JPH0670921A - 回転陰極x線管 - Google Patents

回転陰極x線管

Info

Publication number
JPH0670921A
JPH0670921A JP4254068A JP25406892A JPH0670921A JP H0670921 A JPH0670921 A JP H0670921A JP 4254068 A JP4254068 A JP 4254068A JP 25406892 A JP25406892 A JP 25406892A JP H0670921 A JPH0670921 A JP H0670921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
rotary
electromagnet
rotating cathode
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4254068A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Tonami
寛道 戸波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP4254068A priority Critical patent/JPH0670921A/ja
Publication of JPH0670921A publication Critical patent/JPH0670921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転陰極への熱の蓄積を低減する回転陰極X
線管を提供する。 【構成】 環状の真空容器内には陽極が固設され、それ
に対向するフィラメントを支持する回転陰極4が浮上さ
れるように構成されている。回転陰極4の外周辺には、
相互に絶縁された複数枚の磁性板を積層して形成された
回転駆動用部材14a〜14dが設けられ、それに対向
するように回転駆動用電磁石17a〜17fも設けられ
ている。この回転駆動用電磁石17a〜17fは、対向
する電磁石ごとに磁場の切り替えが可能に構成されてい
る。回転陰極4の回転は、回転駆動用電磁石17a〜1
7fに磁場を順次発生させるように切替え、回転駆動用
部材14b〜14dを磁力で吸引して行なう。従って、
回転陰極4に渦電流を発生させて回転させるのに比べ、
回転陰極4の熱の蓄積を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体の全周方向か
らX線を照射して高速に断層撮影を行なう超高速X線C
T装置に使用される回転陰極X線管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年提案されている回転陰極X線管は、
被検体の全周囲を取り囲む環状の真空容器内に、磁気浮
上される環状の回転陰極と、設置固定される環状の固定
陽極とを対向配置したもので、回転陰極には、熱電子を
固定陽極に向けて放出するフィラメントが取り付けられ
ている。フィラメントから熱電子を固定陽極に向けて放
出させながら回転陰極を高速回転させると、熱電子と固
定陽極との衝突点(X線焦点)は被検体の周囲で円軌道
を描き、被検体の全周方向からX線が曝射される。
【0003】ところで、この回転陰極は、インダクショ
ンモータの原理を利用して回転駆動される。すなわち、
真空容器の外部に設けたステータから回転陰極に磁場を
与え、回転陰極に渦電流を発生させることに基づく電磁
力によって回転陰極を回転させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、回転陰極の回転駆動力を得るために、
回転陰極に渦電流を流すので、真空中に浮上している回
転陰極に熱が蓄積し易くなり、そのため、回転陰極等か
らガスが発生して真空容器内の真空度が劣化したり、回
転陰極が熱膨張してX線焦点がずれたりして、撮影した
断層像の画質を損なうという問題点がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、回転陰極への熱の蓄積を低減して回
転陰極の回転を行なう回転陰極X線管を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、X線発生用の電子線放出
部を支持して回転する環状の回転陰極と、前記回転陰極
の対向位置に固定設置される環状の固定陽極とを環状の
真空容器に内装し、前記回転陰極に電力を供給する給電
部を前記回転陰極の外部に設置してある回転陰極X線管
において、相互に絶縁された複数枚の磁性板を重ね合わ
せて形成した回転駆動用部材を前記回転陰極に周設し、
前記回転駆動用部材に対向して固設した複数個の電磁石
を順次切り替えて、順次発生する磁場によって前記回転
駆動用部材を吸引して前記回転陰極を回転させるもので
ある。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、X線発生
用の電子線放出部を支持して回転する環状の回転陰極
と、前記回転陰極の対向位置に固定設置される環状の固
定陽極とを環状の真空容器に内装し、前記回転陰極に電
力を供給する給電部を前記回転陰極の外部に設置してあ
る回転陰極X線管において、前記回転陰極に設けた電磁
石と、前記電磁石に対向して固設した駆動用電磁石との
磁極を切り替えて、それぞれの電磁石の反発力と吸引力
により前記回転陰極を回転させるものである。
【0008】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。すなわ
ち、請求項1に記載の発明によれば、回転陰極の回転駆
動は、回転陰極に周設した回転駆動用部材を、その回転
駆動用部材に対向して固設した複数個の電磁石の磁場を
順次切り替えて、その順次発生する磁場に回転駆動用部
材を吸引させることにより得ており、しかも、回転駆動
用部材は相互に絶縁された複数枚の磁性板を重ね合わせ
て形成しているので、回転駆動用部材に渦電流が発生す
るのが防止され、回転陰極への熱の蓄積を低減すること
ができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明によれば、回
転陰極に設けた電磁石と、その電磁石に対向して固設し
た駆動用電磁石との磁極を切り替えて、それぞれの電磁
石の反発力と吸引力により回転陰極を回転させているの
で、回転陰極の発熱が低減される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はこの発明の第一実施例に係る回転陰極
X線管の概略構成を示す断面図である。図中、符号1は
環状の真空容器を示し、この真空容器1は被検体の全周
囲を取り囲む。真空容器1の内部は真空ポンプ2によっ
て10-6〜10-7torrの真空状態に維持されている。真
空容器1内は環状の遮蔽板3によって2室に分離されて
おり、外周室1aには回転陰極4の回転駆動機構を設
け、内周室1bにはX線発生機構を設けている。この遮
蔽板3は、X線を遮蔽するとともに磁気シールド効果を
も有する例えばフェライト系ステンレス鋼等で形成され
ている。
【0011】回転陰極4は非磁性材の例えばアルミニウ
ム等で形成され、内周部には熱電子放出用のフィラメン
ト5が取り付けられている。このフィラメント5に対向
するように環状の陽極6が真空容器1の内周壁に傾斜さ
れて設置固定されている。そして、フィラメント5から
放出された熱電子が陽極6に衝突して発生したX線は、
真空容器1の内周壁に設けられた環状のX線透過窓7か
ら真空容器1外に放出される。このX線透過窓7はX線
を透過するアルミニウム等で形成されている。また、フ
ィラメント5に対して熱電子発生用の電力は、給電部8
から供給されている。
【0012】給電部8は、回転陰極4に略等間隔に立設
された複数本の支柱9に、回転陰極4と略同芯状に巻回
された2次コイル10と、その2次コイル10を挟み込
むとともに、支柱9の回転移動を許容する複数個のコア
11に巻回された1次コイル12によって構成されてい
る。1次コイル12には図示しない交流電源が接続され
ており、一方、2次コイル10はフィラメント5に接続
されている。回転陰極4の回転中、1次コイル12に通
電すると2次コイル10に電流が誘起され、フィラメン
ト5から熱電子が放出されるように構成されている。
【0013】回転陰極4の外周部には、環状の姿勢制御
用部材13がフランジ状に取り付けられている。この姿
勢制御用部材13は、相互に絶縁された磁性板(例え
ば、けい素鋼板等)を積層して形成されている。また、
回転陰極4の外周辺には、回転駆動用部材14a〜14
dが4個所、90°ピッチで配されている。この回転駆
動用部材14a〜14dは、上述の姿勢制御用部材13
と同様に相互に絶縁された磁性板を積層して形成されて
いる。
【0014】一方、上述した遮蔽板3上には回転陰極浮
上用の電磁石15が姿勢制御用部材13の下方において
数個所に設けられ、真空容器1の内周壁には案内用の電
磁石16が姿勢制御用部材13を挟むように数個所に設
けられている。すなわち、回転陰極浮上用の電磁石15
によって浮上させられた回転陰極4は、案内用の電磁石
16が姿勢制御用部材13を磁力で引っ張り合うことに
より姿勢を保持した状態で回転させられる。
【0015】真空容器1の外周壁内面には回転駆動用部
材14a〜14dに対向するように、回転駆動用電磁石
17a〜17fが6個所、60°ピッチで配されてい
る。この回転駆動用電磁石17a〜17fは、図2に示
すように、17aと17d、(図中、U、U’)17b
と17e(W、W’)、17cと17f(V、V’)が
それぞれ1組となり、各組ごとに電源18から順次電流
を与えるようにスイッチ19を切替えて、順次磁場を発
生させていくように構成されている。
【0016】このような構成によって、回転陰極4を以
下のように回転させる。まず、回転陰極4を回転陰極浮
上用の電磁石15で浮上させ、案内用の電磁石16で、
回転陰極4の姿勢を整える。次に、図3(a)に示すよ
うに、回転駆動用電磁石17c、17fに磁場を発生さ
せ、回転駆動用部材14b、14dを磁力で吸引し、次
に、図3(b)に示すように、回転駆動用電磁石17
c、17fの磁場を無くし、回転駆動用電磁石17b、
17eに磁場を発生させて回転駆動用部材14a、14
cを磁力で吸引する。さらに、図3(c)に示すよう
に、回転駆動用電磁石17b、17eの磁場を無くし、
回転駆動用電磁石17a、17dに磁場を発生させて回
転駆動用部材14b、14dを磁力で吸引する。以後、
同様に回転駆動用電磁石17a〜17fを各組(U
U’、WW’、VV’)ごとに切り替えて、回転駆動用
部材14b〜14dを磁力で吸引することによって、回
転陰極4を回転させる。この回転時において、回転駆動
用部材14a〜14dには磁場が与えられることになる
が、相互に絶縁された磁性板を積層した構造であるの
で、渦電流の発生が抑えられ、渦電流による発熱が防止
される。また、姿勢制御用部材13も相互に絶縁された
磁性板を積層した構造であるので、回転駆動用部材14
a〜14dと同様に、回転陰極浮上用の電磁石15や案
内用の電磁石16からの磁場による渦電流の発生が抑え
られる。従って、回転陰極4に熱が蓄積するのを低減す
ることができる。
【0017】なお、この第一実施例では、回転駆動用電
磁石を6個、回転駆動用部材を4個として構成したが、
この発明はこれに限らず、磁場を切り替えてその吸引力
により回転陰極を回転させることができる構成であれ
ば、回転駆動用電磁石や回転駆動用部材の数を変えても
よい。
【0018】次に、第二実施例について図4ないし図6
を参照して説明する。この第二実施例装置は、回転陰極
の回転駆動機構が上述した第一実施例と異なり、また、
その回転駆動機構への給電部、回転陰極の回転速度検出
機構及びその検出した回転速度に基づく回転駆動制御部
が設けられていることが特徴である。以下、それら特徴
的部分の構成について詳述する。なお、第一実施例と同
じ符号を用いているものは、第一実施例と同じ構成であ
るので、ここでの説明は省略する。また、フィラメント
5への給電部8は、回転陰極4の内周辺側に取り付けて
構成している。
【0019】図4、図5に示すように、真空容器1の外
周壁内面には、3個の電磁石20a〜20cからなる駆
動用電磁石20が2個、回転陰極4を挟むように対向し
て取り付けられている。両端の電磁石20a、20cの
磁力は、真ん中の電磁石20bの磁力の半分になるよう
に、例えば、供給する電流量を変えたり、コイルの巻回
数を変えたりして構成さている。また、これらの電磁石
20a〜20cの磁極は切り替えられるように、供給す
る電流の方向を切り替えられる構成である。
【0020】この駆動用電磁石20に対向するように、
回転陰極4の外周辺には、複数個の電磁石21が等ピッ
チで配されている。これらの電磁石21は隣合うもの同
士の磁極が互いに反転するように、例えば、供給する電
流の方向を変えたり、コイルの巻回方向を変えたりして
構成されている。また、この電磁石21の磁芯は、相互
に絶縁された磁性板を積層して構成されている。この各
電磁石21には、給電部22から電力が供給されてい
る。
【0021】給電部22は、フィラメト5に給電する給
電部8と略同様の構成であり、コア23に巻回された1
次コイル24と、その1次コイル24から所定のギャッ
プを開けて回転陰極4に取り付けられた複数本の支柱2
5に、回転陰極4と略同芯状に巻回された2次コイル2
6とによって構成されている。1次コイル24は真空容
器1の外部に設けられた交流電源(図示せず)から電流
を供給され、1次コイル24で発生した磁場により電磁
誘導を受けて2次コイル26に電流が流れる。この電流
を図示しない電流回路を介して上述した電磁石21に供
給するように構成されている。なお、1次コイル24に
供給する電力量は後述する駆動制御部31(図6参照)
により調節され、各電磁石21の磁力を変化させること
ができる。
【0022】また、回転陰極4の回転速度を検出する速
度検出部27も設けられている。この速度検出部27
は、図6に示すように、例えば、回転陰極浮上用の電磁
石15が取り付けられていない部分に、光センサ28を
回転陰極4の1個所に設けた反射板29に向けて設置し
て回転陰極4の回転数を検出してカウント部30でカウ
ントする。その結果は駆動制御部31に送られ、駆動制
御部31では、所定時間におけるカウント数から回転陰
極4の回転速度を検出し、その回転速度に基づいて、給
電部22の1次コイル24への給電量を調整回路32で
調整する。例えば、回転陰極4の回転の開始時には、給
電量を最大値にし、回転陰極4が定常回転を行なうよう
になれば、1次コイル24への給電を減少させる等の制
御を行なう。
【0023】回転陰極4の回転は、図5に示すように、
駆動用電磁石20と回転陰極4に設けられた各電磁石2
1にそれぞれの磁極の磁場を発生させて行なう。図に示
す状態では、駆動用電磁石20a、20bは電磁石21
aと反発するとともに電磁石20cは電磁石21bと反
発し、一方、電磁石20bは電磁石21bに吸引される
ことにより、回転陰極4は矢印方向に回転する。また、
電磁石20bが電磁石21bの上部にくると、電磁石2
0bの磁極を「S」から「N」に切り替えることによ
り、電磁石20aは電磁石21bに、電磁石20cは電
磁石21cにそれぞれ吸引され、電磁石20bは電磁石
21bに反発するので、回転陰極4は矢印方向に導かれ
る。さらに、電磁石20aが電磁石21bの上方にくる
と、電磁石20aの磁極を「S」から「N」に切り替
え、電磁石20cの磁極を「N」から「S」に切り替え
ることにより、電磁石20a、20bは電磁石21bと
反発するとともに電磁石20cは電磁石21cと反発
し、一方、電磁石20bは電磁石21cに吸引されるこ
とにより、回転陰極4は矢印方向に回転する。このよう
に、駆動用電磁石20a〜20cの磁極を順次切り替え
て、駆動用電磁石20と回転陰極4に設けられた電磁石
21と間の反発力と吸引力により、回転陰極4を回転駆
動する。なお、もう1個の駆動用電磁石20も同様に磁
極を切り替えて、回転陰極4を回転させている。また、
電磁石20a、20cの磁力を電磁石20bの磁力の半
分にしていることにより、回転陰極4の回転をより滑ら
かに行なうことができる。この回転中、電磁石21の磁
芯は相互に絶縁された磁性板を積層した構造であるの
で、渦電流の発生が抑えられ、渦電流による発熱が防止
される。また、上述したように、回転陰極4の回転速度
に応じて、電磁石21への給電量の調節も行なわれてい
るので、電磁石21に無駄な電力を供給するのを防止す
るとともに、必要以外に磁場を発生させないようにする
ことができ、電磁石21自体の発熱も低減することがで
きる。従って、回転陰極4に熱が蓄積するのを低減する
ことができる。
【0024】なお、この第二実施例では、駆動用電磁石
20の磁極を順次切り替える構成にしたが、図7に示す
ように、回転陰極4に並設した電磁石20の磁極を切り
替える構成にしてもよい。
【0025】また、第二実施例では、回転陰極4に磁極
の異なる電磁石21を並設し、その電磁石に近接して駆
動用電磁石20を固定するように構成したが、この発明
はこれに限らず、実施例と構成を逆に、すなわち、図8
に示すように、駆動用電磁石と同様の複数個の電磁石4
0を回転陰極4に固設し、磁極の異なる電磁石41が隣
接するように回転陰極4の周囲に並設して構成し、回転
陰極4に固設した電磁石40の磁極を順次切り替えて、
その反発力と吸引力によって回転陰極4を回転させても
よい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、回転陰極の回転駆動は、回転
陰極に周設した回転駆動用部材を、その回転駆動用部材
に対向して固設した複数個の電磁石の磁場を順次切り替
えて、その順次発生する磁場に回転駆動用部材を吸引さ
せることにより得ており、しかも、回転駆動用部材は相
互に絶縁された複数枚の磁性板を重ね合わせて形成して
いるので、回転駆動用部材に渦電流が発生するのが防止
され、従って、回転陰極への熱の蓄積を低減することが
でき、回転陰極の熱の蓄積に伴う真空度の劣化や回転陰
極の熱膨張によるX線焦点の精度のずれ等も防止できる
ので、断層像の画質の劣化が防止される。
【0027】また、請求項2に記載の発明によれば、回
転陰極に設けた電磁石と、その電磁石に対向して固設し
た駆動用電磁石との磁極を切り替えて、それぞれの電磁
石の反発力と吸引力により回転陰極を回転させる構成と
したので、回転陰極の発熱が低減される。従って、回転
陰極の熱の蓄積に伴う真空度の劣化や回転陰極の熱膨張
によるX線焦点の精度のずれ等も防止できるので、断層
像の画質の劣化が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例に係る回転陰極X線管の
概略構成を示す断面図である。
【図2】第一実施例装置の回転駆動機構の構成を示す図
である。
【図3】第一実施例装置の回転駆動の動作を説明するた
めの図である。
【図4】第二実施例装置の概略構成を示す一部断面図で
ある。
【図5】第二実施例装置の回転駆動機構の構成を示す図
である。
【図6】第二実施例装置の速度検出部の構成を示す図で
ある。
【図7】第二実施例装置の変形例の回転駆動機構の構成
を示す図である。
【図8】第二実施例装置の変形例の回転駆動機構の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 … 真空容器 4 … 回転陰極 5 … フィラメント(電子線放出部) 6 … 陽極(固定陽極) 13 … 姿勢制御用部材 14a〜14d … 回転駆動用部材 17a〜17f … 回転駆動用電磁石 20 … 駆動用電磁石 21 … 電磁石 8、22 … 給電部 27 … 速度検出部 31 … 駆動制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生用の電子線放出部を支持して回
    転する環状の回転陰極と、前記回転陰極の対向位置に固
    定設置される環状の固定陽極とを環状の真空容器に内装
    し、前記回転陰極に電力を供給する給電部を前記回転陰
    極の外部に設置してある回転陰極X線管において、 相互に絶縁された複数枚の磁性板を重ね合わせて形成し
    た回転駆動用部材を前記回転陰極に周設し、前記回転駆
    動用部材に対向して固設した複数個の電磁石を順次切り
    替えて、順次発生する磁場によって前記回転駆動用部材
    を吸引して前記回転陰極を回転させることを特徴とする
    回転陰極X線管。
  2. 【請求項2】 X線発生用の電子線放出部を支持して回
    転する環状の回転陰極と、前記回転陰極の対向位置に固
    定設置される環状の固定陽極とを環状の真空容器に内装
    し、前記回転陰極に電力を供給する給電部を前記回転陰
    極の外部に設置してある回転陰極X線管において、 前記回転陰極に設けた電磁石と、前記電磁石に対向して
    固設した駆動用電磁石との磁極を切り替えて、それぞれ
    の電磁石の反発力と吸引力により前記回転陰極を回転さ
    せることを特徴とする回転陰極X線管。
JP4254068A 1992-08-27 1992-08-27 回転陰極x線管 Pending JPH0670921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4254068A JPH0670921A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 回転陰極x線管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4254068A JPH0670921A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 回転陰極x線管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0670921A true JPH0670921A (ja) 1994-03-15

Family

ID=17259777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4254068A Pending JPH0670921A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 回転陰極x線管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0670921A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100886203B1 (ko) * 2007-05-23 2009-02-27 한국전기연구원 탄소나노튜브를 이용한 다중 채널 음극 구조의 마이크로포커싱 엑스-선관
US10381188B2 (en) 2015-11-24 2019-08-13 Canon Medical Systems Corporation Radiographic image diagnostic apparatus and X-ray tube

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100886203B1 (ko) * 2007-05-23 2009-02-27 한국전기연구원 탄소나노튜브를 이용한 다중 채널 음극 구조의 마이크로포커싱 엑스-선관
US10381188B2 (en) 2015-11-24 2019-08-13 Canon Medical Systems Corporation Radiographic image diagnostic apparatus and X-ray tube

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0564293B1 (en) Ring tube X-ray source
EP0601717B1 (en) Magnetic susceptor cathode holder
US4993055A (en) Rotating X-ray tube with external bearings
EP0187020B1 (en) High-intensity x-ray source
US10181389B2 (en) X-ray tube having magnetic quadrupoles for focusing and collocated steering coils for steering
EP0657915A1 (en) X-ray tubes
JPH021348B2 (ja)
JP6714717B2 (ja) X線管用の磁気リフトデバイス
US3878395A (en) Method and means for operating x-ray tubes with rotary anodes
US7515687B2 (en) Compact source with very bright X-ray beam
EP3268976A1 (en) X-ray tube having magnetic quadrupoles for focusing and magnetic dipoles for steering
JPH04215239A (ja) 回転x線管
JP4363064B2 (ja) 真空内駆動装置およびこれを用いた基板搬送装置
JPH04251026A (ja) 搬送装置
US20110140559A1 (en) Magnetic Bearing Device of a Rotor Shaft Against a Stator With Rotor Disc Elements, Which Engage Inside One Another, and Stator Disc Elements
EP0550983B1 (en) X-ray tube with ferrite core filament transformer
EP0456114A2 (en) X-ray tube for CT apparatus
JPH0670921A (ja) 回転陰極x線管
JPH09115469A (ja) 磁気的に支持されるカソードx線源
US5490198A (en) Device for driving a rotary anode
US7679246B2 (en) Actuator
JPS60163355A (ja) X線管装置
JPH0371569B2 (ja)
JP2012024175A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JPH06114047A (ja) 回転陰極x線管