JPH0668658U - 掃除機のパイプ及びノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来は、掃除中に家具と壁あるいは家具どう
しの隙間部分や部屋のコーナー等の角部を掃除する際に
は、掃除機の先端のノズルを取り替えて掃除しなければ
ならず、煩雑でかつ疲労が多くしかも腰を屈めたり伸ば
したりを頻繁に行うため腰痛の一因になっていた。 【構成】 掃除機のパイプ本体ないしはホースに連設し
たパイプ接続部に常時補助パイプを取り付けておき、必
要に応じて補助パイプを取り外して使うようにすること
によって掃除中の疲労と腰痛を軽減することができた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は吸引掃除機の改良に係り、特に掃除機のパイプ及びノズルの改良に関 する。

【０００２】

【従来の技術】

吸引掃除機は一般に、吸引力を発生するモーター部と吸引した塵芥を収納する 収納部を一体にした掃除機本体と、該掃除機本体に延設したホースと、該ホース に連結するパイプと、該パイプに連結するノズルとから構成されている場合が多 い。

【０００３】 このような構成の掃除機において、掃除を行う際に目的に応じたノズルを取り 替えたり、時にはパイプを取り外してホースに直接ノズルを連結する等して畳、 床、絨毯、広所、狭所、高所等に対応していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の掃除機では、掃除中に家具と壁あるいは家具どうしの隙間部分や部 屋のコーナー等の角部を掃除する際には、先端のノズルを取り替えて掃除しなけ ればならず、ノズル取り替えの煩雑さから隙間や角部を後回しにしてしまい、そ の結果は後で忘れてしまうことがしばしば生ずるものであった。かつ隙間や角部 は以外に多くノズルの取り替え頻度も多くならざるを得ないのが従来の掃除機で あった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案では、掃除機のパイプ本体ないしはホースに連設したパイプ接続 部に常時補助パイプを取り付けておき、必要に応じて補助パイプを取り外して使 うようにしたもので、その構成は次のとおりである。すなわち、モーターを収納 した掃除機本体と、掃除機本体に必要に応じて可撓性のホースを介して連結され るパイプ本体と、パイプ本体に着脱可能に連結されるノズルアタッチメントとか ら成る掃除機で、パイプ本体ないしはホースに連設したパイプ接続部から分岐す る補助ホースと、補助ホースに連結した補助パイプと、補助パイプに一体にまた は着脱可能に連結するノズルと、吸引経路をパイプ本体と補助パイプの何れかに 選択的に切り替える弁とで構成して成るものである。

【０００６】

【実施例】

以下図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図１は本考案の実施例を示す外観斜視図で、１はパイプ接続部であって一方は ホース本体８に連結され他方はパイプ本体１０に連結してある。パイプ本体１０ の先端にはノズル９を連結してなる。２は補助パイプであってパイプ接続部１と は補助ホース５で連結され、パイプ接続部１に連設された受け具３に係止されて なる。図２は補助ホース５並びに補助パイプ２をパイプ本体１に連結した実施例 であり、ホース本体８と分離可能に構成したものである。

【０００７】 図３ないし図８は補助ホース５とパイプ接続部１とに吸入経路を切り替える弁 機構を示したものである。弁体４は軸１２に固定され軸１２の回動によって図４ のように補助ホース５側を閉塞したりパイプ接続部１側を閉塞したり選択できる ように構成してある。軸１２はパイプ接続部１に回動可能に支承されかつレバー ７に固定されている。

【０００８】 受け具３は支軸１１でレバー７に回動可能に支承されており、パイプ接続部１ と離れて回動できるように構成されている。６はパイプ接続部１から延設したレ バー受け具であって軸１２を回動可能に支持している。

【０００９】 さて、通常のパイプ本体１０とノズル９とを用いた掃除の際は、図３乃至図５ に示すように弁４は補助ホース５側に倒されており、補助ホース５が閉塞状態に あり、掃除機本体（図示せず）はホース本体８及びパイプ接続部１を介してパイ プ本体１０に連通しており、従来の掃除機と同様にノズル９から塵等を効果的に 吸引するものである。このとき、補助パイプ２並びに受け具３は図４及び図５に 示すようにパイプ接続部１の脇に沿った位置に配置されている。

【００１０】 次に、狭所や隅部を掃除する際は、補助パイプ２及び受け具３を一体に上方に 引き上げて図４，５の状態から図６，７の状態にする。このとき、受け具３の回 動に伴ってレバー７と弁４が一体となって回動し弁４がパイプ接続部１を閉塞す る位置に係止される。この状態を示したのが図６であって、弁４はパイプ接続部 １を閉塞して、掃除機本体（図示せず）はホース本体８を介して補助ホース５に 連通し補助パイプ２を通して先端の補助ノズル２０から狭所や隅部の塵等を効果 的に吸引することができるものである。

【００１１】 補助パイプ２は補助ノズル２０と一体に形成されたものも利用可能であり、目 的と状況に合わせて一体型及び分離型を選択的に適用し得るものである。また、 図２に示すように補助ホース５との接続部をパイプ本体１０に設けることによっ て、従来の掃除機のアタッチメントとして利用し得るもので、追加部品としても 販売し得るものである。

【００１２】

【考案の効果】

以上詳述したように本考案によれば、掃除機のパイプ先端のノズルを取り替え ることなく簡単なレバー操作で狭所用ノズルを使用でき、しかも立位のままで操 作できるため掃除の際の疲労の軽減と腰痛等の防止を達成することができるもの で、極めて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の外観斜視図

【図２】別の実施例の外観斜視図

【図３】図１または図２の要部の平面図

【図４】図３の側面図

【図５】図４の要部断面図

【図６】図４の別の状態を示す図

【図７】図６の要部断面図

【符号の説明】

１ パイプ接続部 ２ 補助パイプ ３ 受け具 ４ 弁 ５ 補助ホース ６ レバー受け具 ７ レバー ８ ホース本体 ９ ノズル １０ パイプ本体 １１ 支軸 １２ 軸 ２０ 補助ノズル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 モーターを収納した掃除機本体と、掃
   除機本体に必要に応じて可撓性のホースを介して連結さ
   れるパイプ本体と、パイプ本体に着脱可能に連結される
   ノズルアタッチメントとから成る掃除機で、パイプ本体
   ないしはホースに連設したパイプ接続部から分岐する補
   助ホースと、補助ホースに連結した補助パイプと、補助
   パイプに一体にまたは着脱可能に連結するノズルと、吸
   引経路をパイプ本体と補助パイプの何れかに選択的に切
   り替える弁とで構成して成る掃除機のパイプ及びノズ
   ル。