JPH0672979A - アミノベンジル誘導体 - Google Patents

アミノベンジル誘導体

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JPH0672979A
JPH0672979A JP4171521A JP17152192A JPH0672979A JP H0672979 A JPH0672979 A JP H0672979A JP 4171521 A JP4171521 A JP 4171521A JP 17152192 A JP17152192 A JP 17152192A JP H0672979 A JPH0672979 A JP H0672979A
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JP4171521A
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Hiroyoshi Hidaka
弘義 日高
Tomohiko Ishikawa
智彦 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下記一般式で示す化合物及び酸付加塩並びに
該化合物を有効成分とする抗潰瘍剤を提供する。 【構成】 下記一般式(式中、R1 は水素原子又は非置
換又は置換された低級アルキル基を;R2 は非置換又は
置換されたキノリル、イソキノリル、フェニル又は低級
アルキル基を;R3 は水素原子又はメチル基を;R4
非置換又は置換されたフェニルおよびトリアゾリル、も
しくはピリジノ、フロイル、チエニル、フリル又は低級
アルキル基を;Xは窒素原子、硫黄原子、ピペラジノ又
はスルフィニル基を;Yはスルホニル又はカルボニル基
を;Aはメチレン、エチレンオキシ、エチレンチオ、エ
チレンスルフィニル又はプロペニレン基を;Phは非置
換又はメトキシで置換されたフェニレン基を示す。)で
表されるアミノベンジル化合物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアミノベンジルを基本骨
格とする誘導体を有効成分とする抗潰瘍作用に有用な新
規アミノベンジル化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりの制酸剤、抗ペプシン剤、抗コ
リン剤、抗ガストリン剤に加え強力な酸分泌抑制作用を
有する米国特許第3950333号明細書記載の1−シ
アノ−2−メチル−3−〔2−〔〔(5−メチル−4−
イミダゾリル)メチル〕チオ〕エチル〕グアニジン(一
般名 シメチジン)、特開平2−178号公報、特開平
2−72177号公報等記載のヒスタミンH2 受容体
(H2 ブロッカー)の登場により消化性潰瘍の治療は大
きく変わった。また近年H2 ブロッカーよりもさらに強
力な酸分泌抑制作用を有する特開昭54−14178号
公報記載の(±)−5−メトキシ−2−〔〔(4−メト
キシ−3,5−ジメチル−2−ピリジル)メチル〕−ス
ルフィニル〕ベンズイミダゾール(一般名 オメプラゾ
ール)、特開昭61−60600号公報、特開平2−4
9774号公報、特開平2−49792号公報等記載の
ベンズイミダゾール誘導体のプロトンポンプインヒビタ
ーが登場し、消化性潰瘍の治療法でさらに大きい成果を
上げようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記経緯に鑑み、消化
性潰瘍に対するヒスタミンH2 受容体拮抗剤、プロトン
ポンプ阻害剤はその強力な酸分泌抑制作用による治療効
果発現の速さにより、高治療率をもたらすと共に難治性
潰瘍の治癒にも好結果を示した。しかし、潰瘍治療に大
きなインパクトを与えたものの、投与中止後の高い再発
率がヒスタミンH2 受容体拮抗剤、プロトンポンプ阻害
剤ともに大きな問題となっている。また消化性潰瘍剤が
長期にわたって広く使用されるにあたり、プロトンポン
プ阻害剤の強力な酸分泌抑制作用により、長期間に渡り
つくりだされる低もしくは無酸性状態の本来の胃に対す
る生理機能、特に壁細胞機能に及ぼす影響や血中ガスト
リン上昇を介したラット胃粘膜カルチノイド腫瘍等の発
生から示唆される腫瘍催起性、また局所的及び全身的影
響とその長期安全性に関する懸念が、未だ残された問題
となっている。本発明は従来の胃酸分泌抑制剤、プロト
ンポンプ阻害剤の有するすぐれた治療効果を助長あるい
は維持しつつ、これらの薬剤の懸念される副作用を解決
することを目的としたスルホンアミド基又はカルボニル
アミド基を含有する新規アミノベンジル化合物に関す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、完成された
抗潰瘍剤として登場して来たヒスタミンH2 受容体拮抗
剤およびプロトンポンプ阻害剤について、その作用機序
から鑑み長期使用における副作用が懸念されている現状
を顧み、これらの副作用を伴わず、また、粘膜保護作用
(サイトプロテクション)も合わせ持つ、優れた効果を
発揮する化合物を探求していたところ、本発明者等が先
に主に循環系に作用する血管平滑筋弛緩及び血小板凝集
抑制効果を有する化合物の開発を行い特願平2−419
280号として出願した化合物を基本骨格とする誘導体
の一部にその曙光を見いだした。更に動物試験において
抗潰瘍効果を確認し本発明を完成させたものである。
【0005】本発明は、下記の一般式(1)で示される
アミノベンジルを基本骨格とする化合物又はその生理学
的に許容しうる酸付加塩ならびに該化合物又は酸付加塩
を有効成分とする抗潰瘍剤に関する。
【化2】 (式中、R1 は水素原子又は非置換又はヒドロキシ、ア
ミノ、ジメチルアミノ、メトキシカルボニルフェニル、
グアニジノ、ピペラジノ、ピリジノ、又はピロリジニル
で置換された低級アルキル基を;R2 は非置換又はニト
ロ、メトキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン又はアセ
チルで置換されたキノリル、イソキノリル、フェニル又
は低級アルキル基を;R3 は水素原子又はメチル基を;
4 は非置換又はメチル、メトキシ、ハロゲン又はニト
ロで置換されたフェニルおよびトリアゾリル、もしくは
ピリジノ、フロイル、チエニル、フリル又は低級アルキ
ル基を;Xは窒素原子、硫黄原子、ピペラジノ又はスル
フィニル基を;Yはスルホニル又はカルボニル基を;A
はメチレン、エチレンオキシ、エチレンチオ、エチレン
スルフィニル又はプロペニレン基を;Phは非置換又は
メトキシで置換されたフェニレン基を示す)で表される
新規アミノベンジル化合物。
【0006】本発明の一般式(1)で示され具体的化合
物としては、下記に記載する次の化合物を挙げることが
できるが、本発明はこれらの化合物に限定されるもので
はない。
【0007】
【表1】
【0008】ただし上記表1で使われたPYはピペラジ
ンを、iqはイソキノリンを、Trは1,2,4−トリ
アゾール−3−イルを、Bは2,4,6を、Z−Me2
は3,5−(OCH3 2 を表す。
【0009】
【表2】
【0010】ただし上記表2の(36)、(37)、
(38)および(39)は、一般式(1)のPhが3,
4−ジメトキシフェニルを表し、その他はすべてPhが
フェニルを表す。またN−Ac−T−iqはN−アセチ
ルテトラヒドロイソキノリンを表す。
【0011】前記化合物のNMRを記載する。( )内
の番号は実施例番号を示す。
【0012】化合物(1) 2.18(3H,s),2.74〜2.84(2H,
m),3.45〜3.52(2H,m),3.70〜
3.89(3H,m),6.61(1H,d,J=7.
8Hz),6.93(1H,t,J=6.8Hz),
7.00〜7.20(2H,m),7.21〜7.24
(3H,m),7.44〜7.55(1H,m),7.
66(1H,t,J=7.6Hz),8.07(1H,
d,J=6.3Hz),8.20(1H,d,J=6.
3Hz),8.20(1H,d,J=8.3Hz),
8.31(1H,d,J=7.3Hz),9.31(1
H,s)
【0013】化合物(2) 2.35(3H,s),2.72〜2.87(2H,
m),3.38〜3.44(3H,m),3.37〜
3.80(3H,m),6.59(1H,d,J=7.
81Hz),7.08(1H,t,J=8.7Hz),
7.24〜7.32(6H,m),7.70(1H,
t,J=7.8Hz),7.97(1H,d,J=7.
8Hz),8.45(1H,d,J=8.3Hz),
8.55(1H,s)
【0014】化合物(3) 2.24(3H,s),2.77(2H,t,J=6.
3Hz),3.23〜3.32(1H,m),3.68
(1H,d,J=14.2Hz),3.72(2H,
m),3.80〜3.89(2H,m),3.87(3
H,s),4.05(1H,d,J=14.5Hz),
6.55(1H,d,J=8.3Hz),6.93(2
H,d,J=8.9Hz),7.08〜7.18(2
H,m),7.31(1H,t,J=7.4Hz),
7.45〜7.56(1H,m),7.63〜7.79
(2H,m),7.85(1H,m),7.63〜7.
79(2H,m),7.85(1H,d,J=8.9H
z),8.57(1H,d,J=4.2Hz)
【0015】化合物(4) 2.04(3H,s),3.02〜3.14(2H,b
rs),3.16〜3.30(1H,m),3.32〜
3.43(2H,brs),3.78〜3.87(1
H,m),3.89(3H,s),6.40〜6.54
(1H,m),6.54〜6.63(1H,m),6.
97(2H,d,J=9.2Hz),7.01〜7.2
2(1H,m),7.24〜7.40(2H,m),
7.41〜7.54(1H,m),7.62(2H,
d,J=9.2Hz),7.62〜7.71(1H,
m)
【0016】化合物(5) 2.34(3H,s),2.82(2H,t,J=5.
2Hz),3.45(2H,s),3.65(2H,
s),4.03(2H,t,J=5.2Hz),6.7
5(2H,d,J=8.9Hz),7.22(2H,
d,J=5.2Hz),6.75(2H,d,J=8.
9Hz),7.22(2H,t,J=5.2Hz),
7.01(1H,bt),7.12(1H,bd),
7.30(1H,bt),8.29(1H,bd),1
1.0(1H,bs)
【0017】化合物(6) 2.28(3H,s),2.63(2H,t,J=6.
6Hz),3.02(2H,t,J=6.6Hz),
3.56(3H,s),7.0(1H,bt),7.0
5(1H,bd),7.10(2H,d,J=8.5H
z),7.18(2H,d,J=8.5Hz),7.3
(1H,bt),8.25(1H,bd),10.8
(1H,bd)
【0018】化合物(7) 2.24(3H,s),3.20(2H,d,J=6.
6Hz),3.61(2H,s),4.25(2H,
s),6.25(1H,dd,J=15.8,6.6H
z),6.48(1H,d,J=15.8Hz),7.
03(1H,bt),7.15(1H,bd),7.3
(1H,bt),8.25(1H,bd),11.16
(1H,bs),7.25(4H,bs)
【0019】化合物(8) 2.23(3H,s),3.19(2H,d,J=6.
6Hz),3.53(2H,s),3.56(2H,
s),6.25(1H,dd,J=16.1Hz,6.
6Hz),6.48(1H,d,J=16.1Hz),
7.0(1H,bt),7.12(1H,bd),7.
3(1H,bt),8.26(1H,bd),7.26
(4H,bs),11.08(1H,bs)
【0020】化合物(9) 2.3(3H,s),2.4〜2.7(2H,br),
2.6〜2.7(2H,complex),3.0〜
3.2(2H,complex),3.2〜3.3(1
H,complex),3.5(1H,d,J=14.
2Hz),3.85(1H,complex),3.8
9(3H,s),4.1(1H,complex),
4.13(1H,d,J=14.2Hz),6.5(1
H,d,J=6.9Hz),6.95(2H,d,J=
8.9Hz),7.15(1H,dtJ=1.6,7.
6Hz),7.21(2H,d,J=6.7Hz),
7.25(2H,d,J=6.7Hz),7.2〜7.
3(1H),7.55(2H,J=8.9Hz),7.
6(1H,bd)
【0021】化合物(10) 2.0(3H,s),2.40(2H,t,J=5.6
Hz),3.1(1H,d,J=15Hz),3.7
(1H,d,J=15Hz),3.85(2H,t,J
=5.6Hz),3.87(3H,s),4.62(2
H,s),4.70(1H,d,J=13.9Hz),
5.30(1H,d,J=8.9Hz),6.75(2
H,d,J=8.9Hz),7.22(2H,d,J=
8.9Hz),7.25(1H,d,J=8.3H
z),7.25〜7.4(2H,complex),
7.65(1H,bd),7.90(2H,d,J=
8.3Hz)
【0022】化合物(11) 2.14(3H,s),2.26(3H,s),2.6
7〜2.80(4H,m),2.92〜3.00(1
H,m),3.24〜3.34(2H,m),3.88
(3H,s),3.90〜3.92(1H,m),4.
32〜4.48(2H,m),6.49(1H,d,J
=7.9Hz),6.95(2H,d,J=8.9H
z),7.14(2H,t,J=7.9Hz),7.2
9〜7.32(1H,m),7.56(2H,d,J=
7.9Hz)
【0023】化合物(12) 2.26(3H,s),2.28〜2.32(4H,
m),2.46〜2.56(1H,m),2.76〜
2.79(4H,m),3.30〜3.38(1H,
m),3.79(2H,d,J=6.3Hz),3.8
6(3H,s),3.89〜3.97(1H,m),
6.23〜6.33(1H,m),6.51(1H,
d,J=6.9Hz),6.93(2H,d,J=8.
9Hz),7.09(1H,t,J=7.5Hz),
7.24〜7.30(7H,m),7.59(2H,
d,J=8.9Hz),7.72(1H,d,J=7.
6Hz)
【0024】化合物(13) 1.68(4H,brs),2.26(3H,s),
2.40(5H,brs),2.58〜2.68(1
H,m),3.19(2H,d,J=5.61Hz),
3.29〜3.39(1H,m),3.81(1H,
d,J=8.91Hz),3.84(3H,s),3.
87〜3.97(1H,m),6.23〜6.34(1
H,m),6.51(1H,d,J=16.1Hz),
6.58(1H,d,J=7.92Hz),6.71
(2H,d,J=8.9Hz),7.08(1H,t,
J=8.0Hz),7.23〜7.33(6H,m),
7.58(2H,d,J=8.91Hz),7.76
(1H,d,J=6.27Hz)
【0025】化合物(14) 2.24(3H,s),2.99〜3.08(4H,
m),3.16(2H,d,J=5.94Hz),3.
59〜3.74(1H,m),3.85(3H,s),
4.12〜4.23(1H,m),6.21〜6.32
(1H,m),6.49(1H,d,J=15.83H
z),6.61(1H,d,J=6.92Hz),6.
92(2H,d,J=8.9Hz),7.09〜7.1
9(4H,m),7.22〜7.34(4H,m),
7.57(3H,d,J=8.9Hz),7.75(1
H,d,J=6.9Hz),8.43(1H,d,J=
4.61Hz)
【0026】化合物(15) 2.82(2H,bt),3.15〜3.3(1H,c
omplex),3.5〜3.7(2H,comple
x),3.85(1H),3.9(3H,s),4.5
(1H,d,J=14.2Hz),4.4〜4.5(1
H,complex),5.4(1H,d,J=14.
2Hz),6.5(1H,dd,J=1.3,7.5H
z),6.92(2H,d,J=13.2Hz),6.
96(2H,d,J=13.2Hz),7.2(1H,
dt,J=1.3,7.5Hz),7.3(2H,d,
J=13.2Hz),7.37(1H,dt,J=1.
3,7.5Hz),7.45(2H,d,J=13.2
Hz),7.87(1H,dd,J=1.3,7.5H
z)
【0027】化合物(16) 2.32(3H,s),2.6〜2.8(2H,com
plex),2.8〜2.9(2H,comple
x),3.15〜3.3(1H,complex),
3.53(1H,d,J=13.9Hz),3.8〜
3.9(1H,complex),3.88(3H,
s),3.13(2H,bt),3.25(1H,d,
J=13.9Hz),6.5(1H,dd,J=1.
0,7.5Hz),6.85(2H,d,J=8.9H
z),6.95(2H,d,J=8.9Hz),7.1
5(1H,dt,J=1.3,7.5Hz),7.2
(2H,d,J=8.9Hz),7.38(1H,d
t,J=1.0,7.5Hz),7.55(2H,d,
J=8.9Hz),7.63(1H,dd,J=1.
3,7.5Hz)
【0028】化合物(17) 2.23(3H,s),2.6(2H,t,J=6.9
Hz),2.73(2H,t,J=6.0Hz),3.
0(2H,t,J=6.9Hz),3.46(2H,
s),3.60(2H,t,J=6.0Hz),3.8
5(3H,s),6.89(2H,d,J=8.9H
z),6.9〜7.0(1H,complex),7.
0(1H,bs),7.21(4H,s),7.2〜
7.3(2H),7.5(2H,d,J=8.9Hz)
【0029】化合物(18) 2.23,2.29(3H,s),2.6〜2.8(3
H,complex),4.1(1H,d,J=14.
2Hz),3.7〜3.9(2H,complex),
4.1(1H,d,J=14.2Hz),6.5(1
H,complex),6.95(2H,d,J=7.
9Hz),7.15(1H,t,J=7.6Hz),
7.3(1H,bt),7.4〜7.7(7H,com
plex)
【0030】化合物(19) 2.23(3H,s),2.76(2H,t,J=5.
94Hz),3.12〜3.31(3H,m),3.5
1(1H,d,J=14.19Hz),3.77〜3.
87(1H,m),4.06(1H,d,J=14.2
Hz),6.25〜6.35(1H,m),6.48〜
6.51(2H,m),7.12(1H,t,J=7.
92Hz),7.23〜7.36(4H,m),7.4
3(2H,d,J=8.9Hz),7.55(2H,
d,J=8.91Hz),7.55(2H,d,J=
8.91Hz),7.66(1H,d,J=7.59H
z)
【0031】化合物(20) 2.25(3H,s),2.73(2H,t,J=6.
9Hz),3.37(2H,t,J=6.9Hz),
3.51(2H,s),3.58(3H,s),3.6
5(4H,bs),3.85(3H,s),6.9(2
H,d,J=6.9Hz),6.85〜6.95(1
H),7.05(1H,bs),7.21(2H,d,
J=5.3Hz),7.55(2H,d,J=6.91
Hz),8.15(1H,s)
【0032】化合物(21) 2.33(3H,s),2.91(1H,q,J=6.
6,6.27,6.27Hz),3.00(1H,q,
J=6.27,6.27,6.6Hz),3.09(1
H,d,J=12.21Hz),3.39〜3.55
(2H,m),3.79〜3.86(1H,m),4.
16〜4.33(2H,m),4.98〜5.04(1
H,m),4.16〜4.33(2H,m),4.98
〜5.04(1H,m),5.09(1H,d,J=1
2.2Hz),6.34(1H,d,J=7.92H
z),6.87〜6.96(4H,m)
【0033】化合物(22) 2.32(3H,s),2.90(1H,q,J=6.
27,6.6,6.6Hz),2.99(1H,q,J
=6.6,6.27,6.26Hz),3.08(1
H,d,J=12.54Hz),3.41〜3.55
(2H,m),3.77(6H,s),4.16〜4.
30(2H,m),3.77(6H,s),4.16〜
4.30(2H,m),4.97〜5.03(1H,
m),5.08(1H,d,J=12.53Hz),
6.08(1H,t,J=1.98Hz),6.15
(1H,d,J=12.53Hz),6.35(1H,
d,J=7.59Hz),6.89(1H,t,J=
8.57Hz),7.15(1H,d,J=7.26H
z),7.26〜7.29(1H,m),7.46(1
H,t,J=7.92Hz),7.55(1H,q,J
=4.29,3.96,4.29Hz),8.01(1
H,d,J=6.93Hz),8.14(1H,d,J
=7.92Hz),8.26(1H,d,J=8.25
Hz),9.10(1H,d,J=3.96Hz)
【0034】化合物(23) 2.12(3H,s),2.52(2H,q,J=5.
94,6.6,6.27Hz),3.33(1H,d,
J=14.52Hz),3.73(1H,d,J=1
4.52Hz),3.98(2H,t,J=5.94H
z),4.08〜4.15(1H,m),4.34〜
4.42(1H,d,J=7.92Hz),6.87
(2H,d,J=8.58Hz),6.94(2H,
d,J=6.93Hz),7.17〜7.29(5H,
m),7.43(1H,t,J=7.59Hz),7.
53〜7.63(2H,m),7.97(1H,d,J
=8.25Hz),7.13(1H,d,J=8.25
Hz),8.24(1H,d,J=8.25Hz),
9.14(1H,d,J=4.24Hz)
【0035】化合物(24) 2.55(4H,s,br),2.70(4H,s,b
r),3.26(2H,d,J=6.59Hz),3.
38(2H,s),6.27(0.5H,t,J=6.
93Hz),6.33(0.5H,t,J=6.6H
z),6.57(1H,d,J=15.84Hz),
6.82〜6.93(2H,m),7.12(1H,
t,J=7.76Hz),7.20〜7.25(2H,
m),7.32(2H,t,J=7.26Hz),7.
40(2H,d,J=7.59Hz),7.46(1
H,q,J=7.59Hz),7.46(1H,q,J
=4.29,4.29,3.96Hz),7.58(2
H,q,J=7.92,7.59,8.24Hz),
7.99(1H,d,J=8.24Hz),8.20
(1H,d,J=8.24Hz),8.53(1H,
d,J=7.26Hz),9.06(1H,d,J=
4.29Hz)
【0036】化合物(25) 3.13(2H,d,J=7.26Hz),3.51
(2H,s),6.01〜6.12(1H,m),6.
36(1H,d,J=15.84Hz),6.98〜
7.14(3H,m),7.20〜7.33(6H,
m),7.54〜7.64(2H,m),8.04(1
H,d,J=8.25Hz),8.29(1H,d,J
=8.24Hz),8.40(1H,d,J=7.26
Hz),8.92(1H,s,br),9.13(1
H,d,J=4.29Hz)
【0037】化合物(26) 3.26(2H,d,J=7.25Hz),3.62〜
3.72(3H,m),4.11〜4.19(1H,
m),4.18(1H,d,J=12.86Hz),
4.47〜4.55(1H,m),6.11〜6.22
(1H,m),6.43(1H,d,J=15.73H
z),6.63(1H,d,J=7.91Hz),6.
92(1H,t,J=7.58Hz),7.17〜7.
38(8H,m),7.45(2H,q,J=4.2
9,3.96,4.29Hz),7.57(1H,q,
J=4.29,3.96,4.29Hz),8.01
(1H,d,J=8.25Hz),8.18(1H,
d,J=7.59Hz),8.28(1H,d,J=
8.58Hz),9.13(1H,d,J=4.29H
z)
【0038】化合物(27) 2.19(3H,s),2.92〜3.00(2H,
m),3.26(1H,d,J=6.92Hz),3.
36(1H,s),4.66〜4.78(2H,m),
6.17〜6.22(1H,m),6.46(1H,
d,J=15.5Hz),6.76〜6.85(2H,
m),7.21〜7.36(7H,m),7.47(1
H,t,J=7.59Hz),7.67〜7.75(2
H,m)
【0039】化合物(28) 2.25(3H,s),2.61〜2.70(4H,
m),3.12〜3.36(1H,m),3.39(3
H,s),3.45(1H,d,J=14.19H
z),3.55(2H,t,J=5.93Hz),3.
76〜3.84(1H,d,J=14.19Hz),
3.55(2H,t,J=5.93Hz),3.76〜
3.84(1H,m),3.87(3H,s),4.1
3(1H,d,J=13.86Hz),6.53(1
H,d,J=7.92Hz),6.95(2H,d,J
=8.91Hz),7.11(1H,t,J=7.92
Hz),7.29(1H,t,J=7.90Hz),
7.54(2H,d,J=8.90Hz),7.61
(1H,J=7.59Hz)
【0040】化合物(29) 2.22(3H,s),2.96(1H,d,J=1
2.2Hz),3.15(2H,d,J=5.94H
z),3.20〜3.33(2H,m),3.50〜
3.62(2H,m),3.84(3H,s),4.0
0〜4.15(2H,m),4.90(1H,d,J=
12.2Hz),6.16〜6.38(2H,m),
6.45(0.5H,t,J=7.58Hz),6.6
4(0.5H,d,J=7.59Hz),6.92(2
H,d,J=8.9Hz),7.12〜7.19(1
H,m),7.32(2H,s),7.42〜7.48
(1H,m),7.54(2H,d,J=8.9H
z),7.60〜7.74(1H,m)
【0041】化合物(30) 2.23(3H,s),2.94(1H,d,J=1
2.1Hz),3.14(2H,d,J=5.86H
z),3.22〜3.32(2H,m),3.49〜
3.62(2H,m),3.84(3H,s),4.0
2〜4.15(2H,m),4.92(1H,d,J=
12.1Hz),6.10〜6.38(2H,m),
6.44〜6.60(1H,m),6.92(2H,
d,J=8.92Hz),7.12〜7.02(1H,
m),7.30(2H,s),7.43〜7.49(1
H,m),7.54(2H,d,J=8.92Hz),
7.61〜7.76(1H,m)
【0042】化合物(31) 3.0(2H,bt),3.1〜3.4(2H,com
plex),3.5〜3.8(2H,comple
x),3.9(3H,s),3.93(1H,d,J=
12.9Hz),3.95〜4.1(1H,compl
ex),4.23(2H,t,J=6.6Hz),4.
6(1H,d,J=12.9Hz),6.5(1H,b
d),6.95(2H,d,J=8.9Hz),7.1
4(1H,bt),7.55(1H,d,J=8.9H
z),7.5〜7.6(1H,complex),8.
22(1H,bs),8.3(1H,bs),8.3
(1H,bs),7.2〜7.35(3H,compl
ex)
【0043】化合物(32) 7.23(3H,s),2.82(1H,t,J=5.
98Hz),3.18〜3.28(3H,m),3.5
6〜3.84(2H,m),3.84(3H,s),
4.08(1H,d,J=12.6Hz),6.25〜
6.36(1H,m),6.55(1H,d,J=1
5.84Hz),6.96〜7.07(2H,m),
7.20〜7.35(3H,m),7.44(1H,
d,J=8.25Hz),7.67(2H,t,J=
7.59Hz)
【0044】化合物(33) 2.83(2H,bt),3.21〜3.30(1H,
m),3.84〜3.94(2H,m),4.13(2
H,t,J=6.2Hz),4.45(1H,d,J=
14.0Hz),6.25(1H,d,J=7.52H
z),7.18〜7.28(4H,m),7.34(1
H,t,J=7.52Hz),7.42〜7.46(4
H,m),7.72(1H,t,J=7.62Hz),
7.34(1H,d,J=7.8Hz),7.42〜
7.46(4H,m),7.72(1H,t,J=7.
62Hz),7.34(1H,d,J=7.8Hz),
8.34〜8.36(1H,m),8.50(1H,
d,J=7.24Hz)
【0045】化合物(34) 2.95(2H,brt),3.20〜3.30(1
H,m),3.84〜3.94(2H,m),4.12
(2H,t,J=6.32Hz),4.45(1H,
d,J=13.82Hz),6.54(1H,d,J=
7.52Hz),7.14(1H,t,J=7.68H
z),7.16〜7.20(2H,m),7.23〜
7.34(4H,m),7.42(2H,d,J=8.
92Hz),7.56(2H,d,J=8.92H
z),7.66(2H,d,J=7.56Hz)
【0046】化合物(35) 2.90(2H,br,t),3.20〜3.31(1
H,m),3.84〜3.94(2H,m),4.14
(2H,t,J=6.34Hz),4.45(1H,
d,J=14.0Hz),6.50(1H,d,J=
7.92Hz),7.17(1H,t,J=7.6H
z),7.26〜7.36(7H,m),7.59(1
H,s),7.64(1H,d,J=7.92Hz),
7.80(1H,s)
【0047】化合物(36) 2.22(3H,s),2.80(1H,d,J=1
2.2Hz),3.03(1H,dd,J=12.54
Hz),3.16〜3.44(3H,m),3.49
(3H,s),3.56(1H,br,d,J=12.
54Hz),3.85(3H,s),3.88(3H,
s),4.88(1H,d,J=12.21Hz),
5.84(1H,s),6.34〜6.45(1H,
m),6.54(1H,d,J=15.84Hz),
6.77(1H,s),6.95(2H,d,J=8.
91Hz),7.26(2H,d,J=8.58H
z),7.39(2H,d,J=8.57Hz),7.
57(2H,d,J=8.58Hz)
【0048】化合物(37) 2.23(3H,s),2.80(1H,d,J=1
2.2Hz),3.04(1H,d,dJ=12.87
Hz),3.16〜3.47(3H,m),3.50
(3H,s),3.64〜3.76(1H,br,
s),3.89(3H,s),4.06〜4.15(1
H,m),4.86(1H,d,J=12.54H
z),5.80(1H,s),6.33〜6.43(1
H,m),6.54((1H,d,dJ=12.87H
z),3.16〜3.47(3H,m),3.50(3
H,s),3.64〜3.76(1H,br,s),
3.89(3H,s),4.06〜4.15(1H,
m),4.86(1H,d,J=12.54Hz),
5.80(1H,s),6.33〜6.43(1H,
m),6.54(1H,d,J=15.84Hz),
6.76(1H,s),7.26(1H,s),7.2
8(2H,d,J=7.26Hz),7.38(2H,
d,J=8.57Hz),7.47(2H,d,J=
8.58Hz),7.58(2H,d,J=8.25H
z)
【0049】化合物(38) 2.96(2H,t),3.24(1H,comple
x),3.52(3H,s),3.86(3H,s),
3.87(3H,s),3.86〜3.96(2H,c
omplex),4.08〜4.19(4H,comp
lex),4.30(1H,d,J=13.2Hz),
5.92(1H,s),6.86(2H,d,J=8.
9Hz),6.96(2H,d,J=8.9Hz),
7.08(1H,s),7.23(2H,d,J=8.
9Hz),7.58(2H,d,J=8.9Hz)
【0050】化合物(39) 2.18(6H,s),2.26(3H,s),2.2
6〜2.36(1H,m),2.44〜2.54(1
H,m),3.18(2H,d,J=6.27Hz),
3.13〜3.33(1H,m),3.53(3H,
s),3.71(2H,s),3.85(3H,s),
3.91(3H,s),5.98(1H,s),6.2
2〜6.33(1H,m),6.52(1H,d,J=
15.84Hz),6.93(2H,d,J=8.9H
z),7.27(6H,m),7.59(2H,d,J
=8.91Hz)
【0051】化合物(40) 2.95(2H,bt),3.15〜3.30(1H,
complex),3.75〜3.90(1H,com
plex),3.87(3H,s),4.0,4.37
(1H,d,J=13.5Hz),4.1〜4.2(t
otal4H,complex),6.55(1H,
d,J=7.5Hz),6.85(2H,d,J=8.
9Hz),6.91(2H,d,J=8.6Hz),
7.13(1H,bt),7.2(2H,d,J=8.
9Hz),7.3(1H,bt),7.55(2H,
d,J=8.9Hz),7.65(1H,dd,J=
5.9,1.3Hz)
【0052】前記一般式(1)で示されるアミノベンジ
ル誘導体の酸付加塩は、例えばリン酸、塩酸または硫酸
等の無機酸、または酢酸、クエン酸、コハク酸、フマル
酸、酒石酸等の有機酸の塩を挙げることができる。
【0053】本発明による一般式(1)の化合物は概説
的には下記の方法で製造できる。
【0054】本発明の実施例(9)、(11)、(1
7)、(18)、(20)は下記の反応式(1)、
(2)および(3)で示される方法で製造できる。
【0055】反応式1
【化3】
【0056】反応式2
【化4】
【0057】反応式3
【化5】
【0058】前記反応式に示す化合物の基R2 は非置換
又はニトロ、メトキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン
又はアセチルで弛緩されたキノリル、イソキノリル、フ
ェニル又は低級アルキル基を、R4 は非置換又はメチ
ル、メトキシ、ハロゲン又はニトロで置換されたフェニ
ルおよびトリアゾリル、もしくはピリジノ、チエニル、
フリル又は低級アルキル基を、R5 は低級アルキル基を
表す。
【0059】本発明による実施例(10)、(16)、
(21)、(22)、(23)及び(28)は下記の反
応式(4)及び(5)で示される方法で製造できる。
【0060】反応式4
【化6】
【0061】反応式5
【化7】
【0062】前記反応式4及び5に示す化合物の基R4
は非置換又はメチル、メトキシ、ハロゲン又はニトロで
置換されたフェニル及びトリアゾリル若しくはピリジノ
又はチエニル、フリル又は低級アルキル基を;Phは非
置換又はメトキシで置換されたフェニレン基を示す。
【0063】反応式(5)で得られたアミノベンジル化
合物は反応式(2)又は(3)に示す反応により、目的
物であるスルホンアミド化合物に導くことができる。
【0064】本発明における実施例(15)、(3
1)、(33)、(34)、(35)、(38)および
(40)は下記の反応式(6)で示される方法で製造で
きる。
【0065】反応式6
【化8】
【0066】前記反応式に示す化合物の基R4 は非置換
又はメチル、メトキシ、ハロゲン、ニトロで置換された
フェニル、トリアゾリル、ピリジノ、チエニル、フリル
又は低級アルキル基を;Phは非置換又はメトキシで置
換されたフェニレン基を示す。
【0067】反応式(6)で得られたアミノベンジル化
合物は反応式(2)又は(3)に示す反応により、目的
物であるスルホンアミド化合物に導くことができる。
【0068】本発明における実施例(1)、(2)、
(3)および(4)は下記の反応式(7)に示す方法で
製造できる。
【0069】反応式7
【化9】
【0070】前記反応式に示す化合物の基R4 は非置換
又はメチル、メトキシ、ハロゲン又はニトロで置換され
たフェニル及びトリアゾリル若しくはピリジノ、チエニ
ル、フリル又は低級アルキル基を;Phは非置換又はメ
トキシで置換されたフェニレン基を示す。また実施例
(4)の化合物は前記反応式(7)のClCH2 4
代わりにCl−フロイルを反応させることにより、同様
に製造することができる。
【0071】反応式(7)で得られたアミノベンジル化
合物は反応式(2)又は(3)に示す反応により、目的
物であるスルホンアミド化合物に導くことができる。
【0072】本発明における実施例(12)、(1
3)、(14)、(19)、(24)、(29)、(3
9)、(32)、(36)、(37)および(39)は
下記の反応式(8)に示す方法で製造できる。
【0073】反応式8
【化10】
【0074】前記反応式に示す化合物の基R4 は非置換
又はメチル、メトキシ、ハロゲン又はニトロで置換され
たフェニル及びトリアゾリル若しくはピリジノ、チエニ
ル、フリル又は低級アルキル基を;Phは非置換又はメ
トキシで置換されたフェニレン基を示す。
【0075】反応式(8)で得られたアミノベンジル化
合物は反応式(2)又は(3)に示す反応により、目的
物であるスルホンアミド化合物に導くことができる。
【0076】本発明における実施例(5)、(6)、
(7)および(8)のカルボニルアミド系の化合物は、
前記反応式(8)で示した製造化合物をカルボニルアミ
ドに転換する為に、下記の反応式(9)及び(10)で
示される方法によって製造できる。
【0077】反応式9
【化11】
【0078】反応式10
【化12】
【0079】前記反応式に示す化合物の基R4 は非置換
又はメチル、メトキシ、ハロゲン又はニトロで置換され
たフェニル及びトリアゾリル若しくはピリジノ、チエニ
ル、フリル又は低級アルキル基を;Phは非置換又はメ
トキシで置換されたフェニレン基を示す。
【0080】また反応式8で得られたアミノベンジル化
合物は反応式(3)及び(7)の化合物を用いることに
より、実施例(5)及び(6)を製造できる。
【0081】本発明に於けるスルホンアミド化反応又は
カルボニルアミド化反応は、ピリジン又はトリエチルア
ミンを単独で用いて反応させるか、又はテトラヒドロフ
ラン、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、ジオキサ
ン、クロロホルムなどの溶媒でピリジン又はトリエチル
アミンを希釈して行うのが好ましく、光延反応(シンセ
シス、1〜28、1981参照)によるアルキル化はテ
トラヒドロフラン、ジオキサン、塩化メチレンのごとき
非プロトン性の溶媒中で行われるのが好ましい。
【0082】本発明化合物の製造方法の中で使用される
保護基については、いずれも通常の化学反応において使
用するものであるが、例えばヒドロキシ保護基として
は、アセチル、フェニルアセチル、ベンゾイルのごとき
カルボン酸残基又はテトラヒドロピラニル、p−メトキ
シベンジル、メトキシエトキシメチル等、又はアミノ保
護基としてはアセチル、ベンゾイル、t−ブトキシカル
ボニル、ベンジルオキシカルボニル、フタロイル等が用
いられる。
【0083】
【実施例】次に前記した化合物を実施例をもって具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。実験例中の融点は精密微量融点測定器MP−
I型(石井商店社製)を用い、核磁気共鳴スペクトル(
1H−NMR)はEX270(日本電子社製)を用い、
分子量はJMS−AX505H(社製)を用い、赤外線
吸収スペクトル(IR)はDR−8000(島津製作所
社製)を用いて測定した。
【0084】前記反応式(1)または(2)の具体例を
下記に示す。
【0085】製造例1 〔化合物(9)〕 p−クロロチオフェノール18.6g、N−ブロモエチ
ルフタルイミド32.8gをジメチルホルムアミド20
0mlに溶解し、炭酸カリ21.2gを加え4時間室温
で攪拌した。氷水約300mlを加え攪拌し、N−p−
クロロフェニルチオエチルフタルイミドの白色結晶を得
た。この36gをエタノール:メタノール(1:1)の
混液500mlに加え、ヒドラジンヒドラート9.6g
を加え5時間加熱還流した。冷後析出した結晶をろ過
し、エーテルでよく洗浄し、合わせた有機層を減圧留去
し、残渣にエーテルを加え、析出した結晶を再度ろ過
し、ろ液を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下
に溶媒を留去し、p−クロロフェニルチオエチルアミン
約6gを得た。この5g及び2−ニトロベンズアルデヒ
ド4.0gをメタノール70mlに溶解し4時間室温で
攪拌後、氷浴にて攪拌しながら、水素化ホウ素ナトリウ
ム600mgを少量ずつ加えた。減圧下溶媒を留去し残
渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で2回洗浄し、硫
酸マグネシウム溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムに付しn−ヘキサン:酢酸エチル(5:1)で溶出さ
せ、N−2−p−クロロフェニルチオエチル−o−ニト
ロベンジルアミン2.4gを得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.84(2H,t,J
=6.6Hz),3.05(2H,t,J=6.6H
z),4.04(2H,s),7.24(2H,d,J
=3.6Hz),7.56(2H,d,J=3.6H
z)
【0086】さらにこの約2gに蟻酸20ml及びホル
マリン10mlを加え、90℃の湯浴上10時間加熱攪
拌した。減圧下に留去し水30mlを加え炭酸水素ナト
リウムを加えアルカリ性とし、酢酸エチル50mlを加
え抽出した。水層を再度酢酸エチルで抽出し合わせた有
機層を飽和食塩水で洗浄後、減圧下に溶媒を留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムに付し、ヘキサン:酢酸
エチル(9:1)で溶出させ、N−メチル−N−2−p
−クロロフェニルチオエチル−o−ニトロベンジルアミ
ン約1.8g得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.23(3H,s),
2.62(2H,bt),3.0(2H,bt),3.
80(2H,s),7.2(4H,s),7.4(1
H,bt),7.810(1H,dd,J=1.3,
3.8Hz)
【0087】この約1.7gを氷酢酸17mlに溶解し
18%塩酸17mlを加え、室温で攪拌下、スズ1.7
gを加え1時間後、減圧下酢酸及び水を留去し、炭酸カ
リでアルカリ性とし、析出した不溶物をシリカゲルを通
してろ過しろ液を分液ロートで有機層を分け、水層は酢
酸エチルで1回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で
1回洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。この500
mgをピリジン7mlに溶解し氷浴攪拌下、p−メトキ
シベンゼンスルホニルクロリド436.5mg加え、室
温で1夜攪拌した。水、酢酸エチル各30ml加え有機
層を取り、水層を酢酸エチルで洗浄後抽出し、合わせた
有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。その後減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムに付し、n−ヘキサン:酢酸エチル(1
0:2〜10:3)で無色油状物のN−メチル−N−2
−p−クロロフェニルチオエチル−p−メトキシベンゼ
ンスルホンアミド727mgを得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.14(3H,s),
2.55(2H,bt),3.0(2H,bt),3.
19(2H,s),3.8(3H,s),6.82(2
H,d,J=8.9Hz),7.22(4H,s),
7.5(1H,d,J=8.2Hz),7.67(2
H,d,J=8.9Hz)
【0088】このアミド体700mgを無水テトラヒド
ロフラン20mlに溶解し、2−N−BOC−アミノエ
タノール355mg、トリフェニルホスフィン577m
gを加え氷浴攪拌下、ジイソプロピルアゾカルボキシレ
ート445mgを加えた。室温で一夜攪拌し、減圧下濃
縮し得られた残渣をシリカゲルカラムに付した。n−ヘ
キサン:酢酸エチル(10〜20%)の溶出条件で無色
油状のN−BOC体が約1gが得られた。この約800
mgを無水酢酸エチル4mlに溶解し、4N−塩酸−酢
酸エチル混液4mlを加え、2時間室温で攪拌した。反
応液に重炭酸カリを加え、少量の水を加えてアルカリ性
にし、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下に溶媒を留去し残渣をシリカゲルカ
ラムに付し、クロロホルム:メタノール(10:1)で
溶出させた無色油状の目的化合物(9)2−〔N−(2
−アミノエチル)−N−(4−メトキシベンゼンスルホ
ニル)〕−アミノ−N−〔2−(4−クロロフェニルチ
オ)〕エチル−N−メチル−ベンジルアミンを329m
g得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.3(3H,s),
2.4〜2.7(2H,br),2.6〜2.7(2
H,complex),3.0〜3.2(2H,com
plex),3.2〜3.3(1H,comple
x),3.5(1H,d,J=14.2Hz),3.8
5(1H,complex),3.89(3H,s),
4.1(1H,complex),4.13(1H,
d,J=14.2Hz),6.5(1H,d,J=6.
9Hz),6.95(2H,d,J=8.9Hz),
7.15(1H,dt,J=1.6,7.6Hz),
7.21(2H,d,J=6.7Hz),7.25(2
H,d,J=6.7Hz),7.2〜7.3(1H),
7.55(2H,d,J=8.9Hz),6.5(1
H,bd)
【0089】前記反応式(8)の具体例を下記に示す。
【0090】製造例2 〔化合物(19)〕 2−ニトロベンズアルデヒド12gをメタノール40m
lに溶解し、40%メチルアミン水溶液7.6mlを加
え、室温で2時間攪拌後、氷冷下に攪拌しながら、水素
化ホウ素化ナトリウム2.5gを徐々に加えた。溶媒を
減圧留去し、残渣を酢酸エチル400mlに溶かし、水
で2回、飽和食塩水1回で洗浄後有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣12.6
gをテトラヒドロフラン50mlに溶かしp−クロロシ
ンナミルクロライド15.6g、炭酸カリウム(無水)
11.5gを加え、室温で16時間攪拌した。溶媒を減
圧留去後、酢酸エチル150mlを加え抽出し、有機層
を合わせ水、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラ
ムに付しヘキサン−酢酸エチル(4:1)で抽出し、2
−ニトロ−N−(4−クロロシンナミル)−N−メチル
−ベンジルアミンの淡黄色油状物15.7gを得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.20(3H,s),
3.16(2H,d,J=6.27Hz),3.82
(2H,s),6.16(0.5H,t,J=6.6H
z),6.22(0.5H,t,J=6.6Hz),
6.46(1H,d,J=15.83Hz),7.23
〜7.29(4H,m),7.37(1H,t,J=
7.91Hz),7.53(1H,t,J=7.26H
z),7.63(1H,d,J=6.93Hz),7.
81(1H,d,J=7.92Hz)
【0091】この15.0gを、酢酸150ml及び6
N−塩酸150mlに溶かし、氷冷下攪拌しながらスズ
15gを徐々に加え2時間後に減圧下溶媒を留去した
後、水250mlを加え炭酸カリウムでアルカリ性とし
た。析出した不溶物はシリカゲルカラムに付したロート
でろ過を行い、ろ液は、分液ロートに付し、有機層を分
取し、水層はさらに酢酸エチル150mlにて抽出を行
い、有機層を合わせ水2回、飽和食塩水1回で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、2
−アミノ−N−(4−クロロシンナミル)−N−メチル
−ベンジルアミンの淡黄色油状物13.5g得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.22(3H,s),
3.14(2H,d,J=6.28Hz),3.82
(2H,s),6.20(0.5H,t,J=6.4H
z),6.46(1H,d,J=15.8Hz),6.
60〜6.72(2H,m),7.02〜7.11(2
H,m),7.19〜7.38(4H,m)
【0092】この1gをピリジン10mlに溶解し、
2,4,6−トリクロロベンゼンスルホニルクロライド
1.07gを加え、氷冷下、14時間攪拌した。反応液
に酢酸エチル100ml、水10ml加え、分液ロート
に付し、有機層を分取後、さらに酢酸エチル100ml
にて抽出し、有機層を合わせ、水2回、飽和食塩水1回
で洗浄後無水マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムに付し、クロロホルム−メ
タノール(100:2)で溶出した画分より2−〔N−
(2,4,6−トリクロロベンゼンスルホニル)〕アミ
ノ−N−(4−クロロシンナミル)−N−メチル−ベン
ジルアミンの淡褐色油状物1.2gを得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.25(3H,s),
3.25(2H,d,J=6.6Hz),3.37(2
H,s),6.29(0.5H,t,J=6.59H
z),6.35(0.5H,t,J=6.6Hz),
6.53(1H,d,J=15.84Hz),6.95
(1H,t,J=7.26Hz),7.04(1H,
d,J=6.27Hz),7.17(1H,t,J=
6.59Hz),7.25〜7.35(6H,m),
7.56(1H,s),8.29(1H,s)
【0093】この1.2gをテトラヒドロフラン10m
lに溶かし、トリフェニルホスフィン58.5mg、2
−ハイドロキシエチル−N−t−ブチルオキシカルボニ
ルアミン360mgを加え、氷冷下攪拌しながら、ジイ
ソプロピルアゾカルボニルアミン451mgをテトラヒ
ドロフラン2mlに溶かした溶液をゆっくりと滴下し
た。滴下後室温で12時間攪拌し、溶液を減圧留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトに付し、クロロホルム
−メタノール(100:2)から溶出した分画から黄色
油状物を得た。これをメタノール30mlに溶かし2N
−塩酸5mlを加え室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧
留去し、水50ml、酢酸エチル50ml加え、炭酸水
素ナトリウムでアルカリ性にした後、分液ロートにて有
機層を分取しさらに水層に酢酸エチル50ml加え抽出
した。有機層を合わせ、水飽和食塩水で洗浄後、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を減圧留去
し、目的化合物(19)、2−〔N−(2−アミノエチ
ル)−N−(2,4,6−トリクロロベンゼンスルホニ
ル)〕−アミノ−N−(4−クロロシンナミル)−N−
メチル−ベンジルアミンの淡褐色油状物800mgを得
た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.32(3H,s),
2.76(2H,t,J=5.94Hz),3.12〜
3.31(3H,m),3.51(1H,d,J=1
4.19Hz),3.77〜3.87(1H,m),
4.06(1H,d,J=14.2Hz),6.25〜
6.35(1H,m),6.48〜6.51(2H,
m),7.12(1H,t,J=7.92Hz),7.
23〜7.36(4H,m),7.43(2H,d,J
=8.91Hz),7.55(2H,d,J=8.91
Hz),7.55(2H,d,J=8.91Hz),
7.66(1H,d,J=7.59Hz)
【0094】前記反応式(7)の具体例を下記に示す。
【0095】2−ニトロベンズアルデヒド12gをメタ
ノール40mlに溶解し、40%メチルアミン水溶液
7.6mlを加え、室温で2時間攪拌後、氷冷下に攪拌
しながら、水素化ホウ素化ナトリウム2.5gを徐々に
加えた。溶媒を減圧留去し、残渣を酢酸エチル400m
lに溶かし、水で2回、飽和食塩水1回で洗浄後有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去しN
−メチル−2−ニトロベンジルアミンを得た。この約3
gをp−クロロベンジルクロライド3.7g、炭酸カリ
ウム(無水)2.9g、ヨウ化ナトリウム3.2gを加
え、85〜90℃で3時間攪拌した。反応液を氷水50
ml中に注ぎ、酢酸エチル50mlで3回抽出した。有
機層を合わせ水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲ
ルカラムに付しヘキサン−酢酸エチル(4:1)で抽出
し、2−ニトロ−N−(4−クロロベンジル)−N−メ
チル−ベンジルアミンの無色結晶性物質2.6gを得
た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.08(3H,s),
3.48(2H,s),3.84(2H,s),7.2
0〜7.27(4H,m),7.39(1H,t,J=
8.3Hz),7.54(1H,t,J=7.31H
z),7.63(1H,d,J=7.3Hz),7.8
1(1H,d,J=8.3Hz)
【0096】さらに酢酸12ml及び6N−塩酸12m
lに溶かし、氷冷下攪拌しながらスズ1.2gを徐々に
加えて還元し、溶媒留去後アルカリ性にし有機層を取り
出し、溶媒留去後残渣をピリジン10mlに溶かし、5
−イソキノリンスルホニルクロライド塩酸塩1.0g加
え氷冷下2時間攪拌し室温で12時間攪拌した。反応液
に水30ml、酢酸エチル50ml加え分液ロートで有
機層を取り出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲ
ルカラムに付しクロロホルム−メタノール(100:
2)で抽出し、2−イソキノリンスルホニルアミノ−N
−(4−クロロベンジル)−N−メチル−ベンジルアミ
ンの淡黄色油状物1.1gを得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.10(3H,s),
3.35(2H,s),3.51(2H,s),7.0
0〜7.09(3H,m),7.21〜7.37(3
H,m),7.62(1H,t,J=7.81Hz),
7.68(1H,t,J=7.32Hz),8.18
(1H,d,J=7.81Hz),8.36(2H,
q,J=6.35,3.9,6.61Hz),8.58
〜8.62(3H,m),9.34(1H,s)
【0097】前記化合物1.06gを無水テトラヒドロ
フラン15mlに溶解し、反応式(2)に準じて2−N
−BOC−アミノエタノール418mg、トリフェニル
ホスフィン681mgを加え氷浴攪拌下、536mgの
ジイソプロピルアゾカルボキシレートを加え、室温で一
夜攪拌し、減圧下濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラ
ムに付し、n−ヘキサン:酢酸エチル(10〜20%)
の溶出条件で無色油状のN−BOC体が得、さらにこれ
を無水酢酸エチルに溶解し、4N−塩酸−酢酸エチル混
液を加え、2時間室温で攪拌し、反応液に重炭酸カリを
加え、少量の水を加えてアルカリ性にし、有機層を飽和
食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ減圧下に
溶媒を留去し残渣をシリカゲルカラムに付し、クロロホ
ルム:メタノール(10:1)で溶出させた無色油状の
目的化合物(1)、2−〔N−(2−アミノエチル)−
N−(5−イソキノリンスルホニル)〕−アミノ−N−
(4−クロロベンジル)−N−メチル−ベンジルアミン
を893mg得た。 NMR(CDCl3 )δppm :2.18(3H,s),
2.74〜2.84(2H,m),3.45〜3.52
(2H,m),3.70〜3.89(3H,m),6.
61(1H,d,J=7.81Hz),6.93(1
H,t,J=6.84Hz),7.00〜7.20(2
H,m),7.21〜7.24(3H,m),7.44
〜7.55(1H,m),7.66(1H,t,J=
7.62Hz),8.07(1H,d,J=6.35H
z),8.20(1H,d,J=8.3Hz),8.3
1(1H,d,J=7.33Hz),8.43(1H,
d,J=6.35Hz),9.31(1H,s)
【0098】〔薬効試験〕本発明の化合物はつぎの試験
により胃酸分泌抑制ならびに粘膜防御作用を有する従来
にない抗潰瘍剤として治療上価値ある性質を有する。な
お、実施例番号は前記した化合物番号に対応する。
【0099】〔抗胃液分泌試験〕約24時間絶食させた
体重205〜240gの雄性Crj:ウイスターラット
(1群7〜8匹)に試験化合物100mg/kgを十二
指腸内に投与し、その直後に胃幽門部をエーテル麻酔下
で結紮した。結紮4時間後に動物を屠殺して胃を摘出し
胃液量、胃液のpH、遊離塩酸及び総酸度を測定して胃
液分泌抑制効果を試験した。試験化合物は生理食塩水又
はツイーン80添加生理食塩水に溶解して投与し、対照
群には生理食塩水5ml/kgを投与した。結果を表3
及び表4に記載する。
【0100】
【表3】 表 3 実施例番号 胃液量 pH 遊離塩酸 総酸度 (ml/100g.体重) (μEq/100g.体重) (μEq/100g.体重) 対照群 2.2 1.4 142 178 (1) 1.1 3.2 78 89 (2) 1.2 3.0 80 95 (3) 1.5 1.8 92 107 (4) 1.5 2.5 110 121 (5) 1.4 1.7 59 98 (6) 1.3 1.9 34 95 (7) 1.1 3.0 45 82 (8) 1.0 3.1 30 77 (9) 0.4 3.6 25 64 (10) 2.0 1.5 139 161 (11) 1.6 1.6 128 154 (12) 2.1 1.3 146 161 (13) 1.9 1.4 133 158 (14) 1.9 1.6 127 138 (15) 1.3 2.8 46 71 (16) 1.6 1.8 99 107 (17) 1.1 2.3 52 98 (18) 1.1 2.1 58 95 (19) 0.3 3.9 31 58 (20) 1.8 1.5 84 141 (21) 1.5 1.6 95 108 (22) 1.4 1.4 133 129 (23) 0.4 2.7 31 79
【0101】
【表4】 表 4 実施例番号 胃液量 pH 遊離塩酸 総酸度 (ml/100g.体重) (μEq/100g.体重) (μEq/100g.体重) (24) 0.9 2.4 87 96 (25) 2.1 1.4 119 132 (26) 1.8 1.6 78 111 (27) 1.8 2.8 51 92 (28) 1.5 2.1 72 103 (29) 2.3 1.5 125 122 (30) 2.2 1.6 130 146 (31) 1.9 2.0 128 155 (32) 1.9 2.1 116 122 (33) 1.8 2.1 105 110 (34) 1.6 2.3 80 96 (35) 1.8 2.5 71 106 (36) 1.2 2.7 67 88 (37) 2.0 2.2 84 128 (38) 1.1 2.9 62 98 (39) 2.2 2.1 116 104 (40) 1.6 3.4 38 62 シメチジン 2.8 2.5 54 65
【0102】〔水浸拘束ストレス潰瘍〕約24時間絶食
させた体重225〜271gの雄性Crj:ウイスター
ラット(1群7〜8匹)に試験化合物100mg/kg
を経口投与し、その30分後にストレスケージを用いて
動物を22±1℃の恒温水槽に剣状突起部まで水に浸し
て6時間のストレス負荷を行った。ストレス負荷後動物
を放血致死させ、胃噴門部を結紮後1%ホルマリン溶液
10mlを胃内に注入し、胃を摘出した。次いで大湾側
に沿って切開した生理食塩水にて洗浄後、実体顕微鏡下
で点状及び線状のびらん並びに潰瘍の長径を測定し、1
匹あたりのその総和を胃損傷指数(mm)として算出
し、対照群に対する抑制率〔(対照群の胃損傷指数−試
験化合物の胃損傷指数)/対照群の胃損傷指数×10
0〕をもって判定した。なお屠殺10分前に1%ポンタ
ミンスカイブルー生理食塩水を0.5ml/体重静注し
た。試験化合物は生理食塩水又はツイーン80添加生理
食塩水に溶解して投与し、対照群には生理食塩水5ml
/kgを投与した。結果を表5及び表6に記載する。
【0103】
【表5】 表 5 実施例番号 胃潰瘍指数(mm) 抑制率(%) 対照群 25 − (1) 6 76 (6) 18 28 (7) 7 72 (8) 9 64 (9) 2 92 (10) 13 48 (11) 17 38 (12) 15 40 (13) 12 52 (14) 19 24 (15) 2 92 (16) 9 64 (17) 12 52 (18) 14 44 (19) 2 92 (20) 12 52 (23) 2 92
【0104】
【表6】 表 6 実施例番号 胃潰瘍指数(mm) 抑制率(%) 対照群 25 − (27) 8 68 (28) 6 76 (29) 14 44 (30) 13 48 (31) 19 24 (32) 14 44 (33) 22 12 (34) 13 48 (35) 9 64 (36) 17 32 (37) 19 24 (38) 11 56 (39) 10 60 (40) 4 84
【0105】〔塩酸−エタノール潰瘍〕ラットに被験物
質を経口投与(100mg/kg)し、その1時間後に
塩酸エタノール(塩酸0.15N含有60%エタノー
ル)を1匹当たり1ml投与する。塩酸エタノール投与
後に動物を放血致死させ、胃噴門部を結紮し1%ホルマ
リン溶液10ml胃内に注入し、胃を摘出する。次い
で、大湾側に沿って切開し生理食塩液にて洗浄後、実体
顕微鏡下に点状および線状のびらんならびに潰瘍の直径
を測定し、1匹あたりのその総和を算出した。結果を表
7及び表8に記載する。
【0106】
【表7】 表 7 実施例番号 潰瘍指数(mm) びらん指数(mm) 対照群 48 89 (1) 6 7 (2) 5 11 (3) 2 5 (4) 8 15 (5) 20 55 (6) 18 39 (7) 13 12 (8) 14 21 (9) 0 5 (10) 33 56 (11) 7 21 (12) 25 35 (13) 22 40 (14) 19 37 (15) 0 3 (16) 19 43 (17) 10 27 (18) 14 31 (19) 0 3 (20) 12 28 (21) 36 59 (22) 41 72 (23) 0 9 (24) 6 18 (25) 5 19
【0107】
【表8】 表 8 実施例番号 潰瘍指数(mm) びらん指数(mm) 対照群 48 89 (26) 26 42 (27) 10 14 (28) 6 10 (29) 14 22 (30) 13 22 (31) 19 28 (32) 25 58 (33) 22 49 (34) 13 39 (35) 9 17 (36) 17 35 (37) 19 23 (38) 16 16 (39) 17 22 (40) 3 7
【0108】〔急性毒性〕20時間絶食させた体重28
g〜32gの雄ICRマウスに試験化合物を投与し、急
性毒性の有無を調べた。その結果全ての実施例化合物で
300mg/kgの経口投与及び100mg/kgの腹
空内注射においてもいずれも死亡例は見られなかった。
【0109】本発明の化合物の投与形態としては、例え
ば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤又はシロップ剤等に
よる経口投与、もしくは注射剤又は坐剤等による非経口
投与を挙げることができる。これらの製剤は、賦形剤、
結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味剤、矯臭剤等の
添加剤を用いて、周知の方法で製造できる。その使用量
は症状、年齢等により異なるが、1日0.01〜20m
g/kgを通常成人に対して、1日1回から数回に分け
投与することができる。
【0110】本発明の化合物の製剤処方例を以下に示
す。
【0111】1.錠剤 成 分 量 主薬(化合物19) 20 mg 乳 糖 60 mg トウモロコシデンプン 24 mg ステアリン酸マグネシウム 1.0mg ヒドロキシプロピルセルロース 5 mg ────────────────────────────── 全量で110.0mg
【0112】2.無菌注射剤 既知の方法により以下の成分を調整して全量を2mlと
し、これをアンプルに充填して密封し、加熱滅菌処理し
て無菌注射剤とすることができる。 成 分 量 主薬(化合物19) 10 mg 塩化ナトリウム 4.8mg 蒸留水 適量 ────────────────────────────── 全量で2mlとする
【0113】
【発明の効果】本発明の化合物の抗潰瘍剤としての有用
性は前記表3〜表8から明らかである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】ただし上記表1で使われたPYはピペラジ
ンを、iqはイソキノリンを、Trは1,2,4−トリ
アゾール−3−イルを、Bは2,4,を、Z−Me
は3,5−(OCHを表す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【表2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】この1gをピリジン10mlに溶解し、
2,4,−トリクロロベンゼンスルホニルクロライド
1.07gを加え、氷冷下、14時間攪拌した。反応液
に酢酸エチル100ml、水10ml加え、分液ロート
に付し、有機層を分取後、さらに酢酸エチル100ml
にて抽出し、有機層を合わせ、水2回、飽和食塩水1回
で洗浄後無水マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムに付し、クロロホルム−メ
タノール(100:2)で溶出した画分より2−〔N−
(2,4,−トリクロロベンゼンスルホニル)〕アミ
ノ−N−(4−クロロシンナミル)−N−メチル−ベン
ジルアミンの淡褐色油状物1.2gを得た。 NMR(CDCl)δppm:2.25(3H,
s),3.25(2H,d,J=6.6Hz),3.3
7(2H,s),6.29(0.5H,t,J=6.5
9Hz),6.35(0.5H,t,J=6.6H
z),6.53(1H,d,J=15.84Hz),
6.95(1H,t,J=7.26Hz),7.04
(1H,d,J=6.27Hz),7.17(1H,
t,J=6.59Hz),7.25〜7.35(6H,
m),7.56(1H,s),8.29(1H,s)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】この1.2gをテトラヒドロフラン10m
lに溶かし、トリフェニルホスフィン58.5mg、2
−ハイドロキシエチル−N−t−ブチルオキシカルボニ
ルアミン360mgを加え、氷冷下攪拌しながら、ジイ
ソプロピルアゾカルボニルアミン451mgをテトラヒ
ドロフラン2mlに溶かした溶液をゆっくりと滴下し
た。滴下後室温で12時間攪拌し、溶液を減圧留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトに付し、クロロホルム
−メタノール(100:2)から溶出した分画から黄色
油状物を得た。これをメタノール30mlに溶かし2N
−塩酸5mlを加え室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧
留去し、水50ml、酢酸エチル50ml加え、炭酸水
素ナトリウムでアルカリ性にした後、分液ロートにて有
機層を分取しさらに水層に酢酸エチル50ml加え抽出
した。有機層を合わせ、水飽和食塩水で洗浄後、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を減圧留去
し、目的化合物(19)、2−〔N−(2−アミノエチ
ル)−N−(2,4,−トリクロロベンゼンスルホニ
ル)〕−アミノ−N−(4−クロロシンナミル)−N−
メチル−ベンジルアミンの淡褐色油状物800mgを得
た。 NMR(CDCl)δppm:2.32(3H,
s),2.76(2H,t,J=5.94Hz),3.
12〜3.31(3H,m),3.51(1H,d,J
=14.19Hz),3.77〜3.87(1H,
m),4.06(1H,d,J=14.2Hz),6.
25〜6.35(1H,m),6.48〜6.51(2
H,m),7.12(1H,t,J=7.92Hz),
7.23〜7.36(4H,m),7.43(2H,
d,J=8.91Hz),7.55(2H,d,J=
8.91Hz),7.55(2H,d,J=8.91H
z),7.66(1H,d,J=7.59Hz)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 9360−4C 31/47 9360−4C 31/495 9360−4C C07C 311/21 7419−4H 311/29 7419−4H 311/31 7419−4H 317/32 7419−4H C07D 213/38 213/42 213/65 215/36 295/12 A Z 307/52 307/68 333/20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子又は非置換又はヒドロキシ、ア
    ミノ、ジメチルアミノ、メトキシカルボニルフェニル、
    グアニジノ、ピペラジノ、ピリジノ、又はピロリジニル
    で置換された低級アルキル基を;R2 は非置換又はニト
    ロ、メトキシ、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン又はアセ
    チルで置換されたキノリル、イソキノリル、フェニル又
    は低級アルキル基を;R3 は水素原子又はメチル基を;
    4 は非置換又はメチル、メトキシ、ハロゲン又はニト
    ロで置換されたフェニルおよびトリアゾリル、もしくは
    ピリジノ、フロイル、チエニル、フリル又は低級アルキ
    ル基を;Xは窒素原子、硫黄原子、ピペラジノ又はスル
    フィニル基を;Yはスルホニル又はカルボニル基を;A
    はメチレン、エチレンオキシ、エチレンチオ、エチレン
    スルフィニル又はプロペニレン基を;Phは非置換又は
    メトキシで置換されたフェニレン基を示す)で表される
    新規アミノベンジル化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(1)で表される
    アミノベンジル化合物及びその生理学的に許容しうる酸
    付加塩を有効成分とする抗潰瘍剤。
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