JPH0662404B2 - 制御放出性ナプロキセンおよびナプロキセンナトリウム錠 - Google Patents

制御放出性ナプロキセンおよびナプロキセンナトリウム錠

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JPH0662404B2
JPH0662404B2 JP58180076A JP18007683A JPH0662404B2 JP H0662404 B2 JPH0662404 B2 JP H0662404B2 JP 58180076 A JP58180076 A JP 58180076A JP 18007683 A JP18007683 A JP 18007683A JP H0662404 B2 JPH0662404 B2 JP H0662404B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (発明の分野) この発明は、(+)−6−メトキシ−アルフア−メチル−
2−ナフタレン酢酸(ナプロキセン)およびその医薬上
許容されるナトリウム塩(ナプロキセンナトリウム)の
制御放出性製剤に関するものである。特に、この発明
は、ナプロキセンまたはナプロキセンナトリウムをヒド
ロキシプロピルメチルセルロースのマトリツクス中に均
質に分散したものであつて、毎日の投与に適した放出期
間と良好な生体内利用率をもたらす経口投与形態に関す
るものである。
(関連先行技術) ナプロキセンおよびナプロキセンナトリウムは、鎮痛、
解熱作用を有する抗炎症剤として周知であり、広く使用
されている。これらは、一般に疼痛および炎症の軽減、
並びに関節炎および月経困難のような特定の状態の軽減
に使用される。ナプロキセンは、250mg、375mg、
および500mg錠として市販され、一般に1日500−
1000mgの治療用量が8−12時間の間隔で投与され
る。ナプロキセンナトリウムは、275mg錠として市販
され、一般に1日550−1100mgの治療用量が8−
12時間の間隔で投与される。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、メトセルE、
F、JおよびK(何れも以前メトセルHGと称したも
の、米国のダウ・ケミカル社)、HPM(英国のブリテ
イツシユ・セラニーズ社)、メトロースSH(日本の信
越社)を含む数種の商標で種々の品質のものが市販され
ている。上記商標で入手できる種々の品質の製品は、メ
トキシおよびヒドロキシプロポキシ含量、並びに分子量
および粘度に相違がある。種々のヒドロキシプロピルメ
チルセルロースの市販名はそれぞれの粘度タイプを反映
しており、米国薬局方第20版記載の方法により2%水
溶液について20℃で測定した粘度を基礎としている。
15cpsないし30000cpsの粘度範囲は約10000ないし1500
00以上の数平均分子量を示す。上記商標名の種々のグレ
ードは、例えば50cps、100cps、4000cps、150
00cps等の単一粘度タイプのヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースである。
制御放出性薬剤の分野は、新薬の製剤、製造および販売
面で重要性を増している。この分野の技術および対応製
品は、特に、持続放出性、制御放出性、持効性、デポ
ー、保存性、遅延作用性、遅延放出性、回分放出性薬剤
等として記載されている。この発明において、「制御放
出性」の語は、生体内薬剤放出曲線の持続時間および特
徴の両面にわたつて制御が見られることを示す。
制御放出性医薬投与形態は、個々の医薬についての通常
の投与形態に較べて数多くの利点を有する。実験上およ
び治療上の主要な重要性は、所望の効果を得るに要する
投与回数の減少である。1日1回だけの投与形態は、患
者の負担を著しく軽減し、医薬の効果を夜間に拡げるこ
とにより、患者の睡眠を朝まで妨げないようにする。投
薬療法の受容性を高めることにより、患者の負担と、し
たがつて治療が改善される。
ある種の制御放出性医薬投与形態の別の重要な治療上の
利点は、血漿中医薬濃度の変動の減少である。血漿中医
薬濃度の変動抑制に対する薬理学的基礎は3つの基本原
理に基づく。第1に、すべての医薬は、その使用により
初期の効果をあげようとするとき到達すべき治療上の血
中レベルを有する。治療条件が長時間にわたり多数回の
投与を必要とする場合には、治療上の血中レベルは投薬
効果を最大に維持すべき医薬レベルである。第2に、大
多数の医薬は、有害作用または副作用が生ずる限界値を
示す毒性血中濃度を有する。第3に、大多数の医薬に対
する医薬濃度反応曲線は、活性が濃度の対数にほゞ比例
するものである。これらの薬理学的原理から、血漿中医
薬レベルの緊密維持の論理的基礎が推論される。数年間
の臨床実験から上記の論理的基礎が支持され、現在で
は、連続的医薬投与が望ましい場合には、血漿中医薬濃
度が治療レベルの近傍に維持されたときに最適の治療が
得られることが、広く受入れられている。
医薬投与の手法は、血中医薬濃度の特徴に影響を与える
ことにより治療活性の時間的経過に作用を及ぼす。従来
の医薬投与形態は循環系中に急速に吸収され代謝され
る。通常の方法で1回投与した後の典型的な血中レベル
の特徴は、最初高いピークを示し、次いで急速に減少
し、その傾斜と期間は医薬の半減期のような要因によつ
て変る。最初の高いピークは普通治療血漿濃度の範囲を
著しく超過し、その投与形態に含まれた医薬の大部分を
表わす。多数回の定期的投与後、定常状態の平均血漿中
医薬濃度が達成されるが、絶対レベルはピークと谷で上
下に変動する。
これと反対に、制御放出性医薬投与形態では、血中治療
医薬レベルの持続を延長することができ、また従来の投
与形態の特徴であつた血中濃度レベルの当初の突出を減
少または回避することができる。さらに、制御放出性経
口投与形態は血漿中医薬濃度の変動を本質的に減少させ
るものではないが、医薬放出の速度が長時間測定される
ことに基づき上記変動を最低にする機会が得られる。
血漿中医薬レベル変動の減少は、医薬の薬力学すなわち
吸収、分布、代謝および排泄に対する生体内放出速度の
釣合いを、血漿中医薬レベルの変化が最低になるように
することによつて達成される。血中医薬濃度の変化の時
間的経過は、体内への放出速度および医薬の薬力学的挙
動の最終的結果である。
ナプロキセンおよびナプロキセンナトリウムの従来の投
与形態は、治療血中レベルを維持するため、および多数
回投与治療法中の血中レベルのピークと谷間の差を最低
にするために、1日2ないし3回投与される。このよう
な方法では、通常ピークと谷の比が約2:1になる。医
薬の治療効果を最大にするためには、多数回投与治療法
で得られるピークと谷の比をできるだけ小さくすること
が望ましい。制御放出性製剤は、一般に許容される血中
レベルのピーク対谷比を少ない投与頻度で得ることを可
能にする。
多数の型の制御放出経口投与形態が開発されたが、何れ
も個々の医薬および治療対象への適性に影響する欠点を
もつている。制御医薬放出性製剤の設計に対して、種々
の医薬の物理化学的および薬力学的性質の広範囲にわた
る変化が、一つの医薬に対しては適当な製剤が一般的に
は他の医薬に適用できると予断できないようになる、種
々の要求を課する。医薬を可溶性または可浸食性マトリ
ツクスと一体化した製剤は、製造が容易で、ロツト間の
変化が少なく、比較的コストが低いので望ましいもので
ある。ヒドロキシプロピルメチルセルロースのような親
水性ガムを持続放出性マトリツクス材料に用いることは
公知であり、種々の有効成分と共に用いられた。しか
し、ナプロキセンおよびナプロキセンナトリウムの制御
放出に適したこの型の製剤は全く知られていない。
クリステンソンおよびドール(米国特許第306514
3号)は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む
ある種の親水性ガムを、持続放出性医薬錠剤の製造用担
体基剤として用いることを開示している。この錠剤は、
基本的に医薬と少なくともその3分の1重量部の親水性
ガムの混合物からなつている。実施例1および7は、
「ハンドブツク・オブ・メトセル・セルロース・エーテ
ル・プロダクツ」(ダウ・ケミカル社、1974年)の
データから計算した数平均分子量が93000のメトセ
ル60HG4000cps(現在はメトセルE4Mと称す
る)の使用を記載している。実施例4はメトセル90H
G4000cps、実施例5はメトセル90HG1500
0cps(現在はそれぞれメトセルE4MおよびK15M
と称する)の使用を記載している。粘度4000cpsお
よび15000cpsのグレードは、ポリマーが数平均分
子量89000および124000をそれぞれ有するこ
とを示す。実施例中のポリマーと医薬の比は1:2から
10:1の範囲にわたり、持続放出時間は試験管内で1
2時間に及ぶことが記載されている。
シヨアおよびニガライエ(米国特許第4369172
号、1983年)は、「延長放出性治療組成物」に対す
るある種のヒドロキシプロピルメチルセルロースの使用
を記載している。この場合、担体基剤は数平均分子量5
0000以下でヒドロキシプロピル含量9−12%の低
粘度ヒドロキシプロピルメチルセルロースである。この
基準に対応する例として引用されたものは、メトセルE
50およびメトロース60SH50であり、これは数平
均分子量23000領域の50cps粘度グレードのヒド
ロキシメチルセルロースである。実施例1−4は、基本
的にこれら2つの材料の一方または他方約57重量%と
炭酸リチウムを混合した錠剤を記載している。錠剤の重
量は約700mgであり、試験管内で14時間にわたり活
性成分を放出する。実施例5−6は、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース担体基材が錠剤全重量の16.5%
を占める持続放出性アスピリン錠を記載している。米国
特許第4369172号の別の例には、ポリマー16−
20重量%を含み、試験管内で活性成分を1−6時間に
わたり放出する錠剤が示されている。
ダウ・ケミカル・カンパニーは、「メトセルを用いた持
続放出性医薬製品の製剤」と題するパンフレツトを発行
(1982年)し、その中に種々の市販メトセルポリマ
ー、その相対粘度、水和速度およびゲル強度の諸性質の
同定を記載している。このパンフレットはまた、持続放
出性医薬製品の製剤化基準を提案している。
血液中への医薬放出速度を延長するための経口投与形態
にヒドロキシプロピルメチルセルロースを使用するとの
考え方が公知であり、このような投与形態から種々の有
効成分を持続的に放出することは提示されているが、ナ
プロキセンおよびナプロキセンナトリウムの経口用制御
放出性形態を製剤する技術には幾つかの欠点があつた。
第1に、上記関係技術の考察から明らかなように、従来
公知の持続放出性錠剤は、医薬の放出を適当な期間続け
るために相当高レベルのヒドロキシプロピルメチルセル
ロースに依存している。このような製剤を用いることに
よる主な問題は、錠剤を得るためにさらにバルクを必要
とすることである。乾燥した経口投与用形態では、患者
が認容し得る錠剤バルクについて大体の上限がある。こ
の上限は患者により異なるが、650mgの低さであり得
る。したがつて、治療用量範囲が500−1200mg/
日であるナプロキセンのような医薬では、マトリツクス
材料の実質量を含むことにより作られた追加錠剤バルク
は、多くの患者にとつて錠剤を認容し難いものにする。
さらに、公知技術はヒドロキシプロピルメチルセルロー
スを用いた数種の製剤からの試験管内における持続的薬
剤放出を示しているが、生体内における医薬放出の薬力
学、吸収、分布、代謝および排泄は、制御放出性錠剤の
製剤設計に対して、試験管内実験からわかるよりも多く
の要求を賦課する。この発明は、少なくとも24時間に
わたり持続性血漿中治療医薬レベルをもたらし、4−9
重量%という驚くべき少量のヒドロキシプロピルメチル
セルロースしか必要としない。ナプロキセンまたはナプ
ロキセンナトリウムの新規な制御放出性経口投与製剤に
関するものである。この発明においては、マトリツクス
材料の必要量が低レベルであるため、患者への投与に実
際上適当であり、認容性あるものとする重量および寸法
を有し、過剰のバルクを必要としない、ナプロキセンま
たはナプロキセンナトリウムの1日1回投与形態の製造
が可能となる。また、この発明の制御放出性錠剤の長期
1日1回投与により、従来のナプロキセン錠およびナプ
ロキセンナトリウム錠の長期1日2回投与で得られるよ
りも変動が少ない血漿中医薬濃度が得られる。さらに、
この新規な製剤は、僅か3種の成分、すなわちナプロキ
センまたはナプロキセンナトリウムと、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースと、滑沢剤しか必要としないた
め、製造上の観点からも有利である。
〔発明の要約〕
この発明は、ナプロキセンまたはナプロキセンナトリウ
ム500−1200mgの1日1回経口投与用制御放出性
錠剤において、上記錠剤が、約80000ないし約13
0000の範囲の数平均分子量を有するヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース約4−9重量%、ナプロキセンま
たはナプロキセンナトリウム約81−96重量%、医薬
上許容される滑沢剤0.1ないし約2重量%、およびそ
の他の医薬上許容される賦形剤を含まないか、または約
8重量%以下を含む均質混合物を含有するものである、
制御放出性錠剤に関するものである。
〔図面の説明〕
第1図は、実施例3に記載した試験結果において、実施
例1および2(線AおよびB)記載のこの発明の方法に
より製造した2種の750mg制御放出製剤の1回投与
と、商標名ナプロシン(Naprosyn)のナプロキセン(線
C)の1回投与により達成される、48時間にわたる血
漿中ナプロキセンレベルを比較して示す図である。
第2図は、実施例5に記載した試験結果において、多数
回投与実験中5日目の24時間にわたる血漿中平均ナプ
ロキセン濃度を示す図である。血漿中平均ナプロキセン
濃度は、この発明による750mg制御放出性製剤(実施
例2の製剤B、第2図の線B)の1日1回投与、または
商標名ナプロキセンのナプロキセン375mg(第2図の
線C)の12時間毎投与により達成される定常状態レベ
ルである。
第3図および第4図は、それぞれ実施例6における第1
日目および第7日目の血漿中ナプロキセン濃度を示し、
Bは制御放出性錠剤の1日1回投与、Cは市販品(商標
名ナプロシン)の1日2回投与で得られた曲線を示す。
〔発明の詳細な記載〕
したがつて、この発明は、ナプロキセンまたはナプロキ
センナトリウム500−1200mgの1日1回経口投与
用制御放出性錠剤において、上記錠剤が、約80000
ないし約130000の範囲の数平均分子量を有するヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース約4−9重量%、ナ
プロキセンまたはナプロキセンナトリウム約81−96
重量%、医薬上許容される滑沢剤0.1ないし約2重量
%、およびその他の医薬上許容される賦形剤を含まない
か、または約8重量%以下を含む均質混合物を含有する
ものである、制御放出性錠剤を提供するものである。
錠剤マトリツクスは、製錠工程を助けるために、ステア
リン酸マグネシウムのような医薬上許容される滑沢剤を
少量含有する。この量は、一般に約0.1ないし2%の
間で変化し、好ましくは錠剤の全重量の約1%を用い
る。適当な錠剤用滑沢剤としては、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等、お
よびその混合物が含まれる。そのうち、ステアリン酸マ
グネシウムが好ましい。
所望により、錠剤マトリツクスは、着色剤およびグライ
デント(glident)のような他の医薬上許容される賦形
剤を含むことができる。適当な着色剤としては、FDア
ンドC・イエロー5号、FDアンドC・イエロー6号、
およびFDアンドC・ブルー2号が含まれるが、これら
に限定されるものではなく、これらは通常錠剤重量の1
%またはそれ以下を用いる。適当なグライデントとして
は、医薬用グレードのタルクおよび溶融シリカが含まれ
るが、これらに限定されるものではなく、これらは通常
錠剤重量の7%またはそれ以下を用いる。
この発明において、マトリツクスの語は、ナプロキセ
ン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、滑沢剤およ
びその他の所望により含まれる賦形剤の均一な混合物を
意味する。この発明の重要な特徴の1つは、ヒドロキシ
メチルセルロースがマトリツクス全体に均一に分散さ
れ、均一な医薬の放出が達成されることである。マトリ
ツクスは、乾式混合、慣用される湿式造粒、圧縮造粒、
および流動床造粒を含む、均一混合のための医薬上許容
される任意の技術により行なうことができる。錠剤は、
得られたマトリツクスから公知の製錠技術により製造す
ることができる。
この発明によると、錠剤に含まれるナプロキセンまたは
ナプロキセンナトリウムの量は約500mgと約1200
mgの間の範囲にある。1錠当り約500−1100mgの
治療量は、関節炎、月経困難その他の状態の疼痛の治療
に対して指示される。この発明の錠剤は、1日1回、す
なわち24時間内に1回の投与に適した放出期間をもた
らす。一般に、ナプロキセンおよびナプロキセンナトリ
ウムは、患者の要求に対する医師の判断により、1日5
00−550mg、750−800mgまたは1000−1
100mgのレベルで投与される。ナプロキセンは通常1
日500,750または1000mgレベルで投与され、ナプ
ロキセンナトリウムは通常1日550または1100mg
のレベルで投与される。
この発明で用いるヒドロキシプロピルメチルセルロース
は水溶性セルロースエーデルであり、種々の品質のもの
が発明の背景の項で述べた商標名で市販されている。こ
れらポリマーの物理化学的性質は広範囲に変る。この発
明で用いるに好適なものは、約80000−13000
0の範囲の数平均分子量を有する単一粘度型のプレミア
ム・グレード・ポリマーである。
錠剤マトリツクスに用いるヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースの数平均分子量は、得られる放出特性に著しく
影響する。数平均分子量(Mn)とは、代表的試料集団分
子の個々の分子量の合計を上記試料中の分子量で割つた
ものであり、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃
度がゼロに近づく時の溶媒の極限浸透圧から計算され
る。ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、約800
00ないし約130000の範囲の数平均分子量を有す
ることを要し、好ましいのは約120000ないし約1
30000の範囲のものである。ポリマーが12000
0−130000の数平均分子量を有する場合、ナプロ
キセン制御放出性錠剤の約4−6重量%またはナプロキ
センナトリウム制御放出性錠剤の約6−8重量%を構成
することが望ましい。第2に好適な数平均分子量の範囲
は約85000ないし約95000である。ポリマーが
この範囲の数平均分子量を有する場合、ナプロキセンま
たはナプロキセンナトリウム制御放出性錠剤の約7−9
重量%を構成することが望ましい。
錠剤マトリツクスに使用するに適当な範囲の数平均分子
量を有するヒドロキシプロピルメチルセルロースは、単
一粘度型のポリマーとして入手できる。ここにいう「単
一粘度型」とは、市販名がそれぞれの粘度型を表わすヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース市販品である。この
発明で使用するに適した単一粘度型ヒドロキシメチルセ
ルロースの例としては、数平均分子量85000−95
000の4000cps粘度ポリマーであるメトセル・プ
レミアムK4M、A4M、E4MおよびF4M(ダウ・
ケミカル社、米国)、および数平均分子量120000
−130000の15000cps粘度ポリマーであるメ
トセルK15Mである。他の適当なポリマーとしては、
信越社(日本)が市販する粘度グレード4000、80
00および15000のメトロース60SH、65SH
および90SHが含まれる。特に好ましいヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースは、メトセルK4Mプレミアム
およびメトセルK15Mプレミアムである。
この発明の制御放出性錠剤は、少なくとも24時間にわ
たりナプロキセンまたはナプロキセンナトリウムの治療
血液レベルをもたらすので、1日1回投与に適する。多
数回投与治療法における血液レベルの変動は、この発明
の錠剤により低減され、血漿中濃度の平均ピークと血漿
中レベルの平均谷との比が2:1またはそれ以下にな
る。
この発明において、「約」の語を数平均分子量に関して
用いる際には、実際の数平均分子量が示した値に対して
10%以下の範囲で上下に変り得ることを示す。
またこの発明において、「約」の語を錠剤に含まれるナ
プロキセン、ナプロキセンナトリウム、滑沢剤またはそ
の他の所望により含まれる医薬上許容される賦形剤の量
に関して用いる際には、実際の成分量が示した量に対し
て10%以下の範囲で上下に変り得ることを示す。
以下の実施例はこの発明を説明するものであり、この発
明の範囲を限定するものではない。
実施例1および2 1.持続放出性ナプロキセン錠(750mg) (製剤A) 下記成分から錠剤を製造した。
2.持続放出性ナプロキセン錠(750mg) (製剤B) 下記成分から錠剤を製造した。
製剤AおよびBは次のように配合し製錠した。ナプロキ
センおよびメトセルK15Mをよく混合し、精製水を用
いて造粒した。顆粒を50℃のオーブンで16時間トレ
イ乾燥し、18ゲージのスクリーンを備えたハンマーミ
ルにゆつくり通し、次いでステアリン酸マグネシウムと
完全に混合した。得られた均質マトリツクス材料を均一
な重量と寸法をもつ錠剤に打錠した。製剤Aの錠剤は負
荷3000ポンドで、製剤Bの錠剤は負荷40000ポ
ンドで圧縮した。
実施例3 制御放出性製剤AおよびB(実施例1および2)の1回
用量の投与後48時間にわたりナプロキセンの血液レベ
ルの定量を行なつた。対照標準としては、ナプロキセン
の非制御放出性製剤であるナプロシン(商標)375mg
錠2個を用いた。6人の健康な21−35才の男性の志
願者を試験用に選択した。参加者は、試験中および前の
1か月間睡眠剤、鎮静剤、抗ヒスタミン剤またはその他
の酵素誘発薬剤の使用が禁じられた。またあらゆる店頭
売薬剤を含む医薬またはアルコールは、試験期間中また
は72時間前には禁じられた。
研究は次のように行なつた。
1週間間隔で行なう3日間投薬の各々の日に、一夜絶食
後午前8時00分に各参加者に医薬製剤の1回用量を投
与した。参加者は無作為に選び、各参加者は各製剤を1
回づつ服用した。参加者は4時間目の血液試料を採集す
るまで絶食を続けた。
投薬直前および投薬後0.5,1,2,3,4,6,
8,10,12,14,16,20,24,36,48
時間に、全血10mlをヘパリン化した真空の管内に採取
した。血漿を分離し、後にHPLC(高速液体クロマト
グラフイー)によりナプロキセンの血漿中レベルを定量
するために凍結した。製剤AおよびB、並びに対照標準
のナプロシン錠(製剤C)について定量した血漿中レベ
ルを第1図に図示した。
実施例4 制御放出性ナプロキセンナトリウム錠(550mg) 下記成分から錠剤を製造した。
ナプロキセンナトリウムとメトセルK15Mをよく混合
し、精製脱イオン水を用いて造粒した。顆粒を50℃の
オーブンで12時間トレイ乾燥し、18ゲージのスクリ
ーンを備えたハンマーミルにゆつくり通し、次いでタル
クおよびステアリン酸マグネシウムと完全に混合した。
得られた均質マトリツクス材料を負荷3500ポンドの
圧縮機で均一な重量と寸法をもつ錠剤に打錠した。
実施例5 制御放出性ナプロキセン750mg錠(実施例2の製剤
B)の24時間毎投与および商標名ナプロシンのナプロ
キセン(375mg)錠の12時間毎投与による多数回投
与後、ナプロキセンの平均血漿中レベルの定量を行なつ
た。12人の健康な21−35才の男性の志願者を試験用
に選択した。参加者は、試験中および前の1か月間睡眠
剤、鎮静剤、抗ヒスタミン剤またはその他の酸素誘発薬
剤の使用が禁じられた。またあらゆる店頭販売薬剤を含
む医薬またはアルコールは、試験期間中または72時間
前には禁じられた。
試験は2回交差検定法で行ない。各対象に試験薬剤を5
日間にわたつて投与した。無作為の計画表にしたがつ
て、一夜絶食後午前9時00分に参加者に試験薬剤の1
つ(製剤Bの制御放出性750mg錠または商標名ナプロ
シンの375mg錠の一方)を投与した。午後9時00分
に、対照製剤ナプロシン375mgの被投与者にナプロシ
ン錠の2回目の投与を行なつた。参加者は、合計5日間
にわたり、同一薬剤の同一1日用量の同時刻投与を受け
た。
毎日、午前9時00分の投与直前に血液試料を各参加者
から採取した。5日目の朝の血液試料を、一夜絶食後に
採取した。以後、血液試料を5日目の午前9時00分の
投与後1,2,4,6,8,10,12,14,16,
18,20,22および24時間目に採取した。試料の
ナプロキセンを定量し、制御放出性錠剤(線B)と非制
御放出性ナプロシン錠(線C)によつて得られる平均血
漿中ナプロキセン濃度を第2図に示した。
この多数回投与試験の結果は、ナプロキセン750mg含
有制御放出性錠剤(製剤B)の1日1回投与によるナプ
ロキセンの生物学的利用率が、ナプロシン375mg錠の
1日2回投与で得られるそれと均等なことを示した。製
剤Bの錠剤の1日1回投与で得られる平均血漿レベルの
ピークと谷の比は1.6:1であるのに対して、ナプロ
シン375mg錠の12時間毎投与による血漿レベルのピ
ークと谷の比は1.9:1であつた。
実施例6 下記組成の制御放出性ナプロキセン1000mg錠の24
時間毎投与および標準として商標名ナプロン500mg錠
の12時間毎投与による多数回投与後、ナプロキセンの
平均血漿中レベルの定量を行なつた。
14人の健康な21−35才の男性志願者を試験用に選
択した。被実験者は、試験中および前の1か月間睡眠
剤、鎮静剤、抗ヒスタミン剤またはその他の酵素誘発薬
剤の使用を禁じられた。またあらゆる店頭販売薬剤を含
む医薬またはアルコールは、試験期間中または72時間
前には禁じられた。
試験は各処理期間の間に5日間の洗い出し期間をおき、
2回交差検定法で行なつた。一夜絶食後第一日目の午前
9時00分に、参加者に試験薬剤の一つ(制御放出性1
000mg錠または500mgナプロシン錠の一方)を投与
した。薬剤の投与順序は無作為にした。午後9時00分
に、対照製剤ナプロシン500mgの被投与者に500mg
ナプロシン錠の2回目投与を行なつた。最初の試験薬剤
投与後、ナプロキセンの血漿中レベルを48時間測定し
た。その後、参加者に試験薬剤を5日間投与し続け、第
7日目に完全な血漿像を測定した。
毎朝、投与直前に血液試料を各参加者から採取した。第
1日目と7日目の投与直前と、以後、1,2,4,6,
8,10,12,13,14,16,18,20,2
2,24,36および48時間目に各参加者から血液試
料を採取した。参加者は4時間目まで断食して、血液試
料を採取した。ナプロキセンの血漿中レベルを測定し、
得られる制御放出性錠剤(線B)とナプロシン錠(線
C)の投薬によつて得られる平均血漿中濃度を、第1日
目のものについては第3図に、第7日目のものについて
は第4図に示した。
この多数投与試験の結果は、24時間毎に制御放出性錠
剤1000mgを投与して吸収されたナプロキセンの総量
は、12時間毎にナプロシン錠剤500mgを投与して吸
収されたのと等しいことを示している。制御放出性錠剤
1000mgについては血漿レベルのピークと谷の比は
1.8:1であるのに対して、ナプロシン錠剤500mg
については血漿レベルのピークと谷の比は2.6:1で
あつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例3の試験結果を示し、Aは実施例1で
得た錠剤、Bは実施例2で得た錠剤、Cは市販品(商標
名ナプロシン)の1回投与後の血漿中ナプロキセン濃度
を示す曲線である。 第2図は、実施例5の試験結果を示し、Bは実施例2で
得た錠剤の1日1回投与、Cは市販品(商標名ナプロシ
ン)の1日2回投与を続けた場合の5日目の血漿中ナプ
ロキセン濃度を示す曲線である。 第3図および第4図は、それぞれ実施例6における第1
日目および第7日目の血漿中ナプロキセン濃度を示し、
Bは制御放出性錠剤の1日1回投与、Cは市販品(商品
名ナプロシン)の1日2回投与で得られた曲線を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・エス・ケント アメリカ合衆国カリフオルニア 94306、 パーロ・アルト、マニユエラ・コート、 4251番 (56)参考文献 特開 昭58−174311(JP,A) 特開 昭49−54519(JP,A) 特開 昭52−66618(JP,A) 特開 昭56−103110(JP,A) 米国特許4369172(US,A) 英国特許4389393(GB,A)

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリウ
    ム約500−1200mgの1日1回経口投与用制御放出
    性錠剤において、上記錠剤が、約80000ないし約1
    30000の範囲の数平均分子量を有するヒドロキシプ
    ロピルメチルセルロース約4−9重量%、ナプロキセン
    またはナプロキセンナトリウム約81−96重量%およ
    び医薬上許容される滑沢剤0.1ないし約2重量%を含
    む均質混合物を含有するものである、制御放出性錠剤。
  2. 【請求項2】更に他の医薬上許容される賦形剤約8重量
    %以下を含む、特許請求の範囲第1項記載の制御放出性
    錠剤。
  3. 【請求項3】ナプロキセンを含有する、特許請求の範囲
    第1または2項記載の制御放出性錠剤。
  4. 【請求項4】ヒドロキシプロピルメチルセルロースが約
    120000ないし130000の数平均分子量を有す
    る、特許請求の範囲第3項記載の制御放出性錠剤。
  5. 【請求項5】ヒドロキシプロピルメチルセルロース約5
    重量%、ナプロキセン約92−95重量%およびステア
    リン酸マグネシウム0.1ないし約2重量%を含む、特
    許請求の範囲第4項記載の制御放出性錠剤。
  6. 【請求項6】更に医薬上許容される着色剤約1重量%以
    下を含む、特許請求の範囲第5項記載の制御放出性錠
    剤。
  7. 【請求項7】ナプロキセンの量が500mgである、特許
    請求の範囲第5または6項記載の制御放出性錠剤。
  8. 【請求項8】FDアンドC・イエロー6号約0.01−
    0.05重量%を含有する、特許請求の範囲第7項記載
    の制御放出性錠剤。
  9. 【請求項9】ナプロキセンの量が750mgである、特許
    請求の範囲第5または6項記載の制御放出性錠剤。
  10. 【請求項10】FDアンドC・イエロー6号約0.01
    −0.05重量%を含有する、特許請求の範囲第9項記
    載の制御放出性錠剤。
  11. 【請求項11】ナプロキセンの量が1000mgである、
    特許請求の範囲第5または6項記載の制御放出性錠剤。
  12. 【請求項12】FDアンドC・イエロー6号約0.01
    −0.05重量%を含有する、特許請求の範囲第11項
    記載の制御放出性錠剤。
  13. 【請求項13】ヒドロキシプロピルメチルセルロースが
    約120000ないし130000の数平均分子量を有
    する、特許請求の範囲第1項記載の制御放出性錠剤。
  14. 【請求項14】ヒドロキシプロピルメチルセルロース約
    5重量%、ナプロキセンまたはナプロキセンナトリウム
    約85−95重量%および滑沢剤0.1ないし約2重量
    %を含む、特許請求の範囲第13項記載の制御放出性錠
    剤。
  15. 【請求項15】更に他の医薬上許容される賦形剤約8重
    量%以下を含む、特許請求の範囲第14項記載の制御放
    出性錠剤。
  16. 【請求項16】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約500−550mgである、特許請求の範囲
    第14または15項記載の制御放出性錠剤。
  17. 【請求項17】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約750−800mgである、特許請求の範囲
    第14または15項記載の制御放出性錠剤。
  18. 【請求項18】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約1000−1100mgである、特許請求の
    範囲第14または15項記載の制御放出性錠剤。
  19. 【請求項19】ヒドロキシプロピルメチルセルロース約
    9重量%、ナプロキセンまたはナプロキセンナトリウム
    約81−91重量%および滑沢剤0.1ないし約2重量
    %を含む、特許請求の範囲第13項記載の制御放出性錠
    剤。
  20. 【請求項20】更に他の医薬上許容される賦形剤約8重
    量%以下を含む、特許請求の範囲第19項記載の制御放
    出性錠剤。
  21. 【請求項21】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約500−550mgである、特許請求の範囲
    第19または20項記載の制御放出性錠剤。
  22. 【請求項22】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約750−800mgである、特許請求の範囲
    第19または20項記載の制御放出性錠剤。
  23. 【請求項23】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約1000−1100mgである、特許請求の
    範囲第19または20項記載の制御放出性錠剤。
  24. 【請求項24】ヒドロキシプロピルメチルセルロースが
    約85000ないし95000の数平均分子量を有す
    る、特許請求の範囲第1項記載の制御放出性錠剤。
  25. 【請求項25】ヒドロキシプロピルメチルセルロース約
    7−9重量%、ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウム約81−93重量%および滑沢剤0.1ないし約2
    重量%を含む、特許請求の範囲第24項記載の制御放出
    性錠剤。
  26. 【請求項26】更に他の医薬上許容される賦形剤約8重
    量%以下を含む、特許請求の範囲第24項記載の制御放
    出性錠剤。
  27. 【請求項27】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約500−550mgである、特許請求の範囲
    第25または26項記載の制御放出性錠剤。
  28. 【請求項28】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約750−800mgである、特許請求の範囲
    第25または26項記載のの制御放出性錠剤。
  29. 【請求項29】ナプロキセンまたはナプロキセンナトリ
    ウムの量が約1000−1100mgである、特許請求の
    範囲第25または26項記載の制御放出性錠剤。
  30. 【請求項30】ナプロキセンナトリウムを含有する、特
    許請求の範囲第1項記載の制御放出性錠剤。
  31. 【請求項31】数平均分子量が約120000−130
    000の範囲のヒドロキシプロピルメチルセルロース約
    6−8重量%、ナプロキセンナトリウム約82−90重
    量%、滑沢剤0.1ないし約2重量%および医薬上許容
    されるグライデント約4−6重量%を含む、特許請求の
    範囲第30項記載の制御放出性錠剤。
  32. 【請求項32】更に他の医薬上許容される賦形剤約2重
    量%以下を含む、特許請求の範囲第31項記載の制御放
    出性錠剤。
  33. 【請求項33】ナプロキセンナトリウムの量が約550
    mgである、特許請求の範囲第31または32項記載の制
    御放出性錠剤。
  34. 【請求項34】ナプロキセンナトリウムの量が約110
    0mgである、特許請求の範囲第31または32項記載の
    制御放出性錠剤。
  35. 【請求項35】滑沢剤がステアリン酸マグネシウムであ
    る、特許請求の範囲第1項記載の制御放出性錠剤。
  36. 【請求項36】ヒドロキシプロピルメチルセルロースが
    錠剤の約4−6重量%を構成する、特許請求の範囲第3
    項記載の制御放出性錠剤。
  37. 【請求項37】ナプロキセンの量が約500mgである、
    特許請求の範囲第3項記載の制御放出性錠剤。
  38. 【請求項38】ナプロキセンの量が約750mgである、
    特許請求の範囲第3項記載の制御放出性錠剤。
  39. 【請求項39】ナプロキセンの量が約1000mgであ
    る、特許請求の範囲第3項記載の制御放出性錠剤。
JP58180076A 1983-06-14 1983-09-27 制御放出性ナプロキセンおよびナプロキセンナトリウム錠 Expired - Lifetime JPH0662404B2 (ja)

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