JPH0670656A - 粉末給餌器 - Google Patents
粉末給餌器Info
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- JPH0670656A JPH0670656A JP21004991A JP21004991A JPH0670656A JP H0670656 A JPH0670656 A JP H0670656A JP 21004991 A JP21004991 A JP 21004991A JP 21004991 A JP21004991 A JP 21004991A JP H0670656 A JPH0670656 A JP H0670656A
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- Japan
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- feed
- casing
- powder
- hopper
- feeding
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- Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摂餌口(飼料載皿部)に対して粉末飼料を常
に円滑かつ安定に供給するとともに、小動物の安定かつ
正確な飼育実験を実現する。 【構成】 小動物を飼育するケージに対して着脱可能な
ケーシング2を備え、ケーシング2の内部に、上方から
粉末飼料を収容可能なホッパー部3を設けるとともに、
ケーシング2の下部に、ケーシング2の側板部2sに形
成し、かつ小動物の一部分を挿入可能な摂餌口5と、ホ
ッパー部3の下方に配してホッパー部3内の粉末飼料を
保持し、かつ小動物の動作により回動して粉末飼料を下
方に掻き出し可能な掻出ローラ部6と、掻出ローラ部6
の下方に配した飼料載皿部7とを有する給餌部4を設け
る。
に円滑かつ安定に供給するとともに、小動物の安定かつ
正確な飼育実験を実現する。 【構成】 小動物を飼育するケージに対して着脱可能な
ケーシング2を備え、ケーシング2の内部に、上方から
粉末飼料を収容可能なホッパー部3を設けるとともに、
ケーシング2の下部に、ケーシング2の側板部2sに形
成し、かつ小動物の一部分を挿入可能な摂餌口5と、ホ
ッパー部3の下方に配してホッパー部3内の粉末飼料を
保持し、かつ小動物の動作により回動して粉末飼料を下
方に掻き出し可能な掻出ローラ部6と、掻出ローラ部6
の下方に配した飼料載皿部7とを有する給餌部4を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマウス、ラット等の小動
物の飼育実験に用いて好適な粉末給餌器に関する。
物の飼育実験に用いて好適な粉末給餌器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マウス等の小動物の飼育実験に用
いる粉末給餌器としては実公昭62−27097号公報
に開示される小動物用粉末給餌器が知られている。
いる粉末給餌器としては実公昭62−27097号公報
に開示される小動物用粉末給餌器が知られている。
【0003】同粉末給餌器は、後壁の下部を前方へ傾斜
させて片流れの漏斗状とし、かつ後壁に連続する底部を
前方下向きに傾斜させ、さらに、底部の前縁を前壁の下
端より前方へせり出すことにより、開口が上向きとなる
給餌口を有する給餌口部を設けて給餌器本体を構成する
とともに、給餌器本体の両壁部の上縁外部に、ケージ本
体に支持される揺動用支持片を設けたものである。
させて片流れの漏斗状とし、かつ後壁に連続する底部を
前方下向きに傾斜させ、さらに、底部の前縁を前壁の下
端より前方へせり出すことにより、開口が上向きとなる
給餌口を有する給餌口部を設けて給餌器本体を構成する
とともに、給餌器本体の両壁部の上縁外部に、ケージ本
体に支持される揺動用支持片を設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の粉末給餌器は次のような問題点があった。
の粉末給餌器は次のような問題点があった。
【0005】第一に、この種の粉末給餌器では下方に位
置する給餌口の断面積が粉末飼料を収容する給餌器本体
内部の断面積に比べて小さくなるとともに、粉末飼料
は、通常、水分を自然吸収して若干湿った状態となる。
このため、粉末飼料が円滑かつ安定に給餌口まで供給さ
れないという実用上致命的な問題を生ずる。なお、前記
公報における粉末給餌器の場合、給餌器本体の断面積を
給餌口に近付くに従って漸次小さくなるように漏斗状に
形成しているが、結果は全く同じである。
置する給餌口の断面積が粉末飼料を収容する給餌器本体
内部の断面積に比べて小さくなるとともに、粉末飼料
は、通常、水分を自然吸収して若干湿った状態となる。
このため、粉末飼料が円滑かつ安定に給餌口まで供給さ
れないという実用上致命的な問題を生ずる。なお、前記
公報における粉末給餌器の場合、給餌器本体の断面積を
給餌口に近付くに従って漸次小さくなるように漏斗状に
形成しているが、結果は全く同じである。
【0006】第二に、給餌器本体は小動物を飼育するケ
ージに対して、上縁外部に設けた揺動用支持片を介して
揺動自在に取付け、これにより粉末飼料の円滑な供給を
企図しているが、反面、給餌器本体が不安定となり、小
動物は落ち着いて粉末飼料を食べることができないとと
もに、遊びの対象となり、粉末飼料がこぼれ落ちる等の
弊害を生ずる。
ージに対して、上縁外部に設けた揺動用支持片を介して
揺動自在に取付け、これにより粉末飼料の円滑な供給を
企図しているが、反面、給餌器本体が不安定となり、小
動物は落ち着いて粉末飼料を食べることができないとと
もに、遊びの対象となり、粉末飼料がこぼれ落ちる等の
弊害を生ずる。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、給餌口に対して粉末飼料を
常に円滑かつ安定に供給できるとともに、小動物の安定
かつ正確な飼育実験を行うことができる粉末給餌器の提
供を目的とする。
課題を解決したものであり、給餌口に対して粉末飼料を
常に円滑かつ安定に供給できるとともに、小動物の安定
かつ正確な飼育実験を行うことができる粉末給餌器の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粉末給餌器
1は小動物Aを飼育するケージCに対して着脱可能なケ
ーシング2を備え、ケーシング2の内部に、上方から粉
末飼料Eを収容可能なホッパー部3を設けるとともに、
ケーシング2の下部に、ケーシング2の側板部2sに形
成し、かつ小動物Aの一部分を挿入可能な摂餌口5と、
ホッパー部3の下方に配してホッパー部3内の粉末飼料
Eを保持し、かつ小動物Aの動作により回動して粉末飼
料Eを下方に掻き出し可能な、例えば連動する前後一対
のローラ6f、6rからなる掻出ローラ部6と、掻出ロ
ーラ部6の下方に配した飼料載皿部7とを有する給餌部
4を設けてなることを特徴とする。
1は小動物Aを飼育するケージCに対して着脱可能なケ
ーシング2を備え、ケーシング2の内部に、上方から粉
末飼料Eを収容可能なホッパー部3を設けるとともに、
ケーシング2の下部に、ケーシング2の側板部2sに形
成し、かつ小動物Aの一部分を挿入可能な摂餌口5と、
ホッパー部3の下方に配してホッパー部3内の粉末飼料
Eを保持し、かつ小動物Aの動作により回動して粉末飼
料Eを下方に掻き出し可能な、例えば連動する前後一対
のローラ6f、6rからなる掻出ローラ部6と、掻出ロ
ーラ部6の下方に配した飼料載皿部7とを有する給餌部
4を設けてなることを特徴とする。
【0009】この場合、ホッパー部3は上下方向に同一
断面に形成するとともに、掻出ローラ部6における各ロ
ーラ6f、6rの周面には凹凸を形成し、また、飼料載
皿部7には傾斜した飼料ガイド8を設けることが望まし
い。なお、給餌部4はホッパー部3の下方に、対称的に
一対並べて配することができる。
断面に形成するとともに、掻出ローラ部6における各ロ
ーラ6f、6rの周面には凹凸を形成し、また、飼料載
皿部7には傾斜した飼料ガイド8を設けることが望まし
い。なお、給餌部4はホッパー部3の下方に、対称的に
一対並べて配することができる。
【0010】
【作用】本発明に係る粉末給餌器1によれば、ホッパー
部3の内部には上方から粉末飼料Eが収容される。この
場合、ホッパー部3の下方に、例えば前後一対のローラ
6f、6rからなる掻出ローラ部6を配したため、ロー
ラ6f、6rが回動しない場合には粉末飼料Eは同ロー
ラ6f、6rに保持される。一方、ローラ6f、6rが
回動した場合には、ローラ6f、6rの回動により粉末
飼料Eはホッパー部3から掻き出され、ローラ6f、6
rの下方に落下する。この場合、ローラ6f、6rは正
逆どちらの方向に回っても粉末飼料Eは掻き出される。
部3の内部には上方から粉末飼料Eが収容される。この
場合、ホッパー部3の下方に、例えば前後一対のローラ
6f、6rからなる掻出ローラ部6を配したため、ロー
ラ6f、6rが回動しない場合には粉末飼料Eは同ロー
ラ6f、6rに保持される。一方、ローラ6f、6rが
回動した場合には、ローラ6f、6rの回動により粉末
飼料Eはホッパー部3から掻き出され、ローラ6f、6
rの下方に落下する。この場合、ローラ6f、6rは正
逆どちらの方向に回っても粉末飼料Eは掻き出される。
【0011】したがって、小動物Aがケーシング2の側
板部2sに形成した摂餌口5から肢Kや顔Fを挿入し、
ローラ6fを回動させれば、連動する他方のローラ6r
も回動し、粉末飼料Eは掻出ローラ部6の下方に落下
し、飼料載皿部7上に溜まる。よって、小動物Aは飼料
載皿部7上の粉末飼料Eを食べることができる。これに
より、小動物Aはローラ6fを回動させれば粉末飼料が
供給されることを学習する。
板部2sに形成した摂餌口5から肢Kや顔Fを挿入し、
ローラ6fを回動させれば、連動する他方のローラ6r
も回動し、粉末飼料Eは掻出ローラ部6の下方に落下
し、飼料載皿部7上に溜まる。よって、小動物Aは飼料
載皿部7上の粉末飼料Eを食べることができる。これに
より、小動物Aはローラ6fを回動させれば粉末飼料が
供給されることを学習する。
【0012】この際、ホッパー部3を上下方向に同一断
面に形成すれば、粉末飼料Eは円滑にローラ6f、6r
上に供給されるとともに、掻出ローラ部6における各ロ
ーラ6f、6rの周面に凹凸を形成すれば、粉末飼料E
は確実に掻き出される。また、飼料載皿部7には傾斜し
た飼料ガイド8を設けることにより、落下した粉末飼料
Eは飼料載皿部7における小動物Aの食べ易い位置にガ
イドされる。なお、給餌部4はホッパー部3の下方に、
対称的に一対並べて配することにより、二匹の小動物A
…がそれぞれ各給餌部4…から同時に摂餌でき、複数の
小動物A…に対して実験する場合に最適となる。
面に形成すれば、粉末飼料Eは円滑にローラ6f、6r
上に供給されるとともに、掻出ローラ部6における各ロ
ーラ6f、6rの周面に凹凸を形成すれば、粉末飼料E
は確実に掻き出される。また、飼料載皿部7には傾斜し
た飼料ガイド8を設けることにより、落下した粉末飼料
Eは飼料載皿部7における小動物Aの食べ易い位置にガ
イドされる。なお、給餌部4はホッパー部3の下方に、
対称的に一対並べて配することにより、二匹の小動物A
…がそれぞれ各給餌部4…から同時に摂餌でき、複数の
小動物A…に対して実験する場合に最適となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本発明に係る粉末給餌器1の構成に
ついて、図1〜図6を参照して説明する。
ついて、図1〜図6を参照して説明する。
【0015】粉末給餌器1において、2はケーシングで
あり、全体を縦長な直方体状に形成し、かつ上面部を開
口した有底筒状に形成するとともに、上端には外方に広
がったフランジ部11を一体に設ける。一方、ケーシン
グ2の内部には、図6に示すホッパー部3を配する。ホ
ッパー部3は全体を縦長な断面矩形の筒状に形成し、上
面部及び下面部は開口する。また、ホッパー部3はケー
シング2よりも細く、かつ上下方向が同一断面積となる
ように形成するとともに、上部寄りの側板部には外方に
広がったフランジ部12を一体に設ける。
あり、全体を縦長な直方体状に形成し、かつ上面部を開
口した有底筒状に形成するとともに、上端には外方に広
がったフランジ部11を一体に設ける。一方、ケーシン
グ2の内部には、図6に示すホッパー部3を配する。ホ
ッパー部3は全体を縦長な断面矩形の筒状に形成し、上
面部及び下面部は開口する。また、ホッパー部3はケー
シング2よりも細く、かつ上下方向が同一断面積となる
ように形成するとともに、上部寄りの側板部には外方に
広がったフランジ部12を一体に設ける。
【0016】これにより、ホッパー部3はケーシング2
の上方から内部に挿入することができるとともに、挿入
した際はフランジ部12がフランジ部11の上に載って
固定される。そして、ケーシング2の内面とホッパー部
3の外面間には一定の隙間を存在させるとともに、ホッ
パー部3の下部寄りの側板部には対ケーシング2の内面
間の隙間に介在してホッパー部3の位置を規制するスペ
ーサ13、14を設ける。なお、ホッパー部3はケーシ
ング2に対して一体に設けてもよいが、実施例のよう
に、別体構成することにより内部清掃等が容易となる。
の上方から内部に挿入することができるとともに、挿入
した際はフランジ部12がフランジ部11の上に載って
固定される。そして、ケーシング2の内面とホッパー部
3の外面間には一定の隙間を存在させるとともに、ホッ
パー部3の下部寄りの側板部には対ケーシング2の内面
間の隙間に介在してホッパー部3の位置を規制するスペ
ーサ13、14を設ける。なお、ホッパー部3はケーシ
ング2に対して一体に設けてもよいが、実施例のよう
に、別体構成することにより内部清掃等が容易となる。
【0017】他方、ケーシング2の下部にはケーシング
2の中心に対して対称に配した一対の給餌部4、4を設
ける。この場合、一方の給餌部4はケーシング2におけ
る図1中右半部に設け、他方の給餌部4は同図中左半部
に設ける。
2の中心に対して対称に配した一対の給餌部4、4を設
ける。この場合、一方の給餌部4はケーシング2におけ
る図1中右半部に設け、他方の給餌部4は同図中左半部
に設ける。
【0018】一方の給餌部4は次のように構成する。ま
ず、ケーシング2の側板部2sには摂餌口5を形成す
る。摂餌口5は図3に示すように矩形状に形成し、かつ
小動物Aの一部分、例えば肢Kや顔F等を挿入可能な大
きさを選定する(図7参照)。また、摂餌口5はケーシ
ング2の底板部2dよりも高さGだけ高い位置に形成す
る。一方、ホッパー部3の下方には連動する前後一対の
ローラ6f、6rからなる掻出ローラ部6を配する。こ
の場合、掻出ローラ部6は図1に示すように、ホッパー
部3の下面部における開口の同図中右半部をほぼ閉塞す
るように配設し、かつ前側のローラ6fのシャフト16
fはホッパー部3における側板部の直下に位置させると
ともに、ローラ6fの上下方向略中央位置は前記摂餌口
5の上端縁付近に位置するように配する。また、後側の
ローラ6rはローラ6fの後方に並べて配し、図2に示
すように各ローラ6f、6rのシャフト16f、16r
に設けたギア17fと17rを相噛合させ、これにより
両者を連動させる。ローラ6fと6rのケーシング2に
対する取付は、図5に示すような上端辺から下方に切込
形成したU形の軸受スリット18f、18r…を有する
一対の軸受プレート19、19を、それぞれケーシング
2の対向する両内面に固定し、二つの軸受スリット18
f、18rにローラ6f、6rのシャフト16f、16
rを挿入する。そして、ホッパー部3の下端辺により各
ローラ6f、6rの持ち上がりを阻止する。なお、ロー
ラ6f、6rの外周には図1及び図4に示すように、軸
方向に長い凹条20f…、20r…を、周方向に一定間
隔置きに形成する。一方、ケーシング2の底板部2dは
そのまま飼料載皿部7、7となり、各掻出ローラ部6、
6と飼料載皿部7、7の間には所定の隙間が存在する。
そして、飼料載皿部7と7の中間位置、即ち、ケーシン
グ2の底板部2d中央には山形(正三角形状)のガイド
体21を固定し、ガイド体21の両側傾斜面がそれぞれ
飼料ガイド8、8を構成する。
ず、ケーシング2の側板部2sには摂餌口5を形成す
る。摂餌口5は図3に示すように矩形状に形成し、かつ
小動物Aの一部分、例えば肢Kや顔F等を挿入可能な大
きさを選定する(図7参照)。また、摂餌口5はケーシ
ング2の底板部2dよりも高さGだけ高い位置に形成す
る。一方、ホッパー部3の下方には連動する前後一対の
ローラ6f、6rからなる掻出ローラ部6を配する。こ
の場合、掻出ローラ部6は図1に示すように、ホッパー
部3の下面部における開口の同図中右半部をほぼ閉塞す
るように配設し、かつ前側のローラ6fのシャフト16
fはホッパー部3における側板部の直下に位置させると
ともに、ローラ6fの上下方向略中央位置は前記摂餌口
5の上端縁付近に位置するように配する。また、後側の
ローラ6rはローラ6fの後方に並べて配し、図2に示
すように各ローラ6f、6rのシャフト16f、16r
に設けたギア17fと17rを相噛合させ、これにより
両者を連動させる。ローラ6fと6rのケーシング2に
対する取付は、図5に示すような上端辺から下方に切込
形成したU形の軸受スリット18f、18r…を有する
一対の軸受プレート19、19を、それぞれケーシング
2の対向する両内面に固定し、二つの軸受スリット18
f、18rにローラ6f、6rのシャフト16f、16
rを挿入する。そして、ホッパー部3の下端辺により各
ローラ6f、6rの持ち上がりを阻止する。なお、ロー
ラ6f、6rの外周には図1及び図4に示すように、軸
方向に長い凹条20f…、20r…を、周方向に一定間
隔置きに形成する。一方、ケーシング2の底板部2dは
そのまま飼料載皿部7、7となり、各掻出ローラ部6、
6と飼料載皿部7、7の間には所定の隙間が存在する。
そして、飼料載皿部7と7の中間位置、即ち、ケーシン
グ2の底板部2d中央には山形(正三角形状)のガイド
体21を固定し、ガイド体21の両側傾斜面がそれぞれ
飼料ガイド8、8を構成する。
【0019】なお、他方の給餌部4も上述した一方の給
餌部4と同一に構成し、かつケーシング2における図1
中左半部の位置に対称的に配する。
餌部4と同一に構成し、かつケーシング2における図1
中左半部の位置に対称的に配する。
【0020】次に、本発明に係る粉末給餌器1の使用方
法及び機能について、図7を参照して説明する。
法及び機能について、図7を参照して説明する。
【0021】まず、粉末給餌器1は図7に示すように、
ケージCの上蓋部Coに形成した装着口Csに挿入す
る。これにより、ケーシング2のフランジ部11は装着
口Csの縁部に載置され、装着は終了する。この際、ケ
ーシング2の底板部2dとケージCの底板部間の距離は
2cm程度に設定することが望ましく、摂餌口5の高さ
をケーシング2の底板部2dよりも高さGだけ高くした
点と合わせ、ケーシング2内への糞、尿等の混入を防止
し、清潔に維持できるとともに、正確な測定が可能とな
る。
ケージCの上蓋部Coに形成した装着口Csに挿入す
る。これにより、ケーシング2のフランジ部11は装着
口Csの縁部に載置され、装着は終了する。この際、ケ
ーシング2の底板部2dとケージCの底板部間の距離は
2cm程度に設定することが望ましく、摂餌口5の高さ
をケーシング2の底板部2dよりも高さGだけ高くした
点と合わせ、ケーシング2内への糞、尿等の混入を防止
し、清潔に維持できるとともに、正確な測定が可能とな
る。
【0022】一方、ホッパー部3の内部には粉末飼料E
を収容する。この場合、粉末飼料Eはホッパー部3の下
方に配した一対のローラ6f、6r上に保持される。
を収容する。この場合、粉末飼料Eはホッパー部3の下
方に配した一対のローラ6f、6r上に保持される。
【0023】他方、ケージC内において飼育されるマウ
ス、ラット等の小動物Aがケーシング2の摂餌口5から
内部に肢Kや顔F等を挿入し、ローラ6fを回動させれ
ば、連動する後側のローラ6rも回動し、粉末飼料Eは
ローラ6f、6rの下方に落下する。落下した粉末飼料
Eは飼料載皿部7上に溜まるため、小動物Aは粉末飼料
Eを食べることができる。なお、摂餌口5はケーシング
2の底板部2dよりも若干上方に形成するため、底板部
2dから上方に立上がる側板部2sの一部が残留し、こ
れにより、粉末飼料Eが飼料載皿部7から外にこぼれ落
ちるのが阻止される。
ス、ラット等の小動物Aがケーシング2の摂餌口5から
内部に肢Kや顔F等を挿入し、ローラ6fを回動させれ
ば、連動する後側のローラ6rも回動し、粉末飼料Eは
ローラ6f、6rの下方に落下する。落下した粉末飼料
Eは飼料載皿部7上に溜まるため、小動物Aは粉末飼料
Eを食べることができる。なお、摂餌口5はケーシング
2の底板部2dよりも若干上方に形成するため、底板部
2dから上方に立上がる側板部2sの一部が残留し、こ
れにより、粉末飼料Eが飼料載皿部7から外にこぼれ落
ちるのが阻止される。
【0024】よって、予めホッパー部3に粉末飼料Eを
収容し、粉末給餌器1の全重量を測定するとともに、ケ
ージCに装着した粉末給餌器1を定期的に外してその全
重量を測定すれば、その差の算出により小動物Aの摂餌
量が求められる。
収容し、粉末給餌器1の全重量を測定するとともに、ケ
ージCに装着した粉末給餌器1を定期的に外してその全
重量を測定すれば、その差の算出により小動物Aの摂餌
量が求められる。
【0025】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、実施例は一対の給餌部を設けたが単一の給餌部
であってもよい。また、掻出ローラ部も単一のローラで
あってもよい。その他、細部の構成、形状、数量、素材
等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変
更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、実施例は一対の給餌部を設けたが単一の給餌部
であってもよい。また、掻出ローラ部も単一のローラで
あってもよい。その他、細部の構成、形状、数量、素材
等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変
更できる。
【0026】
【発明の効果】このように、本発明に係る粉末給餌器は
小動物を飼育するケージに対して着脱可能なケーシング
を備え、ケーシングの内部に、上方から粉末飼料を収容
可能なホッパー部を設けるとともに、ケーシングの下部
に、ケーシングの側板部に形成し、かつ小動物の一部分
を挿入可能な摂餌口と、ホッパー部の下方に配してホッ
パー部内の粉末飼料を保持し、かつ小動物の動作により
回動して粉末飼料を下方に掻き出し可能な掻出ローラ部
と、掻出ローラ部の下方に配した飼料載皿部とを有する
給餌部を設けてなるため、次のような顕著な効果を奏す
る。
小動物を飼育するケージに対して着脱可能なケーシング
を備え、ケーシングの内部に、上方から粉末飼料を収容
可能なホッパー部を設けるとともに、ケーシングの下部
に、ケーシングの側板部に形成し、かつ小動物の一部分
を挿入可能な摂餌口と、ホッパー部の下方に配してホッ
パー部内の粉末飼料を保持し、かつ小動物の動作により
回動して粉末飼料を下方に掻き出し可能な掻出ローラ部
と、掻出ローラ部の下方に配した飼料載皿部とを有する
給餌部を設けてなるため、次のような顕著な効果を奏す
る。
【0027】 掻出ローラ部による掻き出し作用、さ
らに、上下方向へ同一断面に形成できるホッパー部によ
り、粉末飼料、特に、水分を含む粉末飼料を摂餌口(飼
料載皿部)に対して常に円滑かつ安定に供給できる。
らに、上下方向へ同一断面に形成できるホッパー部によ
り、粉末飼料、特に、水分を含む粉末飼料を摂餌口(飼
料載皿部)に対して常に円滑かつ安定に供給できる。
【0028】 給餌部は固定された状態で装着される
ため、小動物は落ち着いて摂餌できるとともに、粉末飼
料が外部にこぼれにくいため、安定かつ正確な飼育実験
を行うことができる。
ため、小動物は落ち着いて摂餌できるとともに、粉末飼
料が外部にこぼれにくいため、安定かつ正確な飼育実験
を行うことができる。
【図1】本発明に係る粉末給餌器の一部破断側面図、
【図2】同粉末給餌器の掻出ローラ部におけるギアの配
置図、
置図、
【図3】同粉末給餌器の一部破断正面図
【図4】同粉末給餌器の掻出ローラ部の正面図、
【図5】同粉末給餌器の軸受プレートの斜視図、
【図6】同粉末給餌器のホッパー部の側面図、
【図7】同粉末給餌器の使用説明図、
1 粉末給餌器 2 ケーシング 2s 側板部 3 ホッパー部 4 給餌部 5 摂餌口 6 掻出ローラ部 6f ローラ 6r ローラ 7 飼料載皿部 8 飼料ガイド A 小動物 C ケージ E 粉末飼料 F 顔
Claims (6)
- 【請求項1】 小動物を飼育するケージに対して着脱可
能なケーシングを備え、ケーシングの内部に、上方から
粉末飼料を収容可能なホッパー部を設けるとともに、ケ
ーシングの下部に、ケーシングの側板部に形成し、かつ
小動物の一部分を挿入可能な摂餌口と、ホッパー部の下
方に配してホッパー部内の粉末飼料を保持し、かつ小動
物の動作により回動して粉末飼料を下方に掻き出し可能
な掻出ローラ部と、掻出ローラ部の下方に配した飼料載
皿部とを有する給餌部を設けてなることを特徴とする粉
末給餌器。 - 【請求項2】 ホッパー部は上下方向に同一断面に形成
することを特徴とする請求項1記載の粉末給餌器。 - 【請求項3】 掻出ローラ部は連動する前後一対のロー
ラからなることを特徴とする請求項1記載の粉末給餌
器。 - 【請求項4】 掻出ローラ部における各ローラの周面に
は凹凸を形成することを特徴とする請求項1又は3記載
の粉末給餌器。 - 【請求項5】 飼料載皿部には傾斜した飼料ガイドを設
けることを特徴とする請求項1記載の粉末給餌器。 - 【請求項6】 ホッパー部の下方に、一対の粉末給餌部
を対称的並べて配することを特徴とする請求項1記載の
粉末給餌器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3210049A JPH0724524B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 粉末給餌器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3210049A JPH0724524B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 粉末給餌器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670656A true JPH0670656A (ja) | 1994-03-15 |
JPH0724524B2 JPH0724524B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16582961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3210049A Expired - Lifetime JPH0724524B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 粉末給餌器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724524B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227097U (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-19 | ||
JPH0236957U (ja) * | 1988-09-01 | 1990-03-12 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP3210049A patent/JPH0724524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227097U (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-19 | ||
JPH0236957U (ja) * | 1988-09-01 | 1990-03-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724524B2 (ja) | 1995-03-22 |
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