JPH0675705U - ジグソーの吸塵用チップカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は吸塵用チップカバーに関するもので
あり、その目的とするところは、吸塵用チップカバーを
該吸塵用チップカバーのノズルがジグソーの外枠の両側
面どちら側にでもくるように装着可能にし、ノズルの引
き出し方向を変更できるようにすることである。 【構成】 本考案は吸塵用チップカバーを前面から見た
時、外形形状がカバー部の鉛直方向の中心線を基準に左
右対称形状をしたカバー部と、更に水平方向の中心線を
基準に上下対称形状をした吸引管部により構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は切断時に粉塵を発生する電気ジグソーの吸塵用チップカバーに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のジグソーの吸塵用チップカバーは前面から見た時、カバー部の鉛直方向 の中心線を基準にカバー部の外形形状が左右非対称であり、またノズル部の水平 方向の中心線を基準に上下非対称の形状であった。外形形状はジグソーのプラン ジャー近傍の外枠部を挾持するような形状をしている。そのため吸塵用チップカ バーはジグソー本体に対し反転して取り付けることはできず、従ってカバー部の 一側面から引き出したノズル部はジグソー外枠の片側面にくるようにしか装着で きなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のジグソーの吸塵用チップカバーは装着できる方向が決まっていたため、 真空掃除機のホースとの接続をするノズルの引き出し方向がジグソーの外枠の片 側にくるようにしか装着できないという問題があり、ノズル引き出し側に障害物 がある場合等切断作業が不可能となることがあった。 本考案の目的は、上記したような従来技術の問題点を解決するために、吸塵用 チップカバーを該吸塵用チップカバーのノズルがジグソーの外枠の両側面どちら 側にでも装着可能とし、ノズルの引き出し方向を変更できるようにすることで利 便性を向上させることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的は、吸塵用チップカバーを前面から見た時、カバー部の外形形状をカ バー部の鉛直方向の中心線を基準に左右対称形状とし、更に吸引管部の水平方向 の中心線を基準に上下対称形状にすることにより達成される。

【０００５】

【作用】

上記のように構成されたジグソーの吸塵用チップカバーは、図５の鉛直方向の 中心線ｄを基準として本体に対し左右反転させ装着できることから、該吸塵用チ ップカバーのノズルがジグソーの外枠の両側面どちら側にでもくることができる 。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図１〜図５を用いて説明する。図２において図１に示した吸 塵用チップカバー１は、ジグソーのプランジャ近傍の外枠前面部１５に装着する ことにより外枠部形状に隙間なく挾持するような形状を有するカバー部２と、真 空掃除機１８のホース１７との接続をするノズル部３から構成されている。図３ 〜図５において、図２に示したカバー部２は前面６と両側面４、５から成る三つ の面で構成されており、図１に示した吸塵用チップカバー１を前面(ｃ方向)から 見た時カバー部２の両側面部形状はカバー部２の鉛直方向の中心線ｄを基準に左 右対称形状をし、更に図２に示したノズル部３の水平方向の中心線ｅを基準に上 下対称形状をしている。そして、カバー部２の両側面部４、５をつなぐ前面６の 形状も同様に上下左右対称形状をしている。またカバー部２の両側面部４、５の 四隅の内面には凸部７〜１０があり、該凸部７〜１０も同様に吸塵用チップカバ ー１を前面から見た時、カバー部２の鉛直方向の中心線ｄを基準とし左右対称位 置に、ノズル部３の水平方向の中心線ｅを基準とし上下対称位置に設けられてい る。図２においてノズル部３は円筒形状をしておりカバー部２の図３に示した左 側面４から引き出され、ノズル部３の一端はジグソー外枠の左側方１３に達する 。ジグソーの前面外枠部１５にはカバー部２が装着された時、カバー部２が外枠 前面に嵌合できるように、図１に示した鉛直方向の中心線ａを基準とし左右対称 位置に一対の凹部１６が設けてある。上記のように構成された図１に示した吸塵 用チップカバー１とジグソー外枠との装着は、ジグソー外枠前面部１５の一対の 凹部１６と、図５に示したカバー部２の一対の凸部１１を嵌合させることにより 行うことができる。そして、ジグソー外枠前面部１５に装着された吸塵用チップ カバー１のノズル部３は、ホース１７を介在して真空掃除機１８と接続され、切 断時に発生する粉塵を吸引することができる。図１において切断作業時に図２に 示したノズル部３引き出し側に障害物１９がある時等、作業ができない場合には 、ノズル部３の引き出し方向を変えることにより回避することができる。ノズル 部３の引き出し方向を変える場合は、ジグソー外枠の左側方１３にあるノズル部 ３が右側方１４にくるように反転させ、ジグソー外枠前面部１５の一対の凸部１ ６と、カバー部２の図５に示したもう一方の一対の凸部１２を嵌合させ装着する ことにより行える。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、ジグソーの吸塵用チップカバーを該吸塵用チップカバーのノ ズルがジグソーの外枠の両側面どちら側にでもくるように装着可能にし、ノズル の引き出し側に障害物がある場合等もノズルの引き出し方向を変更することで、 切断時に発生する粉塵を吸引しながら切断作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案チップカバーを装着したジグソーの一
実施例を示す正面図。

【図２】 本考案チップカバーをジグソーの外枠部に装
着した例を示す側面図。

【図３】 本考案吸塵用チップカバーの一実施例を示す
平面図。

【図４】 本考案吸塵用チップカバーの一実施例を示す
正面図。

【図５】 本考案吸塵用チップカバーの一実施例を示す
側面図。

【符号の説明】

１は吸塵用チップカバー、２はカバー部、３はノズル
部、４は左側面、５は右側面、６は前面、７〜１０は凸
部、１１、１２は一対の凹部、１３は左側方、１４は右
側方、１５は前面外枠部、１６は一対の凹部、１７はホ
ース、１８は真空掃除機、１９は障害物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プランジャーに取り付けたブレードを上
   下往復動させ、木材等を切断するジグソーの該プランジ
   ャー近傍の外枠部に装着するノズルが取り付いた吸塵用
   チップカバーであって、 該吸塵用チップカバーのノズルが該ジグソーの外枠の両
   側面どちら側にでもくるように装着できることを特徴と
   するジグソーの吸塵用チップカバー。