JPH0672044U - 塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置 - Google Patents
塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置Info
- Publication number
- JPH0672044U JPH0672044U JP2239493U JP2239493U JPH0672044U JP H0672044 U JPH0672044 U JP H0672044U JP 2239493 U JP2239493 U JP 2239493U JP 2239493 U JP2239493 U JP 2239493U JP H0672044 U JPH0672044 U JP H0672044U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- test piece
- temperature difference
- hot water
- water resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗膜テストピースの耐水促進試験を短時間
に、確実容易に行う。 【構成】 塗膜テストピース１が取付けられるヒーター
２、及び攪拌機３、を有し、内部に熱水を保有する熱水
槽４を、チラー５により製造された冷水を、ポンプ６に
より循環する冷水槽７に浸漬し、塗膜テストピースの塗
膜側と被塗膜側に任意の温度差を与える。 【効果】 耐水促進試験が数十から数百時間で行うこと
ができる。
に、確実容易に行う。 【構成】 塗膜テストピース１が取付けられるヒーター
２、及び攪拌機３、を有し、内部に熱水を保有する熱水
槽４を、チラー５により製造された冷水を、ポンプ６に
より循環する冷水槽７に浸漬し、塗膜テストピースの塗
膜側と被塗膜側に任意の温度差を与える。 【効果】 耐水促進試験が数十から数百時間で行うこと
ができる。
Description
【０００１】
この考案は塗料の被塗物に対する、性能試験に関するものであり、その中でも 特に重要な耐水性能試験に関するものである。
【０００２】
従来、塗料の被塗膜側に対する塗膜の水中に於ける接着強度の劣化を促進する 方法として、
【０００３】 塗料を基材に塗膜したテストピース（１）を長期間、温水、又は熱水に全没浸 漬し、塗膜の接着強度の目安となる、変色、艶びけ、ブリスター（塗膜の部分的 な基材からの浮上がり）等に関する測定を行うものと、
【０００４】 前記テストピース（１）を図面２のように熱水槽（４）の側壁へ個定し塗膜面 を熱水に晒し、基材側は大気に晒す方法により（１）と同様の測定を行う片面煮 沸試験等があった。しかし、前述の方法はいずれも塗膜と基材との界面に環境や 季節の変動の影響を受け正確に制御された温度差を与える事は不可能であり、い ずれも数ヶ月から数年の日時を要した。又、再現性の点で問題があった。
【０００５】
塗料は被塗物の美装や防蝕を目的とし、塗装の堅ろうさは、水の塗膜への進入 を測定することにより推測することができる。 その推測を短期間に再現性よく塗膜の耐水性を評価するために、塗膜側と被塗 物側へ各々異った温度を与える事により、通常使用される自然状況よりはるかに 苛酷な条件の下で、短期間にて、複数個の塗布試験片を同時に耐水促進試験を行 う装置に関するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 本装置は塗装された塗膜面を一定温度の温水又は熱水に接触させ、裏面を一定 温度の冷水で冷却することにより、塗膜に温度差を与え、水の塗膜への進入を促 進させる。
【０００７】
従って、塗膜テストピース（１）の塗膜側は、温度コントロールされた熱水に 直接触れ、攪拌機（３）により熱水は、たえず一定の流速を有している為、熱水 と塗膜面の界面は極く薄くなっている。又、基材側はやはり温度コントロールさ れた冷水に接しており、冷水吹出ノズルにより、一定の流速を保たしてある為、 熱水側同様、基材の温度は正確にコントロールされている。
【０００８】
この考案を図１に基づいて説明すると、塗膜テストピース（１）と、ヒーター （２）及び攪拌機（３）を有し、内部に熱水を保有する熱水槽（４）とチラー（ ５）から、ポンプ（６）により冷水を循環する冷水槽（７）、及び温度コントロ ール等の制御を行う制御盤（９）からなり、塗膜テストピース（１）は、図２の 如くパッキン（１２）を介して熱水槽壁の開口部へ蝶ナット（１３）により固定 される装置とする。 又、熱水槽（４）と冷水槽（７）は連結管（８）により連結されており、熱水 槽の液不足を補うよう工夫されている。更に、チラー（５）には給水弁（１０） が設置され、液が不足した場合には自動的に補充される。
【０００９】
このように塗膜テストピースの塗膜面、及び基材側へ各々予め設定された温度 を与える事により、通常数ケ月から数年掛る、塗料の判定を数十時間から数百時 間で、多数個のテストピースを同時に促進テストする事が可能になり、塗料の選 定が容易になり、塗料及び塗布技術の改善に多大の貢献ができるものである。
【図１】塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置の要
部断面図である。
部断面図である。
【図２】熱水槽要部断面図である。
【符号の説明】 １ テストピース ２ ヒーター ３ 攪拌機 ４ 熱水槽 ５ チラー ６ 送水ポンプ ７ 冷水槽 ８ 連結管 ９ 制御盤 １０ 給水弁 １１ 冷凍機 １２ パッキン １３ 蝶ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 塗膜テストピース（１）が取付けられ
る、ヒーター（２）及び攪拌機（３）を有し、内部に任
意の温度の熱水を保有する、熱水槽（４）、チラー
（５）により製造された、冷水ポンプ（６）により循環
する任意の温度に設定された、冷水槽（７）に浸漬し、
塗膜テストピースの塗膜側とその被塗膜側に任意の温度
差を与える事を特徴とする、塗膜テストピース温度差耐
水促進試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2239493U JPH0672044U (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2239493U JPH0672044U (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672044U true JPH0672044U (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=12081446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2239493U Pending JPH0672044U (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672044U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018096734A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | 日本電信電話株式会社 | 促進耐候性試験方法及び促進耐候性試験装置 |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP2239493U patent/JPH0672044U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018096734A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | 日本電信電話株式会社 | 促進耐候性試験方法及び促進耐候性試験装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN103115864B (zh) | 一种室内综合模拟/快速评价大气环境腐蚀的装置 | |
| US20110315550A1 (en) | Corrosion resistance evaluator | |
| US8723535B2 (en) | Process for evaluating corrosion resistance of coating | |
| CN103257104B (zh) | 一种防护材料抗冷热脉冲疲劳试验装置 | |
| CN106290075B (zh) | 道路沥青表面自由能的检测方法 | |
| US9606076B2 (en) | Process for evaluating corrosion resistance of coating | |
| JP2003149127A (ja) | 浸漬サイクル付き改良促進耐候試験装置 | |
| Thoreau et al. | Physico-chemical and dynamic study of oil-drop removal from bare and coated stainless-steel surfaces | |
| JPH0672044U (ja) | 塗膜テストピース温度差耐水促進試験装置 | |
| CN207623205U (zh) | 腐蚀实验装置 | |
| CA2822607A1 (en) | Corrosion resistance evaluator | |
| US5991042A (en) | Method and an apparatus for the characterisation of lacquered surfaces | |
| RU2555273C2 (ru) | Способ нанесения покрытия на субстрат путем химического осаждения из паровой фазы | |
| CN109374515B (zh) | 一种涂料漆膜在烘烤过程中耐化学性的检测方法 | |
| CN114518320A (zh) | 一种加速腐蚀液及漆膜耐蚀性快速检测方法 | |
| Altmayer | Critical aspects of the salt spray test | |
| Leisner et al. | Porosity measurements on coatings | |
| CN206489817U (zh) | 一种模拟电泳涂料再溶性影响的实验装置 | |
| CN113405975A (zh) | 一种金属组件耐腐蚀性的测试方法 | |
| CN209596989U (zh) | 一种彩色涂层板的涂料搅拌及恒温控制装置 | |
| CN108535177A (zh) | 一种模拟热镀锌钢在内陆工业大气下腐蚀的加速试验方法 | |
| CN217277731U (zh) | 一种整机盐雾测试装置 | |
| CN214251958U (zh) | 一种涂料耐老化测试装置 | |
| CN114264797B (zh) | 一种抑泡性和消泡性的检测系统及方法 | |
| JPH078756U (ja) | 腐食試験装置 |