JPH0669744U - 2線式電磁流量計 - Google Patents

2線式電磁流量計

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JPH0669744U
JPH0669744U JP1504193U JP1504193U JPH0669744U JP H0669744 U JPH0669744 U JP H0669744U JP 1504193 U JP1504193 U JP 1504193U JP 1504193 U JP1504193 U JP 1504193U JP H0669744 U JPH0669744 U JP H0669744U
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JP
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circuit
exciting
exciting coil
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disconnection
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JP1504193U
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篤 古清水
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量計測を不安定とすることなく、励磁コイ
ルの断線を検出する。 【構成】 アイソレーション回路9において、発光ダイ
オードD2のカソードおよびアノードを、励磁コイル断
線検出回路3−4のコンパレータCP1の出力および定
電圧源3−1の高電源電位側に接続する。励磁コイル2
が断線すると、励磁コイル断線検出回路3−4におい
て、コンパレータCP1の出力が「L」レベルとなり、
それまで励磁コイル2へ流れていた励磁電流が発光ダイ
オードD2へ流れる。これによって、励磁コイル2が断
線した旨の情報(断線検出結果)が、アイソレーション
してCPU7−1へ伝送されるものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種プロセス系において導電性を有する流体の流量を測定する電 磁流量計に関し、特に直流電源に接続された2本のケーブルより電源が供給され 、このケーブルを介して測定値を出力する2線式電磁流量計に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の2線式電磁流量計においては、測定管内を流れる流体の流 れ方向に対してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイルへ所定周 波数で励磁電流を供給し、励磁コイルの発生磁界と直交して測定管内に配置され た電極間に得られる信号起電力(流量に比例した信号)を検出し、この信号起電 力に基づいてCPUでの演算処理により計測値を求め、直流電源(D.C.24V) を供給している2本のケーブルに流れる電流を、上記求めた計測値に応じて4〜 20mA範囲で調整するものとしている。 この場合、励磁コイルへ励磁電流を供給する励磁回路と計測値を出力する出力 回路(CPUを含む)とは、直流電源を供給する2本のケーブルの間に直列に接 続され、互いにその基準電位が異なる。このため、CPUからの指令をフォトカ プラなどによりアイソレーションして励磁回路へ伝送し、励磁電流の供給周波数 (励磁周波数)を決定するものとしている。なお、計測値が4〜20mA範囲の 電流信号に変換されるため、励磁回路では4mAの電流しか消費することができ ず、信号起電力を大きくとるために4mA中の大部分を励磁電流としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この2線式電磁流量計において、励磁コイルが断線していなかどうかの自己診 断機能を付加しようとした場合、すなわち励磁回路に励磁コイルの正常/異常を 監視する機能を付加しようとした場合、その正常/異常の結果を励磁回路側から フォトカプラなどによりアイソレーションしてCPUへ送ることが考えられる。 しかし、フォトカプラなどのアイソレーション回路では、mAオーダの電流を 流さないと安定した伝送を行うことができない。すなわち、励磁回路側からCP Uへ正常/異常の結果を送ろうとすると、励磁電流に加えさらにmAオーダのア イソレーション電流が必要となり、このアイソレーション電流を確保するために は励磁電流を減らさなければならない。 励磁電流が減ると、下記(1)式として得られる信号起電力Eが小さくなり、 信号起電力Eに含まれるノイズレベルの割合が高くなってS/N比が低下し、出 力のふらつきが大きくなり、安定した流量計測ができなくなってしまう。なお、 (1)式において、kは定数、Dは測定管の口径、vは流速、Bは発生磁束密度 であり、Bは励磁電流Iに比例する。 E=k・D・v・B ・・・(1)
【0004】 本考案はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とすると ころは、流量計測を不安定とすることなく、励磁コイルの断線を検出することの できる2線式電磁流量計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、励磁コイルの断線を検出した場 合、励磁コイルへ流れていた励磁電流を利用し、その断線検出結果をアイソレー ションして制御部へ伝送するようにしたものである。
【0006】
【作用】
したがってこの考案によれば、励磁コイルが断線した場合、不要なる励磁電流 が利用され、その断線検出結果が制御部へ伝送される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づき詳細に説明する。
【0008】 図1はこの考案の一実施例を示す2線式電磁流量計のブロック回路構成図であ る。同図において、1は測定管、2は測定管1内を流れる流体の流れ方向に対し てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイル、3は励磁コイル2へ 矩形波状の励磁電流を周期的に供給する励磁回路、4a,4bは励磁コイル2の 発生磁界と直交して測定管1内に配置された検出電極、5は接地電極、6は電極 4a,4b間に得られる信号起電力を検出する信号起電力検出回路、7はこの信 号起電力検出回路6の検出する信号起電力に基づいて計測値を得る出力回路、8 は信号起電力検出回路6と出力回路7との間に設けられたアイソレーション回路 、9は励磁回路3と出力回路7との間に設けられたアイソレーション回路である 。
【0009】 励磁回路3は、定電圧源3−1と、定電流回路3−2と、励磁電流スイッチン グ回路3−3と、励磁コイル断線検出回路3−4と、インバータ3−5とを備え ている。信号起電力検出回路6は減算回路6−1と信号増幅回路6−2とを備え ている。出力回路7は、CPU7−1と、D/A変換器7−2と、定電源・定電 流出力回路7−3とを備えている。また、アイソレーション回路8および9はフ ォトカプラを用いて構成され、アイソレーション回路9は第1のアイソレーショ ン部9−1と第2のアイソレーション部9−2とを備えている。
【0010】 アイソレーション回路9において、第1のアイソレーション部9−1は、CP U7−1からの励磁回路3への指令の伝送に使用される。また、アイソレーショ ン回路9において、第2のアイソレーション部9−2は、その発光ダイオードD 2のカソードおよびアノードが励磁コイル断線検出回路3−4のコンパレータC P1の出力および定電圧源3−1の高電源電位側に接続され、励磁回路3からの CPU7−1への断線検出結果の伝送に使用される。
【0011】 この2線式電磁流量計100は、ケーブルL1,L2を介して直流電源(D.C. 24V)8と接続され、励磁回路3と出力回路7と直流電源8および抵抗R1と で電流出力ループを形成している。すなわち、本実施例において、励磁回路3と 出力回路7とはケーブルL1,L2間に直列に接続されており、互いにその基準 電位が異なるため、励磁回路3と出力回路7との間にアイソレーション回路9を 設けている。
【0012】 なお、アイソレーション回路8は、ケーブルL2のラインが点線矢印で示され るように接地して使用される場合(ユーザによって接地して使用される場合と接 地されない場合とがある)、2点接地となって回路内を不安定な電流が流れ出力 が安定しなくなることを避けるため、信号起電力検出回路6と出力回路7との間 に設けている。
【0013】 次に、この2線式電磁流量計100の動作について説明する。直流電源8から の電源の供給を受けて、定電圧源3−1よび定電源・定電流出力回路7−3は、 それぞれ所定の定電圧を生成する。定電源・定電流出力回路7−3の生成する定 電圧は、信号増幅回路6−2,CPU7−1,D/A変換器7−2,アイソレー ション回路8および9へ与えられる。なお、図において、定電源・定電流出力回 路7−3での定電圧生成部、および各回路への定電圧の供給ラインは省略してい る。
【0014】 電圧の供給を受けて、CPU7−1は、アイソレーション回路9の第1のアイ ソレーション部9−1を所定の周波数で駆動する。これにより、インバータ3ー 5を介して励磁電流スイッチング回路3−3が駆動され、励磁コイル2へ所定の 周波数で矩形波状の励磁電流が流れる。すなわち、CPU7−1からアイソレー ションされた指令が励磁回路3へ送られ、この指令によって決定される周波数で 励磁コイル2へ励磁電流が流れる。この励磁電流の大きさは、定電流回路3−2 によって決定され、本実施例においてはほゞ4mAとされる。
【0015】 励磁コイル2へ所定の周波数で励磁電流が流れると測定管1内に交流磁界が発 生する。これにより、電極4a,4b間に流速と磁界との相互作用により信号起 電力が生じ、これが信号起電力検出回路6で検出される。この検出される信号起 電力はアイソレーション回路8を介してCPU7−1へ送られる。CPU7−1 は、送られてくる信号起電力に基づいて所定の演算処理により計測値を求め、こ の求めた計測値をD/A変換器7−2を介して定電源・定電流出力回路7−3へ 送る。定電源・定電流出力回路7−3は、電流出力ループに流れる電流を調整し 、CPU7−1から送られてくる計測値に応じた4〜20mA範囲の値とする。
【0016】 ここで、励磁コイル2が断線した場合を想定してみる。励磁コイル2が断線す ると、励磁電流が流れなくなるため、定電流回路3−2において、その抵抗R3 とトランジスタQ1のエミッタとの接続点の電位が「L」レベルとなる。このた め、励磁コイル断線検出回路3−4において、コンパレータCP1の出力が「L 」レベルとなり、それまで励磁コイル2へ流れていた励磁電流がアイソレーショ ン回路9−2の発光ダイオードD2へ流れる。これによって、励磁コイル2が断 線した旨の情報(断線検出結果)が、アイソレーションしてCPU7−1へ伝送 されるものとなる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように本考案によれば、励磁コイルの断線を検 出した場合、励磁コイルへ流れていた励磁電流(不要となる励磁電流)を利用し 、その断線検出結果をアイソレーションして制御部へ伝送するようにしたので、 アイソレーション電流を励磁電流とは別に確保する必要がなくなり、励磁電流を 減少させることなく、すなわち流量計測を不安定とすることなく、励磁コイルの 断線を検出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す2線式電磁流量計のブ
ロック回路構成図である。
【符号の説明】
1 測定管 2 励磁コイル 3 励磁回路 3−2 定電流回路 3−3 励磁電流スイッチング回路 3−4 励磁コイル断線検出回路 4a,4b 検出電極 6 信号起電力検出回路 7 出力回路 7−1 CPU 9 アイソレーション回路 9−1 第1のアイソレーション部 9−2 第2のアイソレーション部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
    てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
    ルと、制御部よりアイソレーションして伝送されてくる
    指令によって決定される周波数で前記励磁コイルへ所定
    の大きさの励磁電流を供給する励磁回路とを備えた2線
    式電磁流量計において、 前記励磁コイルの断線を検出する断線検出回路と、 この断線検出回路が断線を検出した場合、前記励磁コイ
    ルへ流れていた励磁電流を利用し、その断線検出結果を
    アイソレーションして前記制御部へ伝送するアイソレー
    ション回路とを備えたことを特徴とする2線式電磁流量
    計。
JP1504193U 1993-03-08 1993-03-08 2線式電磁流量計 Pending JPH0669744U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016532085A (ja) * 2013-09-26 2016-10-13 ローズマウント インコーポレイテッド 絶縁されており電力スカベンジング型である本質安全パルス出力回路を用いた産業プロセス変数伝送器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016532085A (ja) * 2013-09-26 2016-10-13 ローズマウント インコーポレイテッド 絶縁されており電力スカベンジング型である本質安全パルス出力回路を用いた産業プロセス変数伝送器

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