JPH0665108A - アルカン類の二量化及び/又は脱水素化 - Google Patents

アルカン類の二量化及び/又は脱水素化

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JPH0665108A
JPH0665108A JP5170961A JP17096193A JPH0665108A JP H0665108 A JPH0665108 A JP H0665108A JP 5170961 A JP5170961 A JP 5170961A JP 17096193 A JP17096193 A JP 17096193A JP H0665108 A JPH0665108 A JP H0665108A
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barium
metal
hydrocarbon
peroxide
branched chain
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JP5170961A
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Vincent A Durante
エイ. ドュランテ ビンセント
James E Lyons
イ−. リヨンス ジェ−ムス
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Sunoco Inc R&M
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Sunoco Inc R&M
Sun Co Inc R&M
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C5/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
    • C07C5/42Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by dehydrogenation with a hydrogen acceptor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/76Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by condensation of hydrocarbons with partial elimination of hydrogen
    • C07C2/82Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by condensation of hydrocarbons with partial elimination of hydrogen oxidative coupling

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はC3-4炭化水素の二量化方法
及び脱水素化方法の提供である。 【構成】 3又は4個の炭素原子を有する炭化水素を、
酸化的に二量化するのに、又は脱水素化するのに、過酸
化バリウム酸化剤を、周期率表の第I、III、IV、V、V
II又はVIII族の遷移金属又はそれらの化合物と共に、化
学量論試薬として使用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルカン類の二量化及び
/又は脱水素化に関する。
【0002】
【従来の技術】1991年12月17日に発行された我々の米国
特許5,073,664において、再生可能な化学量論的な試
薬、過酸化バリウム上で低温においてアルカンを結合す
る方法が開示され、特許請求されている。我々はここに
おいて遷移金属錯体又は塩を入れることによってその過
酸化物を修正することによって、過酸化物にわずか1重
量%水準の遷移金属しか加えてないにもかかわらず、反
応性が有意義に変更されることを発見した。加える金属
の選択に依存して新たな反応も発見された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メタンを酸化的に結合
してエタン及びエチレンを与えることは過去20年間に
わたり広く研究されてきた。この目的のための触媒とし
ては、中でもPbO、MnO、LiO/MgO及びその他大勢などの
還元可能な金属酸化物が存在する。これらは促進剤と共
に又は促進剤なしで使用される。方法に必要とされる温
度は通常は650℃を越え、この温度はプロパン及びブ
タンのイソパラフィン二量体が熱的に分解する450℃
の温度よりもずっと上である。
【0004】オツカ等のJournal of Catalysis (1990)
121-122頁において375℃で過酸化ナトリウム上での
化学量論的な嫌気的反応中で低収率においてプロパン結
合が起ることが示されている。しかし分子状酸素で還元
されたナトリウム生成物を再生することは困難である。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明に従って、分子中に3又
は4個の炭素原子を有する炭化水素を酸化的に二量化さ
せ過酸化バリウムを酸化バリウム又は他の副生物に還元
するのに十分な温度で、過酸化バリウム酸化剤と添加さ
れた遷移金属又はその化合物とからなる試薬と、反応帯
域中で接触させることによって、分子中に3つ又は4つ
の炭素原子を有する炭化水素が酸化的に二量化され、次
にその炭化水素の分枝鎖二量体及び主として酸化バリウ
ム及び該金属又はその化合物からなる還元された試薬が
反応帯域から回収され、そして還元されたバリウム種が
試薬を再生するために酸化される。
【0006】酸化的な二量化における反応温度は200
〜450℃、好ましくは250〜400℃、より好まし
くは300〜400℃である。反応は液相又は気相中
で、好ましくは気相中で0〜2,000psig、好ましくは4
00〜1,200psigで行なうことができる。温度は処理の
設定及び原料に依存して変化するが、必要な最小温度は
容易に決定できる。
【0007】本発明の別の具体例で、分子中に3又は4
個の炭素原子を有する炭化水素を脱水素化し過酸化バリ
ウムを酸化バリウム又は他の種に還元するのに十分な温
度で過酸化バリウム酸化剤と添加された遷移金属又はそ
の化合物とからなる試薬と反応帯域中で接触させること
によりその炭化水素が脱水素化され、次に脱水素化され
た炭化水素、及び主として酸化バリウムと添加された金
属又はその化合物とからなる還元された試薬が反応帯域
から回収され、そして還元された試薬中の還元されたバ
リウム種が試薬を再生するために酸化される。
【0008】この具体例での反応温度は200〜650
℃、好ましくは250〜450℃、より好ましくは30
0〜400℃である。反応は0〜2,000psig、好ましく
は400〜1,200psigで液相又は気相中で行なうことが
できる。
【0009】炭化水素仕込み物の一部の二量化と仕込み
物の別の部分の脱水素化を酸化的に同時に行なうことが
可能である。そのような場合には3又は4個の炭素原子
を分子中に有する炭化水素が、酸化的に仕込み物の一部
を二量化しそして仕込み物の別の部分を脱水素化しかつ
過酸化バリウムを酸化バリウムに還元するのに十分な温
度で、過酸化バリウム酸化剤と遷移金属又はその化合物
とからなる試薬と反応帯域中で接触させられ、次に分枝
鎖二量体、脱水素化炭化水素、及び主として酸化バリウ
ムと添加された金属又はその化合物とからなる還元され
た試薬が反応帯域から回収され、そして還元されたバリ
ウム試薬が試薬を再生するために酸化される。この具体
例の温度及び圧力は一般に上の酸化的な二量化具体例に
対するものと同じである。
【0010】過酸化バリウムは市販品であり容易に入手
できる。これは500〜600℃で空気又は酸素中でバ
リウム又は酸化バリウムを直接燃焼させることによって
造ることが出来る。このため過酸化バリウムBaO2から形
成されるより低いバリウムのオキサイド類は、本発明の
酸化的な二量化及び/又は脱水素化中で、過酸化バリウ
ムに容易に再生される。
【0011】過酸化バリウムは幾つかの技術で金属でド
−ピングされることができる。予備合成又は購入した過
酸化バリウムは、金属塩又は錯体の水溶液に含浸させる
ことによって金属でド−ピングされ得る。例えば鉄(I
I)テトラフルオロボレ−ト(水性)、硝酸クロム、硝
酸マンガン(II)、多核金属錯体、例えばヘテロポリサ
ン(典型的にはケギン又はド−ソン構造)、又は他の多
核金属種、特に鉄又はルテニウム及び少なくとも一つの
不安定なリガンド(配位子)を含有しているものを使用
できる。それ以外にもバリウムに金属をたしたものは、
共沈殿し続いて濃過酸化水素又は酸素で高温で処理する
ことにより、パ−オキシド類を形成することができる。
変化する量の炭酸バリウム、重炭酸バリウム又は酸化バ
リウムも存在できる。
【0012】
【実施例】イソブタン又はプロパン等のアルカンのパル
スが高圧そして中程度の温度でド−ピングされた過酸化
物上を通過させられる実験が実施された。オンライン分
析系によって、生成物が以下の表1に示される脱水素化
生成物、カップリング生成物、分解(クラッキング)生
成物又は燃焼生成物であることが示された。
【0013】(a) 充填床反応器が等熱的に運転され
る。予備気化された仕込み原料の400ミクロリットル
のパルスが自動バルブを経て流れているHeキャリアガ
ス中に注入される(400ml/分、NTP)。顆粒化オキサ
イド類(18/35メッシュ)が1:1(容量:容量)
でシリカゲル希釈剤と混合される。パルスのプロフィ−
ル及び経時的連続的な成分の同定はオ−プンスプリット
インタ−フェ−スを通じて反応器系に結合された(5ml
/分、He)、低電圧イオン化電流(典型的に12ボル
ト)で運転されるオンラインの4重のマススペクトルメ
−タ−で検出された。詳細な生成物分析及び定量化はH
2分析の為のPdシンブル、バックフラッシュ充填床カ
ラム/TCDデテクタ−(固定ガスの分析用)及び炭化
水素生成物用のキャピラリ−GC/マススペクトロメ−
タ−検出器を含めた3つの独立した多次元GC分析シス
テムに仕込みをするコンピュ−タ−でタイミングを取っ
たサンプリング弁によって流出物のピ−クプロフィ−ル
にそって種々の時点で流出物のスライスを捕えることに
よって実施された。生成物の同定は既知化合物類の保持
時間を確立するためにスパイキングすること、及びコマ
−シャルデ−タ−ベ−ス中のマススペクトルクラッキン
グパタ−ンのライブラリ−とコンピュ−タ−に基づいて
比較することによって達成された。典型的なパスルの投
与量は炭化水素パルスのモル当り62g原子のオキサイ
ドであった。試料は超酸化不純物を除去する為に375
℃で予備処理され、各パルスは続いて典型的には500
℃まで強く保たれた吸着物をさがすためにTPG実験を
行なった。
【0014】(b) 促進された過酸化バリウムを、市販
の顆粒化BaO2をテトラフルオロホウ酸第一鉄(又は
他の金属イオンのBF4 -塩)で適当な水準まで水性含浸
させ、続いて90℃で12時間真空乾燥することによっ
て作った。
【0015】(c) 0.101MPa=14.7 ps
i=1バ−ル。 (d) i−C410仕込み実験に対するC8異性体類;C3
8仕込み実験に対するC6生成物類;CH4実験に対す
るC2生成物類;CH3OH仕込み実験に対するエチレン
グリコ−ル。
【0016】(e) それぞれイソプタン又はプロパン仕
込み原料に対するイソブテン又はプロペン。 (f) イソブタン仕込み物に対しては断片化生成物はプ
ロペン、プロパン、エチレン、エタン、メタンを含み、
プロパン仕込み物に対しては断片化生成物はエチレン、
エタン、メタンを含む。
【0017】(g) 結合生成物異性体は以下のものを含
む。 イソブタン仕込み物 プロパン仕込み物インタ -ナル-インタ-ナル: 2,2,3,3-テトラメチルフ゛タン(30-30) 2,3-シ゛メチルフ゛タン(20-20)インタ -ナル-タ-ミナル : 2,2,4-トリメチルヘ゜ンタン(30-10) 2-メチルヘ゜ンタン(20-10)タ -ミナル-タ-ミナル : 2,5-シ゛メチルヘキサン(10-10) n-ヘキサン(10-10)
【0018】(h) CdOはシリカゲルと共に蒸留され
なかった。 (i) 結合生成物の期待される比率は、異なるC−H型
について相対引抜き率について補正され、一緒にならね
ばならないラジカル中間体における立体的な制限によっ
て影響を受ける組替え率に於ける差異について補正され
た、C−Hの統計的な利用可能性に基づいて計算でき
る。 C-Hの 利用可能性p 文献のq この試験で カップリング 統計的な 及び相対 気相引抜き 実測された 生成物 利用可能性 引抜き率 及び組替え 値 i-C4H10 30-30(i-i) 1 1 1 1 30-10(i-t) 9 0.12 0.38 1.82 10-10(t-t) 81 0.015 0.046 0.14 その他 C8 − − − 0.19 C3H8 20-20(i-i) 1 1 − 1 20-10(i-t) 3 0.04 − 1.36 10-10(t-t) 9 0.0014 − 0.08
【0019】(j) 同じサンプル上の繰返しのパルス。 (k) 主要な断片生成物はプロパンであり、ほんの痕跡
量のCH4が観測された。 (m) 典型的には実験中±3psig。 (n) 典型的には実験の間±2℃。 (o) O2は430〜513℃で脱着される。 (p) E.W.R. Steacie, Atom and Free Radical Reactio
ns, 11巻、レインホルドパブリシッングカンパニ−、ニ
ュ−ヨ−ク、1954年、500頁。 (q) B. deB. ダ−ウェント及びC.A. ウインクラ−、J.
Phys. Chem. (1945)49,150。
【0020】イソブタンをパルスしたときに、1%の鉄
で過酸化バリウムをド−ピングすることは、ド−ピング
していない過酸化バリウムと比較すると、脱水素化選択
性及び総括収率の有意義な向上を生じ、300〜400
℃及び約800psigで炭化酸素類は観測されず、そして
クラッキング生成物は少ししか観測されなかった。対照
的に、1%のCrをBaO2に添加することは脱水素化
選択性の有意義な向上を生じたが、結合(カップリグ)
は生じなかった。Ce及びAgでト−ピングされた試料
も表1に示される。これらの結果は驚くべき事でありこ
の方法がド−ピング剤の選択に依存して脱水素化、又は
カップリングのいずれかにあつらえることができること
を示している。本発明によってつくられるC6及びC8
枝鎖異性体類は自動車燃料において望ましい非芳香族性
高オクタン価成分である。
【0021】表1をさらに参照すると、実験1と実験2
は、酸化カドミウム等の還元可能なオキサイドを使用す
ることは、プロパン仕込み物の痕跡量の結合(カップリ
ング)しか生じないが、有意義な量の脱水素化及びクラ
ッキング生成物を生じることを示している。
【0022】実験3、4及び5はド−ピングしない過酸
化バリウムで398℃及び800psigにおいてプロパン
のカップリングに対する33%の選択性が得られる一
方、それぞれ<501℃及び400℃において、メタン
及びイソブタンではド−ピングしていない過酸化バリウ
ムについては殆ど又は全然活性が存在しないことを示し
ている。
【0023】実験6〜10は1%の鉄でド−ピングされ
た過酸化バリウムがド−ピングされていない過酸化バリ
ウムについての結果と対比してイソブタンのカップリン
グに対する良好な選択性を与え、並びにイソブタンの脱
水素化に対する実質的な活性を与えることを示してい
る。鉄でド−ピングされた過酸化バリウムについての結
果も、仕込み物としてプロパンを用いたド−ピングされ
ていない過酸化バリウムに対するものよりもずっと良い
であろうと予測される。
【0024】実験11は1%のクロムでド−ピングされ
た過酸化バリウムがイソブタンの脱水素化に有している
が、使用された条件下でイソブタンの結合に対し実質的
に活性を有していないことを示している。
【0025】実験12、13及び14は1%セリウムで
ド−ピングされた過酸化バリウムがイソブタンのカップ
リングに対し良好な活性を有し、そして同様にイソブタ
ンの脱水素化に対しても実質的な活性を有していること
を示している。同様な結果が他のC3又はC4仕込み物に
対しても得られることが予測される。
【0026】実験15は1%の銀でド−ピングされた過
酸化バリウムがイソブタンのカップリング及びイソブタ
ンの脱水素化の両方に良好な活性を有していることを示
している。同様な結果が他のC3〜C4仕込み物に対して
も予測される。
【0027】ド−ピングされていない過酸化バリウムに
ついての上記の’664米国特許中に記載されるよう
に、使用された金属でド−ピングされた過酸化物試薬
は、適当な条件下で空気又は酸素で再生できる。有用な
温度は200〜600℃であり(系の反応性及びカップ
リングされた又は脱水素化された炭化水素の安定性に依
存する)、好ましくは300〜400℃である。有用な
圧力は0.1〜1000気圧、好ましくは30〜65気
圧である。
【0028】本発明に従う方法は、上記の’664米国
特許中に開示されるようにサイクル的に又は連続的にの
いずれかで実施でき、上記特許の開示は参照によりここ
に取入れる。
【0029】もし酸素が反応に導入されるなら、酸化的
脱水素化が促進されるが、カップリング工程に対する有
効性は減少される。
【0030】上の実施例の結果は、メタンカップリング
に対するほとんどの還元可能な金属オキサイド及び固体
「触媒」が、<500℃において、軽質アルカンラジカ
ルカップリング生成物又は脱水素化生成物を生じるのに
有効でないが、ある種の+2/+3遷移金属塩で促進さ
れた過酸化バリウム及びその誘導体が、300〜400
℃の温度でそのような変換に対し効率的な試薬であるこ
とを示しており、これらの温度はイソ二量体の熱クラッ
キング範囲以下である。過酸化バリウムをFe 2+(1重
量%)で低水準のド−ピングをすることは強められたア
ルカンカップリング選択性を生じ、一方Cr3+でド−ピ
ングすることはパルス実験において、強められた脱水素
化選択性を生じた。
【0031】パルス実験からのイソブタン又はプロパン
カップリング生成物の間での異性体分布の検査は、内部
対末端(i−t)結合生成物(それぞれ2,2,4-トリメチ
ルペンタン又は2-メチルペンタン)が優勢であることを
示した。この発見は表面の相互作用がない場合には、内
部対内部生成物(それぞれ2,2,3,3-テトラメチルブタン
又は2,3-ジメチルブタン)を優勢な生成物として生じる
競争的な気相炭素断片形成及びラジカルカップリング率
の文献の報告と対称的である。鉄ド−ピングされた過酸
化物からの観測された異性体分布もt−ブトキシラジカ
ルの存在下で反応するプロパンから殆ど例外なく2゜−
2゜結合生成物が形成されるところの流体ベンゼン溶液
中で測定された我々の結果と対称的である。我々は3゜
−3゜結合に対する立体的な制限に導く鉄ド−ピング過
酸化物上での気相結合方法における表面のなんらかの関
与が存在すると結論づけた。表面(酸化バリウム)エス
テル中間体は、そのような結合生成物に対し仮想的な前
駆体である。
【0032】化学量論的なパルス実験で酸化炭素は観測
されなかったが、鉄ド−ピング過酸化物試薬の表面のス
ペクトル検査によってカ−ボネ−ト炭素のバリウムに対
する比の増加が示され、それから考えると、少なくとも
いくらかの二酸化炭素が結合及び脱水素化生成物の中で
最初に形成されているように見える。
【0033】10%Fe2+/BaO2表面のXPS測定
は、鉄の+2及び+3(おそらくFeO2)酸化状態の
両方が表面上で同時に存在していることを示した。
【0034】本発明に従って使用する試薬中で使用でき
る遷移金属化合物には、銅、銀、チタン、ジルコニム、
バナジウム、クロム、モリブデン、タングステン、鉄、
コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、オスミウム、イリジウム、プラチナ(白金)、ラン
タン、セリウム、パラセオジミウム、ガドリニウム、ジ
スプロシウムの化合物が含まれる。酸化的な二量化に対
しては、第VI族金属のクロムは表Iの実験11に示され
るように適していないが、しかしクロムはその実験に示
されるように脱水素化に対しては非常に活性である。
【0035】酸化的な二量化に対しては第I族、III
族、IV、V、VII及びVIII族、そして好ましくは第I族
及び第VIII族からの遷移金属が使用される一方、脱水素
化に対しては第I、III、IV、V、VI、VII及びVIII、そ
して好ましくは第I、VI及びVIII族からの遷移金属が使
用される。炭化水素の脱水素化中で過酸化バリウムと共
に使用するために適した第IIB族金属は亜鉛、カドミウ
ム、及び水銀である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 2/84 5/333 11/02 9280−4H // C07B 61/00 300 (72)発明者 ジェ−ムス イ−. リヨンス アメリカ合衆国 19086 ペンシルバニア 州 ウォ−リングフォ−ド ク−パ− ド ライブ 211

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C3又はC4炭化水素を酸化的に二量化す
    るのに十分な温度で、反応帯域中において、過酸化バリ
    ウム酸化剤と周期率表の第I、III、IV、V、VII又はVI
    II族の遷移金属又はそれらの化合物とからなる試薬と、
    3又はC4炭化水素とを接触させ、該反応帯域から該炭
    化水素の分枝鎖二量体及び酸化バリウム又は他の還元さ
    れたバリウム種を回収し、そして該酸化バリウムを過酸
    化バリウムに酸化することによって該酸化剤を再生する
    ことからなる、分枝鎖パラフィンを製造する方法。
  2. 【請求項2】 炭化水素がプロパンである請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 炭化水素がイソブタンである請求項1に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 該金属が鉄である請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 該金属がセリウムである請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 該金属が銀である請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 再生が酸素の存在下で400℃以上の温
    度で酸化バリウムを加熱することにより行われる請求項
    1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 C3ないしC4炭化水素を脱水素するのに
    十分な温度で、反応帯域中で、周期率表の第I、III、I
    V、V、VI、VII又はVIII族の繊維金属又はその化合物及
    び過酸化バリウム酸化剤を含んでいる試薬と、C3ない
    しC4炭化水素とを接触させ、反応帯域から脱水素化さ
    れた炭化水素と酸化バリウムとを回収し、該酸化剤を酸
    化バリウムを過酸化バリウムに酸化することにより再生
    することからなる、分枝鎖パラフィンを脱水素化する方
    法。
  9. 【請求項9】 該金属が鉄でる請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 該金属がクロムである請求項8に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 該金属がセリウムである請求項8に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 該金属が銀である請求項8に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 該再生が、酸素の存在下で400℃以
    上の温度に酸化バリウムを加熱することによって行なわ
    れる請求項8に記載の方法。
JP5170961A 1992-06-29 1993-06-18 アルカン類の二量化及び/又は脱水素化 Pending JPH0665108A (ja)

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US07/906,066 US5227565A (en) 1992-06-29 1992-06-29 Dimerization and/or dehydrogenation of alkanes
US07/906,066 1992-06-29

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EP (1) EP0578383B1 (ja)
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