JPH0667778B2 - 溶融滓の自動吹製方法 - Google Patents
溶融滓の自動吹製方法Info
- Publication number
- JPH0667778B2 JPH0667778B2 JP19261186A JP19261186A JPH0667778B2 JP H0667778 B2 JPH0667778 B2 JP H0667778B2 JP 19261186 A JP19261186 A JP 19261186A JP 19261186 A JP19261186 A JP 19261186A JP H0667778 B2 JPH0667778 B2 JP H0667778B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- molten slag
- granulation
- slag
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は鉱石の精錬工程で発生する溶融滓の処理方法
に関するものである。
に関するものである。
(従来の技術) 従来、溶融滓の吹製処理において溶融滓流量に応じて適
切な気−液比が存在するにもかかわらず、溶融滓流量が
測定困難なため目視による流量推定か又は特開昭59−
21552号公報に示されるように吹製後の粒子飛翔状
態を見て飛翔角度が定になるように吹製流体の量を制御
していた。また、吹製部横方向から粒化直後の粒子が放
射する熱量を測定し、その熱量と比例的に溶融滓流量を
推定する方式もあるが、溶融滓の温度、粒子の飛び方等
により熱流量と溶融滓流量が必ずしも比例的とならず、
その推定値のバラツキは±30%程度と不良であつた。
切な気−液比が存在するにもかかわらず、溶融滓流量が
測定困難なため目視による流量推定か又は特開昭59−
21552号公報に示されるように吹製後の粒子飛翔状
態を見て飛翔角度が定になるように吹製流体の量を制御
していた。また、吹製部横方向から粒化直後の粒子が放
射する熱量を測定し、その熱量と比例的に溶融滓流量を
推定する方式もあるが、溶融滓の温度、粒子の飛び方等
により熱流量と溶融滓流量が必ずしも比例的とならず、
その推定値のバラツキは±30%程度と不良であつた。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、造粒時点で溶融滓流量を即時にしかも精度
良く推定し、最適の吹製気−液比で溶融滓を噴霧粒化す
る方法を提供することを目的としている。
良く推定し、最適の吹製気−液比で溶融滓を噴霧粒化す
る方法を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨は、溶融滓を気体で噴霧粒化するに際し、
粒化直後の粒子の放射熱量と秤量器まで搬送された冷却
固化後の粒滓の流量を連続的に測定するとともに、造粒
後の経過時間から固化粒滓の造粒時点での溶融滓流量を
推定し、この推定した溶融滓流量と溶融滓流量に対応す
る造粒直後の粒子の放射熱量の関係を演算し、この演算
した関係式にもとづいて造粒直後の粒子の放射熱量から
造粒中の溶融滓流量を直ちに計算し、この算出した溶融
滓流量に対応して予め設定した気−液比になるように吹
製用気体の流量を制御することを特徴とする溶融滓の自
動吹製方法である。
粒化直後の粒子の放射熱量と秤量器まで搬送された冷却
固化後の粒滓の流量を連続的に測定するとともに、造粒
後の経過時間から固化粒滓の造粒時点での溶融滓流量を
推定し、この推定した溶融滓流量と溶融滓流量に対応す
る造粒直後の粒子の放射熱量の関係を演算し、この演算
した関係式にもとづいて造粒直後の粒子の放射熱量から
造粒中の溶融滓流量を直ちに計算し、この算出した溶融
滓流量に対応して予め設定した気−液比になるように吹
製用気体の流量を制御することを特徴とする溶融滓の自
動吹製方法である。
(作用、実施例) 以下、この発明を図面に示す実施例にもとづいて説明す
る。
る。
第1図はこの発明を実施するための造粒設備の例の全体
図である。
図である。
図中5は造粒を行う風洞で、その側部に溶融滓を風洞内
に導入する樋1が接続され、その樋先端2は風洞5内に
突出されており、その下方に溶融滓を粒化するために使
用する流体噴射用のノズル3が配置されている。
に導入する樋1が接続され、その樋先端2は風洞5内に
突出されており、その下方に溶融滓を粒化するために使
用する流体噴射用のノズル3が配置されている。
また、風洞5の長手方向内部側壁に造粒直後の粒子の放
射熱を測定するために熱流量計4が配置されている。
射熱を測定するために熱流量計4が配置されている。
また、風洞5の底部には冷却空気6を吹き込めるように
冷却用空気噴射口と、粒化、冷却後の粒子を取り出すた
めのシュート8を設け、その下方にはシュート8より取
り出した造粒滓を搬送するための搬送機9と搬送機の先
端下方に秤量器10が配置されている。
冷却用空気噴射口と、粒化、冷却後の粒子を取り出すた
めのシュート8を設け、その下方にはシュート8より取
り出した造粒滓を搬送するための搬送機9と搬送機の先
端下方に秤量器10が配置されている。
さらにこれらの装置とともに演算・制御装置20が配置
され、この演算・制御装置20は熱流量計4、秤量器1
0、及び流体噴射用のノズル3へ流体を供給する系路に
設けた流量調整弁22と接続されている。
され、この演算・制御装置20は熱流量計4、秤量器1
0、及び流体噴射用のノズル3へ流体を供給する系路に
設けた流量調整弁22と接続されている。
次に第1図によつて本発明の方法を説明する。
樋1によつて導入され、樋先端2から流下した溶融滓は
ノズル3から噴射する気体により噴霧粒下される。この
時熱流量計4により粒化直後の高温飛翔粒子群が放射す
る熱量を連続的に測定し、測定結果を信号として演算・
制御装置20に送り、ここで記憶される。
ノズル3から噴射する気体により噴霧粒下される。この
時熱流量計4により粒化直後の高温飛翔粒子群が放射す
る熱量を連続的に測定し、測定結果を信号として演算・
制御装置20に送り、ここで記憶される。
粒化された高温粒子は風洞5の下部から吹き込まれる冷
却空気6により冷却される。冷却後、風洞5下部に設け
たシュート8を通つて排出された粒子は搬送機9によつ
て秤量器10へ搬送され、固化後の粒滓の流量を測定す
る。
却空気6により冷却される。冷却後、風洞5下部に設け
たシュート8を通つて排出された粒子は搬送機9によつ
て秤量器10へ搬送され、固化後の粒滓の流量を測定す
る。
秤量器10で測定された結果は信号として演算制御装置
20に送られ、ここで造粒後の経過時間分だけ以前の熱
流量計4の測定信号と対比され、造粒後の経過時間分だ
け前の時刻(即ち造粒時点)での熱流量と溶融滓流量の
相対関係が演算される。得られたこの関係式に現時刻で
の熱流量信号を入力することで現時刻で造粒中の溶融状
態の滓流量が精度よく即時に計算される。
20に送られ、ここで造粒後の経過時間分だけ以前の熱
流量計4の測定信号と対比され、造粒後の経過時間分だ
け前の時刻(即ち造粒時点)での熱流量と溶融滓流量の
相対関係が演算される。得られたこの関係式に現時刻で
の熱流量信号を入力することで現時刻で造粒中の溶融状
態の滓流量が精度よく即時に計算される。
これらの造粒点からの時間遅れ処理および熱流量と溶融
滓流量の相対関係式演算は演算・制御装置20で行われ
る。ここで得られた現時刻での溶融滓流量にたいし予め
設定した適正な気−液比になるように演算・制御装置2
0によつてノズル3へ供給する気体流量を流量調整弁2
2を介して制御する。
滓流量の相対関係式演算は演算・制御装置20で行われ
る。ここで得られた現時刻での溶融滓流量にたいし予め
設定した適正な気−液比になるように演算・制御装置2
0によつてノズル3へ供給する気体流量を流量調整弁2
2を介して制御する。
第2、3図は秤量器の例である。第2図は秤量器にロー
ドセルを用いる場合で、ほっツパ11にスイングダンパ
13により粒子を導き、ホツパ11を含めた全体重量の
変化をロードセル14で測定し、粒滓の流量として検出
する。
ドセルを用いる場合で、ほっツパ11にスイングダンパ
13により粒子を導き、ホツパ11を含めた全体重量の
変化をロードセル14で測定し、粒滓の流量として検出
する。
ホツパ11が満量になつたことをロードセル14で検知
するとスイングダンパ13が切り替わり、ホツパ12に
粒子が投入され、ロードセル15で粒滓流量が検出され
る。ホツパ12に粒子が投入されている間にホツパ11
下部に設けた切出し装置16で搬送装置17に粒子が払
いだされる。ホツパ11、12をこのように順次切り換
えて使用することにより、粒滓は連続的に流量を測定さ
れる。
するとスイングダンパ13が切り替わり、ホツパ12に
粒子が投入され、ロードセル15で粒滓流量が検出され
る。ホツパ12に粒子が投入されている間にホツパ11
下部に設けた切出し装置16で搬送装置17に粒子が払
いだされる。ホツパ11、12をこのように順次切り換
えて使用することにより、粒滓は連続的に流量を測定さ
れる。
第3図はコンベアスケールを用いた場合で、搬送機9か
ら落下した粒がコンベアスケール19で連続的に秤量さ
れる。
ら落下した粒がコンベアスケール19で連続的に秤量さ
れる。
(発明の効果) この発明により溶融滓流量が造粒時点で精度良く推定で
き、適切な気−液比で吹製することによつて、低気−液
比の場合の粒子粗大化による粒子の冷却不足がなくな
り、又、高気−液比の場合のウール発生による製品歩留
りの低下や設備へのウール付着による操業障害がなくな
る。
き、適切な気−液比で吹製することによつて、低気−液
比の場合の粒子粗大化による粒子の冷却不足がなくな
り、又、高気−液比の場合のウール発生による製品歩留
りの低下や設備へのウール付着による操業障害がなくな
る。
第1図は本発明を実施するための造粒設備の一例の全体
を示す図、第2図と第3図は固化粒滓の秤量器の例を示
す図である。 1…樋、2…樋先端、3…ノズル、4…熱流量計、5…
風洞、6…冷却空気、8…シュート、9…搬送機、10
…秤量器、11…ホツパ、12…ホツパ、13…スイン
グダンパ、14…ロードセル、15…ロードセル、16
…切出し装置、17…搬送装置、18…切出し装置、1
9…コンベアスケール、20…演算・制御装置、22…
流量調整弁。
を示す図、第2図と第3図は固化粒滓の秤量器の例を示
す図である。 1…樋、2…樋先端、3…ノズル、4…熱流量計、5…
風洞、6…冷却空気、8…シュート、9…搬送機、10
…秤量器、11…ホツパ、12…ホツパ、13…スイン
グダンパ、14…ロードセル、15…ロードセル、16
…切出し装置、17…搬送装置、18…切出し装置、1
9…コンベアスケール、20…演算・制御装置、22…
流量調整弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 路晤 福岡県北九州市八幡東区枝光1−1−1 新日本製鐵株式会社第三技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】溶融滓を気体で噴霧粒化するに際し、粒化
直後の粒子の放射熱量と秤量器まで搬送された冷却固化
後の粒滓の流量を連続的に測定するとともに、造粒後の
経過時間から固化粒滓の造粒時点での溶融滓流量を推定
し、この推定した溶融滓流量と溶融滓流量に対応する造
粒直後の粒子の放射熱量の関係を演算し、この演算した
関係式にもとづいて造粒直後の粒子の放射熱量から造粒
中の溶融滓流量を計算し、この算出した溶融滓流量に対
応して予め設定した気−液比になるように吹製用気体の
流量を制御することを特徴とする溶融滓の自動吹製方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19261186A JPH0667778B2 (ja) | 1986-08-18 | 1986-08-18 | 溶融滓の自動吹製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19261186A JPH0667778B2 (ja) | 1986-08-18 | 1986-08-18 | 溶融滓の自動吹製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6350352A JPS6350352A (ja) | 1988-03-03 |
JPH0667778B2 true JPH0667778B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=16294138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19261186A Expired - Lifetime JPH0667778B2 (ja) | 1986-08-18 | 1986-08-18 | 溶融滓の自動吹製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667778B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5762264A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-15 | Nippon Chemiphar Co Ltd | N-acylcarnosine aluminum salt and its preparation |
JPS5762263A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-15 | Nippon Chemiphar Co Ltd | N-acylcarnosine aluminum salt and its preparation |
JP5505801B2 (ja) * | 2010-09-10 | 2014-05-28 | 新日鐵住金株式会社 | 高温スラグの処理方法 |
-
1986
- 1986-08-18 JP JP19261186A patent/JPH0667778B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6350352A (ja) | 1988-03-03 |
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