JPH0671076U

JPH0671076U - ステープル外し具

Info

Publication number: JPH0671076U
Application number: JP2197093U
Authority: JP
Inventors: 芳行新川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-03-19
Filing date: 1993-03-19
Publication date: 1994-10-04

Abstract

(57)【要約】【目的】小型から大型まで、各種のステープルを、安
全に、かつ確実に取り外せるステープル外し具を提供す
る。【構成】後端が開閉自在につながった、上下に対向す
る二枚の板体（１）を、先端付近に設けた折曲点（２）
で上方にへ字形状に折り曲げ、下側板体上面の、折曲点
（２）より前方の部分に溝（３）を板体長手方向と直角
に設け、上側板体折曲点を、下側板体折曲点より前に設
けて、上下の板体を閉じた時、上側板体先端付近下面
と、下側板体の溝（３）の付近が密着するようにしたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、二枚の板体の間に、ステープル（ホッチキス針）を挟んで取り外すステープル外し具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ステープラー（ホッチキス）先端に付けられた、板状のステープル外し具や、鉤状の金属板に引っ掛けて外すステープル外し具があった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

これには、次のような欠点があった。（イ）ステープラーの先端に付けた、板状のステープル外し具は、滑りやすく、ステープルをうまく外せなかったり、外した時に、ステープルが飛んで紛失し、危険でもある。（ロ）鉤状の金属板を使ったステープル外し具は、ステープルで綴じた紙の裏側の部分の、針の曲がった部分を伸ばすのが難しいため、大型のステープルには使用できない。本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

後端で開閉自在につながった、上下に対向する二枚の板体（１）の下側板体を、先端付近適当箇所に設定した折曲点（２）で、上方にへ字形状に折り曲げ、この折曲点より前方の、下側板体上面の適当箇所に、適当幅で適当な深さの溝（３）を、板体長手方向と直角に設ける。そして、上側の板体には、先端付近で、下側板体折曲点より前方に折曲点（２）を設定し、ここで下側板体と同様に、上方へへ字形状に折り曲げ、上下の板体を閉じた時、上側板体先端部下面と、下側板体の溝（３）付近が密着するようにする。本考案は、以上のような構成よりなるステープル外し具である。

【０００５】

【作用】

本考案を片手で持ち、紙を綴じているステープルの下側に、本考案の下側板体の先端を差し込み、溝（３）にステープルの一部が入り込むようにして、上側の板体を閉じ、本考案を引いてステープルを外す。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）後端が開閉自在につながった、上下に対向する、金属製等の細長い板体（１）の下側の板体を、先端付近適当箇所に設定した折曲点（２）で、上方にへ字形状に折り曲げる。（ロ）下側板体上面の、前記折曲点（２）より前方に、適当幅で適当な深さの溝（３）を、板体長手方向と直角に設ける。（ハ）上側の板体の先端付近で、下側板体の折曲点より前方となる位置に折曲点（２）を設定し、ここで上側板体を下側板体と同様に、上方へへ字形状に折り曲げ、上下の板体を閉じた時、上側板体先端付近下面と、下側板体の溝（３）付近が密着するようにする。本考案は、以上のような構成で、これを使用する時は、本考案の後部を片手で持ち、紙を綴じたステープルの上側の直線状の部分の下に、本考案の下側板体の先を差し込み、該直線状の部分が、溝（３）にはまり込む状態にして、上側板体を指で押し、ステープルを上下の板体で挟むようにして本考案を上へ引くか、又は、下側板体折曲点（２）を支点として、釘抜きの要領で本考案の後部を押し下げる。こうすると、ステープルは上下の板体で挟まれているため、小さなステープルでも飛んでしまう心配はない。又、溝（３）にステープルの一部が入り込んでいるため、滑るおそれもない。大型のステープルを外す時は、ステープルの下側の折れ曲がった部分の内側に本考案の下側板体の先を入れ、折れ曲がった部分を起こしてから、前述のようにステープルを外す。なお、図２に示すように、下側板体の先を、上側板体の先より少し前に出しておくと、下側板体の先をステープルの下に差し込みやすい。又、上下の板体の外側に、プラスチック等の小片を貼り付けておくと持ちやすくなる。又、図３のように、下側板体の先端に、小さな切れ目（４）を入れておくと、本考案を画鋲外しとしても使える。

【０００７】

【考案の効果】

滑ることなく確実にステープルを外せ、外したステープルが飛び去るおそれもない。又、大型、小型どちらのステープルにも使える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図３】本考案の下側板体の実施例を示す平面図であ
る。

【符号の説明】

（１）板体（２）折曲点（３）溝（４）切れ目

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】後端で開閉自在につながった、上下に対
向する二枚の板体（１）の下側の板体を、先端付近適当
箇所に設定した折曲点（２）で、上方にへ字形状に折り
曲げ、この折曲点より前方の、下側板体上面の適当箇所
に、適当幅で適当な深さの溝（３）を板体長手方向と直
角に設け、上側の板体には、先端付近で、下側板体折曲
点より前方となる位置に折曲点（２）を設定し、ここで
下側板体と同様に、上方へへ字形状に折り曲げ、上下の
板体（１）を閉じた時、上側板体先端付近下面と、下側
板体の溝（３）付近が密着するようにしたことを特徴と
するステープル外し具。