JPH0676893A - メッキしたd‐シェルコネクタ - Google Patents
メッキしたd‐シェルコネクタInfo
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- JPH0676893A JPH0676893A JP4203282A JP20328292A JPH0676893A JP H0676893 A JPH0676893 A JP H0676893A JP 4203282 A JP4203282 A JP 4203282A JP 20328292 A JP20328292 A JP 20328292A JP H0676893 A JPH0676893 A JP H0676893A
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 改良されたD‐シェルタイプコネクタ。
【構成】 本発明による雌D‐シェルコネクタを製造す
るには、三次元回路基板の一部を成形して、複数のメッ
キされたスルーホールが貫通しているD形のブロックに
する。これらのスルーホールは互い違いに二列に並んで
いてその列の間をレリーフチャネルが通っているので、
回路基板は撓むことができ、雄コネクタの噛み合いピン
に対してばね圧を及ぼせるようになっている。噛み合う
雄コネクタは、複数のメッキされたスルーホールを取り
囲むD形の壁を成形することによって同様に製造でき
る。ピンは、二次工程でスルーホールに取り付ける。
るには、三次元回路基板の一部を成形して、複数のメッ
キされたスルーホールが貫通しているD形のブロックに
する。これらのスルーホールは互い違いに二列に並んで
いてその列の間をレリーフチャネルが通っているので、
回路基板は撓むことができ、雄コネクタの噛み合いピン
に対してばね圧を及ぼせるようになっている。噛み合う
雄コネクタは、複数のメッキされたスルーホールを取り
囲むD形の壁を成形することによって同様に製造でき
る。ピンは、二次工程でスルーホールに取り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電気コネクタの
分野に係る。詳細にいうと、本発明は、成形およびメッ
キによって製造される改良されたD‐シェルタイプコネ
クタまたは類似の製品に係る。
分野に係る。詳細にいうと、本発明は、成形およびメッ
キによって製造される改良されたD‐シェルタイプコネ
クタまたは類似の製品に係る。
【0002】
【従来の技術】本明細書において、「D‐シェルコネク
タ」という用語は、米国ペンシルベニア州ハリスバーグ
(Harrisburg)のエイ・エム・ピー社(AMP Incorporated)
から入手できるもののように、エレクトロニクス産業に
おいて通常この名称または「Dコネクタ」もしくは「D
‐タイプコネクタ」のような名称で指称されるたくさん
のコネクタのいずれも包含するように総称として使用す
る。一般に、これらのD‐シェルコネクタは、雄コネク
タ内の複数のピンを取り囲むほぼD‐形の壁すなわちシ
ェルを特徴としている。雌コネクタは、雄コネクタピン
を受け入れるように対応する数の開口を含んでおり、こ
れらの開口は噛み合うD‐形絶縁体中に形成されてい
る。本発明の好ましい態様は特にD‐シェルコネクタに
関するものであるが、D‐形のブロックおよび壁を特に
は使用しない他のコネクタも本発明に従って製造でき
る。
タ」という用語は、米国ペンシルベニア州ハリスバーグ
(Harrisburg)のエイ・エム・ピー社(AMP Incorporated)
から入手できるもののように、エレクトロニクス産業に
おいて通常この名称または「Dコネクタ」もしくは「D
‐タイプコネクタ」のような名称で指称されるたくさん
のコネクタのいずれも包含するように総称として使用す
る。一般に、これらのD‐シェルコネクタは、雄コネク
タ内の複数のピンを取り囲むほぼD‐形の壁すなわちシ
ェルを特徴としている。雌コネクタは、雄コネクタピン
を受け入れるように対応する数の開口を含んでおり、こ
れらの開口は噛み合うD‐形絶縁体中に形成されてい
る。本発明の好ましい態様は特にD‐シェルコネクタに
関するものであるが、D‐形のブロックおよび壁を特に
は使用しない他のコネクタも本発明に従って製造でき
る。
【0003】D‐シェルコネクタは、多くの用途に対し
て多くの変形で利用可能な、ポピュラーな工業規格の電
気コネクタとなっている。さらに、パーソナルコンピュ
ータの拡大普及と共に、周辺機器をパーソナルコンピュ
ータに接続するためにD‐シェルコネクタが普遍的に使
われるようになっている。また、業界ではコネクタとし
ての他の多くの用途も見出だすことができる。
て多くの変形で利用可能な、ポピュラーな工業規格の電
気コネクタとなっている。さらに、パーソナルコンピュ
ータの拡大普及と共に、周辺機器をパーソナルコンピュ
ータに接続するためにD‐シェルコネクタが普遍的に使
われるようになっている。また、業界ではコネクタとし
ての他の多くの用途も見出だすことができる。
【0004】たとえば、ひとつのポピュラーな変形とし
て、コネクタの背面から伸びるはんだ付け可能な複数の
ピンがある。これらのピンは、はめあいホールを介して
プリント配線板(PWB)に挿入すると、同様にプリン
ト配線板にはめてもよいし、あるいは配線ハーネスまた
はケーブルのコネクタ端子を形成していてもよいはめあ
いコネクタとの相互接続が可能になる。
て、コネクタの背面から伸びるはんだ付け可能な複数の
ピンがある。これらのピンは、はめあいホールを介して
プリント配線板(PWB)に挿入すると、同様にプリン
ト配線板にはめてもよいし、あるいは配線ハーネスまた
はケーブルのコネクタ端子を形成していてもよいはめあ
いコネクタとの相互接続が可能になる。
【0005】このような装置において、コネクタはさら
に一対のネジと一組のスペーサブッシングによって機械
的にPWBに固定されるのが普通である。残念ながら、
そのような装置では、コネクタがプリント配線板から不
必要に高く突き出ているため、空間の利用効率が最大限
に生かされてはいない。その上、そのようなコネクタの
取付けは通常手操作または二次操作として行なわなけれ
ばならないので、最終製品の製造コストが上昇する。
に一対のネジと一組のスペーサブッシングによって機械
的にPWBに固定されるのが普通である。残念ながら、
そのような装置では、コネクタがプリント配線板から不
必要に高く突き出ているため、空間の利用効率が最大限
に生かされてはいない。その上、そのようなコネクタの
取付けは通常手操作または二次操作として行なわなけれ
ばならないので、最終製品の製造コストが上昇する。
【0006】本発明は、プリント配線板やその他のプラ
スチックパネルの一部として成形することができる改良
されたD‐シェルコネクタを提供することによって上記
の問題を改善する。
スチックパネルの一部として成形することができる改良
されたD‐シェルコネクタを提供することによって上記
の問題を改善する。
【0007】
【発明の概要】本発明の目的は、改良されたD‐シェル
コネクタを提供することである。本発明の別の目的は、
プリント配線板やその他のプラスチックパネルと一体に
なった部品として製造できるD‐シェルコネクタを提供
することである。本発明の利点のひとつは、成形された
コネクタが、通常のコネクタより部品数が少なく、しか
も断面高さ(プロフィール)を低めにして作成すること
ができる。
コネクタを提供することである。本発明の別の目的は、
プリント配線板やその他のプラスチックパネルと一体に
なった部品として製造できるD‐シェルコネクタを提供
することである。本発明の利点のひとつは、成形された
コネクタが、通常のコネクタより部品数が少なく、しか
も断面高さ(プロフィール)を低めにして作成すること
ができる。
【0008】本発明のこれらの目的と利点および他の目
的と利点は、以下に述べる発明の詳細な説明を考慮する
と当業者には明らかであろう。本発明のひとつの態様に
よる雄電気コネクタは複数の導電性メッキスルーホール
を有する絶縁平面基板を含んでいる。この平面基板から
上方に向かって壁が伸びて、メッキスルーホールを取り
囲んでいる。複数の導電ピンがメッキスルーホールに接
続され、壁の内側で上方に伸びている。壁の外面または
内面に導電メッキを施してもよい。
的と利点は、以下に述べる発明の詳細な説明を考慮する
と当業者には明らかであろう。本発明のひとつの態様に
よる雄電気コネクタは複数の導電性メッキスルーホール
を有する絶縁平面基板を含んでいる。この平面基板から
上方に向かって壁が伸びて、メッキスルーホールを取り
囲んでいる。複数の導電ピンがメッキスルーホールに接
続され、壁の内側で上方に伸びている。壁の外面または
内面に導電メッキを施してもよい。
【0009】本発明のひとつの態様による雌電気コネク
タは絶縁平面基板を含み、この平面基板から上方に向か
って絶縁ブロックが伸びている。このブロックと基板を
貫通して複数のメッキされた通路が伸びている。スプリ
ング装置により、メッキされた通路は各通路の中心に向
かってばね圧を及ぼす。このスプリング装置は二列の通
路間を通過するスロットからなることができ、その場
合、それらのメッキされた通路がスロットに近接する壁
を含み、この壁が撓んでばね圧の一部を生じるようにな
っている。
タは絶縁平面基板を含み、この平面基板から上方に向か
って絶縁ブロックが伸びている。このブロックと基板を
貫通して複数のメッキされた通路が伸びている。スプリ
ング装置により、メッキされた通路は各通路の中心に向
かってばね圧を及ぼす。このスプリング装置は二列の通
路間を通過するスロットからなることができ、その場
合、それらのメッキされた通路がスロットに近接する壁
を含み、この壁が撓んでばね圧の一部を生じるようにな
っている。
【0010】本発明のひとつの態様による雌D‐シェル
電気コネクタはプリント配線板の一部を形成する絶縁平
面基板を含んでおり、この平面基板から上方に向かって
ほぼD形の絶縁ブロックが伸びている。二列に配列され
た複数のメッキ通路がブロックと基板を貫通して伸びて
いる。このメッキされた通路はスプリング装置によって
各々の通路の中心に向かってスプリング圧を及ぼす。こ
のスプリング装置は二列の通路間を通過するスロットか
らなっていてもよく、その場合、それらのメッキされた
通路がスロットに近接する壁を含み、この壁が撓んでス
プリング圧の一部を生じるようになっている。
電気コネクタはプリント配線板の一部を形成する絶縁平
面基板を含んでおり、この平面基板から上方に向かって
ほぼD形の絶縁ブロックが伸びている。二列に配列され
た複数のメッキ通路がブロックと基板を貫通して伸びて
いる。このメッキされた通路はスプリング装置によって
各々の通路の中心に向かってスプリング圧を及ぼす。こ
のスプリング装置は二列の通路間を通過するスロットか
らなっていてもよく、その場合、それらのメッキされた
通路がスロットに近接する壁を含み、この壁が撓んでス
プリング圧の一部を生じるようになっている。
【0011】本発明のもうひとつ別の一面において、プ
リント配線板に雄ピンを受容するための装置は上面と下
面を有する絶縁基板を含んでいる。この上面上に絶縁ブ
ロックが配置されており、これは頂面をもっている。通
路壁を有する第一の通路列がブロックの頂面から所定の
深さまで通っている。通路壁を有する第二の通路列がブ
ロックの頂面から所定の深さまで通っている。レリーフ
チャネルが第一の通路列と第二の通路列との間に配置さ
れており、雄ピンがこれらの通路内に挿入されるとき通
路の壁が撓めるようになっている。通路がテーパ状であ
って、チャネルが下面から上方に向かって前記所定の深
さを越えた点まで伸びているのが好ましい。
リント配線板に雄ピンを受容するための装置は上面と下
面を有する絶縁基板を含んでいる。この上面上に絶縁ブ
ロックが配置されており、これは頂面をもっている。通
路壁を有する第一の通路列がブロックの頂面から所定の
深さまで通っている。通路壁を有する第二の通路列がブ
ロックの頂面から所定の深さまで通っている。レリーフ
チャネルが第一の通路列と第二の通路列との間に配置さ
れており、雄ピンがこれらの通路内に挿入されるとき通
路の壁が撓めるようになっている。通路がテーパ状であ
って、チャネルが下面から上方に向かって前記所定の深
さを越えた点まで伸びているのが好ましい。
【0012】本発明によると、雌D‐シェルコネクタを
製造するには、三次元回路基板の一部を成形して、複数
のメッキされたスルーホールが貫通しているD形のブロ
ックにする。これらのスルーホールは互い違いに二列に
並んでいてその列の間をレリーフチャネルが通っている
ので、回路基板は撓むことができ、雄コネクタの噛み合
うピンに対してばね圧を及ぼせるようになっている。噛
み合う雄コネクタは、複数のメッキスルーホールを取り
囲むD形の壁を成形することによって同様に製造でき
る。ピンは、二次プロセスでスルーホールに取り付け
る。
製造するには、三次元回路基板の一部を成形して、複数
のメッキされたスルーホールが貫通しているD形のブロ
ックにする。これらのスルーホールは互い違いに二列に
並んでいてその列の間をレリーフチャネルが通っている
ので、回路基板は撓むことができ、雄コネクタの噛み合
うピンに対してばね圧を及ぼせるようになっている。噛
み合う雄コネクタは、複数のメッキスルーホールを取り
囲むD形の壁を成形することによって同様に製造でき
る。ピンは、二次プロセスでスルーホールに取り付け
る。
【0013】本発明の新規であると信じられる特徴は特
許請求の範囲に詳細に記載してある。しかしながら、そ
の構成・構造と実施方法に関して本発明自体をさらに別
の目的および利点と共に最も良く理解するには、添付の
図面と組み合わせて以下の詳細な説明を参照するとよ
い。
許請求の範囲に詳細に記載してある。しかしながら、そ
の構成・構造と実施方法に関して本発明自体をさらに別
の目的および利点と共に最も良く理解するには、添付の
図面と組み合わせて以下の詳細な説明を参照するとよ
い。
【0014】
【詳細な説明】ここで図面を参照するが、いくつかの図
面を通じて類似の参照番号は相当する部品を示す。特に
図1を参照すると、本発明による雌D‐シェルコネクタ
が示されている。平面状の基板10はコネクタと一体と
なってコネクタの一部として成形され、たとえばプリン
ト配線板(PWB)でもよい。この基板はその表面から
伸びているほぼD形のブロック14を含んでいる。この
ブロツク14の外側の側面は、メトラー(Mettler) らの
米国出願に開示されているような方法または他の適当な
方法によって導電性物質でメッキしてもよい。このD形
ブロック14は本質的に、標準的な雌D‐シェルコネク
タの多くの変形のいずれかひとつの寸法をもっている。
ブロック14は、導電性のメッキをほとんど含まない頂
面18を含んでいる。
面を通じて類似の参照番号は相当する部品を示す。特に
図1を参照すると、本発明による雌D‐シェルコネクタ
が示されている。平面状の基板10はコネクタと一体と
なってコネクタの一部として成形され、たとえばプリン
ト配線板(PWB)でもよい。この基板はその表面から
伸びているほぼD形のブロック14を含んでいる。この
ブロツク14の外側の側面は、メトラー(Mettler) らの
米国出願に開示されているような方法または他の適当な
方法によって導電性物質でメッキしてもよい。このD形
ブロック14は本質的に、標準的な雌D‐シェルコネク
タの多くの変形のいずれかひとつの寸法をもっている。
ブロック14は、導電性のメッキをほとんど含まない頂
面18を含んでいる。
【0015】頂面18には、この頂面18から基板の底
まで伸びている22のような複数のメッキスルーホール
がある。図示した例では、そのようなメッキスルーホー
ルが25個示されているが、標準的またはそれ以外の導
体の数はいろいろな数が可能であるので、例示した個数
は限定的なものではない。本発明のメッキスルーホール
22は、図2に示してあるように、プリント配線板基板
10の下面上でメッキされた導体26に接続される。こ
のように、これらのメッキされたスルーホール22は、
必要に応じて回路基板上に配置されている電気回路部品
に接続してもよいし、あるいは常法によりこれらの導体
を介して導線につないでもよい。
まで伸びている22のような複数のメッキスルーホール
がある。図示した例では、そのようなメッキスルーホー
ルが25個示されているが、標準的またはそれ以外の導
体の数はいろいろな数が可能であるので、例示した個数
は限定的なものではない。本発明のメッキスルーホール
22は、図2に示してあるように、プリント配線板基板
10の下面上でメッキされた導体26に接続される。こ
のように、これらのメッキされたスルーホール22は、
必要に応じて回路基板上に配置されている電気回路部品
に接続してもよいし、あるいは常法によりこれらの導体
を介して導線につないでもよい。
【0016】D‐シェルコネクタは、互いに噛み合わせ
た後ネジによる接続方式で適正な位置に固定することが
多い。そのような接続を可能にするためには、隔離絶縁
体のスタンドオフをコネクタ間に配置して、噛み合うピ
ンに不必要な応力をかけない良好な機械的適合を容易に
することが多い。ネジ穴32が貫通している一対の一体
型スタンドオフ30は、基板10と一体になった成形部
品として提供され得る。
た後ネジによる接続方式で適正な位置に固定することが
多い。そのような接続を可能にするためには、隔離絶縁
体のスタンドオフをコネクタ間に配置して、噛み合うピ
ンに不必要な応力をかけない良好な機械的適合を容易に
することが多い。ネジ穴32が貫通している一対の一体
型スタンドオフ30は、基板10と一体になった成形部
品として提供され得る。
【0017】図1のコネクタの側面図を図3に示す。雌
コネクタと雄コネクタとの整合を容易にするために、側
面16と上面18の接合部を45°に面取りするとよ
い。同様に、図4に示してあるように、スルーホール2
2の頂部は漏斗形とするとよい。図示の具体例の場合、
スルーホール22の最上部は断面が正方形であり、成形
プロセスでそのように形作られる。スルーホール22の
残りの部分の断面も正方形であるが、雄コネクタの噛み
合いピンの形状とより蜜に合致するように円形としても
よい。もちろんこの形状は限定されるものではない。す
なわち、円形や卵形の断面のホールやその他の形状も使
用可能であるからである。ホール22は頂部から底まで
多少テーパをつけ、雄コネクタが挿入さるにつれてスプ
リングに徐々に負荷がかかるようにすることができる。
好ましい具体例の場合、このテーパは約0.032イン
チから約0.026インチまでである。
コネクタと雄コネクタとの整合を容易にするために、側
面16と上面18の接合部を45°に面取りするとよ
い。同様に、図4に示してあるように、スルーホール2
2の頂部は漏斗形とするとよい。図示の具体例の場合、
スルーホール22の最上部は断面が正方形であり、成形
プロセスでそのように形作られる。スルーホール22の
残りの部分の断面も正方形であるが、雄コネクタの噛み
合いピンの形状とより蜜に合致するように円形としても
よい。もちろんこの形状は限定されるものではない。す
なわち、円形や卵形の断面のホールやその他の形状も使
用可能であるからである。ホール22は頂部から底まで
多少テーパをつけ、雄コネクタが挿入さるにつれてスプ
リングに徐々に負荷がかかるようにすることができる。
好ましい具体例の場合、このテーパは約0.032イン
チから約0.026インチまでである。
【0018】雄ピンと雌プラスチックスプリングとの間
の接触力は2つの噛み合い部品間の許容度の範囲内の許
容度によって設定される。このコネクタの場合、接触力
は垂直力が約150〜500グラムとなるように設計さ
れている。所望により、許容度を厳しくすることによっ
てこの範囲を狭めることができる。さらに、設計上、プ
ラスチック材料の移動は、このプラスチック材料にあま
り大きな応力がかかるのを防ぐ程度に制限するのが好ま
しい。
の接触力は2つの噛み合い部品間の許容度の範囲内の許
容度によって設定される。このコネクタの場合、接触力
は垂直力が約150〜500グラムとなるように設計さ
れている。所望により、許容度を厳しくすることによっ
てこの範囲を狭めることができる。さらに、設計上、プ
ラスチック材料の移動は、このプラスチック材料にあま
り大きな応力がかかるのを防ぐ程度に制限するのが好ま
しい。
【0019】図2と共に図4を参照すると、開口22の
2つの列の間にチャネル38が成形または切削によって
設けられてプラスチック基板にレリーフが作成されてお
り、スルーホール22中にピンが挿入されるときにプラ
スチック基板が多少撓むことができるようになってい
る。このレリーフチャネル38により、スルーホール2
2のプラスチック製の壁は撓んでスプリングとして作用
して雄コネクタの噛み合いピンをしっかりと押し付ける
ことが可能になる。
2つの列の間にチャネル38が成形または切削によって
設けられてプラスチック基板にレリーフが作成されてお
り、スルーホール22中にピンが挿入されるときにプラ
スチック基板が多少撓むことができるようになってい
る。このレリーフチャネル38により、スルーホール2
2のプラスチック製の壁は撓んでスプリングとして作用
して雄コネクタの噛み合いピンをしっかりと押し付ける
ことが可能になる。
【0020】図1に示した二五個のピンからなるコネク
タではスルーホール22の2つの列は約0.112イン
チだけ離れている。各列の中の隣接するスルーホール2
2は約0.109インチだけ離れており、対向する列の
ホールは互い違いになっている。レリーフチャネル38
の幅は約0.036インチ、深さは約0.178インチ
である。基板を作成する際に使用するのに好ましい材料
はゼネラル・エレクトリック(General Electric)のウル
テム(Ultem) 2312である。もちろん、これらの材料
と寸法は限定する意味ではなく、例示しただけである。
他の材料と寸法も適切であろう。
タではスルーホール22の2つの列は約0.112イン
チだけ離れている。各列の中の隣接するスルーホール2
2は約0.109インチだけ離れており、対向する列の
ホールは互い違いになっている。レリーフチャネル38
の幅は約0.036インチ、深さは約0.178インチ
である。基板を作成する際に使用するのに好ましい材料
はゼネラル・エレクトリック(General Electric)のウル
テム(Ultem) 2312である。もちろん、これらの材料
と寸法は限定する意味ではなく、例示しただけである。
他の材料と寸法も適切であろう。
【0021】これらの寸法も本明細書中に開示する他の
寸法も、限定する意図はまったくないが、そのような寸
法のものは市販のD‐シェルコネクタとの噛み合いが良
好である。開示した寸法はメッキしてないプラスチック
部品に対するものであって、部品上に設けられるメッキ
の厚みは約0.0015インチであると仮定している。
寸法も、限定する意図はまったくないが、そのような寸
法のものは市販のD‐シェルコネクタとの噛み合いが良
好である。開示した寸法はメッキしてないプラスチック
部品に対するものであって、部品上に設けられるメッキ
の厚みは約0.0015インチであると仮定している。
【0022】雌コネクタ内部の外側金属被覆層は銅、ニ
ッケル、金、その他各種材料で良い。このコネクタの外
面も各種の材料でメッキできるが、耐久性の耐摩耗性表
面を得るにはニッケルでメッキするのが好ましい。ここ
で、図6と共に図5を参照すると、本発明による雄D‐
シェルコネクタが示されている。プリント配線板でもよ
い平面状の基板50は、市販または特製の金属ピン56
を備えている複数のメッキスルーホール52を含んでい
る。このようなピン56は、公知の方法によりメッキス
ルーホール52中にピン56を圧入することによって二
次的操作で取り付けられる。スルーホール52は、基板
の下面に近接する領域がテーパの付いた広い領域で、基
板上面付近が狭い部分であるのが好ましい。こうする
と、ピン56に対する具合の良い接触面が形成され、ピ
ン56を適切な位置に溶接する必要性が低減または消失
する。これらのスルーホール52は、図1に示したよう
な噛み合う雌コネクタと合致するように互い違いに並ん
だ二列になっている。これら2つのスルーホール列は、
噛み合う相手の雌コネクタのD形ブロックの外側に適合
するように適切な寸法をもっているD形の壁60によっ
て囲まれている。所望により、このD形の壁60の内面
および/または外面は、メトラー(John Mettler)らの米
国特許出願に記載のプロセスに従って遮蔽導体でメッキ
してもよい。
ッケル、金、その他各種材料で良い。このコネクタの外
面も各種の材料でメッキできるが、耐久性の耐摩耗性表
面を得るにはニッケルでメッキするのが好ましい。ここ
で、図6と共に図5を参照すると、本発明による雄D‐
シェルコネクタが示されている。プリント配線板でもよ
い平面状の基板50は、市販または特製の金属ピン56
を備えている複数のメッキスルーホール52を含んでい
る。このようなピン56は、公知の方法によりメッキス
ルーホール52中にピン56を圧入することによって二
次的操作で取り付けられる。スルーホール52は、基板
の下面に近接する領域がテーパの付いた広い領域で、基
板上面付近が狭い部分であるのが好ましい。こうする
と、ピン56に対する具合の良い接触面が形成され、ピ
ン56を適切な位置に溶接する必要性が低減または消失
する。これらのスルーホール52は、図1に示したよう
な噛み合う雌コネクタと合致するように互い違いに並ん
だ二列になっている。これら2つのスルーホール列は、
噛み合う相手の雌コネクタのD形ブロックの外側に適合
するように適切な寸法をもっているD形の壁60によっ
て囲まれている。所望により、このD形の壁60の内面
および/または外面は、メトラー(John Mettler)らの米
国特許出願に記載のプロセスに従って遮蔽導体でメッキ
してもよい。
【0023】基板50の底面および/または頂面は、プ
リント配線板の一部を形成するように基板10の場合と
同様にしてメッキしてもよい。いずれにしても、メッキ
スルーホール52は、ピン56との適当な電気的接触を
作成するために基板50の下面上でメッキされた導体と
電気的に接続される。基板50は、雌コネクタのスタン
ドオフ30のネジ穴32と位置合わせしたネジ穴64を
備えていることがある。
リント配線板の一部を形成するように基板10の場合と
同様にしてメッキしてもよい。いずれにしても、メッキ
スルーホール52は、ピン56との適当な電気的接触を
作成するために基板50の下面上でメッキされた導体と
電気的に接続される。基板50は、雌コネクタのスタン
ドオフ30のネジ穴32と位置合わせしたネジ穴64を
備えていることがある。
【0024】本発明から逸脱することなく本発明で多く
の変形が可能であることが当業者には分かるであろう。
たとえば、ブロックおよび壁の形状、ピンおよびソケッ
トの数、使用する材料、ならびに遮蔽メッキのパターン
の変更が本発明から逸脱することなく可能である。以
上、本発明の課題、目的および効果を充分に満足する本
発明に従って改良された装置と方法を説明した。特定具
体例に関連して本発明を説明して来たが、明らかに、以
上の説明に基づいて多くの置換、変更、修正および交換
が当業者には自明であろう。したがって、本発明は、特
許請求の範囲の技術思想と広い範囲内に入る置換、変
更、修正および交換をすべて包含するものである。
の変形が可能であることが当業者には分かるであろう。
たとえば、ブロックおよび壁の形状、ピンおよびソケッ
トの数、使用する材料、ならびに遮蔽メッキのパターン
の変更が本発明から逸脱することなく可能である。以
上、本発明の課題、目的および効果を充分に満足する本
発明に従って改良された装置と方法を説明した。特定具
体例に関連して本発明を説明して来たが、明らかに、以
上の説明に基づいて多くの置換、変更、修正および交換
が当業者には自明であろう。したがって、本発明は、特
許請求の範囲の技術思想と広い範囲内に入る置換、変
更、修正および交換をすべて包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による雌D‐シェルコネクタの斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1の雌D‐シェルコネクタの底面図である。
【図3】図1の雌D‐シェルコネクタの側面図である。
【図4】図1の雌D‐シェルコネクタをA−A線に沿っ
て切った断面図である。
て切った断面図である。
【図5】本発明による雄D‐シェルコネクタの斜視図で
ある。
ある。
【図6】図5に示した雄D‐シェルコネクタのピンとピ
ンホールを除いた側面図である。
ンホールを除いた側面図である。
【図7】図5の雄D‐シェルコネクタをB−B線に沿っ
て切った断面図である。
て切った断面図である。
10、50 平面基板、 14 D形ブロック、 22、52 メッキスルーホール、 30 スタンドオフ、 38 レリーフチャネル、 56 ピン、 60 D形の壁。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/42 A 7511−4E (72)発明者 ジェームス・エドワード・ベタース アメリカ合衆国、インディアナ州、ニュー バーグ、ブルックフィールド・ドライブ、 3477番
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の導電性にメッキされたスルーホー
ルを含む絶縁性平面状基板と、前記平面状基板から上方
に伸びて前記メッキされたスルーホールを取り囲んでい
る壁と、前記メッキされたスルーホールに接続されてい
て前記壁の内側で上方に伸びている複数の導電性のピン
とを組み合わせて含む雄電気コネクタ。 - 【請求項2】 さらに、前記壁の外面を覆う導電性のメ
ッキを含む、請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記壁が上端と下端を含んでおり、さら
に、前記上端と下端の各々に隣接して前記基板を貫通す
る開口を規定する手段を含んでいる、請求項1記載の装
置。 - 【請求項4】 絶縁性平面状基板と、前記平面状基板か
ら上方に伸びている絶縁ブロックと、前記ブロックと前
記基板を貫通して伸びている複数のメッキされた通路と
を組み合わせて含む雌電気コネクタ。 - 【請求項5】 さらに、前記メッキされた通路が、各通
路の中心に向かうばね圧を生じるようにするスプリング
手段を含む、請求項4記載の装置。 - 【請求項6】 前記ブロックが上端と下端を含んでお
り、さらに、前記上端と下端の各々に隣接してスタンド
オフ手段を含んでいる、請求項4記載の装置。 - 【請求項7】 前記ブロックが上端と下端を含んでお
り、前記スタンドオフ手段がさらに、上方に伸びる円筒
を規定する手段も含んでおり、ひとつの開口が前記円筒
と前記基板を前記上端と下端の各々に隣接して貫通して
いる、請求項6記載の装置。 - 【請求項8】 前記通路が漏斗形をしていて、前記通路
の直径が前記基板に近付くにつれて狭くなる、請求項4
記載の装置。 - 【請求項9】 プリント配線板の一部を形成する絶縁性
平面状基板と、前記平面状基板から上方に伸びているほ
ぼD形の絶縁性ブロックと、前記ブロックと前記基板を
貫通して伸びて二列に配列されている複数のメッキされ
た通路と、前記メッキされた通路が各通路の中心に向か
うばね圧を生じるようにするスプリング手段とを組み合
わせて含んでおり、前記スプリング手段が前記二列にな
った通路の間を通過するスロットからなっており、その
結果前記メッキされた通路が前記スロットに隣接する壁
を含んでいてこの壁が撓んで前記ばね圧の一部を生じる
ようになっている、雌D‐シェル電気コネクタ。 - 【請求項10】 プリント配線板において雄ピンを受容
するための装置であって、上面と下面を有する絶縁性基
板と、前記上面上に配置されそして頂面を有する絶縁性
ブロックと、通路壁を有しており前記ブロックの前記頂
面から所定の深さまで通っている第一の通路列と、通路
壁を有しており前記ブロックの前記頂面から前記所定の
深さまで通っている第二の通路列と、前記第一の通路列
と第二の通路列との間に配置されて雄ピンが前記通路内
に挿入されるとき前記通路壁が撓むことができるように
するレリーフチャネル手段とを組み合わせて含む装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203282A JPH0676893A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | メッキしたd‐シェルコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203282A JPH0676893A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | メッキしたd‐シェルコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676893A true JPH0676893A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16471471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203282A Withdrawn JPH0676893A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | メッキしたd‐シェルコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016140200A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 本田技研工業株式会社 | 一体型ユニット |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4203282A patent/JPH0676893A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016140200A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 本田技研工業株式会社 | 一体型ユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |