JPH0661710A - 多空胴クライストロンの同調機構 - Google Patents
多空胴クライストロンの同調機構Info
- Publication number
- JPH0661710A JPH0661710A JP4079727A JP7972792A JPH0661710A JP H0661710 A JPH0661710 A JP H0661710A JP 4079727 A JP4079727 A JP 4079727A JP 7972792 A JP7972792 A JP 7972792A JP H0661710 A JPH0661710 A JP H0661710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonance frequency
- cavity
- frequency
- tuning
- cavity resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Microwave Tubes (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】多空胴クライストロンの空胴共振器の共振周波
数を直接検知し、またフィードバックすることにより再
現性の良い熱ドリフト等の影響を受けない同調機構を提
供する。 【構成】空胴共振器１に取り付けられた周波数検出素子
６および周波数検知器７により共振周波数を直接検知
し、あらかじめプリセットしてある共振周波数と共振周
波数比較機構８により比較し、フィードバック機構９に
より同調素子駆動機構４を構成するモータ５を動かすこ
とによって帯域特性の再現性を良くする。
数を直接検知し、またフィードバックすることにより再
現性の良い熱ドリフト等の影響を受けない同調機構を提
供する。 【構成】空胴共振器１に取り付けられた周波数検出素子
６および周波数検知器７により共振周波数を直接検知
し、あらかじめプリセットしてある共振周波数と共振周
波数比較機構８により比較し、フィードバック機構９に
より同調素子駆動機構４を構成するモータ５を動かすこ
とによって帯域特性の再現性を良くする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多空胴クライストロン
の同調機構に関する。
の同調機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】多空胴クライストロンは、周知のように
電子ビームを生成する電子銃部、電子ビームと高周波信
号が相互作用を行う高周波回路部、電子ビームを集束す
る集束装置および電子ビームを捕捉するコレクタ部等か
ら構成されている。高周波回路部は複数の空胴共振器を
一列に配列した構造をもっている。そして多空胴クライ
ストロンの帯域特性やその中心周波数を変えるために、
各空胴共振器の共振周波数を変えることができるように
している。共振周波数を変える方法としては、空胴の容
量部を変化させるＣ同調方式、誘導部を変化させるＬ同
調方式および両者を併用したＬ−Ｃ同調方式があるのは
周知のことである。
電子ビームを生成する電子銃部、電子ビームと高周波信
号が相互作用を行う高周波回路部、電子ビームを集束す
る集束装置および電子ビームを捕捉するコレクタ部等か
ら構成されている。高周波回路部は複数の空胴共振器を
一列に配列した構造をもっている。そして多空胴クライ
ストロンの帯域特性やその中心周波数を変えるために、
各空胴共振器の共振周波数を変えることができるように
している。共振周波数を変える方法としては、空胴の容
量部を変化させるＣ同調方式、誘導部を変化させるＬ同
調方式および両者を併用したＬ−Ｃ同調方式があるのは
周知のことである。
【０００３】周波数可変機構を備えた空胴共振器は、一
般に図３に示すように各空胴共振器１の側面から先端に
同調素子２がとりつけられた同調棒３が出し入れされて
空胴共振器の共振周波数が変えられるようになっており
更に、その外部に各空胴共振器の共振周波数をプリセッ
トできるプリセットチューナと呼ばれる同調素子駆動機
構４（詳細は図示せず）が取り付けられ、瞬時に中心周
波数を変更できるようになっている。この同調素子駆動
機構は、同調素子の位置を機械的な位置として与えてお
いたり、機械的な位置をモータの回転数や抵抗値として
記憶させていた。
般に図３に示すように各空胴共振器１の側面から先端に
同調素子２がとりつけられた同調棒３が出し入れされて
空胴共振器の共振周波数が変えられるようになっており
更に、その外部に各空胴共振器の共振周波数をプリセッ
トできるプリセットチューナと呼ばれる同調素子駆動機
構４（詳細は図示せず）が取り付けられ、瞬時に中心周
波数を変更できるようになっている。この同調素子駆動
機構は、同調素子の位置を機械的な位置として与えてお
いたり、機械的な位置をモータの回転数や抵抗値として
記憶させていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来の同調機構で
は、各空胴共振器の同調素子の位置を機械的な位置とし
てとらえているため同調機構の機械的なズレにより各空
胴共振器の共振周波数がズレ、その結果周波数帯域特性
がズレてしまうという問題があった。中心周波数が１４
ＧＨｚ，３０ＧＨｚになると０．１ｍｍで数１０ＭＨｚ
ズレてしまうため、このズレを小さく押えるためには機
械的精度を非常に厳しくする必要があった。更に、動作
周波数が高くなってくると、熱的な寸法変化も無視でき
なくなり、この変化による共振周波数の変化も無視でき
なくなってくる。
は、各空胴共振器の同調素子の位置を機械的な位置とし
てとらえているため同調機構の機械的なズレにより各空
胴共振器の共振周波数がズレ、その結果周波数帯域特性
がズレてしまうという問題があった。中心周波数が１４
ＧＨｚ，３０ＧＨｚになると０．１ｍｍで数１０ＭＨｚ
ズレてしまうため、このズレを小さく押えるためには機
械的精度を非常に厳しくする必要があった。更に、動作
周波数が高くなってくると、熱的な寸法変化も無視でき
なくなり、この変化による共振周波数の変化も無視でき
なくなってくる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の多空胴クライス
トロンの同調機構は、多空胴クライストロンの空胴共振
器の共振周波数を変化させる同調素子駆動部と、空胴共
振器の共振周波数を検知する機構を備えたことを特徴と
する。
トロンの同調機構は、多空胴クライストロンの空胴共振
器の共振周波数を変化させる同調素子駆動部と、空胴共
振器の共振周波数を検知する機構を備えたことを特徴と
する。
【０００６】また本発明は上記構成に加えて検知した共
振周波数をあらかじめ指定した共振周波数と比較する機
構と、そのズレをチューナ駆動部にフィードバックし指
定した共振周波数に合わせる機構とを備えることもでき
る。
振周波数をあらかじめ指定した共振周波数と比較する機
構と、そのズレをチューナ駆動部にフィードバックし指
定した共振周波数に合わせる機構とを備えることもでき
る。
【０００７】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の第１の実施例を示す概要図である。
空胴共振器１の共振周波数は、先端に同調素子２がとり
つけられた同調棒３に接続された同調素子駆動機構４を
構成するモータ５を回転させることにより可変される。
この時、共振周波数は空胴共振器１に取り付けられた周
波数検出素子６および周波数検知器７により検出され
る。
る。図１は本発明の第１の実施例を示す概要図である。
空胴共振器１の共振周波数は、先端に同調素子２がとり
つけられた同調棒３に接続された同調素子駆動機構４を
構成するモータ５を回転させることにより可変される。
この時、共振周波数は空胴共振器１に取り付けられた周
波数検出素子６および周波数検知器７により検出され
る。
【０００８】ある中心周波数で多空胴クライストロンの
帯域特性をとった時の各空胴の共振周波数を共振周波数
比較機構８に記憶させておくことにより帯域特性をプリ
セットすることが可能である。本発明によれば、各空胴
の共振周波数を記憶しているため従来の機械的なプリセ
ット方式と比べ再現性が問題となることがない。
帯域特性をとった時の各空胴の共振周波数を共振周波数
比較機構８に記憶させておくことにより帯域特性をプリ
セットすることが可能である。本発明によれば、各空胴
の共振周波数を記憶しているため従来の機械的なプリセ
ット方式と比べ再現性が問題となることがない。
【０００９】又、フィードバック機構９により熱ドリフ
ト等で共振周波数が変化した時もプリセットした共振周
波数に自動的にもどすことが可能となり、熱ドリフト等
の不具合も解決することができる。
ト等で共振周波数が変化した時もプリセットした共振周
波数に自動的にもどすことが可能となり、熱ドリフト等
の不具合も解決することができる。
【００１０】図２は本発明の第２の実施例を示す概要図
である。本実施例では、空胴共振器１のバックキャビテ
ィ部に周波数検出素子６を設けている。これは、バック
キャビティ部にもれてくる電界を利用してメインキャビ
ティの共振周波数を知ろうとするものである。この方法
はメインキャビティの電界を乱すことなく共振周波数を
知ることができるという利点がある。
である。本実施例では、空胴共振器１のバックキャビテ
ィ部に周波数検出素子６を設けている。これは、バック
キャビティ部にもれてくる電界を利用してメインキャビ
ティの共振周波数を知ろうとするものである。この方法
はメインキャビティの電界を乱すことなく共振周波数を
知ることができるという利点がある。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、多空胴ク
ライストロンの各空胴共振器の共振周波数を直接あるい
は間接的に検知し、又フィードバックすることにより再
現性の良い、又、熱ドリフト等の影響を受けない、多空
胴クライストロンの同調機構を提供することができる。
ライストロンの各空胴共振器の共振周波数を直接あるい
は間接的に検知し、又フィードバックすることにより再
現性の良い、又、熱ドリフト等の影響を受けない、多空
胴クライストロンの同調機構を提供することができる。
【図１】（ａ），（ｂ）は本発明の第１の実施例の横断
面図および縦断面図である。
面図および縦断面図である。
【図２】（ａ），（ｂ）は本発明の第２の実施例の横断
面図および縦断面図である。
面図および縦断面図である。
【図３】（ａ），（ｂ）は従来の空胴共振器の同調機構
の構成を示す横断面図および縦断面図である。
の構成を示す横断面図および縦断面図である。
１ 空胴共振器 ２ 同調素子 ３ 同調棒 ４ 同調素子駆動機構 ５ モータ ６ 周波数検出素子 ７ 周波数検知器 ８ 共振周波数比較機構 ９ フィードバック機構
Claims (2)
- 【請求項１】 多空胴クライストロンの空胴共振器の共
振周波数を変化させる同調素子駆動部と、空胴共振器の
共振周波数を検知する機構を備えた多空胴クライストロ
ンの同調機構。 - 【請求項２】 多空胴クライストロンの空胴共振器の共
振周波数を変化させる同調素子駆動部と、空胴共振器の
共振周波数を検知する機構と、検知した共振周波数をあ
らかじめ指定した共振周波数と比較する機構と、そのズ
レをチューナ駆動部にフィードバックし指定した共振周
波数に合わせる機構とを備えた多空胴クライストロンの
同調機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079727A JPH0661710A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 多空胴クライストロンの同調機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079727A JPH0661710A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 多空胴クライストロンの同調機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0661710A true JPH0661710A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=13698238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4079727A Withdrawn JPH0661710A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 多空胴クライストロンの同調機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0661710A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7636205B2 (en) * | 2006-05-31 | 2009-12-22 | Fujinon Corporation | Wide-angle imaging lens |
| CN103681176A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-03-26 | 中国科学院电子学研究所 | 带状注速调管外调谐装置 |
| CN109119309A (zh) * | 2018-08-10 | 2019-01-01 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 太赫兹波段速调管调谐系统 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP4079727A patent/JPH0661710A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7636205B2 (en) * | 2006-05-31 | 2009-12-22 | Fujinon Corporation | Wide-angle imaging lens |
| CN103681176A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-03-26 | 中国科学院电子学研究所 | 带状注速调管外调谐装置 |
| CN109119309A (zh) * | 2018-08-10 | 2019-01-01 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 太赫兹波段速调管调谐系统 |
| CN109119309B (zh) * | 2018-08-10 | 2020-02-21 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 太赫兹波段速调管调谐系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |