JPH0674895A - 電界型全反射測定装置 - Google Patents

電界型全反射測定装置

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JPH0674895A
JPH0674895A JP24857992A JP24857992A JPH0674895A JP H0674895 A JPH0674895 A JP H0674895A JP 24857992 A JP24857992 A JP 24857992A JP 24857992 A JP24857992 A JP 24857992A JP H0674895 A JPH0674895 A JP H0674895A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カセグレン主鏡122及びカセグレン副鏡1
24を有し、前記副鏡122、主鏡124の順に反射さ
れた光を被測定試料上に集光し、その全反射光を主鏡1
24、副鏡122の順に反射させて得るカセグレン鏡1
20と、半球状あるいは先端が平頭円錐状に形成され、
該半球状の平面あるいは円錐状の平頭面が被測定試料に
当接されるとともに、前記カセグレン鏡120の集光位
置となるように配置された導電性材料からなる全反射プ
リズム116と、前記全反射プリズム116側に配置さ
れ、所定極性の電圧が印加される誘引電極部と、前記誘
引電極部とは逆極性の電圧が印加された電極端面が前記
被測定試料に浸漬されるとともに、前記全反射プリズム
116の平面あるいは平頭面と平行に対向配置された対
向電極部123と、を備えたことを特徴とする全反射測
定装置。 【効果】 微量な被測定試料中の測定荷電物質の全反射
測定を正確かつ容易に行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界型全反射測定装置、
特に荷電粒子を含んだ液状試料の測定に好適に用いられ
る電界型全反射測定装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子を含んだ液状試料の各種光学的
データーを得るために、電気泳動法により試料中の成分
を分離させ、該分離した試料からの反射光、或いは試料
の透過光を測定する方法が周知である。前記電気泳動法
は、一般的にゲル等の支持体をチューブ内に充填し、該
チューブの一部に液状試料を注入した後、チューブ両端
に電圧を印加することにより、試料中の物質がそれぞれ
の性質に伴い対極したどちらかの極に移動する現象を利
用して試料中の成分を分離させるものである。しかし、
前記方法では測定終了毎にチューブ内の支持体を取り出
し、新たな支持体を充填しなおさなければならず作業効
率が悪いという問題がある。また、チューブ内の所定部
分に一定量の試料を正確に注入する工程も作業効率をさ
らに低下させてしまう。
【0003】そこで、支持体を用いずに測定する方法と
して、図4に示すようにセル12の対向面を二つの電極
部材14a,14bで形成し、該電極部材14a,14
bを電源15に接続する。そして、セル12内に荷電粒
子を含む液状試料10を充填し、電源15により電極部
材14a,14bに電圧を加えて液体試料10中の荷電
物質を直接一方の電極14a側に誘引させる方法が検討
されている。そして、図4中、L1で示すように電極1
4a近傍に該電極14aと平行に光を透過させるか、或
いはL2で示すように電極14aと直交するように光を
透過させなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、L1のように
に光を透過させる場合、電極14aに誘引された物質を
測定するためには、該電極14aにより近接した位置に
光を透過させなければならないが、電極14aが邪魔に
なってしまい、光路調整が非常に困難である。また、前
記L2のように光を透過させた場合には、分離した試料
全体に光を透過させるため平均化された測定結果がえら
れるのみであり、正確な測定結果を得るためには有効な
方法ではない。さらに、前記荷電粒子を含んだ液状試料
は、その大部分が水溶液であり、例えば赤外分光法によ
り該水溶液の光学的データーを得る際には、水が赤外領
域において非常に強い吸収を有するため赤外光透過測定
を行うことは極めて困難である。即ち、前記水による赤
外光吸収の影響を軽減するためには、光が透過する方向
のセル12の厚みを非常に薄くしなければならい。しか
し、セル12の厚みを薄くすると、セル12の内面にお
ける多重反射による干渉が発生し、測定スペクトルに歪
を与え正確な測定結果が得られなくなってしまうのであ
る。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は荷電粒子を含んだ溶液に電界をかけ
て、その挙動を光学的に把握することのできる電界型全
反射測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる電界型全反射測定装置は、カセグレン
主鏡及びカセグレン副鏡を有し、前記副鏡、主鏡の順に
反射された光を荷電粒子を含む被測定試料上に集光し、
その全反射光を主鏡、副鏡の順に反射させて得るカセグ
レン鏡と、カセグレン副鏡の下部に配置され、半球状あ
るいは先端が平頭な円錐状に形成され、該半球状の平面
あるいは円錐状の平頭面が前記荷電粒子を含む被測定試
料に当接されるとともに、前記カセグレン鏡の集光位置
となるように配置された導電性材料からなる全反射プリ
ズムと、前記全反射プリズムの平頭面近傍に荷電粒子を
誘引させるため、該全反射プリズム側に配置され、所定
極性の電圧が印加される誘引電極部と、前記誘引電極部
とは逆極性の電圧が印加された電極端面が前記荷電粒子
を含む被測定試料に浸漬されるとともに、前記全反射プ
リズムの平頭面と平行に対向配置された対向電極部と、
を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明者らは、前記荷電粒子を含んだ液状試料
である水溶液の測定に、試料溶液に光を透過させる必要
のない全反射測定法(ATR)を応用することとした。
この全反射測定原理を図5に従って説明する。同図にお
いて、被測定物10上に、該被測定物10の屈折率n2
よりも大きい屈折率n1を有するATR半球状プリズム
16又はATR三角柱プリズム16を搭載し、外部から
プリズム16に波長λの光束を入射させる。そして、プ
リズム16から被測定物10に対する入射角θを臨界角
θcより大きくすると、入射光は被測定物10とプリズ
ム16の臨界面で全反射されるが、この反射点では被測
定物10内に光束が僅かに進入する。この進入深さdp
光強度が1/eになる深さで定義すると、波長λの場
合、進入深さdPは次の数1で示される。
【0007】
【数1】 dP=λ/[2πn1{(sin2θ−(n2/n121/2] 従って、被測定物10が光を吸収すると、臨界面上で全
反射される光はその分減少する。このような被測定物1
0とプリズム16の臨界面における全反射光の特性を解
析することにより、被測定物10が前記水溶液のように
著しく強い赤外光の吸収を示す場合であっても、該被測
定物10から光学的情報を得ることが可能となる。そし
て、本発明にかかる全反射測定装置においては、前述し
たように全反射プリズムへの入射及び反射光はカセグレ
ン鏡により集光され、該カセグレン鏡によって入射及び
反射角度範囲についてプリズムを透過する。従って、該
プリズムの平面あるいは平頭面を被測定試料に当接させ
るのみで、該被測定液の全反射測定を行うことが可能と
なり、例えば液滴等が被測定試料であっても、極めて容
易に全反射測定を行うことが出来る。
【0008】全反射プリズム側には、所定極性の電圧が
印加された誘引電極部が配置され、一方該全反射プリズ
ムの平面あるいは平頭面と対向位置には、電源の他方の
極と接続された対向電極部の電極端面が配置されてい
る。そして、前記誘引電極部及び対向電極部の電極端面
とも荷電粒子を含む被測定試料に接しているため、電源
より被測定試料に電圧が印加される。この結果、前記平
面あるいは平頭面と電極端面の間にある被測定試料中の
成分の内、誘引電極部と反対極性の荷電を有する物質は
全反射プリズムの平面あるいは平頭面近傍に、また対向
電極部と反対極性の荷電を有する物質は電極端面近傍に
それぞれ誘引される。なお、電源の接続向きを逆にする
ことにより前記誘引される物質もそれぞれ逆になる。従
って、前記全反射プリズムの平面あるいは平頭面におい
て全反射測定を行うことにより、該平面あるいは平頭面
近傍に誘引された成分の正確な全反射測定が可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を
説明する。図1には本発明の一実施例にかかる電界型全
反射測定装置の概略構成が示されており、前記従来技術
と対応する部分には符合100を加えて示し説明を省略
する。また、図2には本実施例に用いられる全反射プリ
ズム及び電極部の拡大図が示されている。同図に示す電
界型全反射測定顕微鏡は、カセグレン鏡120と、それ
自体誘引電極部を構成するATRプリズム116と、電
極接続部121と対向電極部123とを備えている。即
ち、前記カセグレン鏡120は、中心部に穴122aが
形成された凹面鏡よりなるカセグレン主鏡122と、前
記カセグレン主鏡122よりも径の小さい凸面鏡よりな
るカセグレン副鏡124とを、中心軸Cを一致させて対
向配置している。
【0010】一方、全反射プリズム116は、図2に示
されるように略円錐状に形成され、その先端部が平頭面
116aを形成している。前記カセグレン主鏡122は
主鏡保持部材126に接着固定され、一方カセグレン副
鏡124は副鏡保持部材128により光路を妨げないよ
うに保持されている。そして、主鏡保持部材126は外
枠130に上下動自在に螺合されており、任意の螺合位
置で固定ネジ131を締めつけることにより固定可能で
ある。また前記副鏡保持部材128は同じく外枠130
に対し光軸調整ネジ132によって保持されており、該
光軸調節ネジ132を調整することにより、カセグレン
副鏡をその光軸と直交する面上で位置調整することがで
きる。従って、前記外枠130と主鏡保持部材126の
螺合状態を変更することにより主鏡122と副鏡124
の相対距離を変更し、更に光軸調整ネジ132を調整す
ることにより主鏡122と副鏡124の光軸を一致させ
ることが出来る。
【0011】一方、前記プリズム116は、コーン状保
持枠134の先端部に、該プリズム116の平頭面を表
出した状態で接着固定されており、該コーン状保持枠1
34はホルダー136に調整ネジ138によって光軸と
直交する平面上で位置変更可能に保持されている。該ホ
ルダー136は前記外枠130に上下動自在に螺合され
ており、位置決めネジ140を絞めつけることにより、
任意の上下位置でプリズム116を位置決めすることが
できる。また、前記全反射プリズム116は導電性を有
する半導体材料より形成されている。即ち、一般的なA
TRプリズムとしては、水溶液の屈折率が小さいため、
ZnSeが用いられているが、該ZnSeは絶縁物質で
あり、誘引電極部として機能させることができないので
ある。なお、前記半導体材料としては、ゲルマニウムが
好適である。
【0012】そして、電極接続部121はオーミックコ
ンタクト膜142及びリード線144aよりなり、前記
図2に示すように前記全反射プリズム116の円錐面に
は該オーミックコンタクト膜142が付着メッキされて
いる。さらに、前記オーミックコンタクト膜142に
は、電源115の一方の極から伸びたリード線144a
がコーン状保持枠134に形成された穴を通して接続さ
れている。リード線144aはコーン状保持枠134に
接着剤146により固着されている。即ち、前記全反射
プリズム116が半導体材料のため、リード線144a
を直接接続しても、全反射プリズム116を直接電極と
しては用いられない。このため、全反射プリズム116
とリード線144aの接続媒体としてオーミックスコン
タクト膜142を設けているのである。ここで、全反射
プリズム116に用いられるゲルマニウムは一般的にn
型或いはp型の半導体となっている。そして、n型の場
合には、前記オーミックコンタクト膜125の材料とし
てSnを、またp型の場合にはAu或いはIn等を用い
るのが好適である。
【0013】また、前記全反射プリズム116の対向位
置には円柱状の対向電極部123が設けられており、該
対向電極部123の平面な電極端面123aが全反射プ
リズム116の平頭面116aと平行となるように配置
されている。そして、前記対向電極部123は前記電源
115の他方の極とリード線144bを介して接続され
ている。なお、対向電極部123の材質は電界を掛けた
時に安定したものであれば良く、Au或いはカーボン等
が好適である。図3には前記対向電極部123の設置構
成が示されている。同図に示すように絶縁材であるガラ
ス板148の表面中央に形成されたカップ状の窪み14
8aに対向電極部123が埋め込まれている。そして、
対向電極部123の電極端面123aの水平位置がガラ
ス板148の表面位置より若干低くなるように接着剤1
49により該ガラス板148に固着されている。
【0014】本実施例にかかる全反射測定装置は概略以
上のように構成され、次にその作用について説明する。
まず、前述したようにプリズム116の平頭面116a
と対向電極部123の電極端面123aとが平行に対向
配置するように顕微鏡のステージ上にガラス板148を
載置する。そして、ガラス板148の窪み148aに荷
電粒子を含んだ被測定液110を滴下し、対向電極部1
23を該被測定液110に浸漬させる。一方、カセグレ
ン鏡120及びプリズム116についても位置決めを行
う。そして、顕微鏡のステージの高さを調節して、ガラ
ス板148の窪み148aに滴下した被測定液110の
液面にプリズム116の平頭面116aを僅かに浸漬さ
せる。
【0015】従って、被測定液110は、対向配置され
た平頭面116aと電極端面123aによって挟み込ま
れることとなる。この状態において電源115から電流
が流れ、プリズム116の平頭面116aが一方の電極
となり、また対向電極部123の電極端面123aが他
方の電極となり、被測定液110に電圧が印加される。
このため、被測定液110中の荷電粒子を含む物質が、
それぞれの有する極性と反対極性の電極へと誘引される
こととなる。従って、プリズム116の平頭面116の
電極を測定したい物質が有する極性と反対極性にするこ
とにより、測定物質を平頭面116aに誘引することが
できる。そして、図1において赤外光源150から出射
された光束をマイケルソン干渉計152に導光して赤外
干渉光を生成し、これを固定鏡154で反射させて入射
光156を形成する。そして該入射光156はカセグレ
ン副鏡124、カセグレン主鏡122及びプリズム11
6を介して被測定液110上に照射され、該被測定液1
10とプリズム116の臨界面からの全反射光158が
形成される。該全反射光158は、固定鏡160で反射
されてMCT検出器162でその光強度が検出され、そ
の検出信号が信号処理装置164に供給される。一方レ
ーザー166から出射されたレーザー光をマイケルソン
干渉計152に導光し、レーザー干渉光を生成してその
光強度をホトダイオード168で検出し、その検出信号
をサンプリング信号として信号処理装置164に供給す
る。該信号処理装置164は、このサンプリング信号に
同期して、MCT検出器162からの光強度信号を読取
り、公知の信号処理を行って赤外吸収スペクトルを求
め、これをレコーダー170に出力させる。
【0016】なお、前記カセグレン副鏡124下部には
マスク172が設けられ、該マスク172はプリズム1
16の全反射の臨界角より小さい入射角の光線を遮光す
る。以上のようにして、プリズム116の平頭面116
aに誘引された測定荷電物質の全反射測定を行うことが
可能となる。なお、プリズム116の平頭面116aに
測定荷電物質を効率良く正確に誘引するために、前記コ
ーン状保持枠134には、プラスチック等の絶縁物材を
用いるのが好適である。即ち、コーン状保持枠134が
被測定液110に僅かでも接触した場合、該コーン状保
持枠134が導電性を有していると電極となってしま
い、コーン状保持枠134にも測定荷電物質が誘引され
てしまうからである。
【0017】以上説明した本実施例にかかる電界型全反
射測定装置は、プリズム116にn型半導体のゲルマニ
ウムを用い、円錐面にオーミックコンタクト膜142と
してSnを真空蒸着で約1ミクロン程度付着メッキし
た。また、プリズム116の平頭面116aの直径を1
mmに、対向電極部132の電極端面132aの直径を
2mmにそれぞれ形成し、電極端面132aの水平位置
をガラス板148の表面位置より1mm低い位置に設定
することにより、荷電粒子を含んだ測定試料の平頭面1
16aへの誘引が効率良く行われた。なお、顕微鏡のス
テージを昇降させガラス板148の水平位置調整をする
ことにより平頭面116aと電極端面123aとの間
隔、即ち電極間の距離を、試料の特性と印加する電圧に
応じて好適な距離に設定することが可能となる。また、
被測定液の屈折率を1.4程度と想定し、またプリズム
116としてゲルマニウムを用いた場合、全反射の臨界
角は20.5度となる。そして、カセグレン鏡120の
NAをそれぞれ約10度大きくとると、該カセグレン鏡
120の開口角は60度となるため、プリズムの円錐角
も60度に設定した。この結果曲率半径が3mmのプリズ
ム116を円錐角60度に形成することにより、優れた
全反射測定能を得ることが出来た。
【0018】以上のように本実施例に係る全反射測定装
置によれば、全反射プリズム116を電極として作用さ
せているため、電極面となる平頭面116aにおいて全
反射測定ができ、平頭面116aに誘引された荷電物質
を正確かつ容易に全反射測定することが可能となる。ま
た、従来の様に液体試料をセルに注入する必要がなく、
測定操作が極めて簡易であると共に、前記プリズム11
6の先端部分の直径1mm程度の平面部のみを被測定液
に浸漬させればよいため、被測定液が極めて微量であっ
ても正確な全反射測定を行うことが可能となる。なお、
前記実施例においてはATRプリズム自体を誘引電極部
として用いたが、プリズムの全反射面に接触させて金属
ワイヤーのグリッド電極を配置すること、或いはプリズ
ムの全反射面に金属グリッドをメッキして電極とするこ
と等も可能である。また、前記実施例においては、AT
Rプリズムの形状を先端が平頭な円錐状としたが、該形
状は試料が液体の場合に好適であり、試料がゼリー状等
の半固体の場合には、ATRプリズムの形状を半球状に
形成することが好適である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる電界
型全反射測定装置によれば、全反射プリズム近傍に誘引
電極部を配置することにより、全反射プリズムの半球状
の平面あるいは円錐状の先端平頭面に被測定試料中の荷
電物質を誘引し、かつ前記平面あるいは先端平頭面を全
反射面としているので、微量な被測定試料中の測定荷電
物質の全反射測定を正確かつ容易に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる電界型全反射測定
装置の概略構成図である。
【図2】図1に示した電界型全反射測定装置に用いられ
るプリズム及び電極部の説明図である。
【図3】図2に示した対向電極部の設置構成の説明図で
ある。
【図4】従来の荷電粒子を含む液体試料の試料分離装置
の説明図である。
【図5】全反射測定原理の説明図である。
【符号の説明】
10,110…被測定液 116…プリズム 120…カセグレン鏡 123…対向電極部 142…オーミックコンタクト膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセグレン主鏡及びカセグレン副鏡を有
    し、前記副鏡、主鏡の順に反射された光を荷電粒子を含
    む被測定試料上に集光し、その全反射光を主鏡、副鏡の
    順に反射させて得るカセグレン鏡と、 カセグレン副鏡の下部に配置され、半球状あるいは先端
    が平頭な円錐状に形成され、該半球状の平面あるいは円
    錐状の平頭面が前記荷電粒子を含む被測定試料に当接さ
    れるとともに、前記カセグレン鏡の集光位置となるよう
    に配置された導電性材料からなる全反射プリズムと、 前記全反射プリズムの平頭面近傍に荷電粒子を誘引させ
    るため、該全反射プリズム側に配置され、所定極性の電
    圧が印加される誘引電極部と、 前記誘引電極部とは逆極性の電圧が印加された電極端面
    が前記荷電粒子を含む被測定試料に浸漬されるととも
    に、前記全反射プリズムの平頭面と平行に対向配置され
    た対向電極部と、 を備えたことを特徴とする全反射測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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