JPH067053A - ブロイラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置 - Google Patents

ブロイラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置

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JPH067053A
JPH067053A JP18731292A JP18731292A JPH067053A JP H067053 A JPH067053 A JP H067053A JP 18731292 A JP18731292 A JP 18731292A JP 18731292 A JP18731292 A JP 18731292A JP H067053 A JPH067053 A JP H067053A
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JP
Japan
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small holes
chickens
breeding
chicken
floor material
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Application number
JP18731292A
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English (en)
Inventor
Minoru Hosoya
実 細谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロイラー用の雛鶏を飼養するに際し、胸部
に水腫を生ずる確率が低く、しかも衛生的で疾病等を発
生させる虞が少ない。 【構成】 平面状の板材1に複数の小穴2…を開設し、
小穴2…の合計面積が板材1に対して10〜40%であ
るものを床材3として用いて雛鶏を飼養する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロイラー用の雛鶏が
胸部に水腫を生ずる確率が低く、しかも衛生的で疾病等
を発生させる虞が少ないような飼養方法および飼養装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ブロイラー用の雛鶏は、床が
地面或いはコンクリート面である養雛舎で飼養されてい
た。この飼養における問題の一つに雛鶏が床に胸部をつ
けて体重を支えることに起因する「むなだこ」、即ち胸
部水腫がある。この胸部水腫は、ブロイラー屠体の傷と
なるばかりでなく、この場所に細菌などの微生物が付着
して欠陥商品となり易いものであった。
【0003】このように雛鶏に胸部水腫を生じさせない
ようにするためには、床の上に敷藁やおがこなどの敷料
を敷き、胸部と網材との間の緩衝材とする方法が採られ
ていた。しかし、この方法では敷料が鶏糞をくるんで乾
燥するために、雛鶏の運動により塵埃となって養雛舎の
空気を汚染する。そして、病原菌やウィルスはこの埃に
座乗し、この埃を吸った雛鶏に感染するので、甚だ不衛
生であると共に各種疾病の重大な原因となっていた。
【0004】そこで、雛鶏の足部は落下しないが鶏糞は
落下する密な網目を有する金属製の網材を床材として使
用する方法が試みられている。この方法では、床材を設
置面から離反させるので、床材の網目を通して落下させ
た鶏糞は設置面に堆積し、前記したような汚染の問題を
生ずる虞がなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ブ
ロイラー屠体の大型化が市場で要求されるにしたがい、
雛鶏の体重が大きくなって網材から受ける応力(重力の
反力)も大きくなり、前述のような胸部水腫が発生して
いた。また、このような網材は、雛鶏が胸部をつけた場
合に接触する総面積が小さいので、雛鶏が受ける単位面
積当りの応力が極めて大きくなり、胸部水腫を発生させ
易い原因となるものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、平面状の板材に複数の小穴を開設し、小
穴の合計面積が板材に対して10〜40%であるものを
床材として用いて雛鶏を飼養することを特徴とするブロ
イラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置に関するもので
ある。
【0007】上記本発明における平面状の板材として
は、表面が滑らかな鉄板やプラスティック板、或いはコ
ンクリート板等を使用することができる。
【0008】また、この板材に設ける小穴は角形、円形
を問うものではないが、その大きさは円形とした場合、
直径10〜20mm程度が好ましい。この直径が10m
mより小さいと鶏糞が小穴から落下しにくく、小穴に詰
まって閉塞したりし易い。また、直径が20mmより大
きいと雛鶏の足部がこの小穴に落下する等して傷害を受
け、その後の育成に悪影響を及ぼす虞がある。
【0009】上記小穴は、その合計面積が板材に対して
10〜40%になるように複数個開設する。小穴の合計
面積が上記比率より低いと鶏糞が落下し難くなり、この
比率より高いと雛鶏が胸部水腫を発生し易くなる。例え
ば、後述する図示実施例のように隣接する小穴が正三角
形を描くように開設する場合、小穴と小穴との間隔が4
2mm、穴の直径が16mmとなるように開設したもの
が極めて良好な結果を示した。
【0010】このように平面状の板材に複数の小穴を設
けたものを床材として雛鶏を飼養すると、多数の雛鶏が
運動するので、排泄された鶏糞は上記運動により複数の
小穴から落下して設置面に堆積される。この鶏糞量は、
勿論飼養面積と飼養雛鶏数とに依存するが、3.3m2
当たり40〜60羽の雛鶏を50〜70日飼養すること
を想定すると、床材と設置面との離反距離は100〜2
10mmに設定すれば良い。そして通常、上記床材の上
で生後60日程度平飼した後に出荷するのであるが、上
記床材をケージの床材として設置し、このケージ内で0
〜60日程度飼育して出荷するようにしても良い。
【0011】尚、上記のように床材を設置面から離反し
て設定するには、例えば所定の寸法の支柱4本を用いて
方形状の床材の4隅を下から支持するようにすれば良
い。また、飼養装置として必要な他の構成は適宜に選定
して設ければ良い。例えば床材の端縁に壁材を設置して
ケージとして構成しても良いし、このような壁材を設け
ずに平飼にしても良い。また、飼料(餌)の供給装置な
どを付帯的に設けるようにしても良い。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を図面の実施例に基づいて説
明する。
【0013】本発明のブロイラー用雛鶏の飼養装置は、
図1に示すように平面状の板材1に複数の小穴2を開設
したものを床材3とするものである。上記板材1は、持
ち運びが便利なように一辺が1.817mの正方形状と
した。
【0014】上記床材3を支持する支柱4は、図2に示
すようにパイプ状であり、その高さは160mmであ
る。
【0015】本発明の飼養装置は、図3に示すように前
記床材3を縦方向及び横方向に複数枚並列配置させて大
面積の床面を形成するものであり、各床材3の四隅の下
面は前記支柱4…が支持している。
【0016】このような飼養装置で1枚の床材3(3.
3m2 )当たり50羽の雛鶏を60日間を飼養した。そ
の結果、60日後に床材3…の表面上にある鶏糞は僅か
であり、ほとんどが小穴2から設置面に落下していた。
そして、その鶏糞の堆積高さは約150mmであった。
また、雛鶏には胸部水腫が発生していなかった。尚、こ
の飼養装置は簡単に取り外すことができ、容易にその表
面を洗浄して次の飼養に用いることができた。また、設
置面も堆積した鶏糞を除去して容易に洗浄することがで
きた。さらに、集めた鶏糞も図示しない乾燥装置により
有効に利用することができた。
【0017】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前述した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブロイラ
ー用雛鶏の飼養方法は、平面部分が多い床材を使用する
ので、雛鶏が胸部に水腫を生ずる確率が極めて低くな
る。また、鶏糞が床材に設けた複数の小穴から落下する
ので、床材表面は衛生的であり、養雛舎の空気は清浄に
保たれ、各種の疾病等を発生させる虞が少なくなる。
【0019】したがって、本発明によると雛鶏は健康に
育成し、ブロイラー用屠体として欠陥商品となる確率が
極めて低くなるので、飼料効率が向上し、経済的に著し
く有利となる。
【0020】また、本発明の飼養装置は、床材など極め
て簡単に構成(作製)することができるので、極めて実
用的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】床材の斜視図である。
【図2】支柱の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例である飼養装置の一部の斜視
図である。
【符号の説明】
1 板材 2 小穴 3 床材 4 支柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の板材に複数の小穴を開設し、小
    穴の合計面積が板材に対して10〜40%であるものを
    床材として用いて雛鶏を飼養することを特徴とするブロ
    イラー用雛鶏の飼養方法。
  2. 【請求項2】 平面状の板材に複数の小穴を開設し、小
    穴の合計面積が板材に対して10〜40%であるものを
    床材として用い、この床材を支柱に支持させることによ
    り設置面と床材とを離反させたことを特徴とするブロイ
    ラー用雛鶏の飼養装置。
  3. 【請求項3】 小穴は直径が10〜20mmの円形であ
    り、設置面と床材との離反距離が100〜210mmで
    あることを特徴とする請求項2に記載のブロイラー用雛
    鶏の飼養装置。
JP18731292A 1992-06-23 1992-06-23 ブロイラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置 Pending JPH067053A (ja)

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JP18731292A JPH067053A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 ブロイラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置

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JP18731292A JPH067053A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 ブロイラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置

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JPH067053A true JPH067053A (ja) 1994-01-18

Family

ID=16203800

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JP18731292A Pending JPH067053A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 ブロイラー用雛鶏の飼養方法および飼養装置

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JP (1) JPH067053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015167065A1 (ko) * 2014-04-29 2015-11-05 (주)건지 고상식 계사

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