JPH0676888A - 同軸コネクタ - Google Patents
同軸コネクタInfo
- Publication number
- JPH0676888A JPH0676888A JP4226680A JP22668092A JPH0676888A JP H0676888 A JPH0676888 A JP H0676888A JP 4226680 A JP4226680 A JP 4226680A JP 22668092 A JP22668092 A JP 22668092A JP H0676888 A JPH0676888 A JP H0676888A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact plate
- plug
- receptacle
- shield conductor
- common contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波特性を安定して得る。小型化が可能な
同軸コネクタを提供する。 【構成】 レセプタクル2を筒状ケース3と、その外周
に設けられるレセプタクルシールド導体4と、筒状ケー
ス3内に開離自在に接触させて配設される常閉接点板5
及び共通接点板6とを具備して形成する。プラグ1を筒
状のプラグシールド導体7と、片面のみに導体パターン
8を設けたプリント配線板9で作成されプラグシールド
導体7内に配設される中心接続体10とを具備して形成
する。プラグ1の中心接続体10をレセプタクル2の筒
状ケース3内に挿入してレセプタクルシールド導体4と
プラグシールド導体7を接続させる。そして中心接続体
10を常閉接点板5と共通接点板6の間にその導体パタ
ーン8を共通接点板6に接触させるように差し込む。常
閉接点板5と共通接点板6とは間にプリント配線板9で
作成される中心接続体10が挟まれることによって開離
される。
同軸コネクタを提供する。 【構成】 レセプタクル2を筒状ケース3と、その外周
に設けられるレセプタクルシールド導体4と、筒状ケー
ス3内に開離自在に接触させて配設される常閉接点板5
及び共通接点板6とを具備して形成する。プラグ1を筒
状のプラグシールド導体7と、片面のみに導体パターン
8を設けたプリント配線板9で作成されプラグシールド
導体7内に配設される中心接続体10とを具備して形成
する。プラグ1の中心接続体10をレセプタクル2の筒
状ケース3内に挿入してレセプタクルシールド導体4と
プラグシールド導体7を接続させる。そして中心接続体
10を常閉接点板5と共通接点板6の間にその導体パタ
ーン8を共通接点板6に接触させるように差し込む。常
閉接点板5と共通接点板6とは間にプリント配線板9で
作成される中心接続体10が挟まれることによって開離
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラグとレセプタクル
とからなりスイッチング機能を有する同軸コネクタに関
するものである。
とからなりスイッチング機能を有する同軸コネクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】内部アンテナが設けられた携帯用の無線
機を自動車等に設けられた外部アンテナに接続して用い
る場合などにおいて、外部アンテナを接続するときには
内部アンテナを切り離すことができるスイッチング機能
を有する同軸コネクタとして、図4乃至図6に示すもの
が提供されている。この同軸コネクタは内部アンテナに
接続されるレセプタクル2と、外部アンテナに接続され
るプラグ1から構成されている。
機を自動車等に設けられた外部アンテナに接続して用い
る場合などにおいて、外部アンテナを接続するときには
内部アンテナを切り離すことができるスイッチング機能
を有する同軸コネクタとして、図4乃至図6に示すもの
が提供されている。この同軸コネクタは内部アンテナに
接続されるレセプタクル2と、外部アンテナに接続され
るプラグ1から構成されている。
【0003】すなわち、レセプタクル2は図4に示すよ
うに、樹脂成形品の筒状ケース3の外周に金属のレセプ
タクルシールド導体4を設けると共に筒状ケース3の基
部の開口内に成形品のカバー15をはめ込み、このカバ
ー15に通して固定した常閉接点板5と共通接点板6を
筒状ケース3内に取り付けることによって形成してあ
り、カバー15にはさらにレセプタクルシールド導体4
に接続したシールド端子16を導出して設けてある。常
閉接点板5と共通接点板6は図5に示すようにその各両
側端縁に突設した接触ボス17,18同士を当接させる
ことによって弾接してあり、常時はこのように常閉接点
板5と共通接点板6とが接触して短絡することによって
アンテナ回路が内部アンテナに接続されている。この常
閉接点板5と共通接点板6のうち、共通接点板6は弾性
的に自在に変位されるが、常閉接点板5はその先端部を
筒状ケース3の係合凹部19内に係合してあり、変位す
ることができないようにしてある。
うに、樹脂成形品の筒状ケース3の外周に金属のレセプ
タクルシールド導体4を設けると共に筒状ケース3の基
部の開口内に成形品のカバー15をはめ込み、このカバ
ー15に通して固定した常閉接点板5と共通接点板6を
筒状ケース3内に取り付けることによって形成してあ
り、カバー15にはさらにレセプタクルシールド導体4
に接続したシールド端子16を導出して設けてある。常
閉接点板5と共通接点板6は図5に示すようにその各両
側端縁に突設した接触ボス17,18同士を当接させる
ことによって弾接してあり、常時はこのように常閉接点
板5と共通接点板6とが接触して短絡することによって
アンテナ回路が内部アンテナに接続されている。この常
閉接点板5と共通接点板6のうち、共通接点板6は弾性
的に自在に変位されるが、常閉接点板5はその先端部を
筒状ケース3の係合凹部19内に係合してあり、変位す
ることができないようにしてある。
【0004】またプラグ1は図6(a)に示すように、
金属で筒状に作成されるプラグシールド導体7の内周に
成形品で作成される支持部材21を設けると共に金属ピ
ンで作成される中心導体14をこの支持部材21に通し
てプラグシールド導体7内に固定することによって形成
してある。そしてプラグ1の中心導体14をレセプタク
ル2の筒状ケース3内にその先端の差込み口20から挿
入し、レセプタクルシールド導体4とプラグシールド導
体7を接続させると共に、中心導体14を常閉接点板5
と共通接点板6の間に差し込むことによって、図6
(a)のようにレセプタクル2にプラグ1を接続するこ
とができる。このように中心導体14を常閉接点板5と
共通接点板6の間に差し込んでレセプタクル2にプラグ
1を接続すると、図6(b)に示すように共通接点板6
は中心導体14に接触すると共に中心導体14によって
共通接点板6は常閉接点板5から離されて開離されるこ
とになり、共通接点板6と常閉接点板5の開離によって
内部アンテナがアンテナ回路から切りはなされると同時
に共通接点板6と中心導体14によって外部アンテナが
アンテナ回路に接続されるものである。
金属で筒状に作成されるプラグシールド導体7の内周に
成形品で作成される支持部材21を設けると共に金属ピ
ンで作成される中心導体14をこの支持部材21に通し
てプラグシールド導体7内に固定することによって形成
してある。そしてプラグ1の中心導体14をレセプタク
ル2の筒状ケース3内にその先端の差込み口20から挿
入し、レセプタクルシールド導体4とプラグシールド導
体7を接続させると共に、中心導体14を常閉接点板5
と共通接点板6の間に差し込むことによって、図6
(a)のようにレセプタクル2にプラグ1を接続するこ
とができる。このように中心導体14を常閉接点板5と
共通接点板6の間に差し込んでレセプタクル2にプラグ
1を接続すると、図6(b)に示すように共通接点板6
は中心導体14に接触すると共に中心導体14によって
共通接点板6は常閉接点板5から離されて開離されるこ
とになり、共通接点板6と常閉接点板5の開離によって
内部アンテナがアンテナ回路から切りはなされると同時
に共通接点板6と中心導体14によって外部アンテナが
アンテナ回路に接続されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして形成
されるスイッチング機能を有する同軸コネクタにあっ
て、プラグ1をレセプタクル2に接続して共通接点板6
を常閉接点板5から開離させるあたって、この開離の接
点ギャップGは図6に示すように係合凹部19への係合
で固定された常閉接点板5と中心導体14との間の隙間
として形成されることになる。しかし、常閉接点板5等
の部品寸法のばらつきや、組み立て寸法のばらつきによ
って、常閉接点板5と中心導体14との間の隙間の距離
はばらつき、接点ギャップGを安定して得ることが難し
いものであり、この結果高周波特性を安定して得ること
ができないという問題があった。
されるスイッチング機能を有する同軸コネクタにあっ
て、プラグ1をレセプタクル2に接続して共通接点板6
を常閉接点板5から開離させるあたって、この開離の接
点ギャップGは図6に示すように係合凹部19への係合
で固定された常閉接点板5と中心導体14との間の隙間
として形成されることになる。しかし、常閉接点板5等
の部品寸法のばらつきや、組み立て寸法のばらつきによ
って、常閉接点板5と中心導体14との間の隙間の距離
はばらつき、接点ギャップGを安定して得ることが難し
いものであり、この結果高周波特性を安定して得ること
ができないという問題があった。
【0006】また、常閉接点板5は固定しておいて共通
接点板6のみを中心導体14の一方側へ移動させること
によって共通接点板6と常閉接点板5を開離させるよう
にしているために、図4(a)(b)に示すように常閉
接点板5と共通接点板6はその接触部5a,6aを筒状
ケース3内において中心線Lよりも偏った位置に取り付
ける必要があり、小型化することが難しいという問題も
あった。
接点板6のみを中心導体14の一方側へ移動させること
によって共通接点板6と常閉接点板5を開離させるよう
にしているために、図4(a)(b)に示すように常閉
接点板5と共通接点板6はその接触部5a,6aを筒状
ケース3内において中心線Lよりも偏った位置に取り付
ける必要があり、小型化することが難しいという問題も
あった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、高周波特性を安定して得ることができ、また小型
化が可能な同軸コネクタを提供することを目的とするも
のである。
あり、高周波特性を安定して得ることができ、また小型
化が可能な同軸コネクタを提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラグ1とこ
のプラグ1が着脱自在に結合されるレセプタクル2とを
備えた同軸コネクタにおいて、レセプタクル2を筒状ケ
ース3と、その外周に設けられるレセプタクルシールド
導体4と、筒状ケース3内に開離自在に接触させて配設
される常閉接点板5及び共通接点板6とを具備して形成
すると共に、プラグ1を筒状のプラグシールド導体7
と、片面のみに導体パターン8を設けたプリント配線板
9で作成されプラグシールド導体7内に配設される中心
接続体10とを具備して形成し、プラグ1の中心接続体
10をレセプタクル2の筒状ケース3内に挿入してレセ
プタクルシールド導体4とプラグシールド導体7を接続
させると共に、中心接続体10を常閉接点板5と共通接
点板6の間にその導体パターン8を共通接点板6に接触
させるように差し込んで成ることを特徴とするものであ
る。
のプラグ1が着脱自在に結合されるレセプタクル2とを
備えた同軸コネクタにおいて、レセプタクル2を筒状ケ
ース3と、その外周に設けられるレセプタクルシールド
導体4と、筒状ケース3内に開離自在に接触させて配設
される常閉接点板5及び共通接点板6とを具備して形成
すると共に、プラグ1を筒状のプラグシールド導体7
と、片面のみに導体パターン8を設けたプリント配線板
9で作成されプラグシールド導体7内に配設される中心
接続体10とを具備して形成し、プラグ1の中心接続体
10をレセプタクル2の筒状ケース3内に挿入してレセ
プタクルシールド導体4とプラグシールド導体7を接続
させると共に、中心接続体10を常閉接点板5と共通接
点板6の間にその導体パターン8を共通接点板6に接触
させるように差し込んで成ることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】プラグ1を筒状のプラグシールド導体7と、片
面のみに導体パターン8を設けたプリント配線板9で作
成されプラグシールド導体7内に配設される中心接続体
10とを具備して形成しているために、プラグ1にレセ
プタクル2を接続して結合するにあたって、プラグ1の
中心接続体10をレセプタクル2の筒状ケース3内に挿
入して中心接続体10を常閉接点板5と共通接点板6の
間にその導体パターン8を共通接点板6に接触させるよ
うに差し込むと、常閉接点板5と共通接点板6とは間に
プリント配線板9で作成される中心接続体10が挟まれ
ることによって開離されることになり、常閉接点板5と
共通接点板6の間の接点ギャップGはプリント配線板9
の厚みで一定の寸法に決定される。
面のみに導体パターン8を設けたプリント配線板9で作
成されプラグシールド導体7内に配設される中心接続体
10とを具備して形成しているために、プラグ1にレセ
プタクル2を接続して結合するにあたって、プラグ1の
中心接続体10をレセプタクル2の筒状ケース3内に挿
入して中心接続体10を常閉接点板5と共通接点板6の
間にその導体パターン8を共通接点板6に接触させるよ
うに差し込むと、常閉接点板5と共通接点板6とは間に
プリント配線板9で作成される中心接続体10が挟まれ
ることによって開離されることになり、常閉接点板5と
共通接点板6の間の接点ギャップGはプリント配線板9
の厚みで一定の寸法に決定される。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。レセ
プタクル2は図2に示すように、筒状ケース3と、レセ
プタクルシールド導体4と、常閉接点板5及び共通接点
板6とを具備して形成されるものであり、筒状ケース3
は合成樹脂の成形品など絶縁材料で略円筒形に作成して
ある。この筒状ケース3の外周には金属で作成されるレ
セプタクルシールド導体4が被覆してある。また筒状ケ
ース3の基部の開口は合成樹脂の成形品など絶縁材料で
作成されるカバー15をはめ込んで取り付けることによ
って塞いであり、筒状ケースの先部の中心は差込み口2
0として開口させてある。カバー15には弾性金属板で
形成される常閉接点板5と共通接点板6を通して固定し
てあり、この常閉接点板5と共通接点板6は筒状ケース
3内に配設してある。常閉接点板5と共通接点板6は図
2(a)(b)に示すように、その先端部の略「く」字
形に折曲した接触部5a,6aを弾接させて接触させる
ことによって、常時は短絡させるようにしてあり、この
接触部5a,6aは筒状ケース3の中心線L上に位置す
るようにして、差込み口20に臨ませてある。上記カバ
ー15にはさらにレセプタクルシールド導体4に接続し
たシールド端子16を導出して設けてある。
プタクル2は図2に示すように、筒状ケース3と、レセ
プタクルシールド導体4と、常閉接点板5及び共通接点
板6とを具備して形成されるものであり、筒状ケース3
は合成樹脂の成形品など絶縁材料で略円筒形に作成して
ある。この筒状ケース3の外周には金属で作成されるレ
セプタクルシールド導体4が被覆してある。また筒状ケ
ース3の基部の開口は合成樹脂の成形品など絶縁材料で
作成されるカバー15をはめ込んで取り付けることによ
って塞いであり、筒状ケースの先部の中心は差込み口2
0として開口させてある。カバー15には弾性金属板で
形成される常閉接点板5と共通接点板6を通して固定し
てあり、この常閉接点板5と共通接点板6は筒状ケース
3内に配設してある。常閉接点板5と共通接点板6は図
2(a)(b)に示すように、その先端部の略「く」字
形に折曲した接触部5a,6aを弾接させて接触させる
ことによって、常時は短絡させるようにしてあり、この
接触部5a,6aは筒状ケース3の中心線L上に位置す
るようにして、差込み口20に臨ませてある。上記カバ
ー15にはさらにレセプタクルシールド導体4に接続し
たシールド端子16を導出して設けてある。
【0011】一方、プラグ1は図3(a)に示すよう
に、プラグシールド導体7とプリント配線板9とを具備
して形成されるものであって、プラグシールド導体7は
金属の略円筒体で作成してあり、その後端部の両側面に
はそれぞれ金属の接続片22が後方へ突出して設けてあ
る。プリント配線板9はエポキシ樹脂積層板など絶縁板
を基板とし、表面に銅箔のエッチング加工等によってパ
ターン形成することによって作成されるものである。こ
のプリント配線板9の一端縁に中心接続体10がプリン
ト配線板9の一部を延出させることによって設けてあ
り、プリント配線板9の表面に設けた高周波信号部の導
体パターン8をこの中心接続体10の片側のみの表面に
延長させてある。またプリント配線板9の表面にはこの
導体パターン8の近傍に同軸グランドパターン23が設
けてある。そして、筒状のプラグシールド導体7内にそ
の後端の開口から中心接続体10を差し込むと共に各接
続片22を各同軸グランドパターン23に半田付けする
ことによって、図3(b)(c)のようにプリント配線
板9にプラグシールド導体7を取り付けたプラグ1を形
成することができるものである。このようにプラグ1を
作成するにあたって、プラグ1はプリント配線板9に直
接半田付けすることによって組み立てをおこなうことが
できると共に中心接続体10はプリント配線板9の一部
として形成することができ、従来の図6のように支持部
材21を用いたりするプラグ1に較べて部品点数を削減
することができるものである。
に、プラグシールド導体7とプリント配線板9とを具備
して形成されるものであって、プラグシールド導体7は
金属の略円筒体で作成してあり、その後端部の両側面に
はそれぞれ金属の接続片22が後方へ突出して設けてあ
る。プリント配線板9はエポキシ樹脂積層板など絶縁板
を基板とし、表面に銅箔のエッチング加工等によってパ
ターン形成することによって作成されるものである。こ
のプリント配線板9の一端縁に中心接続体10がプリン
ト配線板9の一部を延出させることによって設けてあ
り、プリント配線板9の表面に設けた高周波信号部の導
体パターン8をこの中心接続体10の片側のみの表面に
延長させてある。またプリント配線板9の表面にはこの
導体パターン8の近傍に同軸グランドパターン23が設
けてある。そして、筒状のプラグシールド導体7内にそ
の後端の開口から中心接続体10を差し込むと共に各接
続片22を各同軸グランドパターン23に半田付けする
ことによって、図3(b)(c)のようにプリント配線
板9にプラグシールド導体7を取り付けたプラグ1を形
成することができるものである。このようにプラグ1を
作成するにあたって、プラグ1はプリント配線板9に直
接半田付けすることによって組み立てをおこなうことが
できると共に中心接続体10はプリント配線板9の一部
として形成することができ、従来の図6のように支持部
材21を用いたりするプラグ1に較べて部品点数を削減
することができるものである。
【0012】上記のように形成されるプラグ1とレセプ
タクル2から成る同軸コネクタは、例えばレセプタクル
2を携帯用無線機の内部アンテナに、プラグ1を自動車
等に設けられた外部アンテナに接続して用いることがで
きるものであり、レセプタクル2にプラグ1を接続して
結合させていないときには、常閉接点板5と共通接点板
6は接触して短絡しているために、内部アンテナは携帯
用無線機内のアンテナ回路に接続されている。
タクル2から成る同軸コネクタは、例えばレセプタクル
2を携帯用無線機の内部アンテナに、プラグ1を自動車
等に設けられた外部アンテナに接続して用いることがで
きるものであり、レセプタクル2にプラグ1を接続して
結合させていないときには、常閉接点板5と共通接点板
6は接触して短絡しているために、内部アンテナは携帯
用無線機内のアンテナ回路に接続されている。
【0013】次に、プラグ1の中心接続体10をレセプ
タクル2の筒状ケース3内にその先端の差込み口20か
ら挿入し、レセプタクルシールド導体4とプラグシール
ド導体7を接触接続させると共に、中心接続体10を常
閉接点板5と共通接点板6の間に差し込むことによっ
て、図1に示すようにレセプタクル2にプラグ1を結合
して接続させることができる。このとき、中心接続体1
0はその導体パターン8が共通接点板6の側を向くよう
に常閉接点板5と共通接点板6の間に差し込まれるもの
であり、このように中心接続体10を常閉接点板5と共
通接点板6の間に差し込むと、中心接続体10の導体パ
ターン8は共通接点板6に接触すると共に、片面の導体
パターン8以外は絶縁板となっているプリント配線板9
で形成される中心接続体10によって常閉接点板5と共
通接点板6は相互に弾性的に離れる方向に変位し、常閉
接点板5と共通接点板6を開離させることができる。こ
のように常閉接点5と共通接点板6の開離によって内部
アンテナがアンテナ回路から切りはなされると同時に共
通接点板6と導体パターン8の接続によって外部アンテ
ナがアンテナ回路に接続され、スイッチング機能が発揮
されるものである。尚、プラグ1とレセプタクル2の結
合を保持するために、プラグ1のプラグシールド導体7
に切り起こし片25を、レセプタクル2のレセプタクル
シールド導体4に係止凹部26を設け、切り起こし片2
5と係止凹部26を係止させるようにしてある。
タクル2の筒状ケース3内にその先端の差込み口20か
ら挿入し、レセプタクルシールド導体4とプラグシール
ド導体7を接触接続させると共に、中心接続体10を常
閉接点板5と共通接点板6の間に差し込むことによっ
て、図1に示すようにレセプタクル2にプラグ1を結合
して接続させることができる。このとき、中心接続体1
0はその導体パターン8が共通接点板6の側を向くよう
に常閉接点板5と共通接点板6の間に差し込まれるもの
であり、このように中心接続体10を常閉接点板5と共
通接点板6の間に差し込むと、中心接続体10の導体パ
ターン8は共通接点板6に接触すると共に、片面の導体
パターン8以外は絶縁板となっているプリント配線板9
で形成される中心接続体10によって常閉接点板5と共
通接点板6は相互に弾性的に離れる方向に変位し、常閉
接点板5と共通接点板6を開離させることができる。こ
のように常閉接点5と共通接点板6の開離によって内部
アンテナがアンテナ回路から切りはなされると同時に共
通接点板6と導体パターン8の接続によって外部アンテ
ナがアンテナ回路に接続され、スイッチング機能が発揮
されるものである。尚、プラグ1とレセプタクル2の結
合を保持するために、プラグ1のプラグシールド導体7
に切り起こし片25を、レセプタクル2のレセプタクル
シールド導体4に係止凹部26を設け、切り起こし片2
5と係止凹部26を係止させるようにしてある。
【0014】上記のように常閉接点板5と共通接点板6
の間に絶縁板を基板とするプリント配線板9が挟まれる
ことによって両者を開離することができるものであり、
常閉接点板5と共通接点板6の間の開離の接点ギャップ
Gはプリント配線板9の厚みと同一寸法になる。従っ
て、部品寸法のばらつきや、組み立て寸法のばらつき等
があってもこの接点ギャップGはプリント配線板9の厚
みと等しい寸法に一定にすることができるものであり、
接点ギャップGを安定して得ることでき、高周波特性を
安定して得ることができるものである。また、中心接続
体10を常閉接点板5と共通接点板6の間に差し込んで
両者をそれぞれ弾性的に変位させて開離させるようにし
ているために、常閉接点板5と共通接点板6の接触部5
a,6aは中心接続体10の挿入線上、すなわち筒状ケ
ース3の中心線L上に位置するように配置することがで
き、従来の図4のように中心線Lから偏らせる必要はな
い。従ってレセプタクル2を構成する筒状ケース3の直
径を小さく形成することが可能になるものであり、コン
パクトに形成することが可能になるものである。このこ
とは逆に、筒状ケース3の直径を同じにすれば、本発明
のものは接点ギャップGを大きく取ることが可能になる
ことを意味するものである。また、常閉接点板5と共通
接点板6の間に差し込む中心接続体10をプリント配線
板9で形成しているために、カードエッジ接触方式にな
って挿抜寿命性を高めることができるものである。
の間に絶縁板を基板とするプリント配線板9が挟まれる
ことによって両者を開離することができるものであり、
常閉接点板5と共通接点板6の間の開離の接点ギャップ
Gはプリント配線板9の厚みと同一寸法になる。従っ
て、部品寸法のばらつきや、組み立て寸法のばらつき等
があってもこの接点ギャップGはプリント配線板9の厚
みと等しい寸法に一定にすることができるものであり、
接点ギャップGを安定して得ることでき、高周波特性を
安定して得ることができるものである。また、中心接続
体10を常閉接点板5と共通接点板6の間に差し込んで
両者をそれぞれ弾性的に変位させて開離させるようにし
ているために、常閉接点板5と共通接点板6の接触部5
a,6aは中心接続体10の挿入線上、すなわち筒状ケ
ース3の中心線L上に位置するように配置することがで
き、従来の図4のように中心線Lから偏らせる必要はな
い。従ってレセプタクル2を構成する筒状ケース3の直
径を小さく形成することが可能になるものであり、コン
パクトに形成することが可能になるものである。このこ
とは逆に、筒状ケース3の直径を同じにすれば、本発明
のものは接点ギャップGを大きく取ることが可能になる
ことを意味するものである。また、常閉接点板5と共通
接点板6の間に差し込む中心接続体10をプリント配線
板9で形成しているために、カードエッジ接触方式にな
って挿抜寿命性を高めることができるものである。
【0015】
【発明の効果】上記のように本発明は、プラグを筒状の
プラグシールド導体と、片面のみに導体パターンを設け
たプリント配線板で作成されプラグシールド導体内に配
設される中心接続体とを具備して形成し、プラグの中心
接続体をレセプタクルの筒状ケース内に挿入して中心接
続体を常閉接点板と共通接点板の間にその導体パターン
を共通接点板に接触させるように差し込むようにしたの
で、プラグにレセプタクルを接続して結合するにあたっ
て、常閉接点板と共通接点板とは間にプリント配線板で
作成される中心接続体が挟まれることによって開離され
ることになり、常閉接点板と共通接点板の間の接点ギャ
ップは部品寸法のばらつきや組み立て寸法のばらつきに
関係なくプリント配線板の厚みで一定の寸法に決定され
るものであって、高周波特性を安定して得ることができ
るものである。また中心接続体を常閉接点板と共通接点
板の間に差し込んで両者をそれぞれ弾性的に変位させる
ことによって開離させることができるので、常閉接点板
と共通接点板の接触部は筒状ケースの中心線上に位置す
るように配置することができ、中心線から偏らせる場合
に較べてレセプタクルを構成する筒状ケースの直径を小
さくしてコンパクトに形成することが可能になり、小型
化が可能になるものである。
プラグシールド導体と、片面のみに導体パターンを設け
たプリント配線板で作成されプラグシールド導体内に配
設される中心接続体とを具備して形成し、プラグの中心
接続体をレセプタクルの筒状ケース内に挿入して中心接
続体を常閉接点板と共通接点板の間にその導体パターン
を共通接点板に接触させるように差し込むようにしたの
で、プラグにレセプタクルを接続して結合するにあたっ
て、常閉接点板と共通接点板とは間にプリント配線板で
作成される中心接続体が挟まれることによって開離され
ることになり、常閉接点板と共通接点板の間の接点ギャ
ップは部品寸法のばらつきや組み立て寸法のばらつきに
関係なくプリント配線板の厚みで一定の寸法に決定され
るものであって、高周波特性を安定して得ることができ
るものである。また中心接続体を常閉接点板と共通接点
板の間に差し込んで両者をそれぞれ弾性的に変位させる
ことによって開離させることができるので、常閉接点板
と共通接点板の接触部は筒状ケースの中心線上に位置す
るように配置することができ、中心線から偏らせる場合
に較べてレセプタクルを構成する筒状ケースの直径を小
さくしてコンパクトに形成することが可能になり、小型
化が可能になるものである。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同上の実施例のレセプタクルを示すものであ
り、(a)は正面断面図、(b)は平面断面図、(c)
は左側面図である。
り、(a)は正面断面図、(b)は平面断面図、(c)
は左側面図である。
【図3】同上のプラグを示すものであり、(a)は分解
斜視図、(b)は斜視図、(c)は正面図である。
斜視図、(b)は斜視図、(c)は正面図である。
【図4】従来例のレセプタクルを示すものであり、
(a)は正面断面図、(b)は平面断面図、(c)は左
側面図、(d)は右側面図である。
(a)は正面断面図、(b)は平面断面図、(c)は左
側面図、(d)は右側面図である。
【図5】従来例のレセプタクルの拡大した断面図であ
る。
る。
【図6】従来例を示すものであり、(a)は正面断面
図、(b)は側面断面図である。
図、(b)は側面断面図である。
1 プラグ 2 レセプタクル 3 筒状ケース 4 レセプタクルシールド導体 5 常閉接点板 6 共通接点板 7 プラグシールド導体 8 導体パターン 9 プリント配線板 10 中心接続体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 プラグとこのプラグが着脱自在に結合さ
れるレセプタクルとを備えた同軸コネクタにおいて、レ
セプタクルを筒状ケースと、その外周に設けられるレセ
プタクルシールド導体と、筒状ケース内に開離自在に接
触させて配設される常閉接点板及び共通接点板とを具備
して形成すると共に、プラグを筒状のプラグシールド導
体と、片面のみに導体パターンを設けたプリント配線板
で作成されプラグシールド導体内に配設される中心接続
体とを具備して形成し、プラグの中心接続体をレセプタ
クルの筒状ケース内に挿入してレセプタクルシールド導
体とプラグシールド導体を接続させると共に、中心接続
体を常閉接点板と共通接点板の間にその導体パターンを
共通接点に接触させるように差し込んで成ることを特徴
とする同軸コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4226680A JPH0676888A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 同軸コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4226680A JPH0676888A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 同軸コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676888A true JPH0676888A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16848975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4226680A Withdrawn JPH0676888A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 同軸コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676888A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4862258A (en) * | 1987-05-13 | 1989-08-29 | Olympus Optical Co., Ltd. | Multiple characteristic endoscope light source for frame sequential color imaging, mosaic color imaging and fiber image guide scopes |
US4885635A (en) * | 1987-02-17 | 1989-12-05 | Olympus Optical Co., Ltd. | Endoscope light source apparatus |
US10485402B2 (en) | 2014-07-10 | 2019-11-26 | Olympus Corporation | Observation system |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4226680A patent/JPH0676888A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4885635A (en) * | 1987-02-17 | 1989-12-05 | Olympus Optical Co., Ltd. | Endoscope light source apparatus |
US4862258A (en) * | 1987-05-13 | 1989-08-29 | Olympus Optical Co., Ltd. | Multiple characteristic endoscope light source for frame sequential color imaging, mosaic color imaging and fiber image guide scopes |
US10485402B2 (en) | 2014-07-10 | 2019-11-26 | Olympus Corporation | Observation system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |