JPH0663063U - スプリンクラヘッド - Google Patents

スプリンクラヘッド

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Publication number
JPH0663063U
JPH0663063U JP526593U JP526593U JPH0663063U JP H0663063 U JPH0663063 U JP H0663063U JP 526593 U JP526593 U JP 526593U JP 526593 U JP526593 U JP 526593U JP H0663063 U JPH0663063 U JP H0663063U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
sensitive
sprinkler head
blade
fusible alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP526593U
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English (en)
Inventor
良和 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
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Publication of JPH0663063U publication Critical patent/JPH0663063U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱翼の熱を可溶合金に効率よく作用させ、ス
プリンクラヘッドの感度特性を向上させる。 【構成】フラッシュ型のスプリンクラヘッドにおいて、
感熱翼18aの受熱効率を最大にする。具体的には感熱
翼18aの直径Dを19mmに形成してなる。 【効果】感熱翼の受熱した熱が、可溶合金に伝わるまで
の間に放熱が少ない。そのため、可溶合金の溶融が早
く、スプリンクラヘッドの感度特性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フラッシュ型スプリンクラヘッドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フラッシュ型スプリンクラヘッドでは、火災発生時、感熱板の熱により可溶合 金が溶けるとリンク機構が熱分解して弁体が落下し放水が開始される。このフラ ッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、従来、感熱板は、有底筒体、感熱翼及び 該感熱翼の受熱を補助する感熱補助翼とから構成される。この感熱板の有底筒体 内には可溶合金が収納され、該可溶合金はリンク機構を支持するピストンにより 押圧されている。又、前記感熱板の上端部には、前記ピストンをガイドするシリ ンダが嵌着されている。このシリンダは前記感熱板と同じ鋼材により形成されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
火災において発生した熱を感熱板の感熱翼が効率よく受熱し、さらにその受熱 した熱が可溶合金に効率よく作用しないと、リンク機構を迅速に熱分解すること ができない。
【0004】 しかし、感熱板の感熱翼に受熱された熱が可溶合金に位置されるまでの間に、 その相当量が放熱され、該可溶合金には伝達されない。そのため、可溶合金の溶 融が遅くなり、スプリンクラヘッドの作動が遅れてしまうので、火災の初期消火 は困難となる。
【0005】 この考案は、上記事情に鑑み、感熱板の感熱翼の熱を可溶合金に効率よく作用 させ、スプリンクラヘッドの感度特性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、フラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、感熱板の感熱翼の受 熱効率を最大にすることで、上記目的を達成しようとするものであり、具体的に は感熱翼の直径を19mmに形成するものである。
【0007】
【作用】
本案においては、感熱翼の受熱効率が良いので、感熱翼の受熱した熱が可溶合 金に伝わるまでに放出される熱量が少ない。したがって、感熱板の熱が可溶合金 に効率よく作用する。
【0008】
【実施例】
この考案の実施例を添付図面により説明する。感熱板18は、有底筒体19と 、該有底筒体19と一体的に設けられた感熱翼18a、18aと、該有底筒体1 9の上端部に設けられた感熱補助翼18bと、から構成されている。この感熱板 18の上端部には、前記感熱補助翼18bを押さえる如くシリンダ22が嵌着さ れている。
【0009】 該シリンダ22は、前記感熱板18より熱伝導率が低くなる如く形成される。 具体的には、シリンダ22はステンレス鋼により形成され、感熱板18は黄銅に より形成される。これは、感熱板18の熱がその有底筒体19を介してシリンダ 22に逃げないようにするためである。
【0010】 感熱翼18aは、その受熱効率、即ち、感熱翼18aの受熱量に対する可溶合 金20への伝達熱量の割合、が最大になる如く形成される。具体的には感熱翼1 8aの直径Dを19mmとするものである。尚、有底筒体19はその直径dを6 mmとし、その内厚tを0.5mmとする。これは、図5に示す100°C、1 .5m/sの一定の熱気流Bを発生させた一辺が200mmの断面正方形の風洞 67内にスプリンクラヘッド62を設置し、感熱翼18aの直径Dの大きさを変 えて、夫々の作動時間を測定したところ、図6に示す様に前記直径Dが16〜2 0mmで平均してヘッドが早く作動し、直径Dが19mmのときにヘッドの作動 が最も早く、感熱翼18aの受熱効率が最大となる、との本願考案者による実験 結果に基づくものである。
【0011】 上述の如く、感熱翼18aの直径Dを19mmとすることで、感熱翼18aの 受熱した熱が可溶合金に伝わるまでの間の放熱が少ない。したがって、可溶合金 の溶融が早く、スプリンクラヘッドの感度特性が向上する。
【0012】 尚、上記実験結果によれば、感熱翼18aの直径Dが16〜20mmの間で、 平均してヘッドが早く作動し、スプリンクラヘッドの感度特性がよいので、該直 径Dを16〜20mmの間の任意の寸法で形成してもよい。
【0013】 感熱補助翼18bは、感熱翼18aの受熱を補助するために設けられるもので あり、その根本部分には間隔調整用断部40が設けられている。この間隔調整用 断部40は、感熱翼18aと感熱補助翼18bとの間隔lを調整するものであり 、スプリンクラヘッドの設置場所の気流の状態に応じて調整することで、感熱翼 18aの受熱を補助するのに最適の間隔lを得ることが可能である。
【0014】 シリンダ22及び有底筒体19には、リンク機構51を支持するピストンロッ ド15が遊装されており、又有底筒体19には可溶合金20と圧縮ピストン25 が順次挿入され、前記ピストンロッド15により押圧されている。
【0015】 前記リンク機構51は、弁体5を放水口に押圧し封鎖する為のリンク機構で、 次の様に構成される。即ち、アームガイド11の蓋板の下面にバランサ12が配 設され、該バランサ12の中央部には弁体5の突起5cを支持する支持受溝が形 成されている。このバランサ12は、円筒フレーム4の荷重調整用スリットに係 合部を懸架させた一対のアーム13の頂部にて支持されている。
【0016】 アーム13、13を支持するリンク押さえ板14はピストンロッド15の上端 部に固定され、又アーム13、13の下端部はアーム支持板23により保持され ている。
【0017】 尚、1は放水路2を有するヘッド本体、3は放水口と円筒フレーム4を取り付 ける鍔部、7は弁体5と放水口との間をシールするシール部材、10は円筒フレ ーム4内を摺動落下するデフレクタ8の連結棒9の上端縁に取り付けられている ストッパリングを夫々示す。
【0018】 次に本実施例の作動について説明する。火災により熱気流が発生すると、該熱 気流A20は感熱板18を加熱し、可溶合金20を溶融せしめる。
【0019】 可溶合金20が溶けると、圧縮ピストン25は、シリンダ22及び有底筒体1 9に案内されながら摺動する。この圧縮ピストン25の摺動により、リンク機構 51が分解する。
【0020】 このリンク機構51の分解により、弁体5が放水口から離れるとともにデフレ クタ8が下方に摺動し、該放水口から放出される消火水は、該デフレクタ8に衝 突してその飛散方向を調整されながら、所定方向に散水される。
【0021】 この考案は上記に限定されるものではなく、シリンダ22をステンレス鋼によ り形成する代わりに、シリンダ22の表面に断熱性のある塗膜を形成してもよい 。
【0022】
【考案の効果】
この考案は上述の様に構成され、感熱翼の受熱した熱が可溶合金に伝わるまで の間に放熱が少ない。したがって、感熱翼の熱が有底筒体内に収容される可溶合 金に効率よく作用する。その為、可溶合金の溶融が早く、スプリンクラヘッドの 感度特性が向上するので、火災の初期消火が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】一部断面正面図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】図3の感熱翼及び有底筒体を示す図である。
【図5】感度特性実験のための装置の概略図である。
【図6】図5の装置による実験結果を示す図である。
【符号の説明】
18 感熱板 18a 感熱翼 18b 感熱補助翼 19 有底筒体 22 シリンダ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱翼の受熱効率を最大にせしめたこと
    を特徴とするスプリンクラヘッド。
  2. 【請求項2】 感熱翼の直径を19mmに形成したこと
    を特徴とするスプリンクラヘッド。
  3. 【請求項3】 前記感熱翼に有底筒体を設け、該有底筒
    体にシリンダを接続するとともに、該シリンダの熱伝導
    率を該有底筒体のそれよりも低くしたことを特徴とする
    請求項1又2に記載のスプリンクラヘッド。
JP526593U 1993-02-18 1993-02-18 スプリンクラヘッド Pending JPH0663063U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP526593U JPH0663063U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 スプリンクラヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP526593U JPH0663063U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 スプリンクラヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0663063U true JPH0663063U (ja) 1994-09-06

Family

ID=11606403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP526593U Pending JPH0663063U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 スプリンクラヘッド

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JP (1) JPH0663063U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02205216A (ja) * 1989-01-31 1990-08-15 Nohmi Bosai Ltd フラッシュ型スプリンクラヘッドのフレームの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02205216A (ja) * 1989-01-31 1990-08-15 Nohmi Bosai Ltd フラッシュ型スプリンクラヘッドのフレームの製造方法

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