JPH0662029A - 通信ネットワーク・システム - Google Patents

通信ネットワーク・システム

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JPH0662029A
JPH0662029A JP12296593A JP12296593A JPH0662029A JP H0662029 A JPH0662029 A JP H0662029A JP 12296593 A JP12296593 A JP 12296593A JP 12296593 A JP12296593 A JP 12296593A JP H0662029 A JPH0662029 A JP H0662029A
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    • H04L45/484Routing tree calculation using multiple routing trees

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ・セットの制御管理とは独立に通信経
路を確立する方法とシステムの提供。 【構成】 分配ツリーは、ツリー・リーダーによるツリ
ー・アドレスの生成によって作成される。そのネットワ
ークの識別子とノード識別子とを利用して、ツリー・ア
ドレス相関子が生成され、マルチキャスト・ツリー・セ
ットのメンバーごとに、接続された副ノードまたはユー
ザのリストが生成される。これにより必要な副ノード全
てを包むツリー分配経路を計算し、ツリー・リーダーに
よって、その経路に沿って関連する各副ノードにツリー
・セットアップ要求が送られる。各副ノードは、ツリー
・アドレスが既に使用中であるかどうかを示すメッセー
ジを返す。交渉に成功したツリー・アドレスは、ネット
ワーク全体の各ノードにある経路リンクの始点と終点で
マークされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全般的にはパケット伝
送通信システムに関し、具体的には、そのようなシステ
ムでマルチキャスト・ツリー通信を管理する方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多重ノード通信ネットワーク内でのパケ
ット伝送技法の使用がまったく普通のことになってきて
いる。このようなシステムには、通常、伝送リンクによ
って相互接続され、全体通信システムを形成する、複数
のパケット交換ノードが含まれる。デジタル情報がパケ
ットのグループに分割され、各パケットは、交換ノード
を制御して、パケットを親ノードから1つまたは複数の
宛先に移動するのに必要な経路指定情報を含むヘッダを
有する。このようなシステムは、クラスタ化されたデー
タ処理サイトの小型の局所サービスだけでなく、全国的
または国際的な範囲の大型の大規模分散データ処理機能
にも使用されている。
【0003】経路指定のプロトコルまたは方法は、伝送
システムを介したノードからノードへのパケットの経路
指定を制御するのに使用される。自動ネットワーク経路
指定(ANR)では、パケット交換経路の連続するレグ
(legs)に対して、リンクされたラベルまたは識別子の
連結を使用する。パケットがネットワークを横断する際
にラベルがはぎ取られるが、必ず次に必要なラベルが経
路指定フィールドの先頭に残る。これらの連結されたラ
ベルのコンパイルおよび管理が、エラーを生じる可能性
があり、余分な処理を必要とする。これは、接続された
1組のネットワーク・ノードおよびリンクとして定義さ
れる分配ツリー(distribution tree)をセットアップ
することによって回避できる。このようなツリー中で
は、独自のツリー・アドレスがパケット・ヘッダの経路
指定フィールド中で使用され、同一のツリー・アドレス
がそのツリーを形成する各リンクに関連付けられる。マ
ルチキャスト・パケットがあるパケット交換ノードに達
する時、そのパケット内のツリー・アドレスが、そのノ
ードから出るすべてのリンクに関連するツリー・アドレ
スと比較される。その後、このパケットを、そのノード
から、アドレスの一致が発生した1つまたは複数のリン
ク上へ伝播することができる。複数の枝を1つの交換ノ
ードに接続し、これを介してマルチキャスト・システム
のかなり多数の最終ユーザにパケットを同時に伝播でき
るようにすることによって、非常に高い効率が達成され
る。
【0004】マルチキャスト・ツリー経路指定には、そ
のネットワーク上でパケット交換プロトコルを介して通
信することを望むユーザのために、1組の伝送システム
を作成し維持することが必要である。これには、その1
組のメンバーを互いに相互接続するのに最適な経路を決
定し維持することも必要である。従来技術では、ユーザ
の周知のグループのためにマルチキャスト・ツリーを作
成し使用することが一般的であったが、そのグループの
メンバーが変化する時、ハードウェア障害が発生する
時、あるいは1ユーザもしくはツリーの1区画の再活動
化によってそのツリー経路内にループが生じる時に、か
なりの問題が生じる。したがって、ツリー経路のセット
アップまたは定義は重要な関心項目であり、それに関し
て多くの記述が行われてきた。
【0005】たとえば、IEEE1991年4月号掲載のIE
EE INFOCOM 1991報告書に記載のブベニク(Bubenik)他
の論文"Multipoint Connection Management in High Sp
eedNetworks"を参照されたい。また、1990年12月
付のIBM Corporationの研究報告書に記載のセガル(Seg
all)他の発表"Reliable Multiuser Tree Setup with L
ocal Identifiers"をも参照されたい。
【0006】ツリー分配機構をセットアップする方法
は、前述の従来技術に記載された様々な手順に従ってき
た。これらの手順には、経路を計算してリンク識別子の
連結を作成する直列アルゴリズムと、ホップ・バイ・ホ
ップ処理で計算を行って経路長を最短にする直列アルゴ
リズムが含まれる。これらの手法のどちらも、ツリー・
セットアップ・メッセージをノードからノードへ直列に
伝播しなければならず、その結果を解釈して所望の解を
得なければならない点で、効率が悪いと考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のマルチキャ
スト・パケット通信システムにおける前述の既知の問題
を考慮して、本発明の目的は、マルチキャスト・ユーザ
・セット自体の制御および管理とは独立してマルチキャ
スト・ツリー通信経路をセットアップするための改良さ
れた方法およびシステムを提供することである。
【0008】本発明のもう1つの目的は、マルチキャス
ト・ツリー経路指定方式での伝送経路の管理が、各ツリ
ー編成によって、システム内の各ツリー内でツリー・リ
ーダーが指定される形で実行される、改良されたパケッ
ト通信のシステムを提供することである。
【0009】本発明の上記の目的および具体的には列挙
しないその他の目的は、後述する好ましい実施例で満た
される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロセッサ
と、通信ネットワーク・トポロジ・データベースと、必
要なメモリと、様々な制御機能および管理機能を実行す
るための実行可能プログラムとを含む、個々の各ノード
内の機能を利用する。本出願人に譲渡された米国特許出
願900647号に記載の通り、各ノードは、セット・
マネージャのサービスを受ける1組のユーザ(ユーザ・
セット)の必要に応じて、様々な役割を引き受けること
のできるセット・マネージャとして働く、命令コードか
ら構成される。セット・マネージャの主な機能は、セッ
トの作成、変更および解体に関するものであり、前述の
特許出願明細書に記載されている。他の機能は、様々な
役割で動作中のセット・マネージャによって制御される
ネットワーク内での分配ツリーの作成および管理に、独
自にかつ別々に関連する。ネットワーク内での分配ツリ
ーの作成、解体および制御は、ツリー・リーダー(T
L)に割り当てられた独立の機能である。既知のグルー
プにメッセージを伝送し、あるいはマルチキャスト・パ
ケットの搬送のために1つまたは複数のツリー通信経路
を作成または活動化するために、セットのメンバーまた
は外部からの要求に応答して、いずれかのノードに常駐
するツリー・リーダーを呼び出すことができる。ユーザ
・セットのセット管理をツリー通信の作成および管理か
ら分離すると、セット・メンバーの変化に対してより効
率的に応答でき、ネットワーク内の通信障害に対してよ
り迅速に応答できるという利点がある。セット・メンバ
ーと伝送経路作成をそれぞれ独立に分散制御すると、冗
長度が増加するため、マルチキャスト通信システムを利
用する際の信頼性がはるかに高くなる。セット・メンバ
ーの変更と様々な伝送経路の存続可能性の変化をツリー
・リーダーに知らせるため、セット管理機能とツリー・
リーダー機能の間でメッセージを交換する。セット・マ
ネージャからツリー・リーダーへの変更通知メッセージ
が呼び出されるのは、ツリー・ユーザがセットに加わっ
たまたはセットから離れた時、あるいはセット・マネー
ジャがツリー・リーダーからツリー・リフレッシュ・メ
ッセージを受け取らなかった時である。自動タイムアウ
ト機能を用いると、ツリー・リーダーが伝送リンクの障
害に応答できるようになり、これは、迅速かつ効率的に
ツリーの分割を引き起こす。
【0011】
【実施例】本発明は、ネットワーク内の分配ツリーが1
組のメンバーを包含するようにして、その中でユーザ・
セットおよびネットワークの作成および管理とは独立
に、ツリー自体を作成および管理できるようにするため
のプロトコルを含む。分配ツリーは、現在のセット・メ
ンバーの知識とセット・マネージャから与えられるネッ
トワーク・トポロジーの知識とを有する、ツリー・リー
ダーによって作成される。セット管理と、前述の関連特
許出願に用いられる用語の、ある程度の理解が必要であ
る。
【0012】セット・マネージャとは、異なるマルチキ
ャスト・グループまたはマルチキャスト・セットに関す
るメンバー情報を維持し調整する、マルチキャスト・サ
ービスで必要な構成要素である。前述の関連特許出願に
示されるように、セット管理は、好ましい実施例ではネ
ットワーク内のすべてのノードで実施され、セット・マ
ネージャ、セット・リーダーおよびネットワーク・レジ
ストラの具体的な機能を実行するのに必要な機能を有す
る。
【0013】セット・マネージャとして動作する制御機
能コードは、そのセット・マネージャが常駐する特定の
ノードにある、またはそのノードのサービスを受ける、
様々な伝送ユーザ(TU)の代わりに働く。セット・マ
ネージャ(SM)は、局所メンバーを追跡し、局所メン
バーが存在しそのノードでサービスを受ける、すべての
グループのIDを追跡する。グループIDは、ユーザの
1グループを一義的に識別する。
【0014】セット・リーダー(SL)とは、所与のセ
ットについて、そのユーザ・セット全体に関するメンバ
ー情報を維持する、所与のグループID用の特定のセッ
ト・マネージャである。これは、局所的にサービスを受
けるメンバーに関する情報だけを知っているSMとは異
なる。
【0015】レジストラ(R)とは、ネットワーク内で
動作して、ネットワーク内で接続されるグループIDご
とにせいぜい1つのSLが存在するように保証する、特
定のセット・マネージャであり、そのセットに関する情
報を獲得するように、クライアントに指示し、あるいは
割り当てられたSLにマルチキャスト・セットの外部か
ら要求する。
【0016】これと関連して、本発明のツリー・リーダ
ー(TL)は、セット・メンバーとセット・マネージャ
から教えられたネットワーク・トポロジーに基づいて、
マルチキャストに使用するための分配ツリーを作成し維
持するタスクを委ねられる。分配ツリーを必要とするセ
ットのセット・リーダーが、ツリー・リーダーになる。
ツリー・リーダーは、現在のセット・メンバーを反映す
る分配ツリーを作成し、そのツリーの拡張、削除、ある
いはもはや不要になった時にはそのツリー全体の破棄を
管理する。あるセットのために作成され維持されたツリ
ーを用いると、伝送ユーザが、セット・メンバーのため
にそれ自体の分配ツリーを作成する必要なしに、そのセ
ットへのアクセス権を獲得できるようになる。セット
は、外部の非メンバーがツリーのサービスを利用できる
か否かという点で、開放型でも閉鎖型でもよい。
【0017】主にセット・メンバーとその管理に関係す
るセット・マネージャ、レジストラおよびセット・リー
ダーの機能を、ツリーを含むネットワーク内の1組の別
々の経路の作成、維持および制御に関係するツリー・リ
ーダーの機能から分離することが、本発明の重要な態様
である。セット管理をツリーの作成および管理から分離
すると、とくに高速ネットワークにとって決定的な、モ
ジュール式のより効率的な実施態様が得られる。通信を
開始する前に効率的な分配ツリーを確立しておくこと
は、ビデオやマルチメディア通信の場合のように高帯域
パケット・トラフィックが不可欠の要件となる場合に
は、とくに必要である。さらに重要なことに、このよう
なリアルタイム依存システムでネットワーク障害に迅速
に応答するには、ツリーを維持し、ツリー・メンバーへ
の進行中の通信の中断を避けるために代替ツリー経路ま
たは回復ツリー経路をすばやく作成する、なんらかの方
法が必要である。
【0018】本発明によれば、所与のユーザ・セット内
に存在する複数のツリーを作成することも可能になる。
これによって、1つまたは複数の追加ツリーもしくは全
く新規のツリーを作成して、帯域幅の需要を通信ノード
間に公平に分散させ、このようにしてセットの必要を満
足させることによって、このセットに関連する既存のツ
リーの帯域幅容量を越えるマルチキャスト要求を満足で
きるようになる。この要求は、他のツリー作成プロトコ
ルでは無視される。
【0019】同一の1つまたは複数のノードにサービス
する並列経路の通信ループが存在しないように保証する
ための機構が含まれる。これは、従来技術では大きな問
題であるが、ツリー構成とネットワークのトポロジーの
知識へのアクセス権を有し、ループの作成を防止するた
めに、そのツリーの拡張、削除および構成に対する完全
な制御を有する、唯一の「オーナー」またはリーダーで
ある、そのツリーのツリー・リーダーを設けることによ
って対処される。
【0020】最後に、セットアップ・メッセージの直列
伝播またはホップ・バイ・ホップ伝播を使用する従来技
術とは異なって、一連の並列メッセージを介してツリー
を作成することのできる、改良されたツリー・セットア
ップの機構または方法が含まれる。
【0021】以下に、図1に概略的に示すように、ネッ
トワーク内の各ノードに、ツリー・リーダーとして働く
ための追加機能を備えるように構成された前述の関連特
許出願明細書で定義されるセット・マネージャを設け、
かつセット・マネージャからツリー・リーダーにまたは
その逆に提示される様々な要求および需要に応答するこ
とによって、図4に全般的に示す形の多重ノード分散ネ
ットワーク内でツリーの作成、維持および削除というタ
スクを実行するツリー・リーダーの機能について説明す
る。
【0022】図1に示す通り、ツリー・リーダー(T
L)機能は、セット・マネージャに送られるいくつかの
異なるタイプのメッセージを作成する。これらのメッセ
ージには、既知の独自のツリー・アドレスでセットワー
ク内のリンクをマークすることによって分配ツリーの作
成または拡張を行うツリー要求(TREE_REQUE
ST)メッセージ、ツリーのメンバーを削除するツリー
削除(TREE_DELETE)メッセージ、既知のツ
リー・アドレスでリンクのマークをリフレッシュするツ
リー・リフレッシュ(TREE_REFRESH)メッ
セージ、および、ツリーがもはや不要になった時にツリ
ー全体を削除するツリー破棄(TREE_DISCAR
D)またはツリー破壊メッセージが含まれる。
【0023】これらのメッセージのそれぞれを詳細に説
明し、各メッセージによって呼び出される機能を実行す
る手順を詳細に説明する。ただし、最初に、図1に示す
ような、共に所与のノード内に常駐するセット・マネー
ジャとツリー・リーダーの間でのツリー要求メッセージ
のやり取りの幾つかの顕著な特徴を説明する。ツリー要
求メッセージは、ツリーの各経路がツリー構成アルゴリ
ズムによってマップされた後に、ツリーの各経路に沿っ
て送られ、そのツリー内の各リンクおよびノードにある
様々な出力ポートまたは接続をマークすることによっ
て、ツリーをセットアップするのに使用される。このメ
ッセージは、各関連ノード内のセット・マネージャ(S
M)に、伝送リンク、ノード間リンク、および場合によ
っては末端境界を、あるツリーが所与の時点に含むすべ
てのノードについて、そのツリーに関して一義的なもの
として識別され協定された特定のツリー・アドレスでマ
ークするように要求する。後で詳細に説明するが、ツリ
ー要求メッセージは、ツリーに関連するセットを識別
し、ツリー経路に沿う各セット・マネージャによって現
セット・メンバーに関連する末端エッジまたは制御点を
マークするのに使用されるグループ識別を含めて、様々
なメッセージ・フィールドを含んでいる。ツリー要求メ
ッセージはまた、ツリー・リーダーのノードの識別子で
あるノードIDも含んでいる。ツリー要求メッセージ
は、ツリーに含まれるすべてのリンクおよびノードにわ
たって所与のツリーに関して一義的な、32ビット・フ
ィールドのツリー・アドレスと、以下で詳細に説明する
ようにネットワーク自体の中でツリーを一義的に識別す
る、ツリー・アドレス相関子インデックス番号とを含ん
でいる。ツリー要求メッセージはまた、戻りツリー・ア
ドレス間隔、受取り側のセット・マネージャから返され
るツリー・アドレスの有効範囲の標識、および所与の伝
送ユーザがあるツリーに加わりまたはツリーから離れる
ことの通知をツリー・リーダーが受けたい時にはセット
・メンバー通知、およびツリー上のトラフィックに必要
な最小の最大リアルタイム・パケット・サイズの標識、
必要とされる最小の最大非リアルタイム・パケット・サ
イズ、最小の非予約パケット・サイズ、および受取り側
セット・マネージャが現リンクをマークまたはマーク解
除しなければならないことを示すクリーンアップ・ビッ
トを含む。
【0024】最後に、最初にコピーされた副ノード識別
子の標識が含まれる。これは、クリーンアップ・ビット
標識がオン状態にセットされている時に使用される経路
に沿った、最初にコピーされる副ノードのノードIDと
副ノードIDである。
【0025】前述のすべての詳細は以下の議論で扱う。
既知のユーザ・セット用の初期分配ツリーの作成は、以
下で詳細に定義する多数のステップを伴う。これらのス
テップとしては、一般に下記のものが含まれる。
【0026】ツリー・リーダーは、ツリー・アドレスを
生成しなければならない。これは、乱数発生器で生成さ
れる32ビットの乱数である。ツリー・リーダーは、ツ
リー・リーダーのノードIDと、そのノードのネットワ
ークIDと、4バイトのカウンタ値とを含むnバイト・
フィールドである、ツリー・アドレス相関子インデック
スを生成しなければならない。ツリー・リーダーは、セ
ット・メンバー副ノードのリスト、すなわちサービスを
受ける各セット・メンバーに接続されたノードのリスト
をコンパイルしなければならない。ツリー・リーダー
は、サービスを受ける副ノードのリストをコンパイルし
終えた後に、必要な副ノードのすべてを包含するように
マップされた最短経路または最も効率的な経路を計算す
るようにツリー計算アルゴリズムに要求しなければなら
ない。ツリー計算機能またはツリー計算アルゴリズム自
体は、本発明の一部ではない。多数のツリー計算アルゴ
リズムが存在し、望みに応じてそのどれを使用してもよ
い。効率的なアルゴリズムの1つが、ドミトリー・ベル
チェカス(Dimitri Bertsekas)およびロバート・ガラ
ガー(Robert Gallagher)著、"Data Network"、198
7年、Prentiss-Hall,Inc.に定義されたアルゴリズムで
ある。この著書の第5章p.312に、親ノードから複
数のノード上の1人または複数のユーザにメッセージを
分配するための最小重みスパニング・ツリーの経路マッ
プを計算するための2つの有用なアルゴリズムの例が示
されている。どちらのアルゴリズムも、本発明の目的に
有効であり、既知のユーザ・セットに対する初期分配ツ
リー経路マップの計算に使用するのに適している。
【0027】ツリー・リーダーは、ツリーの構成時にそ
のツリーの内部イメージまたは内部表現を作成または捕
捉しなければならず、セットアップおよび動作中にその
ツリーが横切るはずのノードまたは副ノードからの予想
されるすべての応答のリストをコンパイルする。ツリー
・リーダーは、リアルタイム、非リアルタイムおよび非
予約のトラフィックについて、分配ツリー上でサポート
されるトラフィックの各タイプごとに、最大パケット・
サイズを決定しなければならない。希望するなら、ツリ
ー・リーダーに、ツリーをセットアップまたは定義しよ
うとする試行の回数をカウントする手段と、ツリー要求
メッセージを作成する手段を含めることができる。ま
た、ツリー・リーダーは、様々なノードから応答を受け
取りそれを解釈する手段と、ツリーの状況、すなわちイ
ネーブルされているのかディスイネーブルされているの
かと、そのツリーのアドレスと、アクセスされる副ノー
ドとを共用できるように、ネットワーク内のセット・マ
ネージャおよびレジストラと通信する手段を有する。
【0028】上述のように、最初のステップは、ツリー
・アドレスを生成することである。このツリー・アドレ
スは、本発明では任意のタイプの乱数発生器によって供
給される32ビット乱数である。多数の乱数発生器が、
ソフトウェアまたはハードウェアで使用でき、当技術分
野で周知であり、したがって、ここでは詳細に説明しな
い。
【0029】ツリー・アドレス相関子またはインデック
ス番号は、本発明独自のものであり、好ましい実施例で
は、ネットワークIDまたはネットワーク全体中のノー
ドの名前を含む。これは、ノードID自体および4バイ
トのカウンタ値と連結される。全体として、ツリー・ア
ドレス相関子インデックスは、ネットワーク内でツリー
を識別する。カウンタ値は、新規のツリー・アドレス相
関子インデックスが必要とされる時に増分される。ツリ
ー・リーダーが障害を発生する時には、新規のカウンタ
値が必要に応じて生成できるので、そのツリー・リーダ
ーが最後のカウンタ値を記憶しておく必要はない。所与
のツリー・リーダーによって維持されるすべてのツリー
は、そのツリー・リーダーが障害を発生した場合に破棄
される。というのは、そのツリー上に伝送ユーザを有す
るセット・マネージャが、その障害を検出し、障害を発
生したツリー・リーダーのノードから発するすべてのツ
リーのツリー・アドレスをマーク解除し、そのセット・
マネージャの伝送ユーザにそのツリーがもはや存在しな
いことを知らせるからである。
【0030】相関子インデックスを用いると、複数のツ
リーが共通の副ノードで交差しない限り、同一のツリー
・アドレスをネットワーク内の複数のツリーに使用する
ことができる。
【0031】副ノードのリストは、ツリー・リーダーに
よって、セット・マネージャとの通信によってコンパイ
ルされ、このセット・マネージャは、ツリー・リーダー
に、そのセット・メンバーの副ノードであるすべての副
ノードを含むセット・メンバー・リストを与える。セッ
ト・メンバーとその管理は、前述の関連特許出願明細書
で定義されるようにセット・マネージャの機能であり、
本発明の主題であるツリーの作成および管理には関連し
ないことを想起されたい。
【0032】サービスを受けるすべてのメンバーの副ノ
ードを包含する分配ツリーを作成または拡張するのに必
要なツリー計算アルゴリズムは、下記の情報を供給され
るツリー計算アルゴリズムによって計算される。
【0033】ツリー・リーダーのノード内の親副ノード
すなわちツリーの作成を要求している要求元副ノードの
アドレス。内部初期ツリー表現。これは、最初は親副ノ
ードの識別であり、ツリー・リーダーが新規ツリー計算
を求めるたびにツリー計算関数によって返される。これ
は、そのツリーが拡張される際に、次にツリー計算が呼
び出される時に入力として使用される。目標副ノードの
リスト。これは、ツリーに追加される、あるいは元のツ
リー内で構成される副ノードのリストである。回避され
るリンクまたは副ノードのリスト。これは当初は空リス
トである。このリストは、後に詳細に説明するように、
ツリー要求メッセージに対する前の否定的な応答または
前の応答なし状態に基づいて、ツリー・リーダーによっ
て作成される。ツリー計算アルゴリズムには、帯域幅標
識も必要である。ビデオ・トラフィック用など、所与の
帯域幅が必要な場合、そのような帯域幅をサポートする
能力を有するリンクだけが、ツリー計算アルゴリズムに
よってツリー・リンクの候補として選択され得る。実際
の帯域幅要件のなんらかの表示も、このアルゴリズムに
与えなければならない。
【0034】単一方向や両方向など、ツリーの方向性を
示す標識が必要である。起点から宛先までの許容可能経
路長閾値も必要になることがある。リアルタイムまたは
非リアルタイムの標識も与えなければならない。という
のは、ツリー上で送られるトラフィックのタイプが変わ
る可能性があるからであり、リアルタイム・サポートが
必要な場合には、リアルタイム・トラフィックをサポー
トできるリンクだけが、このアルゴリズムによってツリ
ー・リンク候補として選択され得るからである。トラフ
ィックの各タイプごとの最小の最大パケット・サイズ
も、このアルゴリズムに通信しなければならない。これ
が必要なのは、少なくとも最小の最大パケット・サイズ
をサポートできるリンクだけを考慮しなければならない
からである。
【0035】ツリー計算機能アルゴリズムは、要求元の
ツリー・リーダーに、ツリーの作成または拡張に使用で
きる、ネットワークの関連ノード間の1組の識別済み経
路を返す。これには、最終ツリー表現または経路マッ
プ、最終ツリーが到達できないすべての副ノードのリス
ト、および各トラフィック・タイプごとの最小の最大パ
ケット・サイズの値の確認も含まれる。ツリー計算アル
ゴリズムがツリーをうまく計算できない場合、ツリー・
リーダーは下記のことを行う。
【0036】ある分配ツリーの内部表現は、使用される
順序に並んだ1組の自動ネットワーク経路指定(AN
R)リンク識別子を含む。ツリー・リーダーは、分配ツ
リーのマップの内部表現を維持する。この内部表現は、
起点からそのツリーが終わる様々な末端界面または末端
副ノードまでのすべてのリンクをその接続の順序で含
む。この内部表現は、割り当てられたツリー・アドレス
と、この特定のツリーの独自のツリー・アドレス相関子
も含む。
【0037】ツリー計算アルゴリズムから計算済みのツ
リーを受け取ると、ツリー・リーダーは、必要な情報を
計算済みのツリー経路に沿ってマルチキャストで関連す
るすべてのノードと副ノードに送り、各要素からの応答
を待つ。肯定的な応答が返される場合、またはツリー・
リーダーが所望のメンバーの一部を省略して制限付きの
分配ツリーを確立できる場合、前述の関連特許出願に詳
細に記載されるように、ツリー・リーダーが、ネットワ
ーク・レジストラにアサート・メッセージを送って、動
作しているツリー・リーダーの機能を引き継がせる。そ
の際に、現ツリー・アドレスおよびアクセスされる副ノ
ードに、イネーブルされたツリーがある。
【0038】予想される応答のリストが、ツリー計算ア
ルゴリズムによって返される経路セットに従って生成さ
れる各経路に沿ってマークされるリンクのリストに基づ
いて生成される。このリストは、予想される応答の数を
決定するのに使用され、そのツリーが両方向通信ツリー
である場合には、マークされる各リンクが2つの応答を
受け取らなければならない。ツリー・リーダーは、その
ノードのセット・マネージャに送られたツリー要求メッ
セージに対する応答を受け取り、受取りの際にそれらの
メッセージを処理する。受け取ったメッセージがすべて
肯定である場合、ツリー・リーダーは、ツリー経路のマ
ーク付けを確認するためにツリー・リフレッシュ・メッ
セージの送出を開始し、そのセット・マネージャにツリ
ー・リーダー・アサート・メッセージを送る。
【0039】ツリー要求(作成)メッセージから受け取
った応答を処理する際に、ツリー・リーダーは、1つま
たは複数の応答が否定であり、最初に選択されたツリー
・アドレスが、1つまたは複数のノードに既に存在する
アドレスと衝突するために無効であることを示すことを
発見することがある。ツリー・リーダーは、その応答メ
ッセージ中で返されるすべてのツリー・アドレス間隔に
対して論理和を実行し、応答を返すどのユニットによっ
ても使用されていない間隔に含まれるアドレスを選択す
る。新規ツリー・アドレスから始めて、ただし同一のア
ドレス相関子インデックスを使って、ツリー作成手順が
繰り返される。応答を実際に受け取っており、かつ問題
となるのはツリー・アドレスだけなので、新規ツリー経
路を計算する必要はない。
【0040】1つまたは複数の応答を受け取らず、また
は否定の応答が経路内で所望のリンクが現在動作中でな
いことを示す場合、あるいはマーク可能なツリー・アド
レスの限界が削除される場合、ツリー・リーダーは保留
中の参加要求または離脱要求を処理する。というのは、
これらの要求が最終的なセット・メンバー・リストに影
響し、したがってその分配ツリーに含まれる副ノードに
影響するからである。その後、ツリー・リーダーは、そ
れに関する応答を受け取らなかった、あるいは参加する
ことのできない、無効なリンクのリストをコンパイルす
る。その後、ツリー・リーダーは、返されたアドレス間
隔に対して論理和を実行し、その間隔内で未使用のアド
レスを選択し、新たに選択されたツリー・アドレスと新
しいアドレス相関子インデックスを使ってツリー作成手
順を繰り返す。新しい相関子インデックスが必要になる
のは、前の試行でマークされたリストが古くなり、現在
のメンバーを反映する副ノードのリストと無効なリンク
のリストを計算アルゴリズムに提供することによって、
ツリーを計算する必要があるからである。
【0041】これらのメッセージと処理の流れの全体的
な概略を、図2に示す。あるユーザ・セットに情報を送
りたい伝送ユーザは、ツリー・リーダーとして働くセッ
ト・マネージャに最初のメッセージを送る。セット・マ
ネージャは、ネットワーク・レジストラに照会して、指
定されたセットの現在のセット・リーダーがどれになる
かを判定する。その後、セット・マネージャは、セット
・リーダーに照会して、そのセットのメンバーに関する
情報を見つけ、ステップ4で、ツリー作成処理を開始す
る。
【0042】伝送ユーザの要求に応答してツリーを作成
するステップは、図2に示した情報の流れ1で示される
最初のステップであり、セット・リーダーに照会するス
テップは、セット・マネージャとレジストラの間の情報
の流れ2で示され、セット・メンバー情報に関するセッ
ト・リーダーの照会は、そのデータの流れ3で示され、
セット・マネージャ/ツリー・リーダーは、ツリー作成
処理4を実行する。
【0043】図3に、あるユーザ・セットに、そのセッ
トの外部のユーザから情報を送る処理を示す。ユーザは
まず、そのセット・マネージャに、識別されたセットに
情報を送りたいことを知らせる。セット・マネージャ
は、レジストラに照会して、識別されたセットのセット
・リーダーがどれであるかを見つけ、その情報を要求元
の伝送ユーザに返し、その後、このユーザは、その情報
を、セット・マネージャを介する遠隔アクセスにより、
識別されたセットのツリー・リーダーに直接送り、この
情報はそこで適宜分配される。
【0044】制御下の伝送リンク、ノード間リンクおよ
び末端境界上でマークされるすべてのツリー・アドレス
にある常駐ノードが有効であることを、すべてのセット
・マネージャに伝えるツリー・リフレッシュ・メッセー
ジがツリー・リーダーから送られる。応答は不要であ
る。この情報のフィールドは、ツリー・アドレスとツリ
ー・アドレス相関子インデックスである。セット・マネ
ージャは、ツリー・リフレッシュ・メッセージを受け取
るたびに、そのツリー・リフレッシュ・タイマを初期値
にリセットする。このタイマが、ツリー・リフレッシュ
・メッセージの受取なしに満了した場合、セット・マネ
ージャは、そのツリー・アドレスでマークされたリンク
および末端境界をすべてマーク解除し、1)そのツリー
・アドレス相関子インデックスを介して影響を受けるツ
リーを識別するセット変更通知メッセージと、2)リフ
レッシュ・メッセージを受け取らなかったノードIDお
よび副ノードIDと、3)通知の理由を示す標識と、
4)ユーザのカウントとを送る。
【0045】ツリー削除プロトコルは、これに類似して
おり、ツリー・リーダーがツリーから枝を削除する際の
プロトコルである。ツリー・リーダーはまた、セットの
メンバーへの接続が失われたことに基づいて、ツリーか
ら枝を削除することもできる。ツリー削除メッセージに
よってこれが達成される。ツリー・リーダー機能は、ツ
リー・アドレスとツリー・アドレス相関子インデックス
を含むツリー削除メッセージを送り、それ自体から刈り
取られるツリーの枝の最初の副ノードにANRを送るこ
とによって、それに連結されている、刈り取られる枝の
ANRを送る。
【0046】ツリーの作成中またはツリーの拡張中にル
ープが形成されないようにするために、ツリー・リーダ
ーは、起こり得る障害を認識し、適宜処置しなければな
らない。初期ツリーは、ループを回避するツリー作成ア
ルゴリズムによってマップされるので、初期ツリー作成
時のループ形成は、ツリー・リーダーにとって問題では
ない。しかし、セット・マネージャが障害を発生した場
合、ツリー・リンクが障害を発生したことを示すトポロ
ジ更新をツリー・リーダーが受け取った場合、セット・
マネージャがツリー・リフレッシュ・メッセージを受け
取らなかったことを示すセット変更通知メッセージを受
け取った場合、あるいはツリー拡張の試みが失敗した場
合、伝送ユーザをそのツリーから除去しなければならな
くなることがあり、最後の場合には、伝送ユーザがツリ
ーに追加されないようにしなければならないことがあ
る。しかし、どの場合でも、ツリー・リーダーは、その
ツリーを再拡張してそのツリーに特定のユーザを追加す
るか、あるいは追加を防止するかしなければならない。
これは、本発明では、クリーン・アップ・マーカー・ビ
ットを用いて達成される。
【0047】ツリー・リーダーは、上記の障害を検出し
た場合に、障害の結果切断されたすべてのノードまでそ
のツリーを再拡張する。この拡張処理は、切断された副
ノードを通って異なるリンクをマークしながら進むこと
ができ、そのツリー内にループを作成する可能性があ
る。これが発生しないようにするために、ツリー要求メ
ッセージ内でクリーン・アップ標識ビットが「オン」に
セットされる。同一のツリー・アドレスを有する複数の
経路に、前にそのツリー上にあった副ノードで出会った
場合、ツリー・リーダーのクリーン・アップ・ビットが
「オン」にセットされていると、そのメッセージを受け
取ったノードは、前に存在したリンク接続をマーク解除
し、新規に要求されたリンク接続だけをマークする。
【0048】図4に、「ノード1」ないし「ノード1
1」と称する11個のノードからなる大きな分散ネット
ワークの一部を概略的に示す。ノードを接続する実線
は、活動状態の通信リンクを示し、破線は、このネット
ワークの図が作成された時に存在したと想定される非活
動状態であったリンクを示す。各ノードには、前述の関
連特許出願明細書に記載された発明に従って、SM1
いしSM11として識別されるセット・マネージャが含ま
れる。また、各ノードは、1人または複数の伝送ユーザ
を含むことができる。この伝送ユーザは、セット・リー
ダーによって管理されるセットの一部であってよい。
【0049】図4では、2つの異なるセットが仮定され
る。ノード3に常駐するセット・リーダーA(SLA)
によって識別されるセットAと、ノード2に常駐するS
LBによって代表されるセットBである。2つのツリー
が、図4に示す基本的な通信ネットワーク内に示されて
いる。ツリーAは、随意にノード3、6、7、8および
9を含む。ツリーAは、セットAのセット・リーダーと
同一のノード3に常駐するツリー・リーダーTLAによ
って管理される。セットBのツリー・リーダーは、随意
にノード1に常駐し、ツリーBはノード1、2、3、4
および5を含む。ネットワーク・レジストラは、随意に
ノード4に常駐する。様々な伝送ユーザTUNが、図示
のように様々なノードに常駐する。このツリーまたはセ
ット群の外部のノードからのトラフィックは、たとえば
ノード10またはノード11から発し、ノード10また
はノード11のセット・マネージャ(SM)は、ネット
ワーク・レジストラにアクセスして、あるノードが通信
を望む識別されたセットのセット・リーダーのアドレス
または位置を知ることになり、そのセット・リーダーか
らツリー・リーダーの識別を教えてもらうことになり、
識別されたツリー・リーダーに分配のためにメッセージ
を転送することになる。
【0050】様々なツリーを含むノード間のリンク・イ
ンターフェースは、関連するツリーに応じて、アルファ
ベット指定"A"または"B"でマークされる。図4では簡
単にするために"A"または"B"を使用したが、先に述べ
たように、実際にはより完全なツリー・アドレス指定が
使用されることを理解されたい。ノード、たとえば図4
のノード3は、異なる複数のアドレスを有する異なる複
数のツリーに衝突なしに参加できることがわかるであろ
う。図4は、一般的な参照用に使用したものであり、以
下の説明で、処理の理解を助けるため随時参照する。
【0051】各ノードのセット・マネージャによって命
令コードとして実施される詳細な処理を図5ないし図7
に示し、セット・マネージャ内のセット・リーダー機能
を図8ないし図11に示す。これらのすべてを、まず図
5と図6によって詳細に説明する。処理は、図5と図7
のセット・マネージャのブロック1から始まる。という
のは、所与のノードのサービス伝送ユーザから要求を最
初に受け取って、識別されたセットに情報を送り、ツリ
ーをセットアップする要求を受け取り、ツリーをリフレ
ッシュするなどを行うのがセット・マネージャだからで
ある。様々なシナリオの流れを、以下で詳細に説明す
る。
【0052】図5のセット・マネージャのブロック1
が、サービスを受ける伝送ユーザから、所与のグループ
IDと、必要とされるサービス品質および帯域幅要求を
有する識別されたセットに情報を送るよう求める要求を
受け取ると仮定すると、このセット・マネージャは、ブ
ロック2で、指定されたユーザ・グループのセット・リ
ーダー情報を記憶しているかどうか検査する。そうであ
る場合、ブロック10で、帯域幅要件または応答時間要
件が要求されているかどうか検査する。そうである場
合、ブロック11で、セット・リーダーにセット情報を
求める照会を送って、セット・メンバー・カウントとセ
ット・メンバー識別を要求する。
【0053】セット・マネージャは、応答を待ち、ブロ
ック12で肯定の応答を受け取った場合は、ブロック1
3でそのセット・マネージャがツリー・リーダーにな
り、伝送ユーザの要件を記録し、ユーザ・セット情報を
記録し、ブロック14に出てツリー・リーダー処理に戻
り、後で図8ないし図11を参照して説明するようにツ
リー作成の開始を実行する。ブロック12で肯定の応答
を受け取らなかった場合、セット・マネージャは、それ
がセット・リーダーまたは代理セット・リーダーでない
かどうか判定するため検査を行う。それがセット・リー
ダーまたは代理セット・リーダーである場合、ブロック
3に戻って、セット・リーダー情報がセット・マネージ
ャでキャッシュされていないとわかった場合と同様に、
トポロジ・データベースを検査する。
【0054】ブロック15の検査で、セット・マネージ
ャがセット・リーダーまたは代理として働いていること
が示された場合、ブロック16に進み、要求元の伝送ユ
ーザに否定の応答を返し、ブロック17で、セット・マ
ネージャのブロック1に戻る。
【0055】ブロック10の検査で、帯域幅要件または
応答時間要件が要求されなかった場合、すなわちリアル
タイム・トラフィックが要求されていない場合、ブロッ
ク18に進んで、そのツリーがディスエーブルされてい
るまたは存在しないかどうかを検査する。ツリーがディ
スエーブルされていないまたは存在する場合、ブロック
19に進み、伝送ユーザにツリー・アドレス情報を与
え、ブロック20を経てセット・マネージャのブロック
1に戻る。
【0056】ツリーがディスエーブルされているまたは
存在しない場合は、ブロック18からブロック21に進
む。ここでは、識別されたセットのセット・リーダーへ
のツリー・イネーブル要求の送出を呼び出し、応答を待
つ。ブロック22で肯定の応答を受け取った場合、ブロ
ック23で、ツリー・アクセスを要求した伝送ユーザに
ツリー・アドレス情報を与え、ブロック24を経て出て
セット・マネージャのブロック1に戻る。しかし、否定
の応答が返された場合は、ブロック22からブロック1
5に進み、そこから前に説明したように処理が流れる。
【0057】しかし、識別されたセットに情報を送るよ
うに求める最初の要求を受け取った際に、セット・リー
ダー情報がキャッシュされているかどうかに関するセッ
ト・マネージャの検査でそれが存在しないとわかった場
合には、ブロック2からブロック3に進み、ここで、ト
ポロジ・データベースを検査して、ネットワーク・レジ
ストラの位置を探す。トポロジ・データベースでレジス
トラが存在しないことが示された場合、ブロック4から
ブロック5に出て、要求元の伝送ユーザに否定の応答を
返し、ブロック6を経てセット・マネージャのブロック
1に戻る。しかし、動作中のネットワーク内では通常そ
うであるように、レジストラが存在する場合には、ブロ
ック7に進み、セット・マネージャが、セット情報を求
める照会をレジストラに送る。ブロック8で応答を待
つ。肯定の応答を受け取った場合、ブロック10に進ん
で、帯域幅またはリアルタイム応答が要求されたかどう
か検査し、それに応じて、前に説明したようにブロック
11またはブロック18から処理が進む。しかし、肯定
の応答を受け取らなかった場合は、ブロック9に進ん
で、要求されたセットが実際に存在するかどうか検査す
る。そのセットが存在しない場合は、ブロック5に進
み、伝送ユーザに否定の応答を送り、ブロック6を経て
セット・マネージャに戻る。しかし、このSMがレジス
トラでない場合は、ブロック3に再び入って、レジスト
ラを求めて再度トポロジ・データベースを検査する。こ
の処理の全体の結果は、要求元の伝送ユーザが、識別さ
れたセット・リーダーまたはツリー・リーダーにメッセ
ージを送るための情報を有しているか、または否定の応
答を受け取り、伝送不能であるかのどちらかである。
【0058】セット・マネージャのブロック1で、ツリ
ー要求、すなわちツリーのセットアップを試みる別のツ
リー・マネージャから来る、ツリーのセットアップを求
める要求を受け取った場合、ブロック25で、クリーン
・アップ標識ビットがオンであるかどうかを検査する。
そうである場合、ブロック26に進み、その要求中で識
別される受取り側副ノードのSMをツリー要求中の最初
にコピーされた副ノードと比較する。これらが同一でな
い場合、ブロック27に示すように、コピーされた副ノ
ード内のすべてのリンクおよび末端境界からの要求中で
受け取った相関子に関連するツリー・アドレスがマーク
解除され、処理は、ブロック28に進む。ブロック26
で、このツリー要求の最初にコピーされた副ノードが、
その要求を受け取る副ノードと実際に同一である場合に
は、図に示すように、ブロック26から出て直接ブロッ
ク28に進む。ブロック28に進むのは、クリーン・ア
ップ標識ビットがオフであるとわかった場合、または前
述の他の条件が成り立つ場合である。ブロック28で、
所与のノードでどのリンクをマークすべきかを決定し、
その後ブロック29へ出る。
【0059】ブロック29では、各リンクを検査して、
それがオンライン、すなわち活動状態のリンクであるか
どうかを判定する。そうである場合、ツリー要求元のツ
リー・アドレスでマークされているリンクがあるかどう
かを調べる。そうである場合、ブロック35に進み、そ
のツリー相関子がツリー要求元のツリー相関子と等しい
かどうか検査する。そうでない場合は、そのアドレスは
既に別のツリー上で使用されており、ブロック36で、
そのアドレスが有効でないことを示す否定の応答が送ら
れてくる。しかし、ブロック35でアドレス相関子が一
致する場合は、ブロック37に進み、そのノードのリン
クが追加のツリー・アドレスをサポートできるかどうか
検査する。そうでない場合、やはりツリー・アドレス・
プールがこのノードで空になっていることを示す否定の
応答が送られ、ブロック31に進んで、その副ノードの
ための有効なツリー・アドレスのリストを生成し、ブロ
ック32に進んで、ツリー・リーダーに応答を送り、ブ
ロック33で終了してセット・マネージャのブロック1
に戻る。
【0060】しかし、ブロック37の検査でそのノード
のリンクが追加のツリー・アドレスをサポートできる場
合、ブロック39に進んで、要求に含まれるセット・メ
ンバーがその副ノードに存在するかどうかを判定し、次
にブロック40に進んで、識別されたツリー・アドレス
で適当なリンクまたは末端境界をマークする。セット・
マネージャが肯定的な応答を受け取った場合、ブロック
41からブロック42に出て、セット・マネージャが、
ツリー情報、応答するノードでツリー・アドレスでマー
クされた伝送ユーザの数、およびツリー・リーダーの位
置識別を記録し、ブロック43に進んで、次のツリー・
リフレッシュ・メッセージのためにタイムアウト・タイ
マをセットする。その後、ブロック31に進んで、その
副ノードの有効ツリー・アドレス・リストを生成し、ブ
ロック32で、それをツリー・リーダーが使用できるよ
うにツリー・リーダーに送る。
【0061】ブロック34に戻って、そのノードのリン
クのうちでツリー要求元のツリー・アドレスでマークさ
れているリンクがない場合は、ブロック44に進み、検
査を行って、ツリー要求元のツリー相関子がこれらのリ
ンク上で既知であるかどうかを判定する。そうでない場
合、ブロック37に進み、そこから上述のように処理を
続行して、そのノードのリンクが追加のツリー・アドレ
スをサポートできるかどうかを判定する。リンクが追加
のツリー・アドレスをサポートできる場合、ブロック3
9に進んで、前に説明したように処理を続行する。そう
でない場合は、ブロック38に進んで、やはり前に説明
したように処理を続行する。
【0062】しかし、ツリー要求元の相関子が、セット
・マネージャのノードでサービスを受けるリンク上で既
知の場合は、ブロック45に進んで、そこで現ツリー・
アドレスを有するリンクおよび末端境界をマーク解除
し、かつツリー要求元のツリー・アドレスでこれらをマ
ークし、その後、処理はブロック41に流れ、既に説明
したように続行する。
【0063】セット・マネージャのブロック1で、ツリ
ー・リフレッシュの要求またはメッセージを受け取った
場合、ブロック46に進み、そこで、ツリー・レコード
・エージ・フィールドを0にリセットし、その後、ブロ
ック47を経てセット・マネージャのブロック1に戻
る。しかし、タイムアウト時間が満了した場合は、ブロ
ック48に進み、セット・マネージャ・ノードがツリー
・リフレッシュ信号を受け取らなかったことを示す、ツ
リー・リーダーへのメッセージを生成し、その後、ブロ
ック49に進んで、そのノードのリンクをマーク解除
し、ブロック50を経てセット・マネージャのブロック
1に戻る。セット・マネージャのブロック1でツリー削
除メッセージを受け取った場合は、図7に示すようにブ
ロック51に進む。セット・マネージャは、識別された
リンクからおよびその副ノードにあるすべての末端境界
からのツリー相関子に関連するツリー・アドレスをマー
ク解除し、その後ブロック52に進んで、ツリー削除応
答を生成し、これをツリー・リーダーに送り、ブロック
53を経てセット・マネージャのブロック1に戻る。
【0064】セット・マネージャのブロック1で、隣接
するセット・マネージャまたは制御点が障害を発生して
いることを示すトポロジ更新を受け取った場合は、ブロ
ック54に進み、セット・マネージャは、リンクから障
害を発生したノードまでのすべてのツリー・アドレスを
マーク解除し、ブロック55を経てセット・マネージャ
のブロック1に戻る。
【0065】前述の処理はすべて、伝送ユーザ、ツリー
・リーダーまたはトポロジ・データベースからの要求に
応答してセット・マネージャ内で行われる処理であり、
トポロジ・データベースが、ネットワークのトポロジに
変化があるかどうか監視される。セット・マネージャの
位置に常駐するツリー・リーダーの機能の様々な呼び出
しも、既に述べたように図5ないし図7に示されてい
る。ツリー・リーダーの機能の実際の流れは、セット・
リーダー、セット・マネージャまたはトポロジ・データ
ベース更新からのメッセージによって呼び出され、これ
らは、図8ないし図11に示される。
【0066】図8ないし図11では、ツリー・リーダー
が機能しており、ツリー作成の指示を受け取った場合、
まずブロック56に進む。ブロック56では、ツリー・
リーダーが、ネットワークID、ノードID、副ノード
指定および32ビット・カウンタ番号を連結することに
よって、そのツリー・リーダーのネットワーク内の位置
に基づいてツリー相関子インデックスを生成する。次
に、ブロック57に進み、乱数アドレス発生器によって
ツリー・アドレスを生成する。ブロック58では、ツリ
ー・リーダーが、セット・メンバー・リストとネットワ
ークのトポロジに基づいて副ノードのリストをコンパイ
ルする。このセット・メンバー・リストとネットワーク
のトポロジを、要求元伝送ユーザの要求にサービスする
セット・マネージャから受け取る。次に、ツリー・リー
ダーは、ブロック59でツリー計算アルゴリズムを呼び
出して、すべての副ノードを包含し、それに対する要求
によって設定された品質と帯域幅の要件に合致する、ツ
リー・マップを計算し、ブロック60で応答を待つ。肯
定の応答を受け取った場合、ブロック63に進んで、ツ
リー・リーダーが、最小の最大パケット・サイズとツリ
ーの副ノード・アドレスまたはルート・アドレスを含む
各経路情報を記録し、その後、ブロック64でツリーの
各経路のツリー要求を生成する。その後、ツリー・リー
ダーは、ブロック65で、これらのツリー要求を送り、
応答を待ち、ブロック66を経てブロック1のツリー・
リーダー・セット・マネージャ機能に戻る。
【0067】ブロック60で肯定の応答を受け取らなか
った場合は、ツリー・リーダーは、要求元伝送ユーザに
否定の応答を返し、ブロック62でそのツリー・リーダ
ー処理を終了する。ツリー・リーダーのブロック1でそ
のツリー要求メッセージに対する応答を受け取った時
は、ブロック67で応答情報を記録し、その応答が、そ
れが期待している応答のリストからの最後の応答である
かどうか検査する。それが最後の応答でない場合は、ブ
ロック69を経て戻り、最後の応答の受取りを待つ。ブ
ロック68で最後の応答を受け取った場合、ブロック7
0に進み、再検査を行って、すべての応答を受け取った
かどうかを判定する。すべての応答を受け取ってはいな
いが、それでも最後の応答が受け取られたことが示され
る場合は、ブロック83に進んで、ツリー・リーダー
が、このツリーの各経路の旧アドレスを消去するがツリ
ーは破棄しない、ツリー削除メッセージを送る。その
後、ツリー・リーダーは、ブロック84で使用可能な応
答から新規ツリー・アドレスを選択し、ブロック58に
出て、ブロック58からは既に説明したように処理が流
れる。
【0068】しかし、ブロック70で、応答がすべて受
け取られたことが示される場合、ブロック71で検査を
行って、受け取った応答がすべて肯定であるかどうかを
判定する。そうである場合、ブロック76に進んで、予
想される伝送ユーザがすべてそのツリー上にあるかどう
か検査する。そうである場合、ブロック80に進んで、
ツリー上の伝送ユーザに関する記録を作成し、要求元ユ
ーザにツリー情報を返し、その後、ブロック81に進ん
で、ツリー・リフレッシュ・メッセージとリフレッシュ
・タイマ開始メッセージを送り、ブロック82を経て戻
ることによりこの処理が終了する。
【0069】しかし、ブロック71の検査ですべての応
答が肯定ではない場合、ブロック72に進んで、無効ア
ドレスを示すセンス・コード・ビットだけを受け取った
かどうかを判定する。そうである場合、ブロック73に
進んで、示された使用可能なツリー・アドレスのうちか
ら新規ツリー・アドレスを選択し、ブロック74に進ん
で、この新規アドレスを使用して旧アドレスを置換し、
新規アドレスを用いてツリー要求を再送出し、その後、
ブロック75を経て戻る。しかし、無効ツリー・アドレ
ス以外のセンス・コード・エラーを受け取った場合は、
ブロック83に進み、「ツリー破棄禁止」表示ビットを
オンにセットして各経路に対するツリー削除メッセージ
を送り、ブロック84以降に関して前に説明したように
処理を続行する。すべての応答を受け取り、そのすべて
が肯定である場合、ブロック76で検査を行って、予想
されるユーザがそのツリー上に存在するかどうかを調べ
る。それが存在しない場合は、ブロック77に進み、こ
こで検査を行って、要求されたすべての伝送ユーザがそ
のツリー上に存在することを要求元のユーザが必要とし
ているかどうかを判定する。そうでない場合、処理はブ
ロック80に流れ、ここでそのツリー上に実際に存在す
る伝送ユーザを記録し、その情報を要求元の伝送ユーザ
に返す。しかし、要求元のユーザが、その識別された伝
送ユーザがすべて存在することを必要とする場合は、ブ
ロック78に進んで、それが要求したユーザのすべてを
包含するツリーを作成できなかったことを示す否定の応
答をその伝送ユーザに送り、ブロック79でこのツリー
・リーダー処理が終了する。
【0070】ツリー・リーダーのブロック1で、ツリー
・リフレッシュ・タイマが満了したことを検出した場合
には、ツリー・リーダーは、ブロック85でそのツリー
上にツリー・リフレッシュ信号を送り、タイマをリセッ
トし、その後、ブロック86を経て戻る。
【0071】ツリー・リーダーは、ツリー削除応答、す
なわちツリー削除メッセージに対する応答を受け取った
時、ブロック87に進み、その応答情報を記録する。ブ
ロック88で検査を行って、これが期待される最後の応
答であるかどうかを判定する。そうである場合、ブロッ
ク89で、そのツリーを今破棄しなければならないかど
うか検査する。そうである場合、ブロック91でツリー
・リーダー処理が終了する。そうでない場合は、ブロッ
ク90を経てツリー・リーダーのブロック1に戻る。ブ
ロック88で最後の応答を受け取っていない場合は、や
はりブロック92を経て戻って、次の展開を待つ。
【0072】ツリー・リーダーが、そのツリーを破棄す
る時であると指示を受け取った場合、ブロック93に進
み、ツリー破棄標識をyesにマークして各経路に対す
るツリー削除メッセージを生成する。その後、ブロック
94に進み、ツリー削除メッセージを送り、応答を待
つ。処理は、ブロック95を経て戻る。
【0073】ツリー・リーダーは、指定されたユーザを
ツリーから除去するようにとの指示を受け取った時、ブ
ロック96に進み、ここで検査を行って、指示されたユ
ーザがそのツリー・リーダーのサービスを受ける副ノー
ド内に存在する最後のユーザであるかどうかを判定す
る。そうである場合、ブロック97でその副ノードは
葉、すなわちそのツリーの最も外側の限界であり、ブロ
ック98に進んで、ツリー削除メッセージを送ってツリ
ーからその副ノードを除去し、ブロック99を経て戻
る。しかし、その副ノードが葉でない場合は、ブロック
100に進んで、識別されたユーザを単にツリー情報か
ら削除し、その後、ブロック101に進み、処理は戻
る。ブロック96の検査で、その伝送ユーザが副ノード
内の最後の伝送ユーザでない場合にも同一の結果とな
り、その後、そのアドレスが単にツリー情報から削除さ
れる。
【0074】ツリー・リーダーが、所与のユーザをツリ
ーに追加するようにとの指示または要求を受け取った時
は、ブロック102に進んで、その伝送ユーザの副ノー
ドが現在そのツリー上にあるかどうかを判定する。そう
である場合、その伝送ユーザには、既にそのツリー上に
ある副ノードを介して到達できるので、処理はブロック
103を経て戻る。ブロック102の判定が否である場
合、ブロック105に進むが、これについては少し後で
詳細に説明する。
【0075】ツリー・リーダーが、セット・マネージャ
または制御点がネットワーク内で障害を発生したことを
示すトポロジ・データベース更新メッセージを受け取っ
た場合、ブロック104に進んで、障害を発生したノー
ドが葉であるかどうかを判定する。そうでない場合、ブ
ロック105に進んで、すぐ後で説明する処理が行われ
る。そうである場合は、ブロック115に進み、元の要
求元ユーザが、すべてのユーザがそのツリー上に存在す
ることを必要としたかどうか検査する。そうである場
合、ブロック116に進み、元の要求元ユーザに否定の
応答を返し、その後、ブロック117に進み、ツリー・
リーダー処理が終了する。元の要求元が、ユーザのすべ
てがそのツリー上に存在することを必要としない場合
は、ブロック118に進み、処理は単にブロック1に戻
る。
【0076】ツリー・リーダーのブロック1で、そのツ
リー上のリンクが障害を発生したことを示すトポロジ・
データベース・メッセージを受け取った時、またはセッ
ト・マネージャがリフレッシュ信号を受け取っていない
ことを示すメッセージがセット・マネージャから来た
時、あるいはブロック102またはブロック104で行
われる試験に関して説明した他の条件が否定である場合
には、ブロック105に進む。
【0077】ブロック105では、ツリー・リーダー
が、既存のツリーに何かを追加するのに必要な副ノード
・リストをコンパイルする必要がある。その後、ブロッ
ク106に進み、ここでツリー計算アルゴリズムを呼び
出して、現在のツリーを新副ノードまで拡張する。これ
は、リンクが障害を発生し、ツリーを再拡張する必要が
ある場合と同一の処理になるはずである。ブロック10
7では、ブロック56でツリー作成の処理を呼び出すこ
とによって送られたツリー作成メッセージに対して肯定
の応答を受け取ったかどうか検査を行う。肯定の応答を
受け取った場合、ブロック108に進み、各経路の情報
を記録し、その後、ブロック109で検査を行って、複
数の経路が前にそのツリー上にあった副ノードを横切る
かどうかを判定する。そうでない場合、ブロック119
に進み、クリーン・アップ・ビットをセットし、最初に
コピーされた副ノードのアドレスを要求された拡張の副
ノードに等しい値にセットして、各経路のツリー要求を
送る。ブロック120では、このツリー要求メッセージ
を送り、応答を待ち、ブロック121を経て戻ることに
よって処理を続行する。
【0078】しかし、複数の経路が前にそのツリー上に
あった副ノードを横切る場合には、ブロック110に進
み、ツリー要求上でクリーン・アップ・ビットをセット
して新ツリーの最初の枝をマークし、旧ツリーの残りの
すべてのリンクをマーク解除することによって、これら
のリンクをクリーン・アップする。その後、ブロック1
11に進み、ツリー上に残りのリンクを置く追加のツリ
ー要求があればそれを実行する。その後、ブロック11
2を呼び出し、ここでクリーン・アップ・ビットをオン
にセットしたツリー要求を送り、関係する副ノードに関
する応答を待つ。最後に、ブロック113で、ツリー・
リーダーが、クリーン・アップ・ビットをオフにセット
した残りのツリー要求を送り、ブロック114を経て戻
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信リンクによって接続されたノードの分散ネ
ットワーク内の各ノードにあるセット・マネージャが引
き受けることのできる様々な動作機能間でのメッセージ
の交換を示す概略図である。各ノードは、セット管理の
タスク、伝送ユーザ・サポート、セット・リーダー管理
機能、ネットワーク・レジストラ機能および代理セット
・リーダー機能を実行する機能を有し、これらの機能は
すべて前述の関連特許出願に詳しく記載されている。図
1に示した好ましい実施例には、新型のツリー・リーダ
ー機能と、図1に示すメッセージ交換プロトコルが含ま
れる。
【図2】ツリー・リーダーとして動作中のセット・マネ
ージャを概略的に示し、所与のユーザ・セットのために
分配ツリーを作成するのに必要なメッセージおよび制御
の流れを示す図である。
【図3】ツリー・リーダーとして動作中のセット・マネ
ージャの、ツリーのメンバーにマルチキャストを介して
メッセージを送ることを望む伝送ユーザをサポートする
役割を概略的に示す図である。
【図4】本発明の機能ならびに上述の関連特許出願に記
載の機能をすべて含む、大型の多重ノード・ネットワー
クの一部を概略的に示す図である。
【図5】セット・マネージャによってサポートされる伝
送システム・ユーザからの要求に応答してツリー・リー
ダー機能へインターフェースするために、セット・マネ
ージャで必要な処理の概略の流れを示す図である。
【図6】セット・マネージャによってサポートされる伝
送システム・ユーザからの要求に応答してツリー・リー
ダー機能へインターフェースするために必要な、セット
・マネージャにおける処理の概略の流れを示す図であ
る。
【図7】ツリー・リーダーと1組の伝送システム・ユー
ザにインターフェースする際の、セット・マネージャの
追加機能を示す図である。
【図8】本明細書に記載の本発明の好ましい実施例によ
る、1ノードのセット・マネージャにおいて動作するす
べてのツリー・リーダー機能をサポートするのに必要な
動作の流れを概略的に示す図である。
【図9】本明細書に記載の本発明の好ましい実施例によ
る、1ノードのセット・マネージャにおいて動作するす
べてのツリー・リーダー機能をサポートするのに必要な
動作の流れを概略的に示す図である。
【図10】本明細書に記載の本発明の好ましい実施例に
よる、1ノードのセット・マネージャにおいて動作する
すべてのツリー・リーダー機能をサポートするのに必要
な動作の流れを概略的に示す図である。
【図11】本明細書に記載の本発明の好ましい実施例に
よる、1ノードのセット・マネージャにおいて動作する
すべてのツリー・リーダー機能をサポートするのに必要
な動作の流れを概略的に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チェー・セン・チョウ アメリカ合衆国10562、ニューヨーク州オ ッシニング、プロスペクト・アベニュー 26、2階 (72)発明者 ジョン・エリス・ドレーク・ジュニア アメリカ合衆国27312、ノース・カロライ ナ州ピッツボロ、フィアリングトン321 (72)発明者 プラバンダム・マダン・ゴーパル アメリカ合衆国07470、ニュージャージー 州ウェイン、ブラック・オーク・リッジ・ ロード1043 (72)発明者 エリザベス・アン・エルヴァティック アメリカ合衆国27502、ノース・カロライ ナ州アペックス、マトロック・ストリート 4908 (72)発明者 マーク・アダム・カプラン アメリカ合衆国10536、ニューヨーク州カ トナ、ホリー・ヒル・レーン、アール・エ フ・ディー5 (72)発明者 マーシア・ランバート・ピーターズ アメリカ合衆国27312、ノース・カロライ ナ州ピッツボロ、ニュー・ホープ・トレー ルズ6 (72)発明者 マイケル・ジェームズ・ウォード アメリカ合衆国06511、コネティカット州 ニュー・ヘーヴン、ウェスト・パーク・ア ベニュー25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信リンクによって互いに相互接続された
    複数のノードを有し、前記通信リンクを介して前記ノー
    ドに位置する通信ネットワーク・ユーザにメッセージを
    送り配布することができ、前記ユーザの定義済みサブセ
    ットのメンバーの間で通信できるように分配ツリーに編
    成されている、通信ネットワーク・システムであって、 前記各ノードがそれぞれ、前記サブセット用の分配ツリ
    ー・リーダーとして動作する手段を備え、前記分配ツリ
    ー・リーダー手段が、 分配ツリー・アドレスを生成するための第1手段と、 前記分配ツリー・アドレスと組み合わされると、前記分
    配ツリー・リーダーによって前記分配ツリー内に含めら
    れた前記サブセットのメンバーを有する前記すべてのノ
    ードで、前記分配ツリーを一義的に識別する、分配ツリ
    ー・アドレス相関識別子を生成するための第2手段と、 分配ツリー作成要求メッセージを生成し、これを、前記
    分配ツリーのサービスを受けるメンバーを有する前記す
    べてのノードに送るための第3手段と、 前記分配ツリー作成要求メッセージを受け取り、これに
    応答して、前記分配ツリー・アドレスが、前記ノードで
    現在使用中であるかどうかを示す応答と、どの分配ツリ
    ー・アドレスが前記ノードで現在使用可能であるのかの
    表示とを生成し送るための第4手段と、 前記ノードからの応答に応答して、前記応答のどれとも
    衝突しないアドレスを使用して、前記分配ツリー内に含
    まれる前記すべてのノードにメッセージを分配できるよ
    うにするための第5手段とを含むことを特徴とする、通
    信ネットワーク・システム。
  2. 【請求項2】さらに、前記各ノードにあり、前記応答と
    衝突しない前記ツリー・アドレスを、前記ノードの前記
    分配ツリーに含まれる外向きの前記通信リンクと関連付
    けるための第6手段を備える、請求項1に記載の通信ネ
    ットワーク・システム。
  3. 【請求項3】前記第1手段がさらに、前記分配ツリー・
    アドレスを生成するための乱数発生器を備えることを特
    徴とする、請求項1に記載の通信ネットワーク・システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記第1手段がさらに、前記分配ツリー・
    アドレスを生成するための乱数発生器を備えることを特
    徴とする、請求項2に記載の通信ネットワーク・システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記アドレス相関識別子が、前記ツリー・
    リーダーの常駐する前記ノードのノード識別と、任意の
    カウンタ値とを含むことを特徴とする、請求項1ないし
    4のいずれかに記載の通信ネットワーク・システム。
  6. 【請求項6】前記第5手段が、前記アドレスがいずれか
    のノードで現在使用中であることを示す前記応答を受け
    取った時、前記ノードで現在使用可能なツリー・アドレ
    スに関する受け取った前記表示を利用し、前記使用可能
    なアドレスから新規ツリー・アドレスを選択することを
    特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信
    ネットワーク・システム。
  7. 【請求項7】分配ツリー・アドレスを生成するための第
    1手段と、 前記分配ツリー・アドレスと組み合わされると、分配ツ
    リー・リーダーによって分配ツリー内に含められたすべ
    てのノードで、前記分配ツリーを一義的に識別する、分
    配ツリー・アドレス相関識別子を生成するための第2手
    段と、 分配ツリー作成要求メッセージを生成し、これを、前記
    分配ツリーのサービスを受けるユーザを有する前記すべ
    てのノードに送るための第3手段と、 前記分配ツリー作成要求メッセージを受け取り、これに
    応答して、前記分配ツリー・アドレスが、前記ノードで
    現在使用中であるかどうかを示す応答と、どの分配ツリ
    ー・アドレスが前記ノードで現在使用可能であるのかの
    表示とを生成し送るための第4手段と、 前記ノードからの前記応答に応答して、前記応答のどれ
    とも衝突しない前記アドレスを使用して、前記分配ツリ
    ー内に含まれる前記すべてのノードにメッセージを分配
    できるようにするための第5手段とを備える、複数の相
    互接続されたノードのネットワーク内の任意のノードで
    使用するための分配ツリー・リーダー。
  8. 【請求項8】さらに、前記各ノードにあり、前記応答と
    衝突しない前記ツリー・アドレスを、前記ノードで前記
    分配ツリーに含まれる外向きの前記通信リンクと関連付
    けるための第6手段を備える、請求項7に記載の分配ツ
    リー・リーダー。
  9. 【請求項9】前記第1手段がさらに、前記分配ツリー・
    アドレスを生成するための乱数発生器を備えることを特
    徴とする、請求項7に記載の分配ツリー・リーダー。
  10. 【請求項10】前記第1手段がさらに、前記分配ツリー
    ・アドレスを生成するための乱数発生器を備えることを
    特徴とする、請求項8に記載の分配ツリー・リーダー。
  11. 【請求項11】前記第5手段が、前記分配ツリー・アド
    レスが前記ノードで現在使用中であることを示す前記応
    答を受け取った時、前記現在使用可能な分配ツリー・ア
    ドレスに関する前記表示を利用し、新規分配ツリー・ア
    ドレスを選択することを特徴とする、請求項7ないし1
    0のいずれかに記載の分配ツリー・リーダー。
  12. 【請求項12】通信リンクによって互いに相互接続され
    た複数のノードを有し、前記通信リンクを介して前記ノ
    ードに位置するユーザにメッセージを送り配布すること
    ができ、前記ユーザの定義済みサブセットのメンバーの
    間で通信できるように分配ツリーに編成されている、通
    信ネットワークを管理する方法であって、 前記サブセット用の分配ツリー・リーダーを選択するス
    テップと、 前記ツリー・リーダーにおいて、分配ツリー・アドレス
    を生成するステップと、 前記ネットワーク内で前記サブセット用の前記分配ツリ
    ーを一義的に識別するため、分配ツリー・アドレス相関
    識別子を生成し、前記識別子を前記分配ツリー・アドレ
    スと組み合わせるステップと、 分配ツリー作成要求メッセージを作成し、これを、前記
    ネットワーク・リンクを介して、前記分配ツリーのサー
    ビスを受けるユーザを有する前記すべてのノードに送る
    ステップと、 前記分配ツリー作成要求メッセージを受け取り、前記分
    配ツリー・アドレスが現在使用中であるかどうかを示す
    応答メッセージと、どの分配ツリー・アドレスが各受取
    り側ノードで現在使用可能であるのかの表示とを生成
    し、送るステップと、 前記応答のどれとも衝突しない一義的な前記分配ツリー
    ・アドレスを選択するステップとを含む方法。
  13. 【請求項13】さらに、ユーザの前記サブセット用の前
    記分配ツリーの一部である、前記ネットワーク内の前記
    各ノードで、前記各通信リンクに前記一義的分配ツリー
    ・アドレスを割り当てるステップを含む、請求項12の
    方法。
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