JPH066197B2 - 変形ロボツト玩具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は一つのロボットの頭部が別のロボットに変化
し、このロボットの頭部がさらに別のロボットに変形す
るという複雑な変形遊びを可能とした変形ロボット玩具
に関する。

（従来技術とその問題点） 従来の変形ロボット玩具として、例えばある一つのロボ
ットが折畳まれて他のさらに大きなロボットの頭部に変
形するものは存するが、この程度の変形では最近の子供
を満足させるのに不十分である。複雑な変形が可能であ
ればある程、玩具としての面白味が増大することができ
るものであるが、これまでは十分な面白味と教育効果を
有した変形ロボット玩具は存していなかった。

（発明の技術的課題） この発明は上記事情に鑑みて成立したものであって、ロ
ボットの頭部が他のロボットに、さらにこのロボットの
頭部が別のロボットに変化するという変化に富んだ形態
変化遊びを可能にした変形ロボット玩具を提供すること
を目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記課題を達成するための手段として、本発明は、以下
の要件を備えることを特徴とする。

（イ）第１のロボットの頭部は変形して第２のロボット
を構成するように形成されていること。

（ロ）上記第２のロボットの頭部は変形して第３のロボ
ットに変形するように構成されていること。

（実施例） 以下、本発明の変形ロボット玩具について説明する。

第１図において符号Ａは大型ロボットを示す。このロボ
ットＡは首下部１上に別体構成の頭部２を装着すること
によって構成されている。首下部１は複数の可動部材を
組合せ結合してなるものである。

上記頭部２は、第２図(a)(b)に示すように、顔中央部３
の両側に顔側部５、５を両側から下方に回動自在に設け
るとともに、後部に後頭部４、４を両側方に回動自在に
設け、さらに下部に設けた差込み穴６（同図(e)参照）
に首部１０を抜き差し自在に設けてなるものである。

次に、上記頭部２は、同図(c)(d)に示すように、顔側部
５、５を両側から下方に回動させ、後頭部４、４を両側
方に回動させ、さらに下方に回動させることによって、
全体として顔中央部３が胴部を、顔側部５、５が脚部
を、後頭部４、４が腕部を、さらに首部１０が頭部を構
成する中型ロボット玩具Ｂの形態に変化させることがで
きる。

次に、同図(e)に示すように、上記中型ロボット玩具Ｂ
から頭部１０を抜き出す。

この頭部１０は第３図(a)に示すように、顔中央部１１
の両側に顔側部１２、１２を後方に回動自在に設け、後
部に後頭部１３、１３を上方に回動自在に設けるととも
に、株に形成した差込み穴（図示せず）に首部２０を抜
き差し自在に設けてなるものである。

上記頭部１０は、同図(b)に示すように、顔側部１２、
１２を後方に回動させ、後頭部１３、１３を上方に回動
させて上下を逆にすることによって、全体として顔中央
部１１が胴部を、顔側部１２、１２が腕部を、後頭部１
３、１３が脚部を、さらに首部２０が頭部を構成する小
形ロボット玩具Ｃの形態に変化させることができる。

（発明の効果） 以上のように、一つのロボット頭部の顔中央部の両側と
後部に一対の腕部又は脚部を回動自在に設けるととも
に、首部を着脱自在に設け、該首部を上記ロボット頭部
と同様の構成とすることにより、一つのロボットの頭部
が別のロボットに、このロボットの頭部がさらに別のロ
ボットにとだんだん小さなロボットに変形していくの
で、従来にない操作の面白さと複雑性に富んだ形態変化
遊びを楽しむことができる。また、このような遊びは、
思考力と工夫する力を養う教育効果をも得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部を構成する大型ロボッ
ト玩具の斜視図、第２図(a)〜(e)は上記大形ロボット玩
具の頭部を変化させて中型ロボット玩具にする場合の形
態変化状態説明図、第３図(a)(b)はさらに上記中型ロボ
ット玩具の頭部を変化させて小型ロボット玩具にする場
合の形態変化状態説明図である。 符号２、１０、２０…頭部、３、１１…顔中央部、４、
１２…顔側部、５、１３…脚部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】以下の要件を備えることを特徴とする変形
   ロボット玩具。 （イ）第１のロボットの頭部は変形して第２のロボット
   を構成するように形成されていること。 （ロ）上記第２のロボットの頭部は変形して第３のロボ
   ットに変形するように構成されていること。