JPH0666561B2 - 平面交差回路 - Google Patents
平面交差回路Info
- Publication number
- JPH0666561B2 JPH0666561B2 JP61219178A JP21917886A JPH0666561B2 JP H0666561 B2 JPH0666561 B2 JP H0666561B2 JP 61219178 A JP61219178 A JP 61219178A JP 21917886 A JP21917886 A JP 21917886A JP H0666561 B2 JPH0666561 B2 JP H0666561B2
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- lines
- line
- circuit
- terminals
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマイクロ波集積回路に適する平面交差回路に関
するものである。
するものである。
第２図は従来の交差回路の例を示す図であって、１〜４
は信号端子、11および12はマイクロストリップ線路を表
わしており、13は絶縁体を介して交差する立体交差部を
示している。
は信号端子、11および12はマイクロストリップ線路を表
わしており、13は絶縁体を介して交差する立体交差部を
示している。
第２図において、端子１から入った信号はマイクロスト
リップ線路11を伝播して端子４に出力されるが、交差部
13における線路間の浮遊容量により信号の一部がマイク
ロストリップ線路12に漏洩して端子２および３に出力さ
れる。
リップ線路11を伝播して端子４に出力されるが、交差部
13における線路間の浮遊容量により信号の一部がマイク
ロストリップ線路12に漏洩して端子２および３に出力さ
れる。
上述したような従来の交差回路においては、交差部が立
体的であるため、回路製作プロセスが複雑であり、か
つ、機械的強度、耐振性が劣るという欠点があり、ま
た、２本の線路間に結合が生じ高アイソレーションを得
ることができないという欠点もあった。
体的であるため、回路製作プロセスが複雑であり、か
つ、機械的強度、耐振性が劣るという欠点があり、ま
た、２本の線路間に結合が生じ高アイソレーションを得
ることができないという欠点もあった。
本発明はこのような欠点の無い、マイクロ波平面回路に
適した交差回路を提供することを目的としている。
適した交差回路を提供することを目的としている。
本発明によれば上述の目的は前記特許請求の範囲に記載
した手段により達成される。
した手段により達成される。
すなわち、本発明による平面交差回路は、半波長あるい
はその奇数倍の長さの線路６本を用いて信号端子間を結
ぶことを特徴とするもので、従来必要であった立体交差
部が下要であることから、一平面構造で交差回路を構成
し得ることが従来の回路と異なる点である。
はその奇数倍の長さの線路６本を用いて信号端子間を結
ぶことを特徴とするもので、従来必要であった立体交差
部が下要であることから、一平面構造で交差回路を構成
し得ることが従来の回路と異なる点である。
第１図は本発明の一実施例を示す図であって、１〜４は
信号端子、５〜10はそれぞれ半波長の線路を表わしてい
る。
信号端子、５〜10はそれぞれ半波長の線路を表わしてい
る。
線路９は、線路７と線路８の中点どうしを結んでいる。
同様に、線路10は、線路５と線路６の中点どうしを結ん
でいる。さらに、線路９と線路10は互いに他を二等分し
て交わっている。線路５〜線路８は特性インピーダンス
が等しく、これをZaとする。線路９と線路10は特性イン
ピーダンスが等しく、これをZbとする。
同様に、線路10は、線路５と線路６の中点どうしを結ん
でいる。さらに、線路９と線路10は互いに他を二等分し
て交わっている。線路５〜線路８は特性インピーダンス
が等しく、これをZaとする。線路９と線路10は特性イン
ピーダンスが等しく、これをZbとする。
一般に、特性インピーダンスＺの１／４波長線路を二端
子対網とみなした場合のアドミタンス行列は、 である。ここでｊは虚数単位である。
子対網とみなした場合のアドミタンス行列は、 である。ここでｊは虚数単位である。
端子１〜４における信号電圧をそれぞれV1,V2,V3,V4と
する。また、半波長線路５〜８の中点の信号電圧をそれ
ぞれV5〜V8とし、半波長線路９と10の二等分交点の信号
電圧をV9とする。
する。また、半波長線路５〜８の中点の信号電圧をそれ
ぞれV5〜V8とし、半波長線路９と10の二等分交点の信号
電圧をV9とする。
これら９節点においてキルヒホッフの第１法則を適用
し、12本の枝に式（１）を適用すると、９元連立方程
式、 を得る。ここでI1〜I4はそれぞれ端子１〜４から流れ込
む信号電流である。この９元連立方程式からV5〜V9を消
去すると、 V4＝V1 ……（11） V3＝V2 ……（12） I4＝−I1 ……（13） I3＝−I2 ……（14） を得る。
し、12本の枝に式（１）を適用すると、９元連立方程
式、 を得る。ここでI1〜I4はそれぞれ端子１〜４から流れ込
む信号電流である。この９元連立方程式からV5〜V9を消
去すると、 V4＝V1 ……（11） V3＝V2 ……（12） I4＝−I1 ……（13） I3＝−I2 ……（14） を得る。
したがって、端子４の電圧は端子２と端子３の電圧に関
係なく端子１の電圧に等しく、端子４から流出する電流
は端子２と端子３に流入する電流に関係なく端子１に流
入する電流に等しい。
係なく端子１の電圧に等しく、端子４から流出する電流
は端子２と端子３に流入する電流に関係なく端子１に流
入する電流に等しい。
すなわち、ある端子から入力された信号電力は全て対角
の端子に出力され、隣り合う端子間には結合が生じな
い。また、ここで得た式（11）〜（14）には半波長線路
５〜10の特性インピーダンスZa,Zbならびに信号源イン
ピーダンスが含まれていない。
の端子に出力され、隣り合う端子間には結合が生じな
い。また、ここで得た式（11）〜（14）には半波長線路
５〜10の特性インピーダンスZa,Zbならびに信号源イン
ピーダンスが含まれていない。
すなわち、本回路は線路の特性インピーダンスにかかわ
りなく任意の信号源インピーダンスに対して整合する。
このようにして、本回路は交差回路として動作する。
りなく任意の信号源インピーダンスに対して整合する。
このようにして、本回路は交差回路として動作する。
なお、第１図においては各線路が互いに直交する場合に
ついて示しているが、本発明は、これに限るものではな
く、線路５、６、７、８が等しいインピーダンスである
こと、線路９と10とが等しいインピーダンスであるこ
と、線路10は線路５、６それぞれの中点間を結んでいる
こと、線路９と線路７、８それぞれの中点間を結んでい
ること、線路５〜０の長さが総て等しくそれが半波長か
その奇数倍であることさえ満足すれば良い。
ついて示しているが、本発明は、これに限るものではな
く、線路５、６、７、８が等しいインピーダンスである
こと、線路９と10とが等しいインピーダンスであるこ
と、線路10は線路５、６それぞれの中点間を結んでいる
こと、線路９と線路７、８それぞれの中点間を結んでい
ること、線路５〜０の長さが総て等しくそれが半波長か
その奇数倍であることさえ満足すれば良い。
例えば、菱形や、線路の一部が曲線である形状を採るこ
とも可能である。
とも可能である。
以上説明したように、本発明の回路は、任意の信号源イ
ンピーダンスに対して交差回路として動作する。
ンピーダンスに対して交差回路として動作する。
また、一平面の構造であるので、回路製作が容易であ
り、かつ、機械的強度、耐振性が優れている。さらに、
交差線路間の浮遊容量に起因するアイソレーションの劣
化がないという利点を有する。
り、かつ、機械的強度、耐振性が優れている。さらに、
交差線路間の浮遊容量に起因するアイソレーションの劣
化がないという利点を有する。
第１図は本発明平面交差回路の一実施例を示す図、第２
図は従来の交差回路の例を示す図である。 1,2,3,4……信号端子、5,6,7,8,9,10……線路、11,12…
…マイクロストリップ線路、13……立体交差部
図は従来の交差回路の例を示す図である。 1,2,3,4……信号端子、5,6,7,8,9,10……線路、11,12…
…マイクロストリップ線路、13……立体交差部
Claims (1)
- 【請求項１】４つの端子を有し、これら４端子のうち隣
り合う端子（１）と端子（２）、端子（２）と端子
（４）、端子（１）と端子（３）、端子（３）と端子
（４）を、それぞれ、特性インピーダンスが等しく長さ
がλ（2N＋１）／２である線路（但し、λは波長、Ｎは
０または正の整数である。以下の記載におけるλ、Ｎに
ついても同様である。）で結ぶとともに、これら４本の
線路の内の向かい合う２本の線路の中点どうしを、互い
に他を二等分して交わる２本の特性インピーダンスが等
しく長さがλ（2N＋１）／２である線路で結ぶことを特
徴とする平面交差回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61219178A JPH0666561B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 平面交差回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61219178A JPH0666561B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 平面交差回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6376502A JPS6376502A (ja) | 1988-04-06 |
| JPH0666561B2 true JPH0666561B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=16731421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61219178A Expired - Fee Related JPH0666561B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 平面交差回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666561B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0738301A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-07 | Nec Corp | ストリップ線路の交差回路 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP61219178A patent/JPH0666561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 電子情報通信学会創立７０周年記念総合全国大会講演論文集，Ｐ３−２４３，「マイクロストリップ平面交差回路」，昭和６２年３月 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6376502A (ja) | 1988-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |