JPH0676094B2 - パツケ−ジとその製作方法 - Google Patents

パツケ−ジとその製作方法

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JPH0676094B2
JPH0676094B2 JP883483A JP883483A JPH0676094B2 JP H0676094 B2 JPH0676094 B2 JP H0676094B2 JP 883483 A JP883483 A JP 883483A JP 883483 A JP883483 A JP 883483A JP H0676094 B2 JPH0676094 B2 JP H0676094B2
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ジヨ−ジ・ダブリユ−・アンダ−ソン
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は製品の分配用容器すなわちパッケージおよびそ
の製作方法に関する。容器の内容物は通常は容器の上部
に設けた弁の制御の下で内部圧力によって押し出される
ようになっている。さらに詳しくは、本発明はそのよう
な容器に挿入し分配用の圧力を発生する密封容器および
製作方法に関する。
[従来の技術] 米国特許第3、718、236号明細書では、容器内を自由に
浮動する密封の袋状構造体で2つまたはそれ以上の反応
化学物質を機械的に結合することにより分配用容器内に
圧力を発生するシステムが開示されている。ここに開示
されている機械では、袋は重炭酸ナトリウムを含む多数
の密封状の隔室を具備し、これらの隔室はクエン酸と水
の混合物の結合によって袋内にガス圧を発生させるよう
に破裂される。これらの隔室の破裂は分配操作が進むに
つれて順次行なわれる。これは内容物が分配される際容
器内にほぼ一定の圧力を維持するのに必要な付加的な加
圧ガスを連続的に増加して発生させるためである。
[発明が解決しようとする課題] 米国特許第3、718、236号明細書に示された袋状構造物
はかなり複雑で周知のプロセスで製造するのは困難であ
る。基本構造は分割製造のために簡単な構成部品に細分
割できるが、その方法に依れば、一体のアッセンブリー
を製作するのに少なくとも2種類の異なる機械によって
加工処理する必要があり、その結果高価格となって好ま
しくない。
本発明はこの様な従来技術の問題点に鑑みて提案された
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のパッケージは、容器の内容物を分配する圧力を
発生させるために容器内へ挿入されるパッケージであっ
て、該パッケージは可撓性シート材で形成された密封封
入体を含むタイプのものであり、且つ、該パッケージは
その内部に初期ガス圧を発生するべく反応する化学物質
群を収容しており、前記密封封入体は個別に密封された
複数の房室を包含し、該房室には付加的な化学反応物質
が包含され、且つ、分配が行われる間にパッケージが膨
脹するに連れて該房室が順次破裂する様に配置されてお
り、前記化学物質群のうちの1つ或いはそれ以上と前記
付加的な化学物質との間で反応を生ぜしめ、密封封入体
内部でガス圧を更に増加する、上述のパッケージにおい
て、 前記密封封入体は第1の外側シート部材を含み、該第1
の外側シート部材は少なくとも1つの第1のポケット
と、少なくとも1つの第2のポケットと、少なくとも1
つの第3のポケットと共に成形されており、第1、第
2、第3のポケットの各々は封入体の内部に開口してお
り、 第1のポケットのうち少なくとも1つは、前記化学物質
群のうちの第1の化学成分を包含し、 第2のポケットのうち少なくとも1つは、前記化学物質
群のうちの第2の化学成分を包含し、該第2の化学成分
は初期ガス圧を発生させるために前記第1の化学成分と
反応することが可能であり、 前記第1の外側シート部材における少なくとも2つの第
3のポケットは付加的な化学物質を包含しており、該付
加的な化学物質は、分配するための圧力を更に発生させ
るため、前記第1及び第2の化学成分の少なくとも1つ
と反応することが可能であり、 前記密封封入体は前記第1の外側シート部材の周辺部に
密封された第2の外側シート部材を備え、該外側シート
部材と共に、前記第1、第2、第3のポケットの全てを
包囲する密封封入体を形成し、 前記第1の外側シート部材と第2の外側シート部材の間
に位置し、且つ、前記第3のポケットの開口を覆う様に
位置しているテープ部材を含み、該テープ部材は該開口
の周辺部をシールして、第3のポケット内部の化学物質
が前記化学成分と接触することを防止し、 前記テープ部材は前記第2の外側シート部材に固着し、
分配操作の間に2つの外側シート部材が分離するにつれ
て、前記テープ部材が前記第1の外側シート部材から漸
次分離して、前記第3のポケットの周辺部のシールを開
放せしめ、それにより、前記化学成分のうちの少なくと
も1つと前記付加的な化学物質とが接触して反応するこ
とを許容し、以て前記パッケージ内部でガス圧をさらに
増大せしめている。
係る本発明のパッケージにおいて、「付加的な化学物
質」なる文言は複数の「第3のポケット」に収容されて
いる化学物質を意味している。すなわち、上述した本発
明のパッケージでは、第1のポケットには第1の化学成
分が収容されており、(少なくとも1つの)第2のポケ
ットには第2の化学成分が収容されており、該第2の化
学成分は初期に分配のためのガス圧力を発生するため前
記第1の化学成分と反応し得るものである。そして、第
3のポケットに収容されているのが上述の「付加的な化
学物質」であり、該「付加的な化学物質」はパッケージ
の内容物を更に押し出して分配するための圧力を発生す
るため、前記第1の化学成分或いは第2の化学成分の何
れかと反応するのである。
本発明の実施に際して、前記パッケージはほぼ平面矩形
状に形成されており、前記第1のポケットのうちの少な
くとも1つは該パッケージの一端に位置しており、前記
第2のポケットのうちの少なくとも1つは該パッケージ
の端部間の略々中央部に位置しているのが好ましい。
ここで、前記第2のポケットの少なくとも1つはパッケ
ージ外形の長手側側部近傍に位置しており、少なくとも
1つの第3のポケットは前記第2のポケットに隣接し且
つパッケージ外形の他方の長手側側部に沿って設けられ
ているのが好ましい。
また、前記テープ部材は、前記長手側の両側部の間の中
央に配置されたラインに沿って、且つ、少なくとも該ラ
インと略々平行に、前記第2の外側シート部材にシール
しているのが好ましい。
そして、前記第2のポケットのうちの少なくとも1つは
複数の分離セクションを含み、該複数のセクションは相
互に液体が流通可能である様に形成されているのが好ま
しい。
さらに、前記パッケージは矩形とされており、前記第1
のポケットは矩形形状の一端部近傍に位置しており、前
記第2のポケットは第1のポケットの間で且つ前記矩形
形状の他端部に位置しているのが好ましい。
それに加えて、前記第2のポケットは矩形形状の長手側
側部近傍に位置しており、前記第3のポケットは矩形形
状の他方の長手側側部の近傍に設けられているのが好ま
しい。
ここで、前記テープ部材は、前記矩形形状の長手側側部
に平行に延在しているシールラインにより、前記第2の
外側シート部材に固着されるのが好ましい。
また、前記シート部材と前記テープ部材とは加熱シール
により一体に固着されており、前記シート部材間で強固
な周囲シールが得られ、前記第2のシート部材と前記テ
ープ部材の間で強固なシールが得られ、そして、前記テ
ープ部材と前記第1のシート部材との間で弱いシールが
得られる様に、前記シート部材及び前記テープ部材の材
料が選択されているのが好ましい。
そして、前記材料は、前記第1のシート部材と前記テー
プ部材との間でポリプロピレン/ポリエチレンのシール
が得られる様に選択されるのが好ましい。
さらに前記材料は、前記第2のシート部材と前記テープ
部材との間でポリエチレン/ポリエチレンのシールが得
られる様に選択されるのが好ましい。
それに加えて、前記2つのシート部材は、ポリエチレン
を内側に向けたポリエチレン/ポリプロピレンのフィル
ムであり、前記テープ部材は、ポリプロピレンを前記第
1のシート部材に向けてその間に軽い引っ張り力にて剥
がれるシールを設けたポリエチレン/ポリエステル/ポ
リプロピレンのフィルムである、のが好ましい。
また、本発明の方法は、分配容器内部に膨脹圧を生ぜし
める密封パッケージの製作方法において、 少なくとも第1及び第2の分離したポケットと、付加的
なポケット群とを備えた第1のシート部材を形成する工
程と、 前記第1及び第2のポケット内に第1及び第2の化学成
分を収容する工程とを含み、該化学成分は一緒に反応し
てガス圧を発生せしめ、 前記ポケット群内に化学物質を収容する工程を含み、該
化学物質は前記化学成分の一方と反応してガス圧を発生
し、 前記付加的なポケット群の開口を覆う位置にテープ部材
を設け、且つ比較的弱いシールにより該テープ部材を前
記第1のシート部材に対して前記付加的なポケット群の
周辺部でシールする工程と、 全部の前記ポケット及び前記テープ部材を包囲する密封
封入体を形成するために、周辺を比較的強くシールする
ことにより第2のシート部材を前記第1のシート部材に
対してシールする工程と、 分配操作の間にパッケージが膨脹すると同時に2つのシ
ート部材が離隔する際に、前記テープが前記ポケット群
から漸次剥がれる様にするため、比較的強いシールによ
り前記第2のシート部材を前テープ部材に対して固着す
る工程、 とを含むことを特徴としている。
係る本発明の密封パッケージの製作方法では、「付加的
な化学物質」なる文言は複数の「第3のポケット」に収
容されている化学物質を意味している。
ここで、前記パッケージは平面外形が矩形とされてお
り、前記第1のポケットは矩形形状の一端部近傍に形成
され、前記第2のポケットは第1のポケットの間で且つ
前記矩形形状の他端部に位置しているのが好ましい。
また、前記第2のポケットは矩形形状の長手側側部に隣
接して位置しており、前記ポケット群は矩形形状の他方
の長手側側部の近傍に設けられているのが好ましい。
[作用] すなわち、本発明においては、分配用容器の内容物を加
圧するための密封パッケージであって、そのパッケージ
は化学物を収容し、この物質はパッケージが分配用容器
に入った際、反応してガス圧を収容し、パッケージを膨
脹させるようになっている。順次破裂し得るポケット群
は分配操作の進行に伴い内部圧をさらに増加させる。こ
れらのポケット、並びにパッケージの加圧を開始させる
化学物質を含む付加的なポケットは第2の外側フィルム
に加熱シールした外側フィルムに形成されてパッケージ
を構成する。破裂可能なポケットはテープで被覆され、
パッケージが膨脹するに伴いテープが徐々に引き剥され
て破裂するまで化学物質を隔離しておくようになってい
る。
本発明に係る新規なパッケージ機構およびそのようなパ
ッケージを製作する方法の場合、パッケージのすべての
製造は熟成形充填シールタイプの単一の機械で行われ
る。この新規パッケージは3つの基礎エレメントから成
る。即ち(1)種々の反応性化学物質を含むポケットを
形成した第1のシート部材、(2)数個のポケットの開
口を覆うべく第1のシート部材の所定位置にシールした
テープ部材、(3)第1のシート部材と共に成形ポケッ
トのすべてとテープ部材を取り囲む密封封入体を形成す
るべく第1のシート部材に周シールした第2のシート部
材から成る。テープは、被覆されたポケットからテープ
を徐々に離昇できるように第2のシート部材に固着し、
それによって被覆されたポケットを順次開き、必要な容
器の圧力を維持するのに必要なだけ反応性内容物を送り
込めるようになっている。
本発明のその他の目的および利点は、添付図面を考慮し
ながら以下に詳述する本発明の好ましい実施態様で一部
を指摘し、一部はこの実施態様の説明から明らかにす
る。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
第1図において、可撓性プラスチック包装材のシート20
は、周知の搬送手段(図示せず)によって成形ステーシ
ョン22に(左から右へ)搬送される。このシートは例え
ばポリエチレン/ポリプロピレンから成る2層フィルム
またはウェブで、ポリエチレンを上向きにする。ステー
ション22では、公知のプロセスに従って熟成形作業が行
われ、シート20は一般に24、26、28の符号で示される多
数のポケットが成形され、これらのポケットは一緒に反
応してガス圧を発生する化学物質を収容するものであ
る。
典型的な機械操作として、シート20の前述熟成形作業は
プラスチックフィルム20の幅方向に並列に実施するのが
好ましく、例えば第1図に示すごとくマシンフレーム29
間で4列とする。しかし、表現を簡単にするために、4
つの同一の成形のセクションのうち1つのみ以下に詳述
する。
更に詳細に説明すれば、第1の成形ポケットは平面にみ
て円形としてよく、固形のクエン酸を含む1個またはそ
れ以上の錠剤またはカプセルを保持するための房室とな
る。第2のポケット26はこの実施態様では3個として表
わされているが、これらのポケットは重炭酸ナトリウム
と水の混合物を保持する矩形の房室で相互に連通してい
る。残りのポケット28群は多数(この場合7つ)に分離
しているが、これらは極く近接した房室で溶液の状態の
クエン酸を保持するためのものである。ポケット24〜28
は、ステーション22またはそれに続くステーションにお
いて、上述の化学物質(図示せず)が適宜方法により充
填される。
成形され充填されたシート部材20は、その後、別のステ
ーション30(第2図)に搬送され、ここで矩形のテープ
32がポケット28群の上に配置され、個々の房室の外周部
まわりに、即ち34として斜線で示したようにポケットの
開口に極く近接してシート部材20に加熱シールされる。
テープ32は可撓性プラスチック材のストリップ状部材で
ある。このテープは、比較的小さい力、例えば幅1イン
チ当り300〜1000グラムの力で引き離せるようにボトム
シート20の上面に均一且つ軽く加熱シールされる。テー
プは、例えばポリエチレン/ポリエステル/ポリプロピ
レンから成る3層フィルムでよい。この場合、ポリプロ
ピレンをボトムシート部材20のポリエチレン層にシール
した下層とすれば、既述の通り小さい力で剥離できるよ
うになり便利である。この場合の剥離は、2つのフィル
ムがフィルムに引裂傷を生じないで容易に分離できるよ
うに引張り力を十分に小さくすべきことを意味する。
ボトムシート20は、テープ32を既述の通り所定場所にシ
ールした状態で、次のステーション38(第3図)まで前
進移動し、このステーションにおいて可撓性プラスチッ
ク包装材の第2のシート40は下降ローラ41の助けを得て
第1のシート20とテープ32の上にかぶせられる。この第
2のシートは、すべてのポケット24〜28並びにテープ32
を包囲する強力な密封封入体を形成するべく、斜線42で
示すように第1のシートのまわりに周状に加熱シールさ
れる。このトップシート40はさらにテープ32に固着され
るが、これはポケット28の付近の狭いライン44に沿って
両者を一体に加熱シートすることによる。このシールは
シール42と同様に、パッケージの通常の管理状態におい
てフィルムを一体に保持することのできる強いシールで
あり、剥離可能なシール34を開けるのに要する力よりは
るかに大きな力にも耐えることができる。従って、シー
ル42、44は溶着部として有効的に作用し、その際非常に
大きな力を加えるとシールを開くというよりむしろフィ
ルム材を裂くことになる。第4〜6図はさらに融着形態
を例示するもので、フィルムの関係を明らかにするため
に特別の実施例として中間フィルムの間隙を誇張してい
る。完成したパッケージの全体斜視図である第7図も参
照するとよい。
トップシート40は例えばポリプロピレン/ポリエチレン
から成る2層のフィルムまたはウェブとしてよく、この
場合下側(内側)のポリエチレンはテープ32に向って下
向きである。この材料の組合せによれば、44におけるト
ップシートとテープとの間、並びに42におけるトップシ
ートとボトムシートとの間に非常に強力なシールが得ら
れるが、これは両方共ポリプロピレン/ポリエチレンの
シールのためである。
ここで注目すべきことは、シール44を形成する際の加熱
によりテープ32とボトムシート20間で予期しないシーリ
ングが得られることであり、そのシールは上記種類のシ
ートおよびテープ材料の使用により弱いポリプロピレン
/ポリエチレンのシールとなり、テープを小さい引張り
力だけでボトムウェブから引き上げるのに支承とならな
い。シール44を形成する際、テープ32とボトムシート20
との間の境界部に達する熱量はシール34を形成する際の
熱量よりはるかに少なく、シール34、44の両方に同じよ
うな加熱シール器具を使用した場合、テープとボトムシ
ートとの間のライン44に沿って不用意のシールが出来て
も、そのシールはシールライン34におけるテープとボト
ムシート間の軽力シールよりかなり小さな力のものとな
るであろう。勿論、当業者であれば、他の技術を用いる
ことにより、ライン44に沿ったトップシート部材40とテ
ープ32との間で強力な固着シールを形成し、他方ほんの
小さな力でボトムシート部材からテープを容易に剥離で
きるようにすることは理解されるであろう。
その後、完成したパッケージは成形ウェブから切り離さ
れ、使用の準備が整う。パッケージを傾斜すると、房室
26内の水と重炭酸ナトリウムの混合物は房室24内の錠剤
またはカプセルに流れ、密封パッケージ内でガスが発生
し始める。ガスの発生は、通常はゆっくりであって、パ
ッケージを分配用容器内に挿入するのに十分であり、特
に反応を遅くさせる公知の手段を採用すれば、ガス発生
は一層ゆるやかになる。
分配作業が進むにつれて、パッケージは膨脹し、分配用
容物で占められた空間を埋める。こうして2つのシート
部材20、40は、特にシールライン44付近の中央領域にお
いて徐々に分離される。またこの膨脹は、テープ32を徐
々に引き上げることになり、これはシールライン44に平
行に延びるテープの内縁に始まり、ポケット28群を横切
ってパッケージの側縁に向って外方に移動する。これら
のポケットは千鳥状であるため、テープが徐々に引き上
げられることにより個々の房室は順次開き、ガス圧が連
続的に付加されていくことで容器の内圧をほぼ一定に保
持するものである。
第8図は、基本的には上述の本発明を使用し、同じ方法
および順序で成形した別構造のパッケージを示す。この
別構造において、ボトムシート20は先ず多数のポケット
が成形され、パッケージの一端にほぼ矩形のポケット50
を具備している。このポケットは重炭酸ナトリウム水の
ような液体の反応性化学物質を満たすことができる。こ
れと同時に、ボトムシート20の一側に近いほぼ中央の領
域には、ほぼ卵形の第2のポケット52が成形される。こ
のポケットといえクエン酸の結晶を含む1個またはそれ
以上のカプセルや錠剤のような固形の反応性化学物質を
入れることができ、この化学物質は第1のポケット50内
の重炭酸ナトリウムと反応して最初にガスを発生し始め
る。
第8図の構造のボトムシート20は、さらに多数の個別の
房室54が成形され、例えば液状の希釈クエン酸が満たさ
れる。それからこれらの房室の開口は前述の通り1枚の
テープ部材32で覆われる。即ちテープ部材32は成形ステ
ーションまたは次のステーションにおいて機械的な操作
によりボトムシート20の上に横たえられ、内部の液体と
他の2つのポケットに入っている残りの反応化学物質が
接触しないように符号34で示す房室開口まわりにシール
される。テープ部材は上述の通り比較的弱いシールでボ
トムシートに固着されるため、テープ部材は比較的小さ
な力でボトムシート20から容易に引き離すことができ、
分配操作中にパッケージが膨脹するにつれて徐々に房室
54を開けるものである。
それからトップシート40がボトムシート20中にかぶせら
れ、ポケット50、52、54およびテープ部材32を包囲する
強力な密封封入体を形成するべく、符号42で示すように
ボトムシートの外周まわりにシールされる。トップシー
トはさらに中央に配置するライン44に沿ってテープ部材
にシールされる。これも強いシールであり、パッケージ
の膨脹中にそれら2つのフィルムを一体に保持している
ため、第1の実施態様において述べた通り、房室54のま
わりからテープ部材32を引き離す作用をする。テープ部
材にトップシートをシールする際、テープ部材とボトム
シートとの間に予期しないシール作用が起きる。トップ
シート、ボトムシート、およびテープ部材の材質は、そ
のような予期しないシールが非常に弱くなるように選択
し、パッケージの膨脹中にボトムシートからテープ部材
を引き離す力で容易に破壊されるようにする。そのよう
なフィルム材質は第1〜7図を参照しながら説明した通
りであるが、その他の材質でもこれらの目的に適するも
のであればよい。
この別構造のパッケージの機能は第1〜7図に示す第1
の実施態様と同じである。即ち、2つの大きなポケット
に入っている物質はパッケージが傾斜した際化学物質が
一緒なって反応し初期の加圧ガスを発生する。その後、
パッケージは分配用容器に挿入され、内容物に力が加わ
って分配作用が行われる。分配中にパッケージが膨脹し
てボトムシート20とトップシート40が押し離され、その
際テープ部材32は房室54から徐々に引き上げられ、順次
それらの房室から出てくる反応化学物質が既に加圧ガス
を発生している化学物質に添加される。それによって加
圧ガスが増大し、分配操作全体を通じて容器内の加圧レ
ベルをおおむね一定に保持するようになっている。
以上本発明の好ましい実施態様について詳述したが、こ
れは本発明の原理を例示する目的であり、当業者なれば
開示したパッケージおよび包装方法に対し本発明の真の
範囲に反することなく変更できることが明らかであるた
め、本発明を限定すると解釈すべきでないことを強調し
たい。
[発明の効果] 上記した本発明によれば、構造が比較的簡単で、且つ、
容易に製造する事ができる様なパッケージが提供され
る。それと同時に、当該パッケージを製作する方法も提
供されるが、当該方法も比較的容易な手段で行われる。
そして、構成が比較的簡単である事に起因して、本発明
のパッケージの製造コストも飛躍的に安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、パッケージのボトムシートにポケットを成形
する最初の成形ステーションの平面図である。 第2図は、特定のポケットを覆うようにテープ部材をシ
ールしたパッケージの成形済みボトムシートを示す。 第3図は、トップシートをボトムシート並びにテープ部
材の一部にシールした成形済みボトムシートを示す。 第4図は、第3図の線4〜4に沿った縦断面図である。 第5図は、第3図の線5〜5に沿った縦断面図である。 第6図は、第3図の線6〜6に沿った横断面図である。 第7図は、被加圧容器への挿入準備の整った完成パッケ
ージの斜視図である。 第8図は、本発明の別実施態様を示す平面図である。 20……シート、22……成形ステーション、24、26、28…
…ポケット、29……マシンフレーム、30……ステーショ
ン、32……テープ、40……第2のシート、41……ロー
ラ、42、44……シール

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の内容物を分配する圧力を発生させる
    ために容器内へ挿入されるパッケージであって、該パッ
    ケージは可撓性シート材で形成された密封封入体を含む
    タイプのものであり、且つ、該パッケージはその内部に
    初期ガス圧を発生するべく反応する化学物質群を収容し
    ており、前記密封封入体は個別に密封された複数の房室
    を包含し、該房室には付加的な化学反応物質が包含さ
    れ、且つ、分配が行われる間にパッケージが膨脹するに
    連れて該房室が順次破裂する様に配置されており、前記
    化学物質群のうちの1つ或いはそれ以上と前記付加的な
    化学物質との間で反応を生ぜしめ、密封封入体内部でガ
    ス圧を更に増加する、上述のパッケージにおいて、 前記密封封入体は第1の外側シート部材を含み、該第1
    の外側シート部材は少なくとも1つの第1のポケット
    と、少なくとも1つの第2のポケットと、少なくとも1
    つの第3のポケットと共に成形されており、第1、第
    2、第3のポケットの各々は封入体の内部に開口してお
    り、 第1のポケットのうち少なくとも1つは、前記化学物質
    群のうちの第1の化学成分を包含し、 第2のポケットのうち少なくとも1つは、前記化学物質
    群のうちの第2の化学成分を包含し、該第2の化学成分
    は初期ガス圧を発生させるために前記第1の化学成分と
    反応することが可能であり、 前記第1の外側シート部材における少なくとも2つの第
    3のポケットは付加的な化学物質を包含しており、該付
    加的な化学物質は、分配するための圧力を更に発生させ
    るため、前記第1及び第2の化学成分の少なくとも1つ
    と反応することが可能であり、 前記密封封入体は前記第1の外側シート部材の周辺部に
    密封された第2の外側シート部材を備え、該外側シート
    部材と共に、前記第1、第2、第3のポケットの全てを
    包囲する密封封入体を形成し、 前記第1の外側シート部材と第2の外側シート部材の間
    に位置し、且つ、前記第3のポケットの開口を覆う様に
    位置しているテープ部材を含み、該テープ部材は該開口
    の周辺部をシールして、第3のポケット内部の化学物質
    が前記化学成分と接触することを防止し、 前記テープ部材は前記第2の外側シート部材に固着し、
    分配操作の間に2つの外側シート部材が分離するにつれ
    て、前記テープ部材が前記第1の外側シート部材から漸
    次分離して、前記第3のポケットの周辺部のシールを開
    放せしめ、それにより、前記化学成分のうちの少なくと
    も1つと前記付加的な化学物質とが接触して反応するこ
    とを許容し、以て前記パッケージ内部でガス圧をさらに
    増大せしめる、 ことを特徴とするパッケージ。
  2. 【請求項2】前記パッケージはほぼ平面矩形状に形成さ
    れており、前記第1のポケットのうち少なくとも1つは
    該パッケージの一端に位置しており、前記第2のポケッ
    トのうちの少なくとも1つは該パッケージの端部間の略
    々中央部に位置している特許請求の範囲第1項に記載の
    パッケージ。
  3. 【請求項3】前記第2のポケットの少なくとも1つはパ
    ッケージ外形の長手側側部近傍に位置しており、少なく
    とも1つの第3のポケットは前記第2のポケットに隣接
    し且つパッケージ外形の他方の長手側側部に沿って設け
    られている特許請求の範囲第2項記載のパッケージ。
  4. 【請求項4】前記テープ部材は、前記長手側の両側部の
    中央に配置されたラインに沿って、且つ、少なくとも該
    ラインと略々平行に、前記第2の外側シート部材にシー
    ルした特許請求の範囲第3項に記載のパッケージ。
  5. 【請求項5】前記第2のポケットのうちの少なくとも1
    つは複数の分離セクションを含み、該複数のセクション
    は相互に液体が流通可能である様に形成されている特許
    請求の範囲第2項記載のパッケージ。
  6. 【請求項6】前記パッケージは矩形とされており、前記
    第1のポケットは矩形形状の一端部近傍に位置してお
    り、前記第2のポケットは第1のポケットの間で且つ前
    記矩形形状の他端部に位置している特許請求の範囲第1
    項に記載のパッケージ。
  7. 【請求項7】前記第2のポケットは矩形形状の長手側側
    部近傍に位置しており、前記第3のポケットは矩形形状
    の他方の長手側側部の近傍に設けられている特許請求の
    範囲第6項記載のパッケージ。
  8. 【請求項8】前記テープ部材は、前記矩形形状の長手側
    側部に平行に延在しているシールラインにより、前記第
    2の外側シート部材に固着されている特許請求の範囲第
    7項に記載のパッケージ。
  9. 【請求項9】前記シート部材と前記テープ部材とは加熱
    シールにより一体に固着されており、前記シート部材間
    で強固な周囲シールが得られ、前記第2のシート部材と
    前記テープ部材の間で強固なシールが得られ、そして、
    前記テープ部材と前記第1のシート部材との間で弱いシ
    ールが得られる様に、前記シート部材及び前記テープ部
    材の材料が選択されている特許請求の範囲第1項に記載
    のパッケージ。
  10. 【請求項10】前記材料は、前記第1のシート部材と前
    記テープ部材との間でポリプロピレン/ポリエチレンの
    シールが得られる様に選択されている特許請求の範囲第
    9項に記載のパッケージ。
  11. 【請求項11】前記材料は、前記第2のシート部材と前
    記テープ部材との間でポリエチレン/ポリエチレンのシ
    ールが得られる様に選択されている特許請求の範囲第10
    項に記載のパッケージ。
  12. 【請求項12】前記2つのシート部材は、ポリエチレン
    を内側に向けたポリエチレン/ポリプロピレンのフィル
    ムであり、 前記テープ部材は、ポリプロピレンを前記第1のシート
    部材に向けてその間に軽い引っ張り力にて剥がれるシー
    ルを設けたポリエチレン/ポリエステル/ポリプロピレ
    ンのフィルムである、 特許請求の範囲第11項記載のパッケージ。
  13. 【請求項13】分配容器内部に膨脹圧を生ぜしめる密封
    パッケージの製作方法において、 少なくとも第1及び第2の分離したポケットと、付加的
    なポケット群とを備えた第1のシート部材を形成する工
    程と、 前記第1及び第1のポケット内に第1及び第2の化学成
    分を収容する工程とを含み、該化学成分は一緒に反応し
    てガス圧を発生せしめ、 前記ポケット群内に化学物質を収容する工程を含み、該
    化学物質は前記化学成分の一方と反応してガス圧を発生
    し、 前記付加的なポケット群の開口を覆う位置にテープ部材
    を設け、且つ比較的弱いシールにより該テープ部材を前
    記第1のシート部材に対して前記付加的なポケット群の
    周辺部でシールする工程と、 全部の前記ポケット及び前記テープ部材を包囲する密封
    封入体を形成するために、周辺を比較的強くシールする
    ことにより第2のシート部材を前記第1のシート部材に
    対してシールする工程と、 分配操作の間にパッケージが膨脹すると同時に2つのシ
    ート部材が離隔する際に、前記テープが前記ポケット群
    から漸次剥がれる様にするため、比較的強いシールによ
    り前記第2のシート部材を前記テープ部材に対して固着
    する工程、 とを含むことを特徴とする密封パッケージの製作方法。
  14. 【請求項14】前記パッケージは平面外形が矩形とされ
    ており、前記第1のポケットは矩形形状の一端部近傍に
    形成され、前記第2のポケットは第1のポケットの間で
    且つ前記矩形形状の他端部に位置している特許請求の範
    囲第13項に記載の製作方法。
  15. 【請求項15】前記第2のポケットは矩形形状の長手側
    側部に隣接して位置しており、前記ポケット群は矩形形
    状の他方の長手側側部の近傍に設けられている特許請求
    の範囲第14項に記載の製作方法。
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