
終えて待機していた牌を受け取り、再び上昇してくる。
かくして、二局目のゲーム用牌が天板２（プレイグラン
ド）上に供給され、二局目のゲームの準備体制が整う
（第１３図）。

その開閉蓋２１の閉作動で、前述同様に、スイッチＳＷ
_１１が作動し所定の制御指令で、「サイコロをどうぞ」
という音声が出る。

以下、前述同様のゲーム進行上の取扱い操作を繰返し、
ゲームが続けられる。

なお、所定の動作を行なわないとき、例えば、「サイコ
ロをどうぞ」という音声による指示にも拘わらず、サイ
コロを振らないときには、スイッチＳＷ_５，ＳＷ_１１が
作動しこれに応答したコントローラＣの制御指令で、そ
のサイコロが振られるまで、所定のメロデーを流すよう
にすることもある。

以上述べたように、本考案の自動麻雀卓では、天板を麻雀卓に形成した機枠内に、前記天板に設けた落
し口から落し込まれる麻雀牌を築牌状態に整列させる牌
整列装置を設けるとともに、整列させた牌を前記天板に
設けた窓孔を介してその天板上面にせり上げる昇降台を
装設し、前記落し口には手動のスイッチの操作で開作動
と閉作動を行なう開閉蓋を設けた自動麻雀卓において、
ゲーム進行上の取扱い作動順の動作に信号を得て作動す
る複数のスイッチと、これら各スイッチの作動に応答し
てゲーム進行を指示する所定の音声信号を出すべく制御
指令するコントローラと、該コントローラの制御指令で
所定の音声信号を合成する音声合成回路と、該音声合成
回路で合成される音声信号のデーターを記憶させた音声
合成データー記憶回路と、前記音声合成回路で合成した
音声信号に従い音声を出すスピーカーとを、前記機枠に
組込配設したので、自動麻雀卓を初めて使用してゲーム
を行なうときの人でも音声、又はメロデーのゲーム進行
指示により、操作ミスの心配もなく、スムーズなゲーム
を楽しむことができ、かつ、操作に気を使うことなくゲ
ームプレイに熱中することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施せる自動麻雀卓の全体の概要斜視
図、第２図は同上の機枠内に装設せる麻雀牌整列装置の
平面図、第３図は同上装置の要部の縦断面図、第４図は
同上機枠内に装備される音声等によりゲーム進行を指示
する装置の系統図、第５図乃至第１３図は同上ゲーム進
行を指示する装置の操作順序の説明図である。図面符号の説明Ａ……自動麻雀卓、Ｃ……コントローラＬ……セットランプ、Ｍ……駆動用のモーターＰ……牌、Ｓ……タッチスイッチＳＷ_０……電源スイッチＳＷ_１〜ＳＷ_１１，ＳＷ_ｎ，ＳＷ_n-1……ゲーム取扱い
作動順の動作に信号を得て作動する複数のスイッチＬＳＩ……音声合成用高密度集積回路ＲＯＭ……音声合成データーメモリＳＰ……スピーカー、ａ……整列部ｂ……牌供給部、ｍ……出力軸ｓｓ……サイコロスイッチ、１……機枠１０……ベースプレート、１１……ガイド板１２，１３……支軸２……天板（プレイグランド）２０……落し口、２１……開閉蓋、２２……窓孔３……昇降台、３ａ……台面３０……連結ブロック、３１……支柱３２……昇降アーム、４０……コンベア４１……２段重ね装置、４２……送込装置５……誘導路、５ａ……待機台部、５０……床板５１……開裂部、６……搬送装置６０……搬送チェン、６１……キャリヤーピン７……牌押出し部材、７０……主体部７１……押出し部、７２……押出しアーム８０……駆動シャフト、８１……伝導機構８１ａ……ベベルギヤ８２，８３……カムホイル

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】天板を麻雀卓に形成した機枠内に、前記天
板に設けた落し口から落し込まれる麻雀牌を築牌状態に
整列させる牌整列装置を設けるとともに、整列させた牌
を前記天板に設けた窓孔を介してその天板上面にせり上
げる昇降台を装設し、前記落し口には手動のスイッチの
操作で開作動と閉作動を行なう開閉蓋を設けた自動麻雀
卓において、ゲーム進行上の取扱い作動順の動作に信号
を得て作動する複数のスイッチと、これら各スイッチの
作動に応答してゲーム進行を指示する所定の音声信号を
出すべく制御指令するコントローラと、該コントローラ
の制御指令で所定の音声信号を合成する音声合成回路
と、該音声合成回路で合成される音声信号のデータを記
憶させた音声合成データー記憶回路と、前記音声合成回
路で合成した音声信号に従い音声を出すスピーカーと
を、前記機枠に組込配設したことを特徴とする自動麻雀
卓。