JPH0663965U - シール装置 - Google Patents

シール装置

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Publication number
JPH0663965U
JPH0663965U JP011014U JP1101493U JPH0663965U JP H0663965 U JPH0663965 U JP H0663965U JP 011014 U JP011014 U JP 011014U JP 1101493 U JP1101493 U JP 1101493U JP H0663965 U JPH0663965 U JP H0663965U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
packing
buffer ring
seal
lip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP011014U
Other languages
English (en)
Inventor
千代太 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP011014U priority Critical patent/JPH0663965U/ja
Publication of JPH0663965U publication Critical patent/JPH0663965U/ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォータジェット切断機または建設機械のプ
ランジャポンプ等に装着される高圧往復動用のシール装
置について、そのシール寿命を延ばす。 【構成】 シール流体の高圧の大部分を第一ないし第四
のリップ11,12,13,14を設けたバッファリン
グ10で受け止めてUパッキン6に作用する圧力を小さ
くし、二段シールでシール流体を確実にシールした上
で、Uパッキン6が損傷するのを防止する。また流体溜
りの空間15にシール流体を溜めてバッファリング10
と軸5の摺動部を潤滑し、高圧を一次的に受け止めるバ
ッファリング10が軸5との摺動によって早期に摩耗す
るのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シール装置に係り、更に詳しくはウォータジェット切断機または建 設機械のプランジャポンプ等に装着される高圧往復動用のシール装置の改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種のシール装置として、図4に示すように、Uパッキンaよりな り、バックアップリングbと組み合わされて使用されるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記シール装置においてはシール流体の高圧PがUパッキンaに 直接作用する。したがってUパッキンaに割れ、欠けまたは摩耗等の損傷が発生 し易く、このためシール寿命が短い問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、相対移動する二部材の一方の部材の 他方の部材に対する対向部に設けた装着溝に装着されるシール装置であって、U パッキンと、前記Uパッキンのシール流体側に配置されるバッファリングとを有 し、前記バッファリングの一方の軸方向端部に前記装着溝の内壁に密接する第一 のリップを設け、前記バッファリングの他方の軸方向端部に前記Uパッキンに密 接する第二のリップを設け、前記バッファリングの前記他方の部材に対する対向 部に前記他方の部材に摺動自在に密接する第三および第四のリップを設け、前記 第三および第四のリップの間に流体溜りの空間を設けたシール装置を提供する。
【0005】
【作用】
上記構成を有する本考案のシール装置はシール流体の高圧の大部分をバッファ リングで受け止めてUパッキンに作用する圧力を従来より小さくする。バッファ リングには第一ないし第四のリップが設けられており、これによりシール力が高 められてUパッキンに作用する圧力が極力小さくなるようになっている。またシ ール流体の高圧をUパッキンに代わって一次的に受け止めるバッファリングが他 方の部材との摺動によって早期に摩耗することがないように、第三および第四の リップの間に設けた流体溜りの空間にシール流体を溜めてバッファリングと他方 の部材の摺動部を潤滑する。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1において、符号1はウォータジェット切断機等のハウジング、符号5はハ ウジング1の軸孔2内に軸方向に往復動自在に挿入された軸であって、ハウジン グ1の軸孔2内壁に設けられた環状の装着溝3に当該シール装置が装着されてい る。シール流体は油または水等の液体であって、かなりの高圧であり、当該シー ル装置の図上右側に存在している。
【0008】 当該シール装置は先ず、樹脂またはゴム製のUパッキン6を有しており、この Uパッキン6のシール流体側に樹脂製のバッファリング10を有している。また このバッファリング10の溝底側(外周側)にゴム製の角リング16またはOリ ング(図示せず)を有しており、Uパッキン6の反シール流体側に金属または樹 脂製のバックアップリング17が配置されている。Uパッキン6は内周リップ7 と外周リップ8を有しており、これらのリップ7,8をシール流体側に向けてい る。バッファリング10のシール流体側の端面に装着溝3の内壁4に密接する第 一のリップ11が設けられ、バッファリング10の反シール流体側の端面にUパ ッキン6の内周リップ7の端面に密接する第二のリップ12が設けられている。 またバッファリング10の軸5に対する対向面(内周面)に軸5に摺動自在に密 接する第三および第四のリップ13,14が設けられ、この第三および第四のリ ップ13,14の間に流体溜りの空間15が設けられている。各リップおよび空 間15は環状である。
【0009】 上記構成のシール装置に図上右側からシール流体の高圧Pが作用すると、シー ル流体は先ずバッファリング10によって受け止められてシールされる。そして 第三および第四のシールリップ13,14と軸5の摺動部においてシールするこ とができなかった流体がバッファリング10とUパッキン6の間の空間18に侵 入するが、この流体の圧力はこの流体がこの空間18に至った時点で既に小さく なっており、よってUパッキン6の内周リップ7と軸5の摺動部において十分に シールすることが可能である。すなわち当該シール装置はシール流体をバッファ リング10とUパッキン6の二段構えでシールするものであって、このためシー ル流体が高圧であってもこれを確実にシールすることができる。またUパッキン 6に作用する圧力が従来より小さくなるために、Uパッキン6が損傷しにくくな る。尚、第一および第二のリップ11,12は流体がこれらのリップ11,12 より外周側へ侵入するのを防止するものである。
【0010】 バッファリング10はUパッキン6に代わってシール流体の高圧Pを一次的に 受けることになる。したがってこのバッファリング10が高圧Pによって早期に 損傷してしまっては折角、Uパッキン6の手前にバッファリング10を設けても 何にもならない。これに対して当該シール装置によれば、流体溜りの空間15に シール流体が溜り、このシール流体が第三および第四のリップ13,14と軸5 の摺動部を潤滑するために、第三および第四のリップ13,14が軸5との摺動 によって早期に摩耗するのを抑えることができる。また第一のリップ11と第二 のリップ12は流体がこれらのリップ11,12より外周側へ侵入するのを防止 し、流体を摺動部の近くに留めてこの流体に潤滑作用をなさしめる。
【0011】 また図2に示すように、第三および第四のリップ13,14の内面19と軸5 の成す角度αを大きくするとともに第三および第四のリップ13,14の外面2 0と軸5の成す角度βを小さくすると、シール流体が軸5の移動に伴って空間1 5に入り易くなるとともに空間15から出にくくなり、シール流体が空間15に 溜り易くなる。これは潤滑作用を促進する上で効果がある。
【0012】 図3は本考案の他の実施例を示しており、図1のシール装置に無かった構成と して樹脂またはゴム製のUパッキン6の、内周リップ7と外周リップ8の間の溝 部9の内壁に断面略U字形の板ばね21が装着されている。そして当該シール装 置はこの板ばね21を有していることによって以下の作用効果を奏する。すなわ ち第一に、この板ばね21を径方向に圧縮した状態で装着することによって、内 周リップ7が軸5との摺動によって摩耗したときに内周リップ7の軸5に対する 接触圧を補填することができる。また第二に、この板ばね21を略自由状態で装 着することによって、何らかの異常によって溝部9にシール流体の高圧Pが作用 したときに内周リップ7が軸5に強く押し付けられるのを防止し、内周リップ7 が早期に摩耗するのを防止することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、シール流体の高圧の大部分を第一ない し第四のリップを設けたバッファリングで受け止めてUパッキンに作用する圧力 を小さくしたために、二段シールでシール流体を確実にシールした上で、Uパッ キンが損傷するのを防止することができる。また流体溜りの空間にシール流体を 溜めてバッファリングと他方の部材の摺動部を潤滑するようにしたために、シー ル流体の高圧を一次的に受け止めるバッファリングが他方の部材との摺動によっ て早期に摩耗するのを防止することができる。したがってこれらのことから装置 全体としてシール寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るシール装置の装着状態を
示す半裁断面図
【図2】同シール装置の一部拡大断面図
【図3】本考案の他の実施例に係るシール装置の装着状
態を示す半裁断面図
【図4】従来例に係るシール装置の装着状態を示す半裁
断面図
【符号の説明】
1 ハウジング(一方の部材) 2 軸孔 3 装着溝 4 内壁 5 軸(他方の部材) 6 Uパッキン 7 内周リップ 8 外周リップ 9 溝部 10 バッファリング 11 第一のリップ 12 第二のリップ 13 第三のリップ 14 第四のリップ 15 流体溜りの空間 16 角リング 17 バックアップリング 18 空間 19 内面 20 外面 21 板ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動する二部材(1)(5)の一方
    の部材(1)の、他方の部材(5)に対する対向部に設
    けた装着溝(3)に装着されるシール装置であって、U
    パッキン(6)と、前記Uパッキン(6)のシール流体
    側に配置されるバッファリング(10)とを有し、前記
    バッファリング(10)の一方の軸方向端部に前記装着
    溝(3)の内壁(4)に密接する第一のリップ(11)
    を設け、前記バッファリング(10)の他方の軸方向端
    部に前記Uパッキン(6)に密接する第二のリップ(1
    2)を設け、前記バッファリング(10)の前記他方の
    部材(5)に対する対向部に前記他方の部材(5)に摺
    動自在に密接する第三および第四のリップ(13)(1
    4)を設け、前記第三および第四のリップ(13)(1
    4)の間に流体溜りの空間(15)を設けたシール装
    置。
JP011014U 1993-02-19 1993-02-19 シール装置 Withdrawn JPH0663965U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP011014U JPH0663965U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 シール装置

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JP011014U JPH0663965U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 シール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0663965U true JPH0663965U (ja) 1994-09-09

Family

ID=11766266

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JP011014U Withdrawn JPH0663965U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 シール装置

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JP (1) JPH0663965U (ja)

Cited By (2)

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Effective date: 19970508